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2009.11.30

ジャパンカップダート~奇跡の価値は~

獲ったどぉ~~~!‥‥ってワケで、昨日とおんなじ書き出しだけど、昨日の「ジャパンカップ」、ミゴトに的中しちゃったから、金曜日の日記、「ジャパンカップはお天気次第」を振り返りつつ、次の日曜日のG1レースの予想もしてみたいと思う。まだ、次の日曜日に何ていうレースがあるのか知らないけど(笑)‥‥ってワケで、今回、何よりも嬉しいのは、「エリザベス女王杯」の時みたく、夢で見た内容で当たった他力本願な的中じゃなくて、何の夢も見なかったし、何のお告げもなかったのに、自力で考えて的中したことだ。

それも、先々週の「エリザベス女王杯」が「エヴァンゲリオン」の第九話の「瞬間、心、重ねて」で、先週の「マイルCS」が第拾話の「マグマダイバー」だったから、今週の「ジャパンカップ」は第拾壱話の「静止した闇の中で」になる‥‥って推理から、ストーリー通りに「3機のエヴァンゲリオンが使徒を倒す」って流れになった。そして、名前を見ただけでピンと来てた2頭、6番のレッドディザイアは、名前に「レッド」がつく上に「赤」の3枠だからアスカの弐号機、10番のオウケンブルースリは、大槻ケンヂさんの楽曲が綾波レイのキャラ設定のモトになってるからレイの零号機ってことで、あとはシンジの初号機に該当する馬を探すだけだった。

ただし、「静止した闇の中で」に登場する第9使徒マトリエルは、雨をつかさどる天使マルティエルを下敷きにした使徒だから、雨が降ったら使徒が勝ってエヴァンゲリオンは負ける。だから、あたしは、雨が降らなかった時だけ、レッドディザイアとオウケンブルースリともう1頭の馬券を買うことにしてた。だけど、どうしてもシンジの初号機に該当する馬が分からなかったから、レッドディザイアとオウケンブルースリから、残りのぜんぶの馬に3連複で100円ずつ流すっていうアバウトな買い方をしてみた。それでも1600円だから、あたしの「競馬は2000円まで」っていう弱気なマイルールには違反してないから、ワリとノンキに構えてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今回は、「エリザベス女王杯」の時みたく万馬券にはならなかったけど、それでも、2460円も配当がついて、あたしの100円は24600円になった。使ったのは1600円だから、23000円も儲かった。パチンコで23000円儲けるためには、最低でも1時間半は打たなきゃなんないから、たった2分で23000円だなんて、ものすごい効率だ‥‥って喜んだのもトコノマ、配当が2460円てことは、100円は2460円にしかならないワケで、勝ちは勝ちだけど、ものすごくビミョ~な勝ちだった(笑)だけど、お金のことよりも、あたしは、オウケンブルースリのがんばりに感動した。途中まで一番後ろにいたから、「ああ~ダメだ~」って思ってたのに、最後の直線でグングン前に出て来て、ゴールでウオッカに並んじゃった。電光掲示板には「ハナ」って出てたけど、あれ、「鼻差」じゃなくて「鼻毛差」だったよね?(笑)

それから、レッドディザイアが、赤い靴下みたいな、レッグウォーマーみたいなのを穿いてたのも可愛かった‥‥ってことで、今回は、カーラジオとかケータイのワンセグとかじゃなくて、ちゃんとした大きな画面のテレビで観戦できたから、それぞれの馬の姿をちゃんと見ることができて、競馬そのものを楽しむことができた。ギャンブルって言うよりも、大好きなF1を観戦してるような感覚だった。ちなみに、もしもF1も公営ギャンブルになって、毎回「車券」が買えるようになったとしたら、あたしはソートーな確率で的中させる自信がある。これは、怪しげなお告げやヘンテコなコジツケなんかじゃなくて、長年ずっとF1を観戦して来て、各チームのマシンの特性や作戦まで知ってるからだ。

でも、あたしは、嫌いなチームやドライバーが勝ちそうな時には、たぶんその車券は買わないだろうし、逆に、大好きなバリチェロがピットスタートになって、激しく入賞の可能性が薄くても、きっと「応援車券」を買っちゃうだろうし‥‥って思った。そして、これが、心から競馬を愛してる競馬ファンにも共通する感覚なんじゃないかと思った‥‥なんて、キレイにマトメてみたとこで、続々と届いてる喜びのメールを何通かご紹介したいと思う。


件名:またまた的中ですね!
お名前:やまっと
コメント:はじめまして!今日のジャパンカップ、またまたきっこさんの予想的中ですね!!私もきっこさんに乗って見事に的中することができました。きっこさん推薦の2頭を軸に総流し3連複だったため、儲けはあまりありませんでしたが^^; ここまで3連続的中となると、これはもう本物ですね!次の大きなレース有馬記念もこの調子で会心のヒラメキとこじつけを期待しています!


件名:ジャパンカップ
お名前:大五郎
コメント:きっこさんありがとうございました。ウオッカ、オウケン、レッドと¥200買いました。見事です、ビックリです、凄い!ありがとうございました。


件名:ジャパンカップ
お名前:ファーマ
コメント:きっこさんこんにちは。毎日欠かさず読ませていただいてます。今日のジャパンカップと言い、神がかり予想にはただただ敬服しマクリマクリスティーです(笑)。エリザベス女王杯とマイルャンピオンSは、きっこさんの予想を素直に解釈しすぎてコーフンだけ頂きましたが、今回はその「単純買い」の勝利だった気がします。ちなみに、きっこさんのおっしゃってたオウケンブルースリとレッドデザイアの二頭以外にあと一頭見つけるとすれば、そりゃあ皆さん多くの方がウオッカとの組み合わせを選択したのではないでしょうか?!。三連複24.6倍ありがとうございました!金額も素直に100円しか買ってませんでしたが、良い気分の一日でした。また一週間頑張ろうって元気をいただいた気がします。これからもきっこさんとお母様の幸せをお祈りしています。ではお礼まで。


件名:ジャパンカップ
お名前:バンブー
コメント:きっこさん、こんにちは。先週、マイルCSでメールしたバンブーです。日記でも紹介していただき驚きました。当たったとはいえ、冷静に振り返ると、きっこさんがおっしゃるように偶然に偶然が重なっただけでした。そのことよりも、きっこさんがお母様にプレゼントされた電動アシスト自転車の日記を読んで、とても心が温まりました。多摩川は馴染みの場所なので、お二人が眺めた景色が目に浮かぶようで・・。本当にありがとうございます。さて、今回はジャパンカップの件でメールさせて頂きました。さすがに3週連続は無理だろうと見送るつもりだったのですが、きっこさんが今回も日記で取り上げられましたし、二度あることはサンドピアリス(※)かもしれないので、やっぱり買ってみることにしました。今回きっこさん推薦の2頭は実績のある馬なので、安心して相乗りさせていただきました。あと1頭、きっこさんと同じく、エヴァンゲリオンネタで探そうとしましたが、何となく止めておき、今回のメンバーで1番強いと思う、そして、もしかすると今回で引退するかもしれないウオッカを加えた3頭の馬券にしてみました。結果は、またまたまた的中!馬連、3連複に加え、初めて3連単も的中してしまいました。本当にありがとうございます。それにしてもウオッカの強さには恐れ入りました。オウケンブルースリは惜しかったですね。レッドディザイアもよく頑張りました。3着までに2頭とも入ったので、今週は続々と勝利の報告が届いていることと思います。(※昔、エリザベス女王杯で、単勝400倍超の大穴を開けた馬です。(後略)


‥‥そんなワケで、やまっとさん、大五郎さん、ファーマさん、バンブーさん、他にもメールをくださったたくさんの皆さん、おめでとうございます♪ そして、レッドディザイアとオウケンブルースリは当たってたのに、もう1頭の選択でハズレちゃった皆さんは、惜しかったですね‥‥ってことで、今回は、あたしややまっとさんのように、レッドディザイアとオウケンブルースリからぜんぶの馬に100円ずつ流した3連複を買ったって人が多かったから、1人1人の配当は少なくても、そのぶん、より多くの人たちが当たったみたいで、とにかく、とっても嬉しい♪

で、今回の「ジャパンカップ」のゴールシーンで、ほとんど並んだままゴールしたウオッカとオウケンブルースリ、そして、わずかに遅れて3着になったレッドディザイアの3頭の写真を見ると、その位置関係が、第9使徒マトリエルと戦った時のエヴァンゲリオンとソックリだってことに気づいた。地下のネルフの基地へ続く縦穴の中で、マトリエルが上から垂らして来る溶解液をアスカの弐号機が身を挺して守り、その間にシンジの初号機が一番下に下りて落としたライフルを拾って、それを上にいる零号機へ投げて渡す。ライフルを受け取った零号機が真上に向かって撃ち、使徒殲滅!‥‥っていう、この流れは、作戦を決行する直前の3人の会話でも、アスカがオフェンスで、シンジとレイがディフェンスってことを明言してる。

あたしは、この「アスカがオフェンスで、シンジとレイがディフェンス」って作戦は、レッドディザイアがちょっと遅れた3着で、ウオッカとオウケンブルースリが並んでゴールっていうシチュエーションとソックリだと思った。だから、先々週の「エリザベス女王杯」が第九話の「瞬間、心、重ねて」、先週の「マイルCS」が第拾話の「マグマダイバー」、今回の「ジャパンカップ」が第拾壱話の「静止した闇の中で」って流れは真実味を帯びて来たワケで、この流れで行けば、次の日曜日のメインレースが第拾弐話の「奇跡の価値は」、その次の日曜日のメインレースが第拾参話の「使徒、侵入」、その次の日曜日のメインレースが第拾四話の「ゼーレ、魂の座」、そして、その次の日曜日の今年最後の「有馬記念」が第拾伍話の「嘘と沈黙」になるってワケだ。

‥‥そんなワケで、今、急いで調べてみたら、次の日曜日のG1レースは、阪神競馬場で開催される「ジャパンカップ ダート」ってレースだってことが分かった。「ダート」ってことは、芝じゃなくて土のコースを走るワケで、後ろの馬には前の馬の蹴った土が飛んで来るから、先行タイプの馬が有利だったり、コース取りが勝敗を分けたり、雨が降ると状況が一変したりするワケだ。だけど、あたしには、そんなこたー関係ない。すべてはゼーレのシナリオ通りに、アニメの「エヴァンゲリオン」にコジツケて予想するだけで、競馬的なデータに関しては完全に沈黙だ(笑)

だから、あたしのやるべきことは、第拾弐話の「奇跡の価値は」を解析して、今度の「ジャパンカップ ダート」に照らし合わせることがすべてってことになる。だけど、あたしにとっては、「奇跡の価値は」と言えば「CR新世紀エヴァンゲリオン~奇跡の価値は~」、通称「キセカチ」なワケで、あたしがサイコーに儲けさせてもらったお気に入りの台だ。これの前の「CR新世紀エヴァンゲリオン~セカンドインパクト~」、通称「セカパク」の時も、それなりに儲けさせてもらったけど、あたしは「セカパク」のブームの中盤くらいからエヴァンゲリオンを打ち始めたから、ホール導入日からガンガン稼がせてもらったのは「キセカチ」のほうだ。

導入1週間後には、すでに2Rランプとセグの一覧を手に入れてたから、席に空きができ始めた1ヶ月後くらいからは、確変が潜伏してる台を探し回って、座れば大当たり、打てば大当たりってワケで、毎月の家賃も「キセカチ」に払ってもらってたようなもんだった。だから、アニメ的には、単なる1話のタイトルでしかない「奇跡の価値は」だけど、あたし的には、激しくお世話になったパチンコ台ってワケで、今の連チャンしなくなった「最後のシ者」を打つたびに、「突確でワンセットかよ!」って怒りつつ、遠い目をして「キセカチ」の時代を懐かしみ、「エヴァンゲリオンで楽しめたのはシトフタ(使徒、再び)までだったな~」なんて思っちゃう。

ま、パチンコのことは置いといて、次の日曜日の「ジャパンカップ ダート」だけど、第拾弐話の「奇跡の価値は」に当てはまるとすれば、今回の「ジャパンカップ」とおんなじで、またまた3機のエヴァンゲリオンが力を合わせて使徒を倒すってことになる。「奇跡の価値は」は、ゲンドウの留守中に、遥か上空の宇宙空間に巨大な使徒が現われて、葛城ミサトがゲンドウの代わりに指揮をとり、3機のエヴァンゲリオンを発進させるってストーリーだ。大きな目玉が3個つながったみたいな第10使徒サハクィエルは、自分の体の一部を切り離して爆弾みたいに地上へ落として来る。その上、妨害電波みたいなのを発信して、ネルフの通信システムとかレーダーとかを撹乱しちゃう。

そして、最後には、サハクィエルの本体が地上へ落ちて来るんだけど、何万メートルもの上空から落ちて来るし、レーダーも使えないから、どこに落ちて来るんだか分からない。体の一部が落ちて来ただけでも、巨大なクレーターができちゃうほどの威力だから、本体が落ちて来たら都市は消滅しちゃう。それで、指揮をとってたミサトは、3機のエヴァンゲリオンを発進させて、使徒が落ちてきそうな感じの場所に配備させて、エヴァンゲリオンのパイロットたちが使徒を肉眼で確認できたら、その地点まで全力でダッシュして両手で受け止めるっていう、あまりにもアバウトな作戦に出る。

結果、シンジの初号機がダッシュして使徒を受け止め、必死に踏ん張ってる間に、レイの零号機が駆けつけ、アスカの弐号機が駆けつけ、使徒のATフィールドをムリヤリにこじ開けたとこに、アスカがナイフでトドメを刺す。この回は、今までに見たこともないほどのスピードで、3機のエヴァンゲリオンが走るシーンが見もので、高圧線を飛び越えて行くとこなんか、まるで競馬の障害レースのようだ。だから、今度のレースが、「ダート」じゃなくて「障害」だったら、もっとリンクしてるんだけど、ま、そこまでゼイタクは言えないだろう。

‥‥そんなワケで、この「奇跡の価値は」には、エヴァンゲリオンのファンにはオナジミの会話が出て来る。がんばった3人に、ミサトが屋台でラーメンをおごるラストシーンだ。


アスカ 「ミサトの財布の中身くらい分かってるわ。無理しなくていいわよ。優等生もラーメンなら付き合うって言うしさ」

レイ 「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き」

アスカ 「私は、フカヒレチャーシュー大盛りね!」


この会話がモトになって、レイの絵が描かれた「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」っていうカップ麺が作られて、パチンコ屋さんの景品になったほどだ。だけど、あたしは、こんなことよりも、もっと気になる会話がある。レーダーが使えない状況下で、ミサトが3機のエヴァンゲリオンを配置する位置を指示するシーンだ。


マヤ 「使徒による電波撹乱のため目標喪失!」

ミサト 「正確な位置の測定ができないけど、ロスト直前までのデータから、MAGIが算出した落下予想地点がこれよ」

アスカ 「こんなに範囲が広いの?」

シンジ 「端っこまでずいぶんありますよ」

リツコ 「目標のATフィールドをもってすれば、そのどこに落ちても本部を根こそぎえぐることができるわ」

ミサト 「ですから、エヴァ全機をこれら3ヶ所に配置します」

レイ 「この配置の根拠は?」

ミサト 「勘よ」

シンジ、アスカ 「勘?」 

ミサト 「そう、女の勘」

アスカ 「何たるアバウト!ますます奇跡ってのが遠くなっていくイメージね!」

シンジ 「ミサトさんのクジって、当たった事ないんだ」

アスカ 「げえ!」


こんなヤリトリがあって、何の根拠もない3ヶ所にエヴァンゲリオンを配置させたんだけど、結果的には、シンジの初号機がダッシュして間に合い、それに続いて、レイの零号機とアスカの弐号機も駆けつけて、ミゴトに使徒殲滅を果たしたってワケだ。つまり、ミサトの「女の勘」は当たってたことになる。で、「マイルCS」の結果について書いた11月22日の日記、「マサカの使徒殲滅(笑)」で、とっても楽しい「エヴァンゲリオン予想」をご紹介させていただいた黒猫ムッちゃんさんから、今回も前回以上の長いメールをいただいたので、「中略」を入れても激しく長いメールをご紹介する。


件名:おめでとう!!俺もおめでとう!みんなおめでとう!
お名前:黒猫ムッちゃん
コメント:こんばんは、きっこさん マイルCSの時ブログでお騒がせした黒猫です。まずはジャパンカップ勝利おめでとう!さすがです。ご存知かもしれませんが、ジャパンカップの第1回開催日が1981年11月22日ということから、きっこさんは必ずまた何かやらかす筈と思っていました。競馬界の出来事ときっこさんのシンクロ率はかなり高いです(笑)自分もジャパンカップを何とか獲らせてもらったのですが、ウォッカの勝利は、その喜びとも違う、またマイルCSとも違う感動を味わせてくれました。それで・・予想の話から始めます。エヴァンゲリオン予想は同じでしたが、きっこさんとは解釈が違ったようす。1995年放送時の日付が今年のG1日程と重なっているので、何となく自分はその当時に照らし合わせて見てました。今回は第九話「瞬間、心、重ねて」となるですが・・・あまりピンと来るものが無く、レッドディザイアがアスカかなぁぐらいしか思い付きませんでした。そこでまた何とな~く出馬表を眺めて気付いた事、3枠に2頭しか出走しない牝馬が揃って入っている、5枠にリーディングジョッキー(勝利数)を競う武豊騎手と内田博幸騎手がこれも揃って同枠、8枠には去年のジャパンカップ勝利馬スクリーンヒーローと今回来日参戦した馬の中では名実共に最強のコンデュイットが同枠・・・ここで閃きました!この九話はあのパチンコ機でも有名なユニゾンか!?初号機・弐号機の2体で分裂したイスラフェル2体への同時攻撃なのかも!?それで3枠の6番レッドがアスカなのはほぼ確定!(理由は後ほど)3枠5、6と5枠9、10、そして8枠16、18と絡めれば正解なんじゃ?とまぁエヴァ的予想からはこんないい加減なものでした^^;実は、今回エヴァ的予想とは別に唯一ピンときた事があったんです。それはJRAのHPにジャパンカップの特集ページがあるのですが、そこに掲載されている作家の村山由佳さんによるコラムの女傑ヒシアマゾンの話・・・1995年のジャパンカップにおけるヒシアマゾンの爆走についてで、その当時、外国産馬は国内レースでは主なG1競走に出走できませんでした。出走可能であったジャパンカップに牝馬でありながら挑み、1着の外国馬ランドに僅差の2着に敗れた話を読んでいた時に背筋に電流が走った(大袈裟かな・・)これだ!前からお伝えしているエヴァのTV放映が始まった1995年の出来事でもあるし、今年のジャパンカップにシンクロしているのでは?そこから調べましたよ、この時の勝ち馬ランドがドイツの馬でありドイツ馬が勝ったのはこれが唯一な事、このレースの開催されたのは1995年11月26日で、その週の11月22日のエヴァの放送は先にお伝えした通り第八話「アスカ、来日」!!本当に面白過ぎる偶然!今年の出馬表を眺めた時、ヒシアマゾンに匹敵する牝馬・・居ましたよ、勝つ事を義務付けられたような馬であり、最近の2戦の不調から人気を落とし、急遽騎手交代までしたウォッカ!!ヒシアマゾンの不遇さも重なり、今年のジャパンカップの主役なのかもしれないと・・それともうひとつ!レッドディザイアについて、偶然競馬の情報サイトを見ている時に発見したこの馬の血統の説明、それのよると、なんとドイツ牝系馬!それからは早かったです。5番ウォッカ、6番レッドディザイアから、エヴァ予想も考慮しつつ実際の馬の調子と実績から、9、10、16、18を軸2頭流し3連単マルチで購入、的中した訳ですが・・1着ウォッカ、2着オウケンブルースリ、3着レッドディザイア・・いつもより長く感じた写真判定の末、僅差で勝利したウォッカ、その瞬間ヒシアマゾンへ思いが飛んでしまいました。レース中、舌を出したまま走っているのを見て、きつい状態でこのレースに挑んでいたのがよく分かりました。レース展開もペースが速く尚更だったと思います。鼻出血で1ヶ月の出走停止も当然の結果かもしれない。今年のレースは1995年のヒシアマゾンの無念さを晴らす為にあったのかもしれないなぁと、ドイツの血を引く馬を破っての勝利に因縁めいたものを感じ、しんみり感動してしまいました・・何はともあれ牝馬初のジャパンカップ制覇おめでとう!3歳牝馬にして3着レッドディザイアちゃんおめでとう!きっこさんもおめでとう!俺もまたまた大勝利!(中略)また長くなってしまった・・スミマセンm(。_。;))m ペコペコ…長い話のついでに彼女ネタを、マイルCSの時、自分の口にした馬に賭けて馬券も当てるわで興奮状態の彼女に、来週はでかいレースがあると挑発し、出走も確定していないジャパンカップの登録馬の表を見せたところ、調子に乗っていたんでしょう。強気でこう言ったのです。「レッドディザイア、オウケンブルースリ、あと・・ウォッカで決まりかな!」いい線いってるなと思いつつ、競馬の事なんも知らないから参考程度にしてたけど・・・パーフェクトに当たってるやんか~~~今回も一緒にTV観戦してたんですが、ウォッカが勝利し感動に浸っている最中に・・「言った通りの馬が来たでしょう。今日の勝ちは私のお陰だからみんな貰うからね」だってさ・・しっかり憶えてました^^; 出走馬表見ただけで2頭は何気に当ててるきっこさんといい、女性は男には決して理解できない何かを持ってると確信しました。


‥‥そんなワケで、あまりにも長いメールだったけど、最後のとこに、黒猫ムッちゃんさんの彼女が、「ジャパンカップ」の出走登録場の一覧を見ただけで、1着から3着までの3頭を言い当てたことが書かれてる。そう、「女の勘」だ。だから、ミサトの「女の勘」が地球を救った第拾弐話「奇跡の価値は」に該当する今度の「ジャパンカップ ダート」は、シンジの初号機に該当する馬がダッシュして1着になり、レイの零号機とアスカの弐号機に該当する馬がそれに続く‥‥って予想するか、最後にナイフでサハクィエルにトドメを刺すのが弐号機だから、弐号機がゴール寸前で初号機を差す‥‥って予想するか、どっちにしても、また、3機のエヴァンゲリオンに該当する馬を探し出すことがポイントになる。でも、今日も今日とて、あまりにも長くなっちゃったから、実際に馬の名前を発表するのは、明日の日記にする。とにかく、「女の勘」だけが頼りなワケだし、実際の「奇跡の価値は」でも、ミサトがバカげた作戦を決行する時に、リツコとこんな会話をしてる今日この頃なのだ。


リツコ 「やるの?本気で?」

ミサト 「ええ、そうよ」

リツコ 「あなたの勝手な判断でエヴァを3体とも捨てる気?勝算は0.00001%、万にひとつもないのよ?」

ミサト 「ゼロではないわ。エヴァに賭けるだけよ」


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昨日の日記について。

昨日の日記、「漢方薬に関するデマ」の中で、あたしは、ニポンのお医者さんの多くが、後発品よりも先発品を優先して処方してることについて、以下のように書きました。


「今のお医者さんは、高い薬を処方したほうが儲かるようになってる。だから、まったくおんなじ内容の薬でも、値段の高い先発品と、その半額程度の後発品があるものは、患者のほうから指定しない限り、黙ってると自動的に値段の高い先発品を出されちゃう。だけど、ほとんどの患者は、そんなこと分かんないから、お医者さんの言う通りに薬を出してもらい、言われた通りのお金を払って帰って来る。だから、ほとんどのお医者さんが、値段の高い先発品を率先して処方するのは当然として、中には、不必要なビタミン剤や栄養剤みたいなものまでジャンジャンと処方して、荒稼ぎしてるような人までいるワケだ。」


でも、この部分に関して、複数の医療関係者の方々から「事実と違う」というご指摘のメールをいただきました。実際には、後発品に関するニポンの認可基準が、欧米に比べると極めて甘いため、「後発品は安全性が担保できないから現場では使いたがらない」ということだそうです。

あたしは、63分の音源をすべて聞きましたが、その中で、仕分け人が後発品の安全性について質問したところ、厚生労働省の担当者は「後発品に関しては、すべて新薬と同じ検査や手続きをしているので、安全性にはまったく問題がない」と答弁しているのを聞き、それで先発品も後発品も価格が違うだけで内容はまったく同じなのだと解釈していました。しかし、医療関係者の方々からのメールには「欧米では後発品の認可基準が厳しいため安全性に問題はないが、日本では認可基準が甘いため、患者のことを考えると後発品は恐くて使えない」と書かれていました。医療関係者の方々からのメールの内容が真実であれば、厚生労働省の官僚はウソをついていることになります。

昨日の日記の主旨は、あくまでも「仕分け人は誰1人として『漢方薬を保険から除外すべき』などとは言っていない上に、まだ方向すら決まっていないことなのに、財務省の作った資料の中に『漢方薬』という文字が書かれていただけで、それに過敏に反応してヒステリックに大騒ぎするのは尚早だ」ということであり、先発品、後発品の問題は別のテーマになりますので、とりあえず昨日の日記から該当部分を削除させていただき、この問題に関しては、もっと調べた上で、後日あらためて取り上げたいと思います。

貴重な情報やご意見をくださった皆さん、どうもありがとうございました。

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2009.11.29

漢方薬に関するデマ

獲ったどぉ~~~! 今日の「ジャパンカップ」、雨が降らなかったからエヴァンゲリオンが勝つと思って、金曜日の日記で予想した通りに、弐号機にあたるレッドディザイアと、零号機にあたるオウケンブルースリと、あと1頭、初号機にあたる馬を探して買うつもりだったんだけど、どうしても初号機にあたる馬が思いつかなかったので、レッドディザイアとオウケンブルースリからぜんぶの馬に100円ずつ3連複で流したら、1着がウオッカ、2着がオウケンブルースリ、3着がレッドディザイアで、ミゴトに的中したどぉ~~~!‥‥ってワケで、今、すごく競馬について書きたいのはマウンテン・マウンテンなんだけど、今日は「漢方薬の保険適用除外」について書くって予告しちゃったから、この問題について書く。

で、「ジャパンカップ」に関しては、明日の日記に書くつもりなので、「獲ったどぉ~~~!」とか「また負けたどぉ~~~!」とか、たくさんメールを送って欲しい。面白いメールや楽しいメールは、また日記で取り上げたいと思う‥‥ってことで、さっそく、今回の漢方薬の問題だけど、あまりにもたくさんの人からメールが届いて、どの人も「このままでは漢方薬が使えなくなります!」「署名をお願いします!」ってメチャクチャにコーフンしてるし、メールに貼られてたURLから新聞記事を読んでみたら、どの新聞も「行政刷新会議の事業仕分けで漢方薬を保険適用の対象外にする方針が決まった」って書いてあるから、あたしは大慌てで、今朝、署名をお願いする告知をアップした。たとえば、以下は昨日の「毎日新聞」の記事だけど、これを読めば、誰だって漢方薬が保険適用の対象外にされたって思うだろう。


「事業仕分け:漢方薬の保険適用除外、医師や患者が反対運動」(毎日新聞)

27日に終了した「事業仕分け」で、漢方薬などを保険適用の対象外とする方針が打ち出された。和漢薬研究が盛んな富山大学などの医師や研究者らは反発し、同大学の嶋田豊教授(51)=和漢診療学=は「漢方は全国の医師の7~8割が診療に取り入れている」と重要性を強調している。富山大付属病院では医師や患者らが反対の署名運動を始めた。(2009年11月28日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091128k0000m040158000c.html


ね? こんな記事を読めば、みんな簡単に騙されちゃうと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この件に関しては、もちろん「毎日新聞」だけじゃなくて、他の新聞もみんなおんなじような書き方をしてたから、ふだんは「マスコミの報道を鵜呑みにするな」って言ってるあたしも、サスガにこうした報道ではデマは流さないだろうと思って、マンマと騙されちゃった。それで、急いで署名のお願いをアップしたんだけど、落ち着いて考えてみれば、あの最低最悪な自民党でさえ認可してた漢方薬を「国民のための政治」を謳い文句にしてる民主党が簡単に切り捨てるハズがない。

それで、あたしは、急いで調べてみたら、どうも話がぜんぜん違うようなので、これまた大慌てで署名のお願いを削除して、お詫びと訂正のお知らせをアップした。お仕事に出掛ける前の貴重な朝のヒトトキなのに、マスコミのデマに騙されて、お化粧しながらパソコンの画面とにらめっこするハメになるなんて、あたしもヤキが回ったもんだと思った。で、どの新聞の報道も事実に反してるけど、中でも幼稚な煽り記事を垂れ流してるのが、マイドのことながら、小学生の壁新聞にも劣ってることでもオナジミの「サンケイ新聞」だ。


「事業仕分け 漢方薬保険外に批判 反対署名4万人超 業界「重要な治療法」」(産経新聞)

政府の行政刷新会議の事業仕分けで医師が処方する医療用漢方薬を「公的医療保険の適用外」とする方向で結論を出したことについて日本東洋医学会(寺沢捷年(かつとし)会長)が4万人以上の反対署名を厚生労働省に提出することが28日、分かった。保険外になれば医療用漢方薬を病院で処方することができなくなるためで、製薬業界も「漢方医学の現状を知らない人の議論だ」と反発を強めている。「公的医療保険の対象として湿布薬、うがい薬、漢方薬など薬局で市販されるものまで含めるべきか。見直すべきではないか」今月11日の行政刷新会議に提出された、財務省の論点ペーパーに沿って行われた議論の結果、市販類似薬は「保険外」の判定となった。市販類似薬の範囲については「議論が必要」と結論を先送りしたものの、漢方薬が「保険外」となれば医師の処方はできなくなる。保険診療と保険外診療を併用する混合診療は、原則禁止だからだ。判定について、日本東洋医学会の寺沢会長は「重要な治療手段となった漢方薬を医師の手からもぎ取る暴挙。民主党のマニフェスト(政権公約)には『漢方を推進する』と書かれており、国民に対する裏切り行為だ」と指摘。同学会が24日からホームページ上で反対署名を募ったところ、27日までに4万人の署名が集まった。30日にいったん締め切り、12月1日に厚労省に提出する予定だ。製薬会社、ツムラの芳井順一社長も12日の決算説明会で「漢方医学の現状を知らない人の議論だ」と批判した。日本漢方生薬製剤協会が平成20年11月に行った調査によると、医師の約8割が「西洋薬で効果のなかった症例で漢方薬が有効」などの理由で、漢方薬を処方した経験があるという。(2009年11月29日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000046-san-bus_all


「サンケイ新聞」と言えば、ご存知のように自民党の広報紙で、衆院選で自民党の歴史的な惨敗が決まった8月30日の夜には、「Twitter」の公式サイトにおいて、政治部の記者が「(選挙では負けたけど)民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが産経新聞の真価を発揮するところ」などというコメントを発信して、大問題になった。一般の掲示板に匿名で書き込むんならともかく、自社の公式サイトで現役の記者が特定の政党にケンカを売るなんて、まるで幼稚園児レベルの認識だ。

こうした「サンケイ新聞」の偏向的な立ち位置を見れば、今回の記事も「民主党憎し!」って気持ちだけで書かれた幼稚な煽り記事だってことは一目瞭然で、ジャーナリズムの基本中の基本である「事実を正しく伝える」なんて姿勢はミジンもなく、あるのは「いかに民主党を叩くか」っていう私怨だけだ。ま、「東スポ」よりも発行部数が少ない5流新聞なんかがやってることをいちいち相手にしてても時間のムダだけど(笑)

‥‥そんなワケで、アチコチでいろんなことを言ってる人たちがいるけど、何よりも重要なのは「原典にあたる」ってことで、あたしは、この問題が議論された行政刷新会議の音源をすべて聞いてみた。これは、11月11日に行なわれた「第2WG 2-5」の「後発品のある先発品などの薬価の見直し」っていう会議で、相手は厚生労働省だ。声だけだから誰の発言なのか分かりにくいし、ぜんぶで63分もあるし、大事な部分はメモをとったり繰り返して聞いたから、ナンダカンダで1時間半も掛かっちゃったけど、最初に結論から言っとくと、この会議に参加した民主党の枝野幸男議員を始めとした仕分け人の面々は、誰1人として、「漢方薬を保険適用の対象外にする」なんて言ってない。それどころか、「市販品類似薬を保険適用の対象外にする方針なのか?」っていう厚生労働省の官僚の質問に対して、ハッキリと否定してる。

だから、すべての新聞の報道は「デマ」であり、それに乗せられて署名なんか始めちゃった漢方薬関連の人たちも、慌てて署名をしちゃった一般の人たちも、みんな、バカマスコミに騙された被害者ってワケだ。とにかく、真実を知りたい人は、自分の耳でこの音源を聞いてもらうとして、ここからは、聴覚障害者とメンドクサガリの人のために、あたしがフランク・ザッパに説明してこうと思う。

まず、この「後発品のある先発品などの薬価の見直し」ってタイトルだけど、これは、読んで字のごとく、最初に新薬が開発されて売り出されると、それなりに値段が高い。だけど、新薬が開発されてから一定の期間が過ぎて特許が切れると、他のメーカーもおんなじ薬を作れるようになって、もっと安く売り出すことができるようになる。それが「ジェネリック医薬品」とかで、これを「後発品」て呼んでる。つまり、最初に開発された薬しかないものは仕方ないけど、あとから成分も効果もおんなじ安い薬が出たものに限っては、なるべくこっちを使うようにすれば、患者だけでなく、納税者全体の税負担が減るってことなのだ。

で、仕分け人たちの言いぶんとしては、こうした「不必要な薬」でも、国民健康保険なら患者が払うのは3割の金額で、残りの7割は公的保険から支払われてるんだから、こうしたムダを見直すことが必要じゃないか?‥‥ってことなのだ。ここまでが大前提で、これから細かい議題に入ってくワケだけど、1つ1つ書いてると長くなりすぎちゃうから、枝野議員を始めとした仕分け人たちが会議中に述べてる主張をザックリとマトメつつ、あたしの解説を織り込んでく。カギカッコの部分が、仕分け人たちの発言を判りやすくマトメたものだ。


「後発品は先発品の半額程度なのに効能は同じなのだから、医療機関では後発品へのシフトを拡大して行くべきである。また、先発品のメーカーは、先発品の価格を後発品の価格へ近づける努力をすべきである」


で、この主張の根拠として、仕分け人は次のように言ってる。


「フランスやドイツでは、後発品が出ると、国が公的保険でまかなうのは後発品の価格の水準まで下げるようにしている。そのため、医療機関は後発品を使うようになるし、先発品のメーカーは自社の薬の価格を下げる。しかし、日本では、後発品のある薬に対しても、国が先発品の価格を基準にして公的保険を支払っているから、医師は高い薬を使い続けるし、メーカーは努力をしない」


そして、こうした構図の裏にあるのは、厚生労働省の官僚や天下りと大手製薬メーカーとの癒着ってワケだけど、この辺のことは、ハッキリとは口にしないで、匂わせる程度に抑えてる。あとは、次の3点だ。


「病院で処方する医薬品は、市販品の定価よりも2%高く設定している。もともとは15%も高く設定していたものを段階的にここまで下げた来た努力は認めるが、それでもまだ2%も高く設定されており、このぶんは全国の国民が支払っているのだから、この2%も削減すべきである」

「海外で使われている薬が国内で使えるようになるまでに長い時間が掛かるドラッグ・ラグについて、もっと短時間で使えるようにするために認可手続きを迅速化すべきである」

「町の薬局でも買えるビタミン剤、シップ薬、うがい薬などの市販品類似薬は、お年寄りなどは飲み残しも多いし、中には市販品を買ったほうが安いものも多い。こうした市販品類似薬に関しては、保険対象外とすべきである」


これが、仕分け人の主張で、どこにも「漢方薬」なんて言葉は出て来ない。各新聞の記事では、いかにも仕分け人たちが「湿布薬、うがい薬、漢方薬」って言ったように書かれてるけど、「漢方薬」って言葉を使ってるのは、財務省が作った論点ペーパーの中だけで、実際の会議では「ビタミン剤、シップ薬、うがい薬などの」って言って、「漢方薬」は別物として発言してる。ようするに、マスコミ各社は、この「ビタミン剤、シップ薬、うがい薬などの」の「などの」の部分に、「葛根湯」みたいな「漢方薬の一部」も含まれるってことを激しく拡大して、まるで「漢方薬すべてを保険対象外にする」って言ってるみたいに報道したってワケだ。そして、百歩ゆずって、仮に仕分け人が「すべての漢方薬を市販品類似薬に含みます」って言ったとしても、会議の最後には、次のようなやりとりをしてる。


厚労省 「先ほどの市販品類似薬の保険外の件ですが、これは方向はもう保険外ということなんですか?」

仕分け人 「いえいえ、私ども、そんなことは申し上げてはおりません。これは当然、法改正も含めた、患者の負担を上げる政策ですので、実際それをどうするかと言うことは、国民的議論が必要、慎重な検討が必要だと言う立場でございます」

厚労省 「それは、ええと、方向性も今からだということですか?」

仕分け人 「おっしゃる通りでございます」


‥‥そんなワケで、このやりとりが、今回の会議の「最終結論」として現場で行なわれてるんだから、「このままでは漢方薬が使えなくなります!」なんてビックリマークまでつけてメールを送って来た人たちは、一度、深呼吸をして、落ち着いて欲しい。仕分け人が主張したのは、あくまでも1つの提案として、「ビタミン剤やシップ薬やうがい薬などの市販品類似薬は、町の薬局で買ったほうが安いものもあるんだから、保険から外したほうがいいんじゃないか」って言っただけで、まだ方向性すら決まってないのだ。

ただし、今回の会議で、この提案に対する厚労省からの意見を聞いた上で、15人の仕分け人のうち11人は、この提案に賛成した。だから、この会議の「評価コメント」(PDF資料)には、「市販品類似薬は保険対象外とすべき。単価比較をすれば、市販品の方が安くなるデータもある。材料の内外価格差も同様。」って書かれてる。そして、総括にあたる「とりまとめコメント」には、次のように書かれてる。


「市販品類似薬を保険外とする方向性については当WGの結論とするが、どの範囲を保険適用外にするかについては、今後も十分な議論が必要である。」


つまり、会議の中では、誰1人「漢方薬を保険適用の対象外にすべき」だなんて言ってないし、それどころか、ビタミン剤やシップ薬やうがい薬に関しても、こうしたことは「国民的議論が必要、慎重な検討が必要」なので、方向性を決めるのもこれからだって言ってる。そして、最終的な「評価コメント」においては、15人のうち11人が賛成したから「市販品類似薬は保険対象外とすべき」っていう基本方針を明記したけど、これにしたって何の強制力もない上に、総括として「どの範囲を保険適用外にするかについては、今後も十分な議論が必要である」って結んでるのだ。

これらの事実を見れば、今後、仮に「市販品類似薬を保険外とする方向」で進んでったとしても、マサカ、シップ薬と漢方薬とをおんなじ重要度で考えるとは思えないし、保険適用外にする「範囲」についての一文を明記してる以上は、ホントに病気の治療のために使ってる漢方薬まで除外するとは思えない。それ以前に、「国民的議論が必要」って言ってんだから、まだ何も決まってない今の段階で、ヒステリックに大騒ぎすること自体がバカ丸出しだ。

挙句の果てには、今や完全に厚労省の操り人形になっちゃった長妻ちゃんまでもが、バカマスコミのデマ報道を鵜呑みにして、「漢方薬を保険適用の対象外にすべきだなんて、私は絶対に反対です」とかってトンチンカンなことを言い出す始末。こんなズレまくったことばっかり言ってると、「ミスター検討中」の次は「ミスターマリオネット」なんてアダ名をつけられちゃうよ、まったく(笑)

‥‥そんなワケで、今回のバカ騒ぎは、国民の8割から支持されてる「事業仕分け」にケチをつけたい一部の勢力が、重箱の隅をつついて、1のことを100にも1000にも膨れ上がらせて、マスコミや漢方薬の関係者を焚きつけて、大きな火事にしたって見るのが妥当だろう。とにかく、今回の各新聞の報道は完全にデマなんだし、漢方薬の関係者たちがヒステリックに反応してるのも正確な情報を知らずにやってることなんだし、こんなバカ騒ぎに巻き込まれて右往左往するなんて、それこそ、自転車でコケて顔を縫うのとおんなじくらいアホだと思う今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.28

ジャパンカップはお天気次第

「エリザベス女王杯」と「マイルチャンピオンシップ」で、ジョジョに奇妙に競馬づいて来ちゃったあたしなので、実際に馬券を買うか買わないかはまだ分からないけど、せっかくだから今度の日曜日の「ジャパンカップ」も予想してみることにした。ただし、今回は、事前に不思議な夢も見なかったし、誰かの囁きもなかったので、ちゃんと枠順が発表になってから、一覧表をプリントアウトして、それを見ながら予想してみた。ホントなら、スポーツ新聞とか競馬新聞とかを見て、耳に赤エンピツでもはさんだほうがそれらしいんだけど、そこまでするほど本格的じゃない。

あたしは、「前走がどーのこーの」とか、「馬場状態がどーのこーの」とか、「ササバリ治療がどーのこーの」とかって、こうした専門的なことは何も分かんないし、すべては「直感」と「コジツケ」だけで予想するしかないんだから、あんまり本格的なデータは必要ない‥‥って言うか、どうせ見ても分かんない。あたしに必要なのは、いつもの通リ、馬の名前と騎手の名前と番号くらいだから、プリントアウトしたもので十分だ。ただ、インクをケチってモノクロでプリントアウトしちゃったら、枠の色が分かんなくなっちゃって、1枠の横に「白」、2枠の横に「黒」、3枠の横に「赤」‥‥ってふうに、いちいち何色の枠なのかを書かなきゃ いけなくなって、ナニゲにメンドクサイことになっちゃった(笑)

で、この「ジャパンカップ」は、府中の東京競馬場で開催される芝2400mのG1レースだそうだ。ちっちゃいころ、父さんに連れられて、何度か東京競馬場に行ったことのあるあたしとしては、京都競馬場で開催された「エリザベス女王杯」や「マイルCS」よりも、リトル身近に感じられる。29日に開催される「ジャパンカップ」は、偶然にも今年で29回目を迎えるそうで、これだけで「2-9」の馬連を買いたくなっちゃうけど、お肉を食べないヘナチョコ・ベジタリアンのあたしとしては、11月29日の「いい肉の日」に絡む馬券は避けたいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今回、あたしが「ジャパンカップ」の一覧表を見てピンと来たのは、6番のレッドディザイアと、10番のオウケンブルースリの2頭だった。もちろん、データ的には何の根拠もなくて、すべて競馬とは無関係な思いつきとコジツケだけど、「エリザベス女王杯」と「マイルCS」で培ったコジツケの精神で、さらに深くコジツケてみたいと思う。

まず、最初にピンと来たレッドディザイアだけど、あたしはまだエヴァンゲリオンのアスカのカラーの「赤」を引きずってるので、名前に「レッド」がつく馬が「赤」の3枠に入ったっていう偶然が、ヤタラと気になった。それと、「ディザイア」と言えば、大好きな中森明菜ちゃんの大ヒット曲だからだ。その上、こないだの「マイルCS」でミゴトに殲滅しちゃったサンダルフォンに乗ってた四位洋文騎手が乗るから、ちょっと因縁めいたものも感じてる。

そして、オウケンブルースリのほうは、「オウケン」と言えば「筋肉少女帯」の大槻ケンヂさんてワケで、正確には「オーケン」て表記するけど、大の格闘技ファンだし、ブルース・リーのファンでもあるし、自分でも空手をやってる。その上、「大槻モヨコ」って名乗ってた遥か昔の「ナゴムレコード」の時代には、ケラさんと内田雄一郎さんと3人で、リズムボックスに合わせて変な歌を歌う「空手バカボン」ていうユニットもやってた。

ちなみに、あたしは、あまりにも貴重な「空手バカボン」のミニアルバムを持ってるぞ。むひひひひ(笑)‥‥って、ちょっと自慢もしてみつつ、さらには、これだけじゃなくて、大槻ケンヂさんは、今から十数年前に、スカパーの格闘技専門チャンネルの「FIGHTING TV サムライ」で、「大槻ケンヂのトーキングブルースリー」っていう番組をやってたのだ。これで、あたしが、オウケンブルースリにコダワル理由が分かったと思うけど、実は、ここから先が、さらに重要になって来る。

実は、「エヴァンゲリオン」のキャラクターデザインを担当した貞本義行さんは、「筋肉少女帯」が1991年にリリースした6枚目のアルバム、「断罪!断罪!また断罪!」に収録されてる「何処へでも行ける切手」って曲の歌詞の中の「包帯で真っ白な少女を描いた」って部分から、綾波レイのキャラを考えたそうだ。そして、綾波レイのボソボソした陰気なしゃべり方は、これまた「筋肉少女帯」が1988年にリリースしたファーストアルバム、「仏陀L」に収録されてる「福耳の子供」って曲からイメージしたって言われてる。アニメの「エヴァンゲリオン」に影響を受けたって人は多いけど、「エヴァンゲリオン」に影響を与えた人ってのは、なかなか少ないと思う。

で、この「福耳の子供」って曲は、「筋肉少女帯」のファーストアルバムに収められてるし、最近もセルフカバーしたりもしてるんだけど、もともとは「空手バカボン」の時の曲で、作詞が「おおつきもよこ」、作曲が「ハヤブサのユウ」の名義で、あたしの持ってる「空手バカボン」のミニアルバムにも収録されてる。もちろん、「おおつきもよこ」は大槻ケンヂさん、「ハヤブサのユウ」は内田雄一郎さんだ。で、このあと、大槻ケンヂさんと内田雄一郎さんは「筋肉少女帯」で、ケラさんは「有頂天」で有名になっちゃうワケだけど、あまりにも長い紆余曲折の果てに、3年前の2006年、「空手バカボン」は復活した。

ま、この辺のことは、YOU TUBEあたりで検索してもらえば映像が見られると思うけど、あたしが言いたいことは、今回の「ジャパンカップ」に出走するオウケンブルースリって馬が、単に大槻ケンヂさんをホーフツとさせてるってことだけじゃなくて、ちゃんと「エヴァンゲリオン」にも関係してたってことなのだ。さらに言わせてもらえば、大槻ケンヂさんがいなかったり、大槻ケンヂさんが「筋肉少女帯」を結成しなかったら、綾波レイってキャラは生まれなかったかもしれないし、少なくとも、今とは違ったキャラになってた可能性が高いのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、競馬に関するデータなどの現実的なコトガラはすべて無視して、単に馬の名前や枠の色からだけ予想してるワケだけど、ここで、前回の「マイルCS」とその前の「エリザベス女王杯」を振り返ってみると、面白いことが分かる。前回の「マイルCS」は、あたしが夢で見た通りにサンダルフォンが殲滅しちゃったんだから、アニメの「エヴァンゲリオン」で言えば、第拾話の「マグマダイバー」ってことになる。

そして、その前の「エリザベス女王杯」の時は、あたしと児島玲子ちゃんがプリキュアになって、2人で力を合わせて敵を倒すって夢を見たワケだけど、「エヴァンゲリオン」の第九話の「瞬間、心、重ねて」は、シンジとアスカの気持ちが1つになれるように特訓をして、第7使徒のイスラフェルを初号機と弐号機で力を合わせて倒すっていう、あたしの見た夢と酷似してる内容なのだ。つまり、先々週の「エリザベス女王杯」が第九話の「瞬間、心、重ねて」、先週の「マイルCS」が第拾話の「マグマダイバー」ってことになるから、この流れで行けば、当然、今週の「ジャパンカップ」は、第拾壱話の「静止した闇の中で」ってことになる。「静止した闇の中で」は、ネルフの基地が停電か何かになって、あの大きなクモみたいな第9使徒のマトリエルが溶解液みたいなのを出して、直接、ネルフを攻撃して来るって話だ。

パチンコでしか「エヴァンゲリオン」を知らない人でも、大きなクモみたいな使徒が溶解液を垂らして、弐号機が体で溶解液を受け止めてる間に、落としたライフルを零号機が拾いに行って、それで使徒を攻撃するっていう、ほとんど当たらないのに時間だけがヤタラと長いリーチにウンザリしてるハズだ。前の台の時は、単発の大当たり中の7ラウンド目にマトリエルが出て来ると、ワリと高確率で下から上へ撃ち抜くことができて、確変に昇格できたのに‥‥ってワケで、これが楽しみだからこそ、単発で当たってラウンド前に昇格しなかった時は、ワザとセグを見ないようにして打ってるのに、今の台は、新ヤシマ作戦にしても成功率が50パーあるかないかだし、まったく、せちがらい世の中になったもんだ。

ま、パチンコのことは置いといて、カンジンの競馬の話だけど、今回の「ジャパンカップ」が「エヴァンゲリオン」の第拾壱話の「静止した闇の中で」に対応してるとしたら、「静止した闇の中で」では零号機、初号機、弐号機の3機が協力して使徒を倒すんだから、あたしがピンと来た6番のレッドディザイアと10番のオウケンブルースリの他に、もう1頭、「エヴァンゲリオン」に関連した名前の馬を探さなきゃなんない。そして、レッドディザイアがアスカの弐号機、オウケンブルースリは綾波レイのキャラ設定のモトになってるんだからレイの零号機‥‥って考えると、もう1頭の馬は、シンジの初号機に関連した名前の馬ってことになる。だから、あたしは、これから、またまた「ジャパンカップ」の一覧表を見て、「碇シンジ」とか「初号機」とか「サードチルドレン」とかに通じるイメージを持った馬の名前を探してみるつもりだ。

‥‥そんなワケで、何の根拠もないあたしの「直感予想」は、こんな感じなんだけど、1つだけ心配なことがある。それは、天気予報を見ると、日曜日の東京のお天気が「曇り のち 雨」になってるからだ。第拾壱話の「静止した闇の中で」に登場するマトリエルって使徒は、旧約聖書のたくさんある偽典の中の「エノク書」に出て来る「天使マルティエル」がモトになってる。そして、この「天使マルティエル」は、雨をつかさどる天使なのだ。そして、そんなことから、日曜日の東京が雨になり、重馬場になった時には、雨を味方につけた使徒が勝って、エヴァンゲリオンの3機は負けちゃう‥‥っていう、実際のアニメとは違った結果になりそうな気がしてる。だから、あたしは、日曜日のお天気次第で、「ジャパンカップ」の馬券を買うか買わないかを決めようと思ってる今日この頃なのだ。


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緊急のお知らせです。

昨日から実施していた「あなたは現在の鳩山政権を支持しますか?」というアンケートに関してですが、悪質な不正が行なわれている事実が発覚したため、投票を中止しました。ご協力くださった皆さん、申し訳ありません。

これまで行なって来た過去のアンケートは、すべて、投票総数が2000人を超えたあたりで回答の比率が一定し、あとはその比率のまま総数が増えて行く、という流れでした。これは「総数が2000人を超えれば、そのアンケート結果にある程度の信頼性が担保される」という統計学の基本にも通じていました。

しかし、今回のアンケートでは、過去に例のない「異常な推移」が発生しました。まず、総数が8000人を超えるまでの推移を見てください。


総数が2000人を超えた時点で、「支持する」が69%、「支持しない」が16%、「どちらとも言えない」が14%。
4000人を超えた時点で、「支持する」が67%、「支持しない」が18%、「どちらとも言えない」が14%。
8000人を超えた時点で、「支持する」が66%、「支持しない」が19%、「どちらとも言えない」が14%。


ここまでの流れを見れば、過去の他のアンケートと同様に比率はほぼ一定に推移していますし、11月中旬に行なわれた新聞やテレビなどの世論調査の結果である「支持率62%」という結果とも合致しています。しかし、総数が10000人を超えたあたりから、異常が発生しました。


10000人を超えた時点で、「支持する」が63%、「支持しない」が23%、「どちらとも言えない」が13%。
12000人を超えた時点で、「支持する」が59%、「支持しない」が28%、「どちらとも言えない」が12%。
14000人を超えた時点で、「支持する」が55%、「支持しない」が34%、「どちらとも言えない」が11%。
16000人を超えた時点で、「支持する」が51%、「支持しない」が38%、「どちらとも言えない」が10%。


具体的に言えば、総数が10000人を超えたあたりからは、ほとんど「支持しない」だけしか投票されていないのです。通常のアンケートでは、絶対にありえない異常な状況です。それで、おかしいと思ってログを調べてみたところ、現政権を批判している偏向的な思想の人たちが「支持しない」に投票するようにと複数のブログや大型掲示板などで仲間に呼びかけていたことが分かりました。そして、これらの呼びかけが行なわれはじめた時間と、異常が発生しはじめた時間も一致しました。

このような悪質な不正が行なわれてしまっては、当然、正確な結果は得られませんので、このアンケートは中止にさせていただきました。
善意で協力してくださった皆さん、あたしの管理が行き届かず、本当に申し訳ありませんでした。

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2009.11.27

緊急アンケートです!

