竹内行夫にバッテンを!
いよいよ3日後に迫った「自公政権消滅記念日」‥‥じゃなくて、「衆院選」だけど、この衆院選と一緒に行なわれる「最高裁判所裁判官の国民審査」は、ぜんぜん盛り上がってない。今まで総選挙の投票をしたことがある人なら見覚えがあると思うけど、投票所に行くと、最後に見なれない名前が羅列してある投票用紙を渡される。アレが「最高裁判所裁判官の国民審査」で、自分が「コイツはダメだ!」って思った裁判官の名前の上に「×」をつけて投票するものだ。
だけど、毎日のようにテレビで顔を見てる各政党の党首や幹部、候補者なんかと違って、裁判官の名前なんか見たって、誰が誰だか分かんない。どいつに「×」をつけたらいいかなんて、分かるワケがない‥‥って人がほとんどだろう。今回の「国民審査」の俎上には、「櫻井龍子」「竹内行夫」「涌井紀夫」「田原睦夫」「金築誠志」「那須弘平」「竹崎博允」「近藤崇晴」「宮川光治」の9人の裁判官の名前が上がってるけど、こんなの見たって、普通の人はぜんぜん分かんないだろう。
だけど、これだって、4年に一度だけ、あたしたち国民に与えられた貴重な機会なんだから、せっかく投票に行くからには、こっちのマイナーな「国民審査」でも盛り上がりたい。そして、人間のクズとしか言いようがないファッキンな裁判官に対しては、何万、何十万という国民の「NO!」を突きつけてやり、おめでたい歴史的な「政権交代」っていうメインディッシュの付け合わせのパセリにでもしたいと思う。
今まで、この「国民審査」で「×」をつけられたことで、裁判官を罷免させられた者はいない。でも、これは、この「国民審査」に効力がないってことじゃなくて、選挙の影に隠れてコッソリと行なわれてたから、正常に機能してなかっただけなのだ。どの裁判官がどんなデタラメな裁判を担当し、どれほどメチャクチャな判決を下して来たのかを国民に知らせずに、誰が誰だか分かんないような名前だけを羅列してるのも、国民に正しい投票をさせないための政府の陰謀だと思う今日この頃、皆さん、ニポンから売国自公政権が消滅する日が近づいて来てワクワクしてますか?
‥‥そんなワケで、自民党の丸川珠代のように今まで一度も選挙に行ったことがない人や、選挙には行ったことがあるけど衆院選は初めてだって人は、何も心配する必要はない。すでに送られて来てる「投票所入場整理券」を持って、指定の小学校や役場などの投票所へ行き、ゾロゾロと歩いてる人たちにくっついて行けば、自動的に投票場所に着く。そして、入り口の受け付けの人に整理券を渡し、投票用紙を受け取り、そのまま左右が見えなくなってる投票台へ行く。筆記具もココに用意されてるから、有権者は「投票所入場整理券」だけを持ってけばいい。
で、あたしの場合なら、「小選挙区」には「応援してる候補者の名前」、「比例区」には「社民党」って書く。つい「オムライス党」って書いちゃいそうになるけど、ここはビシッと「社民党」って書かなきゃなんない。昨日、みずほたんからメールが来て、「今夜放送のNHKの各党の党首の動向で、私が家で家族とオムライスを食べてるシーンがでます。3人のオムライスに1字ずつ『社』『民』『〓』とケチャップで書きました。見て下さいね。」って書いてあった。3文字目は文字化けしてたから、あたしは、「社民党の『党』の字なら文字化けするハズないし、何だろう?」って思ってたんだけど、放送を見たら、3文字目はハートのマークだった♪
おっと、またダッフンしちゃったけど、とにかく、あたしは、つい「比例区」には「オムライス党」って書きそうになっちゃう気持ちを抑えて、キチンと「社民党」って書き、その次に、この「最高裁判所裁判官の国民審査」の用紙にチェキを入れるってワケだ。ここには、「小選挙区」みたく自分で名前を書き込むんじゃなくて、さっきの9人の名前が縦書きで書かれてるから、「コイツはダメだ!」って思った裁判官の名前の上に「×」をつけて、あとはアルミ製のカッコイイ投票箱へ入れるだけだ。
