早希ちゃん、おめでとう♪
ホントは、オトトイの日記に「江古田ラプソディー」を書いて、昨日の日記にコレを書く予定だったんだけど、「江古田ラプソディー」が長くなりすぎちゃって前編と後編の2日に渡っちゃったから、1日ほど遅くなっちゃったけど、早希ちゃ~ん!「四国一周ブログ旅」のゴール、おめでとう♪ そして、ありがとう♪
パチパチパチパチ‥‥ってワケで、今回の旅は、最後にゴール地点へのバスの最終便に間に合わず、3万円以上もの大金を持ってる余裕から「タクシーでゴール地点へ向かう」っていう感動の薄い流れになっちゃった。だけど、それでも、タクシーを降りてから、一歩一歩、ゴール地点へと歩いてく早希ちゃんの脳裏には、きっと、8ヶ月にも及ぶ長かった旅の辛かったことや嬉しかったことが走馬灯のように駆け巡ってるようで、ジョジョに奇妙に感動モードへと車線変更してく。そして、まるで「電波少年」のヒッチハイクのゴールのように、誰もいない場所にポツンと作られてるジミなゴールを潜った瞬間、早希ちゃんの目から涙があふれた。
スタッフが用意してた小型モニターには、この旅でお世話になった人たちからのメッセージが流れ始めた。小豆島に渡る前の早希ちゃんと高松駅前で出会って「ここから先はロケみつが放送されてない」っていう重要な情報を教えてくれた高校生の男の子。この旅で最難関だった足摺岬のホエールウォッチングでお世話になった船長の中山さん一家。同じく高知でお世話になったサーファーの宿、「とまんさいや」の松浦さんと愛犬のハス。高知で所持金の少なかった早希ちゃんをお接待してくれた、お遍路の宿「一心庵」の尼さん。旅の序盤の徳島で、サイコロで「1」と「2」しか出ずに途方に暮れてた早希ちゃんに親切にしてくれた有美ちゃん、絵莉ちゃん、真衣ちゃんの3人。香川の観音寺で困り果ててた早希ちゃんを泊めてくれたあゆみちゃん。高知の江川崎で深夜なのに泊めてくれた竹崎さん一家。高知の須崎で早希ちゃんの少ない所持金で泊まれる宿を親身になって探してくれたタクシー運転手の西添さんと、泊めてくれた上に「ぼうしパン」までくれた柳屋旅館の女将さん。そして、とってもやさしくしてくれた民宿「足摺はっと」のご主人と女将さん。
懐かしい人たちからの「お祝いコメント」のメッセージを観て、涙が止まらない早希ちゃん。もちろん、あたしも大号泣で、今、コレを書いてても、また目がウルウルしてきちゃってる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、これだけで終わらないのが「ロケみつ」ってワケで、全員の「お祝いコメント」が終わったと思ったのもトコノマ、ここからが素晴らしかった。最初に登場した高校生の男の子が、パチパチと拍手しながら「おめでとう♪」って言ったと思ったら、船長の中山さん、松浦さんと愛犬のハス、「一心庵」の尼さん、有美ちゃん、絵莉ちゃん、真衣ちゃんの3人‥‥って、みんな順番に拍手しながら「おめでとう♪」「おめでとう♪」「おめでとう♪」‥‥って祝福してったのだ。そう、アニメの「エヴァンゲリオン」の意味不明なラストシーンのパロディーだ。そして、最後に、この8ヶ月に及んだ旅で、早希ちゃんを応援してたみんながブログに書き込んだコメントの総数、「454060件」の数字が、例の「黒地に明朝体の白文字」で出て、こんな言葉が続いた。
「そして」
「すべての書き込み者たちに」
「おめでとう」
う~ん、素晴らしい! 本家の「エヴァンゲリオン」のラストは意味不明だったけど、こっちのパロディーのほうは単純明快だった。早希ちゃんを応援して、セッセとコメントを書き込み続けて来たあたしたち視聴者も、「早希ちゃんと一緒にゴールした」ってことなんだよね。あたしは、この言葉をいただいて、さらに涙が止まらなくなった。画面の中の早希ちゃんも、感動の涙が止まらない。あたしは、ホントに、早希ちゃんと一緒にゴールしたような気持ちになれた。
それにしても、コメントの総数が「45万件」だなんて、早希ちゃん、コレ、サイコロでぜんぶ「6」を出してたら、450万円だったんだね! そしたら、それこそタクシーで四国一周ができたじゃん!‥‥つーか、そんな高望みをしなくても、普通に「3」から「5」を出してれば、合計で45万円だったんだから、普通に旅館に泊まりながら楽しい旅ができたじゃん!
それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、またまた五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、早希ちゃんてば、全額没収の「1」と、コメント数×0.1円の「2」ばっかり出しちゃうから‥‥それも、所持金がない上に、たくさんのコメントをもらった時に「2」を出したり、せっかく「6」を出して大金を手に入れた直後に「1」を出したりって、ホント、ここ一番に弱いんだよね。
だけど、サイコロで「1」を出して落ち込む早希ちゃんは、自分が大変な状況になったってことよりも、コメントを書き込んでくれたみんなに対して、そのコメントを生かせなかったことが申し訳なくて落ち込んでたんだよね。お金がなくて、泣きながら知らない土地をさまよい歩いてた早希ちゃんは、泊まる場所がないってことよりも、見ず知らずの人に声を掛けて泊めてもらう、見ず知らずの人たちにまた迷惑を掛けちゃうことが、それが申し訳なくてポロポロと泣いてたんだよね。
なんていい子なんだろう。なんてやさしい子なんだろう。みんな、こうした早希ちゃんの純粋さが伝わったからこそ、ずっと応援し続けて来たんだよね。カンジンのとこでサイコロで「1」を出しても、誰ひとり早希ちゃんのことを見捨てずに、さらに多くのコメントが集まったんだよね。
第1弾の「関西縦断ブログ旅」の時に、まだどうしていいのか何も分からなかった序盤で、必死になっていろんな人に声を掛けてたら、ある1人の女性が車に乗せてくれることになった。でも、そのあとに、もっと先まで行くっていう車の女性が現われた。こっちに乗せてもらったほうが、早希ちゃんは助かる。それなのに、早希ちゃんは、「お母さんから『約束したことは守りなさい』って教わったから」って言って、あとから申し出てくれた女性に謝って、最初の女性の車に乗ったんだよね。そしたら、この判断が、素晴らしい結果につながったんだよね。
この時、あたしは、なんていい子なんだろうって思ったし、この出来事がキッカケで、早希ちゃんのことが大好きになった。そして、ゴールまで応援し続けようって決めた。多くの人が、そうだったんじゃないかって思う。
‥‥そんなワケで、今回の「四国一周ブログ旅」でも、スタート直後から大変だった。最初の通過ポイント、徳島ラーメンの「いのたに」を目指して歩いてる時は、お金もそこそこあったし、「まずは徳島ラーメンを食べて、通過ポイントをクリアして‥‥」ってふうに、早希ちゃんはニコニコしてた。それなのに、「いのたに」に到着したら、まだ早い時間なのに、もう閉店してた。東京や大阪だと、ラーメン屋さんて言えば夜遅くまで開いてると思っちゃうけど、このお店は、夕方には閉まっちゃうのだ。