多くの国民の期待を背負ってスタートした鳩山政権ですが、9月16日に発足してから約2ヶ月が経過して、ようやく、いろいろなものが見えて来ました。期待通りだと感じる部分、期待以上だと感じる部分、期待を裏切られたと感じる部分など、さまざまだと思います。

たとえば、行政刷新会議の「事業仕分け」ひとつを見ても、これまで国民には知らされなかった自民党と官僚との癒着を暴き、数多くの天下りへ流れていた莫大な税金を洗い出していることなどは高く評価されていますが、その一方で、将来的に価値のある科学的な事業などを現在の費用対効果だけで安易に切り捨てている姿勢には批判も出ています。また、国民の7割以上が支持している「八ッ場ダムの建設中止」にしても、ダム利権に絡んでいる一部の関係者たちからは強い批判が出ています。

そのため、現在の鳩山政権を支持している人の中にも「○○の問題に関しては支持できない」と思っている人も多いでしょうし、逆に、支持していない人の中にも「○○の問題に関してだけは、なかなかよくやっていると思う」と感じている人もいるでしょう。あたし自身も、「とてもよくやっている」と感じる部分もあれば、「約束が違うじゃないか」と憤慨している部分もあります。

このような状況を踏まえた上で、スタートして2ヶ月を過ぎた現在の鳩山政権を総合的に評価して、あなたの「支持」「不支持」をお答えください。


【あなたは現在の鳩山政権を支持しますか?】

1.支持する
2.支持しない
3.どちらとも言えない


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幻の三角形

11月11日にリリースされた河口恭吾さんのコンセプトアルバム、「WOMANING~今を生きる女性たちへ~」だけど、もう、すごくたくさんの人が聴いてくださったようで、とっても嬉しい感想のメールが届き続けてる。それで、ホントは何通がご紹介したいとこなんだけど、あたしが心を打たれたメールは、どれもご自分の過去のつらい体験を綴ってるようなプライベートな内容なので、あたしの胸の中だけに仕舞っておこうと思う。感想を送ってくださった皆さん、アルバムを聴いてくださった皆さん、どうもありがとうございました♪‥‥ってことで、ここんとこ、競馬の予想に絡んで、「不思議な偶然」や「単なる偶然」について書くことが続いてたけど、今度は、ホントに奇遇な出来事が起こっちゃったのだ。

今回、河口恭吾さんのアルバムに参加させていただいた流れの中で、11人の女性のプロフィール用の顔写真が必要になったんだけど、あたしの場合は「顔出しNG」なので、レコード会社の担当者からは、使用してもかまわない似顔絵イラストか何かを提出して欲しいって言われてた。それで、あたしは、手元にあるいろんなイラストレーターさんに描いていただいた似顔絵イラストの中から、書籍版の「きっこの日記」で使用したトリイツカ サキノさんの絵を使わせていただくことにした。サキノさんの絵が、一番好きだからだ。

最初の「きっこの日記」を出版する時に、当時の担当の編集者が、数人のイラストレーターの作品を見せてくださった。その中から、あたしが一番気に入った画風やタッチの人を選んで、その人にあたしの似顔絵イラストを依頼する‥‥ってことだった。皆さんプロだから、どの人の作品もそれぞれに個性的だし、とっても魅力的だった。だけど、あたしは、サキノさんの作品を見た瞬間に、「この人しかいない!」って思った。

サキノさんのイラストは、こちらのギャラリーを見てもらえれば分かるように、単に「個性的な画風」ってだけじゃなくて、何とも言えない深い味わいがある。独特の構図と不思議な色彩感覚が織りなす世界観は、遠い異国の風景と幼いころの郷愁とが同居した異空間のようで、1枚の絵なのに、見てるうちに物語を感じて来るのだ。それで、あたしは、サキノさんの作品がとっても好きになり、書籍版の「きっこの日記」と「きっこの日記 2」の2冊に、それぞれ似顔絵イラストを描いていただいた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、サキノさんに描いていただいた似顔絵イラストをとっても気に入ってるので、ワリとアチコチで使わせていただいてる。2007年に「テレビブロス」が創刊20周年を迎えた時も、特集号に掲載するお祝いのコメントと似顔絵イラストを依頼されたので、サキノさんのイラストを使わせていただいたし、他の週刊誌や女性誌でも使わせていただいたことがある。そして、そんな時は必ず、「イラスト/トリイツカ サキノ」とか「似顔絵/トリイツカ サキノ」とかってクレジットを入れてもらうようにして来た。ま、これは当たり前のことなんだけど、だから、河口恭吾さんの「WOMANING」の特設サイトのコラボレーションのページでも、サキノさんのお名前の入ったイラストを使っていただいた。

で、あたしが作詞をさせていただいた7曲目の「My dignity」は、ジャズベーシストでアレンジャーの谷源昌さんがエレキベースを弾いてくださったんだけど、谷さんは何年も前から河口恭吾さんのレコーディングやライブでベースを弾いてて、今回の「WOMANING」のレコーディングでも、全11曲のうち4曲に参加してる‥‥ってことで、ベーシストだけに、ここまでの流れをベースにした上で、今回の「奇遇な出来事」へと突入しちゃうワケだけど、あたしが作詞した「My dignity」のベースを弾いてくださった谷源昌さんと、書籍版の「きっこの日記」であたしの似顔絵イラストを描いてくださったトリイツカ サキノさんとが、実は、お尻とお尻でお知り合いだったのだ!

フランク・ザッパに言うと、谷さんが講師をつとめてるベース教室に、サキノさんが生徒として通ってて、音楽的には2人は師弟関係なんだけど、サキノさんは「友人であり師でもあるベーシストの谷源昌さん」て言ってるから、師弟関係ってだけじゃなくて、プライベートでも仲良しなんだと思う。ま、詳しいことは、谷さんのブログの11日のエントリーと、サキノさんのブログの25日のエントリーを順番に読んでもらうと、よく分かる。どちらのブログも、「きっこの日記」とは違って短く簡潔にマトメられてるので、安心して読んでみて欲しい。

そして、河口恭吾さんの「WOMANING」を買ってくださった人は、「My dignity」のベースを弾いてる人と、CDブックレットの中のあたしの似顔絵を描いた人が、お尻とお尻でお知り合いだったのか‥‥って思いながらアルバムを聴いてみると、また違った印象を受け、また新しい「おしりかじり虫」に出会えるかもしれない‥‥って、いったいどんなマトメ方なんだ!(笑)

‥‥そんなワケで、今回の「奇遇な出来事」は、最初にベーシストの谷源昌さんがブログに書いてくださった時点では、まだ「点」だったワケだ。そして、次にイラストレーターのトリイツカ サキノさんがブログに書いてくださった時点で、谷さんとサキノさんという2つの「点」がつながって「線」になった。つまり、零次元から一次元になったワケだ。そして、今日、あたしが書いたことで、ここにもう1つの点が加わり、めでたく「三角形」、つまり、二次元の「面の世界」になったってワケだ。「だからどうした?」って言われても困るけど、とにかく、点が線になり、線が面になり、面が立体にならなかったら、その次の四次元の世界へは行けないってことだ。

だから、あたしは、星の数ほどあるブログの中から、こうした2つの「点」を探し出して、あたしが書くことによって、この「きっこの日記」が3つめの「点」になり、「線」を「面」に昇格させるための役割を果たしたいと思う。よく分かんないけど、それが、あたしの使命みたいな気がするからだ‥‥ってのはウソで、単なる思いつきだ。第一、あたしは、星の数ほどあるブログをカタッパシから読んでる時間なんてないし、もともと、あたしは、人のブログにはそんなに興味がない。あたしのパソコンの「お気に入り」に登録してあるブログの数は、今、数えてみたら、ぜんぶで14しかなかった。

もちろん、以前はもっと登録してあったワケで、ちゃんと数えたことはなかったけど、たぶん、50以上はあったと思う。だけど、こないだ、メインのパソコンもサブのパソコンも壊れちゃって、今はポンコツのパーツを組み合わせて作った間に合わせのパソコンを使ってるから、「お気に入り」も最初から登録し直してるとこで、とりあえず、まだ14てワケだ。だけど、パソコンの「お気に入り」って、ついつい増えてっちゃうもんで、誰のパソコンにも、「お気に入り」には登録してるのにメッタにアクセスしない不必要なサイトやブログがいくつもあるハズだ。だから、タマには、いったん「お気に入り」をぜんぶを消去して、イチから検索して登録し直したほうがスッキリする。

‥‥そんなワケで、いつものことながら前置きが長くなっちゃったけど、これだけ前置きを長くしただけのことはあって、あたしは、わずか14しか登録してない「お気に入り」のブログの中から、ちゃんと「点」と「点」がつながって「線」になってるものを発見したのだ。それは、あたしの大好きな及川奈央ちゃんのブログと、これまた大好きな椿鬼奴姉さんのブログだ。ちなみに、「姉さん」て言っても、あたしと同い年なんだけど、あの、お酒とタバコでつぶれた、かつての大山のぶ代の「ドラえもん」をホーフツとさせるような迫力ある声を聞いてると、どうしても「姉さん」て呼びたくなっちゃう(笑)

それで、まずは、たまんない魅力の鬼奴姉さんのブログだけど、しばらく前から忙しくなって来たからなのか、お休みの日は朝から晩までパチンコ屋さんにいるからブログを書いてるヒマがないのか、何日ぶんもマトメて掻くうになった。たとえば、11月14日に更新したエントリーなら、「10月25日、26日、27日、28日、29日。」ってタイトルで、半月も前の5日間のことを書いてるんだけど、とにかくリチギな性格で、どんなに遅くなっても、1日も抜かさないでキチンと書いてる。それで、この日のエントリーの中に、10月27日の出来事として、こんなことが書いてあった。


1800 マルハンへ。
仮面ライダーを打ちたがったが、空いていないので及川奈央さんの台を打つ。
初めて打つ台に慣れて来た頃疑似連が3回来るもののアニメリーチから発展せずハズレ。
しばらく打つとまた疑似連3回。
バナナが倒れ海辺の及川奈央さんの写真を撮る実写系リーチへ。
転んだ奈央さんに近づくが振られる。
その後いいとこなし。
負けた。

「椿鬼奴の鬼奴に乾杯!」より


ちなみに、「マルハン」てのは、年商2兆円を売り上げるニポンで最大のパチンコチェーンのことで、この日の鬼奴姉さんは、ルミネでのお仕事の合間にパチンコを打ってるから、これは、ルミネのすぐ近くにある「マルハン新宿店」のことだ。で、この「及川奈央さんの台」ってのは、9月に「平和」がリリースした「CR及川奈央のフルーツスキャンダル」って台なんだけど、「平和」ってば「CRめぞん一刻」はガンガンCMを流してるのに、奈央ちゃんの台はぜんぜんCMを流さなかった。だから、パチンコファン以外にはに認知度が低いと思うので、どんな台なのか見てみたい人は、コチラをどうぞ♪

‥‥そんなワケで、もしも「CRきっこの日記」ができたら、あたしはインフルエンザ用の大きなマスクで顔を隠して打ちに行くと思うけど、奈央ちゃんも、やっぱりマスクをして打ちに行ってる。そりゃあ、本物の奈央ちゃんがパチンコを打ってるってことが周りにバレちゃったら、アッと言う間に、サインだ握手だ写メだって大騒ぎになっちゃうワケで、それも、奈央ちゃんの台が並んでるシマなんだから、その列で打ってる全員が奈央ちゃんのファンである可能性が高い。だから、奈央ちゃんがマスクをして打ちに行くのは、パチンコ屋さんに迷惑をかけないようにって配慮がメインなんだろうけど、あたしは、それだけじゃなくて、「自分の台を本人が打ってる」ってことに対して、ちょっと「照れ」もあるんだと思う。

で、鬼奴姉さんは、「転んだ奈央さんに近づくが振られる。その後いいとこなし。負けた。」って結果だったけど、ご本人の奈央ちゃんはと言えば、9月に初めて打った時は23連チャンして、これは「パチドリ(パチンコ必勝本DREAMS)」の企画だったから、誌面を飾ることになった。そして、ちょっと間が空いた11月18日に打った2回目は、1回目の記録を更新する28連チャンだった。他にも、奈央ちゃんのお友達が60箱積んだっていうエントリーもあるんだけど、「CR及川奈央のフルーツスキャンダル」は、揃った数字が大きいほど連チャンの確率が高くなる「ナンバーリンク」ってシステムを採用してるから、最近の連チャンしにくくなった台の中じゃ、比較的、連チャンしやすい。

それで、初めて打った時は23連チャンして、2回目に打った時は28連チャンした奈央ちゃんなのに、3回目に打った11月25日は、撃沈しちゃった。奈央ちゃん本人は、「3戦2勝1敗」だから「良し」としてる雰囲気だし、前の2戦で合計50連チャンしてるんだから、交換率の悪いホールでも20万円前後、等価交換のホールなら30万円以上になってるワケで、これだけ貯金があれば、たった1回の負けくらい屁でもない。

だけど、あたしは、そんなことよりも、この負けは、一緒に行ったパートナーの問題なんじゃないかって感じてる。奈央ちゃんは、28連チャンした2回目は、8月の末に惜しまれつつ最終回を迎えた、GyaOの「及川奈央の自然体にもほどがある」でオナジミだった絹川麗ちゃんと一緒に打ちに行ってる。麗ちゃんと言えば、セクシーダイナマイトなナイスバディもさることながら、めっちゃ楽しい性格と、独特のギャグセンスが光ってる。奈央ちゃんが、「炎神戦隊ゴーオンジャー」で害水大臣ケガレシアをやった時、「G3プリンセス」の登場シーンとかで、「惚れなきゃ後悔、ケガレ~シア!」って決めゼリフを言ってたけど、アレって、実は、麗ちゃんの「パタゴ~ニア!」ってギャグが下敷きになってたんだよね。ものすごいマニアックなことで、ほとんどの人には意味が分かんないと思うけど(笑)

つまり、あたしは、公私に渡って仲良しで、ギャグもマネしちゃうほど通じ合ってる麗ちゃんと一緒に打ちに行ったから、奈央ちゃんは28連チャンもできたんじゃないかと思ってるのだ。一方、撃沈した3回目は、奈央ちゃんは、くまきりあさ美ちゃんと打ちに行ってる。あさ美ちゃんも、奈央ちゃんの仲良しのお友達だけど、なんたって「ガケップチ」を売り物にしてるくらいだから、どう考えても「サゲマン」だと思う。だいたいからして、奈央ちゃんは、あさ美ちゃんと一緒にパチンコに行ったことをちゃんとブログに書いてるのに、あさ美ちゃんのほうはまったく触れてないんだから、この辺が「サゲマン」たるユエンなんだと思った。

ちなみに、麗ちゃんのブログは、8月の末に「及川奈央の自然体にもほどがある」が最終回を迎えた時点で、ナニゲにストップしてたんだけど、1ヶ月半後の10月15日のお誕生日に、ホッコリと更新してくれた。この、お誕生日を迎えた時のメッセージを読んで、あたしは、改めて「麗ちゃんてホントにいい子だな~」って思って、胸がジーンとした。そして、こんなにいい子と一緒にパチンコに行ったら、負けるワケがないと思った。

‥‥そんなワケで、及川奈央ちゃんは、絹川麗ちゃんとパチンコに行ったことも、くまきりあさ美ちゃんとパチンコに行ったことも、両方ともブログにちゃんと書いてるのに、麗ちゃんはブログをお休みしてて書いてなかったし、あさ美ちゃんはブログは書いてるのにパチンコのことは書いてなかった。つまり、この「三角形」は成り立ってないワケだし、仮に、麗ちゃんもあさ美ちゃんも奈央ちゃんとパチンコに行ったことを書いてたとしても、奈央ちゃんと麗ちゃん、奈央ちゃんとあさ美ちゃんがつながるだけで、麗ちゃんとあさ美ちゃんはつながらないんだから、「三角形」じゃなくて「V字型」になっちゃう。

ジュゴンやサンゴだけじゃなくて、新種の甲殻類まで36種も発見された辺野古の「ちゅら海」に似合うのは、「V字型」の滑走路じゃなくて、「三角形」のビキニの美女だと思う‥‥ってのも織り込みつつ、ホントの「三角形」を形成するのは、この3人じゃなかったのだ。そして、ここで、「CR及川奈央のフルーツスキャンダル」で連勝した及川奈央ちゃんの対極にいる、さっきの椿鬼奴姉さんが再登場するってワケだ。まず、さっきの鬼奴姉さんのブログの文章を読み直してもらうと、最初にこう書いてある。


「仮面ライダーを打ちたがったが、空いていないので及川奈央さんの台を打つ。」


そう、鬼奴姉さんは、最初から「CR及川奈央のフルーツスキャンダル」を打ちたかったワケじゃないのだ。打ちたかったのは「仮面ライダー」だったワケで、正確に言えば、「CRぱちんこ仮面ライダー MAX EDITION 」ていう「キョーラク」の台を打ちたかったワケだ‥‥って考えるのはシロートだ。鬼奴姉さんと言えば、「キョーラク」とタイアップした「椿鬼奴先生のパチンコ女塾」ってサイトをやってるほどで、ナンダカンダ言いつつも、常に「キョーラク」の台の宣伝に余念がない。

ちなみに、「キョーラク」ってのは、正しくは「京楽」って書くんだけど、あたしは嫌いなメーカーだから、ワザとカタカナで書いてる。「CR冬のソナタ」に代表されるように、やかましくてハデで下品な台ばっか作ってるメーカーで、あたしは激しく相性が悪い。さらに、ちなみに、この「キョーラク」ってのは、こないだ、伊東美咲と結婚した榎本善紀ってボンボンが社長だ。伊東美咲も嫌いだから、別にどうでもいいけど‥‥ってことで、話をクルリンパと戻すと、鬼奴姉さんが、「キョーラク」にオベンチャラをするだけだったら、名前を出すのは、別に「仮面ライダー」じゃなくても良かったワケだ。「キン肉マン」でも「おぼっちゃまくん」でも「必殺仕事人」でも「天国の階段」でも何でも良かったワケで、それなのに、あえて「仮面ライダー」の名前を出したってことが、大きな意味を持つ。

そして、またまた及川奈央ちゃんのブログに戻るけど、11月25日のエントリーを見ると、こんなことが書いてある。


「12月12日(土)劇場公開作品 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』に、私は「蜂女」役として出演させていただきました☆」


奈央ちゃんは、来年の1月30日に公開される「侍戦隊シンケンジャーVS炎神戦隊ゴーオンジャー 銀幕BANG!」に、当然、ケガレシアの役で出演するけど、その前に、「仮面ライダー」の映画に、「蜂女(はちおんな)」っていう怪人の役で出演するのだ。

‥‥そんなワケで、鬼奴姉さんは、パチンコの「仮面ライダー」を打とうと思ったのに、空いてなかったから「及川奈央」を打ったら負けちゃったってことをブログに書いた。つまり、「仮面ライダー」のクダリが事実だったとしても、あたしの邪推の通りに「キョーラク」へのオベンチャラだったとしても、どっちにしても、「仮面ライダーを打たなかった」ってことと「パチンコで負けた」ってことだけは事実だろう。そして、もしも「仮面ライダー」を打ってたとしたら、仮面ライダーがショッカーの怪人を倒さないと連チャンしない。で、奈央ちゃんのほうは、パチンコの「及川奈央」で連チャンした上に、映画の「仮面ライダー」にショッカーの怪人役として出演する。つまり、仮面ライダーは「敵」ってワケで、ショッカーの怪人を倒さないと連チャンしなかった鬼奴姉さんとは、対極に位置することになる。パチンコの勝敗でも、「仮面ライダー」における立場でも、両方とも正反対の2人が、同時期に、双方のことをブログに書いてたのだ。だから、この2人のことをあたしが書けば、この「きっこの日記」が3つめの「点」になり、「椿鬼奴-及川奈央-きっこ」っていう幻の「三角形」がついに完成するのだ!‥‥って力説してみても、「だからどうした?」って言われたら、やっぱり何も言えなくなっちゃうと思う今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.26

大浦湾で多数の新種甲殻類を発見

「大浦湾で多数の新種甲殻類を発見」(世田谷通信)

世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、24日、今年6月に沖縄県名護市の大浦湾一帯で実施した調査によって、エビやカニなど甲殻類の新種を36種、発見したと発表した。同調査はWWFジャパンの「南西諸島生物多様性評価プロジェクト」の一環で、琉球大学非常勤講師で甲殻類の研究を専門としている藤田喜久氏を中心に行なわれた。今回の調査は、大浦湾に流れ込む大浦川、汀間川の河口付近、海岸潮間帯、水深60メートルまでの海底や干潟などの各地点で行なわれ、採取した合計496種の甲殻類を分類、分析したものだが、採取したうちの36種が新種、25種が国内初確認の種であることが分かった。藤田氏は「新種の発見はある程度予想していたが、ここまでとは思わなかった。狭い地域に多様な環境があり、さらに調査をすればもっと(新種が)出てくるのではないか」と大浦湾一帯がジュゴンだけでなく多数の生物にとって極めて貴重なエリアであることを示した。しかし今回調査をした地域の一部は、米軍普天間飛行場の移設予定地とされており、鳩山由紀夫首相が9月の衆院選時に沖縄県民に対して何度も連呼した「普天間飛行場の県外国外移設」という公約を反古にすれば、このかけがえのない海の一部は埋め立てられてしまう。「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズでスタートした新政権が後世の子供たちに対して、多様な生き物が暮らす美しい海を残すのか、それとも戦争のための基地を残すのか、沖縄県民だけでなく全国の有権者がしっかりと見届ける必要があるだろう。(2009年11月26日)


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お菓子な金銭感覚

もう何度も書いて来たから、今さらっちゃ今さらなんだけど、今まで100円で買えてたお菓子類が、どれもこれも値上がりしちゃって、あたしの「楽しいお菓子ライフ」は、完全に崩壊しつつある。以前は「1日100円」のおやつ代でも、昨日はアレ、今日はコレ、明日はソレ‥‥って感じで、日替わりでいろいろと楽しめるほど、100円で買えるお菓子の選択肢が多かった。だけど、今は、100円で買えてたお菓子の多くが125円前後になっちゃって、おいそれとは手が出せなくなった。それも、単なる値上げじゃなくて、お菓子によっては「値上げした上に内容量も減らす」っていう荒ワザに出たもんだから、あたしの購買意欲は、マイケル・ジャクソンのムーンウォークのように、知らず知らずのうちに後退してった。

特に、ポテトチップスやコーンスナック類みたいに袋に入ったものになると、袋を開けた瞬間に、内容量がガクッと減ってることが視覚的に分かるから、激しく落ち込んじゃう。だって、まだ1つも食べてないのに、すでに誰かに食べられたあとみたいに、袋の底のほうにちょっとしか入ってないんだもん。あたしが子供のころって、ポテトチップスの袋を開けると、少なくとも7分目くらいまでは入ってたし、お皿に出すとコンモリとした山になった。それで、おばあちゃんと母さんと3人で食べて、ちょうどいいくらいだった。だけど、あたしが大人になったころには、ポテトチップスの内容量は袋の半分くらいになり、ここ数年の不景気で、とうとう袋の3分の1くらいになっちゃった。

ま、ポテトチップスの場合は、袋に入るだけ詰め込むんじゃなくて、ある程度の余裕を持たせることによって、割れにくくするっていう意味もある。だから、あたしも、サスガに、口までパンパンに詰め込めとは言わない。だけど、ポテトチップスを買って来て、お茶をいれて、「さあ食べよう♪」と思って袋を開けた瞬間に、すでに底のほうに3分の1くらいしか入ってないと、いろんな意味で虚しくなっちゃう。これは、値段が高くなったのに内容量が減ったっていう物理的な状況に対する虚しさだけじゃなくて、何て言うか、「せちがらい世の中になったもんだ‥‥」っていう、今の社会に対する虚しさも入り混じってるから、楽しいハズのおやつの時間が台無しになっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、値上がりしたからって理由だけじゃなくて、内容量が減ったことがひと目で分かるっていう虚しさもあって、ポテトチップスやコーンスナック類はほとんど買わなくなった。もちろん、これは、「お菓子類全般を今までみたいには買わなくなった」っていう前提の上の話だから、他のお菓子を買う頻度も確実に減ってる。ただ、その中でも、特にポテトチップスやコーンスナック類を買わなくなった‥‥ってことなのだ。

あたしが買い続けてる袋入りのお菓子は、大好物のカルビーの「かっぱえびせん」と「サッポロポテト バーべQ味」くらいで、あたしの感覚だと、これらは内容量は減ってないと思う。袋を開けた時に、ちゃんと上のほうまで入ってるし、普通におやつとして食べれば、2日か3日は持つからだ。でも、これにもあたし的なルールがあって、コンビニじゃ絶対に買わない。コンビニだと125円前後もするからだ。あたしが買うのは、いつものスーパーで、「かっぱえびせん」や「サッポロポテト バーべQ味」が「今週のサービス品」になってる上に、さらに、その日が「お菓子コーナー1割引の日」で、90円で買える時だけだ。

あたしは、1日のおやつ代を100円までって決めてるんだから、その日に食べちゃうお菓子なら「100円まで」でも、「かっぱえびせん」や「サッポロポテト バーべQ味」みたいに、2日か3日に分けて食べるお菓子なら、別に200円でもいいことになる。だけど、ここが、あたしの特殊なとこで、「何日で食べるか」ってこととは関係なくて、そのお菓子の値段だけに敏感に反応しちゃう。フランク・ザッパに言えば、「100円前後までは普通にOK」「115円前後は時と場合によってはOK」「125円前後は絶対にNG」っていう暗黙のルールが脳みそを支配しちゃってるのだ。

たとえば、飲み物を買う場合、コンビニだと、140円とか150円とかで500のペットボトルのお茶やジュースを買うのは、もの凄くもったいない気分になる。それで、あたしは、牛乳とかの紙パックの飲み物があるコーナーに行くんだけど、こっちだと、500の紙パックの飲み物は、500のペットボトルの飲み物よりも安いのにも関わらず、下の段にさらに安い1リットルの紙パックがあるから、500の紙パックも高いと思っちゃう。そして、一番安い1リットルで105円のお茶とかを買って、とっても得した気分になる。

それなのに、あたしは、スーパーに行くと、2リットルのペットボトルのお茶が175円とかで売られてるのを見て、凄く高いと思っちゃう。コンビニで、1リットル105円のお茶を「安い!」って思ったのに、これはおかしな話だ。つまり、あたしは、コンビニとかスーパーとかの違いや、1リットルとか2リットルとかの違いは関係なくて、ただ単に、値段が100円前後なら「安い!」、150円を超えると「高い!」って思っちゃう単純な思考回路で行動してる原生動物なんだ思う(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、昨日、コンビニに寄った時に、お菓子のコーナーを見てて、不思議に思ったことがある。それは、チロルチョコの「黒みつ味」は20円なのに、その隣りの「焼ききなこ味」が30円だったからだ。たとえば、普通の「大福」が100円で、中にイチゴが入った「いちご大福」が150円てことなら、あたしだけじゃなくて猫でも理解できる。だから、何の変哲もないノーマルなチロルチョコが20円で、それに焼ききなこがプラスされた「焼ききなこ味」が30円だってことなら分かる。そして、両方とも何かがプラスされてるとしても、片方は「粉砂糖」が掛かってるだけで、もう片方には「金粉」が散りばめてある‥‥ってふうに、明らかに素材の金額が違うんなら、20円と30円どころか、20円と50円でも納得できる。

だげど、チロルチョコの「黒みつ味」と「焼ききなこ味」は、おんなじ和風シリーズな上に、素材のレベルも同等だ。あたしが母さんとタマに行く甘味処の「わらび餅」だって、黒蜜でも、きなこでも、両方でも、ぜんぶ250円だ。黒蜜なら200円だけど、きなこだと300円になる‥‥なんてこたーない。それなのに、チロルチョコの場合は、どうしてこんなに値段が違うんだろう?‥‥って不思議に思ってたら、1つ下の棚に、もっと凄いチロルチョコを発見しちゃった。よくある10センチ四方の缶に、エヴァンゲリオンの初号機が印刷してあるから、何かと思って缶のフタを開けてみたら、中に3×3=9個のチロルチョコが入ってたのだ。それも、その1つ1つの包み紙も、エヴァンゲリオンだったり、登場人物だったり、関連するものだったりって、ぜんぶエヴァンゲリオンの柄になってたのだ。

あたしが寄ったコンビニには、初号機の缶の他には綾波レイの缶しかなかったけど、きっと、アスカや弐号機の缶もあるんだと思う。そして、初号機と綾波レイしかなかったから、あたしは別に欲しくはならなかったけど、値段を見たら300円もしたから、「これじゃあ、アスカや弐号機の缶があっても買えないな‥‥」って思った。だけど、ここで、あたしは、あることに気づいたのだ。300円でチロルチョコが9個ってことは、1個あたり33.3円なワケで、そう考えると、さっきの「焼ききなこ味」と大して変わらない。「焼ききなこ味」を10個買う金額で、たぶん普通の味だと思うけど、それでもチロルチョコが9個買える上に、エヴァンゲリオンの缶がついて来るんだから、こっちのほうが嬉しいような気がする。

でも、普通のチロルチョコなら、1個20円だから、9個なら180円てワケで、そう考えると、缶だけで120円もすることになる。う~ん、これだと損かな? だけど、エヴァンゲリオンのグッズを売ってるお店で、この缶だけを120円で売ってたら、たぶん「安い!」って思って買っちゃうかもしれないし、それどころか、2倍の250円くらいでも、アスカの缶なら買っちゃうかもしれない。あたしの場合、この辺が難しいとこで、さっきの、コンビニで1リットル105円のお茶を「安い!」と思うのに、スーパーで1リットル175円のお茶を「高い!」と思っちゃう感覚とおんなじなんだと思う。

‥‥そんなワケで、これであたしのお菓子な金銭感覚‥‥じゃなくて、おかしな金銭感覚が何となく伝わったと思うけど、こんなあたしが、いっつも悩みに悩んじゃうのが、トーハトの「ポテコ」なのだ。あたしは、カルビーの「かっぱえびせん」や「サッポロポテト バーべQ味」と並んで、トーハトの「ポテコ」が大好きで、あのシッカリした歯応えと絶妙な塩味にメロメロだ。だけど、この「ポテコ」には、いろんな問題があるのだ。まず、何よりの問題は、どうしてなのか分からないけど、いつものスーパーでは、絶対に「今週のサービス品」にならないってことだ。

「かっぱえびせん」や「サッポロポテト バーべQ味」にしても、「ポテコ」にしても、いつものスーパーで普通に売られてる時は、どれも125円前後だ。そして、「かっぱえびせん」や「サッポロポテト バーべQ味」の場合は、これが「今週のサービス品」になった上に、その日が「お菓子コーナー1割引の日」だと、両方の割引の相乗効果で、100円を切って90円になるし、タマに「今週のサービス品」の割引率が違うのか、88円になってる時もある。だから、そんなに悩まずにスパッとカゴに入れられるんだけど、「ポテコ」のほうは、あたしの知る限り、「今週のサービス品」になったことがない。だから、いつもは125円前後だし、「お菓子コーナー1割引の日」でも115円とかだし、大好きなのに、なかなか手を出せない。

もちろん、これは、あたしが行くスーパーの話で、他のスーパーや量販店とかなら、もっと安く売ってるとこもいっぱいあるだろう。だけど、どうしても「ポテコ」を食べないとどうにかなっちゃう‥‥ってワケでもないから、あたしは、安い「ポテコ」を探して旅に出ることもないし、その時に安くなってる別のお菓子で間に合わせて来た。そして、何ヶ月もガマンして来て、どうしても食べたくてジンジャエールな気分になった時だけ、1年に1回か2回くらい、115円の時に買って食べたりしてる。こんな感じだ。

‥‥そんなワケで、「お菓子コーナー1割引の日」の今日、いつものスーパーに行ってみたら、ナナナナナント! 「ポテコ」の「チーズフォンデュ味」と、「ポテコ」の姉妹品の「なげわ」の「トマトクリーム味」ってのが大量に売られてて、それも「105円」ていうワンダホーな値段だったのだ! これは、両方とも期間限定の商品だったけど、これを見た瞬間、あたしは、1年前のことを思い出した。確か、1年前にも、おんなじように期間限定の「ポテコ」と「なげわ」を売ってて、「なげわ」は買わなかったから覚えてないけど、「ポテコ」は「チーズグラタン味」だった。

P1あたしは、今日はそんなに「ポテコ」が食べたかったワケじゃないんだけど、「期間限定」って言葉に弱い性格と、普通の塩味の「ポテコ」は115円なのに、こっちの「チーズフォンデュ味」は105円になってるっていうお得感から、ついついパブロフの犬的にカゴに入れちゃった。だけど、これが大正解で、帰って来てから食べてみたら、最初はホンノリとした香り程度だったチーズの雰囲気が、食べ進むにつれてジョジョに奇妙に盛り上がって来て、まるで目の前にチーズフォンデュのお鍋があるかのごとく‥‥ってのは完全に誇張だけど、それなりにアルプスの風を感じられた(笑)

そう言えば、5年ほど前に、かっぱえびせんの「チーズフォンデュ味」が期間限定で出た時にも、食べながら思ったんだけど、ハッキリ言って、あたしには、「チーズ味」と「チーズフォンデュ味」の違いがよく分からない。さらに言えば、「ポテコ」だけに限定しても、去年の「チーズグラタン味」と今年の「チーズフォンデュ味」の違いが分からない。たとえば、「チーズグラタン味」と「チーズフォンデュ味」の袋の中身が入れ替えられてても、ぜんぜん分からずに食べちゃうと思う。ザックリと言えば、あたしは、チーズの味や香りまでは感じられるんだけど、その先の「グラタン」の部分や「フォンデュ」の部分が、イマイチ、よく分からないのだ。

これは、やっぱり、チーズフォンデュって食べ物が、あたしたちニポン人にナジミがない食べ物だからだと思う。ニポン人の多くは、チーズフォンデュがどんなものかは知ってても、意外と、ちゃんとしたレストランで本格的なチーズフォンデュを食べたことがある人は少ないと思う。あたしは、これまでの人生で、2回だけチーズフォンデュを食べたことがあるんだけど、あたしの周りには、食べたことがない人のほうが圧倒的に多い。そして、あたしが食べたのも、2回とも自分から進んで食べに行ったワケじゃなくて、呼ばれたパーティーの席にあったから、話のタネに食べてみただけだ。で、感想としては、味がどうこう言う以前に、あの独特の匂いで気分が悪くなった。だから、とてもじゃないけど、自分のお部屋じゃできないと思った。

そんなチーズフォンデュだけど、「カナダ de 日本語」のミニーちゃんが、11月21日のエントリー、「チーズ・フォンデュの季節がやってきた」で取り上げてる。サスガ、知的美人でセクシーダイナマイトなミニーちゃんほどのセレブになると、寒くなって来て、あたしたちが「そろそろ湯豆腐の季節だねえ‥‥」って言うのとおんなじに、「そろそろチーズフォンデュの季節ね♪」って思うみたいで、あまりにもカッコよすぎちゃう。もちろん、これは、カナダの美しいワイナリーのレストランで言ってるセリフだからサマになるワケで、あたしが戸越銀座あたりでおんなじセリフを言ったら、「お前は山本モナか!」ってツッコミを入れられちゃうことウケアイだ(笑)

‥‥そんなワケで、チーズフォンデュどころか、チーズ自体の知識もほとんどないあたしとしては、モッツァレラとかゴルゴンゾーラとかなら名前くらいは耳にしたことがあるけど、目の前にいろんなチーズを並べられても、どれがモッツァレラなのか、どれがゴルゴンゾーラなのか、まったく分かんない。だから、チーズフォンデュを食べたことはあっても、何ていう種類のチーズが使われてるのかは、ぜんぜん分かんない。あたしがちゃんと知ってるチーズと言えば、小学校の給食の時に出た「ベビーチーズ」の他は、「雪印6Pチーズ」と「明治十勝スライスチーズ」くらいだから、椿鬼奴姉さんが「パルミジャーノ・レッチアーノが好き」って言ってるのを聞いた時も、マサカ、これがチーズの名前だとはミジンも思わず、イタリアのイケメン俳優の名前か何かだと思ったほどだ。ま、あたしの和風な味覚だと、赤ワインにはチーズよりもサンマの塩焼きのほうが絶対に合うと思ってるし、これからもチーズみたいな高級食品には縁のない生活を続けてくと思う。マツタケが買えなくても、永谷園の「松茸の味お吸い物」があれば何とかなるように、チーズが買えなくても、タマにチーズ味のお菓子を食べられれば、それで十分だと思ってる今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.25

石のCM、玉のCM

現在放送中のテレビCMって、あまりにも酷いものが多いけど、あたしが呆れ果ててるのは、完全に「逆効果」としか思えないCMがマウンテンだってことだ。その最たるものが、各自動車メーカーが「エコカー減税」を連呼してる車のCMで、全国のお茶の間で数え切れないほどの国民がウンザリしてることだろう。中でも、トヨタの「こども店長」は、「大人げないとは思うけど、ぶん殴ってやりたいクソガキ ワースト10」のダントツの1位で、あの舌足らずの「減税も!」ってセリフを耳にするたびに、多くの大人がイライラしてる。

ダイハツの鹿のアニメの「カクカクシカジカ」とかいうCMにしても、最初のうちはそんなに気にならなかったのに、各メーカーの「エコカー減税」のCMが過熱して来たら、あの鹿が「最近、エコカー減税のCMばかりで、もうウンザリというあなたに、今日は‥‥‥‥‥‥エコカー減税のお話!」 ってCMを流し始めたもんだから、あたしは、そこらにあるものを手当たりしだいにテレビに投げつけたくなるほどイライラしちゃった。「人の神経を逆撫でする」とは、まさに、あのCMのための言葉だろう。

そして、これまたイライラしちゃうのが、ニツサンのCMで連呼してる「お買い時」っていう変なニポン語だ。「お買い得」なら分かるけど、いったい何なの?「お買い時」って? きっと、「今が買い時です」の「買い時」と、「お買い得」を合体ロボさせた造語なんだろうけど、造語なら造語ってハッキリと分かるものを使うべきで、あのCMを聞いてると、フロッピー麻生みたいな「言葉を知らないバカ」がデタラメなことを言ってるようにしか聞こえない。

こうした自動車メーカーのCMは、1本1本のクオリティーも酷いけど、何よりも視聴者を不快にさせてるのが、「エコカー減税が適用されてるうちに車を買わないと損するぞ!」とでも言わんばかりの押しつけ感が全面に出てて、まるで玄関に上がり込んで来た押し売りみたいに感じられることだ。トヨタの「こども店長」にしたって、あのガキ自体がムカつくワケじゃなくて、その後ろにいる大人たちの顔が目に浮かぶことがムカつくのだ。つまり、「可愛い子供を利用してまで消費者を騙して車を売りつけてやろう」っていう魂胆が見え見えだからこそ、あのガキまでもがムカついて来る今日この頃、皆さん、カルシウムは足りてますか?(笑)


‥‥そんなワケで、テレビでCMを流すことが「逆効果」になってると思われるものは、他にもたくさんある。最近、流れ始めたものだと、「こてっちゃん牛もつ鍋」のCMがいい例だろう。国際的カルト教団、ナンミョ~の広告塔の久本雅美なんかを使ってるんだから、完全に「逆効果」としか言いようがない。久本雅美と言えば、感極まって号泣しながら池田大作のことを賛美し続ける異常なVTRが有名だけど、今年は都議選も衆院選もあったから、あちこちのナンミョ~党の候補者の選挙カーの上で、発狂したように応援演説してる姿が、YOU TUBEを始めとした動画サイトに投稿されて、多くのマトモな国民をゾッとさせた。こんなカルト宗教タレントなんかをCMに起用したら、その商品が売れなくなるだけじゃなくて、その企業自体がナンミョ~系の企業だと誤解されちゃうことにもなる。

その上、久本雅美は、今年の春に「週刊現代」が発表した「業界がCMに使いたくないタレント」ってアンケートで、堂々のワースト1位に輝いてるのだ。4月の上旬に、航空、流通、飲料、通信などあらゆる業界のトップ企業149社を対象に、「貴社のテレビCMで最も使いたくないタレントは?」っていうアンケートを行なったところ、久本雅美がダントツの1位で、「なんでテレビに出ているのか分からない」とか「芸風が下品」とかの理由が挙げられてた。でも、これらの理由は、あくまでも「表向きの理由」なのだ。久本雅美を使いたくないって答えた企業の多くは、その理由として「関わりたくない」って答えてる。つまり、これは、「ナンミョ~タレントなんか使ったら、うちの会社がナンミョ~系だと思われちゃう」ってことなのだ。

まだ都議選の前の春の時点で、すでに久本雅美は「業界がCMに使いたくないタレント」のワースト1位だったのに、ナンミョ~党はその後の都議選と衆院選でボロ負けして、自民党と一蓮托生で政権与党の座からひきずり下ろされた。衆院選の時なんて、ナンミョ~党の当時の代表、太田昭宏の選挙カーの上で、久本雅美は歯グキを剥き出しにして狂ったように支離滅裂なことをしゃべりまくってた。それで、党の代表の太田昭宏まで落選したんだから、これほどイメージの悪いタレントは他にいないだろう。その上、これまでの「政権与党」っていう看板まで失っちゃったんだから、久本雅美に限らず、ナンミョ~タレントなんか使う価値はゼロってワケだ。だから、「こてっちゃん牛もつ鍋」のCMを見た多くの人たちは、「何で、今、久本雅美なの?」って思ったハズだ。

‥‥そんなワケで、こうした特殊な例はともかくとして、一般的なCMでも、完全に「逆効果」になってるものが多い。たとえば、ソフトバンクのスマップのCMだ。だけど、これは、スマップには問題はない。あたしは、スマップを始めジャニタレはぜんぶ嫌いだけど、これはあたしの個人的な趣味の問題で、世の中的にはスマップは人気がある。あたしは、香取慎吾の「こち亀」なんて史上最低だと思ったけど、あれほど最悪なドラマでも、ファンから見ればそれなりなんだろう。だから、あたしは、ソフトバンクがスマップを起用したことに関しては、別に異論はない。あたしに嫌われても、世の中の多くのスマップのファンに好意的に見られたほうが、CMとしては成功だからだ。

でも、あたしが「逆効果」だと思ったのは、現在放送中の一連のスマップのシリーズの中で、スマップのメンバーがソフトバンクのショップにケータイを見に行くってシチュエーションのやつだ。スマップのメンバーがゴチャゴチャと私語みたいな会話をしてる最後に、キムタクが「孫さんて剣道めちゃくちゃ強いんだぜ」とかって言うやつ。あのCMで、タレントなんだか実際の店員なんだか知らないけど、スマップのメンバーにケータイの説明をしてる女がいる。あたしは、あの女のしゃべり方が、全身に鳥肌が立つほどガマンできないのだ。

まるで、耳の穴から空気が抜けてるみたいなしゃべり方で、今どきの非常識なバカ女のしゃべり方そのものだ。何度聞いてもイライラしちゃうし、聞けば聞くほどムカムカして来る。そして、あんなバカみたいなしゃべり方の女を「街で出会った一般人」としてCMに出すんならともかく、仮にもソフトバンクのショップの店員として出演させちゃったら、ソフトバンクって企業自体が、あんなしゃべり方しかできないアホにお客の対応をさせてるような低レベルな企業っていうイメージを広めることになっちゃう。だから、あたしは「逆効果」だって言ってるワケだ。そして、もう1つの「白い犬」のシリーズにしても、いったいぜんたいどこが面白いんだか、あたしにはまったく理解できない。第一、あんなつまんないCMをシリーズ化すること自体が、企業イメージを悪くしてる。

こんなことを書いたのも、あたしは、ソフトバンクの2007年のCM、キャメロン・ディアスのシリーズに大感動したからだ。1作目は、荷物をかかえたキャメロン・ディアスが道を歩いてるだけで、BGMはエアロスミスの「WALK THIS WAY」だった。あまりにもカッコイイCMで、あたしは、ついにニポンの代理店でも、こんなにセンスのいいCMを作るようになったんだって思って、ホントに感動した。そして、そのあとは、ELOとオリビア・ニュートン・ジョンの「ザナドゥ」が流れる中、雪の降る中を歩いてるキャメロン・ディアスのCMが流れたから、あたしはまたまた感動した。

だけど、ソフトバンクは、こうしたハリウッドスターのシリーズを流しながら、今も続く「白い犬」のシリーズも平行して放送してたのだ。あたしは、「せっかく素晴らしいCMを流してるのに、こっちのバカみたいな犬のCMのセイで台無しじゃん」て思ってた。そしたら、素晴らしいほうのシリーズが打ち切りになって、どうしようもないほうのシリーズが続いちゃったのだ。予算の都合なんだと思うけど、あたし的にも、ソフトバンク的にも、これはあまりにも残念だった。

‥‥そんなワケで、あたしが「逆効果」だと思ってるのは、他にもたくさんある。誰だか知らないけど、もの凄いテンションの女の子が、発狂したみたいに踊ってるグリコの「ポッキー」のシリーズとか、「アフラック」の「まねきねこダック」のシリーズとかは、見てるほうが恥ずかしくなって来る。「まねきねこダック」は、あの歌がヒットしてるそうだけど、あたしには理解できない。まず、一番最初のCMの、縁側で猫とアヒルが踊ってるやつ。アレって、誰がどう見ても作り物の猫だってことが一目瞭然なのに、それを見て「じょうず~♪」とかって感心する女のワザトラシサにイライラした。そして、トヨタの「こども店長」とおんなじで、あえて舌足らずなガキに歌わせて「可愛い」って思わせようとしてる「後ろの大人たち」の魂胆にムカついた。

広告業界では、昔から「不況になったら子供と動物を使え」って言われてるんだけど、こうした「奥の手」って、あたしは、せめてどっちか1つだと思ってる。子供も動物も両方とも使うなんて、あまりにも節操がなさすぎる。その上、本物の猫じゃないのに「じょうず~♪」って、おいおいおいおい!って感じだ。さらには、猫にクチバシをつけた「まねきねこダック」ってキャラまで作っちゃって、安易で稚拙で軽薄な上に芸がない。おんなじ発想の合体動物でも、何年か前に、オセロか誰かを使った旅行代理店のCMで、サイとパンダで「サイパンだ」ってのがあったけど、あの、サイの角をつけたパンダはホントに素晴らしかった。それに比べると、「まねきねこダック」の酷さは目に余るものがある。

ま、この辺のことは、個人個人の感性の問題でもあるから、あのキチガイみたいな「ポッキー」のダンスを見ても、「アフラック」の「まねきねこダック」を見ても、いいと思う人だっているだろう。でも、あたしだけじゃなくて、あたしの周りのほとんどの人が「アレは変だよ」って言ってるのが、「ACジャパン」のCMだ。1人暮らしのおばあちゃんのとこに息子から電話が掛かって来て、息子が「オレだけど」って言うと、おばあちゃんは自分の息子だってことが分かってるのに、ワザと「オレオレ詐欺」を相手にしてるみたいな対応をして、最後に「してますか?ごきげんうかがい」ってナレーションが入るCMだ。

「ACジャパン」てのは、以前の「公共広告機構」のことで、何かの商品を宣伝してるんじゃなくて、「タバコのポイ捨てはやめましょう」とか、「電車やバスではお年寄りに席を譲りましょう」とか、国民に公共意識を啓発するためのCMを制作して流してる団体だ。あたしたちの税金は使われてないけど、新聞社や出版社や大手企業からお金を集めて運営してて、それが特例社団法人てことで非課税になってるから、ま、メディアの互助システムみたいなもんだ。

で、このヘンテコなCMなんだけど、何よりも気になるのが、息子の変な関西弁だ。そして、最後の「ごきげんうかがい」って言葉にも違和感を覚える。文章として「ご機嫌をうかがう」って言えばおかしくないんだけど、「ごきげんうかがい」っていう名詞にしちゃうと、何だか上司にゴマをすってる部下のイメージになっちゃって、変な「へりくだり感」が生じる上に、「イヤイヤやってる」ってニュアンスまで感じられちゃう。たとえば、久しぶりに実家に行くにしても、「明日は実家の母さんのご機嫌をうかがって来るよ」って言うのなら普通だけど、「明日は実家の母さんの『ごきげんうかがい』に行って来るよ」って言うと、トタンに「イヤイヤやってる」って感じになっちゃう。まだ見たことのない人は、ココで見られるから、息子の変な関西弁と、「ごきげんうかがい」って言葉の違和感を実感してみて欲しい。

‥‥そんなワケで、文句ばっかり言ってるみたいだけど、あたしにも大好きなCMがいくつかあるワケで、中でも、今、放送してる「東京ガス」のCMは、見るたびに涙が止まらなくなる。CMを見て泣くなんて、「あたしも年をとったのかな‥‥」って思っちゃうけど、あまりにも胸にジーンと来る素晴らしいCMだ。それで、2週間ほど前にミクシーの日記で紹介したので、あたしのミクシーの日記と、マイミクの皆さんからのコメントの一部を抜粋する。


2009年11月09日11:47
このCM、観るたびに泣きそうになっちゃいます。
こんなに良質のCMがあるのに、どうしてトヨタの「こども店長」だの、ソフトバンクの「犬のおとうさん」だの、イライラするようなバカCMばかりが高く評価されるのでしょうか?
あたしには理解できません。


ふじくま 2009年11月09日 12:07
同感です。これは泣ける。

あっ!こ 2009年11月09日 14:15
泣きました・・・・

タラ 2009年11月09日 14:56
泣けました。
東京ガスのCMだから流れてるのは東京だけなんでしょうね。
はじめて見てめっちゃ気に入りました。
ほかのマイミクさんとかにも紹介しようと思います。

JJ555 2009年11月09日 15:03
大阪ガスのカスCMの、1000倍良いですね。
泣けました。

Kei 2009年11月09日 16:05
画面が見えない僕などには何を伝えたいのかすら解らないCMが多い昨今、う~ん……こっこれはやられました~……泣きました~(;.;)

オワリン 2009年11月09日 16:23
東邦ガスのエリア在住なんで、知りませんでした。
いいCMですね。泣けました。

------------◎---- 2009年11月09日 16:28
きっこさんが挙げた以外にもくだらない通販のCMとか見てると苛苛するし電話番号覚えちゃう、笑。
このCMは良質でいいですね。
泣けました。

廣島屋 2009年11月09日 22:42
このCMは初めて見ました!
きたろうさんいいですねえ……。

R(アール) 2009年11月09日 23:09
なんていいCMや!
ううううっ感動しました

saya 2009年11月10日 11:15
このCM、本当に泣けますね!

Misty 2009年11月10日 12:44
なんて素敵なCMなんでしょう。。。感動しました。
東京だけでなく全国的に放映して欲しいです!

