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2009.12.31

結婚詐欺

あたしの大好きな風刺漫画家の壱花花さんの作品です♪


「結婚詐欺」


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2009.12.30

巨星、堕つ

いつもは、年末年始はずっとお仕事なんだけど、今年からは人並みの生活をしようと思って、今日、30日で仕事納めにした。で、明日の大晦日と、お元日と2日の計3日をお休みにした。大晦日の深夜までお仕事して、お元日と2日だけお休みにしたことはあるけど、年内のうちにお休みするのなんて、10年ぶり以上になる。その上、今日は、現場でお仕事してたワケじゃなくて、知り合いの事務所にこもってて、1日中、パソコンで作業してた。「それなら自分の家でやればいいじゃん」てツッコミを入れられそうだけど、ご存知の人はご存知のように、あたしのパソコンは、メインのデスクトップとサブのノートが、ちょっと前に連続クラッシュしちゃって、今は、10年近くも前のポンコツマシンをメモリーだけ増設して間に合わせに使ってる。

だから、遅いの何のって、多少は改善された「サンシャイン牧場」くらいなら、そんなにイライラすることもなくなったけど、「動物パラダイス」改め「アニマルパラダイス」をやろうとすると、鼻チョウチンで居眠りしたモンキーの絵のままで、いつまで経っても先へ進まない。新しくできた「サンシャイン深海」でも、タコの洞窟の中の空気を発射するゲームをやってると、シルバーアロワナとサンマをゲットしたあたりで、ジョジョに奇妙に動作が遅くなって来て、そのうちにストロボっぽい動きになっちゃう。それ以前に、「ウインドウズ」って名前のOSのクセに、複数のウインドウをひらくことができない。「きっこの日記」と「きっこのブログ」を同時にひらくくらいならできるけど、YOU TUBEとかの動画を見ながら別のウインドウをひらこうとすると、早くても1分以上は掛かる‥‥つーか、YOU TUBEを見てるだけでも、バァッファが追いつかなくなったりもする。

今までは、画面の左上でYOU TUBEの動画を見つつ、左下で麻雀ゲームをしつつ、右上で「きっこの日記」を書きつつ、右下でお仕事したりしてた。だから、ついついマルチウインドウのクセがついちゃってるんだけど、サスガに、10年近くも前に壊れたポンコツを押し入れから引っ張り出して来て、テキトーに直しただけの間に合わせマシンなので、あまりにも遅い。その上、ディスプレイだけは、VAIOのデカくて新しいのを使ってるから、ムダに画面がキレイで、だからこそヨケイにイライラしちゃう。見た目からしてポンコツの車なら、スピードが出なくても納得できるけど、見た目は最新型のスポーツカーなのに、運転してみると激しく遅い‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、今日、知り合いの事務所に行って、使ってないパソコンを借りて、自分のお仕事をしてたんだけど、「Windows 7」ていうのかな? ウインドウズの最新のOSは、完全にストレスフリーの速さだった。それで、お仕事をしながら、YOU TUBEを見てみたり、画像ファイルが多くて重たかった自分のファイルを整理したり、「サンシャイン牧場」に収穫に行ったり、うちのパソコンからだと重たくてアクセスする気にならない人たちのブログを覗いたりって、この際だから、重たいことをカタッパシから片づけちゃった。もちろん、カンジンのお仕事に関しても、入力だけして山積みにしてた半年ぶんのデータをすべて整理して、気持ちよく新年を迎えられることになった。

で、この事務所ってのは、今年、あたしが一番多く一緒にお仕事をしたN子の事務所で、N子と言えば、人の言ったことを聞き間違えることでオナジミだ。前にも、「トコパシのバーゲン」を「常盤橋(ときわばし)のバーゲン」に聞き間違えたり、「オーダーメイドのバッグ」を「織田無道のバッグ」に聞き間違えたって話を書いたことがあるけど、今日は、1年のシメククリにふさわしいのが炸裂しちゃった。午後になって、N子がコーヒーをいれてくれたから、ちょっと休憩してたら、事務所に顔を出したヘアメークのY太郎がやって来て、3人でナニゲない雑談になった。


きっこ 「それにしても、今年は、大物がたくさん亡くなったわよね」

N子 「マイケル・ジャクソンの急死には驚いたわね」

Y太郎 「うんうん、音楽界で亡くなった人が多かったね」

きっこ 「あたしは、特に、川村カオリさんと忌野清志郎さんの訃報がショックだったわ。あとは、これは大往生だけど、レス・ポールが亡くなったのもショックだった」

N子 「清水由貴子さん、加藤和彦さん、ノムヒョン元大統領のように、自殺も多かったよね」

きっこ 「大原麗子さん、南田洋子さん、森繁久彌さん、山城新伍さん、牟田悌三さん‥‥やっぱり、俳優さんが多かったわね。あとは、クレヨンしんちゃんの臼井儀人さんが山で亡くなったし‥‥」

Y太郎 「演劇界の森繁久彌さんを筆頭に、落語界の三遊亭円楽さん、プロレス界の三沢光晴さん、日本画界の平山郁夫さんなど、各界の大物が亡くなったのも印象的だったね」

きっこ 「まさに『巨星、堕つ』って感じの訃報が相次いだ1年だったわね」

Y太郎 「そうそう、ニュースとかで『巨星、堕つ』って言葉を何度も聞いた気がするね」

N子 「でもさあ、『巨星、おつ』って、なれなれしいっていうか、ちょっと失礼な言い方だと思わない?」

きっこ・Y太郎 「えっ?」

N子 「亡くなった人に対して言うんだから、『おつ』なんて略さないで、ちゃんと『お疲れ様』って言ったほうがいいと思うんだけど‥‥」


‥‥そんなワケで、N子は、「巨星、堕つ」の「堕つ」のことを「お疲れ様」の省略だと思ってたワケで、この言葉を耳にするたびに、N子の頭の中には、「巨星、乙」って表示されてたワケだ。これには、今まで数々のN子のトンチンカン発言を聞いて来たあたしも、N子と長年の付き合いのあるY太郎も、一緒に噴き出しちゃった。でも、この「おつ」を「お疲れ様」のことだと思い込んでたのなら、「なれなれしい」とか「失礼」だって思うのは当然だ。森繁久彌さんが亡くなった時に、「巨星、乙!」なんて言ったら、ホントになれなれしい。N子の言う通り、ちゃんと「巨星、お疲れ様でした」って言わなきゃ失礼だ。

でも、普通、こんなふうに思い込むもんなのかな? 耳で聞いただけなら、こんなふうにカン違いする可能性もあるだろうけど、30年近くも生きてくれば、スポーツ紙や雑誌の見出しとかで、一度や二度は「巨星、堕つ」って文字を目にしたことがあると思うんだけど‥‥って言っても、アベシンゾーやフロッピー麻生のように、大学を出て総理大臣にまでなったような人間でも、中学生レベルの言葉も知らなきゃ漢字も読めないんだから、20代のヘアメークが「巨星、堕つ」って言葉をカン違いしてても、そんなにおかしなことでもない感じもする。

ま、N子のことはいいとしても、問題なのは、こんなに面白いカン違いを聞かされちゃったあたしのほうだ。あたしは、これから、各界の大物が亡くなった時に、この「巨星、堕つ」って言葉を耳にするたびに、絶対に「巨星、乙」って文字に脳内変換されちゃって、不謹慎にも「ププッ!」って噴き出しそうになっちゃう気がする。マンガを描かないマンガ家の蛭子能収さんが、お葬式で木魚の音を聞くたびに笑いが止まらなくなり、下を向いて手で顔を隠して「クックックックッ‥‥」って泣いてるフリをしてゴマカシ続けてることは周知の事実だけど、あたしも、「巨星、堕つ」って言葉を聞くたびに、泣いてるフリして笑いをゴマカス必要に迫られそうな予感がする。

そんなこんなで、今年は、各界の大物が次々と亡くなった他に、「自民党」っていう政党も政権与党の座から「堕ちた」ワケだけど、これは、多くの良識ある国民が長年望んでたことだから、今年の最大のニュースになった。そして、下野したあとの自民党の右往左往ぶりを見てると、まるでギャグマンガの世界みたいで、もはや失笑しか起こらない。コイズミのバカ息子なんかに頼るしかないクセに、偉そうにハトポッポ政権を批判するなんて、あまりにも情けなくて、もはや「虚勢、乙!」って言葉しか掛けられない。

‥‥そんなワケで、1年のシメククリにこんな話題を書いてるあたしも情けないけど、明日の大晦日は、お部屋のお掃除をしたり、バスルームのお掃除をしたり、ベランダのお掃除をしたり、水槽のお掃除をする上に、母さんとお正月を過ごすための準備もあるので、想像しただけで、もうクタクタだ。だから、年末のバタバタしてる時に日記を読みに来てくれた人には申し訳ないけど、今日の日記は中途半端に短めにして、明日の日記でちゃんとシメククろうと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.12.29

月の引力、ツキの魔力

今日で3連単‥‥じゃなくて、3連チャンになっちゃうけど、またまたメールがたくさん届いてるので、1年のシメククリだし、おめでたいことはみんなで分かちあいたいので、チョコっとご紹介させていただくことにした。


お名前:レムオル
コメント:こんばんは、レムオルと申します。競馬の件しかメールしていなくて申し訳ございません。でも、今日もお礼が言いたくて大井競馬場から帰宅してすぐにメールを送信しています。というのは、本日大井競馬場で行われた東京大賞典で、きっこさんがロールオブザダイスを薦めていたのを見て、三連単を的中させていただきました。元々、今年の中央競馬で一番勝数の多いジョッキー(内田騎手)が乗る2番人気の馬と二番目に勝数の多いジョッキー(武豊騎手)が乗る1番人気の1,2着は堅いと思っていました。また、きっこさんの予想は1回おきに的中と不的中を繰り返すというジンクスがあったため、来ても3着かなという考えから、ロールオブザダイスを3着に固定して、武豊騎手と内田騎手をそれぞれ1,2着にした三連単を100円ずつ2点購入しました。したら、なんと200円の投資が11;310円になりました。きっこさんの予想は中央競馬のみではなく地方競馬にも通用するとは恐れ入ります。せっかくの有馬記念予想を十分に生かせずに、投資よりも換金の方が少なくなってしまった自分には十分すぎる結果でした。これで2009年終わり良ければ全て良しの気分になれました。本当にがとうございました。追伸:JRAの即パットに当たるSPAT4というものもありますよ。また、場外馬券販売所が都内では汐留と後楽園にありますよ。


レムオルさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、今日の「東京大賞典」は、1着が14番のサクセスブロッケン、2着が13番のヴァーミリアン、3着が3番のロールオブザダイスで、JRA勢がワンツースリーを決めた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、もう1通、とっても嬉しいメールをいただいたので、ちょっと長いけど、省略しないでご紹介する。


件名:きっこさんに感謝です!
お名前:K子
コメント:きっこさん初めまして。川崎在住の30代、K子と申します。今日はどうしてもきっこさんにご報告とお礼を申し上げたくてドキドキしながらメールしています。今日、ダンナが競馬場にいくというので、私も連れていってもらい、きっこさんの予想を参考にして生まれて初めて馬券を買ったら、見事に大当たりしました!!競馬に詳しいダンナに聞いたら「ヴァーミリアンとサクセスブロッケンの二強は外せない」というので、もう一頭をきっこさんが予想したロールオブザダイスとセイリュウザクラにして、三連複で3-13-14と7-13-14を1000円ずつ買いました。買い方がわからないのでダンナに買ってもらいましたが、きっこさんが「競馬は2000円まで」といっていたので私も真似をしました。そうしたら3-13-14が的中して4万円以上になったのです!ダンナはビギナーズラックだといっていますが、いろいろな組み合わせを何通りも買っていたのに当たらなかったので悔しそうでした(笑)実は、きっこさんにお礼というのは、競馬の予想のこともありますが、もうひとつあるのです。うちのダンナは昔から大の競馬ファンなのですが、私は競馬に興味がなかったので、毎週日曜日はダンナは朝から競馬場へ出掛けるか家でラジオとテレビで競馬観戦、私は読書をしたりネットをしたりと別々の休日を過ごしていました。うちには子供がいないので、以前はふたりで出掛けたりもしていたのですが、ここ数年はそうしたこともなくなりました。週末になるとダンナはスポーツ新聞の競馬欄を見ながら食事をするので、食事中も会話がありません。先週末もダンナはスポーツ新聞を見ながら箸を動かしていたので、私はきっこさんの日記の受け売りで「有馬記念はドリームジャーニーが勝つわ」といってみたのです。競馬に興味のない私がそんなことをいったので、ダンナは驚いた顔をしていましたが、とても嬉しそうに「素人だな。明日はフォゲッタブルだ。」といっていました。そして日曜日、私はダンナと一緒にテレビ観戦していて、きっこさんの予想通りにドリームジャーニーが1着になったので驚きました。ダンナの予想は外れましたが、久しぶりにふたりで盛り上がってとても楽しい一日を過ごすことができました。そして今日、ダンナが競馬場へいくというので、思いきって「私もいきたい」といってみました。初めての競馬場は物凄い人出で大変でしたが、ダンナが数年ぶりに手を繋いでいてくれました。レースの迫力、地鳴りのような歓声、的中した興奮、どれも初体験でまだ夢心地です。4万円も当たったので、帰りにはふたりでちょっと豪華な食事をして、競馬の話題で盛り上がりました。まるで新婚時代に戻ったように楽しい一日でした。これからは日曜日が来るのが楽しみになりました。これも、きっこさんが競馬の予想を日記に書いてくださったことがきっかけです。本当にありがとうございました。初めてのメールで、こんなに長々と書いてしまって申し訳ありません。きっこさん、どうぞ良いお年をお迎えください。


K子さん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、予想が的中したこともおめでたいけど、2人で一緒に楽しめる趣味が見つかったことのほうがおめでたい。ただ、あんまり夢中になりすぎて、生活に支障が出るほど突っ込んじゃうとマズイので、別にあたしのマネをして「2000円まで」にする必要はないけど、自分の使っていい金額を決めて、その中で楽しんで欲しい‥‥ってワケで、あたしは、昨日の日記の最後に、こんなふうに書いた。


「この流れが続いてるのなら、明日の「東京大賞典」は、弐号機のヴァーミリアンも気になるけど、「有馬記念」でお誕生日を迎えた早希ちゃんが、またサイコロを振って「夢の旅路」を続けてくんだから、やっぱり、ロールオブザダイスだろう。そして、早希ちゃんと言えば「桜」だから、セイリュウザクラも要チェキだ。」


「この流れ」ってのは、もちろん「エヴァンゲリオン予想」の流れってことで、あたしが「東京大賞典」に注目してたのは、JRA(中央競馬)と地方競馬との混合戦だったからだ。大井競馬場の通常のレースなら、あたしが予想して来たJRAの競馬とは関係ないけど、今回の「東京大賞典」は、14頭のうち6頭がJRAから参戦した統一レースだったので、もしも「エヴァンゲリオン予想」が「有馬記念」で終わってなければ、このレースでもエヴァンゲリオンに関連した馬が勝つと思ったからだ。

そして、このレースの結果を見て、来年の「金杯」からも「エヴァンゲリオン予想」を続けてくか、それとも「プリキュア予想」や「犬夜叉予想」に衣替えするか決めようと思ってた。だって、「金杯」の結果を見てからじゃ遅いからだ。それで、この「東京大賞典」を「エヴァンゲリオン予想」してみて、トンチンカンな結果になれば、「エヴァンゲリオン予想」は「有馬記念」で終わったって判断して、来年の「金杯」からは、別の予想をスタートさせるつもりでいた。

だけど、またまた3頭のうち2着と3着が当たるっていう「エリザベス女王杯」の時とおんなじ結果になった。その上、あたしが気にしてたもう1頭のセイリュウザクラは、ずっと遅れたドンジリの惨敗だった。これは、「後出しジャンケン」になっちゃうけど、早希ちゃんの相方のリンちゃんが「桜」を卒業したことによって、事実上、「桜」は消滅しちゃったワケで、そう考えると、ツジツマが合うようにも思えて来る。ようするに、「マイルチャンピオンシップ」の時のサンダルフォンとおんなじなのだ。

あたしは、「マイルチャンピオンシップ」の前に、エヴァンゲリオンの「マグマダイバー」の夢を見た。あたしがアスカの弐号機に乗って、火山のマグマの中に入ってって、第8使徒サンダルフォンと戦うんだけど、あたしは負けそうになる。そこに、アスカが乗った弐号機が現われて、2機の弐号機でサンダルフォンを殲滅する‥‥って夢だ。そして、目が覚めて、気になったから、「マイルチャンピオンシップ」の出走登録馬の一覧表を見てみたら、そのものズバリの「サンダルフォン」ていう名前の馬がいたもんだから、ビックル一気飲みしちゃったってワケだ。そして、その時の日記には、こんなふうに書いた。


「あたし自身、夢にサンダルフォンが出て来たから、競馬でもサンダルフォンが入賞するのか、それとも、夢でサンダルフォンを殲滅させたから、競馬でもサンダルフォンが負けちゃうのか、いったいどっちなんだか、なかやまきんに君の上腕二頭筋に聞いても分からないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?」


‥‥そんなワケで、「金杯」の「エヴァンゲリオン予想」は、年が明けてからゆっくり楽しむことにして、今日は、他にも、マリンちゃん並みにスーパーラッキーな人たちからのメールをご紹介してくので、1年の終わりに、気分だけでも「幸運のお裾分け」を味わって欲しい。


件名:堕ちたり昇ったりです。
お名前:yama
コメント: きっこさま、こんばんは。昨日、有馬記念をゲットしたとメールしたyamaです。がくっ!やっぱり競馬は、トントンでしたぁ・・・されど、きっこさまのお告げパワー凄し!2日間波乱万丈ですわ。本日、仕事も早く終わり、娘がスウェットを欲しいというので、ユニクロに行きました。自分も980円の服を買いつつ、結局1万円くらいになりました。5千円以上買うと1万円キャッシュバックのクジが引けるのですが、昨日からついている私は、今ついてるからなぁと自らくじを引き、妻も娘同意で引いたのでした。なんと大当たりで1万円ゲットしました~!凄い!こんなに臨時収入あっていいのか?という勢いです!そして、まだ場外開いてるようだったので、私は昨日の当たり馬券片手に行きました。「払い戻しは地下一階でーす!もうすぐ閉まりまーす!」の警備員の声を聞きながらぎりぎりセーフでした。しかし、馬券を挿入して、でできたのは、な、なんと3700円ではありませんか!3万円オーバーのつもりでしたー。そうです、オッズも見てなかったし、結果に驚きすぎて1桁間違えてたんです!こんな間違いは今までなかったのに~大ショック!めっちゃ暗い気分で家路に着きました。でも、帰ってから、いつものようにパソコンをつけると、ネットバンクから入金のお知らせです。何やろ?めったに入金ない口座やのに・・・な、なんと1万円の入金がありました。これは、殆ど手つかずの私のブログに貼り付けてるPCソフト案内のアフィリエイトからの収入でした。とにかく、ほっとしました。まあ、なんやらかんやらで笑い話で済んでよかったのですが・・・何と息子が先ほどバイト先から帰ったのですが、忘年会もどきのくじ引きでNintendo Wiiを当ててきたではありませんかー。きっこさまの恐ろしさを感じた今日この頃です。凄すぎる!運をもたらしてくれたのは先日のウンコネタ?きっこさまもよいお年を!


yamaさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、yamaさんは、昨日、すごくコーフンした感じのメールをくださって、配当金を奥さんや子供にも分けるなんて書いてあった。だけど、yamaさんが買ったのは、「9番から、1、2、3、4、5、6番への6通りの馬連を各500円、合計3000円也」って書いてあった。馬連の2-9は740円だったから、500円買ってても3000円の投資なら「ちょい浮き」くらいなのに、ずいぶん喜んでるな~って思ってた。そしたら、やっぱり、1ケタ間違えたのね。あたしも「ジャパンカップダート」の時に、100円が24600円になったって大喜びしたら、あたしか1ケタ間違えてて、2460円だったってことが分かって、ヒザカックンになっちゃった(笑)

それでも、yamaさん、勝ちは勝ちだし、何よりも思い切って馬券を買いに行ったことで、とっても楽しくレースを観戦できたと思う。そして、お金の配当以上に、ワクワクしたりドキドキしたり、たくさんの「心の配当」をもらえたと思う。それで、「心の配当」で心が満たされてたからこそ、ツキがツキを呼び、ユニクロで1万円当たったり、忘れてたアフィリエイトで1万円の入金があったり、息子さんがWiiを当てたりできたんだと思う。

誰もが思い当たると思うけど、世の中って、いいことと悪いことが交互に起こるよりも、いいことばかりがポンポンと続いたり、悪いことばかりが連鎖したりすることのほうが多い。ツイてる時なら、何をやってもうまく行くし、逆に、ツイてない時なら、段差のない歩道でも転んだりしちゃう。そして、ツイてる時でも、その「ツキ」に種類がある。人間関係がヤタラとスムースに行く「ツキ」とか、自分が通過したあとに事故渋滞が起こる運転上の「ツキ」とか、人気ラーメン店の行列に並んだら自分のとこまでが食べられた「ツキ」とか、いろんな種類がある。

そして、ギャンブルの「ツキ」も1つのジャンルなんだから、パチンコで大勝ちして、そのノリで馬券を買ったら大当たり、なんて話もよく聞く。だから、「パチンコの負けを競馬で取り返そう」なんてのは愚の骨頂で、ギャンブル運が離れてる時に別のギャンブルをするなんて、自分からワナにはまりに行くようなもんだ。そして、競馬での的中が続いたのなら、それはギャンブルの「ツキ」の波に乗ってる時なんだから、ついでにナンバーズやロト6を買ってみたり、福引を引いてみたり、雑誌の懸賞に応募してみたり、いろいろとやってみるべきなのだ‥‥ってことで、こんなメールもご紹介しよう。


件名:ブルーハーツの純金の盾
お名前:FY
コメント:きっこさん お久しぶりです。有馬記念などの勝利おめでとうございます。競馬好きの私はきっこさんの予想のお蔭で毎週さらに楽しく競馬予想が出来ました。さてブルーハーツの純金の盾ですがやっとやっと到着しましたのでご報告させて頂きます。当初11月の中頃に発送との事だったのですが、連絡もないまま一ヶ月が過ぎ、もしや、あれは何かの間違いだったんじゃ。。。。。と不安になりましたがやっと到着しました。もうひとつびっくりしたのが5000円分のクオカードが、私と相棒(同居人)2人とも当選していたのです。純金の盾だけでも十分なのにさらにクオカード2枚なんてなんだか凄くラッキー続きで今年を締め括れました。コレもきっこさんのお蔭です。本当にありがとうございました。お母様共々どうか良いお年をお迎え下さいね。それではご報告まで。


Fさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、Fさんのことは、10月6日の日記、「幸せの分かち合い」で紹介したので、覚えてる人も多いと思うけど、「きっこのブログ」で皆さんにオススメした懸賞で、時価100万円相当の「純金の盾」をミゴトに当てた強運の持ち主だ。もちろん、これは、宝クジみたいな他力本願なものじゃなくて、ブルーハーツの曲を自分の好みとセンスでメドレーにして、投票で人気の高かった作品の中から抽選で選ばれるっていう、自力と他力が半々の懸賞だった。つまりは、競馬やパチンコや麻雀とおんなじってワケで、「ツキも実力のうち」って言葉がピッタリの勝利だった。

そんなFさんに、さらに5000円のクオカードが当たったのは、完全に「ツキ」の波に乗ってるからだし、同居の相棒にまで当たったなんて、杉下右京もビックル一気飲みだ(笑)‥‥ってワケで、これは、Fさんの「ツキ」が、周りにも波及するほどのビッグウェーブだってことになる。3日後の1月1日のお元日には、晴れてればニポン全国で「月食」が見られるから、Fさんも相棒と一緒にぜひ見て欲しい。お元日に「月食」が見られるのは、ニポンの歴史で初めてのことで、「部分月食」だけど、こんなにおめでたいことはない。夜明け前の4時ころから月が欠け始めて、4時20分ころに最大に欠ける。それでも1割ほど欠けるだけだけど、ニポン初のお元日の「月食」を拝めば、「月」の引力で「ツキ」を引き寄せて、さらが運がアップすることウケアイだ。

‥‥そんなワケで、他にも、「きっこのブログ」で紹介した「ライトオン」のデニムパンツを買ったら、シルバーのキーチェーンが当たったって人や、あたしが大好きなパチンコ台として取り上げた「桃キュン剣」を打ちに行ったら500円で確変を引いて7連チャンしたって人とか、いろんな幸せの報告が届いてる。あたし自身も、カラリオのプリンターとか、プレステ2とドラクエ8のセットとか、ニコンの双眼鏡とか、いろんなものが懸賞や福引で当たってるので、クジ運はいいほうなんだと思うけど、それでも、当たる時にはポンポンと連続して当たる反面、当たらなくなると、半年とか1年とか当たらない期間が続く。そして、そんな時には、麻雀を打ってても、シャボ待ちを嫌ってリャンメン待ちでリーチしたら、1巡目にシャボ待ちのほうを引いてきちゃったりする。逆に、懸賞が当たり続けてる時には、1、2、3、3、4、6、7、8、9のマンズで、6を切ってリャンウーワン待ちにしないで、3を切ってカンウーワン待ちにしても、一発でカンチャンズッポシの上に裏まで乗ってハネたりしちゃう。だから、馬券は買えなかったけど、今日の「東京大賞典」で「エヴァンゲリオン予想」の波に乗ってることだけは確信できたから、もう少し、この波に乗り続けてこうと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.28

メジロ一族の野望

昨日の今日ってことで、まだまだたくさんのメールが届いてるので、せっかくだから、当たった人、ハズレた人、惜しかった人、いろいろと取り混ぜて、今日も何通か紹介しようと思う。中には、あたしも気づかなかったキーワードから、さらにテンポイント‥‥じゃなくて、ピンポイントで的中させてる人もいて、今後の参考にもなるので、「いかがお過ごしですか?」はナシにして、タターッと行ってみようと思う。


件名:有馬記念!
お名前:けんけん
コメント:いや~きっこさんのおかげで、昨晩はいいお酒飲めましたよ~ありがとうございます~僕は少し絞ってドリームジャーニーとブエナビスタの二頭軸の1枠・2枠・3枠馬流しの3連複でいきました。きっこさん金杯もお願いします!


件名:流石、お見事です!
お名前:昔日の勝負師
コメント:前略 有馬記念で初の3連単的中おめでとうございました。小生は無念な結果に終わりましたが「きっこの日記の読者の多くは的中してルンルン気分を満喫しているだろうな・・」と思うと、羨ましさより何故か温かい思いが胸中に溢れて「良かったな」と独白しておりました。でも、不思議ですよね。貴女のエヴァリンゲン予想がこんなに当るなんて・・。「心潔き者に幸い在れ」と天の神が思し召されているのかな?今年1年有難うございました。来年も様々な情報をお知らせ下さい。


件名:有馬記念
お名前:ただむね
コメント:こんばんは、きっこさん。有馬記念的中、すごいですね。ちなみに私は素直にきっこさんの予想に乗らず、きっこさん推薦のドリームジャーニーからはいろいろ流したんですが、これだけは譲れない!とばかりに一番人気ブエナビスタを切ってしまった為、ハズレとなってしまいました。ただ、嫁のお母さんが有馬記念ということで今回予想され、私に購入を頼まれた馬券はドリーム-ブエナがしっかり入っていたので的中となりました。やはり女性には何か男性とは違う思考回路があるようですね。今後も競馬に限らず何かひらめくことがありましたら日記で教えてくださいまし。では、失礼いたします。


件名:当たった・・・
お名前:仙台のガキ
コメント:凄いですね~メジロからみでドリームジャーニーの爆走予想。ええ買いましたよ。枠で1-5, 2-5 3-5 5-6。配当はビミョウでしたけど、きっこさんのブログでメールを紹介されたし(恥ずかしい)有馬も当たったし良い感じで来年を迎えられます。ありがとうございました。いままでROMでしたけどこれからはランキングにポチっと押しますからね(^^


件名:またしても拾い損ねました
お名前:aone
コメント:きっこさん、こんにちは。2度目のメールになります。本当にすごいですね、エリザベス女王杯からの予想。自分は去年の有馬のときも今年もずっときっこさんが予想を書いてくださるたびに競馬に参加しているのですが、あと一歩のところではずしまくっています。今後こそははずさないようにと何度もメールを読み返して、1着はドリームジャーニーを本線としてリツコの黒いキャミと赤いジャケットから勝負服に目をつけると1番2番9番だけが赤と黒を使っていてしかも全く同じ勝負服。白いパンプスってことは足が白い馬だと思い写真や調教の映像を観ると、1番と6番は白い足を確認できました。あとははっきりと見えなかったのですが、レース直前にテレビをみたら、2番のブエナビスタも片足が白いことを発見。こんなにもたくさんの情報があったのに迷いに迷って色々と手を広げて9-1-2、9-1-6、9-2-1などは買っているのに9-2-6は買えませんでした。情けないやら悔しいやら、1枠2枠3枠と赤と黒の勝負服に白い足で1番2番6番に絞れたからジャーニーを頭にして6点買いで万馬券をゲットできたのに~。冷静さを失っていました。と悔やんではみても時間は戻りません、元がとれればいいやと抑えた馬連でとりあえずマイナスにはならなかったのがせめてもの救いです。次の予想も楽しみにしています。ではお体に気をつけて良いお年をお迎えください。


件名:ありがとうございます
お名前:ヤスシ
コメント:はじめまして、毎朝出社後トイレで日記を拝見するのが楽しみなアラフォー独身のヤスシと申します。おかげさまで有馬記念、3000円投資、的中10,000円ちょい、と少額ながら勝ちましたので思わず初めて筆をとらせていただきました。ドリームが来るということで2-9に絡め馬連、三連複、とりました!しかし小心者なのでさすがに三連単は手が出せません(笑)。まだまだですね~きっこさんの予想で今年の累計成績はチャラまで持ち直しました!


件名:暴走モード突入しましたね!
お名前:SH
コメント:きっこさん、こんにちは。もう沢山のメールが届いていると思いますが、私もきっこさんのお陰で有馬記念をゲットさせていただきました!ありがとうございました!きっこさんは石川喬司先生のお宅にメジロが舞い降りた偶然から5枠9番のドリームジャーニーを軸にして、葛城ミサトの服装から白の1枠、黒の2枠、赤の3枠へ流すと書いていましたが、私はそのほかにきっこさんの記述に注目した点があります。きっこさんはしきりに前回のレースが沈黙したから今回の有馬は暴走するということを書かれていて、パチンコの一番好きな演出として「エヴァンゲリオン初号機、完全に沈黙」→「後」→「暴走モード」という流れを解説した中で、1、3、5のチャンス目についても触れていました。そこで私はこれらの予想を総合的に見て、2枠は捨てて、1枠、3枠、5枠のチャンス目だけに絞ることにしたのです。5枠のドリームジャーニーを軸にして、そこから1枠の2頭と2枠の2頭への3連複、4種類の組み合わせを1000円ずつ買ったところ、見事に1枠、3枠、5枠のチャンス目で暴走モードが炸裂!テレビ観戦していて鳥肌が立ちました!投資額を引いても5万円ゲットしました!今年はボーナスがもらえず、正月に実家に帰るのを諦めていたのですが、きっこさんのお陰で帰れるようになりました。本当にありがとうございました!きっこさんもお母様と良いお年をお迎えくださいね!


けんけんさん、仙台のガキさん、ヤスシさん、SHさん、おめでとうございます♪ そして、昔日の勝負師さん、ただむねさん、aoneさん、惜しかったですね! 他にも、メールをくださった皆さん、どうもありがとうございました♪‥‥ってことで、とっても素晴らしいレースだったので、当たった人も、ハズレた人も、惜しかった人も、みんな「心の配当」はタップリと得られたと思う。

で、メールをくださった人の中には、最後に紹介したSHさんとおんなじに、あたしがパチンコの「1」「3」「5」のチャンス目から「暴走モード」へ突入するって書いたことに目をつけて、1枠、3枠、5枠だけに絞り、少ない選択肢で的中させた人が何人かいた。あたしは、自分で書いときながら、そこまで頭が回らなくて、3連単を10通りも買っちゃった。10通りも買ってれば、何も考えずにデタラメに買っても、そこそこは当たりそうな気がする。だから、やっぱり、3連単や3連複の場合は、3点から5点くらいに絞って的中させないと、ホントの意味で「的中させた」とは言えないと思った。

それに、10通りの予想を5通りに絞れば、1点に賭ける金額を2倍にできるんだから、当たった時には配当が2倍になる。3通りに絞れば3倍になるし、1点だけの予想で当たったら10倍だ。そう考えると、100円ずつ10通りに賭けるよりも、200円ずつ5通りに賭けたほうがいいし、できることなら、1000円を1点に賭けるのが理想的だ。ただ、そうなると、当たる確率は反比例しちゃうワケで、枠連や馬複くらいならいいけど、3連単や3連複はリスクが大きすぎる。やっぱり、あたしの場合は、3連単や3連複は、基本は1点100円、ムリしても200円てのが自分の背丈に合った楽しみ方だと思った‥‥ってことで、石川喬司先生がお祝いのメールをくださったので、ご紹介させていただく。


件名: メジロの賛馬
日時: 2009年12月27日
名探偵キッコナン殿、おめでとうございます。
土曜日の阪神競馬3レースで11-16-4(いいいいセックスよ)と入り、三連複177万4500円、三連単1184万9250円! のニュースに興奮したのもトコノマ、有馬記念が見事な<メジロの賛馬>で決まり、さすが<鳥(獲り)モチの樹>とレース後、幹を撫で撫でいたしました。もっとも、私は馬単、馬複をささやかに取っただけで、それぞれ一点買いの三連単、三連複は残念ながら1、2、4着でした。
メジロ一族には思い入れが深く、メジロムサシという馬がパリの凱旋門賞に挑戦したとき(1972年)は、馬主、調教師、評論家、競馬記者などと応援ツアーに出かけ、バッキンガム宮殿よりは厩舎を、コロシアムよりは調教場を、ミロのビーナスよりは馬の顔を‥‥と競馬アニマルぶりを発揮、シャンティの森の優雅なレストランでもレースの時間ばかりを気にする一同に、現地に日本競馬国際化の拠点を築きつつあった野平祐二さんが苦笑されたことを懐かしく思い出します。その野平騎手が騎乗したメジロムサシは、逃げてよれよれになったスペインの牝馬を抜いただけのブービーでした。
有馬記念は紅白歌合戦と並ぶ歳末の国民的行事、つまり紅白ウマ合戦である--と私が力説していた頃の話で、競馬場帰りの懲りないファンが、♪有馬がダメなら、東京大賞典があるさ、それもダメなら、金杯があるさ、とオケラ街道で歌うのは今も変わらないようですね。
きっこさんの卓抜予想で、新年も<金杯で乾杯> の喜びを!


石川先生、いつもありがとうございます♪‥‥ってことで、3連単で1184万9250円てことは、100円が1184万9250円になったってことだから、もしも1000円買ってたら、1億円以上になってたワケだ。つーか、こんなにスゴイ配当なら、すべての組み合わせを100円ずつ買ってても、ものすごく儲かっちゃうだろう。18頭のレースなら、3連単のすべての組み合わせは、「18頭×17頭×16頭=4896通り」ってワケで、ぜんぶを100円ずつ買ったら、48万9600円になる。これが1184万9250円になるんだから、差し引き1100万円以上も儲かるワケだ。ま、こんなチョー万馬券も飛び出すのなら、1点100円ずつ買ってるあたしの方式でも、そのうち100万円くらいなら当たりそうな気もするから、今のスタイルで続けてこうと思う。

でも、そんなことよりも、あたしが生まれた年に、「メジロ一族」のメジロムサシって馬が、ニポン代表としてパリまで行って、それを追いかけて石川先生もパリに行ってただなんて、ものすごい巡り合わせだと思う。ちなみに、こないだの日記、「コジツケる人たち」で、「有馬記念はその年の世相を反映する」ってことを書いた時に、あたしの生まれた1972年は、一番大きな事件が「浅間山荘事件」で、最初に殉職した警部が高見繁光さんていう人で、この警部の名前の「繁光」の「光」と、「浅間山荘」の「浅間」とで、この年の「有馬記念」は、1着がイシノヒカル、2着がメジロアサマだったってことを書いた。

それで、ちょっと調べてみたら、このメジロムサシは、メジロアサマと一緒に、その1年前の1971年の「有馬記念」に出走してたことが分かった。でも、メジロアサマのほうは、流行してた馬インフルエンザに感染しちゃって出走を取りやめて、メジロムサシだけが1番人気で出走した。だけど、実はメジロムサシも馬インフルエンザに感染してたみたいで、いつもの走りができなくて、惨敗しちゃったそうだ。ちなみに、この年の春、「天皇賞」の前走の「目黒記念」では、1着がメジロムサシ、2着がメジロアサマっていうワンツーフィニッシュを決めて、「目黒記念」ならぬ「メジロ記念」だなんて言われたそうだ。

1971年の「有馬記念」で、病気で出走を断念したメジロアサマと、1番人気でありながら、体調不良で惨敗したメジロムサシ。そして、リベンジを誓った翌年、1972年の「有馬記念」でも、がんばったけど2着に甘んじたメジロアサマ。そんなメジロアサマの孫がメジロマックイーンだけど、メジロマックイーンも、1991年の「有馬記念」で、ダイユウサクに敗れて2着になってる。そして、そのメジロマックイーンの孫のドリームジャーニーが、「メジロ」の名こそ冠してないけど、メジロムサシ、メジロマックイーンと続いて来た37年もの旅路の果てに、ついに「夢」を成し遂げたってことになる。

細かいことを言うと、1987年にはメジロデュレンが優勝してるし、メジロマックイーンが敗れた翌年の1992年には、メジロパーマーが優勝してる。でも、メジロデュレンはメジロマックイーンの兄弟だけど、メジロパーマーは「メジロ」の名を冠してるだけで、メジロマックイーンとは血筋が違う。だから、今回のドリームジャーニーの優勝こそが、ホントの意味での「夢の旅路」だったのだ。ただ、ここにも「不思議な偶然」があって、メジロデュレンが優勝した年とメジロパーマーが優勝した年は、両方とも、今回とおんなじに、稲垣早希ちゃんのお誕生日の12月27日に「有馬記念」が開催されてるのだ。

‥‥そんなワケで、石川先生がメジロムサシを追ってパリまで行った1972年に、あたしが馬れ‥‥じゃなくて、あたしが生まれ、メジロアサマは「有馬記念」で2着に破れたワケだけど、それから37年もの月日が流れた今年の「有馬記念」で、石川先生のお宅のモチの木にメジロが舞い降りて、18頭の中で唯一、「メジロ一族」の血を引くドリームジャーニーが優勝しただなんて、ホントに、いろんな意味で因縁を感じた。そして、この流れが続いてるのなら、明日の「東京大賞典」は、弐号機のヴァーミリアンも気になるけど、「有馬記念」でお誕生日を迎えた早希ちゃんが、またサイコロを振って「夢の旅路」を続けてくんだから、やっぱり、ロールオブザダイスだろう。そして、早希ちゃんと言えば「桜」だから、セイリュウザクラも要チェキだ。だけど、JRAの「即PAT」じゃ馬券が買えないから、あたしは、指をくわえて見てるだけの今日この頃なのだ。


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唐沢俊一氏の疑惑検証本の第2弾が完成

「唐沢俊一氏の疑惑検証本の第2弾が完成」(世田谷通信)

インターネット上の個人のブログやメルマガの記事を丸ごと盗み、語尾や単語の順列を入れ替えただけで「自分の書いた文章」として書籍を出版したり雑誌の連載を書いているとの疑惑が指摘されている唐沢俊一氏(51)だが、唐沢氏のこれまでの盗作疑惑を検証した「唐沢俊一検証本 Vol.1」に続いて、今度は唐沢氏の「ガセ」を検証した「唐沢俊一検証本 Vol.2」が完成した。今回の検証本では、唐沢氏がこれまで出版して来た書籍や連載の中の「事実とは異なる部分」について徹底検証しているほか、唐沢氏がこうした状況に陥っていまった人間性などについても独自の考察を書き下ろしている。著者のkenshouhan氏によると、唐沢氏のガセはあまりにも多く、1冊ではとても取り上げきれなかったため、「ガセビア編はいずれPART2をやります。ネタだけはたくさんありますから」とのこと。また今回は唐沢氏の著作「昭和ニッポン怪人伝」(大和書房)の内容のおかしな部分をすべて検証した「トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界」も同時に発売するとのことで、唐沢俊一ウォッチャーの間では早くも予約が殺到している。前回の「唐沢俊一検証本 Vol.1」と同様に、今回も東京ビッグサイトでの「コミックマーケット77」(3日目/12月31日)で先行発売されるが、前回のように、わずか数時間で完売してしまうことが予想されるため、確実に入手したい人は中野の「タコシェ」に予約したほうが賢明であろう。(2009年12月28日)


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2009.12.27

夢の旅路の終着点

獲ったどぉ~~~っ!&早希ちゃん、お誕生日おめでとぉ~~~っ!‥‥ってワケで、兵庫県の「有馬温泉」をスタートして、「夢の旅路」を続けて来た稲垣早希ちゃんは、今日、12月27日がお誕生日ってことで、そんな記念すべき日に開催される「有馬記念」で、あたしの予想通りに、ドリームジャーニーが「夢の旅路」を駆け抜けてくれた!スタート直後、一番後ろに下がったドリームジャーニーは、リーチザクラウンに引っ張られてハイペースで進む一団に釣られることなく、自分のペースを維持しつつも、ジョジョに奇妙に前に出て行き、第4コーナーを廻ったとこでは、ちゃんと好位置につけてた。そして、天才的な脚で抜け出たブエナビスタを直線で射程距離に捕らえ、粘り強いスエアシでミゴトに差し切った!まさに、あたしの予想通りの快勝だった!

