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2009.10.29

きっこ人魚、ミクシーに降臨!

前にチョコっとだけ書いたけど、あたしは、ミクシーの中の「サンシャイン牧場」っていう地球上で一番重たいアプリをやってる。ミクシーの中のアプリは、ゲームだけでも500種類くらいあるみたいで、あたしは知らなかったんだけど、この「サンシャイン牧場」は、その中でも人気があるほうみたいだ。通称「サン牧」って呼ばれてて、参加してる人は200万人以上もいるそうだ。ミクシーの利用者が約1200万人だから、6人に1人はやってる計算になる。

で、やってない人のために簡単に説明すると、この「サンシャイン牧場」ってのは、参加者に農園と牧場が与えられて、そこで作物や家畜を育てて、それを出荷して、少しずつ規模を大きくしてくっていう育成系のゲームだ。あたしみたく普通に遊んでるぶんには無料なんだけど、こないだから有料サービスが始まって、特別製の肥料だとかオプションだとかを買うには、クレジットカードで通貨を買って、それでお買い物しなきゃなんない。

よく、無料だと思ってアプリを始めたら、アバターに着せるお洋服の欲しいと思うものがカタッパシから有料だった‥‥なんて話とか、もっと酷いのになると、無料だと思ってアバターにお洋服を着せてたら、あとから何千円もケータイ料金に上乗せで請求が来た‥‥なんて話も耳にする。アバターは、パソコンやケータイの中の自分の分身なんだから、気に入ったファッションにしたいって気持ちも分かるし、レアなアイテムを持たせたいって気持ちも分かるけど、お金が有り余ってる人ならともかく、一般の人がアバターなんかにお金を掛けるようになったら、完全に病気の第一段階だ。

そう、現実とバーチャルの世界との区別がつかなくなる病気ってワケで、どんなに欲しいアイテムがあっても、それが有料である限り、そこで踏みとどまって、絶対に買わない。こんなもんに大切なお金は使わない。あくまでも無料の範囲でしか遊ばない‥‥って考えてるうちが正常で、たとえ100円や200円のアイテムでも、自分が実際に手にすることのできない「虚の世界」の商品なんかにお金を払ったら、それが病気の第一歩だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしが「サンシャイン牧場」を始めた1ヶ月くらい前には、まずは農園で作物を育てて、農園のレベルが10になったら、ようやく牧場のほうにも行けるっていうルールだった。だから、あたしは、早く牧場に行きたくて、毎日セッセと作物を育ててた。ミクシーでは、自分が仲良くしてる人たち、交流のある人たちを「マイミク」って呼ぶんだけど、「サンシャイン牧場」はミクシーの中のアプリだから、自分が参加した時点で、自動的に、おんなじ「サンシャイン牧場」に参加してるマイミクさんたちの農園にも遊びに行けるようになる。

それで、アクセスするたびに、自分の農園の世話をするだけじゃなくて、マイミクさんたちの農園もひとまわりして、お水が不足してればお水をやり、作物に害虫がついてれば殺虫剤で駆除する。こうしたお手伝いも、わずかな経験値になるからだ。そして、健康な作物には害虫をつけたり、作物ができあがってればコッソリと盗んだりって、なかなか忙しい。あたしは、最低でも1日に2回、多い日は1日に4~5回はアクセスしてて、1回あたり10分くらいは時間を使ってるから、たとえ無料であっても、貴重な「時間」ていう財産を消費してることになる。

で、自分の畑やマイミクさんの畑にお水をやっても「1ポイント」、害虫を駆除しても1匹あたり「0.5ポイント」っていうわずかな経験値しかもらえず、何十時間も掛けて育てた作物を出荷して、ようやく「数百ポイント」がもらえるんだけど、1段階のレベルアップには数千ポイントから1万ポイント以上も必要だから、なかなかレベルアップしない。こんな状況だから、とにかく、「1日も早くレベル10になって牧場のほうへ行きたい」っていう一念で、コツコツと続けて来た。そして、やっとのことでレベル10になり、ずっと夢見てた牧場エリアに進むことができたんだけど、こっちで育てられるのは、ほとんどがニワトリとかカモとかの鳥類なのだ。