まるちょう 2009年11月10日 21:03
号泣しました。
ありがとう。

Koharu 2009年11月11日 10:40
このCMはじめてちゃんと見ました。
号泣デス。


‥‥そんなワケで、CMの目的は、もちろん「泣かせること」じゃないけど、わずかな時間で、見る者をこれほど感動させられる作品もあるワケだ。そして、この「東京ガス」のCMは、予算で言えば、ソフトバンクのスマップのCMの10分の1も掛かってない。「画面が見えない僕などには~」ってコメントをくださったKeiさんは、高知県在住の全盲のミュージシャン、堀内佳さんだけど、音を聞いただけでも泣けたそうだ‥‥ってことで、痒いとこに猫の手が届く「きっこの日記」としては、最後に、この東京ガスのCMをリンクしとくので、皆さん、ぜひ見てみて欲しい。特に、東京以外にお住まいの人は、たぶん初めて見ることになると思うけど、これほど良質のCMが、次から次へと垂れ流されてる最低のクズCMの中に埋もれてるんだから、CMの世界も、まさに「玉石混淆」ってワケだ。そして、「石」の中に埋もれてる「玉」を見つけるためには、周りの騒音に左右されないように自分自身の感性を磨くことが大切だと思う今日この頃なのだ。


「東京ガスのCM」


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2009.11.24

母さんの自転車

今日は、全国的に「勤労感謝の日」ってことだし、新宿の一部地域ではセレブ大鳥さんのお誕生日ってことだし、あたしは、「エリザベス女王杯」で儲けたお金で、母さんと一緒に電動アシスト付き自転車を買いに行った‥‥って言っても、事前に十分すぎるくらい下調べをして、母さんにもパンフレットを見せてスタイルやカラーの好みを決めてもらい、先週、自転車屋さんに注文したら、「そのタイプなら、ちょうど在庫があるので、用意しておきます」ってことになって、今日、受け取りに行くことになってた。

各メーカーの自転車を比較して、あたしが選んだのは、三洋電機の「エネループバイク」だった。これからは、車だけじゃなくて、自転車だって環境のことを考えなきゃいけない。エネルギーをループさせる「エネループ」の発想から開発された「エネループバイク」は、走りながら発電してクリーン充電するので、家庭での充電も最小限で済むため、数ある電動アシスト付き自転車の中でも、より環境にやさしい。

もちろん、環境パフォーマンスだけじゃなくて、走行パフォーマンスも、漕ぎ出しの安定感とか、パワフルでバランスのいい安定走行とかを追求した「両輪駆動方式」を採用してる。つまり、後輪だけじゃなくて、前輪も駆動するってワケで、車で言うところの四駆ってワケだ。だから、前のカゴに重たい荷物を積んでて、上り坂で発進する時も、ぜんぜんフラフラしないでスーッと漕ぎ出すことができるそうだ。

ま、「漕ぎ出しがラクチン」てとこは、どのメーカーの電動アシスト付き自転車にも共通してる特性なんだろうけど、「エネループバイク」の場合は、こうした性能だけじゃなくて、デザインもオシャレでステキなのだ。「グッドデザイン賞」を受賞してるほどだから、オシャレな母さんにピッタリだと思ったし、パンフレットを見せたら、母さんもとっても気に入って、すぐにコレに決まった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まるで三洋電機の宣伝みたいになっちゃった今日のマクラだけど、ホントのことを言うと、あたしが何よりも「エネループバイク」を気に入ったのは、なんたって大好きな児島玲子ちゃんがエネループのCMに出てるからだ。あたしの場合、玲子ちゃんのことが好きすぎて、玲子ちゃんが宣伝してるものは何でも好意的に見えちゃう。だから、あたしは、釣り具は「シマノ」が好きなワケで、「シマノ」と言えば自転車の部品メーカーもやってるワケで、この「エネループバイク」にも、変速機を始めとして「シマノ」の部品が使われてる。だから、児島玲子ファンのあたしとしては、エネループ的にも、シマノ的にも、ダブルで気に入っちゃったワケだ。

つまり、あたしの場合、ナンダカンダ言いつつも、最初から「三洋電機のエネループバイクにしよう」って決めてたフシがある。だから、ここで、三洋電機の関係者の皆さんに言っとくけど、数ある電動アシスト付き自転車の中から、あたしが三洋電機の「エネループバイク」を買うことに決めたのは、製品の素晴らしさが気に入ったことは当然だけど、何よりの決め手になったのは、「児島玲子ちゃんをCMに起用してる」って点なのだ! なのだったらなのなのだ!‥‥って強調してみたワケ(笑)で、あたしは、お昼前に車で母さんを迎えに行き、一度、あたしのマンションに戻って来てから、愛車のフェラーリF2004(ママチャリ)を出動させて、母さんと一緒に自転車屋さんに向かった。

もちろん、フェラーリF2004は押してったんだけど、何でかって言うと、母さんの「エネループバイク」を買いに行くんだから、帰りのことを考えてだ。あたしが乗るためのフェラーリF2004を持ってかないと、帰り道、あたしだけ欽ちゃん走りしなきゃならなくなる。それで、あたしは、乗るとラクチンなのに押すとメンドクサイ不思議な物体、自転車を押しながら、「コレって傘とおんなじだ」って思った。傘って、雨が降ると便利なのに雨がやむと荷物になるからだ。だからこそ、折りたたみの傘があるワケだけど、折りたたみの自転車は、折りたたんで担ぐよりも、そのまま押したほうがラクチンだと思った。

そんなこんなで、自転車屋さんに到着したら、母さんの自転車はちゃんと用意されてて、新車だから当たり前なんだけど、ピカピカで素晴らしかった。色は、濃いブルーや落ち着いたブラウンもあったんだけど、母さんはベーシックなホワイトを選んだから、ヨケイにピカピカに見えた。それで、自転車屋のおじさんは、ひと通りの説明をしてくれて、まずは母さんが試しに乗ってみたんだけど、母さんは、しばらく前からポンコツのママチャリを乗りまわしてて自転車に慣れてたから、初めてとは思えないほどスムースにスタートした。そして、「わー!」とか「ふー!」とか言いながらどんどん進んでって、ずっと先でUターンして戻って来たと思ったら、コーフンした口調でこう言った。


「すごいわよ!これ!誰かが後ろから押してくれてるみたいで、自動的にスイスイ進むわよ!」


あたしは「自動的じゃないだろ」って思いつつも、自分も乗ってみたら、ホントに誰かが押してくれてるみたいな感じで、ペダルを漕ぐのに、ほとんど力が必要なかった。これなら、奥多摩でも、飛騨高山でも、アラスカでも、どこまででも走れそうだ。母さんは、初めて自転車に乗れるようになった子供みたいに喜んでて、あたしも嬉しくなった。それから、自転車屋のおじさんは、充電のやり方とか、タッチパネルの操作とか、細かいことを説明してくれた。あたしとおんなじでメンドクサイことが嫌いな母さんは、こうした説明を聞くのが嫌いなのに、今回だけは自分のほうから積極的に質問したりして、ものすごく食いついてた(笑)

そして、登録証を貼ってもらい、2年間の盗難保険の証書をもらい、すべての説明と手続きが終わり、お金を払う段になったら、ぜんぶで11万円ちょいだった。今回、あたしの用意できた予算は5万円しかなかったけど、「エリザベス女王杯」で儲けた10万円があるから、鼻歌が出ちゃうほど余裕だった。その上、自転車屋のおじさんは、ダイヤル式のチェーンロックとか、カゴに入れたバッグをスクーターに2ケツした引ったくり小僧から守るためのゴムみたいなのとか、いろいろとサービスしてくれた。

ハッキリ言って、今は、自転車屋さんで買うよりも、インターネットの通販で買ったほうが安く買える。だけど、あたしが乗るならいいけど、これは母さんの自転車だから、パンクした時とか、故障した時とかのことを考えると、いつでも親切に修理してもらえる近所の自転車屋さんで買ったほうが安心できる。

とにかく、あたしは、念願だった電動アシスト付き自転車を母さんにプレゼントすることができて、母さんの喜ぶ顔を見ることができて、とっても幸せな気分になれた。それもこれも「エリザベス女王杯」のオカゲ‥‥っていうか、テイエムプリキュアのオカゲってワケで、あたしは、お礼に、テイエムプリキュアにリチウム電池を積んであげて、「電動アシスト付きサラブレッド」にしてあげたいと思ったほどだ。もちろん、思っただけだけど(笑)

T1‥‥そんなワケで、母さんは新車のエネループバイクに乗り、あたしはポンコツのフェラーリF2004に乗り、自転車屋さんをアトにしたワケだけど、多摩川の支流の野川に沿って走ってたら、母さんはヤタラと楽しそうで、あたしを置き去りにしてどんどん先へ行っちゃった。あたしは、あまりにも母さんが楽しそうなので、必死に漕いで追いついて、「多摩川のサイクリングロードに行ってみよう!」って提案してみたら、母さんは二つ返事で「いいわね~♪」って答えた。それで、あたしたちは次の橋を渡り、多摩川沿いの道へ出てから、土手の上のサイクリングロードに乗った。

今日は、昨日とは打って変わったお天気で、自転車で走ってると、顔に当たる風はちょっと冷たかったけど、お日様がポカポカで、とっていい気持ちだった。でも、サイクリングロードなのに、祭日ってこともあって、サイクリングしてる人だけじゃなくて、ジョギングをしてる人、お散歩をしてる人、犬の散歩をしてる人なんかがチラホラといて、正直、ジャマだった。特に、ビヨ~ンって伸びるリーダーをつけて犬の散歩をしてる人たちは、激しくジャマだった。だけど、今日は気分がいいから、文句は言わずにスルーした。

T3しばらく進んでって、東名高速の下の白バイの練習コースのとこを越えると、だんだん人も少なくなって来て、自転車は走りやすくなった。高い土手の上から見下ろす多摩川は、川面がキラキラと輝いてて、河原のススキもキラキラと輝いてて、空はどこまでも真っ青で、まさに「サイクリング日和」って感じだった。小田急線の和泉多摩川駅のとこで、ちょっと休憩したんだけど、すでに疲れてゼイゼイ言ってるあたしに対して、母さんは余裕マンマンだったから、あたしは、改めて電動アシストの凄さを思い知った。

それでも、こんなに楽しそうな母さんを見るのは久しぶりだから、あたしは、まだまだ走るつもりだったし、母さんも走りたくてたまんないみたいで、5分も休憩してないのに、自分のほうから「そろそろ行こうか?」なんて言い出した。そして、母さんとあたしは、世田谷通リを横断して、またサイクリングロードに乗って、どんどん進んでったんだけど、足腰だけじゃなくて、ジョジョに奇妙にお尻まで痛くなって来たあたしとはウラハラに、母さんの快進撃は止まらない。スイスイ進む母さんと、必死に追いかけるあたし。

T2で、20分くらい進むと、すぐ先に京王線の鉄橋が見えて来たので、一瞬、京王線の京王多摩川駅まで行ってみようかとも思ったんだけど、初めてのサイクリングでこんなに遠出しちゃって、母さんに何かあったら大変だから、ここらで引き返すことにした。それに、あたしのお尻もそろそろ限界だったので、土手を降りたとこにあった自販機でお茶を買って来て、ちょっと休憩することにした。おんなじ多摩川でも、サスガにこの辺まで来ると、地元のニコタマとはぜんぜん雰囲気が違って来て、どこか遠くの田舎に来てるような風景だ。だから、母さんと旅行に来てるみたいな気分になって、ついつい話も弾んじゃう。でも、目の前に気持ちいい景色が広がってるのに、母さんはヨホド気に入ったのか、自転車ばかり見てるし、自転車のことばかり話す。そして、気持ちよさそうに深呼吸してから、ポツリと言った。


「この自転車なら奥多摩まで走って行けそうだわ!」


あたしは、さっき自転車屋さんの前で試乗した時に、「これなら、奥多摩でも、飛騨高山でも、アラスカでも、どこまででも走れそうだ」って思ったことを思い出して、やっぱり親子だな~って思って、何だかおかしくなった。そして、しばらく自転車の話をしてたんだけど、あたしが、ふと、「母さん、ホントにホワイトで良かったの? あたしはブラウンもオシャレでステキだと思ったんだけど」って言ったら、母さんはこう言った。


「きみこがせっかくこんなに高い自転車をプレゼントしてくれるんだから、何年もずっと大切に乗らなきゃ!って思ったからね。白なら飽きが来ないでしょ?」


‥‥そんなワケで、あたしがプレゼントしたものは、値段に関係なく、どんなものでもすごく大切にしてくれる母さんなのに、こんなこと考えて自転車の色を決めてたなんて、あたしは、思わずウルウルして、涙が出そうになった。そして、楽しみにしてた秋の温泉旅行には行けなくなっちゃったけど、その代わりに電動アシスト付き自転車をプレゼントしようと思い立って、ホントに良かったと思った。さらには、「エリザベス女王杯」で、テイエムプリキュアががんばっくれて、ホントに良かったと思った今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.23

マサカの使徒殲滅(笑)

「獲ったどぉ~~!」でもなくて、「負けたどぉ~~!」でもなくて、ギャンブル的には最悪に中途半端な「トントンだったどぉ~~!」ってワケで、今日の「マイルチャンピオンシップ」は、ここでご報告するのも気がひけちゃうような、あまりにもパッとしない結果だった。あたしは、パチンコの場合なら、基本的には投資金額を3000円とか5000円とかに決めて打ってるけど、「あといくらくらいで当たる」ってことが分かるから、たとえば、5000円使っちゃった時点で、潜伏確変状態のまま放置されてる台を発見したら、当然、ソッコーで座り、1000円札を入れる。だけど、競馬はぜんぜん分からないし、このパチンコの例みたいに「絶対に当たる」っていうものが競馬にはないから、負けた時のことを考えて、「負けても痛くない金額」の範囲で楽しむのがいいと思った。

で、現在のあたしの感覚だと、まったく得意としてない競馬に賭けられるのは、最大でも2000円てとこだ。前回の「エリザベス女王杯」の時は、夢のインパクトが強すぎたのと、当日の朝の「フレッシュプリキュア」の内容でピンと来たから、エイテムプリキュアの単勝を1000円の他に、急きょ、エイテムプリキュアから17頭ぜんぶの馬に100円ずつ流して、合計で2700円も賭けちゃったけど、今回は、お告げの感覚はないし、夢も偶然ぽいし、あたし的にはぜんぜんピンと来るものがなかった。だから、最初から「負けても痛くない金額」ってことで、上限を2000円て決めて馬券を買うことにしてた。

そんなあたしが買ったのは、やっぱりあたしのお誕生日ってことで、おんなじ苗字の横山典弘騎手に期待して、カンパニーのラストランを応援するための単勝1000円だった。そして、あとは、マサカとは思ってたけど、せっかくの競馬を楽しむために、カンパニーとエヴァズリクエストとサンダルフォンの3連複とか、「2機の弐号機」から2枠の2頭の馬連とか、昨日のトムヤム君さんの推理に乗って、頭文字が「ア」「ス」「カ」の馬の3連複とか、あたしは今日で37才になるから、馬連と枠連でそれぞれ「3-7」とか、いろいろと工夫して100円ずつ10種類、1000円ぶんの馬券を買った。そしたら、こっちは全滅しちゃったけど、カンパニーの単勝が「2.3倍」になって、2000円の投資で2300円の配当っていう、まさしく「トントン」な結果になっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今回の「マイルCS」の結果についてメールをくださった人の多くは、あたしとおんなじにトントンだったか、ダメだったのどちらかなんだけど、前回も紹介したネコネコさんから、面白いメールをいただいた。


件名:レース結果
お名前:ネコネコ
コメント:きっこさん、お誕生日おめでとうございます。何かお祝いをされるのですか?さて話題のマイルチャンピオンシップですが、カンパニーが勝ち残念ながらエヴァ絡みの馬券にはなりませんでした。エヴァズリクエストは10着、サンダルフォンはブービーの17着でした。そう言えば、エヴァズリクエストの勝負服が、黄色地に赤でキに見える模様だったので、きっこさんのキの暗示?と思い、1枠からも流して買いましたが見事に殲滅されました(笑)。1、2、3着の馬名の1文字目を並び変えると「マ・サ・カ」になり本当にまさかな結果に笑えました。これからも啓示予想楽しみにしています。風邪など引かれませんようお気を付け下さい。


ネコネコさん、ありがとうございました♪‥‥ってことで、1着のカンパニー、2着のマイネルファルケ、3着のサプレザの頭文字を組み合わせたら、ホントに「アスカ」じゃなくて「マサカ」になった!(笑)‥‥ってワケで、マサカなあたしは、お誕生日直前のミクシーの日記に、こんなことを書いた。


「36才は3と6でカブ(9)でしたが、あと1時間で37才、3と7のブタ(0)になりますブー。 明日からの1年は、ギャンブル運がなくなりそうな気がしますブー。 でも、そのぶん恋愛運が向上するような気がしますブー。 」


そして、37才になってから最初のギャンブルが「トントン」なんだから、あたしはホントにブタになっちゃったような気がする(笑)‥‥ってのも織り込みつつ、ゆうべは、地元のお友達がお誕生日の飲み会をひらいてくれたので、オシャレな居酒屋さんで飲んでからカラオケに行ったりしてて、深夜0時ころには帰って来たんだけど、酔っぱらっててそのまま寝ちゃったから、この日記は、月曜日の早朝に書いてる。それで、お礼が遅くなっちゃったけど、お誕生日のお祝いのメールをくださった皆さん、どうもありがとうございました! まだ、ぜんぶには目を通してないけど、今日はお休みなので、もう一度寝てから、ゆっくりと読ませていただきます♪

で、今回の「マイルSC」だけど、あたしの見たエヴァンゲリオンの夢は、やっぱり単なる偶然で、予知夢でもお告げでも何でもなかった。いつもの「予知能力もどき」が発動する時は、自分の意思とは関係なく「誰か」の意思が脳内に流れ込んで来る独特の感覚があるし、他にも、高速エレベーターに乗った時みたいに耳がキーンてなったり、貧血を起こした時みたいに視界が真っ白になったり、こうした身体的な異変がある。だけど、今回は、こうした感覚が1つもなかったから、あたしは、単なる偶然だと思ってた。だけど、夢の中で戦った使徒がサンダルフォンで、翌朝、出走予定馬を見たら、そこにサンダルフォンなんて名前があったもんだから、あまりにも出来杉くんてワケで、日記に書かずにはいられなかった。

でも、結果的に言えば、サンダルフォンは18頭中の17位ってワケで、夢の通りにミゴトに「殲滅」しちゃってるし、2着になったマイネルファルケの「ファルケ」は、ドイツ語で「鷹(たか)」のことで、英語の「ファルコン」のことだそうだ。そう、エヴァンゲリオンのアスカと言えば、ドイツ人とニポン人のハーフだから、ここがポイントだったのかも?‥‥なんて、すでに予知夢じゃないことは分かってるのに、リトル後ろ髪を引かれながら「あと出しジャンケン」的にコジツケて楽しんでたら、たくさんの「残念でした」「今回はダメでした」っていうメールの中に、こんなメールが混じってた。


件名:マイルCS
お名前:バンブー
コメント:きっこさん、こんにちは。数年前からの読者ですが、メールは初めておくります。いつも楽しい日記をアップしてくれて、ありがとうございます。先週、エリザベス女王杯をきっこさんの予知夢にあやかり、見事、馬連・三連複が的中し、27万円という臨時ボーナスをいただきました。遅くなりましたが、本当にありがとうございました。さて、二匹目のどじょうを求めて、今週もチャレンジしました。結果は・・、見事、また三連複が的中。なんとお礼を申し上げてよいか分かりません。きっこさんがあげた3頭ともう1頭の2枠(弐号機)のマルカシェンクの4頭で購入しようと思いましたが、繰り返し読んでいるうちに、弐号機よりもコスプレの件が気になりました。そこで、エヴァンゲリオンのことは何も知らなかったのですが、アスカのコスプレをネットで調べると、青と白の制服と赤いプラグスーツが目にとまりました。青と白で似ている勝負服は7枠15番のサプレザと4番のカンパニー。7枠はオレンジの帽子で、アスカの髪の色にも似ていました。実は7枠が気になった理由がアスカの髪の色以外にもう1つあります。最初、日記を読んだとき、きっこさんは「赤の7枠」と書いてましたよね。あ、間違えてるな、と思ったのです。そして、後で読み直したら、しっかり「赤の3枠」と直されていました。これこそが今週のお告げなのでは、と思ったのです。そして、13番は「赤い勝負服の7枠」だったのです。ということで、2週続けてGI勝利の美酒に酔うことができました。本当にありがとうございました。東京は急に寒くなってきましたので、どうかお体を大切に、これからも楽しい日記を書き続けてくださいね。


件名:マイルCS(追伸)
お名前:バンブー
コメント:きっこさん、たびたび失礼します。先ほど、アスカのコスプレ連想&赤の7枠でマイルCSを的中したというメールを送ったものです。エヴァもサンダルフォンも残念な成績でした(サンダルフォンはまさに殲滅ですね)が、きっこさんが応援されたカンパニーは見事な勝利でしたね。カンパニーはご存知のように8歳馬。昔は数え年で馬齢を数えていたので、その感覚でいえば9歳馬、お正月には10歳を迎える、人間でいえば40歳間近の男性です。引退レースを勝利で飾れることは簡単ではないのですが、メンバーに多少恵まれたとはいえ見事な勝利、しかもGIレースの連勝という快挙。すばらしいことです。今日は馬券がとれなかったとしても、清々しい気持ちになった人が多かったと思います。それから、末筆ながら、お誕生日おめでとうございます。このレースがきっこさんにとって、どんな贈り物になったのか、日記を楽しみにしています。それでは。


バンブーさん、おめでとうございます♪‥‥ってワケで、バンブーさんが書かれてる通り、競馬のシロートのあたしは、最初、間違えて「赤の7枠」って書いちゃって、半日くらいしてから、赤は「4枠」だってことに気づいて、慌てて書き直したんだよね。だけど、わざわざ「訂正しました」なんて報告するほどのことでもないと思って、間違えたとこを訂正しただけでOKってことにした。マサカ、そんなとこまでちゃんと見てて、そこからの発想で的中した人がいたなんて、ある意味、バンブーさんのほうがサイキッカーだと思う(笑)‥‥なんて言ってたら、もっと凄い人がいた!


件名:EVAは世界を変える?
お名前:黒猫ムッちゃん
コメント:初めまして&お誕生日おめでとう御座います。いつも楽しみに拝見させて頂いております。レースの余韻に浸りつつメールしてます。エリザベス女王杯の予知夢をたまたま見逃した者として、今度こそはと夢解読に挑ませて頂きました。まずはとにかくカンパニーの圧勝!感動しましたよ。おまけに取らせて頂きました!結果的にエヴァンゲリオンが全てでしたね。夢の解釈ですが・・・第十話「マグマダイバー」について調べている時に偶然発見したことが発端になりました。弐号機の定位置である2枠4番に入ったカンパニー(きっこさん)に対してアスカ(早希ちゃん)が発した言葉の通りに受けとります。するとアスカに当たる馬は何処に居るのか?wikiに記載されていますが放送日の欄、第八話「アスカ、来日」がなんと1995年11月22日!きっこさんの誕生日にリアルタイムで放送されていたとは!ここに色々な偶然(必然か!)が潜んでいます。注目すべき事がこの11月22日に発表された事として記録されています。あのエリザベス女王杯がこの年を最後にそれまでの3歳限定レースから古馬開放レースに翌1996年から改定されました。この年から数えて14年後の2009年のエリザベス女王杯!?確か、設定ではアスカは14歳でしたよね?1995年11月22日にサンダルフォンの繭(予知夢)が生まれたのではないでしょうか?マイルSCに絡めると、この日の放送は第八話で第8使徒とも繋がります。タイトルは「アスカ、来日」、このヒントそのままに来日した牝馬を対抗馬にあてます。そうすると1枠1番エヴァズリクエストと7枠15番サプレザの2頭、この1番のエヴァズの意味するところは良い知らせ・・・ここはサンダルフォンと共にEVAファンに対して良い知らせを運んで来た使者として捉えアスカは15番サプレザとします。カンパニーとサプレザに対抗する者(使徒)なんですが・・実はここが難しいとこでした。答えは1995年にあるとし、開催日に違いがありましたがその年のエリザベス女王杯を調べたところ、なんと勝利してるのは4枠7番の馬!今年の夢と同じく4枠7番の馬!そのことからその年にマイルSCで勝利したのは7枠13番の馬で、今年のメンバー表に当てると7枠13番マイネルファルケ(なんと独語!意味は鷹だそうです)EVAファンを信じて大勝利!!一番心配してたのは、カンパニーの老齢ではキツいであろうハードなローテーションでした。数回程、競走中の悲劇を目の当たりにしているのでそれだけは見たくなかった・・・雨は降り出すし・・そんなの全て吹き飛ばしての圧勝!!本当に感動しました。二人の横山さんには心からおめでとうと言わせて下さい。カンパニーにはゆっくり休んで欲しい。これからの生活のほうが長いのだから・・・最後に、きっこさん有り難う!やはり全ては夢でしたね。謎解き楽しかったです。やはりきっこさんは恐ろしい魔性とも言える偶然(必然)を生まれながらにお持ちのようです。これからも数多くの伝説を作っていって下さい。長文に散文でスミマセン・・でもまだ全てを書き切れていないような気がすします。まだまだ調べたら夢の続きの偶然(必然)がボロボロと出て来そうな気が・・・。


黒猫ムッちゃんさん、おめでとうございます♪‥‥ってワケで、ここまで来ると、「コジツケ」を超越して「ムリ」を感じるのが正直なとこだけど、第八話の「アスカ、来日」の放送日が1995年11月22日だったとか、その日からちょうどアスカの年齢にあたる14年目が「今日」だったってこととか、こうしたピンポイントのコジツケをされちゃうと、それなりに「おおっ!」って思っちゃう。何にしても、今回のあたしの「マグマダイバー」の夢は、予知夢でも何でもない単なる偶然なので、バンブーさんや黒猫ムッちゃんさんのように、あたしの夢の話からの発想で的中した人は、普通に考えれば「偶然に偶然が重なった」ってことだし、超常現象的に考えれば「バンブーさんや黒猫ムッちゃんさんのほうに第六感が働いた」ってことだと思う。

‥‥そんなワケで、まだ先の話だけど、1年の最後を飾る「有馬記念」に関して、あたしには、ちょっとだけビビッと来てることがある。それは、今、アスカのコスプレで早希ちゃんががんばってる「西日本横断ブログ旅」が、兵庫県の「有馬温泉」からスタートしてるってことなのだ。過去の「有馬記念」の優勝馬を見ると、シンザンやテンポイントやオグリキャップやディープインパクトなど、競馬オンチのあたしでも知ってるチョー有名な馬に混じって、1996年の第41回のレースで、早希ちゃんのコンビ名の「桜」に関連してるサクラローレルって馬が優勝してる。そして、この時、この馬に乗ってたのが、今回、カンパニーを優勝させた横山典弘騎手なのだ。ただ、今の時点では、まだ「コジツケ」のハンチューで、あたしの「予知能力もどき」は発動してない。でも、今回の「西日本横断ブログ旅」から導入された新ルールに、「サイコロで2回続けて1を出したらスタート地点に戻る」っていう、スゴロクで言うところの「振り出しへ戻る」ってルールがある。だから、早希ちゃんには気の毒だけど、もしも「有馬記念」が近づいたころに、2回続けて「1」を出してスタート地点の「有馬温泉」に戻るようなことになったら?‥‥なんてことも思ってる。だから、あたしは、これからも、「西日本横断ブログ旅」のブログに応援コメントを書き込みつつ、「桜」のブログで早希ちゃんの動向を見守ってこうと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.11.22

風雲免許更新録/後編

ものすごいイキオイで、「マイルCS」のコジツケ予想が届いてるんだけど、どの予想も「よくぞ、ここまでコジツケた!」って感じで、読んでるだけで楽しくなって来るので、昨日からの続きの日記を書く前に、マクラでチョコっと紹介しようと思う。


件名:マイルの予想
お名前:トムヤム君
コメント:きっこさん、はじめまして。いつも楽しく読ませてもらってます。エリ女のプリキュアのお告げ、凄かったですね!私は残念ながら外してしまいましたが、マイルCSこそは勝とうと思い、きっこさんの夢を私なりに解読してみました。私の予想は、1着がアブソリュート、2着がスズカコーズウェイかストロングガルーダ、3着がカンパニーです。これで、1着、2着、3着の頭文字が「ア・ス・カ」になります。2着の「ス」がつく馬が2頭いるのは、きっこさんの夢の「2機の弐号機」を暗示していると考えれば全て合点がいきます。サンダルフォンは2機の弐号機に殲滅させられたのですから後方に敗れ去るでしょう。(後略)


件名:こんばんは
お名前:F
コメント:きっこさん、こんばんは。三度目のメールになります横浜のFです。さっそくですがマイルチャンピオンSについて、お伝えしておきたいことがあってメールさせていただきました。私はヒカルオオゾラを軸にして買うつもりだったのですが、きっこさんの日記にヒカルオオゾラの名前が出てこない悔しさから自分でこじつけてみました(笑) きっこさんの年齢だとご存知ないかと思いますが、私の子供の頃に「エイトマン」というテレビアニメがあり、その主題歌が「光る海、光る大空、光る大地」という歌い出しなのです。私はこの「エイトマン」の8が、きっこさんの夢に登場した第8使徒の8ではないかとこじつけてみました。いかがでしょうか?(後略)


件名:マイルの夢予想
お名前:緑のマキバオー
コメント:きっこさん初めまして。匿名希望の緑のマキバオーと申します。きっこさんのマイルの夢の話を読んで気づいた事があります。今度のマイルに出走する馬の中で、サンダルフォンとトレノジュビリーの二頭はサクラバクシンオーの子供ですが、夢の中できっこさんを助けたのは稲垣早希ちゃんですよね。稲垣早希ちゃんの漫才コンビの名前は「桜」ですから、サクラバクシンオーと符合します。そして「桜」は今年いっぱいで解散する。カンパニーはこのレースで引退する。こちらも符合しています。そう考えると、この三頭の組み合わせが気になります。(後略)


件名:マイルCも当てましょう!
お名前:けんけん
コメント:ども、「夢見る奇跡」でメールを載せてもらえたけんけんです。あの後の後日談としては、お小遣い稼ぎでやっていた株取引で15万円の損出をだしてしまい、「テイエムプリキュア」で儲けた15万円を株の損出にあてがいました…ほんと「夢の続き」できっこさんが言ってたとうり、必要な分しか儲からないって事が分かりました…たぶん神様が「こいつ株で15万円損するから、競馬で15万円だけ勝たせてやろう」みたいな事があったのかも、、、で「マイルC」のサンダルフォン!サンダルフォンの意味を調べたら「兄弟」だそうで、で、競馬新聞みてみたら、1枠2番の「トレノジュビリー」が、サンダルフォンと同じ父(サクラバクシンオー)を持ついわば「兄弟」。しかも弐号機の馬番2番!あと、サンダルフォンは大天使だそうで、大天使なら6枠12番の「ヒカルオオゾラ」光る大空!なんてのもありかも。ではマイルC頑張りましょう!


件名:まるで推理小説です
お名前:昔日の勝負師
コメント:前略、きっこさんへ。今日メールした文章が文字化けしていたのと、予知夢の新解釈(正解かも・・・)が出来ましたので性懲りも無くお便り致します。初めは、二機の弐号機でサンダルフォンを倒したので二枠の両馬が1、2着で18番のサンダルが3着だと思ったのですが、なんと!二枠カンパニーと同じ音無厩舎からもう1頭出走していたのです。それは六枠11番のザレマだったのです。正に戦友ではありませんか?そしてサンダルが敗れたのは貴女(≒カンパニー)の僚友(早希ちゃん)にであり、カンパニーに負けた訳ではありません。となれば、勝つのは3番のマルカシェンクか、11番のザレマとなり、2着は18番サンダル、3着はカンパニーか1番のエヴァズリクエストと推察されます。どうです、中々の推理でしょ・・・?もう、充分に競馬を楽しんでいます。本当に有難うございます。


トムヤム君さん、Fさん、緑のマキバオーさん、けんけんさん、昔日の勝負師さん、どうもありがとうございました♪ それぞれに「おおっ!」って感じだけど、他にも楽しい解読や予想がたくさん届いてるので、明日のレースが終わったら、当たったもの、ハズレたものに関係なく、面白いメールをまた紹介しようと思う‥‥ってことで、ついついマクラが1000文字を大幅に超えちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ここからは昨日の続きだけど、鮫州の試験場で免許の更新のための講習を受けてたあたしは、10分間の休憩をはさんで、いよいよ2時間目へと突入した。2時間目は、まずは恒例のビデオを見せられるんだけど、前回の3年前の更新の時には「それではビデオを始めます」って言ってたのに、今回は「それではDVDを始めます」って言ったので、あたしは、ナニゲに時代の流れを感じたりもした。今回のプチ映画は、「飲酒運転の報い/破滅への道」ってタイトルで、里見浩太郎が登場した。教本に「ちびまる子ちゃん」を起用したり、こうしたプチ映画に大御所の俳優を起用したり、サスガ、あり余る予算を使い切るために、不必要なムダ遣いが目立つけど、裁判員制度の広報映画にシャブ中タレントを起用して大損するよりはマシだから、まあ、いいとしよう。

今回のプチ映画は、「飲酒運転の報い/破滅への道」ってタイトルから簡単に想像できる通り、飲酒運転で人身事故を起こしたアホが、転落の人生を送るっていうサンザンなストーリーだった。だけど、天下の里見浩太郎にこんな役をやらせたらイメージダウンになっちゃうから、里見浩太郎は雑誌社の元編集長役で、この事故のことを追ってく役回り、言うなれば進行役みたいな位置づけだった。そして、笑っちゃうのが、カンジンの飲酒運転で人身事故を起こす役なんだけど、ナナナナナント! 中堅俳優の原田龍二なのだ! そう、里見浩太郎が水戸黄門なら、原田龍二は助さんてワケで、あまりにもワンダホーな配役だった。でも、残念なことに、格さん役の合田雅吏は出てなかったけど(笑)

で、見た者すべてをグッタリさせちゃう重たいプチ映画が終わりに近づくと、教室の後ろのほうで全員の様子を監視してたおばさん講師は、スピーディーにテレビのとこへツツーッと移動して、まだエンディングの音楽が流れてるのにも関わらず、容赦なくスイッチをプチッと切った。あまりにもやる気マンマンで、1秒でも早くしゃべりたいみたいだった。そして、それからは、まるで水を得た魚のように、飲酒運転や酒気帯び運転の恐ろしさとか、どれほど罰則が厳しくなったとかを熱弁したんだけど、あたしに言わせれば、あたしら一般のドライバーに言う前に、全国の警察官や公務員に向かって「飲酒運転は危険だ」ってことを指導して欲しいと思った。

‥‥そんなワケで、時間のないあたしにとって、すごくラッキーだったのは、予定よりも5分くらい早く終わったことだ。その上、新しい免許証も、待ち時間ゼロで受け取ることができた。ただ、今回からは、ICチップ内蔵の免許証になったので、受け取った免許証を指定の機械のとこへ持って行き、自分の決めた4ケタの暗証番号を入力しないとダメなので、それで5分ほど掛かっちゃった。でも、3時40分には試験場を出発することができて、3時50分には天王洲アイルに到着することができて、お仕事にはバッチリ間に合った。新しい免許証の写真も、良く言えば鬼束ちひろ、悪く言えば「妖怪人間ベム」のベラ、間をとってプリンセス・テンコーってワケで、まあまあいつもの感じだったからジンジャエールだった。

で、新しい免許証は、大きさもデザインも前のとおんなじなんだけど、ICチップ内蔵ってことで、厚みだけが今までの2倍になってた。横から見ると、2枚の免許証を貼り合わせたみたいに見える。それから、本籍地の欄が空白になってて、本籍地の住所はICチップに入ってるそうだ。それで、これからは、何かの違反で捕まったり、検問で免許証を見せる時とかに、おまわりさんから暗証番号を聞かれることもあるそうで、ICチップに入ってる本籍地の住所を含めたいろんなデータは、この暗証番号が分からないと読み取れないそうだ。

とにかく、あたしは、何とか無事に免許の更新ができたワケで、パッと見た感じは今までと変わらなくても、実際にはICチップ内蔵になり、本籍地の欄が空白になった新しい免許証を眺めてたら、今までは空白だった真ん中の「免許の条件等」の欄に、ある言葉が印刷されてることに気がついた。


「中型車は中型車(8t)に限る」


そう、昨日の「前編」にも書いたけど、「中型免許」が新設された平成19年6月よりも前に免許を取った人に書き加えられる条件だ。「8t」ていうのは車両の総重量で、積荷としては「5トン未満」てことになり、世の中的には「4トントラック」ってことだ‥‥って、あたしは、自分の新しい免許証に書き加えられた、この「8t」ていう数字を見て、またまた「第8使徒サンダルフォン」のことを思い出しちゃった。「エヴァンゲリオン」の中では、サンダルフォンは繭に入った胎児の形で登場するけど、これは、「旧約聖書」に登場する元ネタのサンダルフォンが、誕生の直前に胎児の性別を決める神様だからだ。

そして、「誕生の直前」て言えば、まさに、明日がお誕生日の「今のあたし」ってことになる。その上、ヤタラと気になるから過去ログを調べてみたら、去年の5月28日の日記、「幕の内弁当な夜」の書き出しが、こんなふうになってた。


(ここから)

あたしの唯一の愛読誌、「テレビブロス」の今の号、いつものように真っ先に清水ミチコさんの「私のテレビ日記」を読んだんだけど、黒柳徹子さんのことが書いてあって、すごく面白かった。内容も面白かったんだけど、清水ミチコさんの書いてる文章だと思って読んでると、黒柳徹子さんのセリフの部分がモノマネの声で聞こえて来るから、なおさら面白く感じるってことに気づいた。

で、パラパラとページをめくってたら、「吉本工房」のコーナーに、エヴァ漫才でオナジミの「桜」の稲垣早希ちゃんが出てたんだけど、「好きな使徒ベスト3」に、こう書いてあった。

「1.イスラフェル、2.サンダルフォン、3.シャシェル」

おーーーーい! シャシェルって何だよ?シャシェルって?‥‥って言っても、これは本人の間違いじゃなくて校正の見落としなんだから、早希ちゃんを責めることはできない。だけど、どうせなら、「シャムシェイド」とかって間違えてくれてたら、別の意味で笑えたのに‥‥つーか、「早希ちゃん」なんだから「サキエル」をベスト3に入れるべきだと思うんだけど‥‥つーか、いっそのこと、「稲垣サキエル」って芸名にしちゃエヴァいいのに(笑)

(ここまで)


‥‥そんなワケで、この去年の日記には、サンダルフォンが「2番目」として書かれてる。もちろん、これは、あたしが考えたんじゃなくて、早希ちゃん本人が「2番目に好きな使徒」としてサンダルフォンの名前を挙げてたのだ。そして、さらに言わせてもらえば、この日記を書いた去年の5月28日ってのは、ようするに、平成20年5月28日ってワケで、昨日の「前編」に書いた聴覚障害者のチョウチョのマークが施行されたのが、平成20年6月1日だから、ナニゲに「誕生の直前」て雰囲気がする‥‥ってワケで、今、11月21日の夜11時、まさに、お誕生日の直前のあたしは、何だか大変なことが起こりそうな胸騒ぎがしてる今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.21

風雲免許更新録/前編

今日、「マイルCS」の枠順が発表になったので、さっき、帰って来てから見てみたら、ナナナナナント! サンダルフォンが8枠の18番ていう、あたしの恐れてた通リの結果になっちゃった。まさに「大外から第8使徒が襲来する!」って感じで、それを迎撃するエヴァズリクエストのほうは、正反対の1番だ。18頭のレースで、あたしが見た夢に関連する2頭が1番と18番の両端だなんて、あまりにも劇的だ。

だけど、夢であたしが乗ってたのも、早希ちゃんが助けに来てくれたのも、両方とも弐号機なのに、エヴァズリクエストは1番、つまり、シンジの初号機ってワケで、あたしの見た夢とは違った結果になった‥‥ってことは、エヴァズリクエストのことは無視して、「弐号機が2機」ってことで、2枠の2頭のワンツーなのか? そうすると、 マルカシェンクとカンパニーってことになる。そして、2機の弐号機に殲滅させられたサンダルフォンは3着なのか?‥‥ってことで、実際に夢を見たあたしも解読できないんだから、その話を聞いてる皆さん、特に、エヴァンゲリオンの「マグマダイバー」を観てない人には、チンプンカンプンだと思う。

そこで、どうしても気になる人は、コッソリとコレでも観て、あたしの見た夢の雰囲気だけでも味わってみて、それから、オノオノで判断してみて欲しい‥‥なんて、自民党の歴代の無責任総理みたいに丸投げしちゃったワケだけど、あたし自身、夢にサンダルフォンが出て来たから、競馬でもサンダルフォンが入賞するのか、それとも、夢でサンダルフォンを殲滅させたから、競馬でもサンダルフォンが負けちゃうのか、いったいどっちなんだか、なかやまきんに君の上腕二頭筋に聞いても分からないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、今日、朝から品川の天王洲アイルでお仕事をしてたんだけど、午後1時すぎから3時半すぎまで、約2時間半、空き時間ができた。それで、最初は、車の中でおにぎりを食べながら「サンシャイン牧場」に水撒きでもしようかと思ったんだけど、「ハッ!」っと気づいたのが、ここは鮫州のすぐ近くだってことだった。そう、免許の更新だ。あたしの場合、たぶん1時間の講習を受けるだけだから、午後イチの講習時間に間に合えば、楽勝で戻って来られる。それで、あたしは、この空き時間を使って、鮫州の試験場へ免許の更新に行ってみることにした。

で、実際には、12時45分に天王洲アイルを出発できて、1時前には鮫州の試験場に到着したので、車の中でダッシュでお化粧を直して、急いで中へ入った。そして、持ち歩いてたハガキを受付に出して、用紙をもらい、名前と生年月日と電話番号を書いて、隣りの部屋で視力検査をしてから写真を撮ってもらい、通路を奥へ進んで古い免許証に穴を開けてもらい、手前の窓口で4250円払って印紙を貼ってもらい、4ケタの暗証番号を設定して、2階へ行って講習の手続きをするまでに、約10分。そしたら、講習の手続きの係のおじさんが、教本の入った袋を差し出しながら、あたしにこう言った。


「2時間ですね」


えっ?‥‥あたしは、この3年間で、たった1点の「通行区分違反」で1回しか捕まってないんだから、1時間の講習じゃないの?‥‥ってワケで、聞いてみたら、「過去5年間」なんだって! あたしは、前回の更新の時、あと1ヶ月で更新だって時に、それまでずっと逃げ切って‥‥じゃなくて、それまでずっと交通違反をしないで来たのに、あまりにもバカバカしい「一時不停止」で捕まっちゃったのだ。だから、そのすごあとに免許を更新したのに、その時の違反がまだ残ってて、過去5年間に「軽微な違反が2回」ってことで、2時間の講習を受けなきゃなんなかったのだ。

午後イチの2時間講習は、1時20分からで、途中に10分の休憩が入るから、終わるのは3時半だ。講習が終わった時点で、ダッシュで戻ればお仕事に間に合うけど、新しい免許証の交付に時間が掛かったりしたら、ちょっとヤバイことになる。だけど、もうここまで来ちゃったんだから、覚悟を決めるしかない。ま、細かいことを言っちゃえば、あたしは、常に「30分前にはスタンバる」ってことをポリシーにしてるから、実際には4時までに戻ればノープロブレムってワケで、多少の余裕があった。

それで、あたしは、トットと教室に入り、後ろから2番目の席に座り、講習が始まるのを待った。ちょっと小さめの教室は、もう半分くらいの席が埋まってて、例によって例のごとく、前のほうは空いてた。だけど、講習が始まる5分前の1時15分くらいになると、ゾロゾロと人が入って来て、ほぼ満席になった。そして、時間ピッタリに担当の講師が入って来たんだけど、珍しいことにおばさんだった。メガネの痩せたおばさんで、60代くらいの感じの人だった。あたしは、今までに6回、免許の更新をしてて、今回が7回目なんだけど、このうちの3回は無違反だったから近所の警察署でやって、鮫州の試験場に来るのは4回目だ。今までの3回は、ぜんぶおじさんの講師で、おばさんの講師は今回が初めてだった。

‥‥そんなワケで、いよいよ講習がスタートしたんだけど、最初に結論を言っちゃうと、いつもはメンドクサイと思ってる講習なのに、今回だけは、ホントに受講して良かったと思った。だって、この3年間で、道交法は大幅に変更になってて、あたしのぜんぜん知らないことがマウンテンだったのだ。ほぼ毎日、車が原チャリの運転をしてるあたしなのに、こんなに知らないことだらけだったなんて、大ゲサじゃなくて、ホントにビックル一気飲みだった。

おばさん講師は、まずは黒板に貼ってある4種類のマークの説明を始めたんだけど、あたしには、オナジミの「初心者マーク」と、お年寄りの「もみじマーク」しか分からなかった。その下に貼ってあったのは、四角い2つのマークで、1つがグリーン地に黄色のチョウチョのマーク、もう1つが今のプリキュアのマーク、あの、4つのハートが四葉のクローバーみたいにくっついてるマークだった。そしたら、チョウチョのマークが聴覚障害者のマークで、プリキュアのマークが身体障害者のマークだった。あたしは、「身体障害者のマークって、確か、車椅子のマークじゃなかったっけ?」って思ったんだけど、それだと、あまりにも直接的すぎるから、このマークに変更になったそうだ。

以前の車椅子のマークのシールは、暴力団とかが大量にニセモノを作って、「どこに駐車してもキップを切られないシール」として、1枚2万円とか3万円とかで売りさばいてたから、今度のプリキュアのマークのシールも、すでに暴力団がニセモノを作ってるかもしれない。だけど、そうした人間のクズどものことは置いといて、純粋にマークのデザインとして考えると、身体障害者を表わすのに、車椅子よりは四葉のクローバーのほうが遥かにいいと思うし、聴覚障害者を表わすのにチョウチョを使ったのも、とってもステキな感覚だと思った。

だけど、あたしが気になったのは、お年寄りの「もみじマーク」のことだ。2~3日前に、ネットのニュースで、今の「もみじマーク」が不人気だから、新しい高齢者ドライバー用のマークを一般公募するってことを知ったからだ。そしたら、今日、あたしがもらって来た教本は、「平成21年10月改定」、つまり、先月に改定されたばっかの新しいものなのに、「もみじマーク」が新しくなったら、その部分だけのために、すぐにまた1冊丸ごと作り直すってことになる。

ただでさえ、ヤタラと無意味な多色刷りにして、紙も高級なものを使い、1冊で済むものをワザワザ3冊にしてる「更新時の教本」は、莫大な税金で作られてる。ドライバーに教えなきゃならないホントに重要なポイントだけをマトメて、2色か3色で刷れば、教本は1冊で済むし、費用は10分の1で済む。だけど、この教本を作るための関連団体や関連企業に、ものすごい数の天下りがいるから、その天下りたちに法外なお給料を支払うために、ムダな教本を作り続けて‥‥って、ま、今日はやめとこう(笑)

‥‥そんなワケで、ほぼ毎日、運転してるあたしが、現行で使われてる4種類のマークのうち、2種類しか認識してなかったワケだけど、このあと、さらに驚くことになった。飲酒運転の点数が大幅に引き上げになったり、免許取り消しの欠格期間が延長になったっていうのは、お酒を飲んだら運転はしないあたしには無関係なことだから、聞かされても「へぇ~」って感じだったけど、そんなことじゃなくて、あたしの免許そのものが、この3年の間に、別の免許になってたのだ!

あたしの免許は「普通免許」って言って、その名の通り、ニポンで1番「普通」の免許だ。乗用車なら、軽自動車からフェラーリまで運転できるし、トラックなら4トントラックとかまで運転できるし、マイクロバスなら9人乗りのものまで運転できるし、オマケに原チャリにも乗れる。で、5トン以上のトラックを運転する時には「大型免許」が必要になるし、10人乗り以上のバスを運転する時には「大型二種免許」が必要になる‥‥って思ってた。ようするに、「普通免許」の上は「大型免許」って思ってた。

そしたら、あたしの知らない間に、「普通免許」と「大型免許」の間に、「中型免許」ってのが新設されてたのだ。いろいろと細かく分かれてるんだけど、分かりやすいとこでザクッと言えば、今までは普通免許で運転することができた4トントラックが、今の普通免許じゃ運転できなくなったのだ。今の普通免許で運転できるのは3トントラックまでで、4トントラックを運転するためには、普通免許の上に新設された中型免許を取らなきゃなんなくなったのだ。

あたしは、こんな話、初耳だったし、真っ先に思ったのは、「普通免許で4トントラックを運転してるプロドライバーたちは、みんなお仕事ができなくなっちゃうじゃん」ってことだった。そしたら、おばさん講師が説明してくれたんだけど、この中型免許が新設されたのは平成19年の6月で、それ以前に免許を取得してる人は、これまで通りに、4トントラックを運転することができる。これが適用されるのは、平成19年6月以降に免許を取った人だけだ‥‥ってことだった。つまり、おんなじ普通免許でも、平成19年6月より前に免許を取った人たちと、以降に取った人たちとでは、運転できる車の上限が違うってワケだ。

で、この違いをハッキリとさせるために、新しく免許を取った人たちの免許証には、区分のとこに「普通」って書かれるんだけど、平成19年6月以降に免許を取ってるあたしとかは、今までは「普通」って書いてあったのに、これからは「中型」って書かれるのだ。だけど、今までの普通免許が新設の中型免許に繰り上がったワケじゃなくて、あくまでも、今まで通りの車を運転できるってだけだから、免許証の区分には「中型」って書かれながらも、条件のとこに「8トンまでに限る」っていう但し書きがつく。「8トン」てのは、車両重量を含めた重さだから、ようするに、4トントラックのことだ。

‥‥そんなワケで、前回、あたしが免許の更新をしたのは、3年前、平成18年の11月だから、あたしが免許の更新をした半年後に、この中型免許ってのが新設されたワケだ。それなのに、あたしは、今日までまったく知らなかった。聴覚障害者のチョウチョのマークも、平成20年6月に導入されたそうだから、もう1年半も経つのに、あたしは今日まで知らなかった。コレって、あたしのアンテナが鈍感だったってことじゃなくて、行政的に広報が行き届いてないってことじゃないの?

あたしは、ほぼ毎日、都内や川崎や横浜を走りまわってるんだから、たぶん、どこかで、この聴覚障害者のチョウチョのマークや、身体障害者のプリキュアのマークをつけた車を目にしてたハズだ。だけど、あたしがぜんぜん覚えてないのは、これらが何かの意味を持ったマークだとは気づかなかったからだろう。さっき書いたように、これらのマークは、デザインとしては優れてる。車椅子のマークみたいにダイレクトじゃないから、自分の車に貼る人たちも抵抗感が少ないと思う。だけど、逆に言えば、これらのマークの意味を知らない人たちにとっては、何のことだかピンと来ない。車椅子のマークが貼ってあれば、10人が10人ともピンと来るだろうけど、チョウチョのマークやプリキュアのマークじゃ、その車のドライバーが趣味で貼ってるステッカーだと思っちゃう。

だから、あたしは、こうしたことは、広報こそが重要で、いくらステキなマークを導入したって、すべてのドライバーが認知しなかったら意味がないと思う‥‥ってワケで、全国のドライバーの皆さん、正方形でグリーン地に黄色いチョウチョのマークを貼ってる車を見かけたら、聴覚障害者の人が運転してる車だから、クラクションを鳴らしても聞こえない場合もあるし、できるだけフォローするような運転を心がけて欲しい。そして、4つのハートが四葉のクローバーみたいになってるマークを貼ってる車を見かけたら、それは「プリキュアのマニア」じゃなくて、身体障害者用の車両だから、できるだけフォローするような運転を心がけて欲しい。

‥‥そんなワケで、行政の不備を「きっこの日記」がフォローしたワケだけど、今回の「ちびまる子ちゃん」の教本は、「ちびまる子ちゃん」的にはイマイチで、あんまりツッコミドコロが見当たらない。前回の教本は、思わず「ププッ!」って噴き出しちゃうボケとかもあったのに、今回は、ヒロシが「他人の迷惑になる行為はダメだぞ」とか言ってて、「お前が言うな!」ってツッコミを入れるくらいだった。友蔵もぜんぜんボケてくれないし、まる子もお姉ちゃんもお母さんも、みんな優等生的なセリフしか言ってない。

だけど、そのぶん、あたしを楽しませてくれたのが、例のおばさん講師だった。おばさん講師は、なしくずし的に授業をしてるんじゃなくて、心の底から交通安全を願ってるみたいで、ヤタラと使命感に燃えてて、ヤタラと本気だった。「本気と書いてマジと読む」ってノリで、最初こそ静かにスタートしたんだけど、10分、20分と話し続けてくうちに、ジョジョに奇妙に脳内麻薬が分泌して来たのか、だんだんにボルテージが上がって来て、声に変な抑揚をつけたり、ヤタラと動きまわって自分の立ち位置を変えてみたり、自分が大事だと思ってることを何度も早口で繰り返してみたり、挙句の果てには、ウトウトしてる人のとこまで小走りに行って起こしたりしてた。たとえば、運転中のドライバーの脳みそと手足との動きを説明する時なんて、こんな感じだった。


「皆さん!皆さんが運転している時に、何を考えてますか? 仕事のこととか趣味のこととか夕飯こととか、いろんなことを考えてますよね? でもぉ~~~、こうした考えとは別にぃ~~~、皆さんの脳と体はぁ~~~、認知・判断・伝達・操作ということを瞬時に繰り返しているのです! 認知・判断・伝達・操作!認知・判断・伝達・操作!認知・判断・伝達・操作!認知・判断・伝達・操作!これが頭の中を~~~、グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル~~~っとぉ~~~ねぇ~~~!」


あたしは死ぬほどツボだったのに、他の人たちはみんなシーンとしてて、今さらながら、「あたしって普通の人たちと笑いのツボが違うんだな~」って再確認しちゃった。とにかく、あたしには、そのおばさん講師の一挙手一投足がツボだったから、一瞬でも見逃さないように注目してたんだけど、今回は、ただ面白がるだけじゃなくて、話の内容もちゃんと聞いとかなきゃいけない大切なことも混じったから、なかなか大変だった。吉田照美よりもやる気マンマンなおばさん講師は、3冊の教本をまんべんなく平行して使ってくのだ。


「はい!それでは次は『交通の教則』の5ページ、飲酒運転の罰則ですが、東京都の『安全運転のしおり』の38ページを見てください!こちらにもあるように、罰則が引き上げられました!『人にやさしい安全運転』の25ページにも飲酒運転による危険性が書いてありますが~」


すべてがこんな感じだから、こっちは、3冊の教本のページを順番にひらくだけでも大変で、ちょっとでも気を抜くと、今、どの本のどのページをやってんだか分からなくなっちゃう。実際、あたしは、「人にやさしい安全運転」をひらいた時に、事故が起こった時の応急処置のページをひらいちゃったんだけど、そこにあった、仰向けに倒れてるグリーンのシャツの男性と、その男性に「大丈夫ですか?」って声をかけてるブルーのシャツの男性のイラストが目に入った。それで、その先のことが気になって、つい、ページをめくってみたら、ブルーのシャツの男性が、グリーンのシャツの男性のアゴを持ち上げて気道を確保したり、口に耳を近づけて呼吸を確認したりするイラストが続いてる。

ま、ここまではいいんだけど、その次のページを見て、あたしはブッ飛んだ。ブルーのシャツの男性が、グリーンのシャツの男性とディープキス風味の人工呼吸をしてるんだけど、ナゼだか、グリーンのシャツの男性だけが、突然、裸になってるのだ! それも、わざわざ赤い矢印を使って、ブルーのシャツの男性が、裸の男性の股間のほうを凝視してるように描かれてるのだ! これは、胸の動きを見て、ちゃんと空気が肺に送られてるかどうかを確認しながら人工呼吸をしろっていう説明なんだけど、4コマ漫画みたいにイラストだけを見て来たあたしとしては、どうしても、「救護をしてるうちに愛が芽生えちゃった2人」にしか見えなくて、笑いをこらえるのが大変だった。そして、「ハッ!」っと気づいた時には、いったいぜんたい、どの教本のどのページをやってんだか、ぜんぜん分からなくなっちゃってたのだ。

‥‥そんなワケで、ようやく最初の1時間の講習が終わり、10分間の休憩に突入したとこで、ちょうど時間となりました‥‥ってワケで、思いつくままに無計画に書いてたら、あまりにも長くなっちゃったので、「ちびまる子ちゃん」的に、「後半へ続く」ってことにした今日この頃なのだ♪


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2009.11.20

マイルCSに使徒襲来?