今回、あたしは、最初は、白いパンプス、黒いドレス、赤いジャケットっていうミサトの衣装から、1枠、2枠、3枠を中心に考えてた。だけど、23日の朝、ウグイスを見て、そのことを日記に書いたら、それを読んだ石川喬司先生から、「家の木にも緑色の小鳥が来た」っていうメールをいただいた。そして、その小鳥を「メジロじゃないか?」って推測したあたしは、18頭ぜんぶの血統を調べたら、たった1頭、9番のドリームジャーニーだけが「メジロ一族」の血を引く馬だってことが分かった。この「不思議な偶然」で、あたしは、一気にドリームジャーニーを軸にすることに車線変更した。

だけど、こないだから競馬を始めたばかりのあたしは、今回の出走馬の中で、名前を知ってるのは、マツリダゴッホ、テイエムプリキュア、ブエナビスタの3頭だけで、他の15頭は、みんな初耳の名前だった。だから、この「不思議な偶然」からドリームジャーニーに行き着いた時点では、この馬が人気のある馬だなんて知らなかった。だけど、あとから、2番人気だってことを知ったので、経験の浅いあたしでも、「こりゃあ手広く買うワケには行かないな」って思った。人気の高い馬を軸にするなら、あんまり手広く賭けちゃうと、的中してもトータルでマイナスになっちゃうからだ。それで、あたしは、絞れるだけ絞って買うことにした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ドリームジャーニーの1着だけは確信してたので、対抗をミサトのファッションのカラーの1、2、3枠だけに絞ることにした。だけど、ドリームジャーニーを軸にして、1、2、3枠の6頭すべての組み合わせをぜんぶ買うと、ものすごく手広くなって予算をオーバーしちゃうから、ここは、「エヴァンゲリオン予想」で、どうしても外せなかった白の1枠をメインの対抗にすることに決めた。ようするに、1着は9番のドリームジャーニー、2着は1番のアンライバルドか2番のブエナビスタに決めて、3着を1、2、3枠の残りの馬するって方式だ。

そして、いつもなら、気の弱いあたしは3連複を買うんだけど、今回は、今年最後のシメククリだし、1着がドリームジャーニー、2着がアンライバルドかブエナビスタって決めたから、初めて3連単で流してみることにした。あたしが買ったのは、9-1-2、9-1-3、9-1-4、9-1-5、9-1-6、9-2-1、9-2-3、9-2-4、9-2-5、9-2-6で、これだけでも10点もあるから、100円ずつなのに1000円になっちゃった。あとは、ドリームジャーニーの5枠から、1、2、3枠へ流した枠連、1-5、2-5、3-5を100円ずつ、続いて、ドリームジャーニーから白の1枠の2頭への馬連、1-9、2-9を100円ずつ、そして、応援の意味を込めて、7番のマツリダゴッホと12番のテイエムプリキュアの単勝を100円ずつ。これで、ここまでの合計が1700円になったので、残りの300円をドリームジャーニーの単勝に賭けた。

結果は、生まれて初めて3連単が的中して、9-2-6の100円が18890円になった。あと、枠連の1-5が510円、馬連の2-9が740円、単勝の9が1200円になって、ぜんぶで21340円の配当になった。2000円の投資で21340円の配当だから、なかなかの結果だったと思うけど、アレコレと変な買い方をしないで、3連単を200円ずつ買ってたほうが、もっと儲かってたんだって気づいて、我ながらシロートなんだってことを痛感した(笑)

それでも、今年最後のG1で、ちゃんとお財布のツジツマを合わせることができたし、何よりも、お金以上に、レースでコーフンすることができた。最後のドリームジャーニーとブエナビスタの競り合いは、ホントに素晴らしかったし、1着をドリームジャーニー、2着をブエナビスタにして3連単を買ってたあたし的には、すでにこの時点で心臓がドキドキして爆発しそうだった。そして、ドリームジャーニーが粘り強いスエアシでゴールを駆け抜けた瞬間、メジロが舞い降りた石川先生のお家の木が、「モミの木」じゃなくて「モチの木」だったってことの意味が証明されたみたいで、二重にも三重にも嬉しくなった。

‥‥そんなワケで、無事に「有馬記念」が終わったので、終わったら書こうと思ってたことを書いちゃうけど、あたしは、実は、ものすごくセコイことをしてたのだ。ウグイスとメジロの話から、ドリームジャーニーに行き着き、ドリームジャーニーが2番人気の馬だってことを知った時、あたしは、あんまり「不思議な偶然」を日記に書いちゃって、ものすごくたくさんの人がドリームジャーニーの馬券を買って、オッズが下がったらイヤだなって思った。それで、あえて書かなかったことが2つある。その1つが、今日、12月27日が、稲垣早希ちゃんのお誕生日だったってことだ。そして、もう1つは、今回の「西日本横断ブログ旅」で、早希ちゃんが「有馬温泉」をスタートしたのが、今年の「9月」だったってことだ。

「9月」に兵庫県の「有馬温泉」をスタートして、「弐号機サイコロ」でイイ目ばかりを連発して、「6を2連続」で出したりもして、豪華な旅館に泊まりながら「夢の旅路」を続けて来た早希ちゃんが、「有馬記念」の開催日にお誕生日を迎えるんだから、ここまで「不思議な偶然」を日記で披露しちゃうと、ウグイスとメジロのほうの「不思議な偶然」との相乗効果で、ドリームジャーニーは1番人気になっちゃうかもしれないと思ったのだ。あたしってば、なんてセコイ女なんだろう(笑)

だけど、こうして振り返ってみると、「9月」「弐号機サイコロ」「6を2連続」って、「有馬温泉」からスタートした早希ちゃんの「夢の旅路」には、「9」と「2」と「6」が登場してたワケで、ここまで深く読んでれば、10通りも買わなくても、ピンポイントで的中できた気がする。恐るべし!エヴァンゲリオン予想!‥‥ってワケで、あとからなら何でも言えるので、この辺のことはサラッと流してもらうとして、さっそく、喜びのメールが届き始めてるので、何通がご紹介しようと思う。


件名:流石の一言です!
お名前:やまっち
コメント:こんにちは、きっこさん。今日の有馬記念、見事にきっこさんイチオシのドリームジャーニーが優勝しましたね!!2着のブエナビスタもエヴァ繋がりの予想で的中とは見事としかいいようがありません。流石の一言につきます!私もお陰さまで、3連単を初めて当てることができました。来年もまたきっこさんの神がかり的なヒラメキを期待しております。本当におめでとう&ありがとうございました。


件名:恐るべし予想
お名前:NT
コメント:きっこさんこんにちは。ただただ驚きました。予想のとおりドリームジャーニーが来て白枠、赤枠の馬が来ました!なんとなんと。口角泡を飛ばし予想する大家など裸足で逃げ出すその予想、恐るべし!ビックル一気飲み。ささやかながら私もおすそ分けいただきました。ありがとうございます。今年の最後のG1を取れてうれしいお正月を迎えられそうです。本当にありがとう。おかあさまと良い年を迎えられるよう祈っております。まずはご報告まで。


件名:有馬おめでとうございます♪
お名前:S
コメント: こんばんは、きっこさん。Sと申します。有馬の結果よかったですね♪前回の朝日杯から、きっこさんの予想を軸に競馬を始めさせてもらいました。まったくの競馬初心者なので前回と今回あわせて1400円賭けたのですが、今回の結果で倍になって戻ってきました。どうもありがとうございます。本当にうれしいです。これからも日記楽しみにしています。どうぞよいお年を。


件名:初めまして!
お名前:TY
コメント:きっこさん、初めまして!横浜在住のTと申します。「きっこの日記」のことは知っていましたが、きっこさんのエヴァ予想が当たるという話を某掲示板で耳にして、有馬の参考にさせていただきました。きっこさんは「ドリームジャーニーを軸にして、白の1枠、黒の2枠、赤の3枠の馬、そして、緑の6枠の馬へと流す形で」と書いておられましたが、私はそこまで広げられないので、きっこさんが第1使徒アダムとミサトの靴の色にかけて「白の1枠は外せない」と書かれていたことから、ドリームジャーニーと1枠の2頭から2枠3枠の馬に流しました。結果はご存知の通リ、ドンピシャの的中で、数年ぶりに3連単を獲ることができました!私は人の意見に左右されてしまう性格のため、今回も直前まで某著名専門家が一押ししていたフォゲッタブルから流す予定でしたが、きっこさんのエヴァ予想に乗り換えて大正解でした!本当に有難うございました!


件名:ありがとうございました!
お名前:HY子
コメント:きっこさん、ドリームジャーニーの勝利、おめでとうございます!私も、きっこさんの予想からエアシェイディを導き出し、ドリームジャーニー、ブエナビスタとの3連複を当てることができました。実は今回の有馬記念にあたるエヴァ第15話の「嘘と沈黙」ですが、ドリームジャーニーとのシンクロが沢山ありましたし、私がエアシェイディを当てることができたのも、第15話のおかげです。15話の結婚式のシーンで、「赤、青、黄色の~」とチェリッシュの「てんとう虫のサンバ」が流れるシーンがありますが、エアシェイディは「赤の3枠」で後藤騎手の服の色が「青と黄色」でした。後藤騎手は児島玲子ちゃんと同じ1974年生まれで出身地も同じ神奈川県。エアシェイディの父親はサンデーサイレンス(沈黙)で、非常に気性が荒い馬だった(暴走)。しかも、何故かメジロマックイーン(!)が側にいると大人しかったそうです。そして、お祖母ちゃんの名前はアイドリームアドリームと今回のキーワードの「ドリーム」が。最後に、エアシェイディの調教師とドリームジャーニーの池添騎手のお父さんが同じ10月22日生まれというおまけまであります(笑)正に恐るべし、きっこさんのエヴァ予想!と言わざるを得ません。多分、私が見つけたくらいですから、多くの人がエアシェイディに気がついたと思うのですが…。どうか年末最後のBIGレースで沢山の人が臨時収入をGETしていますように!多くの人々にワクワクとハッピーをプレゼントして下さった大宇宙の意思ときっこさんに心から感謝いたします。そして、いつも機知に富んだ素敵なメールをきっこさんに送って下さり、何気に重要な役割を果たして下さる石川喬司先生にも、心からお礼申し上げます。もしかすると石川先生こそがゼーレであり、今回の一連のシナリオを作った黒幕なのかもしれないですね(笑)それでは、きっこさん、お母様と共にどうか良いお年をお迎えください。


やまっちさん、NTさん、Sさん、TYさん、HY子さん、おめでとうございます♪ そして、他にも幸せゲットした皆さん、おめでとうございます♪‥‥ってワケで、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は今日までで、来年からは「プリキュア予想」か「犬夜叉予想」にでも変更しようと思ってたんだけど、HY子さんのように深読みを楽しんでくれてる人がいると、来年の「金杯」も、このまま「エヴァンゲリオン予想」で突き進むしかないような気がして来た。そうなると、来年の1月5日の「金杯」は、第拾六話の「死に至る病、そして」に対応してるワケで、そうなると、シンジの初号機が第12使徒レリエルに飲み込まれちゃって、レリエルの内部の「ディラックの海」から脱出できなくなっちゃうってストーリーだ。

そして、「ディラックの海」と言えば、光瀬龍さんの長編SF小説、「百億の昼と千億の夜」にも登場するし、この作品は萩尾望都さんが漫画化もしてる。で、光瀬龍さん、萩尾望都さんと言えば、「日本SF作家クラブ」を設立した石川喬司先生と深い係わりがある。だから、HY子さんのメールにあるように、もしも、石川先生がゼーレの黒幕だったとしたら、来年の「金杯」は、この「ディラックの海」がキーワードになることは間違いない。

‥‥そんなワケで、「来年のことを言うとオニマリダンサーが笑う」って言われてるから、まだ来年は「何予想」にするかはサダカじゃないけど、1つだけ言えることは、どんなアニメを題材にするにしても、やっぱり、あたしは、「コジツケ予想」で行くしかないと思ってる。だって、あたしは競馬はシロートだからだ。だから、来年も、シロート全開にして、コジツケてコジツケて徹底的にコジツケて、ネタがなくなるまでコジツケまくろうかと思ってる今日この頃なのだ(笑)


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おばあちゃんが教えてくれたこと

今日、いつもより早めに自宅を出て、駅までの道を歩いてたら、まるで「サザエさん」に登場しそうなシーンに出くわした。あたしの2~30mくらい前方に、毛皮のコートを着たセレブな感じのオバサンが、これまたセレブな感じの洋服を着せたトイプードルのお散歩をしてたんだけど、あるお家の門の前のとこで、そのオバサンがしゃがんだのだ。その犬がウンコをしたみたいで、そのオバサンは、割り箸でウンコを拾ってビニール袋に入れて、それをオシャレなブランド物のバッグに入れて、先へと歩き出した。そしたら、そのお家のオジサンが、真っ赤な顔をして門から飛び出して来て、オバサンのことを怒鳴りつけたのだ。


オジサン 「おいこら! ちょっと待て!」

オバサン 「はい?」

オジサン 「あんただな、毎朝毎朝、うちの前に犬のフンを置いてくのは!」

オバサン 「あら、ワタクシはちゃんと拾ってますけど‥‥」

オジサン 「じゃあ、これは何だ!これは!」

オバサン 「それは、ヨソのワンちゃんのウンチですわ」

オジサン 「ウソをつけ! ワシはちゃんと見てたんだぞ! あんたの犬がここでフンをしてるとこを!」

オバサン 「冗談じゃありません!それは最初からあったんです!」

オジサン 「ふざけるな!あんたの犬はこの場所でフンをしてたじゃないか!」

オバサン 「うちのポポちゃんは、そんな大きなウンチはしません!」

オジサン 「証拠はあるか?証拠は?」

オバサン 「これがポポちゃんのウンチです!よく見てください!太さがぜんぜん違うでしょ!」

オジサン 「うう‥‥とにかく、あんたたちがこの道を散歩コースにしてるから、うちは迷惑してるんだ!もうこの道で散歩しないでくれ!」

オバサン 「言いがかりはやめてください!ワタクシはちゃんとフンを拾ってるんですから、どの道を散歩しようとワタクシの自由ですわ!」

オジサン 「うるせえ!だいたいからして、犬に服なんか着せやがって、あんたみたいな人に飼われたら、犬もいい迷惑なんだよ!」

オバサン 「ま~~~何て失礼な人でしょう!あなたには関係ないでしょ!うちのポポちゃんは寒がりなんです!」


‥‥って感じで、どんどんヒートアップしてくから、あたしは、ずっと見物してたかったんだけど、他に誰もいなかったから、立ち止まって見てるのも変なので、そのまま通リ過ぎた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、立ち止まらずに、ゆっくりめに歩いて、耳だけで観察してたんだけど、ちょうどあたしが2人の横を通過する時に、オバサンの「うちのポポちゃんは、そんな大きなウンチはしません!」ていう名ゼリフが飛び出したもんだから、思わず噴き出しちゃった。「ポポちゃん」て名前も爆笑だったけど、何よりもあたしのツボだったのは、ガラの悪いオジサンのほうが「犬のフン」て言ってるのに、高級そうな毛皮のコートを着たオバサンのほうが「ウンチ」って言ってたとこだ。あたしは、このセリフを聞いて、このオバサンたら、普段から「ポポちゃ~ん、今日はたくさんウンチをちまちたね~♪」とかって言ってんじゃなかろうか?‥‥って思って、笑いが止まらなくなりそうだった。

ま、自分のお金でやってることなんだろうから、たくさんの動物を殺して作った毛皮のコートを買って着るのも自由だし、犬に洋服を着せてお散歩するのも自由だし、そこに自己矛盾を感じないのも自由だし、アカの他人のあたしがトヤカク言うことじゃない。だけど、あたしが、1つだけ羨ましかったのは、そのオバサンがポポちゃんのウンチを入れるのに使ってたのが、ルイヴィトンの今年の秋冬モデルの小型のバッグだったってことだ。

ルイヴィトンは、犬の首輪も、犬のリードも、犬を入れて運ぶための専用のバッグも販売してるから、そうした「犬用」のものを犬に使ってるぶんには、何も問題はない。そして、人間用のバッグにしても、そこに何を入れようが、使ってる人の自由なんだから、何も問題はない。だけど、犬のフンを入れるために、30万円くらいする今年の秋冬モデルのバッグを使ってるってことは、たぶん、毎シーズン、新作が出るたびに、ポポちゃんのために買い替えてる可能性が高い。それなら、ポポちゃんのウンチの匂いがついててもいいから、使わなくなった前のモデルをあたしにくれないかな?‥‥って思った(笑)

総理大臣のハトポッポと、自民党のハトポッポ弟と、政治家じゃない一般人のハトポッポ姉の3人が、毎月1500万円ずつ、お母さんから「こども手当て」をもらってたって話を聞いて、全国のほとんどの人たちは、「そんなにお金が有り余ってんなら、1500万円とは言わないけど、オレにも15万円くらいくれ!」って思っただろう。ハトポッポ一族に限らず、アベシンゾーにしても、小渕優子にしても、莫大な資産を持つ親が、その資産を「政治献金」て形に偽装して、アベシンゾーや小渕優子に与え続けて来たんだから、こうした「事実上の脱税行為」は、政治の世界じゃ当たり前なんだろう。

