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2009.09.01

拉致被害者を見捨てた麻生首相

「拉致被害者を見捨てた麻生首相」(世田谷通信)

1日、韓国のニュース専門テレビ局「YTN」は、北朝鮮の金正日総書記が拉致問題の解決に向けて話し合うために日本の麻生太郎首相に訪朝を申し込んだが、麻生首相が応じずに実現されなかったと報じた。報道によると、昨年末から数回、日朝間の非公式な接触が行なわれ、3月5日には麻生首相の秘書が北京のホテルで北朝鮮労働党作戦部の実務者と極秘に接触した。その時に麻生首相の秘書に対して「中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)が訪朝し、金総書記に拉致問題の解決を促し、その対価として日本が北朝鮮に10億ドル(約930億円)を支払う約束をする。その後、麻生首相が訪朝し、そこで拉致被害者を返す」というシナリオが伝えられたという。しかし、この北朝鮮側からの申し出に麻生首相が応じなかったため、この計画は白紙に戻ったという。この報道が事実だとすれば、麻生首相は自身の支持層である保守派への体裁のために、拉致被害者を見捨てたことになる。2002年、当時の小泉純一郎首相が訪朝して拉致被害者を連れて帰って来た時には、金総書記との密約で100億ドル(当時・約1兆円)の身代金が支払われたが、当時の10分の1にまでダンピングされた今回の身代金要求は、北朝鮮労働党の経済の行き詰まりによるものと思われる。一部の保守派への体裁を優先し、拉致被害者を取り戻すチャンスを棒に振った麻生首相の行為は、政権交代を実現させた国民の目にはどのように映るのであろうか。(2009年9月1日)


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