15日の「エリザベス女王杯」の結果を日記に書いたトタンに、すごくたくさんの人から「次のマイルは何が来ますか?」ってメールが届いたので、あたしは、「マイルCS(マイルチャンピオンシップ)」っていうレースがあることを知った。それくらい競馬のことは何も知らないあたしだけど、1つだけ言えることは、そんなに都合よく予知夢を見たりするワケがないってことだ。それで、「やれやれ」なんて思いながら寝たのが、月曜日の深夜だった。

そしたら、メッタに見ることのない「エヴァンゲリオン」の夢を見た。あたしがアスカの役なんだけど、風船みたいに膨らむ耐熱用のプラグスーツを着て、同じく耐熱用の装備をした弐号機に乗り込み、浅間山の火口からマグマの中へ入ってく。そう、「マグマダイバー」だ。それも、何度もパチンコのリーチで見てるからなのか、両足を前後に広げて、「ジャイアントストロークエントリー」って言いながら入ってく。

夢のストーリー自体は、原作のアニメに忠実で、最初はマグマの中にいる使徒の繭(まゆ)を捕獲しに行ったんだけど、途中で使徒が孵化しちゃったから、急きょ、作戦を変更して、マグマの中で使徒と戦うことになった。で、あたしが苦戦してたら、もう1機のエヴァが助けに来てくれたんだけど、ここからがオリジナルのストーリーになって、あたしはアスカの役で弐号機に乗ってるのに、助けに来てくれたのも弐号機なのだ。そして、通信用のスクリーンに映ったのは、稲垣早希ちゃんだった。

早希ちゃんは、バッチリとアスカのコスプレをしてて、あたしに向かって、「あんたバカァ? アスカの役はあたしに決まってんでしょ!」って文句を言うんだけど、あたしは、大好きな早希ちゃんとお話ししてることが嬉しくて、使徒との戦いの最中だってのに、「早希ちゃん!ブログ旅、毎週観てるよ♪」なんてノンキなことを言っちゃう。その瞬間、使途があたしの弐号機に襲い掛かって来たんだけど、早希ちゃんの弐号機が、例のデカいカッターナイフみたいなヤツで使途をぶった斬ってくれて、無事に「殲滅!」ってことになった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、月曜日の夜に、こんなヘンテコな夢を見たんだけど、ナニゲに気になったから、火曜日の朝、目が覚めてから、インターネットで「マイルCS」のことを調べてみた。そしたら、「エリザベス女王杯」の時とおんなじで、「出走登録馬」の一覧表があったので、上から順に見てったら、おしまいのほうで、あたしは、完全に凍りついちゃった。そこには、こんな馬の名前が書いてあったのだ。


「サンダルフォン」


そう、あたしがさっきまでマグマの中で戦ってた第8使徒の名前だ! あたしは、ゾゾーッて寒気が走り、全身がチキン肌になり、サスガに怖くなって、どうしていいのか分からなくなった。ハッキリ言って、こんなのシャレにならない。だけど、誰かに言わないと怖くてしょうがないから、とりあえず、ミクシーの日記に、このことを書いた。そしたら、あるマイミクさんが、「エヴァズリクエストなんて馬もいますね(笑)」ってコメントを書き込んでくれたから、慌てて一覧表を見直してみたら、ホントだ! 外国の馬なので、別のワクの中に書いてあって、最初に見た時にはウッカリと見過ごしちゃったみたいだけど、確かに「エヴァズリクエスト」って名前の馬もいた!

これで、ちょっと古い表現で言うと、あたしの「ガクガクブルブル」も本格的になって来たワケだけど、これは火曜日の時点でのことで、まだサンダルフォンやエヴァズリクエストが出走するかどうかは分からない。それで、またまた石川喬司先生にお聞きしてみたところ、あたしが見た「出走登録馬」は37頭だったけど、このうちでレースに出られるのは18頭、つまり、半分以下だとのこと。そして、レースにはこれまでの獲得賞金の多い順に出られるんだけど、サンダルフォンは獲得賞金が18番目でギリギリだとのこと。

37頭の中から、抽選か何かで18頭が選ばれるなら、どの馬にも平等に出走できるチャンスがある。だけど、これまでの獲得賞金で決められるとなると、ようするに、強い馬から順に選ばれてくってことになる。だから、これまでの獲得賞金が19番目以下の馬は、上位の馬が何らかの理由で出走を辞退した時にだけ、繰り上げ当選するってことだ。獲得賞金が19番目や20番目の馬なら、少しは期待が持てるけど、30番目だの35番目だのになると、こないだの衆院選で自民党の比例区の後ろのほうに回されちゃった猪口邦子みたいに、最初っから当選する可能性はゼロに等しいってことになる。

で、カンジンのサンダルフォンだけど、獲得賞金が18番目ってことは、もしもギリギリで出走できたとしても、この18頭の中じゃ「一番弱い馬」ってことになる。それも、サンダルフォンが6歳なのに対して、もっと上位にいる馬たちは、3歳だったり4歳だったり5歳だったりするワケで、サンダルフォンよりも短い期間で多くの賞金を稼いでるってことになる。そう考えると、力の差は歴然だ‥‥ってワケで、ここで、あたしが思ったのは、「あたしは夢でエヴァに乗ってサンダルフォンを殲滅させたんだから、勝つのはエヴァズリクエストでサンダルフォンは負けるんじゃないのか?」ってことだった。

‥‥そんなワケで、あたしは、ヘンテコな夢を見るには見たんだけど、その「解読」の部分で悩んでたら、石川先生が次のデータを送ってくださった。


(前略)
参考までに出走予定馬の専門誌採点は次のようになっています。

カンパニー    97.5
アブソリュート  95.4
キャプテントゥーレ95.3
ファイングレイン 94.8
ザレマ      94.4
マルカシェンク  94.4
スマイルジャック 94.2
トライアンフマーチ93.8
エヴァズリクエスト93.6
サブレザ     93.5
フイフスベトル  93.2
スズカコーズウェイ92.9

サンダルフォンは評価外ですから楽しみ特大です。ちなみにエリザベス女王杯のブエナビスタは98.6。
テイエムプリキュアやクイーンスプマンテはやはり評価外でした。
(後略)


‥‥ってことで、18番目のギリギリで勝ち目はないと思ってたサンダルフォンだったけど、「エリザベス女王杯」で優勝したクイーンスプマンテも、2着になったテイエムプリキュアも、両方とも「評価外」だったってことを知って、また、あたしの気持ちは変わって来た。あたしは、こんな事前の評価があるなんてことを知らなかったから、「エリザベス女王杯」の時には、自分の見た夢に自信を持って「テイエムプリキュアが来る!」って言ってたけど、今になって振り返ると、激しく勝ち目のない馬の名前を挙げてたワケだ。

そう言えば、15日の夜の日記でメールを紹介させていただいたレイさんは、「以前にマツリダゴッホ、今年の天皇賞でカンパニーを当てたのは読んで知っているのですが、今回のテイエムプリキュアに関しましては、競馬を少しかじったことのある人なら「さすがに、それは・・・」ってみんな思ったと思います。」って書いてた。だから、あたしも、競馬を少しでもかじってて、専門誌の事前の評価とかにも目を通してたら、いくらプリキュアの夢を見たからって、「テイエムプリキュアが来る!」だなんて思わなかったかもしれない。

で、夢の内容とは別の問題として、ドシロートのあたしなりに、ちょっとだけ「予想」っぽいことを書かせてもらうと、あたしには、もう1頭、すごく気になってる馬がいる。こないだの秋の「天皇賞」で、あたしとおんなじ苗字の騎手が乗るってことと、8歳馬だって理由から応援してたら、ミゴトに優勝しちゃったカンパニーだ。カンパニーに騎乗する横山典弘騎手は、「エリザベス女王杯」の時にも、あたしがポイントの1つにしてた「ブルー」の枠、優勝したクイーンスプマンテとおんなじ4枠にいたから、すごく気になってた。だけど、何のお告げもなかったから、あえてそのことには触れなかった。アレもコレもって書き始めちゃうと、確率を高くするために手広く書いてるみたいに思われちゃうからだ。だけど、今回の「マイルCS」では、こないだの秋の「天皇賞」で優勝した馬、カンパニーに騎乗するんだから、「出走登録馬」の一覧表を見た時から、すごく気になってた。そしたら、石川先生が、こんなことを教えてくださった。


「横山騎手が乗る天皇賞馬カンパニーはマイルチャンピオンシップをラストランに引退する予定です。」


ええ~! そうなんですか~!‥‥ってワケで、あたしがカンパニーにこだわってる理由は、もう1つある。「マイルCS」が開催される今度の日曜日は、あたしのお誕生日なのだ。「エリザベス女王杯」の時も、「京都11R」で「芝2200m」っていうとこから、あたしのお誕生日の11月22日を連想したけど、今度は、そのお誕生日の当日に行なわれるレースなのだ。だから、あたしは、あたしとおんなじ苗字の騎手に、運命的なものを感じてた。だから、それが、カンパニーの引退レースともなれば、運命的なものも二乗になっちゃう。

‥‥そんなワケで、今、この日記を書いてるのは、木曜日の深夜なので、もう、出走馬が決まってる。さっきインターネットで見たら、評価の高いカンパニーやエヴァズリクエストはもちろんとして、獲得賞金でギリギリだったサンダルフォンの名前もあった。今は、まだ枠順が決まってないから何とも言えないけど、枠順が発表された時に、もしもサンダルフォンが「8番」だったり「8枠」だったりしたら、まさに「第8使徒」ってワケだ。そして、エヴァズリクエストが「2番」だったり、「赤」の「3枠」だったりしたら、まさに「弐号機」ってワケだ。

石川先生は、「横山騎手が乗るカンパニーが、このレースではブエナヴィスタ的存在なのも興味深いところです。」っておっしゃってるから、「エリザベス女王杯」とおんなじ展開になるとしたら、1着がエヴァズリクエスト、2着がサンダルフォン、3着がカンパニーってことになる。これなら、エヴァはサンダルフォンに勝つワケだし、カンパニーはブエナビスタ的な役割を果たしたことになる。それに、「東京アンダーグラウンド」っていうアニメに出て来る「カンパニー」は、「エヴァンゲリオン」における「ゼーレ」みたいな位置づけだし、あたしのお告げを聞いて「さすがに、それは・・・」って思ったレイさんも、苗字が「綾波」なのかもしれない。

ま、これは、お告げでも予知能力でも何でもなくて、あたしの十八番の「妄想」なんだけど、こんなふうにいろいろと妄想してみるのも、競馬の楽しみ方の1つなのかもしれない。「エリザベス女王杯」の結果に対して、レイさんは「こんなレースは何年かに1回しかないですし~」って言ってたから、確率的に言えば、何年かに1回しかないような展開が、2回も続くワケはない。それに、ここまで書いて来て、皆さんをガッカリさせて申し訳ないんだけど、今回は、前回みたいな「お告げ感」を感じてないのだ。

前回は、あたしの意思とは無関係に、どこからか「エリザベス女王杯」のことが頭に流れ込んで来て、目が覚めたあとも、ものすごく「エリザベス女王杯」のことが気になった。だから、プリキュアの夢を見たことも、目が覚めてからインターネットで出走登録馬の一覧表を見たことも、すべてに一貫した流れを感じたし、あたし以外の何らかの不思議な力が働いてるってことがビンビン感じられた。だけど、今回は、寝る前に何の映像も浮かばなかったし、「マイルCS」のことは頭に流れ込んで来なかった。朝、目が覚めてからインターネットで出走登録馬を調べたのだって、前回のことがあったから、気になっただけだ。

そこで、「サンダルフォン」なんて名前の馬を発見して、さらには「エヴァズリクエスト」なんて名前の馬までいたもんだから、あたしの中の「不思議ちゃん」がヌッと顔を出しちゃっただけで、あたしの肌感覚で言うと、今回の弐号機の夢は、完全に「単なる偶然」だ。もしも、ホントに予知夢だったとしたら、もっとビンビンと感じるハズだからだ。昔から「柳の下に2匹目のドジョウはいない」なんて言葉があるように、おいしい思いが2回も続くワケはない。これは、ただの格言じゃなくて、ちゃんと確率論に裏づけされた言葉だ。

‥‥そんなワケで、あたしがアスカになって、弐号機に乗って、マグマの中で第8使徒のサンダルフォンと戦った夢を見たのは事実だけど、残念ながら、この夢は「マイルCS」とは関係ないような気がする。もちろん、これも、例の「大勢(たいせい)に影響が出ないようにする」ための大宇宙の操作なのかもしれないし、あたしには何とも言えない。だから、「マイルCS」の馬券を買おうと思ってる人は、あたしの怪しげな「予知能力もどき」なんかに惑わされないで、ちゃんと自分の予想で買って欲しい。ただ、どうしても気になる人は、自分の予想でシッカリと買った上で、あくまでも「お遊び」として、今日の日記を参考にした馬券を100円とか200円とか、負けても困らない範囲で買い足してみると、レースを観戦する時のワクワク度やドキドキ度がアップするかもしれないと思う今日この頃なのだ。


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2009.11.19

シーラカンスの憂鬱

大人になっても可愛いチワワやトイプードルやミニチュアダックスなら、赤ちゃんの時も可愛くて当然だけど、大人になると恐ろしいツラガマエになる土佐犬やドーベルマンとかでも、赤ちゃんの時はとっても可愛い。あたしの苦手な昆虫にしても、大きなカマキリなんて絶対に触れないほど怖いけど、タマゴから孵ったばかりのちっちゃいカマキリの赤ちゃんなら、手のひらに乗せられるほど可愛い。これとおんなじで、どんなに凶暴な猛獣でも、赤ちゃんのころならとっても可愛いワケだし、どんなに凶悪な顔をした暴力団員でも、どんなに冷酷な顔をした殺人犯でも、赤ちゃんのころは可愛かったワケだ。だから、あんなに不気味な姿をしたシーラカンスでも、赤ちゃんのころは可愛かったハズだ‥‥って想像できたワケで、今回、福島県の水族館、「ふくしま海洋科学館」(アクアマリンふくしま)が撮影に成功したシーラカンスの赤ちゃんの映像を見たら、あまりにも可愛くて、思わず水槽で飼いたくなっちゃったほどだった。

 

発表されたのが3日前の16日だから、もうテレビや新聞やネットで映像や写真を見た人も多いと思うけど、「31.5cm」っていう説明がなければ、周りに大きさを比較するものがないから、5cmか10cmくらいかも?って思っちゃうほど可愛いかった。成魚のシーラカンスと比べて、全体的にヒレが大きくて、顔もあどけなくて、他のお魚の幼魚とおんなじだった。特に尾ビレなんて、成魚になるとほとんど分からなくなる中央部のモッコリがハッキリしてて、トランプのクラブの形で可愛かった。目だけは、大人のシーラカンスとおんなじで、白く光ってて気味悪かったけど、これは、太陽の光がまったく届かない水深150m以上の場所で撮影してるからで、照明を反射してるんだから仕方ない。もっと浅場の自然光の下で撮影すれば、目も黒くて不気味じゃなかったと思う。

 

とにかく、あたしは、生まれたばかりの子鹿が、必死に立ち上がって、プルプルと小刻みに震えながらお母さんのほうへ行こうとするのとかを見てると、もう、たまんないほど感動しちゃうタイプだから、今回のシーラカンスの赤ちゃんが、まだうまく自力で泳ぐことができなくて、岩肌に体を横たえながらも、たくさんあるヒレを戸惑いながら動かしてる映像を観て、思わず胸がキュンとしちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、シーラカンスの赤ちゃんの映像を観て、あたしがキュンとしちゃったのは、シーラカンスが卵を産む「卵生」じゃなくて、お母さんのお腹の中で卵を孵化させて、お腹の中である程度、赤ちゃんを成長させて、それから産む「卵胎生」だってこともある。おんなじお魚でも、メスがそこらに卵を産み、そこにオスがやって来て精子をピュピュッとかけて、それで受精して孵化すると、赤ちゃんが可愛いことには変わりないけど、お母さんと赤ちゃんとのつながりは希薄になっちゃう。だから、見てるほうとしては、「生まれた!」っていう感動もイマイチだ。

 

だけど、たとえば、マンタ(オニイトマキエイ)みたいに、お腹を大きくしたお母さんマンタが、苦しそうに裏向きになったりして泳いでて、だんだんに「その時」が近づいて来て、お尻からちっちゃな赤ちゃんマンタが飛び出すと、「おおっ!」っていう感動がある。「こんなにちっちゃいのに、お母さんとおんなじ形をしてて‥‥」って思うだけで、ナゼだかウルウルしてきちゃう‥‥って言っても、マンタの赤ちゃんて、生まれた時点で、すでに50kgくらいあって、あたしより重いんだけど(笑)

 

で、31.5cmもある今回のシーラカンスの赤ちゃんが、どうして「生まれたばかり」だって判断されたのかって言うと、アフリカの南東にあるモザンビークで、1991年に捕獲されたメスのシーラカンスの胎内に、約30cmの赤ちゃんが確認されているからだ。細かいことを言うと、アフリカのシーラカンスとインドネシアのシーラカンスは別の種類で、見た目で言うと、アフリカのほうが全体的に黒っぽくて、インドネシアのほうはカラフルだ。だけど、最初のシーラカンスが誕生した約4億年前のデボン紀からは、ものすごい種類のシーラカンスが枝分かれした。マダイみたいに体高が高くて平べったいもの、アンコウみたいにズングリしてるもの、全長が4mもある巨大なもの、海じゃなくて川や湖に住む淡水性のものなど、いろんなシーラカンスが誕生してった。

 

そして、これらのシーラカンスたちが、気が遠くなるほどの長い年月の間に、何らかの原因で絶滅したり、淘汰されたりして来て、今から数千万年前には、ある1種類のシーラカンスだけが生き残った。で、今から1000万年くらい前に、この生き残ったシーラカンスが、現在のアフリカのコロモ周辺に住む種族と、インドネシアのスラウェシ周辺に住む種族とに枝分かれして、今日に至る‥‥って感じなのだ。だから、アフリカのシーラカンスもインドネシアのシーラカンスも、形や大きさや習性はほとんどおんなじで、色と模様がビミョ~に違うくらいなのだ。

 

‥‥そんなワケで、シーラカンスの卵って、直径が2~3cmで、ピンポン玉のひとまわり小さいくらいの大きさなんだけど、シーラカンスとおんなじくらいの大きさのお魚、サケの場合は、卵はイクラだ。シーラカンスよりも大きくなるチョウザメは、卵はキャビアなんだから、もっとちっちゃい。こうしたことから考えると、シーラカンスの卵って、魚体の大きさに対して、激しく大きいってことになる。だけど、シーラカンスが一度に産む数は、25個前後と激しく少ない。つまり、これは、サケやチョウザメのように、大多数は生き残れないからたくさん産む‥‥っていう「ヘタな鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式とは正反対で、確実に生き残れる子孫だけを産む‥‥っていう堅実方式なんだろう。そして、だからこそ、何億年もの時を超えて生き抜いてこれたんだと思う。

 

卵の直径が2~3cmってことは、そこから生まれる稚魚は大きくても5cm程度なワケで、それが30cmを超えるまでお母さんのお腹の中にいるんだから、どんなに成長が早くても、数ヶ月から1年くらいはお腹の中にいるってことになる。だけど、25個の卵がぜんぶ孵化して、みんな30cmになっちゃったら、お母さんのお腹は破裂しちゃう‥‥ってワケで、シーラカンスのお母さんが一度に25個の卵を産むのは、25匹の赤ちゃんを産むためじゃなくて、1匹か2匹ほどの赤ちゃんを産むためで、残りの23個はエサなのだ。

 

あたしたち哺乳類の場合は、胎児はお母さんの体と「へその緒」でつながってて、そこから栄養分をもらえるから、何も食べなくても、お母さんのお腹の中で成長することができる。だけど、お母さんとつながってないお魚の場合は、自分の口から何か食べないと、お母さんのお腹の中で餓死しちゃう。それで、生まれた赤ちゃんのために、お母さんが用意しといた食料が、「多めに産んだ卵」ってワケなのだ。他の「卵胎生」のお魚の例を見ると、先に生まれた赤ちゃんは、卵を食べるだけじゃなくて、あとから孵化した弟や妹も食べちゃうケースも多いから、シーラカンスの場合も、お母さんのお腹の中で共食いをして成長するんだと思う。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、今回の31.5cmのシーラカンスのことを「赤ちゃん」て呼んで来たけど、卵から孵化した時は5cmくらいで、それが数ヶ月から1年くらい成長してから外に出て来たんだから、「赤ちゃん」て言うよりは「幼児」って感じなのかもしれない。ま、どっちにしても、今回、生まれたばかりのシーラカンスの撮影に成功したのは、1938年にシーラカンスが発見されてから初めてのことで、「ふくしま海洋科学館」のグリーンアイプロジェクトの岩田雅光さんと吉村光太郎さんには、心からの拍手を送りたい。

 

でも、この「シーラカンスの赤ちゃん」のことばかりがクローズアップされてるけど、岩田さんと吉村さんは、実は今回、もう1つ、世界初のシーラカンスの撮影に成功してるのだ。今回の調査は、9月10日から10月9日まで行なわれた「第6回インドネシアシーラカンス現地調査」で、インドネシア北スラウェシ州のタリセイ島、バンカ島、マナド湾の3ヶ所をROV(自走式水中カメラ)で調査したんだけど、9月14日には、タリセイ島周辺の水深157mの岩陰で、体長が約120cmのお腹が膨らんだメスの固体の撮影に成功してる。そして、9月24日には、タリセイ島北部の水深146mの場所で、これまた120cm前後のシーラカンスが6匹集まってるとこを撮影してるのだ。

 

インドネシアのシーラカンスが、6匹もおんなじ場所に集まってるとこを撮影したのは世界初で、「シーラカンスの赤ちゃん」と同じく、これもシーラカンスの生態を調べる上で、ものすごく貴重な映像だ。何匹ものシーラカンスが群泳してる有名な映像はあるけど、アレはアフリカのコロモでの映像で、インドネシアのシーラカンスの群泳は、今回、岩田さんと吉村さんが撮影したのが始めてなのだ。そして、10月6日には、マナド湾内の水深161mの岩の隙間で、今回の赤ちゃんの撮影に成功したワケだから、この「第6回インドネシアシーラカンス現地調査」が、どれほどの成果を挙げたのかは、火を見るよれも明らかだろう。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、お魚は全般的に大好きなんだけど、シーラカンスに限っては、気味悪くてたまらなかった。これは、幼いころのトラウマによる部分が大きくて、2006年8月18日の日記、「シーラカンスな午後」で詳しく書いてるけど、ちっちゃな時に、「よみうりランド」の水族館で、ゾンビみたいに不気味なシーラカンス剥製を見たからだ。だけど、大きくなってから、内田春菊さんの描く可愛いシーラカンスのマンガを見たり、実際に泳いでる映像を観たりして、ずいぶんやわらいで来てた。

 

でも、剥製ほどの不気味さはなくても、やっぱり、深くて暗い海の底をスローモーションみたいに泳いでるシーラカンスは、それなりに気味が悪くて、元気いっぱいに泳いでるハマチやカンパチなんかと比較すると、とてもおんなじお魚とは思えないほどのダークなイメージがあった。だけど、今回、シーラカンスの赤ちゃんの映像を観たら、最初にも書いたけど、生まれたばかりの子鹿みたいな可愛らしさ、いじらしさを感じちゃって、胸がキュンとして、一気にシーラカンスのことが好きになったのだ。

 

だから、あたしは、今回の岩田さんと吉村さんの功績を学術的な意味だけじゃなくて、あたしの個人的な趣味の意味でも、大いに讃えたいと思う。そして、今回、これほどの成果を挙げられたのも、これまでに5回の現地調査を積み重ねて来たからで、今回が第1回だったら、こんなにうまくは行かなかったと思う。何度もいろんな場所を調査して来て、何度も空振りして来て、そうした努力と失敗の積み重ねによって、今回の成功があるんだと思う。

 

で、連日、テレビを賑わせてる行政刷新会議の「事業仕分け」だけど、これまで自民党がやって来た天下りに対するバラマキの数々が白日のもとに晒されて、なかなか気分がいい反面、なんだかなぁ~って思っちゃうのが、何様のつもりなんだか知らないけど、レンホーの偉そうな態度だ。「日本科学未来館」の館長の毛利衛さんが、これまで努力して来た結果や状況などをパネルまで使って説明したのにも関わらず、レンホーは「でも赤字でしょ?」のヒトコトでバッサリと切り捨てた。次世代のスパコンの開発に関しても、レンホーは「世界一の性能にこだわる必要性があるの?」のヒトコトでバッサリと切り捨てた。

 

「日本科学未来館」だって、スパコンだって、今は赤字かもしれないけど、こうした事業が近未来的には国家を救うような大事業へと発展するかもしれないのに、レンホーの頭の中にあるのは、まるでコイズミと竹中平蔵の売国奴コンビが推し進めた「市場原理主義」そのものだ。「黒字ならどんな事業でも継続、赤字ならどんな事業でも廃止」っていう目先のソロバン勘定でしかない。子供たちの夢が詰まった「日本科学未来館」のたった23億円の予算を削るんなら、その前に、アメリカ側は45mのへリポート1つでいいって言ってるのを自民党が何十倍もの規模に拡大して総事業費5000億円にまで膨らましちゃった普天間飛行場の代替施設の計画を白紙に戻すのが先決だろう。毎年2000億円以上もアメリカに上納し続けてる「おもいやり予算」を見直すのが先決だろう。

 

‥‥そんなワケで、あたしが心配してるのは、今回、学術的にもあたし的にも素晴らしい世界初のシーラカンスの映像を撮影することに成功した「ふくしま海洋科学館」も、「日本科学未来館」とおんなじに、予算をバッサリと切り捨てられちゃうんじゃないかってことだ。「ふくしま海洋科学館」も財団法人で、毎年10億円の赤字を出してるから、これまでの功績や今後の展望を無視して、現在の収支だけで冷酷な判断をしてるレンホーにかかったら、「世界で初めてシーラカンスの幼魚の撮影に成功したんです」って訴えても、これがどれほど価値のあることなのかまったく理解できずに、「でも赤字でしょ?」のヒトコトでバッサリと切り捨てそうな気がする。このPDF資料を見てみると、「ふくしま海洋科学館」は、立地も規模もぜんぜん違う東京の「しながわ水族館」と比較されてて、「しながわ水族館」は毎年1億円以上の黒字なのに、「ふくしま海洋科学館」は毎年10億円もの赤字を出してるってことをアピールされてる。福島県にある巨大な水族館と、東京の真ん中にある小規模な水族館とを比較すること自体が激しく意図的なワケで、あまりにも「結果ありき」で悲しくなっちゃう。「コンクリートより人を大切にする政治」を掲げながら、結局は「人よりお金を大切にする政治」へと走っちゃってるみたいで、あたしは何だか水深150mの海の底に置き去りにされたみたいに憂鬱になって来た今日この頃なのだ。

 

 

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2009.11.18

六ヶ所村で過去97日間も放射能雲

「六ヶ所村で過去97日間も放射能雲」(世田谷通信)

使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)で、去年まで行なわれていたアクティブ試験期間中に、多量の放射性物質を大気中へ放出したことによる「放射能雲」が97日間も観測されていたのにも関わらず、青森県と原燃はこれらの検知データを握りつぶし、実際の3分の1以下に過少報告していたことが「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の報告で分かった。再処理工場のアクティブ試験期間中、2006年4月1日から2008年10月2日までのうち150日間、使用済み核燃料のせん断作業が行なわれたが、原燃としては「せん断作業を行なっても放射性物質の排出は環境に影響のないレベルである」ということを証明することが目的であった。そのため、原燃が報告したクリプトン85の検知日数は、2006年度は54日の作業日のうち3日、2007年度は56日の作業日のうち20日、2008年度は40日の作業日のうち8日の合計31日であり、150日間の総作業日の20%だとしていた。しかし「三陸の海を放射能から守る岩手の会」が再処理工場周辺の8ヶ所のモニタリングステーション(観測地)の測定データを調査したところ、2006年度は32日、2007年度は40日、2008年度は25日、合計で97日間もクリプトン85が検知されており、最低でも97日間は周辺に「放射能雲」が発生していたことが分かった。クリプトン85は核分裂によって生成される放射性の希ガスで、無色無臭のため人間は気づかないが、皮膚ガンの原因にもなる危険な物質である。また同施設からは、トリチウム、炭素14、ヨウ素129などの有害な放射性物質も放出され続けており、周辺の住民だけでなく、環境への悪影響も懸念されている。観測データを改ざんしてまで「運転ありき」で推し進め、住民の命や環境を危険に晒し続ける再処理事業は、もはや国家ぐるみの犯罪としか言いようがない。(2009年11月18日)


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「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の報告書(PDF資料です)
http://homepage3.nifty.com/gatayann/no.78.pdf

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催眠ワイパーの呪い

今日、東京は、お昼すぎまで雨だった。あたしは、雨は別に嫌いじゃないし、雨の日には雨の風情を楽しんでるから、お仕事で、どうしても晴れてもらわないと困る日に雨が降るとか、何週間も雨が降り続くとか、そうした特殊なケースじゃない限り、雨には困ってない。だけど、これは、あくまでも、電車やバスを使って移動してる時の話であって、自分で車を運転してる時には、ちょっと問題が起こることがある。それが、今日みたいな小雨の日なのだ。

たいていの車は、ワイパーが2本ついてて、運転席側と助手席側の窓の雨粒をそれぞれ払うようになってる。ワイパーの動く角度は、それぞれの車によってビミョ~に違うけど、フロントガラスが大きくてカーブしてる最近の車だと、運転席側のワイパーが100度くらい、助手席側のワイパーが120度くらい動いて、フロントガラス全域をキレイにしてくれる。タマに最近の車に乗ると、左右のワイパーの角度や速度がうまいこと計算されてて、ぶつかりそうでぶつからないように動くもんだから感心しちゃう。

だけど、あたしの相棒のフィアット・パンダは、一部のマニアはご存知のように、ワイパーが1本しかついてない。もちろん、これは、あたしの乗ってる旧型の可愛いパンダの話で、現行のカッコ悪いパンダには2本ついてる。で、あたしのパンダのフロントガラスは、食器棚のガラスみたいにマッ平らで、真ん中に1本だけしかワイパーがついてない。そして、この1本のワイパーが、左の端から右の端まで180度動くワケで、雨粒を払った窓は分度器みたいになるワケだ。

で、これだけでも激しくフランク・ザッパなのに、今の車みたいに、無段階調節の間欠システムなんかついてるワケがないから、何よりも困るのが、今日みたいな小雨の日なのだ。それなりに降ってくれてれば、普通にワイパーを動かしてるだけで何とかなるんだけど、今日みたいな小雨とか霧雨とかだと、一番遅いスピードで動かしても、窓の水分が足りなくて、ワイパーのゴムがクックックックッ‥‥ってなっちゃって、まるで「ちびまる子ちゃん」の野口さんが笑ってるみたいになっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、霧雨の時には、ワイパーを止めたまま運転してて、30秒に1回とか、前が見えにくくなった時にだけワイパーのスイッチを「入れて切る」ってして、ワイパーを1往復させるようにしてる。運転しながらだから、すごくメンドクサイけど、それでも、ワイパーをつけっぱなしにして、クックックックッ‥‥ってなってるのをガマンしてるよりは、精神衛生上、マシだからだ。だけど、今日の小雨は、霧雨よりは密度も濃かったし、一粒一粒の雨粒も大きかったから、走ってると10秒もしないうちに前が見えなくなった。こんな状況だと、サスガにチョコチョコとワイパーのスイッチを入れたり切ったり入れたり切ったりしてらんないから、ローで動かしっぱなしにしてたんだけど、そうすると、信号で止まったり渋滞で速度を落とすたびにクックックックッ‥‥ってなっちゃうのだ。

ようするに、走ってれば窓に当たる雨の量もそれなりなんだけど、速度を落とすと雨の量が足りなくなっちゃうってワケだ。仕方ないから、最初は信号で止まる時だけワイパーを止めてたんだけど、あたしの場合、信号で止まった時には、「サンルーフのハシッコからポタポタと垂れて来る雨漏りをタオルで拭く」っていう重要な仕事もあるから、その上、ワイパーのスイッチにまで気を使ってるのは、あまりにも忙しい。もう、狭い車の中がサザエさん状態になっちゃう。それで、途中からは、ワイパーがクックックックッ‥‥ってなっても、ホッタラカシにして運転してた。

まあ、クックックックッ‥‥ってなるのは3回に1回くらいだから‥‥って、ここまでに何回、「クックックックッ」って書いて来たんだろう? このままじゃ「お前は桜田淳子か?」「お前は合同結婚式か?」「お前はカルト教団か?」って言われちゃいそうだから、ここからは「クックックックッ」はやめて「野口さん」で行くけど、3回に1回くらいの野口さんをガマンして運転してたら、あたしは、ジョジョに奇妙に眠たくなって来た。

あたしは、もともと睡眠時間が不足してるから、いつでも眠いのは不思議じゃない。でも、1日ずっと働いて、クタクタに疲れて運転してる帰り道ならともかく、行きの運転で眠たくなることはメッタにない。どんなに睡眠時間が短くても、たとえ徹夜で一睡もしてなくても、朝、熱いシャワーを浴びて、冷たい化粧水で顔をパンパンして、完璧にビシッとお化粧すれば、眠気なんか吹き飛ぶ。それなのに、何で今朝はこんなに眠くなるのかな?‥‥って思ってたら、その原因がワイパーだってことに気づいた。

あたしは、基本的に、ワイパーそのものを見てるんじゃなくて、ワイパーが拭いてくれたフロントガラスの先にある「前方の景色」を見てるワケだけど、そのワイパーが3往復に1回くらい野口さんになっちゃうと、ついつい気になって目が行っちゃう。適量の雨が降ってて、ワイパーがスムースに動いてる時なら、こんなことはないんだけど、分かってることとは言え、フロントガラスで野口さんが笑い出すと、どうしてもワイパーに目が行っちゃう。そして、真ん中に1本だけあるワイパーが、一定の速度で、右へ行ったり左へ行ったり右へ行ったり左へ行ったりしてるのを見てると、催眠術をかけられてるみたいに、だんだん眠たくなってきちゃったのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、雨そのものは嫌いじゃないのに、車の運転をする時だけは、物理的な理由から、今日みたいな「中途半端な小雨」には困ってる。降るならシッカリと降る、降らないならキチンと降らない‥‥って、どっちかにして欲しい。だけど、シッカリと降るにしても、台風みたいな「チョー土砂降り」になると、1本しかないワイパーだと高速にしても前がぜんぜん見えないから、ほどほどにしといて欲しい。つまり、小雨にしても大雨にしても、両極端は困るってワケで、すべての雨は旧型パンダのワイパーの性能に合わせて降って欲しいってことだ。

でも、そんなの、どう考えたってムリに決まってるから、あたしのほうが大自然に適応しなきゃなんないワケで、そのためには、いくつかの対策が考えられる。一番、現実的なのは、最近の車の無段階調節の間欠システムのリレーを手に入れて、パンダのワイパーのモーターに組むって方法だ。これなら、どこかの解体屋さんに行って、事故車から自分で外せば、タダでもらえると思う。でも、良く考えたら、リレーだけ手に入れても、手元のスイッチがないと操作できないから、ちょっとメンドクサイことになりそうだ。モーターごと丸々移植するって方法なら簡単そうだけど、そうすると、ワイパーの動く角度が100度とかになっちゃって、視界が狭くなっちゃう。

で、続いての対策は、カーショップやガソリンスタンドで売ってる「ワイパーを動かさなくても雨がつかないコーティング剤」的なものを使ってみるって作戦だ。ようするに、ガラスの表面に、フッ素とかシリコンとかの撥水性の高い皮膜を作って、車が走る時の風圧で雨粒を飛ばしちゃうってことなんだけど、前に、この処理をしてる車に乗せてもらったら、皮膜の効果があるのは高速走行時だけで、街乗りだと普通にワイパーを使わなきゃなんないって言ってた。だから、街乗りで困ってるあたしには無意味ってことになる。

他にも、「フロントガラスを外して、水着を着て水中メガネをかけて運転する」っていうアイデアから、「新車に買い換える」っていうアイデアまで、ピンからキリまであるけど、それこそ両極端なワケで、どれも非現実的だ。いつもなら、非現実的なことを書いて楽しんでるあたしだけど、「小雨の時のワイパー」に関しては、実際に困ってるワケだし、なるたけ現実的な対策を考えなきゃなんない。

そこで、あたしが思いついたのが、リアウインドウの曇り防止用の熱線だ。アレをフロントガラスにも入れて、ものすごい高熱を流したら、雨粒がフロントガラスについた瞬間にジュ!って蒸発するから、ワイパーがなくても困らない‥‥って、これじゃあ、「メガネすっきり曇りなし、料理すっかり食うものなし」でオナジミの月の家円鏡、改め、八代目橘屋円蔵師匠‥‥ってワケで、亀井静香と橘屋円蔵の区別がつかないあたしとしては、このアイデアも、当然、お蔵入りだ。

ま、実際には、「リトル困ってる」って程度なワケで、雨はタマにしか降らないし、今日みたいな「中途半端な小雨」はメッタにないから、ホントにお尻に火がつくほど困ってるワケじゃない。それに、以前は、もっとヒンパンに野口さんになってたけど、トルマリンていう鉱物の微粉末が錬り込んであるワイパーのゴムに替えたら、ずいぶん改善された。今日、3往復に1回くらい野口さんになったのも、このトルマリンのワイパーに替えたからで、以前なら、3往復が3往復とも野口さんだったワケだ。

‥‥そんなワケで、3往復が3往復とも野口さんだと、目の前があまりにも騒がしくて、野口さんて言うよりも、ハマジとブー太郎と山田がフロントガラスの上を走りまわってるみたいで、とてもじゃないけど落ち着いて運転なんかできなかった。でも、今は、コマメにワイパーのスイッチを切ったり、多少の野口さんをガマンしたりで済んでるんだから、遥かにマシになったと言える。だから、今のあたしの悩みは、言うなれば「ゼイタクな悩み」ってワケで、そんなに真剣には考えてない。ただ、今日の場合は、このワイパーが原因で「運転中に眠くなっちゃった」ってことが問題だったんだから、この点こそを解決する必要がある。つまり、あたしの場合は、「ちゃんと睡眠をとる」ってことが最善の解決策だったと思う今日この頃なのだ(笑)


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今日が最終日です♪

カゴメの野菜生活のセールは、今日が最終日です♪


今夜11時59分までなので、お見逃しなく!
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◆きっこのプチ情報◆

あたしのオススメは、やっぱりトマトジュースです。

お肌の調子が悪い人は、トマトジュースのガブ飲みが何よりも即効性があります。
1日に900mlのトマトジュースを1本(朝と夜に半分ずつとか、朝昼晩に分けてとか)、毎日連続で飲むと、1週間くらいでお肌の調子が見ちがえるほど良くなって、お化粧のノリも違って来ます。
便秘にもいいので、人によっては3日くらいで効果が現われます。

カゴメのトマトジュースはとっても美味しいし、今回は900gの12本入り(無塩)が50%OFFになってるので、1本あたり195円で、ものすごくお得です。
(そこらのスーパーとかだと、セール価格でも250円前後はします)

1本に完熟トマトが14個も使われてるし、開封しなければ何ヶ月も持つので、この値段は「マトメ買い!」です。
値引き率は違いますが、無塩タイプとお塩が入ったのがあるので、お好みで選べます。

ちなみに、あたしは、グラスに4分の1くらいトマトジュースを入れて、そこにキンキンに冷やした「のどごし生」を注いで飲むのが好きなので、無塩のほうを愛飲してます♪


★ きっこのオススメはこちらです♪
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2009.11.17

夢の続き

まだまだ「エリザベス女王杯」の報告メールが届き続けてるので、今日もドドーッとご紹介しようと思ったんだけど、それじゃ、あまりにも芸がない。そこで、今日は、ポイントになりそうな何通かのメールをご紹介しつつ、当たった人はどうして当たったのか、当たらなかった人はどうして当たらなかったのか‥‥ってことを検証しつつ、去年のナンバーズ4のことも含めて、あたしの怪しげな「予知能力もどき」について、自分なりに考えてみようと思う。だから、今日の日記は、9日の「プレキュアのお告げ」を読んで「エリザベス女王杯」の馬券を買ったのに、惜しくも当たらなかった人たちにこそ読んで欲しい。そして、もしも、また、あたしに、何かの不思議なお告げがあって、それを日記に公開した時には、今日の日記の内容を思い出して、これも踏まえた上で判断して欲しい‥‥ってことで、まずは、こちらのメールをご紹介する。


件名:プリキュアのお告げありがとうございました
お名前:Vulcan
コメント:プリキュアのお告げのお陰で複勝2000円が当たりました。15日にきっこの日記の過去ログをチェックしたくなって、何気なく読み進んでいたらお告げに該当、まだ間に合うことを知り、興奮しました。最初に読んだときは、プリキュアとブルームーンの馬連に賭けようと思ったのですが、ひと眠りして思い起こすと、ブエナビスタとプリキュアがお告げで、ブルームーンはこじつけにすぎないことに気が付きました。とはいえ、プリキュアはひっかけでブルームーンが本命の可能性もあると思い、プリキュアとブルームーンの応援馬券(単+複)を買いました。ありがとうございます。これからもがんばってください。


Vulcanさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、Vulcanさんの場合は、毎日読みに来てくれる熱心な読者じゃなくて(笑)、何日かに一度、マトメて読んでるっぽい感じの人なんだと思うけど、だからこそ、たまたま思い立って読んだ日が「エリザベス女王杯」の当日で、「まだ間に合う」ってことからして、ある意味、運命だったんだと思う。Vulcanさんが「きっこの日記を読んでみよう」って思い立ったのが、翌日の16日だったら、もうレースは終わってたワケで、当たったとか当たらなかったとか以前の話だった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、Vulcanさんのメールを読めば分かるように、「きっこの日記」を毎日熱心に読んでるから当たったとか、タマにしか読まないから当たらなかったとか、そういうことはないみたいで、実際、他にも、「久しぶりにきっこさんの日記を読んだら、プリキュアのお告げが書いてあったので、きっこさんの予知夢を信じてテイエムプリキュアから総流しで買ってみたところ~」っていうメールも何通か届いてる。つまり、こういった人たちは、自分自身も霊感や第六感が冴えてて、レースの何日か前に「きっこの日記を読んでみよう」って思ったんだと思う。だから、お告げを感じたあたしが、そのことを日記に書き、それを読んだ人が、書いてあることをそのまま受け取る‥‥っていう一方通行の流れじゃなくて、あたしと読んでる人との双方の引き合いみたいなものもポイントみたいな気がする。

で、もっと具体的なことを言えば、Vulcanさんも書いてるように、あたしにお告げがあったのは、あくまでもテイエムプリキュアとブエナビスタの2頭で、ニシノブルームーンはコジツケでしかなかった。だから、あたしが日記に書いたことを深く読まずに、表面上だけを見て、名前の挙がってる3頭だけを3連複で買ったり、短絡的にテイエムプリキュアとブエナビスタの連を買った人は、惜しい結果になっちゃったのだ。あたし自身、自分の頭の中に浮かんだ映像や、観た夢の意味をキチンとは理解してなくて、「たぶん、こんな意味なんじゃないか?」ってレベルで日記に書いてるから、あとは、読んだ人がどこまで解釈できるか、推理できるか‥‥ってことが重要になって来る。

今回だって、あたしは、児島玲子ちゃんと2人でプリキュアになる夢を観た上に、ニシノブルームーンの名前に目が止まるほど「ブルー」って色に敏感になってたのに、「ブルー」の4枠で「コジマ厩舎」のクィーンスプマンテには気づかなかった。だけど、昨日メールを紹介したnaoさんのように、あたしが玲子ちゃんと2人でプリキュアになる夢を観たってことから連想して、「コジマ厩舎」に目をつけて、ミゴトに350万円も的中させた人もいる。さらには、こんなメールもいただいた。


件名:スプマンテ
お名前:OE
コメント:きっこさん、はじめまして!川崎在住できっこさんと同世代のOEと申します。きっこさんの日記は5年位前から読んでいるのですが、メールさせていただくのは始めてです。エリザベス女王杯の結果、凄かったですね!そういう私も、きっこさんのお告げに便乗して、プリキュアから200円の総流しで、ちゃっかり20万ほど儲けさせていただきました。本当にありがとうございました!ところで1着になったクィーンスプマンテですが、児島玲子さんから小島調教師、プリキュアのブルーから4枠という他に、もうひとつ関連を発見しました。スプマンテというのはイタリア語で発泡酒という意味だそうで、そういえば、と思って過去ログを探してみたところ、8月に児島さんが「情熱大陸」に出演なさった時の日記に、いつもは第3のビールや発泡酒ばかり飲んでいるきっこさんが、とっておきのアサヒスーパードライを飲みながらテレビ観賞をした、という記述がありました。こじつけかも知れませんが、ちょっと気になりました。(後略)


OEさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、「スプマンテ」は、正確には「発泡性の」って意味で、通常は「発泡ワイン」を指す言葉だそうだ。広い意味では「発泡酒」のことになるけど、ニポンで言うところの「貧乏人用ビール」っていうニュアンスとは違うみたいだ。ま、そんなこんなもありつつ、昨日のnaoさんのように、あたしのお告げをあたし以上に分析して、大きな幸運を手にした人からのメールをご紹介する。


件名:有難う御座いました
お名前:アントニオ
コメント:初めてメールを送ります。きっこさん、4年ほど前からいつも楽しく読ませていただいています。エリザベス女王杯ですが、見事、的中しました。私も以前、きっこさんと同じように突然数字が思い浮かんだ経験がありました。ただ、きっこさんと違う点は、欲を出して購入するとハズレ、購入しないと当たるというどうしようもないものでした。きっこさんの有馬記念の的中を読んでいたので、今回のエリザベス女王杯は迷いなく便乗購入しました。9日の日記、「広大な美しい芝生の上をたくさんの馬たちが気持ちよさそうに走ってる景色」をヒントにテイエムプリキュアとブエナビスタを2頭軸で、3連複を200円総流ししました。はじめは2頭の馬連を買おうと思ったのですが、『広大な』という言葉が気になり馬連じゃなく、ワイドにし、ただワイドでは配当が低いので、より配当の高い3連複を選びました。それと、ブルーが気になるということから、遊びで、軸2頭から青枠の馬2頭とニシノブルームーンの計3頭を3連単マルチで流し、最後に決め打ちで1着11-2着7,8-3着16をフォーメーションで300円ずつ。結局、配当は3連複30万、3連単150万の合計で180万になりました。もし、11が1着だったら・・・考えただけで恐ろしいです。私の今までの最高配当が15万だっただけに、一夜明けた今日も興奮しています。昨日は焼き肉屋に行き、普段食べない、いや、食べれない高級肉を美味しくいただきました。これもすべてきっこさんのおかげです。ホントに有難うございました。これからもお身体に気を付けて下さいね。毎日日記を楽しみにしています。


アントニオさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、馬券の買い方に関しては、あたしには難しくてイマイチ分からないけど、「広大な」から「ワイド」っていう連想とか、「ブルーが気になる」ってとこから、ニシノブルームーンだけじゃなくて青枠の2頭にも流した発想とかは、すごく参考になったと思う。で、次は、残念ながら惜しかった人のメールをご紹介する。


件名:すごい結果でしたね
お名前:TK
コメント:こんにちは。メールをするのは今回で2回目になります。はじめて『きっこの日記』に出会ったのは2004年NY留学中の時でした。(現在は東京都府中市)以来、あまりにも内容が面白いため過去ログも含め全部読みました。きっこさんより配信される沢山の素晴らしい情報、知識に感謝しております。本当にありがとうございます。僕もきっこさんの予想馬券買いました。二着、三着は大当たりでしたが一着、二着で買ってましたのでハズレでした。過去のナンバーズ4の時も購入してたんですが購入を止めた後、七夕の日にあの番号がでました。。。しかしそんな事は二の次であなたはスゴイ!本当に驚かされます!きっと沢山の『きっこの日記』愛読者が当たった事でしょう。なんと喜ばしい事!僕ももう少し11/9の日記を深く読めば良かったなあと思ってます。長年愛読してるにもかかわらず情けなや。。。ともあれ今後とも『きっこの日記』を楽しみに日々さやかながら応援しております。


TKさん、惜しかったですね! TKさんも、昨日のネコネコさんとおんなじで、テイエムプリキュアとブエナビスタだけを連で買ってしまったんですね。でも、あたしは、今回、たくさんの人からのメールを読んで、当たった人は当然として、このTKさんや、昨日のIKさんのように、自分は惜しくもハズレちゃったのに、レース自体を楽しんだり、誰もが無印にしてたテイエムプリキュアが最後までがんばってくれたことを喜んだり、他の人たちが当たったことを自分のことのように喜んだりしてる人が多いことが、ホントに嬉しかった。中には、自分がハズレたことを悔やんだり、当たった人のことを羨んだりしてるメールもあったけど、そのほとんどは、当たっても当たらなくても「みんなでおんなじ夢を見られた」っていう喜びのメールだった。

‥‥そんなワケで、もしも、あたしが、「1着がクィーンスプマンテ、2着がテイエムプリキュア、3着がブエナビスタ」ってハッキリと予言してたら、ハズレた人はいなかったと思うし、もっと多くの人たちがピンポイントで馬券を買ってたと思うし、ヘタしたらオッズにも影響が出てたかもしれない。もちろん、そんなにハッキリと分かるんなら、何にも苦労はないし、それ以前に、日記には書かないで、あたし1人でコッソリと買ってたハズだけど(笑)‥‥ってことで、ナニゲに分かって来たのが、ココなんだよね。そして、これは、TKさんのメールにある「ナンバーズ4」のこととも大いに関係がある。