‥‥そんなワケで、話をクルリンパと戻すけど、このオバサンが、毛皮のコートを着てたこととか、犬に洋服を着せてたこととか、犬のフンをブランド物のバッグに入れてたこととか、こうした枝葉の部分は棚の上に置いといて、今回の状況だけを純粋に見てみると、このオバサンは、何ひとつ悪いことはしてない。自分の犬のフンをキチンと拾ってお散歩してたんだから、犬をお散歩させる人間としてのマナーは守ってたワケで、オジサンのほうがカン違いしたワケだ。だから、状況だけを見れば、オジサンのほうが間違ってたことになる。

だけど、あたしは、あえて言わせてもらうけど、このオバサンのとった行動こそが、今の世の中を象徴してるって感じたのだ。だって、このオバサンは、自分の犬がフンをしたすぐ近くに、別の犬のフンがあったことを認識してたのにも関わらず、自分の犬のフンだけを拾ったのだ。たとえば、自分の犬が普通に歩いてる道に、どこかの犬のフンが落ちてたとしたら、わざわざしゃがんで拾う人なんてメッタにいないだろう。だけど、自分の犬がフンをして、それを拾うためにしゃがんだら、そこに別の犬のフンもあった‥‥って状況なら、それもついでに拾うのが、あたしは普通の感覚だと思う。

あたしは、小学1年生から6年生まで、ダックスフンドを飼ってた。茶色いから「チャロ」って名前をつけたんだけど、ひとりっ子のあたしが寂しくないように、父さんが買って来てくれた犬だった。低学年のころは、1人でお散歩に行くのは危ないからって、いつも、おばあちゃんが一緒だった。おばあちゃんは、チャロのウンチを入れるビニール袋と割り箸を小さな手作りのキンチャク袋に入れて、いつもあたしの手を引いてくれた。あたしは、片方の手にチャロのリードを持って、もう片方の手はおばあちゃんとつないでたから、とっても幸せだった。

チャロは、いつもおんなじ場所でオシッコをして、おんなじ場所でウンチをした。タマに、いつもウンチをする場所に来ても、なかなかウンチが出なくて、何度も踏ん張るんだけど、それでも出ないことがあった。そんな時、諦めて先へ進もうとすると、チャロは、どうしてもその場所でウンチをしないと気が済まないみたいで、何度も振り返り、後ろ髪を引かれるような、寂しそうな目をしてた‥‥って、こんな思い出話も散りばめつつ、チャロがウンチをすると、おばあちゃんはビニール袋と割り箸を出して、いつもちゃんと拾ってた。そして、その近くに他の犬のウンチがあったり、タバコの吸殻が落ちてたりすると、それも一緒に拾ってた。だから、あたしは、3年生になって、1人でチャロのお散歩に行くようになってからは、おばあちゃんとおんなじように、近くにある他の犬のウンチや、ゴミなんかも拾うようになった。

実は、あたしは、あんまりチャロの話は書きたくない。それは、6年生の時に、チャロがフィラリアって病気で死んじゃって、その半年後に、大好きだったおばあちゃんも亡くなっちゃったからだ。その上、母さんが父さんと正式に離婚した時期も重なってる。この1年で、あたしは、大好きだった家族が次々といなくなり、ずっと住んでたお家も出てくことになった。だから、チャロのことを書くと、どうしても、思い出したくないことばかり書くハメになっちゃいそうで、あんまり書きたくない。

‥‥そんなワケで、チャロに関してはサラッと行くけど、あたしは、自分の体験として、自分の犬がウンチをしたら、それを拾うのは当たり前だし、その近くに他の犬のウンチやゴミが落ちてれば、それもついでに拾うのが常識だと思って育って来た。だから、犬のウンチに限らず、他のケースでも、おんなじようにしてる。たとえば、どこかの待合室で、紙コップのコーヒーを飲んでて、飲み終わってから紙コップをゴミ箱に捨てに行こうとした時に、自分のテーブルに誰かの使い終わった紙コップが置かれたままになってたとする。そしたら、それもついでに捨てに行く。公園で缶コーヒーを飲んでて、飲み終わってから空缶専用のゴミ箱に捨てに行ったら、足元に空缶が落ちてたとする。そしたら、ついでに拾ってゴミ箱に捨てる。

あたしは、決してボランティア活動をしてるワケじゃないから、ヨソのテーブルに置いたままになってる紙コップまで、わざわざ取りに行ったりはしない。5メートルも10メートルも離れた場所に投げ捨てられてる空缶まで、わざわざ拾いに行ったりはしない。そんなことしてたら、キリがなくなっちゃうからだ。日常生活においては、あくまでも、自分が何かする「ついで」に、手の届く範囲のことをしてるだけだ。あたしの犬がウンチをしてないのに、わざわざしゃがんで他人の犬のウンチを拾ったりはしない。あたしの犬がウンチをしたからこそ、あたしが自分の使った紙コップを捨てに行くっていう状況になったからこそ、その「ついで」に、目の前にあるゴミも一緒に片づけてるだけだ。

ボランティアって言えば、あたしも、多摩川の河原のゴミ拾いに参加することが多いけど、ボランティアと日常のこととはぜんぜん違う。ボランティアで多摩川のゴミ拾いをしてる時は、自分の愛する多摩川をキレイにしたいっていう使命感みたいなものもあるし、みんなで力を合わせて、一時的にでも河原がキレイになると、ホントに清々しい気分になるし、何よりも達成感や満足感が得られる。つまりは、自分のためにやってるって部分も多いってワケだ。

だって、どんなにがんばってゴミ拾いをしたって、1週間もすれば、また心ない人たちのセイでゴミだらけになっちゃうんだから、自分に対して何らかのメリットがなかったら、こんなバカバカしいことは続けられない。そして、そのメリットってのは、清々しい気分になれたり、達成感や満足感が得られるってことなのだ。そして、その反面、ゴミを拾っても拾っても、またしばらくするとゴミだらけになっちゃう河原を見て、とっても悲しい気分になるし、平気でゴミを捨ててく人たちに対して、ムカつく、ムカつく時、ムカつけば、ムカつけ、ムカついた‥‥って、五段活用でムカついちゃうことウケアイだ。

でも、日常生活の上で、目の前にある他人のゴミを「ついで」に捨てるのは、何のメリットもない。こんなことしたって、別に清々しくもないし、達成感や満足感なんて得られるワケがない。その反面、自分の犬のウンチを片づけなかった飼い主に対しても、自分の使った紙コップを捨てなかった人に対しても、あたしは、別にムカつかない。ようするに、プラスもマイナスもないってワケだ。ここが、ボランティアのゴミ拾いとは大きく違う部分で、何でなのかって考えてみたら、あたしは、「罪を憎んで人を憎まず」の精神なんだってことに気づいた。

‥‥そんなワケで、いくら自分の目の前にあるゴミだとは言え、いくら自分がゴミを捨てる「ついで」だとは言え、来る日も来る日も「どこの誰かも分からない他人のゴミ」を捨ててたら、そのうちに、そうしたゴミを置きっぱなしにしてる不特定多数の相手に対して、その非常識さに、だんだんムカついて来るハズだ。今朝のオバサンが、ポポちゃんのウンチしか拾わずに、目の前にあったヨソの犬のウンチをそのままにしてたのも、「何でワタクシがヨソの非常識な人のぶんまで片づけなきゃなりませんの?」って気持ちがあったからだと思う。自分が空缶を公園のゴミ箱に捨てる時に、足元に落ちてる空缶に気づいていながら、あえて拾わない人たちってのも、この「何で自分が」って気持ちを持ってる人たちなんだと思う。

つまり、そこに落ちてる犬のウンチや空缶の向こう側に、そうした非常識なことをした人間の姿を感じてて、ゴミが落ちてるっていう「罪」よりも、そのゴミを落とした「人」を憎んでるのだ。「何で自分が、そんなヤツのために」って気持ちがあるからこそ、自分のゴミはちゃんと片づけるっていう常識は持ち合わせてるのにも関わらず、目の前のゴミを「ついで」に片づけるっていう簡単な行為に及ぶことができないのだ。そして、こうした人たちの中には、「社会的マナーが欠如してる人たちに気づかせるために、あえて他人のゴミは片づけないようにしてる」だなんて、それらしい理屈を言う人もいる。

だけど、公共の場に平気でゴミを捨てるような鈍感に人たちに、こんな方法が通用しないのは、言ってる本人が一番分かってることだろう。こうした理屈を言う人たちってのは、ようするに、「自分はキチンとマナーを守ってるんだから、マナーを守らないヤツラのゴミまで捨てるのなんてバカバカしい」って思ってるワケで、「人のゴミを捨てると自分が損をする」って感覚の人たちなのだ。だから、「社会的マナーが欠如してる人たちに気づかせるため」なんて言ってるのは、当然、自分を正当化するための詭弁でしかないワケだし、自分の狭い心を見透かされないためのアピールも兼ねてるワケだ。

あたしは、自分の犬のウンチをキチンと片づけてる人たちや、自分のゴミをキチンとゴミ箱に捨ててる人たちに対して、別に、文句を言ってるワケじゃない。そこらに平気でゴミをポイ捨てするような人たちと比べたら、遥かに立派な人たちだと思ってる。だけど、ここがポイントなのだ。人殺しと比べたら、人を殺さない人は立派な人だけど、そうした特殊な犯罪者と比べなければ、人を殺さない人は普通の人でしかない。自分の犬のウンチも片づけない人や、そこらにゴミをポイ捨てする人たち、つまり、人として最低限の常識も持ち合わせていないような人たちと比較して、当たり前のことをしてるだけの自分のことを「立派な人」だと思い込んでることこそが、大きなカン違いなのだ。

そして、「自分の犬のウンチを拾う」っていう当たり前のことができるこ当たり前の人たちが、自分の目の前にある他人の犬のウンチに対しては、見て見ぬふりをしてそのまま立ち去ってく。こうした人たちが増えて来たのは、コイズミと竹中平蔵が推進した「市場原理主義」によって、「自分さえ良ければ他人なんてどうでもいい」っていう風潮が広まったことと、口をひらけば「説明責任」だの「責任の所在」だのって連呼するアメリカ型の考え方が蔓延したことが原因だと思う。

‥‥そんなワケで、あたしは、アメリカ型の合理的な考え方も理解できるし、自分のゴミしか片づけない人たちの理屈も理解できるんだけど、やっぱり、あたしの場合は、自分がゴミを捨てる時に、手の届く範囲に誰かのゴミがあれば、何も考えずに一緒に片づける。そのゴミを捨てた人のマナーや人格に文句を言うヒマがあるのなら、その前に拾ってゴミ箱に捨てる。そのほうが、グダグダと理屈をこねてるよりもメンドクサクないからだ。だって、誰がどんな理由で捨てたとしても、そのゴミはゴミであって、それ以上でも以下でもないからだ。自分がゴミを捨てる時に、目の前に他のゴミがあれば、極めて自然な行動として、ついでに拾って、ついでにゴミ箱に捨てる。こんな当たり前のことをするのに、理由なんていらないと思ってるし、こんな当たり前のことすらできない大人が増殖した来たことは、ホントに悲しいことだと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.26

コジツケる人たち

昨日の日記で、石川喬司先生からのメールを紹介したら、今日、また先生からのメールが届いた。あたしは、もしかしたら競馬界の大御所しか知りえない「有馬記念」の極秘情報かもしれないと思って、「ウホホ♪」って思って開封したら、昨日のメールに打ち間違いがあったっていうお知らせだった。昨日、紹介したメールには、「モミの木」に緑色の小鳥が来たって書いてあったけど、正しくは「モチの木」だったそうだ。あたしは、「モミの木があるなんて、意外と洋風なお家なのかな~」って思ってたんだけど、「モチの木」なら和風マクダニエルってことで、ホッとFカップの胸をなでおろした。やっぱり、作家の先生のお家は、和風じゃないとイメージが狂っちゃう。できれば、飛騨高山の合掌造りみたいな古民家とかに住んで欲しいくらいだ。

で、洋風な「モミの木」が和風な「モチの木」に変わったので、昨日の予想の内容には何も変更はないけど、「そして、何よりも、クリスマスの時期に、競馬の大御所の先生のお宅の「モミの木」に舞い降りたってことが、ものすごく「天からのお告げ」っぽく感じる」って部分は、空振りになっちゃった。だけど、このマイナスを埋めるだけのプラスの情報もある。今日、たまたま先生のお宅に植木屋さんが来たので、先生がお家の木に来る緑色の小鳥のことを聞いてみたら、「たまにウグイスも見かけるけど、たいていはメジロだよ」って教えてくれたそうだ。つまり、「モミの木」が「モチの木」に変わって、クリスマス・フレーバーは希薄になっちゃったけど、先生のお家の木に舞い降りた小鳥は、あたしの推測通りに、メジロだった可能性がグッと高くなったのだ。

とにかく、先生のお家の木が何の木でも、そこに舞い降りた小鳥の種類が重要なワケで、もしもメジロじゃなくてウグイスだったとしたら、あたしの予想は、根底からトノサマガエル‥‥じゃなくて、根底からアマガエル‥‥じゃなくて、根底からクツガエル。「トノサマガエル~アマガエル~カエルにゃいろいろあるけれど~この世で1匹~小鳥の種類がクツガエル~♪」ってワケだ。だから、植木屋さんの貴重な証言によって、メジロだった可能性がグッと高くなり、その結果、メジロマックイーンの血を引くドリームジャーニーが1着になる可能性もグッとアップしたワケで、ドリームジャンボを買うよりも、ドリームジャーニーの馬券を買ったほうが、遥かにドリームがあると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、1年間の競馬の最後をしめくくる「有馬記念」は、その年に起こった大きな事件や出来事など、世相を反映した名前の馬や番号の馬が勝つことが多いって言われてるそうだ。たとえば、2001年にアメリカで「9.11同時多発テロ」が起こった時には、その年の「有馬記念」では、マンハッタンカフェとアメリカンボスっていう「アメリカ」に関連した名前の馬が1、2着になって、480倍の万馬券になったそうだ。千葉ロッテ・マリーンズが、セパ交流戦、日本シリーズ、アジアシリーズの三冠を達成した2005年は、10番のハーツクライと6番のディープインパクトが1、2着になって、馬連だと「6-10」だから「ロッテ馬券」だったそうだ。さらに、2着になったディープインパクトは「三冠馬」だったそうで、ロッテの三冠に関連してる。そして、ディープインパクトは、翌年の「有馬記念」で雪辱を果たしたそうだ。

あたしにお告げがあって、マツリダゴッホの1着を当てた2007年は、馬インフルエンザが大流行したそうで、咳の「ゴホゴホ」にカケてマツリダゴッホを買った人も多かったそうだ。そして、去年の2008年は、1着がダイワスカーレット、2着がアドマイヤモナークだったんだけど、ダイワスカーレットは、1971年からずっと牡馬しか勝ってなかった「有馬記念」で、37年ぶりに勝った牝馬ってことで、「女傑」って呼ばれてた。で、そんな「女傑」が1着になり、2着の馬の名前の中に「モナ」がひそんでるこの年は、むっつりスケベの二岡が、山本モナと不倫騒動を起こした年だ。

あたしが生まれた1972年は、一番大きな事件が「浅間山荘事件」だったそうで、最初に殉職した警部が高見繁光さんていう人なんだけど、この警部の名前の「繁光」の「光」と、「浅間山荘」の「浅間」とで、1着がイシノヒカル、2着がメジロアサマだったそうだ。他にも、昨日もチョコっと触れたけど、メジロマックイーンが2着になった1991年は、1着がダイユウサクで、故・松田優作と、故・スティーブ・マックイーンの日米俳優の組み合わせなんてのもある。1987年には、1着になったメジロデュレンと2着になったユーワジェームスの最初の1文字を並べると「ユメ」になる「夢馬券」とか、ほとんど、あたしの「コジツケ予想」とおんなじレベルの苦しいネタがメジロ押しだ。

こうして見てみると、「メジロ押し」だけあって、メジロアサマ、メジロマックイーン、メジロデュレンって、ヤタラと「メジロ」が登場してることのほうが、あたしは気になる。でも、世の中的には、世相を反映した「コジツケ予想」が盛り上がってて、「のりピーが覚醒剤で6日間も逃走したり、整形までして逃走してた市橋容疑者が逮捕されたりした年だから、今年は逃げ馬のテイエムプリキュアだ」とか、「新型インフルエンザが流行したから、咳のゴホゴホにカケてマツリダゴッホだ」とか、楽しい予想が連発してる‥‥ってワケで、こんなメールをいただいた。


件名:有馬予想
お名前:ゴンゾー
コメント:こんばんは!きっこさん、いつも楽しみに読んでおります。有馬記念はその年の十大ニュースが馬券に絡む!って法則があります。今年の十大ニュースは・・・、なんといっても政権交代だと思います。そこから連想するに、5番のコスモバルクと8番リーチザクラウンが筆頭でしょう。宇宙人総理を連想させる「コスモ」と、頂点を獲った意味で「リーチザクラウン」。いかがでしょうか?