最初に飼えるのが「ニワトリ」で、レベルが上がるにつれて、「名古屋コーチン」「アヒル」「フランス鴨」「ウコッケイ」「ガチョウ」「紅茶鴨」「酒面雁」「アローカナ」「カルガモ」「黒鴨」って進んでって、レベル13になって、やっと「ヒツジ」が飼えて、レベル15で「ヤギ」が飼える。これで、ぜんぶだ。つまり、ぜんぶで13種類の家畜のうち、11種類は鳥類なのだ。その上、中国の会社が作ってるゲームだから、「アヒル」のことは「家鴨」って書いてるし、「ガチョウ」に至っては「我」の下に「鳥」って書いてある字と、さらに「鳥」って字を並べてる。あたしは俳句をやってるから読めるけど、この「サンシャイン牧場」をやってる人の何割かは、きっと、「家鴨」のことを「イエガモ」って読んでたり、「ガチョウ」を読めなかったりしてると思う。

とにかく、仮にも「牧場」って名前なんだから、普通はウシとかブタとかを想像するけど、サスガ、中国のゲームは感覚がズレてる。そして、ちょっと前のこと、参加者が200万人を超えた記念なのか、はたまた中国4000年の異常事態なのか分からないけど、突然、4種類の動物が追加された。それが、「ハト」「オウム」「クジャク」って、またまた鳥類ばかりなのはともかくとして、最後の1種類が、アローカナ‥‥じゃなくて、あろーことか、「タニストロフェウス」なのだ‥‥って言っても、普通の人は知らなくて当然で、コイツは、今から約2億年前、ジュラ紀の前の三畳紀にいた首の長い恐竜‥‥って言うか、正確には爬虫類なんだけど、全長が6メートルもあったんだから、見た目は恐竜だ。

それにしても、このセレクトって、いったいぜんたいどんな感性なんだろう? 新しく4種類の動物を追加するのに、「ハト」「オウム」「クジャク」と来て、どうして4種類目が2億年前の爬虫類になるワケ? たとえば、すでに何種類か、恐竜や古生代の生き物がラインナップされてたのなら分かるし、古生代の生き物は初登場だったとしても、「始祖鳥」とかなら「鳥つながり」ってことで理解できるけど、何の脈絡もなく、突然「タニストロフェウス」だなんて、どこからの発想なんだか、まったく理解できない。まるで、自民党の空回りオヤジ、谷垣のとっちゃん坊やとおんなじくらいレーゾンデートルが意味不明だ。

‥‥そんなワケで、あたしは、ナンダカンダ言いつつも、面白そうだから「タニストロフェウス」を育ててみようかと思った。だけど、よく見てみたら、1匹1500円もする上に、売った時の最低販売価格が1000円なのだ。もちろん、これは、一般に流通してる本物のお金じゃなくて、ゲームの中で貯めて来たコインのことだから、あたしは何万円も持ってるので、「1500円くらい痛くも痒くもない!」 by 右原慎太郎‥‥ってワケなんだけど、何十時間も掛けて育てたのに、買った時よりも売る時のほうが安くなるなんて、シャレにならない。

もちろん、最良の育て方をすれば、最低販売価格の2倍で売れるから、2000円になるワケで、500円は儲かる。だけど、これは、他の動物と比べると、激しく効率が悪いのだ。たとえば、黒鴨の場合なら、ヒナは1匹361円で、最低販売価格は750円、最良の育て方をすれば2倍の1500円になる。つまり、最悪の育て方をしても、買った時の金額の2倍以上で売れるワケだし、最良の育て方をすれば4倍以上で売れるワケだ。その上、黒鴨は、成長するまでの時間が25時間なのに対して、「タニストロフェウス」は41時間も掛かる。「タニストロフェウス」だけじゃなくて、「ハト」も「オウム」も「クジャク」も、みんなおんなじ設定だから、どれを育てるにしても、高い金額でヒナを買い、長い時間を掛けて育てても、たいして儲からない上に、ヘタしたら損をしちゃうのだ。

だから、あたしは、変わった動物を育ててみたい欲望をグッと抑えて、効率のいい黒鴨をコツコツと育て続けて、タマゴを産むたびにチョコチョコと出荷して、マイミクさんたちの牧場にお水を汲んでまわり、やっとのことで、念願だったヒツジを飼えるレベル13のギリギリ手前、レベル12の最後のとこに到達した。あとは、この日の深夜にアクセスして、黒鴨たちが産んでるハズのタマゴをマトメて出荷すれば、めでたくレベル13になれて、めでたく「ヒツジ」が飼えるってスンポーだった。これが、ゆうべの話だ。

それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、またまた五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、ワクワクしながらお仕事から帰って来て、ワクワクしながら「サンシャイン牧場」にアクセスしてみたら、農園にはアクセスできるのに、牧場に行くことができない。ここは、農園のほうがメインの入り口で、そこから牧場へ行くしかないんだけど、牧場へ行こうとすると、「ただ今、混み合っていてアクセスできません。しばらく時間をおいてからアクセスしてください」的なメッセージが出る。そして、30分くらいしてからアクセスしてみたんだけど、まだおんなじメッセージが出るし、もう30分くらいしてからアクセスしてみても、やっぱりおんなじメッセージが出る。

