鳩山政権に対する全国規模の抗議デモ
「鳩山政権に対する全国規模の抗議デモ」(世田谷通信)
沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題に対して、衆院選の公約では「見直しの方向」とし、選挙中の遊説でも「沖縄の皆さんの気持ちを第一に考え、辺野古への移設計画は根本的に見直し、最低でも県外移設、できれば国外移設を進めていく」と明言し、連立政権発足時にも同様の方策で3党合意に達した経緯があるのにも関わらず、新政権発足から少しずつ発言のニュアンスを変更して来た鳩山由紀夫首相の優柔不断な態度に対して、沖縄県民を始めとした多くの有権者の批判が相次いでいる。また衆院選時の公約を無視して「嘉手納基地への統合案」を口にする岡田克也外務相や「県内移設も選択肢のひとつ」と受け取れる発言をした北沢俊美防衛相、沖縄では県民の立場に立った発言をしていながら、訪米したとたんに「県内移設はやむをえない」と発言した仲井真弘多沖縄県知事に対しても強い批判が集中している。7日には嘉手納基地のある嘉手納町で、岡田外相の発言に反対する町民大会が開催され、約2500人の町民らが集まった。嘉手納町民らは「米軍基地負担の軽減を公約に掲げた民主党に期待して投票したのに、政権をとったとたんに正反対のことを言い出した。これは完全に有権者に対する裏切りで絶対に許せない」と怒りを爆発させていた。8日には「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が宜野湾市海浜公園で開催され、3万人を超える大規模な集会になると予想されている。また、この集会に合わせて、全国各地でも連動した集会やデモが行なわれる。8日午後2時から、東京では銀座の水谷橋公園、大阪では中之島公園の女神像前、名古屋では栄のバスターミナル(噴水南側)を集合場所とし、それぞれが辺野古への新基地建設と県内移設に反対するデモや集会を行なうとともに、口では「沖縄の人たちの気持ちを最優先する」「対等な日米関係を築く」などと言いながら、これまでの自民党政権と同じくアメリカの言いなりになり始めている鳩山政権に強く抗議するものと思われる。鳩山首相が早急に辺野古への移設と県内移設の中止を明言しない限り、「裏切りだ」「許せない」という沖縄県民の声は全国へと広がっていくだろう。(2009年11月8日)
【沖縄の基地問題に対する鳩山政権の評価】
1.有権者に対する裏切りだ
2.もっとしっかりやって欲しい
3.所詮こんなものだろう
4.何とも言えない
【もしも辺野古への移設に合意したら】
※今回の選挙で民主党を支持した人への質問です。
1.二度と民主党には投票しない
2.今後も民主党に投票する
3.分からない
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