ゴンゾーさん、ありがとうございました♪‥‥ってことで、「頂点を獲った」って意味なら、あたしは、11番の「イコピコ」だと思う。「イコピコ」ってのは、ハワイの言葉で「頂上へ」って意味だからだ。だけど、「政権交代」から連想するのなら、あたしは、間違いなく「フォゲッタブル」を選ぶ。「フォゲッタブル」は、直訳すれば「忘れっぽい」って意味だ。だから、選挙の時には「普天間飛行場は最低でも県外移設する」だの「高速道路を無料にする」だの「ガソリン暫定税を廃止する」だのってオイシイことばかり連呼してたのに、政権交代が実現したトタンに、自分たちが国民に約束した公約の数々をカタッパシから忘れちゃってるハトポッポ内閣を表現するには、この名前の馬こそがピッタリだと思う(笑)

‥‥そんなワケで、アメリカの「9.11同時多発テロ」や「浅間山荘事件」みたいな大事件が反映されてる年もあれば、二岡と山本モナの不倫なんていう、猫もまたいで通らないような三流ゴシップが反映されてる年もあるんだから、「有馬記念はその年の世相を反映する」ってのは、単なるコジツケでしかないことは証明された。だって、2001年を代表するニュースが「9.11同時多発テロ」なら、去年はどう考えたってルービン・ブラザーズ‥‥じゃなくて、リーマン・ブラザーズの破綻から始まった経済危機だろう。世界的にも、こんなに大きな出来事があった上に、ニポン国内でも大きな事件がたくさんあったのに、よりによって「二岡と山本モナの不倫」が反映されるなんて、あまりにもアバウトだ。

つまり、その年に起こった出来事なら、大きいか小さいかなんて関係ないってことだ。そして、その中からおんなじ出来事を選択したとしても、ゴンゾーさんとあたしのように、連想する馬が違ってくるケースだってある。だから、あたしは、あくまでも自分にとって印象的だってことを選びたい‥‥ってワケで、あたしにとって、今年の出来事の中で印象に残ってるのは、大好きな児島玲子ちゃんが「情熱大陸」に出演したことと、大好きな稲垣早希ちゃんが第3弾のブログ旅をスタートさせたことだ。それも、スタート地点が兵庫県の「有馬温泉」だったんだから、これほどピッタリの出来事はない。

そして、「有馬温泉」をスタートした早希ちゃんは、弐号機サイコロっていう相棒を得て、スタート直後から「6」を連発して、高級旅館に泊まってご馳走や温泉をタンノーする夢のような旅を続けた。そう、「夢の旅路」、ドリームジャーニーだ。そして、早希ちゃんと言えば、相方のリンちゃんが今年で「桜」を卒業しちゃうので、これからは1人でがんばってかなきゃなんない。そう考えると、このレースで引退するマツリダゴッホが、ドリームジャーニーの相方になるって予想できる。

こんなふうに、コジツケ始めたらキリがないワケで、コジツケようと思ったら、どんなニュースでもコジツケられる。たとえば、今年はいろんな有名人が亡くなったけど、中でも世界的なニュースになったのは、何と言ってもマイケル・ジャクソンの突然の訃報だろう。で、18頭の馬の名前を見ると、4番のマイネルキッツがマイケルっぽいし、14番のセイウンワンダーは、マイケルが子供のころからお世話になって来て、マイケルの追悼式で歌も披露したスティービー・ワンダーを連想させる。だけど、もっとディープに読み解けば、6番のエアシェイディこそが、もっとも深くマイケルに関連してるってことに気づく。エアシェイディの「シェイディ」は、マイケルといろんな問題を起こしたエミネムのニックネームだからだ。

‥‥そんなワケで、まだ短い期間だけど、それでも、「エヴァンゲリオン」ていう1つのテーマに合わせて、テレビアニメの放送内容に沿ってコジツケ予想を展開して来たあたしの手にかかれば、どんなコジツケだってブレックファースト前だ。そして、逆に言えば、もしもテイエムプリキュアが1着になれば、みんなあとから「やっぱり、のりピーの逃走劇があったからな」って言うだろうし、もしもマツリダゴッホが1着になれば、「やっぱり、豚インフルエンザが流行したからな」とか、「紅白でサブちゃんが『祭り』を歌うからな」とかって言うだろう。つまり、どんなコジツケをするかじゃなくて、どのコジツケを選ぶかってことがポイントなのだ。

だから、あたしの場合は、ここまで続けて来た「エヴァンゲリオン予想」を信じて、さらに深みを増すために、「ドリームジャーニーが勝つ」ってことだけじゃなくて、その「勝因」まで予想しちゃう。それは、「粘り強いスエアシ」で勝つってことだ。話をクルリンパと戻すけど、ドリームジャーニーのキーワードになるメジロが舞い降りた石川先生のお家の木は、「モミの木」じゃなくて「モチの木」だった。「モチの木」は、漢字で「黐の木」って書くけど、これは「鳥黐(とりもち)」の「黐」だ。ようするに、鳥を捕まえる時のベトベトしたトリモチの原料になる木ってことだ。だから、トリモチのような粘り強さが勝因になるってワケだ。

ちなみに、「モチの木」の樹皮を剥いで、ずっとお水に浸けとくと、木の部分が腐って落ちて、樹皮に含まれてたベトベトの成分だけが残るので、これを集めてトリモチを作る。そして、ニポンの場合は、「モチの木」の他に、「ヤマグルマ」からも作られる。「モチの木」から作ったトリモチは、白いので「シロモチ」って呼ばれてて、「ヤマグルマ」から作ったトリモチは、赤いので「アカモチ」って呼ばれてる。つまり、今回は、この「シロモチ」のほうなので、白い1枠を連想させる。さらには、1枠2番のブエナビスタは、デビューの時から石川先生がずっと応援して来た馬なのだ。

だけど、これだと、1着がドリームジャーニー、2着がブエナビスタっていう、2番人気と1番人気の組み合わせになっちゃうから、「コジツケ予想」じゃなくて「普通の予想」になっちゃうし、何よりも金銭的配当に夢がない。だから、あたし的には、第拾伍話「嘘と沈黙」の内容を重視して、「第1使徒アダム」に該当する1番のアンライバルドを2着にしたい。「したい」なんて書いちゃうと、「予想」じゃなくて、もはや「希望」とか「願望」みたいになっちゃうけど、「嘘と沈黙」をジックリと見直してみたら、やっぱり、ミサトが酔って白いパンプスを持って裸足で歩くシーンと、ミサトが白いアダムを見て驚くラストシーンが印象的だったから、「白の1枠」で、さらに「1番」ていうイメージは外せないのだ。

だから、ウグイスとメジロの出来事がなかったら、あたしは、間違いなく1番のアンライバルドをイチオシにしてた。そして、ミサトが手に持ってるパンプスは1足、右と左の2つってことから、白の1枠の2頭を1足のパンプスに見立てて、アンライバルドとブエナビスタの1-2の馬連まで考えてた。だけど、過去のパターンを振り返ると、あたしが自分でアレコレと想像して考えた予想が「当たったり当たらなかったり」なのに対して、外部から何らかのガイダンスがあってピンと来た時は、100%の確率で当たってるのだ。

‥‥そんなワケで、今回は、外部からのガイダンスとしか思えないウグイスとメジロの出来事のほうを重視してみたんだけど、そこから辿り着いたドリームジャーニーが、「有馬温泉」をスタートして夢の旅路を続けてる早希ちゃんともリンクしてるっていうエヴァンゲリオン風味までプラスされちゃったので、サスガのあたしも、この馬だけは外せなくなっちゃった。ま、この予想が当たっても当たらなくても、今年最後のG1レースを楽しみたいと思う。だって、あたし的には、テイエムプリキュアが勝っても嬉しいし、マツリダゴッホが勝っても嬉しいし、ブエナビスタが勝っても嬉しいし、極端なことを言えば、どの馬が勝っても嬉しいからだ。だから、予想は予想で徹底的にコジツケて楽しみ、レースはレースで純粋に楽しみ、予想が当たればさらに楽しい‥‥ってスタンスこそが、競馬のホントの楽しみ方なんだと思う。でも、こんなこと書くと、今から予想がハズレた時の逃げ道を作ってるみたいで、2才牝馬のマツリダキッコは、やっぱり「逃げ馬」なんだと思った今日この頃なのだ(笑)


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2009.12.25

夢の旅路は有馬へ続く

皆さん、メリークリスマス♪‥‥ってワケで、この日記は24日の日付だけど、書いてるのは25日の早朝だ。ゆうべは、クリスマス用にとっておいた、いただきものの「懐石」っていうチョー高級なカリカリを猫たちにプレゼントして、それから、母さんと一緒に教会のクリスマスキャロルに行って、そのあと、登別カルルスのお風呂で温まり、録画しといた「釣りバカ日誌 19」を見ながら、母さんと2人で湯豆腐を食べた。もちろん、お豆腐とネギだけのいつもの湯豆腐じゃなくて、タラの切り身と春菊も入ってるクリスマスバージョンの豪華な湯豆腐だ。

で、久しぶりに母さんと2人でゆっくりした時間を過ごすことができて、身も心もポカポカになったとこで、いよいよ今日は「有馬記念」の予想を発表しようと思う。何でかって言うと、2日前の金曜日から馬券の前売りがあるからだ‥‥ってことで、まずは、出走馬をご紹介しちゃう。


1枠1番  アンライバルド/M.デムーロ
1枠2番  ブエナビスタ/横山典弘
2枠3番  ミヤビランベリ/吉田隼人
2枠4番  マイネルキッツ/三浦皇成
3枠5番  コスモバルク/五十嵐冬樹
3枠6番  エアシェイディ/後藤浩輝
4枠7番  マツリダゴッホ/蛯名正義
4枠8番  リーチザクラウン/武豊
5枠9番  ドリームジャーニー/池添謙一
5枠10番 スリーロールス/浜中俊
6枠11番 イコピコ/内田博幸
6枠12番 テイエムプリキュア/熊沢重文
7枠13番 シャドウゲイト/田中勝春
7枠14番 セイウンワンダー/藤田伸二
8枠15番 ネヴァブション/北村宏司
8枠16番 フォゲッタブル/C.ルメール


今までのレースと違うのは、こうして一覧表を見た時に、「知ってる馬がいる」ってことだ。「エリザベス女王杯」から「一覧表を見て馬券を買う」ってことを始めたあたしは、どのレースも、知らない馬ばかりだった。だから、純粋に予想することができたんだけど、今回の「有馬記念」は、マツリダゴッホ、テイエムプリキュア、ブエナビスタっていう3頭を知ってるので、どうしても先入観が働きそうになっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ちょうど2年前、突然、変な映像が頭に浮かんだ。ゆるやかな芝生の丘の向こうから1頭の馬がやって来るんだけど、動きがおかしいからずっと見てたら、それは、馬のブロンズ像だった。ハッピを着て、馬のゴムマスクをかぶった人たちが、2本の角材の上に馬のブロンズ像が乗ってるお神輿をかついで、丘の向こうからやって来たのだ。それで、その人たちは、「祭りだゴーゴー!祭りだゴーゴー!」って掛け声で、あたしの後ろのほうへ消えてった。そして、そのあとに、芝生の丘の上に、「アリマ」って言葉と、「3」「4」「7」の3つの数字が浮かんだのだ。

それで、競馬のことは何も分からなかったあたしでも、これが「有馬記念」を暗示してるってことはすぐに分かったから、「有馬記念」の出走馬を見てみたら、その中に「マツリダゴッホ」って馬がいることを発見して、全身に鳥肌が立つほどゾッとした。お神輿の掛け声は、あたしには「祭りだゴーゴー!」って聞こえた気がしたんだけど、あとから考えると、「マツリダゴッホ!」って言ってたのかもしれないと思った。それで、あたしは、競馬が好きなお友達に、マツリダゴッホの単勝と、「3」「4」「7」の馬券をを1000円ずつ買って来てもらった。

そしたら、マツリダゴッホの単勝は当たったけど、「3」「4」「7」のほうは、3連単を買ってたのでハズレちゃった。着順は「3」「7」「4」だったから、3連複じゃないとダメだったのだ。あたしは、そんな買い方があることすら知らなかったから、ただ単に「マツリダゴッホの単勝と、3-4-7の馬券を1000円ずつね」って頼んでたのだ‥‥ってワケで、昔から「きっこの日記」を読んでる人にはオナジミだけど、これが2年前の出来事だ。そして、そのあとの「金杯」とかもありつつも、あたしは、タマに気になるレースを脳内予想してみる程度で、実際に馬券を買うほどの予知夢やお告げは起こらなかった。

だけど、今年の秋の「天皇賞」の時に、たまたま「エリザベス女王杯」っていうレースがあることを知って、どんな馬が出走するのかも知らない状況で眠ったら、不思議なプリキュアの夢を見た。それで、その夢のことがヤタラと気になるので、「エリザベス女王杯」の出走登録馬の一覧表を見たら、その中に、テイエムプリキュアって馬を見つけたのだ。この時も、マツリダゴッホの名前を見つけた時とおんなじで、全身に鳥肌が立った。そして、あたしの100円は10万円になり、母さんに電動アシスト付き自転車をプレゼントすることができたワケで、ここから、あたしの「コジツケ予想」がスタートしたってワケだ。

‥‥そんなワケで、ハッキリ言うけど、あたしに不思議なお告げがあったのは、2年前の「有馬記念」と今年の「エリザベス女王杯」の2つのレースだけなのだ。あとは、ぜんぶ、勝手にコジツケて楽しんでるだけで、何の根拠も自信もない。だから、今回の「有馬記念」も、何の根拠もない「エヴァンゲリオン予想」で楽しむだけしかないのかな?‥‥って思いつつも、前回の「朝日杯フューチュリティステークス」で「完全に沈黙」したあとの「暴走」ってことで、あたしは、直前に何らかのお告げがあることを期待してた。そしたら、お告げだって言い切る自信はないけど、限りなくお告げに近い「不思議な偶然」が起こっちゃったのだ。だから、今回は、「エヴァンゲリオン予想」よりも先に、まずは、現実に起こった不思議な偶然について書こうと思う。

あたしは、昨日の日記、「セキレイ先生の教え」で、23日の朝に、スズメ、カラス、ウグイス、セキレイを見たってことを書いた。そして、マクラの部分で、ウグイスについて、こんなふうに書いた。


「ウグイスは、スズメとおんなじくらいの大きさだし、体型も似てるし、まさに「うぐいす色」だし(笑)、とっても和風で可愛い小鳥だ。」


そしたら、あたしの書き方が悪かったようで、数人の人からツッコミのメールをいただいた。1通だけ紹介させていただくと、こんな内容のツッコミだ。


件名:セキレイ先生
お名前:仙台のガキ
コメント:はじめまして、仙台のガキと申します。いつも楽しく拝見しております。(ROMですけど^^;)セキレイ先生のエントリできっこさんがウグイスと称している小鳥は多分、メジロではないかと・・・ウグイスは実際、すずめより大きく汚く見えます。有馬期待しますからね~(^^


仙台のガキさんを始め、同様のメールをくださった皆さん、ありがとうございました♪‥‥ってことで、分からない人のために説明すると、実際のウグイスは、それほど「うぐいす色」じゃないのだ。ウグイスは、頭から背中や尾にかけて、黄色っぽい薄緑色なんだけど、固体によってさまざまで、たいていは薄茶色に見える。特に、大人になると、ほぼ全身が薄茶色で、光の加減で黄色っぽい薄緑色に見えることもあるけど、俗に言う「うぐいす色」とはホド遠い。

そして、仙台のガキさんが書かれてるように、メジロは「うぐいす色」だ。あたしから見ると、「うぐいす色」よりもハデな「黄緑色」って感じなんだけど、このメジロって小鳥は、梅の花の蜜が大好物で、早春になって梅の花が咲き始めると、蜜を吸いにやって来る。一方、ウグイスのほうは、梅には興味がないから、梅の枝にはとまらずに、その付近で「ホーホケキョ」って鳴いてる。で、この様子を見た昔の人が、梅の木にとまってる黄緑色の小鳥が「ホーホケキョ」って鳴いてるもんだと思い込んで、メジロのことをウグイスだとカン違いしちゃったワケだ。だから、花札の「梅にうぐいす」も、目が覚めるような黄緑色で塗られてるってワケだ。

あたしが感じてるウグイスの色は、実際の「うぐいす色」よりも、もっとくすんでて、「うぐいす餡」の色なのだ。モナカとかに入ってる「うぐいす餡」て、とても「うぐいす色」とは呼べないような、淡くてくすんだ薄緑色だけど、実際の小鳥のウグイスの色には似てる。それで、あたしは、俳句仲間たちと、「ホントのウグイスって、うぐいす色じゃなくて、うぐいす餡の色だよね」なんて話してて、そこから、「うぐいす餡の色をうぐいす色って呼ぶべきだ」なんて話にも発展した。

それで、こんな前提があったことと、「ウグイスはうぐいす色じゃない」ってこともワリとポピュラーな話題だと思ってたので、あたしは、シャレのつもりで、「まさに「うぐいす色」だし(笑)」って書いたってワケだ。昨日の日記のメインディッシュは、あくまでも「セキレイ」の話だったので、ウグイスのことについて詳しく説明してるとマクラに収まりきらなくなっちゃうし、「(笑)」を入れとけばシャレだと分かるだろうと思った。だから、あたしの書き方が悪かったんだけど、数人の人に誤解されちゃったのだ。

あたしは、一応、バードウォッチングも趣味の1つだし、メジロも大好きな鳥なので、見ればすぐ分かる。メジロとウグイスは体色がぜんぜん違うし、大きさもひとまわり違うし、メジロは目のまわりが白いけど、ウグイスは目の部分に前から後ろへ筋がある。それで、あたしが見た2羽の小鳥は、ワリと緑色のハッキリノした固体だったけど、メジロよりは遥かに薄い「うぐいす餡」の色だったし、目のまわりは白くなくて、筋があった。それで、あたしは、ウグイスだって確認したのだ‥‥ってことで、そうこうしてるうちに、あたしの競馬の師匠、石川喬司先生からメールが届いた。


件名: ウグイスと有馬記念
日時: 2009年12月24日
23日の日記を読み始めて、アッと思いました。
同じ日の朝、自転車で新聞の集金に来た青年が、わが家の裏口のモミの古木を見上げながら、「あそこにウグイスがいますよ」と教えてくれたのです。「ほら、あの葉っぱが揺れているところ」と指さすのですが、近視の私には緑色の小鳥をぼんやり確認するのがやっとで、そのうちにお茶の水女子大の方へ飛び去っていきました。
集金に来た新聞は、中央競馬開催全場の全レースの予想を載せた『馬三郎』紙で、わが家の界隈で購読しているのは一軒だけだそうです。かつての三島由紀夫さんのような強い目をした眉目秀麗な集金の青年が口笛を吹きながら自転車に飛び乗って去って行くのを見送りながら、ピュアキュアキッコにお似合いかも‥‥と考えたりしたものです。
有馬記念には関係の無いエピソードですね。
石川喬司


石川先生、ありがとうございました♪‥‥ってワケで、あたしは、石川先生のお宅のモミの木に舞い降りた小鳥こそが、メジロだって思った。ウグイスの緑は、葉っぱのない枝にとまってれば認識できるけど、この時期に青々と茂ってるモミの木にとまってたら、葉っぱの緑色のほうが遥かに濃いから、ウグイスは薄い黄色か薄茶色に見えちゃうからだ。青々とした葉っぱの中にいたのに、近視の石川先生が「緑色の小鳥」だと確認できたってことは、実際にはウグイスよりも緑色がハッキリしてる小鳥だった可能性が高い。

つまり、あたしの推理が当たってれば、23日の朝、あたしが目撃したのはウグイスに間違いないけど、石川先生のお家の木に舞い降りたのはメジロだったってことになる。そして、それを石川先生に報せたのが、その界隈で1軒だけしか購読してない競馬の専門紙の集金人だったのだ。もちろん、この話は、あたしがウグイスのことを日記に書いたから、先生はあたしにメールで伝えてくださったので、あたしが書かなければ、こうした出来事があったことをあたしは知らなかったことになる。

‥‥そんなワケで、こんなに引っ張っちゃって申し訳ないけど、今回の「有馬記念」の出走馬の血統表を見てたら、18頭の中で、ただ1頭だけ、「メジロ一族」の血筋の馬がいたのだ。5枠9番のドリームジャーニーだ。ドリームジャーニーは、母方の父が、あの名馬のメジロマックイーンだ。そして、メジロマックイーンの両親はメジロテイターンとメジロオーロラで、メジロテイターンの父はメジロアサマ、メジロオーロラの母はメジロアイリスと、これでもか!これでもか!の「メジロ押し」だ(笑)

メジロマックイーンは、武豊が騎乗するようになった1991年には、「阪神大賞典」、春の「天皇賞」、「京都大賞典」なんかで優勝してるけど、「有馬記念」はダイユウサクに破れて2着になってる。つまり、今回のドリームジャーニーは、おじいちゃんのメジロマックイーンのリベンジなのだ。そして、このドリームジャーニーは、デビューした2006年の「朝日杯フューチュリティステークス」で優勝してる。そう、前回、あたしの予想が「完全に沈黙」しちゃったレースだ。つまり、前回の「朝日杯フューチュリティステークス」でのあたしの惨敗は、このレースを制してるドリームジャーニーが次の「有馬記念」で「暴走」するっていう暗示だったと考えられる。

さらには、このドリームジャーニーが入ったのが、黄色の5枠だってことがポイントになってる。小鳥の場合、メジロのほうが「うぐいす色」の緑色で、ウグイスのほうは黄色っぽい薄緑色だから、競馬の枠の色に当てはめると、メジロは緑の6枠、ウグイスは黄色の5枠ってことになる。石川先生のお家のモミの木に舞い降りたのがメジロだったと仮定すると、競馬の専門紙の集金人は、メジロをウグイスだとカン違いしたワケで、「メジロ一族」の血を引くドリームジャーニーが、自分の色の緑の6枠じゃなくて、本来はウグイスの色である黄色の5枠に入ったってことと合致してる。そして、何よりも、クリスマスの時期に、競馬の大御所の先生のお宅の「モミの木」に舞い降りたってことが、ものすごく「天からのお告げ」っぽく感じる‥‥ってことで、ここで「エヴァンゲリオン予想」が登場するんだけど、前回、あたしは、リツコとミサトの次の会話を引用した。