知らなかった人のために、フランク・ザッパに説明しとくと、去年の1月22日の日記、「謎のナンバー「5070」」で、あたしは、ヤタラと「5070」って数字が頭に浮かんだり目にしたりするってことを書いた。そして、それまでの体験と同様に、この謎の数字が、競馬とか宝クジとか、何かの当たり番号につながってるような気がしてるっことを書いた。でも、この時点で、あたしは、「ロト6」と「ミニロト」しか知らなくて、「ナンバーズ4」ってのは知らなかった。それで、この日の日記を読んだ人たちから、「その数字は、きっとナンバーズ4ですよ」っていうメールをたくさんいただき、「なるほど!」って思ったのだ。

で、この辺りの日記を読んでた人のうち何人かが、毎日コツコツと「ナンバーズ4」で「5070」を買い続けてたら、7月7日の「七夕の日」に、ミゴトに「5070」が出て、何人かの人が、賞金の80万円を手にしたのだ。この時のことは、7月10日の日記、「サイキッコ降臨?」で報告してあるけど、あたしが数字を予言したのが1月の下旬で、当たりが出たのが7月の上旬だから、半年も経過してる。だから、最初のうちは「ナンバーズ4」を買ってた人たちも、その多くが買うのをやめちゃったころで、当たったのは数人だった。

そう、ここがポイントなのだ。あたしが「5070」のことを日記に書き、それが「ナンバーズ4」のことじゃないかって書いた1月下旬から2月にかけては、すごくたくさんの人たちが「5070」を買ってたのだ。もしも、こんな時に当たりが出ちゃってたら、それまでの「ナンバーズ4」じゃアリエナイザーな人数が当選してたワケで、変な意味で騒ぎになっちゃっただろうし、1人あたりの配当金もすごく少なくなってただろう。そして、もしもあたしに、「5070」って数字と一緒に、たとえば「ゾロ目の日」なんていうヒントのお告げがあったとして、そのことも日記に買いてたとする。そしたら、毎日「ナンバーズ4」を買いに行かなくても、3月3日、4月4日、5月5日‥‥ってふうに、月に一度だけ決められた日に買うだけで良かったから、半年後の7月7日だったとしても、もっともっと多くの人たちが買ってたと思う。そしたら、やっぱり、変な意味で騒ぎになっちゃっただろうし、1人あたりの配当金もすごく少なくなってただろう。

だけど、普通に考えたら、4ケタの数字の組み合わせを当てる「ナンバーズ4」なんだから、数字の組み合わせは、「10×10×10×10=10000通リ」ってワケで、「5070」が出る確率は1万分の1なのだ。つまり、月曜日から金曜日まで週に5回、月に20回の「ナンバーズ4」だと、1年間、毎日買い続けても240回ってワケで、10年間で2400回なんだから、1万分の1の確率を当てるためには40年以上も毎日買い続けなきゃなんない計算になる。それが、実際には、わずか半年、100回ちょいで出たんだから、ものすごい確率ってことになる。1回200円なんだから、あたしが予言した次の日から、毎日ずっと買い続けても、合計で2万円ちょいの投資で、それが80万円になったんだから、大儲けだったハズだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、今回の「エリザベス女王杯」にしても、去年の「ナンバーズ4」にしても、ポイントは、「大勢(たいせい)に影響が出ないこと」なんじゃないかって感じてるのだ。「きっこの日記」を読んだ人が、100人が100人とも簡単に「正解」が分かっちゃうと、競馬にしたって宝クジにしたって、オッズや配当金が変わるほど社会に影響が出ちゃうワケで、そうなって来ると、あたしの立場までがおかしいことになってきちゃう。ヘタすると「あなたの前世は中世フランスの鍛冶屋です」なんて大ボラを吹きまくってるペテン師のスピリチュアル・デブと同類だと思われちゃう。それだけは避けたいって思うのが、マトモな人間の感覚だろう。

で、あたしがハッと気づいたのが、タイムマシンのことだった。理論的には、トックの昔に完成しててもおかしくないタイムマシンが、こんなに科学が発達しても、未だにSFの世界の中だけの存在なのかっていうと、それは、時間的なタブーがあるからだって言われてる。よくある話だけど、タイムマシンやタイムスリップで過去へ行った人間が、歴史を変えちゃうっていうベタな話がある。逆に、未来へ行ったとしても、来週の競馬の結果や、3日後の「ナンバーズ4」の結果を見てから帰って来て、それで大儲けするってことも可能だ。こんなことが可能になったら、世の中はメチャクチャになっちゃうから、大宇宙の意思が働いてて、人類には絶対にタイムマシンを作れないように決められてるって話だ。

だから、タイムマシンやタイムトラベルを題材にしたSFの中には、こうした時間的なタブーを踏まえた上で、「過去に行って過去の自分に会うとパラドックスが生まれてホニャララ」的なストーリーのものも多い。これは、「ロボット三原則」とおんなじように、過去や未来へ旅行することによって生じる「ツジツマの合わなくなる部分」を架空の規則で修正してるワケで、「ドラえもん」でさえもタイムマシンを使う回では織り込んでるほどメジャーな配慮だ。だから、逆説的に言えば、現代人が過去へ旅行して、過去の世界でどんなことをしても、歴史に何の影響も与えないっていう太鼓判が押されてれば、タイムマシンはトックの昔に完成してるってことになる。

‥‥そんなワケで、未だにタイムマシンが作られないのは、やっぱり、現代人が過去へ行ったら歴史が変わっちゃう、つまり、大勢に影響が出ちゃうからで、これが、あたしの怪しげな「予知能力もどき」にも通じてるような気がしてるワケだ。あたしに、「7月7日のナンバーズ4は5070」だの、「1着がクィーンスプマンテ、2着がテイエムプリキュア、3着がブエナビスタ」だのって、あまりにも具体的なお告げがあって、それをそのまま日記に書けば、読んだ人たち全員が馬券や宝クジを買うワケだし、中には、何十万円、何百万円なんていう単位で買う人も出て来るワケで、オッズや配当がメチャクチャになるだけじゃなくて、ホントに大変なことになっちゃう。だから、大勢に影響が出ない程度の「小さな幸運」しか降りそそがないようになってるんじゃないかって思うのだ。

そして、もう1つ、今回は素晴らしい解読で大当たりしたアントニオさんも、「私も以前、きっこさんと同じように突然数字が思い浮かんだ経験がありました。ただ、きっこさんと違う点は、欲を出して購入するとハズレ、購入しないと当たるというどうしようもないものでした。」って書いてるけど、「お金が欲しい」っていう欲ばかりが前面に出てる人は、えてして当たらない。これは、あたしにも経験があることで、お金が欲しいと思ってる時には、いくら考えても何の数字も思い浮かばないし、思い浮かんだとしても、邪念が入っちゃってるセイなのか、ぜんぜん当たらない。だけど、何とか生活できてて、ワリと精神的にも金銭的にも余裕がある時には、今回みたいに、自分の意思とは関係なく、不思議なことが起こるのだ。

昨日、メールを紹介した、ただむねさんは、2000円が25万円になったって喜んでたけど、「競馬を始めて20年程になりますが、こんな高配当を当てたのは今回が初めてで本当に驚いてます、本当にありがとうございました。この高額配当のおかげで、以前から実家の古くなったテレビを新しいテレビに買い換えてやりたいと思っていた母に、ちょっと予定より早くテレビを買ってあげることができます。」って言ってて、あたしも嬉しくなった。実は、あたしも、ただむねさんとおんなじだったからだ。

あたしは、今年の秋、母さんを紅葉の見られる温泉に連れてってあげようと思ってた。でも、あたしのお仕事の都合と、豚インフルエンザのセイで、母さんとの温泉旅行は来年まで延期になっちゃった。それで、その代わりと言っちゃ何だけど、最近、自転車に乗れるほど回復した母さんに、いつまでもポンコツの自転車じゃかわいそうだから、電動アシスト付きの自転車をプレゼントしてあげようと思った。だけど、近所の自転車屋さんに見に行ってみたら、母さんにちょうどいいと思ったタイプは、10万円もする。オプションもつけると10万円以上で、あたしの予算じゃぜんぜん足りなかった。そしたら、今回の「エリザベス女王杯」で、あたしは、ちょうど10万円を手に入れることができたのだ。

‥‥そんなワケで、何十万円も儲けた人も、100万円以上も儲けた人もいたけど、あたしに必要なのは10万円だったワケで、必要なぶんが手に入り、母さんに自転車を買ってあげられることになったんだから、こんなに幸せなことはない。あたしは、ことあるごとに書いて来たし、こないだも「インタビューオアシス」のインタビューの中でもチョコっと触れたけど、コイズミと竹中平蔵っていう史上最悪の売国奴コンビが推し進めた「市場原理主義」によって、ニポン中に「自分さえ良ければいい」「他人を蹴落としても自分だけ儲かればいい」っていう人たちが増殖しちゃったことが、ニポンをここまでサツバツとした国にしちゃった元凶だと思ってる。だから、あたしは、1人でも多くの人に、人として何よりも大切な「分かち合い」の心を取り戻して欲しいと思ってるし、その大前提の「人の幸せは自分の幸せ」「人の苦しみは自分の苦しみ」っていう感覚を取り戻して欲しいと思ってる。だから、今回、惜しくもハズレちゃった人たちからも、たくさんの喜びのメールが届いたことが、あたしは何よりも嬉しかった。そして、この気持ちを大切にしてれば、今回はハズレちゃった人たちも、次はきっと当たると思う‥‥ってことで、最後に、すごくレースを楽しんでくれたmocoさんからのメールを紹介して終わりにしようと思う今日この頃なのだ。


件名:エリザベス女王杯当たりました♪
お名前:moco
コメント:きっこさん、こんばんは。同世代のmocoと申します。いつも、ブログ楽しみにしています。先日の、プリキュアのお告げ、的中しましたね!この記事がアップされる2日前くらいから、そろそろきっこさんのお告げの記事が読めるんじゃないかな~って予感がしてワクワクしていたんです。馬券は、今まで買ったことがないけれど、なんだか予感通りにきっこさんの記事が読めたので、初めてだけど買ってみよう!と思いました。そして、馬券のネット購入無料ソフトをダウンロードして、馬券の買い方の勉強から始めました。はじめはきっこさんの記事に名前が挙っていた、テイエムプリキュアとニシノブルームーンとブエナビスタの三連単をBOXで買おうと思ったのですが、購入する前に、最後にもう一度ブログを読んだら、きっこさんが実際にお告げを受けたのは、馬が走っている素晴らしい景色=ブエナビスタとプリキュアだけなんだな~ってことが分かりました、、、ということで、さっきの購入予想は取り消して、テイエムプリキュアとブエナビスタのワイドで購入を決めました。本当は、もうひとつ何か予想して三連単BOXで買いたかったんだけれど、ピンとくるものもなかったので、きっこさんのお告げに忠実に、さっきのワイドの一点購入に一万円賭けることにしました。そして、レースが始まる30分前、購入ボタンをポチッとしたら、よく分からないID入力画面が、、、。ああ、、、このソフト、事前のネットバンクの登録が必要だったんです。やばい!このままじゃ買えない!焦った私は、市内で馬券を買える所や、ネットで買えるところ等を必死で探してみましたが、結局、市内に馬券売り場はないし、ネットも事前登録なしに購入できる所はありませんでした。今時、ある程度のものは何でもネットで買えると思っていたので、かなりショックでした~とほほ。そうこうしているうちに、エリザベス女王杯のスタートです。馬券が買えないままテレビを見ていると、プリキュアは引き離した前2頭のうちの1頭、ブエナビスタは後ろのグループにいましたね。ラストのカーブを、後方集団の馬達が曲がる時、ドッドッドッって力強い音がして、筋肉が躍動していて、本当に美しい!ああ、、、これが、きっこさんが書かれていた『沢山の馬が気持ち良さそうに走る姿』なんだな~って感動しました。その感動が冷めやらないうちに、後ろにいたブエナビスタがどんどん前に出ていって、入賞しちゃいましたね!気持ちよくて、自分が馬券を買えなかったことも、この時はどうでもいいくらいに、やったー!って喜んでいました。すごかったー!レースが終わってから、本当に馬券が買えたら、夢の配当だったんだな~って思ったんですけど、不思議と今回は、くやしくなかったんです。きっこさんのお告げをきっかけにエリザベス女王杯で夢を見て、馬の走る姿って美しいんだってことを知って、感動して、やったー!って興奮できたので、とても楽しかったです。きっこさんのおかげですね。ありがとう。次も馬券のお告げがあるかどうかわからないけれど、今度は事前にちゃんと登録して馬券を買えるようにしておきますね(笑)


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2009.11.16

夢見る奇跡

「獲ったどぉ~~~~!」ってワケで、今日、15日の日曜日は、京都競馬場で「エリザベス女王杯」っていうG1レースが開催された。で、競馬のことは何も分からないあたしだけど、9日の日記、「プリキュアのお告げ」に書いたように、あたしには「テイエムプリキュアが来る!」っていうお告げがあったから、このレースだけは馬券を買うことにしてた。「馬券」っていうと激しくギャンブル風味が強くなっちゃうけど、正確には「勝馬投票券」て言うワケで、自民党の悪政にヘキエキとしてた多くの国民が野党に期待して投票したみたいに、自分の好きな馬に期待を持って投票するってワケだ。

 

そんなこんなで、9日の日記では、「テイエムプリキュアが1着になって、ブエナビスタが絡む」っていうお告げの分析をしたワケだけど、競馬の大御所、石川喬司先生にお聞きしてみたところ、いろいろと具体的なアドバイスをしてくださった上で、最後に、こんなヒトコトをいただいた。

 

 

「私の無益なたわごとはお忘れになって、天才キッコの霊感にまかせるのが歓喜の正解への王道かも、と考えます。」

 

 

それで、あたしは、以前、お告げで当たった「有馬記念」のマツリダゴッホの時とおんなじに、テイエムプリキュアの単勝を1000円だけ買うつもりでいたんだけど、「すべては当日の朝のプリキュアを観てから決める」ってことにした。で、今朝の「フレッシュプリキュア!」を観てみたら、今回は、あたしが二番目に好きなキュアパッションのせっちゃんが主役の回で、あたしの一番好きなキュアベリーの美希ちゃんは、ほとんど出て来なかった。それで、あたしは、ナニゲに「テイエムプリキュアは2着になるんじゃないか?」って気持ちが強くなって、急きょ、テイエムプリキュアから17頭ぜんぶに100円ずつ流した馬連も買っとくことにした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、「プリキュアのお告げ」の中で、テイエムプリキュアとの組み合わせとして、ものすごいコジツケをして、ニシノブルームーンの名前を挙げた。だけど、これは、ちゃんと書いてるように、何のお告げもなくて、単に名前からコジツケただけだった。実際、あたしにお告げがあったのは、あくまでも、テイエムプリキュアとブエナビスタの2頭だった。だけど、これも日記を読み返してもらえれば分かるように、ブエナビスタは「背景」として登場しただけだったから、1~2着になるには弱かった。

 

それで、「プリキュアのお告げ」を書いた次の日、石川喬司先生にお聞きしてみたら、先生はあたしが「ブルー」って色にコダワリを持ってることにピンと来たようで、「4枠はブルーの帽子」ってことを教えてくださり、「テイエムプリキュアが4枠になってブルーの帽子になれば、もしかすると‥‥」っていうアドバイスをくださった。そして、木曜日になって枠順が発表になったら、テイエムプリキュアは、残念ながら4枠じゃなくて6枠だったけど、馬番が「11番」だった。あたしは、自分のお誕生日に合わせて、「京都11R」の「芝2200m」ってとこにも運命を感じてて、「11」と「22」って数字に注目してたから、この「11番」ていう馬番を見た時、ワリと「おおっ!」って感じだった。

 

そんなこんなで、あたしは、今朝の「フレッシュプリキュア!」を観て、最後に、せっちゃんがラブのママのことを「お母さん」て呼んで、抱き合って泣いたシーンで思わずもらい泣きしつつも、「今日は二番目に好きなせっちゃんの回だった」ってことや、「あたしが好きなのはブルーのキュアベリーだ」ってことなんかを踏まえて、テイエムプリキュアが2着になるような直感が働いたのだ。それで、最初は、テイエムプリキュアの6枠から、ぜんぶの枠に流そうかと思ったんだけど、枠で買うと配当が少ない。ぜんぶの枠に100円ずつ流すと800円だから、それなら、テイエムプリキュアから17頭ぜんぶの馬に流しても、2倍の1700円だ‥‥ってことで、欲が深いあたしは、こっちの作戦を選んだってワケだ。

 

その結果、スタートと同時にグングンと前へ出る「ブルーの帽子」のクィーンスプマンテにくっついて、テイエムプリキュアも走りまくり、後続集団との差を広げてく。第3コーナーを回ったとこでは、600mもの差をつけちゃった。そして、集団を抜け出したブエナビスタが仕掛けたんだけど、ゴールで鼻差及ばず‥‥って感じで、最初から前に出た2頭が逃げきっちゃった。あたしは、1976年の「AJC杯」で、フジノパーシアやイシノアラシを始めとした強敵を置き去りにしたまま、ゴールを駆け抜けてった白い逃亡者、ホワイトフォンテンのことを思い出した。ま、ホワイトフォンテンのことは、2008年3月28日の日記、「ペガサスが飛んだ日」を読んでもらうとして、とにかく、あたしに舞い降りた「プリキュアのお告げ」はミゴトに当たり、あたしの100円は、10万2030円になったのだ♪

 

‥‥そんなワケで、あたしは、「テイエムプリキュアが来る!」ってことをミクシーの日記やボイスでもお知らせしといたので、たくさんのマイミクさんからお礼のメッセをいただいたんだけど、「きっこの日記」の読者からも、たくさんのお礼のメールが届き続けてる。中には、ものすごい金額をGET MY LOVE!しちゃった人もいるので、この喜びをみんなで分かち合うために、ダダーッとご紹介しようと思う。

 

 

件名:プリキュアのお告げを読んで
お名前:おむすびと
コメント:きっこさん、はじめまして。「プリキュアのお告げ」を読んだあと、レースを見て楽しむだけにしようと思っていたのですが、ここまで気になっているので買わなきゃ後悔するっ!と思い、テイエムプリキュアから17頭100円ずつ流し、テイエムプリキュア・ニシノブルームーン・ブエナビスタでボックス1000円ずつ買っちゃいました。

 

 

件名:ありがとうございます!!
お名前:おむすびと
コメント:プリキュア2着でしたが流していたのでとったっぽいです!!!確定してませんが・・・

 

 

件名:プリキュア万歳
お名前:otto
コメント:きっこ様、はじめまして。ottoと申します。耐震偽装のときにきっこのブログの存在を知り、毎日読ませていただいています。テイエムプリキュア、粘りましたね。きっこさんの予想に乗っかって、テイエムプリキュアから総流し。はじめて10万馬券を取りました。最近外しっぱなしでしたので、喜びもひとしお。これからのG1シリーズ、きっこの夢予想を、またお願いします。

 

 

件名:ありがとう。
お名前:NT
コメント: きっこさんこんにちは。今日はとってもありがとう。エリザベス女王杯テイエムプリキュア見事2着に。普段競馬はあまり購入しないのですが、今回はちょっぴり400円づつ複勝(臆病者なのでせこい買い方をしました)に推薦のあった馬を買いました。そうしたらなんとなんと2着3着に。1200円が約9倍に!タダタダびっくり!。本当にありがとうございました。夢のお告げすごいですねぇ。でも私自身で取れたわけではなく、あくまでもきっこさんにいただいたもの、おかげです。そのことを肝に命じ調子にのらないよう気をひきしめます。本当にありがとう。 いつも楽しい日記をありがとう。胸がすく思いがします。お母さんときっこさんの幸福をお祈りしましてご報告と御礼まで。

 

 

件名:エリザベス女王杯ありがとうございます
お名前:レムオル
コメント:こんばんは、HN レムオルと申します。10日付けの「プリキュアのお告げ」でエリザベス女王杯についての予言を書いていただきましたが、そのお告げに従い、本日のエリザベス女王杯はプリキュアから厚めに購入させていただきました。きっこさんの予言がなくとも、元々プリキュアは購入予定でしたが、予定よりも少し多めに行きました。結果、18頭中12番人気と人気はなかったものの、何と大逃げで2着に大健闘!!おかげさまで臨時収入を得ることができました。本当に感謝しています。これからも、予言で私の当たらない競馬予想を助けてください。

 

 

件名:プリキュアのお告げ、有難うございました
お名前:S
コメント:初めまして。S(匿名希望)と申します。2009/11/09 (月) プリキュアのお告げを読みまして、これがもしや最初で最後の発表になるかもしれないと思い、20数年ぶりに馬券を買いました。どうみてもきそうにない馬に見えましたが、きっこさん買いです。単勝、複勝のみ買いました。複勝2,150円取らせて頂きました。有難うございました。

 

 

件名:エリザベス女王杯
お名前:ボボチカ
コメント:きっこさん、いつも楽しく読ませていただいています。きっとお礼と驚きのメールが沢山届いている事と思います。お蔭様で私も(実は夫ですが)7-11の馬連で万馬券を取らせて頂く事が出来ましたので、ご報告とお礼を言いたくてメールしています。私はきっこさんのブログを何度も読み返し、テイエムプリキュアの単勝と7-16の馬連を買い、渋る夫にプリキュアから馬連で総流しを薦めました。ブログを読んでから、ネットや新聞をチェックしましたが、どこにもプリキュアの名前がなくて、嬉しい気持ち半分と不安な気持ち半分で中継を見ていたところ、ノーマークのプリキュアが先行逃げ切りで2着に入った時は、信じられない気持ちと不思議な気持ちでとにかくビックリしました。きっこさんの何処からかのお告げは本当に信憑性があるんだと改めて実感しました。本当にありがとうございました。寒くなってきましたのでお身体をご自愛下さい。乱筆乱文で失礼致します。

 

 

件名:プリキュアのお告げに感謝です
お名前:たけゆま
コメント:きっこさんこんにちは。初めてメールをさせていただきます。「きっこの日記」をいつも拝読しております。さて、先日の日記「プリキュアのお告げ」を読ませていただき、エリザベス女王杯の馬券を購入し、見事的中しました!これは、きっこさんのおかげです。ありがとうございました。私は、競馬はG1レースなどの大きなレースを購入して楽しんでいる程度ですが、今回日記を読んで、これは買うしかないなと即決しました。私が購入したのは、3連複という馬券で、きっこさんのテイエムプリキュアと絶対的本命のブエナビスタを軸にして、勝ったクィーンスプマンテの組み合わせを購入しました(もちろん、他の組み合わせも買っていますが)。100円の購入でしたが、私にとっては大金が当たりました。本当に本当にありがとうございました。家族みんなにお裾分けして、みんなで喜びを分かち合いたいと思います。きっこさん、くれぐれも体をご自愛のうえ、これからも楽しい日記を書いてください。初めてのメールがこのような内容で申し訳ありません。またメールさせていただきます。

 

 

件名:はじめまして
お名前:ユウコン
コメント:はじめてメールさせていただきます。いつも楽しく拝見させていただいております。早速ですが、このたびはありがとうございました。テイエムプリキュア惜しくも二着でしたねぇ。私はきっこさんのブログを拝見させていただいていたおかげさまで複勝だけではございますが的中いたしました。単勝もゴッソリ買っていたんですがこれは残念ながら惜しくも不適中でしたが十分です。本当に助かりました。きっこさんはどれくらい勝たれたのでしょう?連で買うとブログに書いておられたのでもしや…(笑)いつのことだったかマツリダゴッホの有馬、そして金杯の時のブログを拝見していたので信じて買うことができました。(後略)

 

 

件名:プリキュアに乾杯!
お名前:伊豆の吉法師
コメント:こんばんは。こういう時にだけメールする奴に成り下がってしまった「伊豆の吉法師」と申します(笑) 正確に言うと“元気玉イベント”の時などに二度ぐらいはメールを差し上げた事があります。それ以降はいつもロムってるだけのオッサンだったのですが、今日と言う今日はそういうわけにはいきません。そうです。テイエムプリキュアとブエナビスタを絡めて、エリザベス女王杯のワイド馬券を取らせていただきました。1万円勝負したので、配当が49万1000円でした!テイエムプリキュアは、自己予想では買わなかったはずの馬です。きっこさんのおかげです。本当にありがとうございました。今回、きっこさんが事前に「お告げ」を発表したので「あれっ?」と思ったのですが、あの日記を書かれた9日というのは、まだ出走馬が確定されてない“出走予定馬(出走登録馬)”としてしか発表されてない段階でして、それをズバリと「テイエムプリキュア」と言い切ったきっこさんの競馬に関してのピュアと言うか素人としてのお告げに乗ってみる気になりました。ブエナビスタは3着内は確実と言う強い馬ですので、あとは相棒探しだけと言う展開に、きっこさんのお告げはスンナリとはまりました。これからが大変ですね。事前に競馬の予言をして当てちゃったとあれば、ちょっとした騒ぎになるかもしれませんからね…今後、変なプレッシャーを受ける様なきっこさんじゃないとは思いますが、外野のスズメどもを気にしないようにして下さい。(後略)

 

 

件名:テイエムプリキュア
お名前:レイ
コメント:きっこさん初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いております。たぶん、同様のメールがメールボックスを埋め尽くしていると思いますが、あまりにもすご過ぎたのとお礼という事でメールさせて頂きます。本日のエリザベス女王杯。テイエムプリキュアが2着にきちゃいました。これは本当にビックル一気飲みでして、唖然と言うか、騒然と言うか、なんじゃこりゃ~~!!by松田優作です。そして、僕もきっこさんの予知夢を半分信じて、テイエムプリキュアから全部の馬に100円ずつ流したら1700円が10万円以上になってしまいました。本当にありがとうございました。以前にマツリダゴッホ、今年の天皇賞でカンパニーを当てたのは読んで知っているのですが、今回のテイエムプリキュアに関しましては、競馬を少しかじったことのある人なら「さすがに、それは・・・」ってみんな思ったと思います。こんなレースは何年かに1回しかないですし、事前にちゃんと馬の名前まで指定して書いていますし、これは本当に奇跡、元気、井脇!!って感じです。(後略)

 

 

件名:ありがとうございます。
お名前:ただむね
コメント:はじめまして。いつも楽しく読ませてもらってます。今回、11/15に行われたエリザベス女王杯で11/10のきっこさんの日記を参考に馬券を買ったところ、なんと2000円が約25万円!になりましたのでお礼のメールをさせてもらいました、ありがとうございます。どういう買い方をしたかというと、まずきっこさん推薦の「テイエムプリキュア」と「ニシノブルームーン」と「ブエナビスタ」を買うと決めまして、あと日記の最後に書かれていたきっこさんの好きな色の「青色」が私はすごく気になったので、「青色」=4枠ということで4枠の2頭「カワカミプリンセス」と「クィーンスプマンテ」を買い目に加えての5頭ボックス馬券(10点×100円として)を馬連1000円分と三連複1000円分で2000円買ったのです。それが馬連も三連複も両方当たって約25万円もの配当をいただくことができました。(中略)競馬を始めて20年程になりますが、こんな高配当を当てたのは今回が初めてで本当に驚いてます、本当にありがとうございました。この高額配当のおかげで、以前から実家の古くなったテレビを新しいテレビに買い換えてやりたいと思っていた母に、ちょっと予定より早くテレビを買ってあげることができます。これからも毎日日記を楽しみにしています、きっこさん、本当に本当にありがとうございました。

 

 

件名:ありがとうございます!
お名前:けんけん
コメント:はじめまして!いや~、も~メール沢山来ていると思いますが、凄い!エリザベス女王杯で「テイエムプリキュア」来ましたね!おかげさまで、15万円ほど儲けさせていただきました!ありがとうございます!いや~へたすると100万円単位で儲けてる人も沢山いると思いますよ~

 

 

‥‥そんなワケで、他にも同様のメールがたくさん届いてるんだけど、けんけんさんが書かれてるように、「100万円単位で儲けてる人」もいたから、当たったあたしもビックル一気飲みしちゃった。これからご紹介する2通のメールは、そんな幸運中の幸運な人からだ。

 

 

件名:エリザベス女王杯の件
お名前:TN
コメント:こんにちは。いつも楽しく読ませていただいております。TNというものです。住まいが上野毛にありまして、きっこさんとはだいぶご近所のようです。パチンコの話・近隣の話などは共感しながら読ませていただいております。さてこのたびはエリザベス女王杯の話ですが、予想にのらせていただきまして、いままでない当たりを経験できました。3連複を800円買って、120万円以上の勝ちです。本当に当たったとパソコン画面の金額を見た時は、ちょっと震えてしましました。ひとえにこの予想に素直に乗れたのは、4年前から日記を見続けて、信用できるきっこさんの人柄につきると思います。勝手にお礼を言っていますが、本当にありがとうございます。お体に気をつけて、日記を書き続けてください。楽しみに応援し続けたいと思います。

 

 

件名:競馬の件
お名前:nao
コメント:はじめまして、きっこさん。いつもROMさせてもらっていた者です。今回メールを差し上げたのはプリキュアのお告げを読んで久しぶりに馬券を購入したからです。もちろん、きっこさんの予想を参考にさせていただきました。それで、なんときっこさんの予想プラス、プリキュアを一緒に演じられた児島さんの名前から連想して、調教師が小島さんという方の馬を買ったのです。買い目は三連単が7・11・14・16の4頭ボックス200円ずつと同じく馬単ボックス100円ずつ、あと朝起きてひらめいたカワカミプリンセスをからませた、3連復7・8・11・14・16を100円ずつ買っていました。今日は出掛けていたので競馬はみてなかったのですが、ヤフー競馬で確認してびっくり、口座残高を確認して二度びっくり!!合計3,499,900円の的中でした!!!ほんと~にありがとうございました。これからも、お体に気を付けて頑張ってください。取り急ぎ報告させていただきました。

 

 

‥‥そんなワケで、800円が120万円になったTNさんもスゴイけど、naoさん、350万円てマジですかぁ~! ホントにおめでとうございます♪‥‥ってワケで、最後に、惜しかった人からのメールもご紹介する。

 

 

件名:エリザベス女王杯
お名前:ネコネコ
コメント:きっこさん、今晩は。今日はお礼のメールが殺到しているのでは?本当にテイエムプリキュア来ましたね!私はブエナビスタとの馬連は買ったのですが、まさかブエナビスタが3着になるなんて…。テイエムプリキュアとブエナビスタの2頭を軸にして、3連複総流しで買っておけば15万円になったのに、残念です。きっこさんは如何でしたか?また啓示が来ましたらブログに載せて下さい。お願いします。明日から寒くなるそうなので、くれぐれもお気を付け下さい。

 

 

件名:楽しませて戴きました。有難う。
お名前:IK
コメント:前略、何時も楽しくブログを拝見させて戴いて居ります。今回は、珍しく競馬(エリザベス女王杯)の予言をされていたので、万年ハズレ馬券購入オヤジも馬券的中の希望を持ってテイエムプリキュアの単勝を買い、テレビ観戦をしておりました。私の予想で「絶対に好走は無理」と断定していたプリキュアがゴール前まで粘り込むとは・・・。恐るべし「きっこ!!!」と思わず独白しておりました。貴方のおかげで久々に興奮して競馬を楽しめました。感謝々々。気が向いたら、また予知夢を教えて下さいね。その時を楽しみにしております。from:昔日の勝負師

 

 

‥‥そんなワケで、チョコっと儲かった人も、そこそこ儲かった人も、ドドーンと儲かった人も、惜しかった人も、みんなそれぞれに楽しむことができて、たくさんの人が幸せになれて、ホントに良かったと思う。やっぱり、「たかがプリキュア、されどプリキュア」だ‥‥ってワケで、あたしは、さっそく、お世話になった石川喬司先生に報告のメールをした。そしたら、すぐにお返事をくださった。

 

 

「おめでとう!馬連7-11の配当は102030円です。やっばり天才ピュアキュアキッコの霊感のとおりブルーがキーワードで、ブルーの枠の帽子をかぶった騎手の馬とアベックでしたね。枠連4-6の配当は4590円で、これは私も取りました。プリキュアを2着と観ての馬券購入はまことにお見事。短時間の決断選択の冴えに脱帽です。あのレース展開は今後ずっと語り伝えられることでしょう。その背後にキッコの魔の手が潜んでいたことは競馬史の永遠の秘密にしておきましょう。これでまた思い出に刻まれるお誕生日を迎えられますね。石川喬司」

 

 

石川先生、本当にありがとうございました!‥‥ってことで、今日は最後に、プリキュアから「夢見る奇跡たち」をお届けして、ハッピーエンドにしようと思う今日この頃なのだ♪

 

 

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2009.11.14

【速報】韓国の火災で日本人7名が死亡

「韓国の火災で日本人8名が死亡」(世田谷通信)

14日午後、韓国の釜山(ぷさん)市内にある室内射撃場で火災があり、韓国メディアは「日本人観光客8名を含む10名が死亡した」と報じた。現場は釜山市内の5階経てビルの2階にある「ガナダラ実弾射撃場」で、日本の旅行代理店では「射撃ツアー」なども組んでいる人気スポットだったが、14日午後2時半頃、保管していた銃弾の火薬に何らかの火が引火、爆発し、一気に火が燃え広がったという。通報を受けた消防署は消防車20台、消防士80名を出動させ、午後3時4分、鎮火した。現在分かっているのは、死亡が確認された10名のうち8名が日本人観光客であること、他に6名が重軽傷を負って病院で手当てを受けており、そのうちの3名が日本人であること、その3名はいずれも重症であること、これらの他にも別の日本人観光客が2名死亡している可能性があること、などである。被害に遭った日本人観光客は、長崎県島原市の旅行会社「島鉄観光」のツアー客9名と「JR九州」のツアー客2名で、いずれも男性とみられている。(2009年11月14日)


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漢字てNIGHT

今日は最後に重要なお知らせがあります‥‥ってワケで、ものすごいイキオイで流行ってるミクシーのアプリだけど、ダントツの人気の「サンシャイン牧場」に迫るイキオイで参加者が増え続けてるのが、「脳力大学」の漢字テストだ。「サンシャイン牧場」は、今、270万人以上が利用してるけど、「脳力大学」も、今週、利用者が、ついに200万人を突破した。ミクシーの利用者は約1200万人で、そのうちの2割は、登録だけして利用はしてない「幽霊会員」だって言われてるから、実質的には、約1000万人のうちの200万人、つまり、5人に1人が「脳力大学」に参加してるってことになる。いくら無料で遊べるとは言え、これはすごいことで、事実、500以上もあるアプリの中には、ぜんぜん人気がなくて、参加者が数十人から数百人なんていうマイナーなものもたくさんある。

ちなみに、あたしが登録してるアプリだと、「サンシャイン牧場」と「脳力大学」の他は、「サンシャイン牧場」の姉妹アプリの「動物パラダイス」が69万人、「みんなの農園」が133万人、「みんなの動物広場」が93万人、「カイブツライフ」が54万人、「つり人生」が22万人、「麻雀」が10万人‥‥って感じで、やっぱり、ミクシーでは農場系アプリが強いってことが分かる。自分の畑や牧場に、種を蒔いたり動物の赤ちゃんを放したりして、半日から1日ほどすると成長して、もう半日か1日ほどすると作物やタマゴが収穫できる。そして、収穫したものを出荷してお金を稼ぎ、そのお金で次の種や動物の赤ちゃんを仕入れる‥‥ってのが、この農場系アプリの基本的なシステムだ。

だから、1日に1~2回、ミクシーにアクセスしてる人たちにとっては、アクセスする時の楽しみが増えたことになる。バーチャルの農場とは言え、自分の畑に作物が成ってて、それを収穫できるのは楽しいからだ。あたしなんか、今までは忙しくて何日もミクシーにアクセスしない時も多かったのに、こうしたアプリを始めてからは、必ず1日に1~2回はアクセスするようになったほどだ。そうしないと、おんなじアプリをやってるマイミクの皆さんたちに、時間をかけて作った作物をどんどん盗られちゃうからで、ま、こっちもマイミクの皆さんたちの作物を盗みに行ってるから、この辺はお互い様なんだけど、それでも、「そろそろ作物が出来てるころかな?」って思うと、ついついミクシーにアクセスしちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、こうしたアプリが良く考えられてること1つに、「1日1回のプレゼント」がある。「サンシャイン牧場」や「動物パラダイス」は、その日に初めてアクセスすると、プレゼントの箱が届いてて、肥料や種や動物の赤ちゃんがランダムでもらえる。「みんなの農園」なんかは、この「1日1回のプレゼント」の他に、午後1時ころにアクセスすると「マツバボタンの種」、午後8時ころにアクセスすると「月下美人の種」がもらえるから、この時間にパソコンの前にいると、ついついアクセスしちゃって、結局、1日に3回もアクセスしちゃうことになる。

農場系じゃなくても、あたしがやってる「カイブツライフ」とかも、地道に自分のゾンビを育ててくってだけの暗いアプリだけど、1日1回、アクセスするたびに使えるポイントが加算されるから、毎日アクセスしてポイントを使うようにしないと成長が遅くなっちゃう。ようするに、対象が植物でも動物でもゾンビでも、何かを育てるっていうアプリの場合は、2日に1回しかアクセスしない人よりは、毎日アクセスした人のほうが有利なワケだし、毎日アクセスする人でも、1回よりは2回、2回よりは3回のほうが有利ってワケだ。

その上、そのアプリに自分のマイミクさんを勧誘すると、特別プレゼントや特別ポイントがもらえたりするもんだから、みんなセッセとマイミクさんたちにお誘いのメールを送りまくってる。あたしは、マイミクの総数が160人くらいだけど、毎日のように誰かからアプリのお誘いのメールが届くし、あたしも、最初のころは送りまくってた。でも、あまりにもたくさんのお誘いが届いて対応しきれなくなったので、きっと他の人たちも迷惑してるだろうと思って、最近は送るのをやめた。とにかく、こんなことを何百万人もの人たちが日夜やってるんだから、人気のあるアプリはネズミ算式に利用者が増え続けてくワケで、ある意味、恐怖すら感じる。

ちょっと前に、「サンシャイン牧場」に登録してる人の個人情報が4300人ぶん流出した‥‥ってニュースがあったけど、あたしは「えっ?」って思った。だって、もともとのミクシーに登録した時だってメールアドレスくらいしか書いてないし、そこから何の手続きもしないで「サンシャイン牧場」に参加したんだから、流出するような個人情報なんてないのに‥‥って思ったからだ。それで、記事を読んでみたら、無料で遊べる「サンシャイン牧場」にハマリすぎちゃって、自分の牧場をグレードアップしてマイミクさんたちに差をつけたいと思った一部の人たちが、クレジットカード決済の有料サービスに申し込んで、そのデータが流出したって話だった。

あたしは、こんなもんにお金を払うなんて信じられないし、それ以前に、タダだからこそ遊んでたワケで、「個人情報が流出した」ってことよりも、「こんなもんにお金を払うような人が4300人もいた」ってことのほうにビックル一気飲みだった。でも、あたしはやったことがないけど、オンラインRPGとかでも、最初は「無料」って言葉に釣られてやり始めたのもトコノマ、だんだんハマッてくうちに、どうしても強力な武器や防具が欲しくなって、知らず知らずのうちに「有料」のプランに登録しちゃう人ってワリと多いみたいだ。いろんなサイトのアバターにしても、最初に登録する時は「無料」なのに、タダで利用できるお洋服とかはショボイものばっかで、可愛いヘアスタイルやファッションはどれも「有料」‥‥なんていう悪どい商売をやってるとこも多い。

所詮はバーチャルの世界の「お遊び」なのに、実際には手にすることができない「まぼろしの商品」なんかに大切な現実のお金をつかうなんて、あたしは、完全に病気だと思う。たとえバーチャルの世界でも、人とは違ったものを持ちたい、周りから羨ましがられるものを身につけたい‥‥って気持ちは分からなくもない。だけど、たとえば、「強いボスを5ターン以内に倒したらホニャララの剣が手に入る」とかってのなら、その剣を持ってることが自分のゲームの実力を示すことにもなるから、「どうだ!すごいだろ!」ってことになるけど、それを「お金を払って買う」だなんて、「私はバカです」って言ってるのとおんなじだと思う。

ま、人間の虚栄心につけ込んだのが、こうしたオンラインゲームとかの有料サービスなんだから、こうした手口に引っかかるのは、多かれ少なかれ心を病んでる人たちだ。今じゃ、小学生の女の子までもが、自分のケータイのアバターに、「クラスメイトたちのアバターよりもオシャレなお洋服を着せたい」っていう虚栄心から有料のファッションを次々と着せ替えちゃって、親のとこに何万円もの請求が来たりするそうだ。そして、親は子供を叱るんだろうけど、子供を叱る前に、こんな子供に育てちゃった自分自身を反省すべきじゃないの? 親が見栄っ張りだから、それを見て育った子供も見栄っ張りになる。子供の虚栄心てものは、親から伝染するものだからだ。

‥‥そんなワケで、人間の虚栄心につけ込んでお金をつかわせようとしてるアプリが多い中、完全に無料で健全に楽しめるのが、ついに200万人を突破した「脳力大学」の漢字テストだ。漢字の「読み」を答えるテストなんだけど、「動物」「住居」「魚介類」「食物」「国内地名」‥‥ってふうに、ぜんぶで十数個のジャンルに分かれてて、それぞれのジャンルが「初級」「中級」「上級」の3段階になってる。それぞれが全50問で、決められた漢字がランダムに表示されるから、時間内にキーボードで「読み」を打ち込んで、正解なら次の漢字が表示される。そして、30問以上、正解すれば合格‥‥っていうテストだ。

たとえば、「動物」なら、「初級」だと、「河馬(かば)」「山羊(やぎ)」「海豚(いるか)」っていう、中学生レベルで読める漢字が出て来る。そして、「中級」になると、「羆(ひぐま)」「萱鼠(かやねずみ)」「五位鷺(ごいさぎ)」っていう、ちょっと難しい漢字になる。そして、「上級」になると、「鶸(ひわ)」「日雀(ひがら)」「紅猿子(べにましこ)」っていう、主に鳥の名前を中心にして、読める読めないって以前に、なかなかナジミのない鳥の名前が出て来る。

もちろん、最初から「上級」にはチャレンジできなくて、「初級」や「中級」をクリアして、初めて「上級」にもチャレンジできるようになるし、自分のランクが上がるに従って、チャレンジできるジャンルも増えてく。そして、何度でも好きなだけチャレンジできるんじゃなくて、1回チャレンジするのにチケットが1枚必要になる。このチケットは、1日に1回アクセスすると、2枚とか3枚とかがランダムでもらえるし、マイミクさんを1人勧誘すると20枚もらえる。だから、自分がレベルアップするためには、毎日アクセスしたり、マイミクさんを誘ったりして、チケットを集めなきゃなんない。

で、あたしの場合は、ぜんぶで10人以上の人からお誘いのメールが来てたんだけど、一番最初にメールをくれた「カナダ de 日本語」のミニーちゃんのお誘いで登録した。だから、ミニーちゃんのとこには、あたしが登録したことによって20枚のチケットがプレゼントされてるハズなんだけど、ミニーちゃんたら、あたしを誘っておきながら、自分はぜんぜん漢字テストをやってない。あたしは、今、「初級」を7ジャンルと「中級」を3ジャンルクリアして「レベル11」なんだけど、ミニーちゃんは1問もやってなくて、まだ「レベル0」のままだ。

そう言えば、「サンシャイン牧場」に行っても、ミニーちゃんの牧場の動物たちはみんなグッタリしてるし、「みんなの農場」へ行っても、ミニーちゃんの畑は雑草がボーボーでイナゴがいっぱい跳んでるし、あたしは、いつも、「ミニちゃんの畑は草ボーボー♪ イナゴの大群ピョンピョンピョン♪」て歌いながら草むしりや虫捕りをしてる(笑)

‥‥そんなワケで、あたし的には、なかなか楽しい「脳力大学」の漢字テストなんだけど、ちょっと前に「国内地名」ってジャンルにチャレンジできるようになったから、さっそく、「初級」をやってみた。そしたら、「飛騨(ひだ)_とか「苫小牧(とまこまい)」とか「西表(いりおもて)」とか、一般常識の範囲の地名ばかりだったので、初チャレンジで次々と正解してって、合格ラインの30問も簡単にクリアした上に、35問、40問、45問と、どんどん記録は伸びてった。

ここまで来ると、50問全問正解のパーフェクトを目指したくなっちゃうのが人情ってもんで、あたしは、いつもより慎重に解答を打ち込んでった。解答時間が短いから、一度打ち間違えると、それを消して打ち直してるうちに時間オーバーになっちゃうからだ。たとえば、「屈斜路湖」が「くっしゃろこ」だって分かってても、打ち込む段階で間違えて「くっしょろこ」なんてしちゃうと、当然、判定は「ブー!」なワケで、自分のミスに気づいて打ち直してる間に、時間切れになっちゃうのだ。それで、あたしは、45問を超えてからは、ものすごく気をつけて打ち込んでったんだけど、最後の最後の50問目で、こんな問題が出た。


「枚方(大阪)」


あたしは、すごく気をつけながら、「まいかた」って打ち込んだ。そしたら、意外にも不正解の「ブー!」が鳴るもんだから、あたしはアセリマクリスティーになって、ダッシュで「まいがた」とか「まいほう」とか、他の読み方を打ち込んだんだけど、どれも不正解で時間切れになっちゃった。そして、正解が表示された。


「ひらかた」


おいおいおいおいおーーーーい! 何で「枚」って字を「ひら」って読むんだよーーーー!‥‥って言うか、もっとメジャーな地名にしてくれよ! 大阪なら、「吹く」って字を書くのに「吸う」って読む「吹田(すいた)_とかなら、あたしでも知ってたのに‥‥ってワケで、合格は合格だったんだけど、50問中49問正解っていう、ものすごく悔しい結果になっちゃったのだ。

でも、これで、あたしは、大阪のどこかに「枚方」って書いて「ひらかた」って読む場所があることを覚えたから、1つリコウになったワケで、このアプリをやった甲斐があるってもんだ。もしも、これから先のお仕事で、企画書の中に「大阪の枚方」って書かれてたら、あたしは「大阪のまいかた」って読んで恥をかいちゃってたワケだ。もちろん、全国民が見てる国会中継で、「踏襲」を「ふしゅう」、「未曾有」を「みぞうゆう」、「順風満帆」を「じゅんぽうまんぽ」って読んじゃうほど恥ずかしくはないけど、それでも、事前に回避することができてラッキーだった。

‥‥そんなワケで、中学生レベルの国語力があれば、「踏襲」や「未曾有」や「順風満帆」は読めて当たり前だけど、こと地名になると、国語力だけの問題じゃなくなる。この「枚方」みたいに、地名の場合は、本来の漢字の読み方とは違った特殊な読み方をするものも多いから、その地名を知ってるか知らないかってことがポイントになる。たとえば、伊豆半島に「坂田」って場所があるんだけど、あたしは何度も行ったことがあるから、「ばんだ」って読むことを知ってる。だけど、知らない人は、10人が10人とも「さかた」って読む。東京の「江東区」にしても、東京に住んでる人なら「こうとうく」って読めるけど、普通なら「えとうく」って読んじゃうとこだ。

そんなこんなで、あたしは、「国内地名」の「初級」をクリアできたので、その流れで「中級」にもチャレンジしてみた。そしたら、これまた、初チャレンジなのに、ミゴトに合格できちゃったのだ。静岡の「石廊崎(いろうざき)」は、何度も「石廊崎ジャングルパーク」へ通ったから楽勝で読めたし、栃木の「茂木(もてぎ)」はサーキットに行ったことがあるし、沖縄の「北谷(ちゃたん)」は沖縄大好きだから読めて当然だし、広島の「因島(いんのしま)」は尾道(おのみち)出身のお友達がいるから良く知ってるし、どれも学校で習ったんじゃなくて、社会人になってから、いろんな機会に知って来た地名が、次々と出て来たから、正解することができた。そして、合格ラインの30問をクリアして、まだまだあたしの快進撃は続いてたんだけど、40問を目前にして、こんなに難しいのが出題されちゃったのだ。


「太秦(京都)」


「何なんだ?こりゃ?」って思いつつも、時間がないから、あたしは、とりあえず「おおはた」とか「だいこう」とかテキトーに打ち込みつつ、そのたびに「ブー!」って言われつつも、「京都」ってとこでハッと気づいた。これって確か、稲垣早希ちゃんのブログ旅の第1弾、「関西縦断ブログ旅」で、京都の通過ポイントの撮影所に行った時に、早希ちゃんが大きな声で言ってたんだよ。それで、その時、あたしは、「これで○○○○って読むんだ!」って驚いたことと、「なんかウズマキに似てるな」って思ったことを思い出し、ラスト1秒で「うずまさ」って打ち込むことができた。

この一連の流れが、わずか数秒の間に行なわれたんだから、あたしの脳みそはフル回転で、耳の穴からは煙が出て来た。だけど、正解して喜んでるヒマもなく、すぐに次の問題だ。ここからは、また知ってる地名ばかりが続いたので、あたしは少し落ち着きを取り戻したんだけど、いよいよ45問目を超えて、またまた緊張して来た。それでも、何とか読める地名が続き、いよいよラス前の49問目には、こんな問題が出た。


「高梁(岡山)」


あたしは、「おおっ!」って感激しながら、余裕で「たかはし」って打ち込んだ。現在放送中の早希ちゃんのブログ旅の第3弾、「西日本横断ブログ旅」で、ちょうど今、岡山の2つめの通過ポイントの「吹屋小学校」に行ったとこなんだけど、この最寄り駅が「備中高梁」だったのだ。ここまで来る時に、案内所の駅員さんから「タカハシ」って聞いた早希ちゃんは、さっそくキップを買おうとしたんだけど、券売機の上の路線ズを見ても、どこにも「高橋」なんて駅はない。それで困り果ててたら、「高梁」って書いて「たかはし」って読むってことを知ったのだ。

早希ちゃんは、「何でこの字をタカハシって読むんや~普通は読めへんわ~」とかって言ってたから、あたしは、すごくよく覚えてた。だから、あたしは、早希ちゃんのブログ旅をずっと観続けて来たオカゲで、「太秦」と「高梁」の2問を正解することができたってワケで、ものすごい運命を感じた。そして、感激したまま突入した50問目の最終問題は、これだった。


「臼杵(大分)」


あたしは、この地名を知らなかったけど、「臼(うす)」と「杵(きね)」だから、そのまま「うすきね」って打ち込んでみた。そしたら、やっぱり「ブー!」だった。だけど、あたしは、「臼」は「うす」しか読み方を知らないし、「杵」も「きね」しか読み方を知らないから、他の読み方を打ち込むことができない。それで、どんどん時間がなくなってくし、気持ちはアセリマクリスティーだし、「もうダメだ!」って思いながら、とにかく別の読み方を打ち込むために、「うすきね」って打ち込んでた解答欄をバックスペースで消し始めた瞬間、「ね」を消して「うすき」が残ったら、「ピンポーン!」って正解の音が鳴った! そう、正解は「うすき」だったのだ!

