自民党の運動員、続々と逮捕
「自民党の運動員、続々と逮捕」(世田谷通信)
衆院選京都5区で当選した自民党の谷垣禎一氏への投票を有権者に依頼し、見返りとして現金を渡したとして谷垣禎一氏の選対本部の副部長、自民党の千歳利三郎府議の実弟の千歳嘉四郎容疑者(71)が逮捕されたが、他にも全国で自民党候補者の運動員が次々と逮捕されている。茨城7区で当選した自民党の永岡桂子氏の陣営では、選挙運動で現金の報酬を渡したとして、茨城県坂東市議の渡辺利男容疑者(41)と北村周治容疑者(40)が公選法違反容疑で逮捕された。徳島2区で当選した自民党の首相補佐官の山口俊一氏の陣営では、山口氏の後援会の森公明容疑者(67)が複数の有権者に山口氏への投票を依頼して料理屋などで料理や酒などをふるまったとして、公選法違反(買収)容疑で逮捕された。また熊本1区で落選した自民党の木原稔氏の陣営では、運動員の矢野昭三容疑者(81)が同じ陣営の運動員らに木原氏への票の取りまとめを依頼し、報酬として数千円相当のステーキ肉などを渡したとして公選法違反(物品買収)容疑で逮捕された。長野4区で落選した自民党の後藤茂之氏の陣営では、運動員の小泉修造容疑者(52)が別の運動員や未成年者らに報酬として現金を渡す約束をしたなどとして、公選法違反(買収約束、未成年者使用)容疑で逮捕された。他にも全国で自民党候補者の運動員の逮捕が相次いでおり、その人数は数百名に上る勢いだという。(2009年9月2日)
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