リツコ 「明日、何着てく?」

ミサト 「ああ、結婚式ね。ピンクのスーツはキヨミのとき着たし、紺のドレスはコトコのとき着たばっかだし‥‥」

リツコ 「オレンジのは?最近着てないじゃない」

ミサト 「あれね‥‥あれはちょっちワケアリで‥‥」

リツコ 「キツイの?」

ミサト 「そうよ!あ~あ、帰りに新調すっか‥‥」


この会話の流れから、あたしは、「ピンク(8枠)、青(4枠)、オレンジ(7枠)がダメ」ってことと、実際にミサトが結婚式に着てったのが、黒のミニのキャミドレス、赤のジャケット、白のパンプスだったってことから、「黒(2枠)、赤(3枠)、白(1枠)が来るのでは?」っていう予想を立てた。つまり、今回の「不思議な偶然」に関連してる黄色の5枠と緑の6枠は、どっちにも含まれてない「穴」に位置してるってことになる。

ちなみに、この「不思議な偶然」が起こる前の「エヴァンゲリオン予想」では、第拾伍話の「嘘と沈黙」の内容をよく考えて、あたしは、「黒」「赤」「白」の中でも、特に「白」に注目してた。ミサトは、黒のドレスや赤のジャケットは「ただ着てるだけ」だけど、「白のパンプス」に関しては、加持さんが「昔はヒールなんか履かなかったよな」とかって言ったり、酔ったミサトがパンプスを手に持って裸足で歩くシーンなんかも登場するからだ。そして、この回のラストは、ミサトが加持さんにピストルを突きつけて、地下のアダムの秘密を知るとこで終わる。「第1使徒アダム」は、色が白くて第1使徒なんだから、「白」の1枠は外せない。

‥‥そんなワケで、あたしは、1枠、2枠、3枠の枠連をメインにした上で、1枠1番のアンライバルドを「第1使徒アダム」と仮定して、この馬を軸に考えようと思ってた。そして、愛着を感じてるマツリダゴッホとテイエムプリキュアに関しては、予想や勝ち負けに関係なく「応援馬券」を買おうと思ってた。だけど、昨日の「不思議な偶然」によって、あたしは、5枠9番のドリームジャーニーにガゼン注目しちゃったのだ。ドリームジャーニー、つまり、「夢の旅路」ってワケで、18年前の「有馬記念」で2着にあまんじたメジロマックイーンの雪辱を「メジロ一族」の末裔であるドリームジャーニーが果たせば、これも1つの「夢の旅路」のゴールってことになる。前回の「朝日杯フューチュリティステークス」で「完全に沈黙」しちゃったあたしの「エヴァンゲリオン予想」も、3年前に同レースを制したドリームジャーニーが「有馬記念」で「暴走」してくれれば、これも1つの「夢の旅路」のゴールってことになる。だから、あたしは、「エヴァンゲリオン予想」の結果も踏まえつつ、「天からのお告げ」っぽい気がしてるドリームジャーニーを軸にして、白の1枠、黒の2枠、赤の3枠の馬、そして、緑の6枠の馬へと流す形で、自分の「夢の旅路」を終えようと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.12.24

セキレイ先生の教え

今朝、猫たちにご飯をあげるために駐車場に降りてったら、5~6羽のスズメが来てたので、あたしは「おおっ!」って思った。あたしのマンションの駐車場は、この地域の猫たちが集まる場所の1つだから、メッタにスズメは来ないからだ。それから、駅まで歩いてく途中で、住宅街のゴミの集積所にカラスが来てたので、あたしは「おおっ!」って思った。今日はゴミの日じゃないからだ。そして、もう少し歩いてくと、民家のお庭の木の枝に、空から2羽のウグイスが降りて来たので、あたしは「おおっ!」って思った。

 

この時期のウグイスは、まだ「ホーホケキョ」とは鳴けないけど、「笹鳴(ささなき)」って言って、「キョッ‥‥キョキョッ‥‥」って小さな声で鳴く。でも、身を隠してしばらく観察してたんだけど、2羽でじゃれ合いながら枝から枝へ渡ってるだけで、いっこうに鳴かないから、あたしは駅へ向かった。そしたら、人通りのない駅の高架の下の地面に、1羽のセグロセキレイが来てたので、あたしは「おおっ!」って思った。多摩川が目の前だから、ハクセキレイはタマに見かけるんだけど、セグロセキレイは珍しい。

 

ま、スズメとカラスに関しては、渋谷でも新宿でもどこでも見られるけど、朝からウグイスとセグロセキレイを見ちゃったから、とっても幸せな気分になれた。あたしは、小鳥の中ではスズメが一番好きなので、スズメを見られただけでも嬉しくなるんだけど、タマに鳴き声を聞けるくらいで、メッタに姿を見ることができないウグイスを見られたのは、ホントに嬉しかった。なんか、「ガリガリ君」で当たりが出たみたいな気分になれた。その上、セグロセキレイまで見られたんだから、「ガリガリ君」で当たりが出て、もう1本もらいに行ったら、それがまた当たりだったみたいな感じだった。

 

ウグイスは、スズメとおんなじくらいの大きさだし、体型も似てるし、まさに「うぐいす色」だし(笑)、とっても和風で可愛い小鳥だ。だけど、セキレイのほうは、スタイルもカッコイイし、白と黒のツートンの具合もカッコイイ。スズメやウグイスが1.5ボックスのファミリーカーだとすると、セキレイは小型のスポーツカーだ。だけど、セキレイもちっちゃいし、何よりも、尾を上下にパタパタさせて地面を叩く動きに愛嬌があるから、やっぱり可愛いと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、セキレイは、よく見るハクセキレイも、タマに見るセグロセキレイも、おんなじように尾を上下にパタパタさせて地面を叩く。だから、「イシタタキ(石叩き)」とか「ニワタタキ(庭叩き)」なんていう別名を持ってる。そして、セキレイには、もっとステキな別名もある。それは、「コイオシエドリ(恋教鳥)」っていう別名だ。だけど、「恋を教えてくれる鳥だなんて、なんてステキな名前なんだろう」って思ったのもトコノマ、これは、尾を上下にパタパタさせる動きが、人間のセックスの動きに似てることから付けられた呼び名なのだ(笑)

 

ニポンで一番古い勅撰の正史「日本書紀」は、「聖書」や「ギリシャ神話」にも負けず劣らずの一大スペクタクルファンタジーエロ小説だけど、西洋のアダムとイブにおける「禁断の果実」が、ニポンのイザナギとイザナミの場合は「セキレイ」だったのだ。「日本書紀」の第一巻「神代上」は、神様がニポンの国土を創造するってお話で、イザナギとイザナミは、「天沼矛(あめのぬぼこ)」っていう和製のロンギヌスの槍を使って、まだドロドロだった大地をかき回して、「オノゴロ島」っていう島を造った。そして、その島に降り立ったイザナギとイザナミは、兄と妹として仲良く暮らしてたんだけど、そのうち、お互いを異性として意識し始めちゃう。

 

 

イザナギ 「イザナミちゃん、ボクとキミとは体の作りが違うみたいだけど、キミの体ってどんなふうになってるの?」

 

イザナミ 「あたしの体はねえ、ほとんど大人の体になったんだけど、1ヶ所だけ大人になってない部分があるのよ」

 

イザナギ 「ボクはねえ、完全に大人の体になったんだけど、1ヶ所だけ大人になりすぎてビンビンになっちゃってる部分があるんだよ」

 

イザナミ 「ふ~ん」

 

イザナギ 「せっかくだから、キミの大人になってない部分に、ボクの大人になりすぎた部分を突きさしてみようと思うんだけど、どうだろう? きっと、新しい国を産み出すことができると思うんだ」

 

イザナミ 「グッド・アイディ~ア!」

 

イザナギ 「じゃあ、この巨大な『天の柱』の周りをキミは右から廻り、ボクは左から廻り、出会った場所で国造りの作業をしよう!」

 

 

‥‥ってなワケで、これは、女性器を「未発達なもの」、男性器を「発達しすぎたもの」と捉えて、その2つを合体ロボさせることによって、「完成された国土」を産み出すことができるっていう考え方だ。そして、まだ童貞だったイザナギは左から、まだ処女だったイザナミは右から、「天の柱」の周りを歩き始めた。で、ちょうど裏側あたりでバッタリと出会い、イザナミが「まあ、なんてイイ男なのかしら」って声をかけ、イザナギも「キミもステキだよ」なんて言って、2人はそのままセックスしちゃった。だけど、最初に生まれた「ヒルコ」も、次に生まれた「アハシマ」も、2人とも重い障害を持ってたため、海に流されちゃった。かわいそうな話だけど、ニポンで一番古い書物の「古事記」にも、公的な正史である「日本書紀」にも、そう書いてある。

 

そして、どうしてこんな子ばかりが生まれるのかと思った2人は、天の神様のとこに相談に行く。そしたら、「オーラの泉」とおんなじくらいウサン臭い占い師が、「それは女のイザナミのほうから先に声をかけて誘ったからじゃ。正しいセックスとは男のほうから誘うもんじゃ」なんてアドバイスしちゃう。それで、ここからは大事なとこなので、一応、「日本書紀」(岩波文庫)の原文を書いておく。

 

 

「書に曰はく、陰神(めかみ)先(ま)づ唱へて曰はく、「美哉(あなにゑや)、善少男(えおとこ)を」とのたまふ。時に、陰神の言先(ことさきだ)つるを以ての故に、不祥(さがな)しとして、更に復(また)改め巡る。則ち陽神(おかみ)先づ唱へて曰はく、「美哉、善少女(えおとめ)を」とのたまふ。遂に合交(みあはせ)せむとす。而(しか)も其の術(みち)を知らず。時に鶺鴒(にはくなぶり)有りて、飛び来たり其の首尾(かしらを)を揺(うごか)す。二の神、見(みそなは)して学(なら)ひて、即ち交(とつぎ)の道を得つ。」

 

 

で、いつもの「きっこ訳」で申し訳ないけど、こんな意味になる。

 

 

「ある書物では、次のように伝えられてる。悪い結果になっちゃったのは、女のイザナミのほうが先に「まあ、なんてイイ男なのかしら」って声をかけたことが原因だった。だから、もう一度、柱の周りを廻り直して、今度は、男のイザナギのほうから「おお、イイ女じゃん」って声をかけてみた。そして、待ちに待ったセックスをしようと思ったのもトコノマ、2人は「正しいセックス」」の仕方を知らなかったのだ。そしたら、どこからともなく1羽のセキレイが飛んで来て、2人の目の前で、頭と尾を上下にパタパタと動かし始めた。2人は、このセキレイの動きを見て学び、ようやく「正しいセックス」をすることができたのだ。」

 

 

ニポンで一番古い勅撰の正史「日本書紀」に、「ある書物では、次のように伝えられてる」なんて書いてあると、「おいおいおいおーーーーい!」ってツッコミを入れたくなっちゃうけど、これは、便宜上のことで、「日本書紀」を読んだことのある人ならご存知のように、すべての段落が「書に曰はく」で始まってる。ようするに、伝聞の形をとった上に、ソースを明記しないことで、内容の真偽の責任を誰かに転嫁しちゃう「サンケイ新聞方式」ってワケだ(笑)

 

ま、問題はそこじゃなくて、「セキレイ」の部分なワケで、ここでは、「鶺鴒(せきれい)」って漢字に「にはくなぶり」って読みが振ってある。これは、セキレイの昔の呼び名で、「には」は「俄(にわ)か」の「には」、「くな」は「お尻」のこと、「ぶり」は「振り」のことで、「素早くお尻を振る」って意味の名前だ。もちろん、これは、ただ単に「素早くお尻を振る」ってことだけじゃなくて、人間のセックスの時の男のお尻の動きに似てるってことを暗喩してる命名なのだ。

 

そして、セックスの初心者だったイザナギとイザナミは、「勉強、勉強、ホッホホ~♪」のふくろう博士‥‥じゃなくて、「セックス、セックス、クックク~♪」のセキレイ先生のオカゲで「正しいセックス」をすることができて、このあと、イザナミは、元気な子供たちを次々と産んだ。まず初めに淡路島を産み、続いて四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島と産み続け、最後にドドーンと本州を産んだってワケだ。そして、これで、北海道と沖縄を除いた「昔のニポン」が完成したってワケだ。

 

‥‥そんなワケで、ここまで読むと、セキレイ先生のオカゲで出来たのは、北海道と沖縄以外のニポンてことになっちゃうけど、実は、セキレイ先生は、北海道も造ってたのだ。北海道の日高地方のアイヌに伝わる神話の中にも、重要な役割を担ったセキレイ先生が登場する。

 

ザックリとアラスジを書くと、まだ地上がドロドロの泥だけで、人間どころか、鳥も魚も何もいなかった大昔のこと、天上にコタンカラカムイ(国造神)が現われた。そして、まず初めに、この世で最初の鳥として、セキレイを創造した。コタンカラカムイは、そのセキレイに、「地上に土地を造れ」と命じて放った。セキレイは、光の尾を引きにがら地上へと舞い降りて、尾を上下にパタパタと動かして、ドロドロの泥を固めてった。そして、海に浮く広大な大地が出来上がったのだ。

 

さらには、この大地に最初の人間が誕生した時にも、このセキレイは天上から舞い降りて、尾を上下にパタパタと動かして、人間にセックスの仕方を教えたことになってる。つまり、この部分は、本土の「日本書紀」とおんなじに、「セックスの先生」ってことになってる。ちなみに、セキレイのことをアイヌ語で「オチウチリ」って言うんだけど、「オ」は「尾」、「チウ」は「刺す」、「チリ」は「鳥」で、このまま直訳すると「尾を刺す鳥」ってことになる。

 

だけど、この「オチウ」ってのは、「尾を刺す」ように見える「交尾」を意味してる。つまり、「オチウチリ」ってのは、「交尾鳥」とか「セックス鳥」とかって意味になる。「セックス鳥」だなんて、ある意味、「アホウ鳥」よりもファンキーな命名だと思えちゃうけど、これは、人間にセックスの仕方を教え、今日の人間の繁栄のイシズエを築いたアリガタイザーな鳥って意味で、リスペクトしての命名なのだ。

 

でも、ここまで立派なセキレイ先生なのに、沖縄には神話がない。じゃあ、沖縄にはセキレイがいないのかって言うと、そんなこたーない。東京よりも遥かにたくさんの種類のセキレイがいるし、特に、キマユツメナガセキレイは、沖縄のどこでも見られるほど数が多い。それなのに、セキレイの神話がないってことは、沖縄の最初の人間のカップルは、セキレイ先生じゃなくてヤンバルクイナ先生からセックスの仕方を教えてもらったんだろうか?‥‥ってなワケで、沖縄には、セキレイの神話の代わりに、「クイナの人助け」っていう民話が伝承されてる。

 

ちなみに、クイナってのは、漢字で「水鶏」って書くように、主に水場の周辺にいる鳥で、それが「ヤンバル(山原)」にいるから「ヤンバルクイナ」って言う。だけど、この「クイナの人助け」に登場するのは、このクイナじゃないのだ。海の向こうから渡って来る白黒の小鳥のことをクイナって呼んでて、状況に照らし合わせて検証すると、どうも、セグロアジサシのことみたいなのだ。そして、このセグロアジサシってのは、パッと見た感じ、セグロセキレイによく似てるのだ。

 

とりあえず、どんな民話なのか説明すると、沖縄の小さな島で暮らしてたカップルが、ある日、ケンカをしちゃう。それで、女のほうが家出しちゃって、何日も帰って来ない。心配になった男のほうが、女を探しに行くんだけど、島中を探してもどこにもいない。それで、「もしや」と思って海に泳ぎ出したところ、あまりにも沖まで泳ぎすぎて、島の方角が分からなくなり、溺れかけちゃう。すると、その時、沖のほうから島に向かってクイナ(セグロアジサシ)の群れが飛んで来たので、鳥たちの向かう方向へ泳ぎ、何とか島に帰り着くことができた‥‥ってストーリーだ。

 

それで、この民話には、いくつかのバージョンがあるんだけど、その中の1つに、2人がケンカをした理由が、「いつまで経っても子供ができないから」ってのがある。そして、そのエンディングは、「男が無事に島に帰ると、女が家で待ってた。そして、仲直りして、めでたく子供が生まれた。」ってことになってる。だから、鳥がセックスの仕方を教えたのとは違うけど、鳥のオカゲで島へ帰ることができたんだから、結果的には、鳥のオカゲで子供を授かることができたってことになる。

 

‥‥そんなワケで、沖縄の民話の「クイナの人助け」まで、セキレイ先生のテガラにしちゃうのはムリがあるけど、それでも、本土と北海道が誕生したのはセキレイ先生のオカゲってワケだ。そして、何よりも、人間に「正しいセックス」の仕方を教えてくれたのがセキレイ先生なんだから、これから、どこかでセキレイを見かけて、尾を上下にパタパタさせてたら、世の中の男性諸君は、一緒になって腰をクイクイと動かしてみるべきだと思う。何故なら、「健全な魂は健全な肉体に宿る」とおんなじように、「正しいセックスは正しい腰の動きに宿る」って気がしてる今日この頃だからだ(笑)

 

 

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2009.12.23

米政府、駐米大使の呼び出しを否定

「米政府、駐米大使の呼び出しを否定」(世田谷通信)

日本のマスコミ各社は、日本時間の21日、ヒラリー・クリントン米国務長官が藤崎一郎駐米大使を国務省に呼び出し、日米合意に基づき辺野古への移設計画を早期に実施するように指示したと報道し、「異例の呼び出し」「アメリカの怒りは頂点」などと書きたてた。しかし、日本側のこれらの報道を受け、米国務省のクローリー次官補は、日本時間の23日、ワシントンでの記者会見で、「クリントン長官は藤崎大使を呼び出してはいない。藤崎大使は『普天間問題の解決には時間が必要だ』という日本側の立場を伝えるために、自ら国務省に立ち寄ったのだ」と説明し、日本のマスコミの報道内容を否定した。(2009年12月23日)


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★ この問題について真実を知りたい人は、LA在住のすみっちさんの「すみっち通信」の下記エントリーをお読みください。ニポンのマスコミの異常さが分かります。
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「すみっち通信」
http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4a75.html

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お知らせです!