何しろ、「いのたに」で徳島ラーメンを食べるってことが通過ポイントだから、翌日まで待たなきゃなんない。それなのに、ここからの展開が最悪で、サイコロタイムのたびに「1」と「2」の連続で、所持金が46円の状態で夜を迎えちゃった。スタート地点の徳島にいて、まだ1つめの通過ポイントもクリアできずに、ぜんぜん先へ進めない。すっかり落ち込んだ早希ちゃんは、精神的にまいっちゃって、ワリと人通りのある駅前のアーケード街にいるのに、誰にも声を掛けられない。
それでも、このまま野宿なんてことになったら大変だから、気持ちを切り替えて、思い切って声を掛けてみるんだけど、第1弾の関西とは違って、ここは四国だから、ものすごいアウェイ感が漂ってる。アスカのコスプレをしてる早希ちゃんから声を掛けられると、相手はギョッ!として後ずさっちゃう。それで、またまた落ち込みかけた早希ちゃんだけど、もう時間も遅くなって来たから、がんばるしかない。そして、2人連れの若い女性に、「あの‥‥大阪の毎日放送の『ロケみつ』という番組なんですけど‥‥」って声を掛けたら、相手は「知ってる!」って言う。トタンに、元気になる早希ちゃん。やっぱり、自分のことを知ってる相手には、話しやすいよね。
早希ちゃんのことを知ってたのは、徳島大学の歯学部へ通ってる有美ちゃんで、お友達は会社員の絵莉ちゃんだった。2人は、これからご飯を食べに行くとこだったらしく、「一緒に行く?」って早希ちゃんを誘ってくれた。全財産が46円で、ずっと何も食べてなかった早希ちゃんは、2人のオカゲで、チョコレートパフェを食べることができた。テレビに映ってたのは、チョコレートパフェを食べてるシーンだけだったけど、「これからご飯を食べに行く」って言ってたんだから、チョコレートパフェの前にちゃんと食事もゴチソウになってたんだと思う。
そして、2人と打ち解けられた早希ちゃんは、ここで「どちらかのお家に泊めてもらえないか」ってことを切り出すんだけど、有美ちゃんは「これからカレシが泊まりに来る」、絵莉ちゃんは「家族が風邪で寝てる」ってことで、2人ともムリだった。でも、有美ちゃんが、心当たりのお友達に電話してくれて、おんなじ大学の真衣ちゃんを紹介してくれたのだ。真衣ちゃんは、まだバイト中だったから、バイトが終わるまで、3人は近くのオシャレなバーに飲みに行って、楽しい時間を過ごした。ちなみに、早希ちゃんは、お酒を飲みながら、どんぶりを出してサイコロを振るとこを披露したんだけど、ココでは「6」が出てるんだよね。
で、真衣ちゃんのお部屋に泊めてもらい、翌朝、大学へ行くっていう真衣ちゃんと一緒にお部屋を出た。そして、近くの公園みたいな場所で9時のサイコロタイムを迎えたんだけど、ここで「1」と「2」以外を出さなかったら、「徳島ラーメンを食べる」っていう通過ポイントをクリアすることができないから、いつも以上に重大な局面だ。それで、「1」と「2」が続いてて自信をなくしてる早希ちゃんは、真衣ちゃんに手を握ってもらい、パワーを受けながらサイコロを振った!