‥‥そんなワケで、「初級」でさえ全問正解ができなかったあたしなのに、それより難しい「中級」は、早希ちゃんに2回も助けられた上に、最後には、ちょっとインチキ臭いミラクルまで巻き起こっちゃって、ミゴトに全問正解することができたってワケだ。それもこれも、やっぱり、早希ちゃんのブログ旅をずっと観続けて来たオカゲってワケで、一番初めに「今日は最後に重要なお知らせがあります」って書いたけど、そんな早希ちゃんのブログ旅が、ついに、関東でも放送されることになったのだ! それも、今夜から(笑)‥‥ってワケで、関東にお住まいの人は、今日、14日(土)の深夜2時48分から、つまり、日付は15日になってるけど、ようするに「土曜日の深夜」ってワケで、TBS系列で1時間ワクで放送される。それも、早希ちゃんもブログに書いてるように、第1弾の「関西縦断ブログ旅」から、毎週4話ずつ放送するそうだ。つまり、関東に住んでて、まだ一度も観たことのなかった人も、一番最初のブログ旅からぜんぶ観られるってことで、こんなにワンダホーなことはない。ただ、1つだけ問題なのは、よりによって、あたしが何より楽しみにしてる「犬夜叉」とおんなじ時間だってことだ。これだけは、どんなにカンが冴えてるあたしでも、サスガに予想できなかった今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.13

ケータイ会社から使徒襲来/後編

さてさて、昨日からの続きってことで、今から十数年前のこと、あまりにもムカつくドコモショップの女の店員の非常識な態度に堪忍袋の緒が切れたあたしは、長年愛用して来たドコモに見切りをつけて、当時はマイナーだったジェイフォンとツーカーに変えたワケだけど、1年もすると、ジョジョに奇妙にドコモの勢力が低下して来て、あたしみたく他のメーカーのケータイを使う人が増えて来た。きっと、あたしとおんなじに、ドコモの店員のタカビシャな態度にムカついて、他のメーカーに乗り換えた人たちが続出したんだと思う。そして、ケータイの勢力図が変化して来ると、今度は、各社が次々と割引プランを出すようになって来て、あたしは、ドコモを1台だけ使ってた時よりも、ジェイフォンとツーカーを2台使ってる時のほうが、お金がかからなくなって来た。

ケータイ自体の性能も、どんどん進化して来た。3和音が最高だった着メロも、新機種が出るたびに、4和音、8和音と進化して、1~2年のうちには、16和音で高音質の曲が再生できるようになった。こうなって来ると、もう自分で着メロを打ち込むことは不可能だから、いつの間にか「着メロ本」も見かけなくなってた。小さかった画面も大きくなり、「動く絵文字」が登場したのも、このころだった。それでも、まだ、電話とメールとインターネットくらいしか機能はついてなくて、カメラ付きが当たり前、ラジオやテレビまでついてる今のケータイと比べると、ものすごくシンプルなものだった。

そして、ジェイフォンとツーカーで何の問題もなく過ごしてたあたしのケータイ生活だったんだけど、第1の使徒は、ある日、突然、やって来た。ジェイフォンがボーダフォンてのに変わるとかで、このまま使い続けるのなら手続きをしてくれっていう手紙が届いたのだ。それで、あたしは、すごくメンドクサイ思いをして、ボーダフォンへの変更手続きをした。それで、ハッキリとは覚えてないけど、確か、渋谷のセンター街にあったケータイショップで、ボーダフォンの最新型のケータイをタダでもらったって記憶してる。当時は、新しい機種が出るたびに大幅に使いやすくなってたから、これはすごく嬉しかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、それから2~3年したら、各社の基本料や通話料がさらに安くなって、普通に使ってれば月に5000円以下でケータイを持てるようになったので、あたしは、使用料の安かったほうのツーカーをもう1台増やした。このころは、専属のアシスタントをつけてたので、その子に持たせるためだ。それでも、不愉快なドコモに2万円も3万円も払ってた時のことを思えば、3台で2万円以下なんだから、遥かに安くなってた。そして、このまま、ナニゴトもなく日々は過ぎてった。

そして、何年かしてケータイの機種が古くなると、ちょうどポイントが貯まってて、ボーダフォンもツーカーも無料で最新型に交換することができた。あたしが最初にジェイフォンやツーカーと契約した時も、それぞれのショップの人に、「今までずっとドコモを使ってたんですけど、ドコモショップの店員の態度があまりにも不愉快だから、さっき解約して来たんです」って言ったら、すごく喜んでくれて、何万円もする最新式のケータイを無料にしてくれた。だから、あたしは、ドコモ以外のケータイは、未だかつて、お金を払って買ったことがない。すべて、無料でもらって来たから、「ケータイを買う」っていう感覚そのものがない。

で、話を戻すと、ジェイフォンがボーダフォンに変わって何年か過ぎたころには、もう、カメラ付きケータイが主流になってて、動画が撮れるものやテレビが観られるものも出始めてた。他にも、いろんな機能がマウンテンで、完璧に使いこなせるようになるのには何ヶ月もかかった。そして、あたしが、ようやく自分のボーダフォンとツーカーを使いこなせるようになったころ、第2の使徒が襲来して来たのだ。数年前には、ジェイフォンがボーダフォンに変わるってことでメンドクサイ手続きをしたのに、やっとボーダフォンに慣れて来たと思ったのもトコノマ、今度は、そのボーダフォンがソフトバンクに変わるって言うのだ。

それで、あたしは、「またかよ!」って思ったんだけど、今度は、ケータイはそのままで、送られて来た書類を送り返すだけで手続きができるって言うので、とりあえず、言われた通りにした。ようするに、今まで通り、ボーダフォンのケータイを使ってて、請求書だけがソフトバンクから送られて来るようになるってことなので、「ま、いっか!」って思ったのだ。料金も今までと変わらないってことだったので、簡単な手続きだけで、そのまま使い続けてた。だけど、ソフトバンクに変わって何ヶ月かが過ぎたころ、突然、それまでの2倍以上の金額が書かれた請求書が届いたのだ。

あたしは、使用ワクに余裕のあるプランに入ってて、毎月、そのプランの金額のワクの中だけで収まるように利用してた。だから、毎月の請求額はプランの料金だけで、ずっと一定だった。それなのに、突然、その2倍もの金額を請求されたのだ。それで、あたしは、すぐにソフトバンクに電話して調べてもらおうとしたんだけど、電話に出た係の女は、あの激しくムカついたドコモの店員とおんなじで、あたしの言うことをぜんぜん信用しなくて、「料金が発生してるということはお客様がお使いになったということです」の一点張り。

それで、絶対に納得できないあたしは、何月何日にどこに電話をかけたのか調べてもらった。そしたら、通話じゃなくてインターネットの利用料だって言う。あたしは、インターネットはすべてパソコンからって決めてて、このケータイでインターネットにアクセスしたことなんて一度もなかった。それで、何月何日にどれくらいインターネットにアクセスしてるのか調べてもらったら、何月何日に何百何十円、何月何日に何百何十円‥‥てのを読み上げてくれたんだけど、それを聞くと、1週間、ほぼ毎日、おんなじ時間に、2~3時間ずつインターネットにアクセスしてたことになってたのだ。

あたしにはまったく身に覚えがないし、第一、そんな使い方をするワケもない。それで、あたしは使ってないって言ったら、今度は、「どなたかにケータイを貸したり、どこかに置き忘れたりしませんでしたか?」と来たもんだ。もうアシスタントもつけてないし、このケータイはずっとあたしだけが使ってるんだから、そんなことは絶対にない。だけど、いくら説明しても、ソフトバンクの女は、ドコモのバカ女と一緒で、あたしのことを疑いまくってる。言葉づかいだけは、ドコモのバカ女と違って丁寧だったけど、それでも、「お客様の記憶違いということはございませんか?」とか抜かす始末。それで、あまりにもムカついたあたしは、こう言った。


「ボーダフォンの時は、こんなこと一度もなかったのに、ソフトバンクに変わったトタンに、何でこんなに不愉快な思いをしなきゃいけないんですか? こっちは今まで通りに普通に利用してただけで、悪いのはぜんぶそっちの管理の問題なのに、そっちのミスでお客に不当な請求書を送りつけておきながら、謝罪するならともかく、まるでこっちがウソをついてるような言い方ばかりして、いい加減にしてください!」


そしたら、相手の女は急に態度を一転させて、「すみません」とか「申し訳ありません」とか言い出した。それで、あたしは、「とにかく、あたしは自分の使ってない料金なんて1円たりとも支払う気はないし、こんなデタラメな請求をして来るようない悪徳会社のケータイなんて怖くて使ってられないから、今月限りで解約します!」って言ったら、急に「このぶんはお引きします」だって。最初からそう言え!タコ!‥‥ってワケで、結局、あたしは、そのまま今日までソフトバンクを使って来た。ただ、こんなことがあったから、あたしは、ソフトバンクに対して、ものすごく悪いイメージを持つようになった。今でも、あの白い犬のCMやスマップのCMを目にするたびにイライラしちゃう。

‥‥そんなワケで、ようやく少しは落ち着いたかと思ったのもイタノマ、今度は、ナニゴトもなかったほうのツーカーから、第3の使徒がやって来た。ツーカーがauに変わるから、手続きをして機種変更をしてくれっていう手紙だった。あたしは、「マジでいい加減にしてくれ!」って思いながら、中の書類を読むのもメンドクサかったから、書いてあった番号に電話してみた。そしたら、これが、ドコモやソフトバンクとは雲泥の差で、ものすごく感じのいい女性が対応してくれた。話し方も穏やかだし、とっても親切だし、あたしが「ショップにまで行ってる時間がない」ってことを伝えたら、無料で交換できるケータイのパンフレットを送るから、その中で機種とカラーを選んでくれたら、自宅まで新しいケータイを郵送してくれるって言う。

説明も分かりやすいし、すべてあたしの都合に合わせて手配してくれたし、結局、あたしは、ぜんぜんメンドクサイ思いをしないで、定価が5万円もする最新型のワンセグ付きのケータイをタダでもらえた上に、料金プランまで、新しい格安のものに変えてもらった。ドコモに続いてソフトバンクも嫌いになってたあたしは、一気にauがお気に入りになった。だから、今でも、土屋アンナちゃんが「鶴瓶もビックリ!バビュ~ン!」って歌ってるCMを観ると、ソフトバンクのCMとは正反対に、すごく気分が良くなる。

こんな流れから、あたしは、今、auの最新機種と、ソフトバンク名義のボーダフォンを使ってるんだけど、メインで使ってるのはauのほうで、ソフトバンクのほうはメッタに使ってない。ソフトバンクのほうを使うのは、お風呂の中でワンセグでテレビを観る時くらいだ。そしたら、この長い長いあたしのケータイ物語はクルリンパと最初へ戻り、第4の使途、つまり、ソフトバンクから、あたしの使ってるケータイが来年の3月で使えなくなるから、今月中に新しい方式のに変更手続きをするようにってハガキが襲来して来たってワケだ。

今までは、ジェイフォンがボーダフォンに変わったり、ボーダフォンがソフトバンクに変わったり、ツーカーがauに変わったりって、あたしには分からないけど、メーカー側のヤブサカじゃない事情があったんだろうから、ジンジャエールっちゃジンジャエールな話だった。だけど、今度は、別に他のメーカーに変わるワケじゃなくて、ソフトバンクはソフトバンクのままで何も変わらないのに、このままじゃ使えなくなるから手続きをしろって言う。何の問題もなく使えてるのに、利用者にとって、これほど理不尽な話はない。

それに、あたしの場合は、自分からソフトバンクと契約したワケじゃない。あたしが契約したのは、あくまでもジェイフォンであって、ソフトバンクと契約した覚えなんてミジンもない。それなのに、メーカー側の都合で、ボーダフォンに変わり、ソフトバンクに変わって来たのだ。一度の延滞もなく支払って来たのに、利用者にとって、これほどハタ迷惑な話はない。

‥‥そんなワケで、ソフトバンクから襲来した第4の使徒と対峙したあたしは、今、これまでの使徒とは違った別次元の恐怖を感じてる。だって、あたしのケータイは、すべてソフトバンク側の都合で来年の3月で使えなくなるって言うのに、「今月中に変更手続きをすれば変更手数料が無料」ってことが明記してあった上に、交換しなきゃならない何万円もする新機種も「有料」で買わされるからだ。すべてメーカー側の都合で、利用者の手をわずらわせて変更手続きをさせるんだから、普通の感覚なら、これまでの使徒のように、「ずっと変更手数料が無料」ってのが当たり前だろうし、新機種も無料なのが当たり前だろう。だけど、今回の第4の使徒は、スマップ全員をCMに起用した莫大なギャラを利用者に負担させるモクロミなのか、今までの使徒とは違って、あまりにもタカビシャだ。だから、見習いパイロットのあたしは、シンジやアスカのように無茶はしないで、とりあえず、来年の3月まで様子を見て、今後の第4の使徒の出方によっては、ソフトバンクを解約して、そのぶん、親切なauをもう1台増やそうかと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.11.12

ケータイ会社から使徒襲来/前編

あまりにも忙しくて、あまりにもやることがマウンテンで、もうこれ以上、お仕事以外の用事を増やさないで欲しい‥‥って思ってるあたしなのに、1ヶ月くらい前、いろんな郵便物の中に、免許の更新のお知らせのハガキが混じってて、「そうか‥‥今年は更新の年だったのか‥‥」って思って、一気にドンヨリした気分になった。いつもなら、すぐ近くの世田谷警察で、10分ほどでチャチャッと更新できるんだけど、今回は鮫洲の試験場まで行かなきゃなんない上に、例の映画も観なきゃなんないから、半日がつぶれちゃう。

何でかって言うと、何ヶ月か前に、多摩川の橋のほうから都心に向かって世田谷通リを原チャリで走ってた時に、すごく混んでたから左のハシッコを爆走してたんだけど、狛江の三叉路のとこで、左折専用車線をシカトしてそのまま直進したら、そういうことをするアホなバイクを狙い撃ちして点数を稼ごうとしたお巡りさんがその先に隠れてて、アホなあたしはミゴトに捕まっちゃったからだ。違反自体はくだらないことだし、あたしは何年も捕まってなかったから、点数は3ヶ月で消えたんだけど、この「違反をした」っていう事実だけは残るから、最寄の警察署での免許の更新ができなくなった。そして、今回は、鮫洲くんだりまで行かなきゃいけなくなったのだ。

それで、あたしは、激しく気が重くなりつつも、「今月中に何とか時間を作って免許の更新に行かなきゃ」って思ってたんだけど、そしたら、しばらく前に、もう1通、あたしの負担を増大させるハガキが舞い込んで来た。ソフトバンクからのハガキで、あのムカつく白い犬のぬいぐるみの写真がプリントされてて、何かと思って見てみたら、ソフトバンクのケータイが何やら新しい方式に変わるため、あたしの使ってるケータイが来年の3月で使えなくなるっていうお知らせだった。それで、今月中に新しい方式のに変更すれば、変更手数料だのナントカ料だのが無料になる上に、あの犬のぬいぐるみをくれるとかっていう案内だった。あんな不愉快なぬいぐるみなんかいらないけど、今月中に手続きをしなかったら、いろんな手数料を取られるようになっちゃう‥‥ってワケで、あたしは何ひとつ悪いことをしてないのに、すべてソフトバンク側の都合で、またまたメンドクサイ用事が増えちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ずっと前から言い続けて来てるように、ドコモが大っ嫌いだ。そして、これも、ずっと前から言い続けて来てるけど、ドコモが大っ嫌いになった理由は、ニコタマのドコモショップの女の店員の口のきき方や態度に、ものすごくムカついてたからだ。何かの用事でドコモショップへ行くたびに、女の店員たちの偉そうな口のきき方やオーへーな態度で、必ず不愉快な思いをさせられてた。だけど、あたしがケータイを持ち始めた20代前半のころって、ケータイって言えばドコモだけだったから、他に選択肢がなかった。他にもマイナーなメーカーもあったみたいだけど、ケータイを使ってる人の9割以上がドコモだった上に、今みたいに他メーカーとの互換性が高くなくて、マイナーなメーカーのケータイを使ってると仲間ハズレになっちゃう。だから、みんなと問題なく通信するためには、ドコモを使うしかなかったのだ。

それで、あたしは、ガマンしてドコモを使ってたんだけど、ドコモ側も、当時はシェアを独占してたもんだから、王様気分で商売してて、ドコモショップの店員のタカビシャ度は、日に日に酷くなってった。こっちはお客だってのに、操作方法で分からないことを聞くと、「そんなことも知らないの?」って顔で、鼻で人を笑いながら、タメグチが炸裂。電池ひとつ交換してもらうだけでも、こっちは法外な料金を支払うのに、何度も何度も「すみません」って言わなきゃなんない。言いたくなくても、店員の態度が3Lだから、こっちが申し訳ないことをしてるような雰囲気にさせられちゃうのだ。とにかく、当時のドコモショップの店員て、ドイツもコイツもタカビシャで、一段高いとこからお客を見下ろしてるような態度の女が勢ぞろいしてた。

その上、今みたく競争相手がいなかったから、料金もやりたい放題だった。今は、複数のメーカーが割引プランの競争をしてるから、基本料金が980円とか、おんなじメーカー同士なら通話もメールも無料とか、2000円で使い放題とか、ものすごい激安プランがいっぱいある。だけど、当時のドコモは、基本料金と利用プランの組み合わせだけで、すでに8000円とか1万円とかで、気をつけて使ってても月に2~3万円は当たり前、ちょっと使いすぎると5万円を超えちゃうって時代だった。数分間、通話しただけでも数百円だったから、ケータイを持ってても、まずは近くの公衆電話を探すのが普通だった。利用者は、今よりも遥かに高い料金を支払ってたワケで、それなのに店員の態度がデカかったから、こっちのムカつき度もレッドゾーンだった。

‥‥そんなワケで、当時のケータイは、どれも何万円も払って買うものだったから、あたしは、自分のケータイをすごく大切に使ってた。水をかけたこともなければ床に落としたこともなかったし、ふだんは布のケースに入れて持ち歩いてたほどだ。それなのに、ある日、突然、すべてのデータが消えてなくなっちゃったのだ。朝、目が覚めて、ケータイの電源を入れたら、画面が一瞬、パッと白くなったと思ったら、初期設定の表示が出て、登録してあった何十人もの電話番号やメールアドレスも、お友達とやりとりしたメールの数々も、一生懸命に打ち込んだ着メロも、ぜんぶ消えちゃった。

当時は、着メロも自分で打ち込んで作るから、お気に入りの曲を着メロにするだけでも、すごく大変だった。J-POPSとか、懐メロとか、洋楽とか、いろんなジャンルの「着メロ本」が毎月のように出版されてたし、月刊のケータイ雑誌もいろいろと出てて、フロクに最新曲の着メロの譜面がついてたのだ。そして、自分の好きな曲を着メロにしたい人は、そうした本を買って来て、着メロ用の譜面を見ながら、1音ずつ打ち込んでく。単音から和音になった時代だったから、1曲を打ち込むのも、メロディーラインの他に、低音と効果音も打ち込むワケで、わずか15秒ほどの着メロを登録するのに、1時間近くもかかったのだ。

あたしの場合は、愛するMAXが主演のテレビドラマ、「スウィートデビル」の主題歌の「Don't You Love Me」を着メロにしたかった。だけど、どの本にも着メロ用の譜面が載ってなかったから、オモチャのキーボードを弾きながら自分で譜面に起こして、それを着メロ用のアレンジにしながら着メロ用の譜面にして、それで打ち込んだ。でも、これが、地獄のような作業で、打ち込んでる最中に誰かから電話が掛かって来たりメールが届いたりすると、それまで打ち込んだぶんがパーになっちゃって、すべてイチからやり直しになっちゃう。

実際、あたしは、30分くらいかけて半分くらい打ち込んだとこで、誰かからメールが届いてパーになっちゃった。それで、ものすごく落ち込んだけど、気を取り直して最初から打ち込み直してたら、今度は、1時間くらいかけて、あとちょっとで完成‥‥ってとこで、またメールが届いて、すべてがパーになっちゃった。この時は、サスガに怒りが爆発しそうになった。だけど、何か緊急のメールだったら大変だと思って、とりあえずメールを見たら、たいして仲良くない人からの「今ひま?」ってメールだったから、ムカつくのを通り越して泣きたくなっちゃった。結局、毎日ちょっとずつ作業をして、譜面を作るのに3日か4日、打ち込むのに2日もかかった。だからこそ、すべて打ち込み終わって、最初にボタンを押して「Don't You Love Me」の和音の着メロがちゃんと流れた時には、思わずガッツポーズをしちゃうほど嬉しかったのだ。

あたしのケータイには、自分でアレンジしたMAXの「Don't You Love Me」の他にも、着メロ本を見ながら苦労して打ち込んだ曲も何曲か入ってた。大切な親友とやりとりした宝物のメールもたくさん入ってたし、電話番号やメールアドレスもたくさん登録してあった。それが、あたしは何もしてないのに、ある日、突然、すべて消えちゃったのだ。あたしは、頭の中が真っ白になりながら、このケータイを買った駅前のドコモショップへ走り、イライラしながらも整理券をとって順番を待ち、やっと自分の番になったからカウンターへ行って、女の店員に事情を説明したら、あたしがぜんぶ説明し終わる前に、あたしがしゃべってるのを遮るようにして、その店員は、「あなた、落としたでしょ?」ってノタマッたのだ。


店員 「あなた、落としたでしょ?」

きっこ 「えっ?」

店員 「だ~か~ら~、ケータイを床に落としたんでしょ?」

きっこ 「いいえ、落としてませんけど‥‥」

店員 「じゃあ、水に濡らした?」

きっこ 「いいえ、あたしはケータイを大切に扱ってますから‥‥」

店員 「ホントにぃ?」

きっこ 「だから、何もしてないのに、朝、電源を入れたら、すべてのデータが消えてたんです」

店員 「最近、多いのよね。ホントは自分で落として壊したくせに、ウソついて無料で新品に交換してもらおうとする人が」


信じられないかもしれないけど、会話の内容だけじゃなくて、言葉づかいもこの通りだったのだ。そして、あたしは、コメカミの血管が切れそうになるのをガマンしながら、「あなたじゃ話にならないから、上の人を呼んでください」って言ったんだけど、それで出て来た上司の女ってのが、このバカ店員に輪をかけた大バカ女で、ものすごいタカビシャだったのだ。ひと通り、おんなじ説明をしたあたしに対して、こともあろうに、「証拠は?」ってノタマッたのだ。


上司 「証拠は?」

きっこ 「はぁ?」

上司 「あなたが、床にも落としてない、水にも濡らしてないっていう証拠よ」

きっこ 「別に証拠なんてありませんけど‥‥って、そんなの、このケータイを来る日も来る日も24時間ずっとビデオで撮影でもしてない限り、落としてないことなんて証明できないじゃないですか?」

そしたら、あたしのケータイを手にとってジロジロと見ながら話してた上司が、ケータイの横についてた2ミリくらいの薄い傷を指さして、まるで勝ち誇ったかのような口調で、こう言った。

上司 「これ、落とした時についた傷じゃないの?」

きっこ 「いくら大切に扱ってても、もう1年以上も毎日使ってるんですから、知らないうちに、そのくらいの傷はつくでしょう」

上司 「でもね~、あなたは落としてない証拠がないって言うし、ここには傷がついてるしね~」


プチン!


きっこ 「あなたはいったい何なんですか? あたしはお客なんですよ? 別にクレーマーでも何でもないし、無料で新品に交換しろって言ってるわけでもないし、ただ、何もしてないのに中のデータがぜんぶ消えちゃったから、何とかならないかと思って相談に来ただけなのに、なんなんですか! あなたたちの態度は! さっきの店員と言い、あなたと言い、いったいどういう教育を受けてるんですか!」

上司 「まあまあ、そう興奮しないで」


プチン!プチン!


きっこ 「誰が興奮させてるのよ! とにかく、もういいです! お宅のケータイは、今月限りで解約して、もう二度と、コンリンザイ、死ぬまで使いません!」


‥‥そんなワケで、この事件以来、あたしは、絶対にドコモのケータイは使わないことにした。それで、当時はマイナーだったジェイフォンに変えたんだけど、あたしは東京に住んでるのに、ジェイフォンはどこに行っても圏外で使い物にならなかったから、しばらくしてから、ツーカーも使うことにした。そしたら、ジェイフォンが圏外の場所はツーカーがつながるし、ツーカーが圏外の場所はジェイフォンがつながるし、うまい具合に何とかなった。ただ、使用頻度は変わらなくても、基本料やプランの料金が2倍になったワケで、維持するのが大変だった。それでも、不愉快な思いをしながらドコモのケータイを使い続けることを考えたら、何百倍も気分が良かった‥‥ってことで、この話は、明日へと続いちゃう今日この頃なのだ♪


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2009.11.11

「襟裳岬」再び!

2ヶ月も前のことでキョーシュクだけど、あたしは、森進一の「襟裳岬」の歌詞がおかしいと思う‥‥ってことを書いた。で、ひとまずは終結させたんだけど、その後も、たくさんの人からいろんなメールが届き続けてた。そして、その中には、とっても重要な情報の書かれたメールも含まれてて、いろんな新事実が分かって来たから、今日は、その辺のことをぜんぶマトメて書きたいと思う。とにかく、「旅好きおじさん」からいただいた2通のメールの情報による前回のマトメは、あたし自身も「岡本おさみさんが何を表現したかったのかってことだけは、何となく分かったような気がする」っていうフェードアウト風味の終わり方だったので、皆さんの中にも、明確には納得できなかった人が多かったと思う。

最初に、前回の流れだけを簡単に説明させてもらうと、まず、9月4日の日記、「歌謡曲の功罪」であたしは、吉田拓郎の「旅の宿」って歌は季感がメチャクチャだってことを指摘して、そこから、おんなじ岡本おさみの作詞した「襟裳岬」の歌詞もおかしいってことを書いた。そして、他にも、とまりれんの「氷雨」や、さだまさしの「秋桜」の歌詞も季感がおかしいってことを指摘した。そしたら、たくさんの人から、「私はこう思う」「私はこう解釈してる」ってメールが届いたので、9月7日の日記、「岬めぐり」で、その中から何通かのメールを紹介しつつ、最後に、実際に作者の岡本おさみが自己解説してる当事の新聞記事の内容を教えてくださった「旅好きおじさん」のメールを紹介して、それを「正解」として話題を終結させた。

だけど、最後に「正解が分かったのに納得できないっていう残尿感が入り混じったミョ~な結果になっちゃった」って書いてるように、あたしは、どうもシックリ来なかった。そしたら、旅好きおじさんから、前回のメールの内容は記憶違いで、当時のことが書いてある本を調べてみたら、岡本おさみが襟裳岬を訪ねたのは「初秋」じゃなくて「春」だった‥‥っていう訂正のメールが届いた。それで、あたしは、9月14日の日記、「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」で、旅好きおじさんの訂正のメールを紹介しつつ、再度、マトメを書いてみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、最初の日記で、「旅の宿」「襟裳岬」「氷雨」「秋桜」の4曲の歌詞にツッコミを入れたんだけど、この中で「襟裳岬」だけが話題になったのには、ちゃんと理由がある。他の3曲は、すべて単語(季語)の使い方を間違えてるんだから、言うなれば理系の問題なワケで、「1+1=3」ていう間違いに対して、「1+1=2」っていう正解を提示すればいいだけの話だ。たとえば、「氷雨」は、夏に降る「雹(ひょう)」のことなのに、それを「冬に降る氷のように冷たい雨」のことだと思い込んで誤用してるんだから、正否の判定は明確だ。

だけど、「襟裳岬」の場合は、単語の使い方には何も問題はない。ただ、頭から歌詞を読んでくと、流れとして「?」な部分があって、いったいぜんたいどの季節のことを歌ってんだか分からなくなっちゃう。具体的に言えば、最初の日記の繰り返しになっちゃうけど、歌い出しのとこは「北の町ではもう~悲しみを暖炉で~燃やし始めてるらしい~♪」ってなってるから、「北海道以外ではまだ暖房をつけるような季節じゃないのに、襟裳岬のほうの町では早々と暖炉を使ってる」って解釈になる。つまり、普通に考えたら、まだ冬になる前の季節で、秋ってことになる。それなのに、このあと「襟裳の春は~何もない春です~♪」ってなるもんだから、季節のツジツマが合わなくなっちゃうのだ。

つまり、これは、文系の問題ってワケだ。おんなじ本を読んでも、読んだ人の数だけ感想があり、そのどれもが正解であるように、文系の問題の場合は、「1+1=3」でも正解になる。だからこそ、「私はこう思う」「私はこう解釈してる」ってメールがたくさん届いたワケだし、そのどれもが「なるほど」って思える内容だったワケだ‥‥ってことで、ここまでが前置きなんだけど、新たに分かった情報を紹介する前に、前回、「旅好きおじさん」が教えてくださった情報のポイントを挙げておくと、次の3点になる。


1.岡本おさみは、実際に襟裳岬を訪ね、老夫婦が営む民宿に宿泊し、その時の体験を元に歌詞を書いた。

2.その時、民宿のご主人と、「おじさん、襟裳って春は何があるの?」「う~ん…春は何も無いね~…」というやりとりがあり、ここから「襟裳の春は何もない春です」というフレーズが生まれた。

3.岡本おさみが襟裳岬を訪ねたのは「春」である。


‥‥ってことだった。そして、これらの情報は、旅好きおじさんが、昔、北海道ツーリングで襟裳岬のその民宿に泊まった時に、食堂の壁に貼ってあった新聞記事の切り抜きに書いてあったものだそうだ。そして、旅好きおじさんは、この記事と同様の内容が、「だきしめ北海道/村野雅義 著」(情報センター出版局)という昭和61年に発行された本にも収められてるってことも、確認して報告してくれた。これが、前回の時点で分かってたことで、実際に岡本おさみが泊まった民宿に、この記事が貼ってあったり、北海道を紹介する本にも掲載されてるんだから、この内容に間違いはないだろう‥‥って、普通は思うよね?

でも、これから紹介する新情報は、これまでの情報をことごとく粉砕しちゃう最終兵器的な破壊力のあるモノなのだ。まず、第1弾のミサイルは、貴重な音源によるもので、岡本おさみ本人が「襟裳岬」を書いた時のことを話してる。今から25年ほど前に、NHK-FMの「ふたりの部屋」って番組の中で、岡本おさみの「旅に唄あり」っていう著書を元にして、全5回の放送があったそうで、その第1回(1983年2月21日)で、この「襟裳岬」を取り上げてる。すごく短いので、興味のある人はこちらの音源を聴いてもらうとして、フランク・ザッパにマトメると、岡本おさみ本人は、次の3点を明言してる。


1.岡本おさみは、襟裳岬の近くまでは行ったことがあったが、襟裳岬には行ったことのない状況で「襟裳岬」の歌詞を書いた。

2.岡本おさみが初めて襟裳岬を訪ねたのは、「襟裳岬」の歌詞を書いてから7年後である。

3.当時は、「襟裳の春は何もない春です」と書いたことで、襟裳の人たちから多くのクレームがあった。


ま、3番目に関しては、今回の検証に直接は関係ないことだけど、前回、この「襟裳の春は何もない春です」ってフレーズや、このフレーズに至るまでの歌詞の意味について、「襟裳の人たちの思いがナンタラカンタラ」的な様々な解釈があったので、一応、取り上げておいた。とにかく、「青天のヘキレキ」とまで行かないにしろ、なかなかビックル一気飲みな内容の音源で、何よりの破壊力は、誰かが書いた記事とかじゃなくて、岡本おさみ本人が話してる点だ。どこの誰がどんなふうに反論しようとも、旧ソ連の女子バレーボールチームの「鉄のブロック」のように、すべての攻撃を跳ね返しちゃうことウケアイだ。

ちなみに、この音源の存在を教えてくださったのは、他にも重要な情報を教えてくださった「ensho」さんという人で、メールが長すぎて受信システムが弾いちゃってたけど、あとから短いメールをくださったので、弾いたメールも見つけることができた。enshoさん、貴重な情報と丁寧なメールをありがとうございました♪‥‥ってことで、続いての情報は、enshoさんの他にも、とんびさん、ミキヒコさん、martinさんからも同様のメールをいただいたんだけど、端的に言っちゃえば、「襟裳岬」の歌詞は、岡本おさみが襟裳岬をイメージして書いた「焚火1」っていう詩を元にして作られてる‥‥って内容だ。enshoさん、とんびさん、ミキヒコさん、martinさん、どうもありがとうございました♪‥‥ってことで、一番詳しく説明してくださってるenshoさんのメールの一部を抜粋すると、こんなことだそうだ。


(前略)
最初に結論から言うと、歌詞「襟裳岬」は、「襟裳岬」と題された幾つかの詩の中の「焚火1」という作品を中核に、作曲者・吉田拓郎との共同作業の過程で別々に書かれた二つの詩が「歌うための歌詞」として、合体されたものなのです。そこまでの関心があるかどうかは分かりませんが、1973年に岡本おさみさんの対談や詩を収めた「ビートルズが教えてくれた」(自由国民社)という本が出版されていて、この本に、一連の詩がオリジナルの形で収録されており、内容を確認することも可能です。また「旅に唄あり」というエッセイの中でも、この共同作業についての記述があり、詩の一部や語尾を、歌詞として歌い易くするため変更する、また内容についても、テレビについて触れた部分が、森進一が歌う事を前提にしている以上、なじまないとの問題から、両者のやりとりの上で割愛された事情などについて触れている箇所があります。
(後略)


で、その「焚火1」って詩は、「北の街では もう悲しみを 暖炉で燃やしはじめてるらしい 理由のわからないことで 悩んでいるうちに 老いぼれてしまうから~」って、ほとんど「襟裳岬」の歌詞とおんなじなんだけど、一番大きく違う点は、例の「襟裳の春は何もない春です」ってフレーズが見当たらない点だ。そして、これとは別に「焚火2」って詩があるんだけど、こっちは、「わずらわしさをひとまとめにくるんで さあ急いでかきあつめなくちゃあ 人間くささって奴をかきあつめて ひょいと裏返しにして炎にすてる~」ってもので、「襟裳岬」の歌詞とはぜんぜん違うけど、根底に流れてるイメージは通じるものがあると思う。

そして、何よりも問題なのが、これらの「焚火1」と「焚火2」の前提として書かれてる「襟裳岬」って詩なのだ。この詩も、「こうして鈍行列車にゆられながら したためた短い便りは 電話の鳴り続ける忙しいきみの机に 名も知らぬ配達夫が届けるだろう~」ってもので、「焚火2」と同様に、完成された「襟裳岬」とはまったく違う。だけど、この詩には、途中に、こんなフレーズが登場するのだ。


「襟裳の秋はなにもない秋です」


そう! これこそが、あたしが違和感を持った根本的な部分の「答え」なのだ! どう考えても「秋」の景なのに、どうして突然、半年もワープして、「襟裳の春は~何もない春です~♪」ってなっちゃうワケ? 「襟裳の秋はなにもない秋です」なら、すべてのツジツマが合うのに、何で「春」なの?‥‥ってのが、あたしの最大の疑問だったワケだ。だから、あたしは、もともとのこのフレーズを知って、最大の疑問が氷解した。岡本おさみ本人も、ちゃんと「秋」だって言ってたのだ。それが、何らかの理由で、あとから「春」に変えられちゃってたのだ。そして、これらの点を指摘したenshoさんは、次のように分析してる。


(前略)
歌詞「襟裳岬」は、岡本おさみが別々の詩として書いたものを、曲を付ける際に「歌」として成立させる過程で(おそらくは主に作曲者・吉田拓郎要請により)強引に継ぎ接ぎされたものです。言葉を書いた岡本おさみさんがこんな接ぎ木をするとは思えませんから、これはメロディーを付ける作業の中で、拓郎側から出された案でしょう。言葉としての詩だけ読めば、それまでの流れを無視して、突如として飛び出す、「襟裳の春は何もない春です」が、とんでもない飛躍と感じられるのは当然です。俳句を20年以上もやっておられるきっこさんが、この唄の季節感の齟齬に引っかかるのは当然だとも思えます。「言葉だけで読めば明らかに飛躍がある」のは当然だし、それは間違いないのです。もともと別の詩として書かれたものなのですから。しかし、サビのメロディにのせて歌われると、ある種の飛躍を自然に納得させられてしまい、聞き手の想像力の中でそれを強引な継ぎ接ぎとは感じさせぬまま繋げさせてしまう。だからこそ、きっこさんがメールを紹介していた人たちのように、あのようないろいろな解釈も出てくるのでしょう。理屈から辿れば明らかに無理があっても、受け手の感じ方に無理や不自然さを感じさせないのは、芸というものでしょう。それがメロディを伴う歌の歌詞というものの特質なのですから、言葉の詩と、歌うことを前提とした歌詞とは、おのずから分けて考えるべきものではないでしょうか。
(中略)
きっこさんのブログにいろいろな意見を寄せていた方々も、これらの原詩をご覧になれば、誰しも「あっ!」と思われるでしょう。そして、「秋」を「春」に書き換えて末尾に置いたのは、エッセイでも述べられている通り、「日々の暮らしはいやでも~」を受ける形で、メロディがついた「焚火1」を、サビのメロディと併せてこのような詩でまとめあげる、その段階で「秋」が「春」に置き換えられた。それが、吉田拓郎との共同作業の中で、作者・岡本おさみ本人が選択した言葉だったことは、もはや疑いようはありません。読む、または見る詩ではなく、うたことば「襟裳岬」がこのような過程から生まれた。これが事実をふまえた結論です。全ての議論は、こうした事実を踏まえた上で行うべきでしょう。
(後略)


このenshoさんの分析は、9月14日の日記、「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」り中で紹介したHMさんのメールの内容とも合致する。HMさんは、「実は以前、岡本氏が詞のかなりの部分を拓郎にいじられた旨の発言をしておりました。具体的にどこをどうしたのかはわかりませんが、きっこさんの感じる残尿感はまさにこれが原因ではないでしょうか。いきなり春に飛躍してしまうのもおそらく拓郎のせいだと想像できます。(ちなみに自分は拓郎ファンであり、拓郎ファンは普通に彼を批判します。)」って書いてる。

‥‥そんなワケで、前回の結論、つまり、旅好きおじさんからの情報から到達した結論とは、ぜんぜん違う結論になっちゃったけど、今回の情報は、岡本おさみ本人が話してることであり、岡本おさみ本人が書いてることなのだ。だから、情報の信頼性としては、雲泥の差がある。そして、今回、紹介した岡本おさみ本人の発言が真実だとすれば、旅好きおじさんが教えてくださった新聞記事や本に書かれてることは、「どこかの誰かが創作した話」ってことになっちゃう。だって、岡本おさみ本人が「襟裳岬を訪ねたのは歌詞を書いてから7年後だ」って言ってるからだ。だけど、あたしは、「犯人探し」みたいなことには興味はない。体育の授業の間に、机に入れといた誰かの給食費がなくなったって大騒ぎになり、先生が生徒を1人ずつ尋問してって、クラス中がイヤ~な雰囲気になる。そんな時に限って、なくなったと思ってた給食費が、ランドセルの奥のほうに入ってたことに気づく。だけど、今さら言い出せなくて‥‥って流れが耐えられないのだ。可能性だけで言えば、岡本おさみが、襟裳岬から離れた場所の民宿に泊まった時のことを話したものが、伝聞されてくうちに「襟裳岬の民宿での体験」として新聞に書かれちゃったとか、いくらでも考えることができる。だから、あたしは、そんなことよりも、「襟裳の春は何もない春です」ってフレーズから感じた自分の違和感が「間違ってなかった」って分かっただけで満足だし、残尿感もなくなってスッキリしたし、「特捜戦隊デカレンジャー」的に言えば、「これにて、一件、コンプリート!」って感じの今日この頃なのだ♪


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2009.11.10

【速報】市橋達也容疑者を逮捕

「市橋達也容疑者を逮捕」(世田谷通信)

大阪府警が、10日午後、英国人英会話講師の死体遺棄事件で指名手配中の市橋達也容疑者(30)の身柄を大阪市内で確保、裏づけが取れ次第、逮捕する模様。市橋容疑者は、平成19年3月、千葉県市川市のマンションで、英国人の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)が遺体で発見された事件で、死体遺棄の容疑で指名手配中だった。市橋容疑者は、大阪の南港から沖縄行きのフェリーに乗り込もうとしていたところを職員に発見され、通報で駆けつけた警察官に身柄を確保された。現在、大阪府警住之江署で取り調べを受けているが、指紋が市橋容疑者のものと一致したことを伝えたところ、自分が市橋達也本人であることを認める供述を始めたという。(2009年11月10日)


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いよいよ「WOMANING」のリリースです♪

あたしも作詞に参加させていただいた河口恭吾さんのアルバム、「WOMANING~今を生きる女性たちへ~」が、いよいよ明日、リリースされます!



★ とっても素晴らしいアルバムなので、女性だけでなく、男性の皆さんも、ぜひ聴いてみてくださいね♪
   ↓


「Interview Oasis」による、あたしのロングインタビューはこちらです♪
  ↓
■Part 1■

■Part 2■


「My dignity/作詞 きっこ」


全曲、こちらで試聴できます♪
  ↓
「WOMANING/河口恭吾」特設サイト
http://www.womaning.jp/top.html
(アクセスすると曲が流れますのでご注意ください)

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プリキュアのお告げ

先週の土曜日‥‥っていうか、深夜0時を回ってたから、正確には日曜日ってことになるんだけど、深夜3時10分からの「犬夜叉」は、何とかリアルタイムで観ることができた。いろんな妖怪を取り込んで、どんどん強くなってった魍魎丸(もうりょうまる)と奈落が戦い、今度は奈落が魍魎丸の体を奪っちゃう。そして、ほぼ無敵になった奈落が、四魂の玉の残りのカケラを手に入れるために鋼牙を狙い、そこに犬夜叉が助太刀に入る‥‥っていう、これまた「完結編」にふさわしい息もつかせぬ展開で、テレビの画面から0.1秒も目を離せない。

 

第1話のスタートから、これでもか!これでもか!の豪華な見せ場の連続で、そこから神楽の切ない最期を織り込みつつ、緊張の糸をピンと張ったままだと肩が凝っちゃうから、七宝ちゃんが主役の息抜きの第3話がありーの、今後の展開への布石だったりする鉄砕牙のパワーアップな第4話がありーの‥‥って進んで来て、今回の第6話、「魍魎丸の最後」は、またまた第1話レベルの豪華な内容だった。こんなに素晴らしい作品を深夜の3時に放送してて、どうでもいい低脳バラエティーなんかをゴールデンタイムに放送してる日本テレビって一体‥‥なんて思いつつ、「犬夜叉」を観終わったあたしは、目覚しをセットして1時間だけ仮眠した。

 

そして、早朝の4時40分に起きたあたしは、テレビ朝日の「秘湯ロマン」を観ながら、番組をリアルタイムで解説してくれる春馬ゆかりちゃんのブログを観て、いつものように感想の俳句をコメント欄に書き込みながら放送を楽しんだ。今回は秋田の秘湯で、お湯はもちろん、お料理も素晴らしくて、ウットリしちゃった。でも、あたしは、もう体が限界なので、ここで、「侍戦隊シンケンジャー」と「フレッシュプリキュア!」と「ちびまる子ちゃん」と「ジャンクスポーツ」を録画予約してから、目覚しをセットして3時間だけ仮眠した。「ジャンクスポーツ」は、いつもは観てないんだけど、今回は児島玲子ちゃんが出るからだ。で、起きたのは8時半だったから、ちょうど「フレッシュプリキュア!」が始まったとこだったけど、録画予約を解除しないとテレビは見られないし、朝の支度でバタバタしてたから、そのままお仕事へ行った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、日曜日は、帰って来たのはそんなに遅くなかったんだけど、母さんのとこに届け物があったり、他にもヤボ用があったりで、ホッとできたのは、いつもと変わらずに深夜だった。それで、あたしは、戦隊モノやアニメはともかくとして、玲子ちゃんの出た「ジャンクスポーツ」だけは観たかったんだけど、あまりにも疲れてて眠たかったから、録画したビデオを観るのは今度にして、とにかく寝ることにした。だけど、ふだんは寝つきのいいあたしなのに、この日は、お布団に入ってから、しばらく眠れなかった。寝苦しいとかじゃなくて、何だか不思議な感覚がして、競馬のことを考え始めちゃったのだ。

 

この日は、秋の「天皇賞」があった日で、あたしは競馬はやらないけど、G1とかの大きなレースの時は、予想だけはしてる。もちろん、馬のことなんて分からないから、直感だけで選んでて、あとから結果を見て、自分の直感や霊感や山カンや第六感が当たってたかどうかを検証して楽しんでるだけだ。それで、今回の「天皇賞」は、スポーツ新聞を見ててもピンと来る馬がいなかったんだけど、あたしとおんなじ苗字の騎手が目にとまって、それがヤタラと気になった。その上、その騎手が乗る馬が8歳だって分かったので、もっと気になった。今年は、春の「天皇賞」でも6歳馬が勝ったので、若い馬よりもベテランの馬が勝つような気がしてたからだ。

 

だから、これは、「ピンと来た」ってのじゃなくて、あたしの願望みたいな感じで、この馬を応援することにした。そしたら、この「カンパニー」って馬が、一番人気だった「ウオッカ」を押さえて勝っちゃったのだ。あたしは、お仕事だったからテレビは観てなくて、あとから事務所のパソコンで結果だけを見たんだけど、自分の応援してた馬が優勝したから、ちょっと嬉しかった。それで、「次の日曜日はどんなレースがあるのかな?」って思って、ついでに見てみたら、「エリザベス女王杯」なんていうゴージャスでセレブなレースがあるってことが分かった‥‥ってのが、この日の夕方の時点での話だ。

 

で、それからもバタバタといろんなことがあったりして、睡眠不足な上にクタクタに疲れてたあたしは、深夜1時ころにお布団に入って「さあ寝るぞ」って思ったのもトコノマ、「1秒でも早く寝たい」って思ってるあたしの気持ちとはウラハラに、頭の中には、広大な美しい芝生の上をたくさんの馬たちが気持ちよさそうに走ってる景色が見えて来ちゃったのだ。それで、あたしは、この日の「天皇賞」のことを思い出して、そこから今度の「エリザベス女王杯」のことへと意識が移ったんだけど、この時点でのあたしは、どんな馬が出走するのかも知らないし、「エリザベス女王杯っていうレースがある」ってことしか知らなかった。

 

だから、予想するワケにも行かないし‥‥って言うか、根本的な話として、出走馬の枠順が発表になるのがもっと先なんだから、この時点では予想のしようがない。だけど、あたしの場合は、突如、頭の中に何かの数字や言葉が浮かんだり、意味の分からない映像が浮かんだりして、それが、次の大きな競馬のレースの着順の番号だったり、優勝する馬のヒントだったりするパターンがある。だから、まだ枠順が発表されてなくても、頭の中に何かの数字や言葉が浮かべば、それをヒントにして予想をすると当たることが多い。それで、あたしは、お布団の中で目をつぶったまま、「エリザベス女王杯‥‥エリザベス女王杯‥‥エリザベス女王杯‥‥」って念じてみたんだけど、これと言って数字も言葉も浮かんで来なかった。そして、そのまま、眠りについた。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、10月30日の日記、「夢の続きは妄想の続き」で告白したけど、児島玲子ちゃんとあたしが、中学生になってて、おんなじクラスで、なぎさとほのかみたいにプリキュアになって、悪と戦った上にラブラブになる‥‥っていう暴走モードの夢を見て、腰がカクカクになるほどコーフンしちゃったんだけど、ゆうべも、この夢を見ちゃったのだ。だけど、前回は、あまりにも「そっち系」だったのに対して、今回は、ワリと全国のお子様にも見せられるレベルで、玲子ちゃんとあたしは、純粋にプリキュア戦士としてザケンナーと戦うほうがメインで、あたしのツボなラブラブなシーンは、最後にちょっとしか出て来なかった。

 

玲子ちゃんは、今、青森にマグロを釣りに行ってる。8月に放送されたTBSの「情熱大陸」では、最後に何とか小型のマグロを釣り上げて奇跡を見せてくれたけど、やっぱり、あのサイズじゃ納得できなかった玲子ちゃんは、もう一度、大きなマグロを狙いに行ってる。だから、あたしは、ずっと東京から応援してるし、玲子ちゃんが留守の間に放送された「ジャンクスポーツ」を早めに観たかった。そして、そんなこんなの思いを抱えたまま眠ったもんだから、あたしは、また、玲子ちゃんと2人でプリキュアになる夢を見たんだと思った。

 

だけど、今朝、目が覚めたら、楽しくてジンジャエールな夢を見たことよりも、寝る前に頭に浮かんだ「エリザベス女王杯」のことのほうがヤタラと気になったのだ。普通なら、寝る前にチョコっと考えてたことなんて、ひと晩寝て目が覚めたら忘れちゃってるハズだし、今日なんて、玲子ちゃんと2人でプリキュアになる最高に楽しい夢を見たんだから、目が覚めたら、まずは楽しかった夢のことを考えるハズだ。それなのに、今朝は、「エリザベス女王杯」のことが気になって仕方なかった。

 

それで、あたしは、とにかくパソコンの電源を入れて、競馬のサイトを探して、今度の「エリザベス女王杯」のことを調べてみた。そしたら、まだ枠順は決まってないけど、そこには「出走予定馬」の一覧があった。それで、ナニゲに上から順に馬の名前を見てったら、途中で、あたしは愕然としちゃった。そこには、こんな名前の馬がいたからだ。

 

 

「テイエムプリキュア」

 

 

あたしは、この瞬間、バラバラだったパズルのピースが、すべて組み合わさったような気がした。疲れてて早く寝たいのに、自分の意思じゃなくて誰かの意思で競馬のことを考えさせられて、「エリザベス女王杯‥‥エリザベス女王杯‥‥エリザベス女王杯‥‥」って念じながら眠ったら、競馬とは無関係なプリキュアの夢を見た。それなのに、目が覚めてみたら、夢のことじゃなくて、「エリザベス女王杯」のことがヤタラと気になる。それで、競馬のサイトを見てみたら、こんな名前の馬が出走するってことが分かったのだ。

 

‥‥そんなワケで、この「エリザベス女王杯」ってのは、タイトルからも想像できるように、牝馬(ひんば)だけのレースだ。だから、出走する馬の名前も、ナントカプリンセスとか、ナントカマドンナとか、女の子っぽい名前の馬が多いんだけど、そんな中でも、この「テイエムプリキュア」って名前は、ひときわ目をひく。何でも、馬主のお嬢さんがプリキュアが大好きで、それで名づけたそうだ。で、あたしは知らなかったんだけど、今年の春の「天皇賞」にも出てたそうだ。あたしは、春の「天皇賞」は、あとからネットニュースで結果を見ただけだったから、5着までの名前しか見てなかった。

 

逆に言えば、もしも春の「天皇賞」の時にも、ちゃんと事前に一覧表とかを見てたら、その時点で、こんな名前の馬がいることをあたしは認識してたワケで、今回、こんなにビックル一気飲みすることはなかっだ。だから、もしかしたら、すでに春の「天皇賞」の時から、あたしに対する壮大な「大宇宙のお告げ」の計画は遂行されてたのかもしれない‥‥とか思ってみつつ、競馬のことを何も知らないあたしは、とりあえず「エリザベス女王杯」のことを調べてみた。そしたら、もともとは「ビクトリアカップ」っていう名前の牝馬だけのレースだったものが、1975年にエリザベス女王が来日したことを記念して、翌年1976年から「エリザベス女王杯」って名前に変わったそうだ。

 

それで、これまた驚いたのが、その1976年に開催された第1回の「エリザベス女王杯」が、11月21日、つまり、あたしのお誕生日の前日に行なわれてたのだ。そして、それまでの「ビクトリアカップ」は「芝2400m」だったんだけど、この「エリザベス女王杯」に変わってからは、距離が「芝2200m」に短縮されたのだ。現在の「エリザベス女王杯」は「京都11R」、つまり、京都競馬場での11レースってことで、「11Rの芝2200m」って、あたしのお誕生日の11月22日を連想させる。こんなことから、ナニゲに運命的なことを感じ始めちゃったあたしは、すでに「テイエムプリキュア」の勝利を確信しつつも、単勝じゃ配当が少ないから、連勝を狙うために、「出走予定馬」の中から、2着になる馬を探してみることにした。そしたら、こんな名前の馬を発見しちゃった。

 

 

「ニシノブルームーン」

 

 

「プリキュア」のルーツと言えば、やっぱり「セーラームーン」なワケで、この馬の名前は、ハッキリと「セーラームーン」とは織り込まれてないものの、異常に「セーラームーン風味」を感じる。それは、頭に「ニシノ」がついてるからだ。皆さん、ご存知のように、「セーラームーン」は、主人公の名前が「月野うさぎ」で、 四守護のメンバーも「火野レイ」「水野あみ」「木野まこと」って、みんな、月、火、水、木に「野」がつく苗字だ。そして、月野うさぎは「月」、火野レイは「火星」、水野あみは「水星」、木野まことは「木星」をシンボルにしてるんだから、これらの苗字は、「月の」「火の」「水の」「木の」っていう意味も持ってることになる。

 

つまり、このパターンをあてはめて考えると、「ニシノブルームーン」の「ニシノ」は、「西の」って意味を持ってることになる。そして、あたしの住んでる東京から西の方角と言えば、まさしく、「エリザベス女王杯」が開催される京都競馬場の方向なのだ。これで、「ムーン」は「セーラームーン」、「ニシノ」は「西の」って意味になったけど、真ん中の「ブルー」は何?‥‥ってことになるけど、これこそが、「セーラームーン」から「プリキュア」への架け橋になる。あたしは、今まで何度も書いて来たけど、「プリキュア5」のシリーズなら、知性の青き泉、キュアアクアの水無月かれんちゃんが大好きで、今の「フレッシュプリキュア!」なら、摘みたてフレッシュ、キュアベリーの蒼乃美希ちゃんが大好きだから、色で言えばブルー系ヒトスジなのだ。

 

‥‥そんなワケで、競馬のことを何も知らないあたしに、「大宇宙のお告げ」が囁いてくれたのが「テイエムプリキュア」なんだけど、この「ニシノブルームーン」に関しては、別に何のお告げもなく、「テイエムプリキュア」と組み合わせて連勝を狙うために、あたしがムリヤリにコジツケてみただけの話だ。あたしだってアホじゃないから、こんなコジツケだけで勝てるほどギャンブルの世界が甘くないことは分かってる。そこで、競馬のことは競馬の大御所に聞いてみようと思い、メル友の石川喬司先生に「テイエムプリキュア」と「ニシノブルームーン」のことを聞いてみた。そしたら、やっぱり「ブエナビスタイシカワ」の異名を持つ石川先生だけのことはあり、「このレースには断然人気のブエナビスタが出走しますが、この本命馬と絡めた馬券でも<夢の配当>が期待できそうですね」っていうアドバイスをくださった。そう言えば、寝ようと思ったあたしの頭の中に浮かんだのは、「広大な美しい芝生の上をたくさんの馬たちが気持ちよさそうに走ってる景色」だったワケで、以前、石川先生から、「ブエナビスタというのはスペイン語で<素晴らしい景色>という意味なんです」って教えてもらったことを思い出した。だから、あたしは、この辺のことも踏まえて、今度の「エリザベス女王杯」の日は、お仕事の前に、渋谷の場外馬券売り場に寄ってみようかと思ってる今日この頃なのだ♪

 

 

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重要なお知らせです!