【緊急アピール】(転載・転送を歓迎します)

「鳩山連立政権に、普天間基地の即時閉鎖・撤去と辺野古移設断念を要求しよう!」2009年12月22日

◆呼びかけ人
  平良 修(沖縄・沖縄市、沖縄平和市民連絡会)
  安里英子(沖縄・島尻郡佐敷町、沖縄大学・珊瑚舎スコーレ非常勤講師)
  浦島悦子(沖縄・名護市、ヘリ基地いらない二見以北十区の会)
  まついゆうこ(沖縄・南風原町、沖縄靖国合祀取消し訴訟団)
  鈴木雅子(沖縄・名護市、北限のジュゴンを見守る会)
  木村 朗(鹿児島大学教員)
  舟越耿一(長崎県長崎市、市民運動ネットワーク長崎)
  梶原得三郎(大分県中津市、草の根の会)
  渡辺ひろ子(福岡県築上郡築城町、平和といのちをみつめる会)
  廣崎リュウ(山口県下関市、下関のことばと行動をつなぐ『海』編集委員)
  奥田恭子(愛媛県松山市、心に刻む集会・四国)
  山本みはぎ(愛知県名古屋市、不戦へのネットワーク)
  近藤ゆり子(岐阜県大垣市)
  細井明美(神奈川県横浜市、ピースアクティビスト)
  小牧みどり(神奈川県相模原市、ブログ:ブーゲンビリアのきちきち日記)
  田鎖麻衣子(東京都新宿区、弁護士)
  近藤豊子(東京都練馬区、『週刊金曜日』練馬読者会)
  加藤賀津子(東京都葛飾区、基地はいらない!女たちの全国ネット)
  井上澄夫(埼玉県新座市、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
  加賀谷いそみ(秋田県男鹿市、男鹿の自然に学ぶ会)
  七尾寿子(北海道・札幌市) 〔順不同〕

 鳩山連立政権は2009年12月15日、基本政策閣僚委員会で以下の方針を決めました。

 普天間基地移設先については結論を来年に先送りし、結論の期限は今後与党3党で調整する。/そのために3党で実務者協議機関を設置する。/移設先は辺野古案を含め、新たな候補地を検討する。/来年(2010年)度予算にアセスメント継続を含む移設関連経費を計上する。

 この「政府の方針」は、依然、辺野古案を選択肢に含んでいます。方針中の来年(2010年)度予算に計上される移設関連経費については、12月17日の普天間関係閣僚協議で、防衛省予算ではなく、財務省の予備費(いわゆる「総理枠」)として計上されることになりましたが、移設関連経費であることに変わりはありません。「政府の方針」を一口に言えば、「あくまで辺野古への移設計画を放棄せず、他の移設先も検討する」ということです。
 この「政府の方針」について、マスメディイアの多くが「移設先決定の先送り」を批判していますが、問題の核心は「いつ決定するか」ではなく、政府が「辺野古移設を断念するか、しないか」ではないでしょうか。
 12月15日、鳩山首相はこう語りました。「沖縄県民の思いも理解する中で、名護市辺野古ではない地域を模索し、できれば決めるという状況を何としてもつくり上げたい」。そしてその翌日、首相は「従来通り(沖縄県名護市への移設に)決めることはやさしいが、かえって沖縄の反発が高まる」と発言しました。
 しかし鳩山首相のそれらの発言は、日本国憲法の前文と9条を顧みない姿勢に基づいていると言わざるを得ません。日本に米軍基地が存在すること自体がそもそも憲法に違反しています。普天間飛行場(基地)は米海兵隊の出撃拠点です。イラク侵略戦争では同基地から5000人の実戦部隊がイラクに送られ、その一部は「ファルージャの虐殺」に加わりました。侵略の拠点はまた、周辺住民を騒音を含む基地被害で脅(おびや)かしています。鳩山首相はそのおぞましい事実を凝視することから「普天間問題」を考えるべきです。
 あってはならない侵略の拠点は、どこにもあってはなりません。移設はまったく問題の解決にならないどころか、基地被害を広げるばかりです。普天間基地が周辺住民にもたらしている危険は、同基地の移設ではなく、即時閉鎖・返還(撤去)によって除去されるべきです。

 鳩山連立政権に以下の3項目を強く要求する運動を始めます。要求の対象は、鳩山首相、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄担当相、福島消費者・少子化相(社民党代表)、亀井金融・郵政改革相(国民新党代表)です。

 上記の閣僚に送る文章は次のものです。

【市民の共同の要求】
 鳩山連立内閣は2009年12月15日、普天間基地移設問題について「政府の方針」を決めました。「方針」は新たな移設候補地を検討するとしていますが、移設先には依然として名護市辺野古案(キャンプ・シュワブ沿岸域案)が含まれています。沖縄の人びとが一致して「県内移設反対」をはっきり表明しているにもかかわらず、現内閣がこのような「方針」を打ち出したことに、私たちは深い憤りを禁じ得ません。
 私たちは「世界一危険な」普天間基地を「移設」することは何の問題の解決にもならず、かえって基地被害を広げるだけであると思います。米海兵隊の出撃拠点である普天間基地は「移設」されるのではなく、ただちに閉鎖され撤去されるべきです。普天間基地の即時閉鎖・撤去によってこそ、沖縄の人びとが切望する「基地のない平和な島」を実現する第一歩が踏み出されるのです。そのような思いから私たちは、以下の3項目を鳩山連立内閣に強く要求します。

1.鳩山首相が、米国政府に普天間基地の即時閉鎖と撤去を毅然として要求すること
2.沖縄の思いに応え、日本政府として辺野古移設を断念すること
3.2010年度予算に普天間移設関連経費を計上せず、辺野古での環境影響評価(アセスメント)関連調査を一切中止すること

 みなさん、この共同の要求にどうかご賛同下さい。賛同の要領は以下のとおりです。

◆賛同は個人・団体(グループ)を問いません。
 ○ 賛同者になっていただける場合は、大まかな在住の地(たとえば、大分県中津市、和歌山県東牟婁郡太地町)をお知らせ下さい。
 ○ 団体(グループ)賛同の場合は所在地(たとえば、愛知県名古屋市)をお知らせ下さい。ただし名称に地名がついているときはその限りではありません。

 ● 賛同表明の連絡先は次の通りです。
    henoko.no-hutenma.out@mbn.nifty.com

 ※ お名前・おおまかな住所、団体(グループ)名・所在地に加えて、必ず「声明に賛同します」とご明記下さい。なお上記メールアドレスはご賛同の連絡専用です。

◆賛同の締めきりと連絡先
 ▼ 2010年1月末の臨時国会召集まで続けます。

【ご協力のお願い】
この共同声明にご賛同のみなさんにお願いします。このメールをみなさんのご友人やお知り合いの方々にご転送下さい。またご関係のメーリングリストやそれぞれのブログ、ホームページでご紹介下さい。どうか、よろしくお願いします。

 ◆〔個人情報の保護について〕
賛同者の氏名や賛同団体名をインターネット上で公表することはありません。ただし賛同件数については、声明提出後、賛同者と賛同団体のみなさんに運動の経過とともに報告します。また賛同件数はインターネット上で公表します。

◆ご賛同の集約と鳩山連立政権の閣僚への送付等実務を担当するのは以下の4人です。
  井上澄夫(埼玉県新座市、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
  加賀谷いそみ(秋田県男鹿市、男鹿の自然に学ぶ会)
  奥田恭子(愛媛県松山市、心に刻む集会・四国)
  廣崎リュウ(山口県下関市、下関のことばと行動をつなぐ『海』編集委員)

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暫定総理にイエローカード

ハトポッポは、昨日、21日の夜の会見で、民主党が9月の衆院選の時に掲げた公約のうち2つ、「こども手当て」と「ガソリン暫定税の廃止」について、結論を発表した。「こども手当て」は、所得制限を設けずに、公約通りに全員に支給されることになった。だけど、「ガソリン暫定税」のほうは、一応は廃止にするけど、同率の税金を別の名目で課税するそうで、ようするに、ガソリンは1円も安くならないことになった。適切な表現かどうかは別として、「看板の架け替え」ってワケだ。だけど、この2つの問題を一緒に書いてくと、両方とも中途半端になっちゃうから、今日は「ガソリン暫定税」のことだけを書いてこうと思う。

で、まずは、今日の緊急アンケートの結果を発表するけど、これを書いてる夜11時の時点で、回答の総数が9615人で、このうち、ハトポッポの政策を「支持する」が4078人で42%、「支持しない」が4611人で47%、「分からない」が926人で9%っていう拮抗した結果だった。ご協力くださった皆さん、どうもありがとうございました♪‥‥ってことで、今回のアンケートは、最初から「支持しない」が若干リードしつつ、「支持する」と「支持しない」がおんなじくらいのペースで伸びてった。だから、前回のアンケートのように、一部の偏向的な思想の人たちによる裏工作もなかったようで、この結果が、国民の総意に近いと思って間違いないだろう。

ちなみに、あたしは、「分からない」に投票した。自分のことだけを考えれば、政権交代したらガソリンが安くなるって信じてたから、これは完全な裏切り行為で、ムカついてムカついてたまんない。「こども手当て」を何兆円バラまこうとも、子供のいないあたしには関係ないし、あたしにとって「生活が少しでもラクになる」って実感できるのは、この「ガソリン暫定税の廃止」しかなかったからだ。だけど、民主党だって、何か考えがあってやってんだろうから、こうした「自分のことだけ」で判断すべきじゃないと思ったことと、まだ、ハトポッポの言ってることが曖昧でよく分からないので、あたしは、判断を保留した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしが判断を保留したのは、ゆうべのハトポッポの会見の内容が原因だ。ハトポッポは、最初、こんなふうに言った。


「一度、暫定税率を廃止して、それをすぐに戻すのは姑息だという世論の声がありました。財政が厳しい時だから、むしろ、景気対策、経済対策にしっかりと使ってくれよという(国民の)思いが伝わって来たから、使わせていただくことにすると、最終的に私が判断しました」


お前は、自分の都合のいいように国民の声が聞こえて来るエスパーか?‥‥ってツッコミは置いといて、ここだけを聞くと、「ガソリン暫定税」を廃止して、そのぶん、別の名目の税金を課税するのは、「景気対策」や「経済対策」のためだって言ってる。それなら、あたしは大反対だ。「景気対策」は、ドライバーだけの問題じゃなくて、国民全体の問題なんだから、国民全員が平等に負担するような、消費税とか、住民税とか、そうした税金の値上げでまかなうべきで、ドライバーだけに負担させるのは不公平だからだ。だけど、このあと、ハトポッポは、こんなセリフを付け足した。


「環境の問題もありますし」


「ガソリン暫定税」を廃止した代わりに「環境税」を導入するって議論は、ずいぶん前から出てたことだし、これなら、あたしは納得できる。車に乗らない人よりも、車に乗ってる人のほうが環境を汚染してることは事実だし、ガソリンに環境税を課税するのなら、車を持ってる人でも、ほとんど乗らない人と毎日のように乗ってる人とで納税額が違って来る。たくさん車に乗って、たくさんガソリンを消費して、たくさん空気を汚してる人は、たくさん税金を払うことになるんだから、これなら不公平じゃない。環境を汚した割合に応じて徴収された税金が、環境のために使われるのなら、ちゃんとスジの通った話で、これならあたしも納得できる。

ようするに、あたしは、頭ごなしに増税に反対してるワケじゃない。「ガソリン暫定税」から架け替えられる看板が、どんな名目の税金で、どんなことに使われるのか、その内容によって、「支持する」になる場合もあれば、「支持しない」になる場合もあるってことだ。そして、ゆうべのハトポッポは、この一番重要な点を明言しなかった。ただ、あたしが聞いた上での印象としては、単に財源不足を補うための増税で、「環境の問題」なんてのはイイワケにしか聞こえなかった。だから、あたしとしては、今日のところは、ひとまず保留にしたけど、今後、ハトポッポが、ハッキリと「環境税」ってことを明言して、環境のためだけに使うってことを約束しない限り、限りなく「支持しない」に近いブルーって感じの村上龍だ。

‥‥そんなワケで、あたしは、ずっと前から言い続けて来たけど、納税は国民の義務なんだから、必要があれば増税だってヤブサカじゃないと思ってる。消費税にしたって、ホントに国民のため、ホントに困ってる人たちのために使われるんなら、10%になったって15%になったって構わないと思ってる。だけど、今までの自民党政権では、自分たちと癒着してるヤツラのためだけに税金を使いまくり、ムダな公共事業をバラまき続けながら、それで、予算が足りないから消費税を引き上げるなんて抜かしてたから、あたしは「ふざけんな!」って怒ってたワケだ。

で、こうした税金のムダづかいを徹底的に見直して、税金がキチンと国民のために使われるようにするって公約に掲げたのが民主党だったワケだけど、政権交代したトタンに、どうも雲行きが怪しくなって来た。それは、タバコ税の引き上げに関するハトポッポと長妻ちゃんとの正反対のコメントを聞いたからだ。最初、タバコを1箱500円にするとか600円にするとかって話が出始めた時、厚生労働省が政府税制調査会に提出した要望書には、タバコ税の引き上げを要求する理由として「社会保障費などの財源確保のために」って書かれてたし、完全に厚生労働省の官僚に手なずけられちゃった感のある長妻ちゃんも「財源の不足を補うために」ってコメントした。ようするに、お金が足りないから、タバコ税を大幅に引き上げるってワケだ。

だけど、あたしの周りの喫煙者たちの多くは、「50円か100円くらいの値上げなら吸い続けるけど、200円も値上げされたらタバコをやめるよ」って言ってたので、あたしは、すぐに、喫煙者だけを対象にして、「タバコが1箱500円になったら?」っていうアンケートを実施した。子の時の結果は、10月31日の日記、「タバコの増税は国の大減収」にマトメてあるけど、やっぱり、こんなに大幅に値上げしたら、多くの喫煙者はタバコをやめるし、やめない人でも「本数を減らす」って人が大多数だった。そして、このアンケート結果をモトにして試算したら、タバコを1箱500円に値上げした場合の税収は、年間、6164億円もの大減収になることが分かった。

それで、あたしは、「財源不足を補うためにタバコ税を引き上げるのなら、大幅な引き上げは逆効果だ。税収のアップを見込むのなら、禁煙者が出ないように小幅な引き上げにとどめるべきだ」っていうアドバイスを書いた。だって、厚生労働省も、長妻ちゃんも、そろって「財源の不足を補うための増税」だって言ってたからだ。だけど、このタバコ税の大幅な引き上げについて、ハトポッポは、こう言ったのだ。


「私は(タバコを)吸いませんし、環境、人間の体の面から見てどうだということで、それなりに増税という方向が、私はありうべしかなと思います」


まるで、正岡子規の「鶏頭の十四五本もありぬべし」みたいに難解なコメントだけど、ようするに、ハトポッポは、「タバコは環境にも人体にもよくないものだから、大幅な増税の対象になっても仕方ない」って風味の言い方をしてる。つまり、ハトポッポは、「タバコは環境にも人体にも悪い」→「タバコ税を大幅に引き上げれば、タバコを吸う人が減る」→「タバコによる環境破壊も減り、病気になる人も減る」‥‥って理屈だ。あたしは、これはこれで一理あると思うし、病気になる人が減れば、医療にかかる国の支出も減るんだから、悪いことじゃないと思う。

だけど、この理屈だと、タバコを吸う人が減るんだから、タバコ税の税収も減るワケで、厚生労働省や長妻ちゃんが期待してる「税収アップ」とは正反対の結果になっちゃう。おんなじ「タバコ税の引き上げ」なのに、担当の厚生労働大臣の長妻ちゃんが言ってる「理由」と、総理大臣のハトポッポが言ってる「理由」とが正反対だから、あたしは、こんな増税は納得できないって思ったワケだ。

だから、今回の「ガソリン暫定税」の問題にしても、「景気対策」のためならそう言えばいいし、「環境」のためならそう言えばいい。それなのに、ハトポッポは、「景気対策」と「環境」の両方を口にした。これほどふざけた話はない。だって、「理由」も確定してないのに増税するなんて、結局は「増税ありき」の話ってことだからだ。とにかく、まずは増税だけしちゃって、あとからテキトーな「理由」をつければいいや‥‥ってふうに見えちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、9月の衆院選で、民主党が掲げた公約はたくさんあったけど、ハトポッポにしろ、フランケン岡田にしろ、カイワレ王子にしろ、党を代表する面々が連呼してたのは、「こども手当て」と「高速道路の無料化」の2つだった。つまり、民主党としては、この2つの公約を目玉にして総選挙を戦ったワケで、これだけが理由じゃないにしろ、その結果、政権交代を果たしたワケだ。そして、ミゴトに政権交代を果たし、総理大臣に就任したハトポッポは、10月26日の所信表明演説で、国民に対して、次のように約束した。


「年金、医療、介護など社会保障制度への不信感からくる将来への漠然とした不安をぬぐい去ると同時に、子ども手当の創設、ガソリン税の暫定税率の廃止、さらには高速道路の原則無料化など、家計を直接応援することによって、国民が安心して暮らせる「人間のための経済」への転換を図っていきます。そして物心両面から個人消費の拡大を目指してまいります。」


で、選挙中に連呼してた「高速道路の無料化」に関しては、ここでは「原則無料化」なんていう逃げ道を作った表現でお茶を濁してるから、政権をとったトタンに「東名高速と首都高速は除く」とか言い出しても、それほどツッコミは入れられなかったし、挙句の果てに「北海道だけ」なんていう事実上の「公約とりやめ」と同レベルのトンチンカンなことを言い出しても、それでも国民の目は温かかった。これは、民主党が力を入れてたほど国民が望んでた公約じゃなかったってことと、多少の問題があっても、あの史上最悪の自民党政権に戻るくらいならガマンしようってことと、あとは、ご祝儀相場が働いてた時期だったからだと思う。

だけど、その「高速道路の無料化」のオマケみたいな位置づけだった「ガソリン暫定税の廃止」に関しては、ハトポッポは、所信表明で、何の逃げ道も作らずに、明確に「廃止」って断言してるのだ。それも、「こども手当て」の設立と並べて断言してる。そして、全国民に大きな期待を持たせたこの所信表明から3ヶ月近くが過ぎた今月の16日、党の公約であり、自分の所信表明でも約束した「ガソリン暫定税の廃止」をどうしても実現したかったハトポッポは、来年度の予算要望で、周り中から「暫定税ぶんの維持」を求められちゃった。激しく遅ればせながら、多くの人たちが、どう考えても予算が足りないってことに気づいたからだ。そして、この時点で、「ガソリン暫定税の廃止」を事実上あきらめたハトポッポは、翌17日の会見で、こんなセリフをノタマッた。


「少なくとも民主党の候補者は、総選挙でガソリン暫定税を廃止すると主張してきました。その思いはやはり大事にする必要があると考えております」


そう、このセリフこそが、4日後の21日の夜に発表した「ガソリン暫定税は廃止するが、それと同等の別の税を課税する」っていう看板の架け替え作戦に踏み切ったホントの理由だったのだ。つまり、ハトポッポは、あたしたち国民に対してじゃなくて、自分の党の議員たちの顔を立てるために、形だけの「ガソリン暫定税の廃止」を行なったのだ。

そもそも、この「ガソリン暫定税」ってのは、「道路特定財源」の一部であって、道路を造ったりすることにしか使えない。だけど、毎年毎年、何千億円も有り余っちゃうから、国交省の官僚たちは、ムダな箱モノを造りまくったり、職員の寮ってタテマエで豪華なマンションを林立させたり、高級車をマトメ買いしたりして、それでも使いきれないので、みんなで温泉旅行したり、ゴルフへ行ったり、キャバクラへ行ったりして、さらには、マッサージチェアだの、ゴルフセットだの、高級釣具だの、欲しいものを次から次へと買いまくってたワケだ。

だから、「国交省だけオイシイ思いをしやがって!」って思ってた他の省庁から突っつかれたコイズミやアベシンゾーは、この「ガソリン暫定税」を「道路特定財源」から「一般財源」にするために必死だった。「一般財源」になれば、他の省庁も使えるようになるからだ。だけど、国交省の激しい抵抗にあって、コイズミも、アベシンゾーも、「ガソリン暫定税」の一般財源化には成功しなかった。だけど、この長年の問題を何とか形にしたのが、「あなたとは違うんです!」でオナジミのフクダちゃんだった。1年間の在任期間中に、何ひとつ政治的成果をあげられなかったように見られてるフクダちゃんだけど、一応、「道路特定財源制度の廃止」と「2009年度からの一般財源化」っていう枠組みだけは作ったのだ。ま、それを台無しにしちゃったのが、空気も漢字も読めないフロッピー麻生っていう大バカだけど(笑)

ここまで読めば分かるように、35年間もガソリン代に不当に上乗せされ続けて来た「ガソリン暫定税」ってものは、廃止するのならキチンと廃止して、そのぶんが安くならなかったら何の意味もない。そして、廃止しても別の同率の税を課税するくらいなら、フクダちゃんがやろうとしたように、「ガソリン暫定税」はそのままにして、使い道のほうを「道路特定財源」から「一般財源」へとスライドすればいい話で、何も新しい税金なんかを設立する必要なんてない。「一般財源」にすれば、「景気対策」に使おうと「環境」のために使おうと自由だし、「暫定」って形を残しておけば、仮に、今後、世の中の景気が良くなって、徴収する必要がなくなった場合には、廃止して国民の負担を減らすこともできるからだ。

‥‥そんなワケで、ハトポッポは、こんなにもベストな案があるのにも関わらず、「ガソリン暫定税」を廃止にして、それと同率の別の税金を課税するなんていう、手間が掛かる上に後戻りできない最悪の道を選んだのだ。それも、あたしたち国民のほうを向いて選択したんじゃなくて、衆院選で当選した民主党の議員たちの顔を立てるために、こんなにも無意味な「形だけの廃止」をしたんだから、ある意味、まだまだ余裕をぶっこいてるのかもしれない。それに、今日のアンケートの結果を見る限り、全体の42%はこの政策を支持してるんだから、国民の8割が反対してる法案を次々と「数の暴力」で強行採決させて来た自公政権よりは、遥かにマシってことなんだろう。だから、あたしも、レッドカードを出したい気持ちを抑えて、ここはイエローカードにとどめておいて、もうちょっと「暫定総理大臣」のことを長い目で見てあげようと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.12.22

緊急アンケートです!