ここで気をつけて欲しいのは、あくまでも「コイツはダメだ!」って思った裁判官の名前の上に「×」をつけるだけで、決してイイと思った裁判官に「○」をつけちゃダメってことだ。つけていいのは「×」だけで、「×」なら9人全員につけても「有効」になるけど、「×」以外のヨケイな印、「○」だの「△」だのを1つでも書いちゃうと、その投票用紙自体が「無効」になっちゃう。だから、「何人に×をつけてもいいけど、×をつけない裁判官のとこは空欄のままにしとく」ってことだけは覚えておいて欲しい。
‥‥そんなワケで、「国民投票」の基本的なチェキの方法を説明したとこで、いよいよどいつが「×」をつけるべき裁判官なのかってことを書いてくけど、まず、何と言っても、絶対に全国民が「×」をつけるべきなのが、コイズミに「アメリカのイラク攻撃を支持するように」って迫り、ニポンをイラク戦争の加害者にした張本人の「竹内行夫」だ。竹内行夫は、外務省の元事務次官で、イラク戦争の勃発時に、当時、駐レバノン大使だった天木直人さんが「アメリカべったりの小泉政権のイラク戦争支持に反対する」って正論を言ったら、この発言を理由に天木直人さんのクビを切った男だ。
そして、この「アメリカべったり」のコイズミを支持しまくり、ニポンをアメリカの戦争に加担させ、天文学的な血税をアメリカの人殺しのために献上させ、そのゴホウビとして、外務省の事務次官から最高裁判所の裁判官へと天下りさせてもらったのだ。ま、この辺のことは、天木直人さんのベストセラー、「さらば外務省」(講談社)を読めば詳しく書いてあるけど、この本には「私は小泉首相と売国官僚を許さない」っていうサブタイトルがついてて、この「売国官僚」ってのが、他でもない竹内行夫のことなのだ。
そして、何よりもビックル一気飲みなのが、この竹内行夫って男は、一度も司法試験を受けたこともない「無資格者」だってことだ。アメリカに癒着したコイズミを支持しまくり、アメリカの戦争に協力したゴホウビとして、司法の資格も持ってない裁判のドシロートなのに、こともあろうにコイズミは、こんなヤツを最高裁判所の裁判官へと天下りさせたのだ。今、法律の知識がないあたしたち一般市民が、裁判所へ引っぱり出されて、有罪か無罪か、有罪なら死刑か無期懲役か、なんていう重い判断を強要される「裁判員制度」が社会問題になってるけど、この竹内行夫は、あたしたち一般市民とおんなじ「法律の知識がないドシロート」なのにも関わらず、平然と最高裁判所の裁判官をやってるのだ。
これじゃあ、まるで、原付の免許も持ってないヤツに、大型トラックを運転させて公道を走らせるようなもんだ。政官癒着の自民党政治は、数え切れないほどの天下りを生み出し、年間に12兆円もの血税が官僚や天下りどもを潤すために使われ続けてるけど、最高裁判所の裁判官まで天下りだったとは、開いた口から小さいきっこたちがゾロゾロと出てきちゃうほど呆れ返る。全国の皆さん、こんなことが許されると思う?
ま、詳しくは、天木直人さんのブログの18日のエントリーを読んでみて欲しいんだけど、アメリカの人殺しにニポンを加担させた張本人であり、自衛隊のイラク派遣の責任者でもある竹内行夫に対しては、平和を愛する多くの市民団体からも、批判が集中してる。たとえば、「竹内行夫にバッテンを!」っていう市民運動があって、今回の「国民審査」で竹内行夫の名前に「×」をつけるように呼び掛けてる。沖縄の辺野古や高江で米軍基地の建設に反対してる人たちも、みんな「竹内行夫にバッテンを!」って呼び掛けてる。アメリカの手先になって、あたしたちの血税をアメリカの人殺しのために上納させるような売国裁判官など、自公政権と一緒にこの国から消滅して欲しい。
竹内行夫に「×」をつけるってのは、右翼であろうと左翼であろうと中立であろうと、この国を愛する愛国者であれば、思想信条に関係なく、すべての国民に共通した結論だと思う。あたしは、単に「政権交代」を実現させるだけじゃなくて、こうした政官癒着の自公政権の悪しき遺産である天下りどもを1人でも多く排除することこそが、あたしたち国民の手にこの国の主権を取り戻す第一歩だと思ってる。この「きっこの日記」は、日記とブログを合わせると、1日に15万人くらいの人が読みに来てくれるから、そのうちの3分の2が有権者だとして、きっと10万人くらいの人が、竹内行夫に「×」をつけてくれるって信じてる。
