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2009.08.16

自民と民主、マニフェストで明暗くっきり

「自民と民主、マニフェストで明暗くっきり」(世田谷通信)

衆院選の公示日、18日が迫り、各政党のマニフェスト(政権公約)に有権者の関心が高まっているが、ここに来て自民党と民主党との明暗がくっきりと分かれて来た。とても人気が高く、100万部用意したマニフェストが配布開始後すぐに無くなってしまい、急きょ200万部を増刷した民主党に対して、自民党のマニフェストは候補者の間からも不満が続出し、党のマニフェストとは別に候補者独自のマニフェストを掲げる者が後を絶たない。今回、自民党は、有権者の「自民離れ」が加速する中、残った唯一の支持層である保守派にアピールするために、北朝鮮の脅威を煽り「防衛」や「憲法改正」を前面に押し出した右寄りのマニフェストを制作した。しかし世論調査によると国民の最大の関心事は「年金・医療など社会保障」が68.9%でトップ、以下、「景気」「格差問題」「財政再建」などが続いており、「防衛」に関心があると答えた人はほとんどいなかった。そのため自民党の支持者からも「マニフェストの内容だけを比較すると民主党のほうが遥かに現実的で国民の目線に立っている」「自民党はいったい誰に向けてこのマニフェストを作ったのか」などの声が上がっており、多くの自民党候補者が「このマニフェストでは勝てない」と判断し、「大学までの授業料無料化」や「環境産業による景気向上」など、党のマニフェストとは別の「個人マニフェスト」を掲げ始めている。長年、自民党を支持して来た東京都目黒区の会社員Aさん(52)は「自民党は『責任力』などというキャッチフレーズを掲げたが、わずか2年間で2人の首相が政権を丸投げするという無責任政治を続けて来た自民党が掲げるべきは『責任力』ではなく『反省力』ではないのか。このキャッチフレーズやマニフェストを見る限り、自民党はまったく反省していないように思う。悪いが今回は生まれて初めて野党に投票させていただく」と語った。(2009年8月16日)


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