森田知事の会見に批判が集中
「森田知事の会見に批判が集中」(世田谷通信)
千葉県の森田健作知事(本名・鈴木栄治、59)は、8日、千葉県の全庁で約30億円に上る不正経理が見つかり、そのうちの約1億1000万円が使途不明金だった問題について「本当に申し訳ありません」と陳謝した。また会見が進むと「ふざけるな!何を考えているのか!」と語気を荒げて激怒するパフォーマンスも披露した。しかし森田氏本人も自民党の支部長でありながら「完全無所属」を謳って有権者を騙して当選した上に、自民党の看板で集めた1億5000万円以上の企業献金を自身の政治資金管理団体へと迂回させていた疑惑で市民団体から刑事告発されている身でありながら、まったく説明がなされていない。また暴力団員の名刺を使いビル建設工事の関連業者らを恐喝したとして先日逮捕された自民党千葉市議団の議長、小梛(おなぎ)輝信容疑者(66)が、千葉知事選の時に森田氏を強力に支援していたという黒い噂についても、森田氏側からはまったく説明がなされていない。こうした状況から、今回の会見の様子をテレビで見た千葉県の有権者からは「まずは自分自身の件について謝罪するのが先だろう」「自分のことを棚に上げてよく言えたものだ」などと厳しい批判が相次いでいる。(2009年9月10日)
| 固定リンク