あたしは、だんだんアセリ始めて来た。だって、何らかのトラブルで、サイト自体にアクセスできないのなら、あたし以外のマイミクさんたちもアクセスできないんだから、何も問題はない。だけど、「ただ今、混み合っていてアクセスできません。しばらく時間をおいてからアクセスしてください」ってことは、アクセスできてるマイミクさんたちもいるワケで、そうなると、あたしの黒鴨たちの産んだタマゴが、いろんなマイミクさんたちに持ってかれちゃって、残りが少なくなっちゃうオソレがある。そうなると、ぜんぶ出荷しても、わずかにレベルアップするポイントには届かず、また持ち越しになっちゃうオソレがある。

あたしもマイミクさんたちのタマゴを盗んでるし、これはお互いさまだから、ふだんならいいんだけど、今日だけは、ずっとずっと楽しみにして来た日だから、どうしてもレベルアップしたい。それで、あたしは、最初のワクワクしてた気分がドキドキに変わり、そのドキドキがソワソワに変わり、そのソワソワがイライラに変わった深夜2時半ころ、やっとのことで、自分の牧場にアクセスすることができたのだ。そして、タマゴをぜんぶ出荷したら、ギリギリでレベル13にステップアップすることができたから、あたしは、現役時代の桑田真澄みたいに小さくガッツポーズをしてから、貯めてたコインで3万円払って、それまで8匹だった牧場のキャパを9匹に広げて、1匹335円のヒツジの赤ちゃんを9匹買った。

Sb2これで、あたしの運営してる「世田谷牧場」は、苦節1ヶ月、「2本足の鳥類」でもなく、「2億年前の爬虫類」でもなく、ついに「4本足の哺乳類」を飼うことができて、名実ともに「牧場」になったのだ。そして、みんなで海辺へ行きましたとさ。めでたし、めでたし‥‥ってワケで、何の報酬もなく、ゴールらしいゴールもないのに、ただヒタスラにコツコツと忍耐強く意味不明な牧場を運営し続けるだけな上に、アクセスしようとするたびに重たくて開かなかったりするっていう、昭和30年代のニポン人向けのゲーム、「サンシャイン牧場」だけど、こんなバカバカしいもんをやってるのは、あたしを含めて500人かそこらかと思ってたら、ナナナナナント! 200万人もいたってワケだ。

その上、数十人に1人は有料のサービスを利用するほど夢中になってるって知って、あたしはダッフンしちゃった。だって、こんなヘンテコなゲーム、タダだからこそやってるワケで、お金を払う人の気がしれないからだ。それに、ミクシーのアプリの中には、完全に無料で安心して遊べる上に、もっともっと面白いゲームがマウンテンだからだ‥‥ってのは、あたしの十八番の「前フリ」だ。

‥‥そんなワケで、ココまでを前フリだとすると、それこそ史上最長の前フリって言えそうな気もしちゃうけど、約5000文字もの前フリを使ってまであたしが言いたかったことは、「ココまで」って言葉で気づいた人もいるかもしれないし、それ以前に、今日の日記のタイトルで気づいてると思うけど、昨日からミクシーのアプリに、ついに「ココ釣りマスター」のモバイル版が加わったのだ!‥‥ってことだ。もちろん、本家の「ココ釣りマスター」とおんなじで、完全無料だから安心して遊べるし、当然、「きっこ人魚」も釣れちゃう♪ その上、「ミクシー版」てことで、以下の3点が追加されたのだ。


1、「マイミクを釣り友達に」

友達同士で誘い合うとポイントが貰えたり、友達同士で大会を競ったり、道具の交換や、(GPSやチケットに関係なく)友達の居る場所で釣りができるなど。公開当初は入っていない機能もありますが、今後追加を行っていきます。

2、「新たな釣り場の追加」

mixi本社がある「原宿釣堀」などが新たに追加されてます。

3、「ゲーム性の改修」

縦だけだったキャスティングに横移動を加えたりと、これまでのゲーム性に色々と改修を加え、一層遊び易く!!


詳しくは、こちらに案内があるので、ケータイでミクシーにアクセスしてる人は、ぜひ遊んでみて欲しい。そして、すでに「ココ釣りマスターmixi」のオフィシャルコミュもできてるので、ミゴトに「きっこ人魚」を釣り上げたアカツキには、コミュで自慢して欲しいと思う今日この頃なのだ♪


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