ちなみに、衆院選に関しては、「○○候補に投票してください」「○○党に投票してください」って呼び掛けると、こうしたWEB日記やブログとかでも公職選挙法に抵触しちゃうから、「あたしは比例区は社民党って決めてるけど」なんてふうな書き方しかできない。だけど、この「国民審査」に関しては、公職選挙法は適用されないから、「竹内行夫に×をつけてください」って何百回でも好きなだけ呼び掛けることができる。だから、皆さんも、ブログとかを書いてる人は、「竹内行夫にバッテンを!」のサイトをリンクして、この運動をジャンジャン広めて欲しい。そして、未だかつて1人の罷免も出してない「国民審査」で、天下りの竹内行夫を不名誉な罷免第1号にして、おめでたい「政権交代」に花を添えたいと思う。
‥‥そんなワケで、今回の9人の裁判官の中には、他にも「×」をつけるべき裁判官がいる。たとえば、コイズミと竹中平蔵の売国コンビの目の上のタンコブだった植草一秀さんを国策捜査のワナにはめて、ムリヤリに有罪にした「近藤崇晴」は、これまたコイズミから可愛がられてたタイコモチで、コイズミのために尽力したゴホウビとして最高裁判所の裁判官になった男だ。この辺のことは、副島隆彦さんの「副島隆彦の学問道場」のコラム、「今日のぼやき」の8月10日付のエントリーに詳しく書いてある。
副島隆彦さんは、このエントリーの中で、「×」をつけるべき裁判官として、「竹内行夫」「近藤崇晴」「竹崎博允」「那須弘平」の4人の名前を挙げてる。それぞれに詳しい説明がなされてるから、ぜひ読んでみて欲しい。ちなみに、副島隆彦さんのエントリーでは、「櫻井龍子」のことを「さくらいたつこ」って書いてるけど、正しくは「りゅうこ」って読むみたいだ。ま、読み方なんてどうでもいいけど、この櫻井龍子に対しても、一部の人たちは、「御殿場事件で無実の若者を有罪にした櫻井龍子に×をつけよう!」なんて声が上がってる。
だけど、あたしが調べてみたら、櫻井龍子は上告を棄却しただけで、有罪の判決を下したのは別の裁判官たちだった。ようするに、犯行が行なわれた日時があとから平然と変えられたり、雨が降ってた屋外で1時間も2時間も強姦未遂をされたハズの被害者の衣服がまったく濡れてないとかっていう支離滅裂な状況なのにも関わらず、少年たち(当時)を有罪にしたのは別の裁判官たちなのだ。そして、無罪を訴える少年たちの上告を棄却したのが、この櫻井龍子ってワケだ。だから、少年たちや、その親御さんにしてみれば、「どうして上告を棄却したのか!」っていう怒りはあると思う。
だけど、高知の白バイ事故の裁判のように、何十人もの目撃者が「バスは完全に停止してた」って証言してても、それでも上告を棄却されて片岡さんは刑務所に収監されちゃったんだから、あたしの個人的な感覚だと、櫻井龍子を責めるよりも、最高裁に上告しても99.9%が棄却されちゃうっていう現在の司法制度そのものの欠陥を責めるべきだと思う。コイズミと癒着して、コイズミを守るために暗躍した竹内行夫や近藤崇晴とは違って、櫻井龍子の場合は、仮に他の裁判官が担当してたとしても、やっぱり上告は棄却してたと思う。それは、この国の三審制がまったく機能してないことが原因であり、国家が人権を尊重してるフリをするためだけに作られた「形だけの最高裁」っていう無用の長物にこそ最大の原因があるからだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、自分の分からないことに関しては、無責任なことは書きたくない。だから、竹内行夫や近藤崇晴に「×」をつけろってことは声を大にして断言できるけど、櫻井龍子を始め、他の裁判官たちに「×」をつけるべきかどうかは、ここには書けない。あたしは、櫻井龍子には「×」をつけるべきじゃないと思ってるけど、これは、あくまでもあたしの個人的な感覚で、実際に「御殿場事件」っていう酷い冤罪に遭って刑務所に収監された被害者たちの立場になれば、こうした感覚も違って来るだろう。だから、あたしは、最後にもう一度、「竹内行夫にバッテンを!」って叫ばせてもらって、あとは皆さん、それぞれの感覚で「×」をつけて欲しいと思う今日この頃なのだ。
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