昨日の日記について。
昨日の日記、「漢方薬に関するデマ」の中で、あたしは、ニポンのお医者さんの多くが、後発品よりも先発品を優先して処方してることについて、以下のように書きました。
「今のお医者さんは、高い薬を処方したほうが儲かるようになってる。だから、まったくおんなじ内容の薬でも、値段の高い先発品と、その半額程度の後発品があるものは、患者のほうから指定しない限り、黙ってると自動的に値段の高い先発品を出されちゃう。だけど、ほとんどの患者は、そんなこと分かんないから、お医者さんの言う通りに薬を出してもらい、言われた通りのお金を払って帰って来る。だから、ほとんどのお医者さんが、値段の高い先発品を率先して処方するのは当然として、中には、不必要なビタミン剤や栄養剤みたいなものまでジャンジャンと処方して、荒稼ぎしてるような人までいるワケだ。」
でも、この部分に関して、複数の医療関係者の方々から「事実と違う」というご指摘のメールをいただきました。実際には、後発品に関するニポンの認可基準が、欧米に比べると極めて甘いため、「後発品は安全性が担保できないから現場では使いたがらない」ということだそうです。
あたしは、63分の音源をすべて聞きましたが、その中で、仕分け人が後発品の安全性について質問したところ、厚生労働省の担当者は「後発品に関しては、すべて新薬と同じ検査や手続きをしているので、安全性にはまったく問題がない」と答弁しているのを聞き、それで先発品も後発品も価格が違うだけで内容はまったく同じなのだと解釈していました。しかし、医療関係者の方々からのメールには「欧米では後発品の認可基準が厳しいため安全性に問題はないが、日本では認可基準が甘いため、患者のことを考えると後発品は恐くて使えない」と書かれていました。医療関係者の方々からのメールの内容が真実であれば、厚生労働省の官僚はウソをついていることになります。
昨日の日記の主旨は、あくまでも「仕分け人は誰1人として『漢方薬を保険から除外すべき』などとは言っていない上に、まだ方向すら決まっていないことなのに、財務省の作った資料の中に『漢方薬』という文字が書かれていただけで、それに過敏に反応してヒステリックに大騒ぎするのは尚早だ」ということであり、先発品、後発品の問題は別のテーマになりますので、とりあえず昨日の日記から該当部分を削除させていただき、この問題に関しては、もっと調べた上で、後日あらためて取り上げたいと思います。
貴重な情報やご意見をくださった皆さん、どうもありがとうございました。
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