ドラクエ9で睡眠不足
本にしてもCDにしてもDVDにしても、アマゾンで予約しとくと、割引になるのが嬉しいだけじゃなくて、発売日よりも早く届くのが嬉しい。書籍版の「きっこの日記」のシリーズでも、アマゾンで予約してくださった人の中には、最大で発売日の3日前に届いたって人もいた。ま、これは、その人の住んでる地域とか、いつ予約したかにもよると思うけど、あたしの場合は、住んでるのが東京ってことと、予約するのがすごく早いってことで、たいていは発売日よりも前に届く。
今回の「ドラクエ9」も、世の中の発売日は11日だったけど、あたしのとこには、前日の10日の午前中に「本日、発送しました」ってメールが来て、すぐに届いた。ま、この辺のことは、あんまり正確なことを書くと問題がありそうだから、何日の何時に届いたのかは言葉を濁すけど、とにかく、あたしの手元には、すごく早く届いてた。値段も、アマゾンがとりまとめた割引ぶんがなくならないうちに予約したから、「19%OFFの4829円で買うことができた」って昨日の日記に書いたけど、そこから、また何かの割引があったみたいで、伝票には「4599円」て書かれてた。これなら、定価よりも1400円くらい安く買えたワケだから、まあまあ良かったと思う。
それでも、節約生活を続けてるあたしにとっては大きな出費だから、これでつまんなかったらどうしよう?‥‥って、リトル不安も抱きつつ、せっかく「ドラクエ9」が目の前にあるのに、10日は、あたしが運営してる俳句会の投句の一覧表を作る日だから、ゲームなんかやってる時間はない。結局、眠い目をこすりながら、11日の明け方の4時まで掛かって、ようやく、投句の一覧表を作った。それで、今日は、10時に「入り」のお仕事で、遅くても9時にはお家を出なきゃなんなかったから、いつもなら、ソッコーで寝て、3~4時間の仮眠をしてからお仕事に行くとこだったんだけど、目の前に「ドラクエ9」があるから、寝るに寝られない。それで、どんな感じなのか、ちょっとだけ様子を見てから寝ようと思って、ニンテンドーDSに起動させてみた今日この頃、皆さん、やってますか?
‥‥そんなワケで、あたしは、「ドラクエ9」の誘惑には勝てず、つい、ゲームをスタートさせちゃったんだけど、今回の「ドラクエ9」は、最初から、あまりにもワンダホーだった。今までのドラクエは、主人公は男の子って決められてて、いくら「きっこ」って名前をつけても、ストーリー上は男の子だから、恋愛も結婚も女性が相手で、男の子として冒険をしなきゃなんなかった。だけど、今度のドラクエは、まず、主人公の性別を決めるとこからスタートするのだ。
これだけでも、あたしにとっては素晴らしいことなのに、その上、自分のキャラの外見が、「身長」「ヘアスタイル」「髪の色」「顔」「肌の色」「目の色」が複数のパターンの中から設定できるのだ。だから、あたしは、選べるパターンの中で、もっとも自分の外見に近い「きっこ」を作ることができた。そして、その「きっこ」がゲームの中で活躍するワケだけど、ものすごいのは、帽子や服、剣や盾なんかの装備品を変えると、アニメーションの装備もちゃんと変わるってことだ。たとえば、かぶり物でも、あたしは、「バンダナ」→「皮の帽子」→「ターバン」って変えて来たんだけど、そのたびにアニメーションの絵もちゃんと変わって、その絵のまま戦ったりした。これは、「ドラクエ8」の時もあったけど、もっと精度が高くなってる。
で、自分のキャラを決めて、ようやくスタートした「ドラクエ9」は、タイトルがババーン!って現われて、本格的な冒険が始まるまでのイントロが、小1時間もあった。鳥山明のワンパターンの絵で、ドラゴンボールの天津飯とクリりンを足して2で割ったみたいなヤツが、あたしの師匠で、そいつに連れ回されること小1時間、「テレビブロス」の一番小さな文字とおんなじくらいの文字で表示される文章を読むのがつらいのと、ちっちゃな十字ボタンを押し続けることで親指が痛くなったのとで、30分くらいで限界を迎えちゃったんだけど、冒険が始まるまではセーブできないから、10分おきに目をつぶって休憩しながら、なんとかイントロを終わらせた。