カランカラン‥‥カラン‥‥「1」
オーマイガー!‥‥ってことで、資金を増やして徳島ラーメンを食べに行くどころか、全財産の46円まで没収されちゃって、放心状態になる早希ちゃん。そんな早希ちゃんを残して、真衣ちゃんは大学へ行った。1人残された早希ちゃんは、あまりのショックで、立ち上がることもできない。少なくとも、午後3時のサイコロタイムまでは一文無しになっちゃったワケだし、午後3時のサイコロタイムでも「1」か「2」が出ちゃったら、通過ポイントどころか、今夜も泊まる場所を探さなきゃなんない。真冬の12月なんだから、野宿なんかできない。
だけど、どうすることもできない。途方に暮れたまま、公園のベンチから動けず、ただ時間だけが過ぎて行く。そして、とうとうお昼になってしまった。その時、ずっとうつむいてる早希ちゃんに、「早希ちゃん!」て声を掛ける女性がいた。顔を上げると、真衣ちゃんを紹介してくれた有美ちゃんだった。有美ちゃんは、真衣ちゃんから「サイコロで1を出した」ってことを聞いて、心配して駆けつけてくれたのだ。そして、落ち込んでる早希ちゃんに、笑顔でこう言った。
「じゃあ、行こっか?」
「えっ?」
「ランチがてら、徳島ラーメンの『いのたに』でも」
「えっ?えっ?」
‥‥そんなワケで、早希ちゃんは、やさしい有美ちゃんのオカゲで、「いのたに」の美味しい徳島ラーメンを食べることができて、身も心もポカポカになり、通過ポイントもクリアできた上に、午後3時のサイコロタイムでは「1」と「2」の呪縛を振り払うことができた。そして、次の通過ポイントに向かって、ようやく、長い長い旅の第一歩を踏み出すことができたのだ。
これから向かう2番目の通過ポイント、「祖谷渓の小便小僧」では、山奥で「1」を出してネルカードのお世話になり、3番目の「二十四の瞳像」ではブログ旅初の船に乗り、4番目の「こんぴらさん」では地獄のような階段を上らされ、5番目の「道後温泉」ではセクシーな入浴シーンを披露し、6番目の「宇和米博物館」ではプラグスーツ姿で雑巾がけをして一部のマニアをハァハァさせ、7番目の「足摺岬でホエールウォッチング」では何日間も苦労して、最後の「中岡慎太郎像」は降りたバス停の目の前に立ってて拍子抜けしちゃったけど、この1つ1つの通過ポイントの間にも、今回の有美ちゃんたちとの出会いのように、その土地土地での人たちとのあたたかい交流があった。
早希ちゃんと一緒に泣き、早希ちゃんと一緒に笑い、時にはハァハァ(笑)したりもして、たくさんの感動とともに、長い長い旅は終わった。ただ、実際には1ヶ月半も前にゴールしてたのに、少しでも視聴率を稼ぎたい「ロケみつ」の魔の手によって、ゴール前の総集編だの、ゴールの回を2週にまたがせたりだのっていうコソクな手法で、前回と同様に、ズルズルと引き延ばされてた。早希ちゃんは、すでに次の旅を始めてるのに、こっちは、早希ちゃんが、今どこへ向かってどの辺を旅してるのかも知らされずに、すでにゴールしてる旅の様子を「リアルタイム風味」で観なきゃならないっていうヤマアラシのジレンマ! でも、そんな状態も、昨日の深夜の放送で、ついに早希ちゃんの感動のゴールが流れ、すべてが解決した。
‥‥そんなワケで、昨日の深夜の放送は、いつもの倍の1時間SPだったけど、感動のゴールシーンが流れたのは、ちょうど真ん中の30分のとこだった。そして、残りの30分は、恒例の祝賀会の様子から、ビールやワインを飲んで、酔って眠った早希ちゃんをどこかへ連れてくロケバス。それで、翌朝、見覚えのない場所で降ろされる早希ちゃん‥‥って流れだったから、誰もが、ここから第3弾のブログ旅がスタートすると思ったのもイタノマ、早希ちゃんが降ろされたのは、有馬温泉の高級旅館、「兆楽」の前で、ナナナナナント! 早希ちゃんのお父さんとお母さんが登場した! そして、スタッフから、「四国一周ブログ旅」をゴールしたお祝いとして、「兆楽」の離れの一泊20万円もするお部屋に泊まり、家族水入らずで楽しんでください‥‥ってことを告げられる。でも、これが、早希ちゃんを安心させるためのワナで、翌朝、早希ちゃんの前に現われたのは、「ロケみつ」のスタジオの八光さんとチャンちゃんのかぶりものをしたお父さんとお母さんだった。早希ちゃんは、自分の両親から、第3弾の旅、「目指せ鹿児島!西日本横断ブログ旅」のスタートを告げられちゃったのだ。分かってたことだけど、あたしもまたセッセとコメントを書き込むから、がんばれ早希ちゃん!‥‥って感じの今日この頃なのだ♪
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