「あの時、バスは止まっていた/山下洋平著」


2006年3月、完全に停止していたスクールバスに、赤色灯もサイレンもつけずに猛スピードで走行して来た白バイが激突し、白バイ隊員が死亡してしまった高知のスクールバス事故。

しかし、高知県警は、身内である白バイ隊員の過失をインペイするために、現場の遥か遠くを走行していた同僚の白バイ隊員に「バスは動いていた」というウソの証言をさせ、バスが動いていたことにするために道路にスリップ痕まで描き、無実のスクールバス運転手の片岡晴彦さんを警察ぐるみで刑務所送りにしました。



このバスに乗っていたたくさんの中学生たちも、このバスのすぐ後ろに停止していた乗用車の校長先生も、全員が口をそろえて「バスは止まっていた」と証言しているのに、これらの証言は「信用できない」として、すべて棄却されたのです。

当時バスに乗っていた中学生たちは、18才になった今も、無実の罪で実刑を受けている片岡さんを救うために、駅前でチラシやDVDを配ったり、署名の呼びかけをしています。もし、バスが動いていたのなら、事故から3年半も、雨の日も風の日も、子供たちがこのような活動を続けて来られるものでしょうか?


あたしは、刑務所に収監される前の片岡さん本人とも、奥様とも、娘さんとも、バスに乗っていた生徒たちとも、何度もメールのやりとりをさせていただきましたが、こんなに純粋な人たちが全員で口裏を合わせてウソをついているとは思えませんでした。これは、完全に、警察による自作自演です。警察が身内をかばうために、警察という立場を悪用し、ウソの証言や証拠を捏造し、無実の民間人に罪をなすりつけたのです。捜査の不手際から生まれてしまった冤罪事件ではなく、警察ぐるみで行なわれた「故意の冤罪事件」なのです。


つまり、自分の車が完全に止まっていても、そこに突っ込んで来たのが警察車両だった場合には、たとえ目撃者がいても、あなたは有罪になり、刑務所に送られてしまうのです。すべてのドライバーが、明日は我が身なのです。


この前代未聞の冤罪事件を追って、当初から精力的に取材を続け、素晴らしい検証番組を製作し続けて来たKSB瀬戸内海放送の報道記者、山下洋平さんが、これまで3年半の集大成として、渾身の一冊を出版することになりました。徹底した取材による証言の数々、科学的に分析した警察による証拠の捏造の事実など、まるミステリー小説のような内容が、すべて現実に起こった出来事なのです。そして、濡れ衣を着せられてしまった片岡さんは、今も刑務所の中なのです。

1人でも多くの人に、この本を読んでもらい、高知県警と高地地裁とがグルになってでっち上げた凶悪犯罪の事実を知って欲しいと思います。


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2009.11.09

ハトポッポよ、沖縄の声を聞け!

今日、沖縄の宜野湾海浜公園で、「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が開催された。主催者側の発表によると、2万1000人を超える人たちが集まったそうだけど、映像を見たら、会場を埋め尽くした人たちだけでなく、会場に入りきれない人たちが周辺の広場や路上まで埋め尽くしてて、ものすごい熱気とパワーを感じた。これは、今回の県民大会が、アメリカのオバマ大統領の来日に合わせて、鳩山政権に「沖縄の民意」をアピールすることが目的だったからだと思う。

沖縄の人たちにしてみれば、去年の沖縄県議会選でも、今年の衆院選でも、すべて「辺野古への新基地建設と県内移設に反対」の立場を明確に表明した候補者たちを当選させて来たワケで、その結果、政権交代が実現したんだから、これで長年の夢が叶うと思ったワケだ。アメリカの言いなりだった自公政権から、「対等な日米関係」を公約に掲げた政権へとチェンジしたんだから、沖縄の人たちを苦しめて来た数々の基地問題、辺野古のオジィやオバァたちが13年間も反対し続けて来た基地移設の問題は、これで良い方向へ向くかに思われた。

だけど、民主党の公約を信じて、ハトポッポの「これまで苦しんで来た沖縄の皆さんのお気持ちを何よりも大切に考え」って言葉を信じて投票して来たってのに、政権交代が実現してみたら、トタンに言うことが怪しくなって来た。「辺野古への移設は絶対にNO!県内移設も絶対にNO!」「最低でも県外移設、できれば国外移設」を公約に掲げた民主党の候補者たちに投票し、その全員を当選させて来たこと自体が「沖縄の民意」であり「沖縄の総意」であることは火を見るよりも明らかなのに、ハトポッポったら、この期に及んで、「沖縄の総意を見たい」とか言い出す始末。

フランケン岡田に至っては、「選挙中に鳩山代表がテレビや演説で言ったことでも、マニフェストに書いてないことは公約じゃない」だの、「3党合意では『普天間』という固有名詞は出さずに『見直しの方向』としただけだ」だのって、まるで自民党のこれまでのペテンとソックリの二枚舌を炸裂させちゃった。だからこそ、沖縄の人たちは、総選挙の結果に上乗せする形で「沖縄の総意」を鳩山政権に見せるために、今回の県民大会を開催した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今日の県民大会は、ものすごい熱気とパワーだった上に、何よりも沖縄の人たち1人1人の「思い」が強かった。那覇市長の翁長雄志(おなが たけし)さんなんて、保守派のオッサンなのに、こんな主旨のスピーチをした。


「私は保守系の政治家だが、保守、革新という枠を飛び越えて一歩を踏み出した。沖縄県民は、戦後長い間、米軍基地をはさんで『経済だ』『平和だ』と白黒闘争を続けて来た。しかし、本日、県民の心は、基地の整理、縮小という一点でひとつになることができた」

「民主党は、選挙中、県民に『普天間飛行場の県外移設』を公約したが、鳩山政権の国会での答弁では、県外移設についての検証が全くなされていない。過去の日米政府が県内移設で合意したことの重さについても、われわれ県民は、鳩山政権にそれを乗り越える政治力を期待したからこそ支持したのだ」

「鳩山首相は『名護市長選の結果を見て考える』などと言っているが、言語道断だ。すでに総選挙で県民の総意が示されているだから、これ以上、沖縄の人たちを対立させないでもらいたい」


保守派の市長までもが、ここまで言ってんだから、沖縄の人たちの「思い」の強さが分かるだろう。そして、沖縄の人たちの心がひとつになり、「県内移設には絶対反対!」っていう「沖縄の民意」が示されたことを受けて、「琉球新報」は、「普天間、県内を拒否/民意を発信」って見出しの号外を出した。沖縄で号外が出ることは珍しい。そして、「沖縄タイムス」も、「普天間県内移設を拒否/県民大会「基地ノー」決議」って見出しで速報を流した。今回の県民大会が、沖縄の人たちにとって、どれほど大きな意味を持ったものだったのかってことの証明だ。

そして、この「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」に呼応する形で開催された、東京、大阪、名古屋の集会やデモも、通常の2倍から3倍の人たちが集まった。他にも、広島や福岡を始めとした全国各地で集会が行なわれ、この問題に対する国民の関心の高さを表わす結果となった。ハトポッポやフランケン岡田は、自民党のペテン師どものようなイイワケやゴマカシを繰り返すんじゃなくて、こうした「沖縄の民意」や「国民の声」を真摯に受け止め、今こそ「新政権はこれまでの自公政権とは違う」ってとこを見せて欲しい。アメリカや防衛利権に群がる自民党の残党どもの圧力に屈して、ここでヒヨッたりでもしたら、鳩山政権の寿命は4年も持たないだろう。今回の政権交代を「民主党の勝利ではなく、国民の皆様方の勝利です」って言うのなら、国民の側に立ち、国民の代表として、アメリカと戦って欲しい。

‥‥そんなワケで、沖縄では号外まで出ちゃうほどの大問題だけど、中央では夕方のニュースでチョコっと流れただけだし、翌日の月曜日になれば、どうせバカテレビは「のりピー報道一色」になることは簡単に予想できる。ま、バカテレビのことは置いといて、あたしが何よりも言いたいことは、「県外移設」だの「県内移設」だのを議論する前に、もっと根本的な部分を見直すべきだってことだ。

フランケン岡田は、この問題をぜんぜん勉強してないから、「九合目まで登って来た山なのに、またイチから登り直すのは時間が掛かりすぎる」とか「また白紙に戻してイチからやり直して、沖縄の人たちにこの先、何年間も危険な思いをさせることはできない」とかって、あまりにもトンチンカンなことをノタマッて、「嘉手納基地への統合案」なんていう、沖縄の小学生でも失笑しちゃうような大バカ案を口にし始めちゃった。昔からバカだバカだと思ってたけど、フランケン岡田って、どうしてこんなにバカなんだろう? 百歩ゆずって、頭がバカなのは治しようがないとしても、せめて、ちゃんと勉強してから発言してくれよ‥‥って思う。

今まで64年間もガマンして来た沖縄の人たちにしてみれば、わずか数年を焦って中途半端なことをされるよりも、この先、何年掛かろうとも、アメリカの基地は完全に排除してもらいたいって思ってるに決まってんだろ。普天間飛行場の移設問題に限って見たって、この移設案が持ち上がってから、13年間、ずっと反対の座り込みを続けて来た辺野古のオジィやオバァたちの願いは、ただひとつ、「県外移設」であり「国外移設」に他ならない。「自分たちのとこに来ないのならどうでもいい」なんてミジンも思ってない。

‥‥そんなワケで、10月24日の日記、「ポマードおやじの負の遺産」でも書いたけど、この「普天間飛行場の移設計画」の何よりの問題点は、この計画自体が、アメリカが押しつけて来たものじゃなくて、パトロンである土建屋とグルになった自民党と防衛省(当時は防衛庁)が発案した公共事業だってことなのだ。1995年に起こったアメリカ兵による少女暴行事件がヒキガネになり、沖縄の人たちの基地に対する不満が爆発し、それを沈静化するために持ち上がったのが、この普天間基地の移設計画だった。ようするに、たび重なるアメリカ兵たちの凶悪犯罪に怒りが収まらなくなった沖縄の人たちを鎮めるために、普天間基地を沖縄からヨソへ移設することになったってワケだ。

当時の日米のトップは、アメリカ側が2代前のクリントン、ニポン側が6代前の橋本龍太郎だった。で、コイツラが沖縄の人たちの意見を聞かずに勝手に決めたのが、宜野湾市の面積の25%も占めてる普天間基地をニポンへ返還して、必要なヘリポートを名護市の辺野古へ移設するってものだった。もちろん、これは、名護市の人たちには事後報告で、その後の名護市の市民投票では、過半数の人たちが反対してる。ま、その辺のことはいいとして、何よりも重要なのは、そのヘリポートの規模なのだ。

アメリカ側が要求したのは、わずか45メートルのへリポートだけだった。それだけで用は足りるから、普天間基地を返還する代わりに、どこかに代替施設として45メートルのへリポートを1つ造ってくれたら、それでいいって言ったのだ。だけど、ここに登場したのが、世の中的には懐かしい名前、守屋武昌だった。もう忘れちゃった人も多いと思うから、ザクッと説明しとくと、防衛庁ヒトスジで、トップの事務次官にまで上り詰めた守屋武昌は、軍需企業「山田洋行」の専務で「日本ミライズ」の代表の宮崎元伸とベッタリで、年間に100回も仲良くゴルフに行くほどの癒着ぶりだった。そして、守屋武昌は、あたしたち国民の税金である莫大な防衛予算の中から、何十億円、何百億円ていうお買い物をする時に、できるだけ「山田洋行」へお金が流れるように便宜を図ってたワケで、だから逮捕されたワケだ。

で、この守屋武昌は、普天間基地の移設計画が持ち上がった1996年当時、 「防衛庁長官官房防衛審議官」と「内閣官房内閣内政審議室内閣審議官」を兼任してて、翌年には「情報本部副本部長」へと昇進して、その翌年には「防衛施設庁施設部長」を経て「防衛庁長官官房長」へと昇進してる。こんな長ったらしい役職を書いても、自民党のアオブダイ石破みたいな軍事ヲタクじゃないと意味が分かんないと思うけど、簡単に言えば、「政権与党である自民党が丸投げした国防や在日米軍基地に関する案件を何でも自由に決められる立場」ってことなのだ。

そして、中央の大手土建屋をパトロンにしてる自民党の有力議員たちと、この守屋武昌とがグルになって考え出したのが、アメリカ側が要求してた45メートルのへリポートを何十倍もの規模にして、莫大な税金を投入できる巨大公共事業にふくらましちゃえ!‥‥って作戦だったのだ。その結果、ニポン側が提示したのが、「辺野古の海を埋め立てて、1300メートルのV字型滑走路を造る」って計画で、アメリカ側としては、全額、ニポンがお金を出して造ってくれるって言ってんだから、自分たちの要求した施設の何十倍もの規模だけど、こんなにアリガタイザーなことはないんだから、当然、ホイホイと合意したってワケだ。

‥‥そんなワケで、アメリカ側の要求通りのへリポートなら、わずか200億円程度の予算で造れたハズなのに、「守屋武昌と自民党のゆかいな仲間たち」のモクロミによって、この移設計画は、海の埋め立て工事だけでも3300億円、滑走路の建設費も入れると総額で5000億円を超えるほどの巨大な事業になっちゃったのだ。その上、この事業は、「守屋武昌と自民党のゆかいな仲間たち」と癒着してる中央の大手企業を儲けさせるためのものだから、仮に計画通りに辺野古に建設されることになったとしても、埋め立てを始めとした利幅の大きな部分の工事は、ほとんどが中央の大手企業が独占しちゃう。沖縄の企業に落ちるのは、総予算の半分程度だって言われてる。

ようするに、「陸地に建設すると住民が騒音の被害を受ける。だから海を埋め立てて沖合いに建設する」っていう、これまでの政府の言いぶんてのは、一見、住民たちに配慮してるような感じだけど、実際には、できるだけ沖合いに造り、できるだけ埋め立て工事の面積を増やし、できるだけ予算が掛かるようにし、できるだけパトロン企業に儲けさせたい‥‥っていう、八ッ場ダムとおんなじ「政官財の癒着システム」による計画だったからなのだ。こうした事実を知れば、フランケン岡田の言ってることが、いかにトンチンカンか、いかに不勉強かってことが、よく分かると思う。

鳩山政権が「国民のための政治」を謳うのなら、焦って中途半端なことなどしないで、まずは、2代前のアメリカの大統領と6代前のニポンの総理大臣が13年も前に決めたこの計画を全面凍結して、「ホントに必要なのはどの程度の規模の滑走路なのか?」ってことをアメリカ側と話し合った上で、イチから計画を立て直すべきなのだ。どこに移設するにしても、必要最低限の規模のへリポートを計画することこそが、民主党が公約に掲げて来た「税金のムダ遣いの見直し」になるワケだし、何よりも「沖縄の民意」に答えることになるんだから。

‥‥そんなワケで、沖縄の人たちは、長年、アメリカの基地の騒音や事故、アメリカ兵による強姦や殺人などの凶悪犯罪に苦しめられて来た。だけど、その一方で、これまでのニポンの政府は、アメリカの基地を受け入れる代償として、基地関連の就職ワクを作ったり、アメリカ兵たちによる経済効果を与えたりと、沖縄の人たちに対して「飴とムチ」の政策をとり続けて来た。これは、ニポン各地に造られて来た原発とおんなじだ。危険極まりない施設を造る代わりに、過疎地の人たちに仕事や経済効果を与えれば、地元の人たちも、その施設の恩恵にあずかれる人たちとそうでない人たちに分裂させることができる。これが、今までの卑劣な政権のやり方だった。だけど、今日の大規模な県民大会を見れば分かるように、「沖縄の民意」は、完全に「基地の返還」と「基地に代わる生活の自立」なのだ。何千億円もの税金をドブに捨てて人殺しのための基地を造るよりも、基地を撤去した跡地に経済を活性化させるための平和な施設を造ることこそが、これまでとはチェンジした新政権のやるべき仕事だろう。それなのに、今の連立政権で、沖縄の人たちの民意を反映した主張をしてるのは、あたしたち庶民の味方、みずほたん率いるオムライス党だけだなんて、あまりにも情けなさすぎる。民主党だって、一応は国民に支持されたんだから、もっと自信を持って、もっと胸を張って、アメリカや自公政権の負の遺産と堂々と渡りあって欲しいと思う今日この頃なのだ。


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沖縄で米軍車両がひき逃げか

「沖縄で米軍車両がひき逃げか」(世田谷通信)

7日午後5時15分頃、沖縄県読谷村楚辺の道路沿いの雑木林で、頭から血を流して死亡している男性の遺体が発見されたが、その後、現場近くの自動車修理工場に、在日米軍関係者が使用する車両につけられるYナンバーの事故車両が修理に持ち込まれていたことが分かった。嘉手納署によると、該当車両はフロントガラスが割れており、人間のものと見られる毛髪や血液が付着していたため、県警ではDNA鑑定を急いでいる。死亡した男性は、近くに住んでいた外間政和さん(66)と判明し、司法解剖の結果、死因は頸椎骨折であることが分かった。県警では、DNA鑑定の結果が外間さんと一致した場合、車両の使用者をひき逃げの容疑で特定するとしている。しかし使用者が在日米軍関係者であった場合には、これまでの同様の事件や事故のように、アメリカ側が「日米地位協定」を悪用して犯人を保護し、被害者や遺族は泣き寝入りすることになるだろう。「日米地位協定の見直し」を公約に掲げている鳩山政権には、1日も早い公約の実現を目指して欲しい。(2009年11月9日)


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2009.11.08

作業員が反対派に暴行/上関原発

「作業員が反対派に暴行/上関原発」(世田谷通信)

祝島の島民の9割が反対し続けているのにも関わらず、中国電力が強引に工事を進めている上関原発(山口県)の田ノ浦の建設現場で、建設反対の意志を示すために海上での座り込みを行なっていたシーカヤック(カヌー)の男性1名が、8日午前8時頃、中国電力に雇われた作業員(漁師)数名から暴行を受け、意識不明の状態で病院に運ばれていたことが分かった。男性はシーカヤックから4名の作業員によって無理やりに漁船の上に引きずり上げられ、数人掛かりで両手足を押さえつけられた上、うち1名によって首を絞められ意識を失った。現場近くにいた別の反対派のメンバーが救急車を呼び、病院に搬送したため一命はとりとめたが、一歩遅ければ死亡していた可能性もある。これは完全に「殺人未遂」であり、反対派の住民らと対話を持とうともせず、こうした暴力まで黙認して工事を強行する中国電力の姿勢は、今後さらなる批判を受けるであろう。(2009年11月8日)


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鳩山政権に対する全国規模の抗議デモ

「鳩山政権に対する全国規模の抗議デモ」(世田谷通信)

沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題に対して、衆院選の公約では「見直しの方向」とし、選挙中の遊説でも「沖縄の皆さんの気持ちを第一に考え、辺野古への移設計画は根本的に見直し、最低でも県外移設、できれば国外移設を進めていく」と明言し、連立政権発足時にも同様の方策で3党合意に達した経緯があるのにも関わらず、新政権発足から少しずつ発言のニュアンスを変更して来た鳩山由紀夫首相の優柔不断な態度に対して、沖縄県民を始めとした多くの有権者の批判が相次いでいる。また衆院選時の公約を無視して「嘉手納基地への統合案」を口にする岡田克也外務相や「県内移設も選択肢のひとつ」と受け取れる発言をした北沢俊美防衛相、沖縄では県民の立場に立った発言をしていながら、訪米したとたんに「県内移設はやむをえない」と発言した仲井真弘多沖縄県知事に対しても強い批判が集中している。7日には嘉手納基地のある嘉手納町で、岡田外相の発言に反対する町民大会が開催され、約2500人の町民らが集まった。嘉手納町民らは「米軍基地負担の軽減を公約に掲げた民主党に期待して投票したのに、政権をとったとたんに正反対のことを言い出した。これは完全に有権者に対する裏切りで絶対に許せない」と怒りを爆発させていた。8日には「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が宜野湾市海浜公園で開催され、3万人を超える大規模な集会になると予想されている。また、この集会に合わせて、全国各地でも連動した集会やデモが行なわれる。8日午後2時から、東京では銀座の水谷橋公園、大阪では中之島公園の女神像前、名古屋では栄のバスターミナル(噴水南側)を集合場所とし、それぞれが辺野古への新基地建設と県内移設に反対するデモや集会を行なうとともに、口では「沖縄の人たちの気持ちを最優先する」「対等な日米関係を築く」などと言いながら、これまでの自民党政権と同じくアメリカの言いなりになり始めている鳩山政権に強く抗議するものと思われる。鳩山首相が早急に辺野古への移設と県内移設の中止を明言しない限り、「裏切りだ」「許せない」という沖縄県民の声は全国へと広がっていくだろう。(2009年11月8日)


【沖縄の基地問題に対する鳩山政権の評価】

1.有権者に対する裏切りだ
2.もっとしっかりやって欲しい
3.所詮こんなものだろう
4.何とも言えない


【もしも辺野古への移設に合意したら】
※今回の選挙で民主党を支持した人への質問です。
 
1.二度と民主党には投票しない
2.今後も民主党に投票する
3.分からない


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おでんの気分

数日前に「ガリガリ君が美味しいと感じるほど暖かくなった」ってことを書いたら、その次の日から一気に寒くなった。なんか、お天気の神様が「きっこの日記」を読んでて、あたしにツッコミを入れられないように気温を戻したのかと思っちゃったほど、急激に寒くなった。何しろ、テレビのお天気お姉さんによると、あたしが暖かいと思った11月1日が、25度以上、9月上旬の暖かさで、あたしが寒いと思った11月2日が、10度ちょい、12月上旬の寒さだって言うんだから、たった1日で3ヶ月も気温が変わったことになる。

水槽のお魚だって、お水を替える時には、ジョジョに奇妙に慣らしてくワケで、急に冷たいお水の中に移したら具合が悪くなっちゃう。ま、あたしのほうが、黒メダカやクチボソよりは丈夫だと思うけど、それでも、一気に10度以上も下がったんだから、恒温動物のハシクレとして、あたしにも多少のダメージがあった。とにかく、夜の8時か9時くらいまでは、昼間の暖かさが尾をひいてて、そんなに寒くはなかったのに、夜の10時くらいからどんどん寒くなり始めて、明け方には凍えるほど寒くなっちゃったんだからビックル一気飲みだった。

あたしは、深夜まで起きてたから、この気温の変化を体感したけど、夜の10時前にお布団に入った人は、眠るまでは暖かかったのに、目が覚めたら別世界みたいに寒くなってた‥‥っていうか、人によっては寒さで目が覚めた人もいたと思う。川端康成的に言えば、まさに「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」ってワケで、ベッドの4本の足にキャスターをつけて、寝てる人を起こさないように、そ~っと外へ運び出して、上越線の線路の上をずっと走らせてったら、清水トンネルを抜けて新潟県へ出たとこで目が覚めちゃった‥‥って感じだろう。

そんな感じだったから、前日には「ガリガリ君」の美味しさに感動してたあたしも、翌日には温かいものが食べたくなった。それも、体が芯から温まるようなもの‥‥ってワケで、あたしは、激しく「おでん」が食べたくなった。もちろん、ダチョウ倶楽部が顔に当てて「あちちち!」とかやってる「実際はヤケドしないように冷ましてあるおでん」なんかじゃなくて、ホントに熱々のおでんが食べたくなった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ここ数年の節約生活のセイで、食べ物の値段に対する感覚がずいぶん変わって来た。4~5年くらい前までは、コンビニで普通にメロンパンとかコッペパンとかを買って、お昼ご飯として食べてた。それでも、あたしなりに節約の気持ちがあったから、「パンは1個100円まで」って決めてて、150円のパンとかは買わないようにしてた。飲み物も、お茶を持参してたから、お昼代はパン代だけで100円前後だった。一般的に見れば、これでもケッコーな節約だったと思う。

だけど、もっとシュールな節約生活を始めて、自分で作ったおにぎりを持参するようになったら、それまでコンビニで買ってた100円のパンでさえ、ものすごいムダづかいに思えて来た。だって、スーパーに行けば、食パンが1斤、100円で買えるからだ。あたしは、トーストを朝ご飯にする時は、8枚切りの食パンだと1枚じゃ物足りないけど、6枚切りの食パンなら1枚でちょうどいい。だから、食パンを買う時は、たいていは6枚切りのを買って、フリーザーで凍らせといて、毎朝1枚ずつトーストにして食べる。そうすると、6日ぶんの朝ご飯になる。

100円の食パンが約1週間ぶんの朝ご飯になるのに、おんなじ100円で買ったメロンパンやコッペパンが、たった1回のお昼ご飯で消えちゃうなんて、こんなにゼイタクなことはない。たとえば、お昼にパンを食べたいのなら、8枚切りの食パンを100円で買って来て、そのうちの2枚を使って、イチゴジャムを塗ったサンドイッチと、キュウリの薄切りをはさんだサンドイッチを作って持参すれば、食パン自体は4日ぶんになるし、ジャムやキュウリの金額を足したって、1個100円の菓子パンを買うよりは遥かに安く済む。そう考えるようになったら、それまでは自分なりに節約してるつもりで買ってたコンビニの菓子パンが、あまりにもゼイタクに思えてきちゃったのだ。

こんな感覚だから、すごくタマに仕事仲間とレストランに行った時でも、メニューを見て「食べたいもの」を選ぶんじゃなくて、「値段の安いもの」を選ぶようになった。まあ、レストランに行くなんて、2~3ヶ月に一度くらいだから、1000円前後までは、あたしも好きなものを注文するようにしてる。だけど、サスガに1500円くらいになって来ると、あるものが頭をよぎっちゃうのだ。それは、5キロのお米だ。スーパーに行くと、「こしひかり」とかは5キロで2000円から2500円くらいするけど、「秋田こまち」とかなら1800円くらいだし、「はえぬき」とかなら1500円くらいだ。先週、お米がなくなったから、「はえぬき」を買って来たけど、「新米」のシールが貼ってある5キロのが1560円だった。

で、あたしの場合、朝も夜もお米を食べて、お昼におにぎりを持ってっても、5キロで2週間は持つんだけど、パスタやおそばを茹でて食べたり、お好み焼きを作って食べたりもしてるし、仕事場でお弁当が出ることもあるので、5キロのお米を買って来ると、だいたい3週間近くは持つ。つまり、あたしにとっての1500円てのは、約3週間ぶんの主食の金額なのだ。もちろん、ご飯の他におかずやお味噌汁の材料費も掛かるから、実際にはもっと使ってるワケだけど、いつも買ってるお米が約1500円だから、レストランのメニューに1500円て書いてあると、「この1食ぶんのお金で、3週間ぶんのお米が買える」って思っちゃって、ものすごいイキオイで後ろ髪を引かれちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、あたしにとっての「おでん」は、ものすごくゼイタクな部類に入るメニューってことになる。「お鍋」なら、4分の1のハクサイが50円、お豆腐が1丁50円で、あとは、あり合わせのものを入れて、最後にキムチの素を入れて「豆腐チゲ」にすれば、そんなにお金を掛けないで作ることができる。他にも、1匹50円のサンマと、1袋50円のエノキと、あり合わせのお野菜とで「サンマ鍋」にしたりって感じで、工夫すれば、1人ぶん100円ちょっとの予算で作ることができる。

だけど、おでんの場合は、スーパーで売ってる1人ぶんのパックでも250円前後はする。それに、おでんの時は、おでんをおかずにしてご飯を食べるんじゃなくて、おでんだけを食べるから、1人ぶんのパックだけだと、どうしても物足りない。それで、他に食べたいタネを別売りで何点か買ったりすると、アッと言う間に500円を超えて1000円近くになっちゃう。あたしの場合は、一番好きなタネが「ちくわぶ」だから‥‥って、そうそう、こないだの「カニエ」の話と似てるんだけど、ずいぶん前に、何人かで「好きなおでんのタネは?」って話をしてた時のこと、何番目かに「あたしはちくわぶ」って言ったら、地方から上京して来て「ちくわぶ」を知らなかった人に、「ちくわ部」だと思われちゃった。つまり、そんな部活動をやってるほど「ちくわ」が好きな人だと思われちゃったのだ(笑)

「ちくわ」はお魚のすり身で作るけど、「ちくわぶ」は小麦粉を練って作るもので、真ん中に穴の開いてる形状は似てるけど、おでんおける役割はぜんぜん違う。おでんをおかずにしてご飯を食べない‥‥って言うのは、この「ちくわぶ」が、おでんにおけるご飯の役割をしてるからだ。で、あたしは、「ちくわぶ」が一番好きで、次が「すじ」なんだけど、これも、関西の人には「牛すじ」のことだとカン違いされることが多い。東京の「すじ」は、サメのすり身を練ったもので、その中に細かくしたサメの軟骨が入ってて、コリコリとした食感がたまらない。

あたしは、この「ちくわぶ」と「すじ」が大好きで、あとは、「大根」「じゃがいも」「厚揚げ」「結び昆布」「玉子」「紀文のボール」が好きだった。「だった」って言うのは、今は「玉子」は食べないようにしてるからだ。それから、「紀文のボール」に関しては、あくまでも「作りたてのおでん」の場合の話で、次の日に温め直したものは、味が抜けて美味しくなくなる。あたしは、昔から、これが不思議なのだ。おでんのタネって、次の日には、大根とかはさらに味がしみて美味しくなるのに、「紀文のボール」だけは、ヘロへロになって味が抜けて美味しくなくなっちゃう。前の日の夜には、あんんなに美味しかったのに‥‥。

‥‥そんなワケで、この「おでん」て言う料理は、入れるタネにしろ味つけにしろ、ニポン各地にそれぞれのスタイルがある。名古屋のおでんは八丁味噌の味つけだし、沖縄のおでんなんて豚足(とんそく)が入ってるから驚きだ。それぞれの土地の風土に合わせて、独自に進化、発展して来たからだ。だけど、「おでん」て言うのは「田楽(でんがく)」のことで、「田楽」ってのは、平安時代のころからあった豊作を祈って踊る民間芸能のことだ。その「田楽」の中に、田んぼで高い竹馬みたいなのに乗って踊る踊りがあったんだけど、串を刺して焼いたコンニャクやサトイモに木の芽味噌をつけて食べるお料理の見た目が、その踊りの姿に似てたことから、このお料理のことを「田楽」って呼ぶようになった。

今だと、「味噌田楽」って呼ばれてるもので、この「田楽」に使う具材のコンニャクやお豆腐、サトイモやナスなんかを「焼く」代わりに「煮る」ようになったのが、今の「おでん」のルーツだ。だから、調理法で分ける場合には、「味噌田楽」のことを「焼き田楽」、「おでん」のことを「煮込み田楽」って呼ぶ‥‥なんて、ちょっとだけウンチクを傾けつつも、どんなにおでんが食べたくなっても、あたしには、イシモチとかを釣って来て、三枚におろして、白身を叩いてからスリバチで摺って、お塩とか卵白とかを入れて、粘り気が出るまで練って、それを平たい楕円形にして、油で揚げてみたり、蒸し器で蒸してみたり、棒のまわりに塗りつけて焼いてみたりして、ナニゲに薩摩揚げっぽいものとか焼きちくわっぽいものを自作してみるほどの時間もお金もない。

だから、あたしは、とにかくスーパーに行ってみて、それから考えることにしたんだけど、天はあたしを見放さなかった。一番心配してた大根が、1本100円だったのだ。それで、あたしは、とりあえず大根をカゴに入れてから、おでんのタネのコーナーへ欽ちゃん走りした。そしたら、いつもは1袋250円前後のパックが「2袋で450円」になってたから、これを買ってベースにすることにした。そして、絶対に外せないちくわぶが98円、すじが175円、結び昆布が8本入りで160円‥‥って、次々とカゴに入れてった。紀文のボールは200円なんだけど、次の日までの賞味期限のが2割引で140円になってたのが1袋だけあったから、急いでカゴに入れた。

パックのほうには、玉子、コンニャク、薩摩揚げ、ごぼう巻き、大根、焼きちくわ、つみれの7種類が入ってるから、これで彩りは十分だけど、せっかくの「おでんパーティー」なんだから、もうひとつパンチが欲しい。それで、あたしは、ハンペンでも買おうかと思ったんだけど、三角が3つと丸が2つ入った「がんもどきセット」が150円だったので、こっちを買うことにした。そして、最後に、100円の紀文の「おでんの素」をカゴに入れて、お買い物は完了した。総額で約1400円、あたしにとっては、お米5キロの値段に限りなく近い高額なお買い物だったけど、これは、母さんと2人で開催する「おでんパーティー」のための食材だから、あたしにとっては嬉しい出費だった。

‥‥そんなワケで、あたしは、自分の食費に関してはシビアだけど、母さんと食事する場合には、お金のことは考えない‥‥っていうか、値段の高いものを食べても、ぜんぜん気にならない。たとえば、母さんと回転寿司に行った時には、お皿の色を気にしないで、食べたいものを取ることができる。うなぎを食べに行った時には、特上が2800円、上が2300円、並が1800円だったとすると、迷わずに特上を注文できる。その上、う巻きや肝焼きまで注文するから、2人で7~8000円くらいになる。これは、あたしにとって、お米5キロとかのレベルじゃなくて、1ヶ月の食費に近い金額だ。それなのに、まったく気にならない。

高いものを食べるにしても、お金のことを気にしながら注文するとか、後ろ髪を引かれながら食べるとか、そんなんじゃ美味しくないし、食べないほうがマシだ。だけど、あたしは、母さんと一緒の時には、とにかく「母さんに美味しいものを食べてもらいたい」って思いがすべてになる。そうなると、お金のことは気にならなくなる。そして、一緒に食べてるあたしは、喜んでる母さんの笑顔と、自分が美味しいものを食べてることとで、2倍も嬉しくなれる。もちろん、こうしたメンタルな部分での喜びがあるから、お金のことが気にならなくなるんじゃなくて、あたしが節約生活をしてる目的が、もともと母さんに少しでも楽しい思いをさせてあげたいと思ってのことだからだ。

だから、あたしは、自分の目的通りにお金を使ってるワケで、母さんの笑顔を見て嬉しい気分になれるのは、目的が達せられたからでもある。でも、あたしは、これを「自分に対するイイワケ」にも使ってるズルイ女だ‥‥って、ナニゲに「シャ乱Q」の曲名みたくなっちゃったけど、あたしの場合、さっきも書いたように、自分の欲望のためには、100円のメロンパン1個買うことさえも罪悪感を感じちゃう。だけど、あたしの中には、「タマにはゼイタクなものも食べたいな」って思ってるあたしも同居してる。

そのため、今回みたいに、あたしがおでんを食べたいと思った時には、まずは母さんに電話して、おでんを食べたいか聞いてみる。それで、母さんが「食べたい」って言ったら、それが大義名分になるから、あたしは、予算を考えずにおでんの材料を買うことができるし、罪悪感を感じることもなくおでんをタンノーできるってワケだ。その上、母さんの喜ぶ顔も見られるんだから、ミゴトなまでの一石二鳥ってワケだ。ものすごく客観的に見れば、ふだんは「母さんが大切」とか言いながら、自分の欲望のために母さんをダシに使ってるんだから、あたしは最低の人間だと思う。だけど、そこまで言い始めちゃうとキリがなくなっちゃうし、逆に言えば、2人ぶんで1400円のおでんを食べるだけでも、ここまで自己分析した上でお金を使ってるんだから、何も考えずに1500円のランチを注文できるようなセレブよりは、ずっと人生を大切にしてると思う。

‥‥そんなワケで、いろいろと屁理屈をこねくり回して来たけど、練り物がメインのおでんの話題だからカンベンしてもらうとして、結果的に、あたしは、母さんと2人で「おでんパーティー」を楽しむことができた。大根は早めに煮えるように3センチくらいの厚さの輪切りにして、面取りしてからタップリのお水で下茹でして、それから他のタネを入れたお鍋に移して、ピッタリ20分だけ煮込んだ。やっぱり、「ためしてガッテン」で検証してた通りに、おでんは20分煮込んだ時点で「旨味成分」の量が最高になり、それ以上煮込むと、甘味が減ってくだけじゃなくて、練り物の腰もクタクタになってくから、煮込みすぎは厳禁だ。時計を見ながらピッタリ20分だけ煮込んだら、ちくわぶの腰もバッチリだったし、大根も半透明に美しく仕上がったし、がんもどきも重たくてお箸で持ち上げられないほどおつゆがしみ込んだし、紀文のボールも一番美味しい状態になった。そして、久しぶりに母さんと一緒に食べたおでんは、子供のころに、母さんやおばあちゃんが作ってくれたおでんとおんなじ味がした。母さんも「懐かしい味だね」って喜んでくれた。何故なら、母さんもおばあちゃんも、我が家はずっと紀文の「おでんの素」を使って来たからだ。そして、美味しいおでんで体が温まったら、心までポカポカに温まった気分になれた。「紀文」だけに‥‥なんてオチで申し訳ないと思う今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.05

工事ミスでトリチウムを24年間も放出/柏崎原発

「工事ミスでトリチウムを24年間も放出/柏崎原発」(世田谷通信)

東京電力は、5日、柏崎刈羽原発(新潟県)の1号機で、本来は施設外へ排出してはいけない放射性物質トリチウムを含んだ水を24年間にもわたって海へ放出していたと発表した。調査によると、1985年の運転開始前の工事を請け負った東芝の関連会社が、原子炉格納容器内の装置と廃液処理用タンクを結ぶ配管を間違えて接続したため、1年間に約2500ミリリットルの放射性物質トリチウムを含んだ水を現在まで24年間も海へ放出し続けてきたという。東京電力では「放射性物質は微量で外部環境への影響はない」とお決まりのコメントをしているが、柏崎刈羽原発の付近の漁師や釣り人からは20年ほど前から「柏崎刈羽原発周辺の魚は異常に大きいか奇形の魚ばかりだ」という声があがっている。他にも市民団体「サクラ調査ネットワーク」の調査によると、柏崎刈羽原発の周辺で奇形の花弁のサクラが大量に発生する「サクラの大異常」が報告されている。また今回、同様の工事ミスによるトリチウムの排出が福島第二原子力発電所第1号機からも見つかっており、あらためて原発工事のずさんな実態を知らされることになった。(2009年11月5日)


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カニエナイザーな出来事

こないだの日曜日、ブライダルのお仕事で品川の某ホテルに行ったんだけど、そこで、ちょっとした事件があった。そのホテルでは一番豪華なプランだった上に、司会も某タレントさんだったし、お色直しも2回あったし、夫婦鶴の氷像まで飾られてたし、なかなか立派な披露宴だった。あんまり具体的に書くと、関係者や出席者たちに分かっちゃうから、ここからは濁しつつ書いてくけど、お式の後半、新婦さんの2回目のお色直しも終わり、つまり、あたしのお仕事も終わり、あとは、進行の様子をソデから見守ってて、髪やメークが崩れた時だけチャチャッとお直しするだけ‥‥って状況だった。

前半の緊張感もなくなり、新郎さんや新婦さんの友人たちが、順番に祝辞を述べたり歌を歌ったりギターを演奏したりで、宴もタケナワって感じだった。そして、何番目かに、新婦さんの友人の女性2人が祝辞を始めた時のこと、どっちの友人なのか分かんないけど、ベロベロに酔っばらった1人の男性がヨロヨロと前に出て来て、意味不明なことを言いながら女性のマイクを奪い取り、アッケにとられてる周りの人たちを無視して、ラップみたいなのを歌い出したのだ。あたしは、最初、これも予定されてたことなのかと思って見てたんだけど、周りの人たちの反応や、完全にロレツが回ってなくて何を言ってんだかチンプンカンプンな泥酔ラップの様子から、これは突発的な事故だって分かった。

そして、30秒もしないうちに、その男性の仲間たちが止めに入り、司会者もギャグを言って場をおさめようとしたり、そんな状況すらビデオやケータイで撮影しようと何人かが前にシャシャリ出て来たりで、会場が騒然となった瞬間、ガラガラガシャ~ン!っていう大きな音と女性の悲鳴が聞こえた。その男性がひっくり返って、後ろに飾ってあった夫婦鶴の氷像を倒して壊しちゃったのだ。それも、氷像だけを倒したんじゃなくて、テーブルごと倒しちゃったもんだから、氷像が乗せてあった大きな台から、ローソクを灯してた複数の燭台まで、すべてのものをぶちまけちゃって、もう上へ下への大騒ぎだった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、毎週のようにブライダルのお仕事をしてるから、年間に数十本の披露宴に立ち会ってるワケで、ついつい飲みすぎちゃった人たちの失敗や失態を何度も目撃してる‥‥とは言っても、その多くは、緊張をほぐすために飲みすぎちゃった人が、祝辞でカミカミになったり、変な言い間違いをしたりってレベルで、よくある光景だ。タマには、泥酔して立てなくなっちゃう人とか、気分が悪くなって運び出される人とかもいるけど、おめでたい席だから笑い話で済む。だけど、今回みたいなのは、年に一度あるかないかのことで、ちょっとしたパニックだった。

で、今年の9月からなんだけど、あたしは、アシスタントの子を連れてる。あたしが雇ってるんじゃなくて、いつもお世話になってる事務所の人から、「ブライダル専門のヘアメークを目指してる子がいるので、しばらく現場を教えてやって欲しい」って頼まれて、それで、ブライダルのお仕事の時だけ連れてるんだけど、なかなか気が利くし、明るくて元気な子だし、それなりに楽しくやってる。ただ、あたしよりひと回り以上も年下なので、ふだんの会話が噛み合わないことも多い。ま、これは、世代的なことだけじゃなくて、生まれ育った環境とか、興味のあるジャンルの違いとか、その他モロモロによるギャップなんだろうけど、決して「天然」てワケじゃないのに、あたしの言った言葉をぜんぜん違う意味で受け取っちゃうことがある。

そんなこんなで、このドタバタ披露宴からの帰り道、車の運転をしながら、あたしは、助手席のその子に‥‥って、いつまでも「その子」じゃ「園子」って名前みたいだから、ここからは便宜上「A子」ってことにするけど、A子に対して、その日のヘアメークについておさらいをして説明した。特に、お色直しが2回ある場合のヘアアレンジは、「速さ」と「変化」と「豪華さ」がキモだから、あたしが開発した48の必殺ワザ、「きっこ48手」のうちのいくつかを伝授した。そして、ひと通り説明が終わり、世間話モードになったら、どちらからともなく、やっぱり、あの大事件の話が出た。


A子 「それにしても、あのラップの人には驚きましたね~」

きっこ 「酔って問題を起こす人はタマにいるけど、今日みたいに酷いのはメッタにないわよ」

A子 「私、初めて見たからビックリしました」

きっこ 「そう言えば、ちょっと前に、MTVの授賞式で、他の受賞者がスピーチしてるとこに、酔ったカニエが乱入して、受賞者のマイクを奪い取って失礼なことをノタマッちゃった事件を思い出したわ」

A子 「えっ? カニエさんがそんなことをしたんですか?」

あたしは、カニエのことを「カニエさん」なんて言ってるA子を不思議に思いつつも、そのまま会話を続けた。

きっこ 「たしか1ヶ月か2ヶ月くらい前、MTVのミュージックアワードの授賞式で、ナントカっていうカントリー系の女性シンガーが何かの賞を受賞して、壇上で感激のスピーチをしてたんだけど、酔ったカニエがステージに上がってきちゃって、その女性シンガーのマイクを奪い取って、『お前も良かったけどビヨンセのほうがずっと良かったぞー!』とか何とか叫んじゃったのよ」

A子 「ホントに、あのカニエさんがですか?」

きっこ 「いろんなとこでニュースになったのに、知らなかった?」

A子 「はい‥‥」

きっこ 「ビヨンセが仲裁したり、カニエもブログで謝罪したりしたんだけど、それでも収拾がつかなくて、しまいにはオバマ大統領までもが『カニエは大バカ野郎だ!』って言ったのよ」

A子 「ええっ! オバマ大統領がですか?」

きっこ 「うん」

A子 「私は、カニエさんがそんなことする人だとは思ってませんでした‥‥」

きっこ 「そう? カニエならやりそうじゃない」

A子 「そうですか?」


‥‥そんなワケで、このチグハグな会話はしばらく続いてったワケだけど、懸命なる「きっこの日記」の読者諸兄ならウスウスと感づいてる通り、あたしが言ってるのは「カニエ・ウェスト」のことなのに、A子は「蟹江敬三」のことだと思ってたワケだ。あたしのほうは、「カニエ」と言えば「カニエ・ウェスト」のことに決まってると思ってるし、「MTV」だの「ビヨンセ」だのって言ってんだから分からないワケないと思ってたし、トドメに「オバマ大統領」の名前まで出してんだから、誰がどう考えてもアメリカの話だってことは分かってると思ってた。

だけど、A子は、カニエ・ウェストを知らなかったのだ。カニエ・ウェストは、いろんな部門で何度もグラミー賞を受賞してるトップアーティストだし、知名度で言えばマイケル・ジャクソンやマドンナとおんなじくらい有名だし、あたし的には世界中の誰もが知ってて当然だと思ってたから、これはホントに意外だった。それも、あたしよりずっと年上のおじさんとかがカニエを知らなかったのなら分かるけど、20代前半で東京で暮らしててヘアメークを目指してるA子が知らなかっただなんて、これこそビックル一気飲みだった。

で、ここまで書いて来て、あたしは、ビミョ~なデジャブ感に包まれた。なんか、ずっと前に、似たようなことを日記に書いたような記憶がある。それで、いろいろと記憶の糸をたぐりながら過去ログをチェキしてみたら、今から4年以上も前の2005年6月15日の日記、「おじさんの境界線」の中に見つけることができた。過去ログを読むのがメンドクサイ人のために、フランク・ザッパにかいつまんどくと、4年以上前の日記に「5~6年くらい前のこと」として書かれてるから、今から10年くらい前のことになるけど、その当時、「最近どんな音楽を聴いてる?」って聞かれたあたしが、「べック」って答えたら、その場にいたおじさんたちが、みんな「ジェフ・べック」のことだとカン違いしたって話だ。

「ジェフ・べック」と言えば、それこそ知らない人はいないだろうし、世界三大ロックギタリストを選ぶ投票をしたら、多くの人が名前を挙げると思う。だけど、あたしに言わせれば、「べック」と言えば「べック」のことで、フルネームで言えば「ベック・ハンセン」のことだ。「ジェフ・べック」のことは「ジェフ・べック」って言う。そうしなきゃ紛らわしいからだ。たとえば、「ベック・ハンセン」も「ベック・ハンセン」て名前で活動してるなら、先輩の「ジェフ・べック」のことを「べック」って呼び、ずっとあとからデビューした「ベック・ハンセン」のことは「ベック・ハンセン」て呼ぶのがスジだと思う。だけど、「ベック・ハンセン」は「べック」って名前で活動してるんだから、「べック」と言えば「ベック・ハンセン」のほうを指してるって思うのが普通だろう。

ま、これは、「ジェフ・べック」のことも「べック」のことも知ってるって仮定した上での呼び方の問題で、過去ログを読んでもらえれば分かるように、カン違いした人たちは、「べック」のことを知らなかったのだ。だから、「こう呼ぶのがスジだ」なんてことを言っても無意味なワケで、そんなことよりも、あたしとしては、「べック」を知らない人がいたってことが意外だったワケだ。10年くらい前のあたしが「べック」っ言った時点で、すでにデビューしてから8年目で、何週も連続でビルボード1位を記録したり、グラミー賞を受賞したり、ワールドツアーを大成功させてた上に、来日公演も果たしてたビッグアーティストだったから、誰でも知ってると得持ってたのだ。

あたしの感覚だと、功績とかキャリアとかは置いといて、知名度だけで比較すれば、「ジェフ・べック」も「べック」も変わらない。今、40代や50代の人の中には、「ジェフ・べック」のことは知ってても「べック」なんて知らないって人もいるだろうけど、その反面、今、10代や20代の人の中には、「べック」はよく知ってるけど「ジェフ・べック」なんて知らないって人も多い。そして、その中間の世代のあたしは、両方ともよく知ってる。だから、あたしの感覚は、ワリと中立なんじゃないかって思ってる。

‥‥そんなワケで、この時は、あたしよりも年上の人たちが「べック」を知らなかったってことで、世代によるギャップを感じたんだけど、今回は、あたしよりも年下で、あたしよりも現行のミュージックシーンに敏感だと思ってたA子が、世界的に有名なカニエ・ウェストのことを知らなかったもんだから、意外オブ意外だったワケだ。それも、「蟹江敬三」のことだとカン違いするなんて、ある意味、あたしよりもずっと年上の感覚だと思った。だって、「蟹江敬三」の知名度って、「ジェフ・べック」とおんなじで、どっちかって言うと高齢者に知られてるジャンルの人だからだ。でも、そんなことよりも、あたし的には、A子の意外なカン違いによって、「泥酔した蟹江敬三がMTVの授賞式に乱入してマイクパフォーマンスを繰り広げる」っていうカニエナイザー‥‥じゃなくて、アリエナイザーな妄想がスタートしちゃったら、今夜あたり、夢で見ちゃいそうな予感がしてる今日この頃なのだ(笑)


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2009.11.03

40年後の人たちへ

今年のF1グランプリの最終戦、昨日のアブダビGPは、すでにジェンソン・バトンのワールドチャンプやブラウンGPのコンストラクターズチャンプが決まったあとだったから、レース的には消化試合ってワケで、たとえバトンがリタイヤして、ポイントで2位のベッテルが優勝しても、たとえブラウンGPの2台がポイント圏外で、ポイントで2位のレッドブルレーシングの2台がワンツーフィニッシュしても、これらの順位が入れ替わることはなかった。だから、レース的には、そんなにワクワクできるシチュエーションじゃなかったけど、それでも、シーズン最後に意地を見せて優勝したベッテルしかり、これまた意地で2位を守ったウェバーしかり‥‥って言うか、意地のワンツーを飾ったレッドブルの2台のRB5がカッコ良かったし、何位になってもワールドチャンプが決まってるバトンが、道端ジェシカ効果なのか、最後の最後まで熱いバトルを繰り広げてミゴトに3位の表彰台に上がったのもワンダホーだったし、無難の4位で表彰台を逃したバリチェロが、優勝チームのドライバーなのに、トータルでベッテルに勝てずに年間3位になったっていう、「よくがんばった!」っていう祝福の気持ちと「やっぱりバリチェロらしいな~」っていうトホホな気持ちが入り混じった千秋楽になった。