そして、ようやく冒険がスタートしたんだけど、まずは、いつものドラクエとおんなじに、最初の村の中で全員に声を掛けたり、すべてのお家のタルとかツボとかをカタッパシから叩き割り、タンスの中を物色するっていう強盗&空き巣をやらなきゃなんないし、それが終わったら、モンスターを倒しに村の外へ行きたくなっちゃう。だけど、今回のは、ヤタラと設定が複雑で、簡単に外には出してもらえない。それで、あたしは、1分1秒でも早く寝なきゃなんない状況だったのに、最初の「イントロが終わるまで」って予定を「とりあえず外の世界を見てみるまで」って予定に変更しちゃって、10分おきに目をつぶって休憩しながら、米粒よりもちっちゃな文字と格闘し続けた。
‥‥そんなワケで、ここらで結論を言っちゃうと、皆さん、ご想像の通り、あたしは、早朝の4時過ぎから8時半過ぎまで、4時間半近くも「ドラクエ9」をやっちゃって、一睡もしないでお仕事へ行ったのだ。だって、冒険がスタートしたら、あまりにも面白くて、やめられなくなっちゃったからだ。これは、今までのドラクエでもおんなじことで、新作のドラクエが発売になるたびに、学校でも会社でも、月曜日は寝不足の人が大量発生した。
とにかく、今度のドラクエは、激しく面白い! ネタバレになることは書けないけど、ピンポイントで書くと、フィールド上にモンスターがいるのが見えるから、こっちからお目当てのモンスターに近づいてってバトルすることも可能だし、遭遇しないように回避することも可能なのだ。あと、モンスターが、激しくイイ! 最初に登場する弱いモンスターの中に、ズッキーニをモデルにした「ズッキーニャ」ってのがいて、コイツがヤリを持ってるんだけど、ぶっ飛ばすと、倒れる時に手からヤリを放り投げて、それが倒れた自分に突き刺さるのだ。これ、なかなかコダワリを感じた。
それから、もうちょっと進むと登場するピンクの「テンツク」ってのがいるんだけど、コイツが、「ちびまる子ちゃん」のクラスメートの山田にソックリで、もう、サイコー! 「テンツク」って、前のドラクエにも出て来たような気がするんだけど、今回の「テンツク」は、やることとか動きとかが山田にソックリで、上質なモノマネ芸を見てるような気分になって来るのだ。こうした細かいとこが、すごく良く作り込まれてた。
それから、タヌキ系のモンスターとかに「さそうダンス」をされて、こっちもつられて踊り出しちゃうと、自分のキャラが、思わずププッ!って噴き出しちゃうような可愛いダンスを踊ってくれる。これは、自分に似た外見の主人公を設定できるからこその楽しさで、今までみたいに性別も違う主人公だと、どんなに長い冒険をしても、イマイチ、感情移入ができなかった。
ただ、すべての問題点は、やっぱり、ニンテンドーDSだってことだ。とにかく、画面がちっちゃくて迫力がないことと、文字がちっちゃくて読んでるだけで目が痛くなって来ること、そして、操作しずらいボタン類。特に、フィールド上をナナメに進みたい時に、このちっちゃな十字ボタンでナナメに進ませるのは、ものすごく親指がつらい。指の力が弱い女性には厳しいけど、逆に、手の大きな男性も操作しずらいと思う。大きな画面で、操作のラクなコントローラーでプレイしたら、何百万倍も楽しめたと思う。
‥‥そんなワケで、一睡もしてないのに、このちっちゃな画面と4時間半も格闘して、何とか3つめの町まで行って、レベル17くらいまで成長したあたしは、熱いシャワーを浴びて、気合いを入れてお仕事に行った。そして、夜、フラフラになって帰って来て、すぐに寝ようと思ってたんだけど、お風呂に入ってサッパリして、ご飯を食べて少し元気が出たら、「寝る前に、ちょっとだドラクエの続きをしよう」って思っちゃって、ベッドで横になりながら、続きを始めちゃった。