で、ホントなら、今シーズンを振り返りつつ、来シーズンの展望とかを書きまくりたいんだけど、今、リトル時間的に余裕がないのと、来シーズンのドライバーがまだ6人しか決まってない上に、今シーズン限りで撤退するチームあり、来シーズンから参戦するチームありで、もうハチャメチャな状態だ。だから、この辺のことは、もうちょっと時間が経過して、いろんな情報が入って来てから書きまくろうと思う。そんなことよりも、今回の最終戦、アブダビGPを観た多くの人は、SF映画の世界のような近未来的なサーキットにビックル一気飲みだったと思うし、あまりにもサーキットがカッコイイもんだから、逆に、F1マシンのカッコ悪さが際立っちゃって、なんだかクラシックカーのレースを観てるような気分になったと思う。あのサーキットだったら、もっと流線型の未来のマシンがレースをしたほうがシックリ来る。なんなら、ブリヂストンも撤退することだし、タイヤがなくて路面の10センチ上を浮かんで走る反重力マシンとかがレースしたほうが似合うと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ピットから出てくとこも、何だか地下の秘密基地から発進してくみたいで、ヤタラと画期的なサーキットだったアブダビGPだけど、そんなことよりも、それ以前に「アブダビってどこよ?」って思った人も多かっただろう。少なくとも、イラクの場所も知らないのに自衛隊のイラク派遣に賛成した自民党の山本一太なんかは、アブダビの場所なんて絶対に知らないだろう‥‥って、サスガにイラクの場所くらいは知ってるあたしでも、アブダビの場所は知らなかった。アブダビを含む「アラブ首長国連邦」の場所は知ってたけど、その中のどこがアブダビなのかは、今回、地図を見て、初めて知ったってのが正直なとこだ。

正直ついでに言っちゃうと、あたしは、「アラブ首長国連邦」の7つの国のうち、知ってたのは、このアブダビと、あとはドバイだけだった。残りの5つの国、「シャールジャ」「アジュマーン」「フジャイラ」「ウンム・アル=カイワイン」「ラアス・アル=ハイマ」なんて、今回、初めて知った。そして、たぶん、明日には忘れると思う。だって、「シャルージャ」ならともかく、「シャールジャ」なんて言いにくいし、「フジャイラ」だって覚えにくい。さらには、「ウンム・アル=カイワイン」や「ラアス・アル=ハイマ」なんて、覚える覚えないの前の話として、この「・」と「=」を使った表記がニポン的にナジミがない。こんな表記、椿鬼奴姉さんのウイッグとメークが「キャサリン・ゼタ=ジョーンズのマネ」だってプロフィールに書いてあったのを見て以来だ。

ま、そんなことは置いといて、とにかく、この7つの国は、みんな「首長国」なワケで、ようするに、イスラム世界で言うところの「王様」みたいな人が頂点に君臨してる国々ってワケだ。つまり、正確に言えば、アブダビ首長国、ドバイ首長国、シャールジャ首長国‥‥ってワケで、それぞれの国にそれぞれの首長がいるんだけど、方向性がおんなじだから手を結んで「アラブ首長国連邦」になったってワケだ。そして、トヨタの「こども店長」ならぬ大阪府の「こども知事」が、1人で大騒ぎしてる「道州制」ってのも、これに近いノリだ。この狭いニポンを「北海道」「東北州」「関東州」‥‥みたいに小分けして、それぞれの自治権を大きくする。つまり、国が一括してモノゴトを決めるんじゃなくて、経済にしても、法律にしても、それぞれの道や州が好き勝手に決められるようになるってワケだ。

ようするに、小さな国が集まった「ニポン連邦」って感じになるワケで、極端な話、「北海道ではマリファナが解禁」なんてこともアリエールなんだから、悪い面だけじゃなくて、いい面もそれなりにある。ただ、あたしが何よりも危惧してるのは、「九州」のことだ。「中国地方」は「中国州」になるんだし、「四国」は「四国州」になるんだから問題ないけど、「九州」は「九州州」になっちゃうワケで、これは大問題だ。ある意味、「ウンム・アル=カイワイン」や「ラアス・アル=ハイマ」よりも紛らわしい(笑)

‥‥そんなワケで、話をクルリンパと戻すと、「アラブ首長国連邦」の7つの国のうち、あたしに限らず、ほとんどの人が名前くらいは聞いたことがあるのが、やっぱり、ドバイだろう。砂漠の真ん中に近未来的な高層ビルを林立させたり、海をどんどん埋め立てて何億円もするリゾートアイランドを造ったりと、石油にモノを言わせて、今の地球が直面してる危機とは正反対の発狂的な開発を加速させて来て、とうとう巨大な自転車操業に陥っちゃったオナジミの国だ。40年後に石油が枯渇したら、石油によって繁栄した時代の人類の愚かさを象徴する遺跡になっちゃうかも知れないし、あるいは、リゾートを主軸にした何らかの生き残り策を考えてるのかも知れないけど、どっちにしても、ファーイーストの島国で暮らしてるあたしには、想像を絶する国であることに変わりない。

で、1万5000円の温泉旅館にも、なかなか泊まることができないあたしとしては、何億円もする中東のリゾートのことなんて想像もできないワケだけど、そんなあたしでも1つだけ言えることは、世界中のどんなセレブでも、飛行機に乗ってドバイに行くってことだ。そう、40年後に石油が枯渇したら、飛行機も飛べなくなるってワケで、石油が枯渇するまでに石油を使わない飛行機を開発しない限り、どんなにお金を持ってるセレブでも、ドバイには行けなくなっちゃう。つまり、こうした海外の高級リゾートが、それだけをメインにして生き残って行くためには、飛行機にしても船にしても、石油に頼らない乗り物が開発されない限り、衰退してくしかないってワケだ。

たとえば、電気で動く飛行機を作るとしたら、現在の技術だと、1人乗りとか2人乗りの小型機なら何とかなるけど、とても巨大な旅客機なんて作れない。大型機を飛ばすだけの電力を得るには、ものすごい量のバッテリーが必要で、必要なだけのバッテリーを積むと、今度はその重さで飛べなくなっちゃう。そして、容量が小さくても大きな電力が得られるバッテリーを開発すると、莫大なレアメタルが必要なため、現在の旅客機の数百倍の開発費が掛かるために、とても採算が取れないのだ。だけど、こうしたレジャーや観光はいいとしても、石油が枯渇して飛行機や船が使えなくなると、輸入や輸出などの貿易で困っちゃう。他の国々と地続きの大陸に住んでる人たちはともかくとして、周りが海に囲まれた島国のニポンに住んでるあたしたちは困っちゃう。

‥‥そんなワケで、あたしは、石油が枯渇しても何とかなりそうな乗り物を考えてみたんだけど、パッと思いついたのが、空なら飛行船、海ならヨットだった。飛行船やヨットなら、ソーラーバッテリーのパワーくらいで何とか前進すると思うし、ナニゲにエコな感じもする。ただ、飛行船て、風船の部分は激しく巨大なのに、人が乗れる部分てちっちゃいんだよね。だから、何トンもの荷物を運ぶのなんてムリだと思うし、ヨットにしたって、船室は狭いから、たいして荷物なんか積めないと思う。両方とも、基本的には「少人数で旅行するための乗り物」であって、たくさんの荷物を運ぶためのものじゃない。

つまり、あたしたち人類が、石油が枯渇する40年後よりも先も、現代と同レベルの生活をしてこうって思ってるのなら、それまでに石油に頼らない飛行機や船を開発しなきゃなんないワケだ。そして、もう1つの選択肢は、バイオエタノールの恒久的な確保だろう。今みたく、貴重な森林を伐採してまでバイオエタノールのためのトウモロコシ畑やサトウキビ畑を作るんじゃなくて、何らかの方法で、地球を傷つけずに必要量のバイオエタノールを確保できるようになれば、あとは飛行機用や船舶用のアルコールエンジンの開発だけで済むから、今よりも飛行機や船の規模は小さくなっても、とりあえずは、しばらくは持つと思う。

だけど、バイオエタノールにしたって、それを燃やすことによってエンジンを回してるんだから、地球温暖化には悪影響しかない。バイオエタノールがエコだなんて言うのは、原料になる植物を育てる過程で二酸化炭素を吸って酸素を出すから、あとから燃料になって燃えても、そのぶんと相殺できる‥‥なんていう、人間の都合だけで考えられた机上の空論であって、先進国の都合で考えられた「排出量取引」とおんなじくらいウサン臭い屁理屈だ。だいたいからして、バイオエタノールなんてものは、地球のために考えられたんじゃなくて、もともとは、枯渇する石油の代用品として考えられたものだ。原料の植物が育つ過程で二酸化炭素を吸うなんてのは、バイオエタノールをエコ的に肯定させるための方便でしかない。ホントに地球のこと、未来のことを考えてるのなら、何かを燃やして動力を得るシステムのエンジンなんて、すべて法律で禁止するのがスジだろう。

それなのに、実際にやってることは、5000ccで445馬力もあるV8エンジンを積んでる最高級車にまで「エコカー減税」なんてものを適用しちゃってるんだから、本気でバカ丸出しだ。新政権が、「エコカー減税」や「エコポイント」を当面は継続するにしても、ホントに地球のことを考えてるのなら、こうした自民党政権時代の負の遺産は今すぐにでも見直して、「エコカー減税」を適用するのはハイブリッド車と軽自動車だけにすべきなのだ。

‥‥そんなワケで、今から40年後には、あたしはギリギリで生きてるかもしれないけど、ニポンに限らず、今の政治家の中で大きな権力を持ってる人たちの多くは、みんな死んでるだろう。そして、ニポンにしても、よその国にしても、そうした40年後には死んでる政治家たちが、今の地球のことを決めてるワケだ。これは、あまりにも他人事な話で、いくら口先で「未来のため」「子供たちのため」だなんて言われても、おいそれと信用するワケには行かない。だって、誰がどう考えたって「百害あって一利なし」のムダなダムの建設を中止にするだけでも、スパッと決められずにウダウダと時間が掛かってるし、挙句の果てには、地球自体が絶滅危惧惑星になっちゃってるこんな時に、かけがえのない海を埋め立てて原発なんかを造ろうとしてる中国電力なんかを野放しにしてるからだ。あたしは、ダムなんかよりも先に、未来の人たちに顔向けができない原発建設こそを今すぐに中止すべきだと思う今日この頃なのだ。


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輸入ワクチンの危険性が露呈

「輸入ワクチンの危険性が露呈」(世田谷通信)

世界的に拡大している新型インフルエンザ(H1N1型)だが、唯一の対抗策であるワクチンによる副反応で、死亡したり重病を発症する例が欧米で相次いでおり、市民団体や医療関係者が「ワクチン接種の危険性」を呼びかける広報活動やデモを起こしていることが分かった。新型インフルエンザのワクチンには、もともとギランバレー症候群や筋萎縮症、不妊症や脳神経系の病気などを発症させる副反応が認められており、今回のワクチンでも、今年9月にワクチンを接種したアメリカ・ワシントン在住の25才の女性が、全身麻痺を起こし、現在も自力の歩行や会話、食事などができない状態だと報告されている。今回のワクチンは、こうした重病の発症だけでなく、非常に死亡例が多いため、スイスでは10月30日付で政府が「妊婦と18才以下の少年少女への接種を禁止、60才以上の高齢者への接種は保健当局の勧告に従うように」と発表した。日本では10月19日よりワクチン接種を始めたが、国産のワクチンはわずか2700万人分しか用意できなかったため、厚生労働省は4950万人分のワクチンをスイスの「ノルバティス社」とイギリスの「グラクソ・スミスクライン社」の2社から輸入する契約を結んだ。厚生労働省では国産ワクチン接種の優先順位を「医療従事者」「妊婦及び基礎疾患を有する者」「1才~就学前の小児」「1才未満の小児の両親」としてるため、一般の国民のほとんどは輸入ワクチンを接種することになると見られている。国産のワクチンが鶏卵で培養されたものであるのに対して、これらの輸入ワクチンは犬の腎臓に由来する細胞で培養されている上に、免疫を強化する成分「アジュバント」が添加されている。この「アジュバント」は「副反応の発生する確率が高い物質」とされており、欧米では医師本人が接種を拒否している例も多い。医療のプロである医師が接種を拒否しているのだから、その危険性は計り知れないものだと言えよう。しかし医薬品メーカーは「インフルエンザの流行はドル箱」だと見ており、今回、日本が海外2社からの輸入を決めたワクチンも、総額1126億円という通常の定価の2倍を超える法外な契約である。1976年にアメリカで豚インフルエンザが流行した時には、ワクチン接種によって死亡したりギランバレー症候群を始めとした重病を発症する患者が続出したため、アメリカ政府は最終的にワクチンを回収するに至ったが、そうなってからでは遅いのである。(2009年11月3日)


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2009.11.02

エンタクミドリイシのつぶやき

東京は、昨日、この時期とは思えないほど暖かくなった。どれくらい暖かくなったのかって言うと、思わず「ノーヘル&半そでのTシャツ&ビーサンで原チャリに乗れるんじゃないか?」って思えるほどの暖かさだった。だから、ただ単に「気温が高くなった」ってだけじゃなくて、すごく気持ちが良くて、ウキウキしちゃうようなお天気だった。ブロック塀の上の定位置でお昼寝してたもんじゃも、いっぱいお日様を浴びて、白い部分がオフホワイトに光り輝いてて、まるでハイターで漂白したみたいに眩しかった。

 

それで、あたしは、久しぶりに「ガリガリ君」を食べたくなって、近くのコンビニに買いに行った。こないだ、豚インフルエンザもどきになった時に、お友達がソーダ味を買って来てくれたのが最後だったから、約2週間ぶりの「ガリガリ君」てワケで、あたし的には、ぜひとも大好きなコーラ味を食べたかった。だけど、コンビニのアイスのケースを覗いたら、定番のソーダ味と、今だけ限定の見たことのないのが並んでるだけだった。ここんとこ、期間限定は「ハズレ」か「イマイチ」ばかりなので、あたしは、「何味なのかな?」って思いつつも、あんまり期待しないで手に取ってみた。そしたら、意外にも「アップルとマンゴー」って書いてあった。

 

 

「そうか‥‥ガリガリ君は、すでに梨や温州みかんまで作っちゃったから、もうネタ切れになって、ついに2種類のフルーツを混ぜることにしたのか‥‥」

 

 

あたしは、その「アップルとマンゴー」を1本買って、多摩川の土手に座って食べることにした。ま、アップルとマンゴーを混ぜた味なら、食べる前から想像もつくし‥‥なんて思って、そんなに期待しないで袋を開けて、まずは角の部分をひと口、パクリと食べた。その瞬間、あたしは、今までの「ガリガリ君」で経験したことのない光景を目の当たりにしたのだった! ナナナナナント! 外側の硬い部分が薄いピンクで、内側のシャリシャリした部分が黄色で、2色になってたのだ! つまり、この「アップルとマンゴー」って、2種類のフルーツの味がミックスしてあるんじゃなくて、外側がアップル、内側がマンゴーってワケで、袋の裏を見ると、「りんご果汁3%、マンゴー果汁1%」って書いてあった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、もともと、「どんなに少量でも絶対に果汁を入れる」っていう赤城乳業の「ガリガリ君」に対するコダワリを高く評価してるけど、今回は、それだけじゃなくて、2種類の味を安易に混ぜたりしないで、外側と内側とに振り分けるっていう高等技術を披露してくれたってワケだ。「ガリガリ君」の美味しさのポイントは、外側の硬い部分と内側のシャリシャリした部分との食感の違いが大きいけど、今回は、そり食感の違いに、味の違いまでもがプラスされたのだ。

 

今回の「ガリガリ君」の「アップルとマンゴー」は、見た目の楽しさだけじゃなくて、外側のアップルだけを食べた時と、内側のマンゴーも一緒に食べた時とで味が違うっていう、これまでに体験したことのない「新しい楽しみ方」を提言してくれた。これは、ものすごいことで、「ガリガリ君の政権交代」、「ガリガリ君の新時代」とも言える。だって、今までに何度も食べたことがあって、ぜんぜん新しみを感じないハズの「アップル味」や「マンゴー味」が、この手法によって、まったく新しい世界への扉を開けてくれたからだ。

 

つまり、これからは、過去に登場した味の複合ワザが楽しめるってワケで、その組み合わせは無限大だ。あたしとしては、外側が「コーラ」で内側が「グレープ」なんてのに期待しちゃうし、外側が「温州みかん」で内側が「桃」ってのも、ミックスネクターっぽくて期待できちゃう。とにかく、「ブラボー!ガリガリ君!」「ブラボー!赤城乳業!」ってワケで、あたしとおんなじに、1日のオヤツ代を100円までってことに決めてる全国の良い子のみんな、これからも「ガリガリ君」を応援してこう!‥‥って、どんなふうに応援すればいいのか、具体的には分かんないけど(笑)

 

‥‥そんなワケで、確かに「ガリガリ君」は美味しいし、今回の「アップルとマンゴー」は歴史に残る名作だと思うけど、昨日、あたしが、こんなに感激できたのは、何よりも、この時期とは思えないほど暖かい日だったからだ。「空腹は最高の調味料」なんて言葉があるように、食べ物の美味しさは「味」だけじゃないし、「味」なんて二の次になる場合もある。極端な例を挙げれば、お腹がいっぱいの時にムリして食べた何万円もするフルコース料理よりも、お腹がペコペコで餓死しそうな時に食べた1個のおにぎりのほうが、遥かに美味しいってことだ。

 

だから、どんなに美味しい「ガリガリ君」でも、たとえ、外側が「コーラ」で内側が「グレープ」っていう、あたしの夢のコラボだったとしても、雪山で遭難して凍死しかけてる時に食べたら、とても美味しいとは思えないだろう。だけど、あたしのあんまり好きじゃないソーダ味でも、豚インフルエンザもどきになって、高熱とノドの乾きで苦しんでる時に食べたら、言葉にならないほど美味しかった。決して大ゲサじゃなくて、「ガリガリ君に命を救われた」って思った。だから、あたしは、昨日の「アップルとマンゴー」がバツグンに美味しかったのは、「ガリガリ君」自体の美味しさはもちろんのこと、「この時期とは思えないほど暖かい日だった」っていう背景との相乗効果によるものだったと思ってる。

 

そんなこんなで、「氷菓」「かき氷」「アイスキャンディー」が夏の季語である以上、俳句的に言えば、「ガリガリ君」も夏の季語ってことになるし、たとえ1%でも果汁を入れることにコダワリを持ってる以上、サザンオールスターズ的に言えば、「ガリガリ君」も「真夏の果実」ってことになる。だから、「気温の高さが美味しさをアップさせた」っていう昨日の体験を踏まえるまでもなく、「ガリガリ君」は、ニポンの夏の風物詩のひとつってことになる。それなのに、そんな「ガリガリ君」が、立冬を目前にした10月の終わりに、まさに美味しさのピークを迎えちゃうなんて、今さらながら、地球温暖化の加速には目を見張るものがある。

 

‥‥そんなワケで、地球温暖化の進み具合をあたしたちに報せるのに、昔からよく使われてるのが、「南極の氷が何%溶けた」っていう報告とか表現とかなんだけど、コレって、ニポン人にはもあんまり効果がない。こうしたことを報道する目的は、当然、「皆さん、もっと環境のことを考えないと大変なことになりますよ」っていう啓蒙なワケだけど、大陸にある国々のように他国と地続きになってない島国に暮らすあたしたちにとって、たとえ隣国であっても、それは「海の向こうの遠い国」ってことになる。

 

だから、他国や他民族とは、物理的にも精神的にも距離があって、歴史的に見ても単一民族性の意識を強く持ってる人も多い。だからこそ、未だに時代遅れの保守派なんてものが生き残ってるんだと思うけど、そうした一部の原始人を除いても、隣国を「海の向こうの遠い国」って感じてる一般人が多い。ヨーロッパとかに住んでる人は、車で一本道を走ってれば、知らないうちにお隣りの国に入ってるワケで、国境の近くに住んでる人なんて、毎晩の夕飯のお買い物をお隣りの国のスーパーに買いに行く人だっている。

 

だけど、ニポンの場合は、お隣りの国に行くにしても、どこの国に行くにしても、とにかく、ニポン以外の国に行く場合は、すべて海を超えてかなきゃなんない。だからこそ、ニポンでは、外国のことを「海外」って言ってるワケで、すべての国が「海の外」にあるワケだ。だから、ニポン人にとって、外国は遠い遠い国なワケで、沖縄の基地を飛び立ったアメリカの爆撃機が、ベトナムに枯葉剤を撒き散らして大量殺戮を続けてても、イラクに劣化ウラン弾を撒き散らして大量殺戮を続けてても、すべては「どこか遠くの国の出来事」でしかなくて、当事者意識、加害者意識がゼロなのだ。

 

そんな意識で暮らしてるニポン人に、「南極の氷が何%溶けた」とか、「このまま温暖化が進むと何年後には南極が溶けてなくなる」なんて報告しても、まるで実感なんてない。隣国でさえ「海の向こうの遠い国」、中東の国々でさえ「どこにあるのか知らない遥か遠くの国々」なんだから、南極なんて、「どう転んでも死ぬまで行くことのない自分の生活とは無関係な場所」ってふうに思ってる人が、たぶん、ニポンの全国民の99%くらいはいるだろう。そして、そのうちのほとんどは、「そんなとこの氷が溶けたってオレには関係ねえや」って思ってるだろうし、南極の氷が溶けることによって、ニポンの周りでも海面が1メートル上昇するとか言われても、「それが何か?」ってことになる。

 

‥‥そんなワケで、ファーイーストのちっぽけな島国で、精神文化的には「ほぼ鎖国」な状態で暮らして来たニポン人には、いくらインターネットが発達したとこで、他国の出来事は基本的に他人事だ。さらに言えば、おんなじニポンの中でも、沖縄の問題を他国の問題と同レベルでしか考えてない人たちもいっぱいいるワケで、そんな国民性のニポン人に地球温暖化の恐ろしさを啓蒙するためには、南極の話やアフリカの話をするんじゃなくて、極めて身近な足元のことから話を進めてかなきゃ効果がない。で、その「足元のこと」ってのが、ものすごいイキオイで進行してる「水産物や農産物の産地の北上」だ。

 

ここ数年、本来は獲れないような場所で、本来は獲れないような時期に、本来は獲れないようなお魚が獲れまくってて、さかなクンも「ギョギョッ!」って驚いてるワケだけど、最近だと、青森県を始めとした東北地方で、本来は瀬戸内海の暖かい海で獲れる「サワラ」が獲れまくってる。それも、「秋」にだ。「サワラ」ってのは、漢字だと魚ヘンに「春」って書くことからも分かるように、「春」を代表するお魚だ。毎年、春になると、たくさんのサワラが瀬戸内海に回遊して来て、どこの漁港にもたくさんの水揚げがある。でも、1980年代には、瀬戸内海全域で6000トンもの水揚げがあったんだけど、乱獲の影響で水揚げが落ち込み、2002年からは、禁漁期間を設けたり稚魚を放流したりして、回復につとめて来た。そのオカゲで、一時はほとんど獲れなくなったサワラも、今では1000トン以上も獲れるようになって来た。

 

そんなサワラだけど、20年ほど前には、能登半島が北限とされてて、それより北の海では、メッタに見かけることがなかった。だけど、15年ほど前から、能登半島よりも北の岩手県や青森県でも、ジョジョに奇妙に漁師さんの網に掛るようになり始めて来た。サワラは、高値で取り引きされる高級魚だから、他の漁からサワラ漁に車線変更する東北の漁師さんも増えて来た。それでも、毎年毎年、サワラの数はどんどん増えて来て、青森県だけの水揚げを見ても、1990年代半ばには3トンほどだったものが、10年後の2006年には100トンを超えるようになった。東北から北陸にかけての日本海全域を見ると、1990年代半ばには300トンほどだったものが、10年後の2006年には7300トンを超え、全国の水揚げの7割を占めるようになった。

 

20年前には、東シナ海から瀬戸内海にかけての暖かい海でしか獲れなかったサワラが、今や東北や北陸の寒い海で獲れたものが主流になっちゃったのだ。それも、サワラのシーズンの春に獲れるんじゃなくて、夏の終わりから秋にかけて、今の時期に獲れまくってるのだ。東京の築地市場に行っても、ほとんどのサワラは東北から送られて来たもので、瀬戸内海のサワラにはなかなかお目に掛かれなくなった。

 

そして、ここでもう1つ、あたしが懸念してることがある。それは、青森県を始めとした東北のサワラは、岸のギリギリを回遊してるために、岸からも簡単に釣ることができるのだ。本来なら、船で沖に出て釣るお魚なのに、岸からわずか数十メートルのとこを回遊してるので、漁師さんじゃない一般の釣り人たちが、投げ釣りの竿でルアーを投げて岸や堤防から釣ってるのだ。この状態から推測できることは、沖合いよりも沿岸部のほうが水温が上昇してるってことで、もしもそうだとしたら、今の地球温暖化は、人間の出すCO2によってオゾン層が破壊されてることだけが原因じゃなくて、地熱自体も上昇してるってことになる。

 

ここ数年、東北地方で大きな地震が相次いでるし、地震の多くは温泉のある場所で起こってる。青森県の六ヶ所村の「プルトニウム生産工場」の真下には、長さ15キロ以上にも及ぶ巨大な活断層があることも分かった。こんな状況も踏まえた上で、青森県を筆頭に東北全域の地熱が上昇してるってことになったら、これほど恐ろしいことはない。「何年までにCO2を何%削減」だなんてノンキなことを言ってる場合じゃないだろう。

 

‥‥そんなワケで、あたしが心配してるのは、東北地方だけじゃない。あたしが住んでる関東地方でも、ここ10年から20年で、ずいぶんおかしなことになって来た。たとえば、静岡県の伊豆半島が生息域の北限だって言われてたエンタクミドリイシっていうサンゴが、東京より北の千葉県の海でも見られるようになって来たり、東京湾でも、本来はいるハズのない南の海のお魚が見られるようになって来た。農作物でも、ニポンだと沖縄や奄美でしか育たないハズのバナナが、東京よりも北の埼玉県で栽培されるようになって来た。そう言えば、和歌山県、愛媛県、静岡県とかの暖かい地域でしか生産されてなかったミカンも、栽培できる北限がどんどん北上してて、最近では新潟県の佐渡島でも栽培されるようになったそうだ。

 

もちろん、どんどん北限が北上して来てるのは、水産物や農作物だけじゃない。2008年10月12日の日記、「温暖化地獄は昆虫天国」にも書いたけど、あたしが子供のころって、東京の都心で見られるチョウチョは、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハチョウ、シジミチョウってのが定番で、タマにカラスアゲハやアオスジアゲハを見ると「おおっ!」って感じだった。だけど、ここ数年、鮮やかなオレンジ色のヒョウモンチョウがヤタラと増えて来て、もともといたモンシロチョウとかを駆逐するイキオイで増殖してる。ヒョウモンチョウなんて、あたしが子供のころは一度も見たことなんてなかったのに、いつの間にか、多摩川の河原に行くと、そこら中がヒョウモンチョウだらけになってる。

 

それから、セミにしても、あたしが子供のころは、10匹のうち7~8匹はアブラゼミで、あとはタマにミンミンゼミやニイニイゼミが見られるって感じで、夏も終わりに近づくと、ツクツクボウシやヒグラシに変わるって感じだった。それなのに、ここ数年、夏になるとシャーシャーシャーシャーうるさいから、いったいナニゴトかと思って、木の上に勝俣州和でもいるのかと思ったら、南のほうから北上して来たクマゼミだった。クマゼミは大きいから、他のセミたちのテリトリーを横取りしてるみたいで、子供のころはあれほどやかましかったアブラゼミの鳴き声が、今はクマゼミのシャーシャーシャーシャーにかき消されちゃってる。

 

‥‥そんなワケで、東京にいっぱいいたモンシロチョウがヒョウモンチョウに代わっても、アブラゼミがクマゼミに代わっても、昆虫の研究をしてる大学教授とかを除いて、あたしたちの生活にはコレと言って直接的な影響は何もない。だから、ほとんどの人は、チョウチョやセミのことなんか意識してないんだと思うけど、これは、東北で今まで獲れなかったサワラが、急にたくさん獲れるようになったこととおんなじなのだ。あたしたちは、どんなことでも、自分の生活に影響があるかないかだけで判断しちゃうけど、直接は影響のないことでも、間接的には大きな影響がある場合が多い。

 

たとえば、あたしは、株とか為替とか先物とかFXとか、こうしたマネーゲームの分野にはまったく興味がないし、何の知識もない。株価が上がろうが下がろうが、あたしには何の関係もないし、FXなんて、何のことだかぜんぜん分からない。「Fuckin' X'mas」の略だと思ってるほどだ。だけど、現実には、あたしのぜんぜん知らないとこで、六本木ヒルズとかに住んでるような一部の守銭奴どもが、こうしたマネーゲームで好き放題なことをやってるセイで、あたしのお仕事のギャラが下がったり、あたしの大好物のお菓子の内容量が減ったりしてるワケで、大なり小なり、あたしの生活にも影響してるのだ。

 

だから、東京のチョウチョがモンシロチョウからヒョウモンチョウに代わったり、東京のセミがアブラゼミがクマゼミに代わったりしたことも、「オレには関係ない」って思ってる多くの人たちに、ホントは、いろんな影響を与えてるんだと思う。もちろん、ヒョウモンチョウ自体、クマゼミ自体が影響を与えてるんじゃなくて、こうした、本来はもっと南にいるハズの昆虫が、こんなに大量に北上して来て、それぞれが増殖を始めたってことは、あくまでも「結果」でしかない。そして、こうした「結果」を招いたのは、当然、地球温暖化なワケで、クルリンパと最初に戻ると、「南極の氷が何%溶けた」とかって言うよりも、「あたしはずっと東京に住んでるんだけど、子供のころには一度も見かけたことがなかった南のほうのチョウチョやセミが、ここ数年、ものすごいイキオイで増えて来た」って言ったほうが、国際感覚が希薄で自分の足元のこと以外は他人事のニポン人には、多少でも危機感が伝わると思った。

 

‥‥そんなワケで、今までサワラなんて獲れなかった海に、大量のサワラが回遊して来るようになると、漁師さんたちは大喜びでサワラ漁を始める。それは、もちろん、お金が儲かるからだ。一方、今までエチゼンクラゲなんて見たこともなかった海に、大量のエチゼンクラゲが発生するようになると、漁師さんたちは困り果てながら駆除を始める。それは、もちろん、お金が儲からなくなるからだ。そして、今までエンタクミドリイシなんてなかった海に、ずっと南の海でしか見られなかったエンタクミドリイシが増殖して来ても、漁師さんたちはまったく気にしない。それは、もちろん、自分たちの生活に直接的な影響がないからだ。

 

だけど、サワラも、エチゼンクラゲも、エンタクミドリイシも、すべては「海水温の上昇」っていうおんなじ原因によって北上し続けて来たワケで、人間の立場と都合だけで扱いを変えてるだけなのだ。高級魚のサワラが大量に回遊して来れば、それを獲る漁師さんたちは儲かるだろうけど、サワラは大型のフィッシュイーターなんだから、小型のお魚はサワラのエサになる。そしたら、そうしたお魚たちが減るだけじゃなくて、今までそうしたお魚たちをエサにしてた中型のお魚で、サワラよりも弱いものたちも淘汰されてく。これは、ニポンの在来種しかいなかった川や池に、ブラックバスを放流するのとおんなじことだ。

 

それなのに、あたしたち人間は、ただお金が儲かるようになったからって、サワラの回遊を手放しで喜んでていいのだろうか? 煎じ詰めて考えれば、サワラの回遊もエチゼンクラゲの発生もおんなじことなのに、人間の都合だけで一喜一憂してていいのだろうか? 本来なら、サワラなんているハズのない海に、大量のサワラが回遊して来るようになったんだから、エチゼンクラゲの大量発生とおんなじに「自然からの警告」として危惧すべきじゃないのか? そして、人間の生活に直接の影響がないエンタクミドリイシの発生も、おんなじように危惧すべきじゃないのか?‥‥ってワケで、あたしは、東京にヒョウモンチョウやクマゼミが増えて来たことを「エンタクミドリイシの陸上版」だと思ってる。

 

人間て、すべて人間の立場と都合でしかモノゴトを考えないし、さらには、ヨソの国の人間のことよりも自分の国の人間の都合を優先するし、自分の国の人間のことよりも自分の住んでる地域の人間の都合を優先する。これは人間なんだから仕方ないことで、相田みつを的に言えば、「だって人間だもの」ってことになる。だけど、どんなに嫌いな国があっても、どんなに嫌いな人たちがいても、みんなおんなじ「地球」という1つの船に乗り合わせてる運命共同体なのだ。2つの国が戦争をすれば、それは、この「地球」という船を沈めることにつながるワケで、戦争に勝った国も、負けた国も、無関係な国も、みんな一緒に沈んでしまうのだ。それなのに、未だに武力による威嚇でしか非戦状態を保てないような愚者どもが、それぞれの国のトップに居座ってる。

 

‥‥そんなワケで、人間以外の数え切れないほどの動物や植物も、すべて「地球」という船に乗り合わせてる仲間だって考えれば、人間の都合が1つの動植物の生態系を変えてしまうたびに、この「地球」という船の寿命を縮めてることになるワケだ。そう考えると、あたしには、おんなじ結末へと向かってく、戦争に勝った国、負けた国、無関係な国っていう3つの状況が、サワラ、エチゼンクラゲ、エンタクミドリイシのように思えて来て仕方ない。沖縄の基地を飛び立ったアメリカの爆撃機が、何の罪もない他国の民間人を殺し続けてる以上、沖縄にアメリカの基地がある限り、あたしたちニポン人も戦争の加害者であり続けなきゃならない。それなのに、あたしたちニポン人の多くは、そんな意識は持ってない。「侵略のための基地」「人殺しのための基地」というイヤなものは南のハシッコの沖縄に押しつけて、その現実を直視せずに、まるで「海外」のことのように他人事だ。自分たちは戦争とは無関係だとでも言うように、まるで海底のエンタクミドリイシのように構えてるのが、大多数のニポン人だ。だけど、実際には、他人事だと思ってるエンタクミドリイシも、侵略を続けてるサワラも、大きな被害を受けてるエチゼンクラゲも、すべてはおんなじ「地球」という1つの船に乗り合わせてるんだから、沈没する時は一緒だと思う今日この頃なのだ。

 

 

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2009.11.01

タバコの増税は国の大減収

昨日、2010年度の税制改正に関しての各省庁からの要望に対して、ハトポッポが首相官邸で記者団の質問に答える形でコメントしてたけど、その中で、厚生労働省が要望してるタバコ税の大幅な引き上げに対してのコメントを聞いて、あたしは「はぁ?」って思っちゃった。だって、ハトポッポったら、こんなことをノタマッたんだよ。


「私は(タバコを)吸いませんし、環境、人間の体の面から見てどうだということで、それなりに増税という方向が、私はありうべしかなと思います」


おいおいおいおいおーーーーい! 「私は吸いませんし」ってのは、いったい何だよ? これじゃあまるで「私は吸わないから増税したってかまわない」って言ってるみたいじゃん! ほとんどの新聞は、最初の「私は吸いませんし」って部分をカットして、「環境、人間の体の面から」って部分からしか掲載してないけど、テレビで映像を見たら、ハッキリと「私は吸いませんし」って言ってたぞ!

もちろん、ハトポッポは本気で「私は吸わないから増税したってかまわない」って思ってるワケじゃないだろうし、仮に、そう思ってたとしても、こんなとこでそれを口にするほどバカじゃないだろう。これは、あくまでも、「私はタバコを吸いませんが」っていう前置きであって、あとに続く「増税するのはヤブサカじゃない」的なコメントとは何の因果関係もないつもりで口にしたんだと思う。だけど、このコメントを聞いて、あたしが「はぁ?」って思っちゃったように、多くの人たちは、ハトポッポが「私は吸わないから増税したってかまわない」って言ってるように解釈したと思う。

そして、こんな誤解を受けちゃうのも、四方八方に気を配りすぎて、結局、何が言いたいのかよく分からないような、激しく回りくどいような、奥歯にモノのはさまったような、このヘンテコな言い回しが原因なのだ。増税すべきだと思ってるなら、最初からハッキリとそう言えばいいワケで、「それなりに」とか「方向が」とか「ありうべし」とか「かな」とか、何なんだよ! このビビリまくった物言いは? アベシンゾーやフロッピー麻生とは違って、ちゃんと国民から選ばれて総理大臣になったんだから、もっと自信を持って、「八ッ場ダムの建設は誰が何と言っても絶対に中止します!」とか、「沖縄の普天間飛行場はアメリカが何を言って来ても絶対に海外移設します!」とか、何でもハッキリと言えばいいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、タバコ税の大幅な引き上げの問題だけど、まず、あたしのスタンスを言っとくと、あたし的には、タバコ税を上げようが下げようが別にどうでもいいと思ってる。あたしは、総理大臣じゃなくて一般市民だから、あくまでも「個人的な立場」からの意見だけど、タバコが500円になっても、あたしには何の影響もないからだ。あたしは、タバコは吸うけど、決してヘビースモーカーじゃなくて、1日に平均して5本くらいだし、1本も吸わない日もある。だいたい、1ヶ月に5~6箱くらいだし、それも、基本的にはパチンコの景品で取って来てるから、お金を払ってタバコを買うことはほとんどない。タバコが500円になろうと1000円になろうと、そのぶん、「スーパー海物語」の地中海のホニャララ台をキュンキュン言わせればいいだけの話だから、タバコ税が引き上げられても、あたしには何の影響もない。

それに、これまでの自民党政権だったら、ムダな公共工事や箱モノを造り続け、自分たちが潤うために国民の血税を好き勝手に使いまくってたから、タバコ税に限らず、すべての増税にあたしは大反対してたけど、今度の新政権は、あたしたち国民が選んだ政権だ。まだ発足して2ヶ月弱なのに、すでに、八ッ場ダムやアニメの殿堂を始めとした数々の「税金のムダ遣い」の中止を表明してくれたし、これからも次々とムダを見直してくだろう。そうした上での増税の提案なんだから、自民党政権の時みたいに、頭ごなしに反対すべきじゃないとも思ってる。

つまり、何が言いたいのかっていうと、あたしはタバコを吸う人間だけど、新政権のタバコ税に関する問題に対しては、反対でも賛成でもなく、中立の立場だってことだ。そして、世の中の人たちに対しても、中立の立場だと思ってる。あたしはタバコを吸うけど、人ゴミで歩きタバコをするバカ、タバコのポイ捨てをするバカ、禁煙場所でタバコを吸うバカとかは、後頭部に回し蹴りをぶち込んでやりたくなるほどムカついてる。こういうバカどもには、「お前らのセイで、あたしたちマナーを守ってる愛煙家までもが肩身の狭い思いをしてるんだよ!」って怒鳴りつけたくなる。そして、その一方で、まるで自分こそが「正義」だと言わんばかりに、嫌煙権を振りかざして、「伏流煙」だ何だとヒステリックに騒ぎまくってる神経過敏な異常者たちにもムカついてる。こういうバカどもには、「お前らは車に乗らないのか? 電気やガスを使わずに生活してるのか? 今までの人生で誰にもいっさい迷惑をかけずに生きて来たのか?」って問い詰めたくなる。

‥‥そんなワケで、タバコの問題に関しては、2007年3月25日の日記、「自分勝手な嫌煙権」で問題提起して、3日後の28日の「続・自分勝手な嫌煙権」と、29日の「続々・自分勝手な嫌煙権」で、読者から寄せられたいろんな意見を紹介しつつ、最終的には、世の中を「喫煙者」と「嫌煙者」とに分けて考えることこそが無意味だって結論に達した。タバコを吸う人たちの中にも、他人に迷惑をかけないようにマナーを守って吸ってる人たちがたくさんいるんだし、タバコを嫌ってる人たちの中にも、タバコのポイ捨てはしなくても、空き缶のポイ捨てをする人はたくさんいる。だから、喫煙者が「悪」で嫌煙者が「正義」ってふうにカテゴライズして考えるんじゃなくて、タバコを吸う吸わないに関わらず、常識や良識を持ってて、公共のマナーを守って生活してる人間と、他人に迷惑をかけることを何とも思わない無神経で非常識な人間とに分けて考えるべきだっていう結論だ。

だから、今回は、こうした感情論みたいな部分はスルーして、あくまでも中立の立場から、タバコの税金を大幅に引き上げるとどうなるのか?‥‥ってことを検証してこうと思う。何でかって言うと、新政権のやってることが、どうもフワフワとしてて、場当たり的に感じられたからだ。マクラの部分で挙げたように、総理大臣であるハトポッポは、「環境、人間の体の面から見てどうだということで、それなりに増税という方向が、私はありうべしかなと思います」っていう、激しくイライラしちゃう表現でコメントしたけど、ようするに、「タバコは環境にも健康にも悪いものだから」って前提で、増税の対象にすることを容認してるワケだ。

ハトポッポが言ってることは、「タバコは環境にも健康にも悪い」→「タバコ税を大幅に引き上げれば、タバコを吸う人が減る」ってことなワケで、その結果、「タバコによって病気になる人が減る」→「医療にかかる国の支出も減る」ってことなんだろう。あたしは、これはこれで一理あると思うし、これならこれで構わないと思ってる。政府が、国民の健康と医療費の軽減のためにタバコ税を引き上げるっていうのなら、一応はスジの通ってることだから、とりあえずは納得できるってことだ。

ところがどっこい、厚生労働省が政府税制調査会に提出した要望書には、タバコ税の引き上げを要求する理由として、「社会保障費などの財源確保のために」って書かれてる。厚生労働大臣の長妻ちゃんも、「財源の不足を補うために」って理由で、タバコの増税を申し出た。つまり、厚生労働省としては、足りない財源を補うための「税収のアップ」を見込んで、タバコ税の引き上げを要求してるのだ。厚生労働省の要望は、「タバコ1本あたり10円の増税」で、現行で1箱300円のタバコが500円になる。それでも、厚生労働省は、タバコを吸う人は減らずに、増税したぶんがソックリそのまま「税収のアップ」になるって見込んでるのだ。

これは、ハトポッポが言ってることと正反対だ。おんなじ「タバコ税の増税」の話なのに、政府に要求してる厚生労働省サイドは「税収のアップ」を見込んでて、政府のトップのハトポッポは「喫煙者の削減」を見込んでる。だから、あたしは、新政権のやってることが、どうもフワフワとしてて、場当たり的に感じられちゃうのだ。これは、「結論さえ一緒なら、過程はバラバラでもいいのか?」っていう青臭い精神論なんかじゃなくて、ハッキリと白黒がついちゃうゼブラーマン的な見地からの不安感だ。だって、タバコ税を大幅に引き上げた結果、ハトポッポが思ってる通りに喫煙者が減っちゃったら、確かに健康な人は増えるだろうし、医療にかかる国の支出も減るだろうけど、厚生労働省がアテにしてた「財源不足の補填」にはつながらないどころか、完全に逆効果になっちゃうからだ。

広い意味で言えば、厚生労働省がタバコ税の増税の目的としてる「社会保障費などの財源確保」ってことも、ハトポッポが考えてる「喫煙者の減少による医療費負担の削減」も、おんなじようなもんだ。だけど、現実には、タバコ税を充ててるのは、タバコが原因で病気になった人たちだけじゃない。他にもいろんな社会保障にタバコ税を充ててるんだから、これが減収になれば、困る人たちが出て来ることは事実だ。だからこそ、厚生労働省は、少しでも社会保障を充実させるためにタバコ税の増税を要望してるワケで、ハトポッポが考えてるように税収が減っちゃったら、本末転倒なのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、今朝から、愛煙家に対するアンケート、「タバコが1箱500円になったら?」ってのを実施してみたワケだけど、まずは、現行のタバコの税収について、フランク・ザッパに説明しとこうと思う。タバコは、ほとんどが1箱300円で、そのうち約200円が税金だ。ようするに、全国の愛煙家は、本来は100円のタバコを3倍の値段で買わされてるワケで、タバコを1本吸うたびに、国に10円ずつ巻き上げられ続けて来たってワケだ。全国で、今、この瞬間に、タバコを吸ってる人は数え切れないほどいると思うし、中には、一服しながら、この「きっこの日記」を読んでる人もいるだろう。そうした人たちが、全員、10円ずつ巻き上げられてるんだから、10万人がタバコを吸ってれば100万円、100万人がタバコを吸ってれば1000万円てワケで、この一瞬だけで、ものすごいボロ儲けだ。

で、こうしたタバコのよる税収は、年間に約2兆3000億円ほどだ。1箱あたり200円が税金なんだから、この2兆3000億円を200円で割れば、1年間に売れてるタバコの数が出るワケで、その答えが、111億5000万個だ。ついでに、これを365日で割ってみたら、約3055万個だった。つまり、今のニポンでは、毎日、約3055万個のタバコが売られてて、これがぜんぶ煙になってるってワケだ。タバコを吸うあたしでさえも、想像しただけでノドがイガイガしてきちゃう‥‥ってワケで、現在、31日の夜7時を過ぎたあたりだけど、今、アンケートを見てみたら、ちょうど3000人に到達したとこだったので、とりあえず、ここまでの結果で検証してみようと思う。

まずは、アンケートに協力してくださった皆さん、どうもありがとうございました♪‥‥ってワケで、あたしが嬉しかったのは、この3000人ていうリアルな人数だ。いつものアンケートなら、内容にもよるけど、朝から夜までで、だいたい5000人から8000人くらいの人が協力してくれる。だけど、今回は、「愛煙家の皆さんだけに質問です」ってことだったから、いつもの3割か4割くらいになるだろうって予想してた。そして、その通リの人数になったんだから、あたしの日記を読んでくださってる人たちは、自分が「愛煙家」に該当しないのに、冷やかしで投票するような非常識な人はほとんどいなかったってことになる。これは、とっても嬉しいことだし、このアンケートの結果の信頼度にもつながると思う。

で、この「タバコが1箱500円になったら?」っていうアンケートの、総数が3000人に到達した時点での結果だけど、1の「今までと変わらず吸い続ける」が657人で21%、2の「本数を減らして吸い続ける」が780人で26%、3の「この機会にタバコをやめる」が1563人で53%だった。だから、この結果をモトにして、もしもタバコが1箱500円になった場合の税収の変化を試算してみようと思う。

もちろん、個人個人のタバコの消費量はいろいろで、1日に3箱も4箱も吸うヘビースモーカーもいれば、あたしみたいに4~5日に1箱しか吸わないへナチョコスモーカーもいる。だから、「今までと変わらず吸い続ける」って答えた657人が全員ヘビースモーカーだったり、「この機会にタバコをやめる」って答えた1563人が全員へナチョコスモーカーだったとしたら、トータルの数字に誤差が出て来る。だけど、統計学的には、アンケートの総数が2000人を超えれば、こうした両極端なケースは淘汰されるって言われてる。だから、今回のアンケートなら、総数が3000人なんだから、「1日1箱」っていう平均的な人たちの回答として、十分に信頼できるデータになってると思う。

‥‥そんなワケで、前バリを剥がしたら痒くなっちゃったけど‥‥じゃなくて、前置きが長くなっちゃったけど、タバコが1箱500円になるってことは、現状で1箱に200円かかってるタバコ税が、2倍の400円になるってことだ。だから、すべての愛煙家が、値上げになっても今まで通りに吸い続けるのなら、税収は現状の2兆3000億円が、2倍の4兆6000億円になる。厚生労働省としては、きっと、「値上げによって、ある程度のタバコ離れはあるものの、トータルでは増収になる」って考えたんだと思う。そこで、実際にはどうなるのか、今回のアンケート結果から試算してみると、まず、全体の53%の人たちが「この機会にタバコをやめる」って回答してるんだから、この時点で、すでに税収は半分以下だ。つまり、せっかく税金を2倍にしたのに、この時点では本末転倒ってことになる。

そして、「本数を減らして吸い続ける」って答えた26%の人たちについてだけど、これは、あたしの推測になっちゃうけど、たぶん、「今までの3分の2」くらいの量に減らすんだと思う。今までは、タバコを3個買っても1000円でお釣りが来たけど、これからは2個で1000円になる‥‥ってワケで、ここがポイントなのだ。一部の企業を儲けさせるためと、国民の個人情報を集めて警察や検察へ垂れ流すために、「タスポ」っていうバカ丸出しのカードが作られたけど、未だに普及率は3割台で、完全に大失敗した。そして、このアホカードのオカゲで、全国のタバコの自販機の売り上げは激減して、自販機の収入だけに頼ってたタバコ屋さんは、軒並み潰れちゃった。

一方、「タスポ」なんて持ってない7割近くの愛煙家たちは、そのほとんどが、コンビニでタバコを買うようになった。そして、その買い方は、「1000円で3個」が一番多いそうだ。これまで、自販機で自由に買えてた時は、必要な時に1個ずつ買ってたんだけど、わざわざレジに行って店員とやりとりしなきゃならないコンビニの場合は、何度も行くのがメンドクサイから、「1000円で3個」っていう買い方をするようになったのだ。だから、タバコが500円に値上げされれば、「1500円で3個」なんて買い方をするワケはなく、ほとんどの人が、これからは「1000円で2個」って買い方をするだろう。そして、その買い方に合わせた吸い方をするようになるだろう。

1ヶ月のタバコ代を決めてる人たちにしても、たとえば、1ヶ月のタバコ代が6000円の人なら、今までは月に20箱買えてたのが、これからは12箱になるんだから、だいたい3分の2になる計算だ。ただし、これらのケースは、厚生労働省的に見れば、若干の増収になる。20個買ってたタバコを半分の10個にするのなら、税金が2倍になっても税収は変わらないけど、半分よりはリトル多いんだから、このぶんの差が増収になるってワケだ。細かく計算すると、300円のタバコを20個買ってた時は、月に4000円の税金を払ってたことになるけど、500円のタバコを12個買うようになると、税金は4800円になる。

だから、今回のアンケートで、「本数を減らして吸い続ける」って答えた26%の人たちは、これまで通りのタバコ代を使い続けるとすれば、支払う税金は2割ほど増えることになる。そして、「今までと変わらず吸い続ける」って答えた21%の人たちは、今までの2倍の税金を支払うことになる。つまり、全体の53%の人たちがタバコをやめてタバコ税を支払わなくなり、26%の人たちが2割ほど多く税金を支払うようになり、21%の人たちが2倍の税金を支払うことなる。

これらをぜんぶ計算するワケだけど、簡単に言えば、「この機会にタバコをやめる」って言ってる53%の人たちについては、これからはタバコ税を1円も支払わなくなるワケだから、計算する必要はない。「本数を減らして吸い続ける」って答えた26%の人たちの支払うタバコ税と、「今までと変わらず吸い続ける」って答えた21%の人たちの支払うタバコ税を足し算するだけで答えが出る。つまり、現在の税収の2兆3000億円の26%を2割増しにして、21%を2倍にして、その2つの数字を足せばいいワケだ。

2兆3000億円の26%は5980億円だから、これを1.2倍にすると7176億円だ。それから、2兆3000億円の21%は4830億円だから、これを2倍にすると9660億円だ。そして、この2つの数字を足すと、1兆6836億円になるワケで、これが、タバコを500円に値上げした場合の年間の税収ってことだ。現状の税収が2兆3000億円なんだから、6164億円の大減収ってことになる。

もちろん、これは、「この機会にタバコをやめる」って言ってる53%の人たちが、ホントにタバコをやめたと仮定しての試算であって、中には、やめられない人も出て来るだろう。だけど、逆に、「今までと変わらず吸い続ける」って答えた21%の人たちの中にだって、これまで月に1万円使ってたタバコ代が、2倍の2万円になったことが厳しくて、少しだけ本数を減らして、月に1万5000円くらいにする人だって出て来るかもしれない。だから、この辺のことも、3000人ていう総数によって、統計学的に淘汰されてるワケで、ソックリこのままの数字にはならないとしても、そこそこは当たると思う。

‥‥そんなワケで、厚生労働省の人たちが、いったいぜんたい何を根拠にして、タバコ税を2倍にすれば税収が増えて「社会保障費などの財源確保」になるって考えたのかは知らないけど、どこの新聞やテレビの世論調査よりも信頼度が高いことでオナジミの「きっこのブログ」のアンケートによれば、ご覧の通りの結果になった。だから、ハトポッポが言ってるように、たとえ税収が減っても、環境や健康のために喫煙者を減らしたい‥‥ってことなら、タバコ税の大幅な引き上げは効果があるけど、増収を見込んでるんだとしたら、完全に正反対のオッペケペーな愚策ってことになる。せっかくだから、あたしがジキジキに厚生労働省の人たちにアドバイスしてあげるけど、あたしだったら、300円のタバコをビミョ~に330円に値上げする。これなら、ほとんどの人がタバコをやめないし、「1000円で3個」っていう買い方も変わらないから、値上げしたぶんの30円が、そのまま増収になる。さっきも書いたけど、年間に売られてるタバコは111億5000万個なんだから、カケる30円てことで、3345億円の増収になる。ま、こんな「商売の常識」も、人に言われなきゃ気づかないようなお役人たちには、何を言ってもムダだと思うけど‥‥なんて、最後にちょっとだけ皮肉を散りばめてみた今日この頃なのだ(笑)


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