で、いつもなら、十分にレベルを上げてから次へ進む‥‥ってのが、あたしの方針なんだけど、あまりにも眠くて疲れてたのと、今回のはモンスターを回避しながら進めるから、ついつい低いレベルのまま先へ進んじゃって、ついついそのまま何匹目かの中ボスと戦うハメになっちゃって、アッサリと死亡。そして、あたしも、そのまま、死んだように眠りについた。
だけど、あまりにも疲れてる時って、逆に、長い時間、眠ることができないもんで、あたしは、4時間ほど爆睡してから、パッと目が覚めちゃった。そして、ベッドに横になったまま、ドラクエの続きを始めた。もう、この時点では、現実の世界とドラクエの世界とが混ざっちゃってて、現実の世界で自分がお仕事に行かなきゃいけないことと、ドラクエの世界で自分が中ボスを倒しに行かなきゃいけないこととが、どっちもおんなじくらい大切なことだと思い込んじゃってる。これが、バーチャルの世界から戻って来れなくなる「ゲーム中毒」の初期症状だ。そして、この症状が出るってことは、なかなかワンダホーなゲームだってことだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、その中ボスを倒すために、ひたすらレベルアップに尽力することにした。だけど、ラッキーなことに、メタルスライムが初登場するエリアだったから、ちょうど「メタル斬り」も覚えたとこだったから、久しぶりの「メタル狩り」を楽しむことにした。メタルスライムは、1匹で4096Pももらえるから、レベル17だったあたしは、たった1匹倒すだけでレベル18になり、19になり、20になり‥‥って、順調にレベルアップしてった。メタルスライムは、パターンが単純だから、出現場所を読むのは簡単だし、遭遇さえできれば、2匹に1匹は逃がさずに倒せる。そのために、あたしは、「強さ」だけじゃなくて、「素早さ」を充実させて来たってワケだ、
その甲斐もあって、本来なら2ターン目に逃げられちゃうようなメタルスライムでも、こっちの先制攻撃の1発目に「かいしんのいちげき」がタカタンタン!って炸裂して、ずいぶん高確率で倒すことができた。レベル20台の前半までは、メタルスライム1匹倒すこどにレベルが上がったんだけど、レベル24くらいからは、2匹倒さないとダメになって、レベル20台の後半は、メタルスライム2匹+ザコ何匹か‥‥って感じになった。それでも、約3時間くらいで、当初の目標だったレベル30になった。
これで、狙いの中ボスは楽勝だろうけど、あとちょっとで、剣のワザもレベルアップして、通常の攻撃力が「+30」になるみたいだったから、そこまでレベルアップさせることにした。そして、レベル32になったら、剣の攻撃力が「+30」になったから、試しに、そこらのザコを斬ってみたら、今までは一撃で50くらいのダメージしか与えられなかったのが、軽く80以上のダメージを与えられるようになった。これなら、ケッコー先まで行けるかもしれない。
‥‥そんなワケで、あたしは、問題の中ボスはチョチョイのチョイで倒せたし、そのあとの尻拭いのイベントもサクサクと進んだし、さて次の町は?‥‥って思ったら、話が大幅に車線変更しちゃって、「ええっ?ここからがホントの冒険の始まりなんですか?」ってことになっちゃったのだ。そして、合計で9時間くらいプレイしたあたしは、今、ドラクエファンにはオナジミの「ハローワーク」に通ってる。ま、「求職」じゃなくて「転職」だから、正しくは「ハローワーク」とは違うけど、無責任な行政によってたくさんの転職希望者たちが不満を口にしてるとこは、現実の世界と変わらない。だから、レベル32の「勇者きっこ」は、明日の12日、世の中をここまでメチャクチャにした元凶である自公政権を倒すために、都議選の投票所へ旅立とうと思ってる今日この頃なのだ。
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