鳩山由紀夫首相は、21日、ガソリン暫定税について、「実質的には公約を守れなかったことと同じなので、お詫びしなければならない」としながらも、「ガソリン暫定税は廃止するが、それと同等の別の税を課税する」と発表しました。ようするに、税金の名目という看板を架け替えただけで、ガソリンの価格は1円も安くならないわけです。

それどころか、暫定税のままなら、今後の状況によっては廃止になる可能性も残されていましたが、環境税などの名目に変更されれば、もう「暫定」ではなくなりますので、これから永久に課税されることが決定してしまったのです。

民主党のマニフェストを信じて、政権交代すればガソリンが安くなると思って民主党に投票した人たちの中からは、早くも批判が出始めている一方、この決断の背景にある財源不足や環境問題など、複数の事情に理解を示している人たちもいます。

そこで質問です。

あなたは、今回の鳩山首相の決断を支持しますか?支持しませんか?


【ガソリン暫定税は名目を変更するだけ】

1.支持する
2.支持しない
3.分からない


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「こども手当て」の行きつく先は

昨日の競馬で儲かったら、「フレッシュプリキュア!」のキュアスティックを買おうと思ってたのに、競馬の結果が惨敗だっただけじゃなくて、さっきアマゾンを見たら、4割引で2000円台になってたキュアスティックが、知らないうちに定価の5500円に戻ってた。こんなに高かったら、もしも競馬で儲かってたとしても、バカバカしくて買えやしないよ、まったく。だって、キュアスティックに限らず、「フレッシュプリキュア!」のグッズは、どれも買ったところで、使えるのは、あと1ヶ月ちょいだからだ。

あたし的には、「フレッシュプリキュア!」の前の「プリキュア5」のシリーズが好きだったし、「フレッシュプリキュア!」にしても、美希ちゃんやせっちゃんが加わったから好きになったけど、ハッキリ言って、ラブは好きじゃない。あの、わざとらしいくらいの天真爛漫さと言い、ベッキーにも負けないほどの「元気の押し売り」具合と言い、酒井法子とおんなじに口角を上げる表情と言い、そのどれもが癇にさわるのだ。

だけど、世の中的には、そこそこ人気がある「フレッシュプリキュア!」だから、あたしは、来年もリニューアルして続編が作られると思ってた。でも、プリキュアの動画を描いてるアニメーターが、9月の下旬ころに、「フレプリ(フレッシュプリキュア)は今年1年だけで終わりで、来年は最初の2人のパターンの新作だよ」って言ってた。それで、「人気があるのに、何で新作に変わるの?」って聞いたら、言いずらそうな感じで、ヒトコトだけ、「スポンサーの都合」って教えてくれた。

ようするに、プリキュアが新作になれば、登場人物の使う小道具類もすべて新しくなるワケで、そうしたものを作って売ってるのが、番組のスポンサーの玩具メーカーだってワケだ。だから、あたしが、「フレッシュプリキュア!」のキュアスティックを買ったとしても、来年の2月7日から新作の「ハートキャッチプリキュア!」がスタートしちゃうワケで、テレビの前でキュアスティックを振り回して遊べるのは、あと1ヶ月ちょいしかない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、来年の2月7日からスタートする「ハートキャッチプリキュア!」は、最初の「ふたりはプリキュア」のパターンに戻って、プリキュアに変身するのは2人になる。「キュアブロッサム」に変身する花咲つぼみと、「キュアマリン」に変身する来海えりかだ。ちなみに、「花咲」は「はなさき」だからいいんだけど、「来海」は「きまち」って読むそうで、すごくムリがある。「くるみ」とかって読むなら、まあ何とか理解できるけど、どこをどうすれば「来海」が「きまち」になるんだろう? たぶん、自分の子供にヘンテコな名前をつけるバカ親が増殖してる今どきの風潮に合わせたんだと思うけど、あまりにも酷すぎる。

ま、名前のことは置いといて、何よりもガッカリなのが、そのビジュアルだ。サスガに、こればかりは文章で説明できないから、このを見てもらうしかないんだけど、こんな2人がプリキュアだなんて、全身が脱力しちゃうほどガッカリだ。2人とも、ぜんぜん魅力的じゃないし、ぜんぜんカッコ良くないし、ぜんぜん強そうじゃない。そして、何よりの問題が、2人ともフェミニンだってことだ。

「ふたりはプリキュア」でも、「MAX HEART」でも、ボーイッシュな女の子とフェミニンな女の子のコンビがラブラブになるからたまんなかったのに、2人ともフェミニンだなんて、まったく分かってない。マニアックなことを言わせてもらえば、あたしは、大人のビアンの場合なら、ビジュアル的には、ネコとタチが明確なカップルよりも、2人ともセクシーで色っぽい女性同士がラブラブしてるほうが遥かに好きだ。だけど、中学生の場合には、やっぱり、役割分担がハッキリしてるほうが、見た目にも清潔感があっていいし、アニメのストーリー的にも分かりやすくていい。

そして、ボーイッシュな女の子とフェミニンな女の子なら、友情が愛情へと進化してく過程にゾクゾクできるのに、フェミニンな女の子同士だと、どんなに仲良くなっても、女の子同士のいやらしい友情のままでしかない。これは、プリキュアを制作する上で対象としてる子供たちにはいいかもしれないけど、プリキュアを別の観点から楽しんでる大人のあたしとしては、「おいおいおいおいおーーーーい!」ってことになっちゃう。

‥‥そんなワケで、今度の「ハートキャッチプリキュア!」をザックリと解説しとくと、「キュアブロッサム」の花咲つぼみは、花屋さんの子で、お父さん、お母さん、おばあちゃんとの4人暮らしだ。お花が大好きで、将来は植物学者になって、世界中の砂漠をお花畑にするっていうステキな夢を持ってる。だけど、とってもシャイな性格で、外見もメガネをかけたジミな女の子だ。一方、「キュアマリン」の来海えりかは、両親とお姉さんが経営してるブティックの子で、将来の夢はファッションモデルだ。そして、つぼみとは正反対のオセッカイな性格で、シャイなつぼみのことをほっとけない。それで、引っ込み思案なつぼみを何とかしようと、メガネを外させて、ヘアスタイルを変えて、変身させちゃう。

でも、そんなに積極的なえりかにも、コンプレックスがある。それは、お姉さんがとっても美人なので、何かあるたびにお姉さんと自分を比較して、お姉さんに引け目を感じちゃうのだ。だけど、つぼみと仲良くなったことで、えりかも考え方が変わって来て、将来の夢を自分が目立つためのファッションモデルから、みんなをキレイにしてあげるためのファッションデザイナーへと変更する。

こんな感じの前提からスタートした2人が、例によって例のごとくに、アリエナイザーな設定でプリキュアに変身することになり、アリエナイザーな設定で悪の組織と戦うことになっちゃうワケだけど、今回の変身グッズは、「ココロパフューム」っていう香水のビンの形のアイテムで、武器は「フラワータクト」だ。そして、見どころの1つとして、毎回、何パターンか登場する可愛い私服が用意されてる‥‥ってことで、ここまで説明すれば、賢明なる「きっこの日記」の読者諸兄はピンと来たと思うけど、そう、今度の「ハートキャッチプリキュア!」でスポンサーの玩具メーカーが狙ってるのは、子供向けのオシャレグッズなのだ。

これは、現在の「フレッシュプリキュア!」を注意深く見てた人なら、ウスウス感づいてたと思うけど、「キュアピーチ」に変身する主人公の名前が桃園ラブで、美希ちゃんが変身するのが「キュアベリー」で、この2つを組み合わせると、ナニゲに「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」の風味が漂ってる。つまり、すでに現在の「フレッシュプリキュア!」の時点から、ジョジョに奇妙に「ちっちゃな女の子のオシャレ心を刺激する方向」へと舵をきりつつあったのだ。ま、これは、競馬の「エヴァンゲリオン予想」と一緒で単なるコジツケだけど、とにかく、幼稚園や小学校低学年の女の子に、子供用の化粧品やファッションに興味を持たせるためのアニメだったワケだ。

大人の化粧品メーカーの資生堂も、新たな市場を開拓するために、中国へ進出し始めてる。これは、今までお化粧をしてなかった中国の女性たちが、好景気と社会状況の変化で、次々とお化粧をするようになって来たからだ。中国では、お化粧する女性が、年間1000万人ずつ増え続けてるそうで、これほどオイシイ市場をほっとく手はないってことだろう。そして、こんなふうに、新たな需要がない業界では、新たな供給をしてくしかない。

‥‥そんなワケで、幼稚園くらいの女の子がいる親は、「プリキュア5」を放送してた年には、お誕生日には「キュアフルーレ」や「キュアパレット」、クリスマスには「ココのぬいぐるみ」って、子供の欲しがるものを次々とプレゼントして来ただろう。だけど、次の年になって「フレッシュプリキュア!」がスタートしたトタン、今まで買い与えたオモチャには目も向けなくなり、今度は「キュアスティック」や「クローバーボックス」や「シフォンのぬいぐるみ」を欲しがるようになる。で、こんなことを2~3年も続けてたら、親のほうが学習して来る。

玩具メーカーとしては、どんなに子供たちが欲しがるものを作ったって、お金を出す親がNGを出したら意味がない。子供が欲しがる上に、親も「買ってやろう」って思うような商品を作らなきゃ売り上げにはつながらない。で、毎年毎年、似たようなものを買わされ続けて来てくれば、どんなにバカな親だって、テレビの子供向け番組とスポンサーとの戦略に気づき始める。30分の「フレッシュプリキュア!」の放送で、最初と途中に流れるCMが「キュアスティック」や「クローバーボックス」で、最後に流れるCMが劇場版のプリキュアなんだから、30分のアニメ自体が、オモチャや映画を売るための巨大なCMみたいなもんだって思えて来る。

ま、それでも、可愛い子供にせがまれると、バカバカしいとは思いつつ、子供の喜ぶ顔を見たくて、つい買い与えちゃうのが親心ってワケだ。だけど、買い与えたプリキュアグッズで楽しそうに遊ぶ我が子を見て、ニコニコしながらビデオで撮影しちゃうのも親ってワケで、ここには、「子供の喜び」だけじゃなくて「親の喜び」も同居してる。つまり、煎じ詰めて言えば、親も欲しいから買ってるワケだ。

だけど、どんな親バカだって、まるで自分の気持ちを見透かしたように、次々と発売され続けるプリキュアグッズには、そろそろヘキエキとしてるハズだ。それも、「キュアスティック」が5500円、「クローバーボックス」が9000円、「シフォンのぬいぐるみ」が6000円‥‥って感じで、ホイホイと買ってあげられるような値段じゃない。毎月、親から1500万円もお小遣いをもらってるような大富豪ならともかく、お昼ご飯をワンコインで済ませてるようなお父さんたちには、ちょっと「おいおい!」って言いたくなる値段だろう。だけど、サスガに、小学校高学年になってまでプリキュアグッズを欲しがるような子はメッタにいないから、親のほうも一過性のものだと思って買い与え続けてるんだと思う。

毎年毎年、代わり映えのしないプリキュアグッズが売り出され続けても、それを欲しがる子供と、子供に買い与える親のほうは、そこを通過してくだけだ。成長してプリキュアに興味がなくなった子供が卒業してけば、そのぶん、新しい幼児が下から上がって来る。玩具メーカーはおんなじことをしてても、お客のほうが通過してくんだから、市場は保障されてるワケで、あえて商品の方向性を変える必要もない。それなのに、今度の「ハートキャッチプリキュア!」は、より幼児向けの内容に変更された上に、スポンサーが売り出す関連グッズも、オシャレやファッションていう方向へ車線変更することになった。

これは、一定の年齢層の女の子だけを対象としてる商売だから、少子化の影響をダイレクトに受けちゃうためだ。ニポンの少子化は今に始まったことじゃないけど、自民党政権下では何の対策もとられて来なかったから、子供の数は減り続ける一方だった。そして、2005年、ニポンの出生率は、戦後最低になった。つまり、来年の2010年は、2005年に生まれた子供たちが5才になるワケで、5才と言えば、プリキュアに興味を持ち始めた女の子が、高いオモチャをおねだりするようになる年齢だ。プリキュア自体が、3才から6才までの女の子を対象に作られてるから、関連グッズの対象年齢もおんなじで、5才ってのは、プリキュアの対象年齢のど真ん中なのだ。

‥‥そんなワケで、これは、あくまでもあたしの想像だけど、プリキュアのオモチャを欲しがる対象年齢の女の子の数が、来年、戦後最低になることから、スポンサーのメーカー側は、リトル方向性を変えたんじゃないかと思う。幼児向けのアニメをより幼児向けな内容にすることで、さらに低年齢層への市場の拡大を図りつつ、子供向けの香水やファッションなど、オモチャのワクを超えたグッズを充実させることで、高年齢層への市場の拡大も図る‥‥ってことで、今までは「狭く厚く」だったプリキュアグッズの市場が、来年からは「広く薄く」へとシフトしてくような気がする。そして、これは、女の子のいる親だけの問題で、男の子しかいない親の場合は、去年さんざん「炎神戦隊ゴーオンジャー」のグッズを買い与えたのに、今年は次々と「侍戦隊シンケンジャー」のグッズを買わされるハメになり、今度のクリスマスに、ずっと欲しがってた7500円の「侍合体DXシンケンオー」をプレゼントして、ようやくひと息つけると思ったのもトコノマ、来年の2月14日からは、次の「天装戦隊ゴセイジャー」がスタートしちゃうんだから、気持ちの休まるヒマもないと思う。ま、どっちにしても、莫大な予算をドブに捨ててオオバンブルマイされる「こども手当て」のうちの何%かは、こうしたオモチャ代に消えてくんだから、政権交代して一番喜んでるのは、あんがいプリキュアや戦隊ヒーローモノのスポンサーかもしれないと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.21

完全に沈黙、そして‥‥

負けたどぉ~~~!‥‥ってワケで、今日の「朝日杯フューチュリティステークス」は、1着が8番のローズキングダム、2着が12番のエイシンアポロン、3着が2番のダイワバーバリアンていう結果で、あたしがエヴァンゲリオンの「第1回機体相互互換試験」にコジツケて選んだ1番のバトルシュリイマン、3番のガルボ、7番のバトルレッドと、あとから選んだ4番のヒットジャポットの4頭は全滅だった。5着までを見ると、ガルボだけが何とか4着に入ったけど、あとの3頭は5着までにも入らなかった。18頭のうち4頭も選んだのに、3着までに1頭も入らないなんて、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は、完全に沈黙しちゃった。

ちなみに、あたしは、「ヒットジャポットを軸にする」なんて言ってたけど、最初に選んだ3頭もコジツケ的に捨てがたかったから、この4頭の組み合わせだけを手広く買ってた。まず、3連複で、1-3-4、1-3-7、1-4-7、3-4-7を100円ずつ。それから、この4頭のうち2頭だけが1着と2着になることを予想して、馬連で、1-3、1-4、1-7、3-4、3-7を100円ずつ。そして、最後に、1着が別の馬で、この4頭のうちどれかが2着か3着に入ることを予想して、複勝で、1、3、4、7を100円ずつ。

で、これだけ買おうと思ったんだけど、ここまでの合計金額が1300円だったので、「13て、13日の金曜日的で縁起が悪そうだな」って思ったら、13番のエスカーダに目が止まった。それで、あたしは、自分が書いた「エスカーダ」の設立のエピソードを思い出した。エスカーダの馬券を買ったことがキッカケになって、ステキな人とゴールイン‥‥ていう妄想から、13番の単勝を100円買い足した。つまり、あたしは、合計で1400円投入したワケだけど、その結果は、「惜しい!」とか「カスった!」とか悔しがることすらできないほどの大惨敗で、もう一度、繰り返すけど、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は、完全に沈黙しちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、前回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」までは、トントン拍子で調子よく来た「エヴァンゲリオン予想」だったけど、今回の「朝日杯フューチュリティステークス」は、まるで、アベシンゾーが総理大臣だった時の参院選みたいに、フロッピー麻生が総理大臣だった時の衆院選みたいに、グーの音も出ないほどの歴史的惨敗になっちゃった。さらに、今回は、留守録しといたテレビの競馬中継を帰ってからのお楽しみにしてたのに、夕方に某事務所のパソコンをチョコっと借りたら、真っ先に目に飛び込んで来たのが、「薔薇一族、悲願のG1制覇達成!」っていうスポーツニュースのタイトルだった。だから、すでに、この時点で、あたしの買った馬券のうち、3連複と馬連は全滅しちゃったワケで、複勝にイチルの望みをかけて帰って来たのもトコノマ、その複勝も全滅しちゃったってワケだ。

おんなじ全滅でも、お家に帰って来るまで結果を知らなくて、録画を見て初めて結果を知れば、ガッカリするのも一度で済むし、1つの勝負に負けたって気持ちになる。だけど、今回のパターン青は、夕方に1敗して、夜にも1敗して、なんだか2回連続で負けたみたいな気分になっちゃった。名づけて「二段階衝撃」ってワケで、原チャリの「二段階右折」とおんなじくらいダメージがある。さらには、東京近郊の人にしか分からないと思うけど、「伊東に行くならハットッヤッ♪」でオナジミのホテル、「ハトヤ」の「三段逆スライド方式」にも迫るイキオイだ。ちなみに、ハトヤの「三段逆スライド方式」ってのは、ホテルの海水魚の釣り堀で、釣れば釣るほど安くなるシステムで、三段階に割引になる。

ま、「ハトヤ」のことは置いといて、話をクルリンパと戻すけど、競馬の知識がないあたしでも、「薔薇一族、悲願のG1制覇達成!」ってタイトルを見れば、これがローズキングダムのことだって分かったし、どんな内容かは知らないけど、きっと、「ローズ」を冠した馬で何度もG1レースにチャレンジしてた馬主だか厩舎だか調教師だかが、やっとのことで優勝することができた‥‥って感じのストーリーを想像した。ただ、まだ競馬を始めたばかりで、ローズキングダムにどんなストーリーがあるのか知らないあたし的には、オスばかり18頭で走ったレースってこともあって、「薔薇一族」なんて文字を見ちゃうと、どうしても「薔薇族」を連想しちゃうわ。ホーホッホッホッホッホッ!(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、今回、ものすごいことを発見した。それは、あたしの「コジツケ予想」の場合には、ハズレても言い訳をする必要がないってことだ。血統がナンタラとか、前走がナンタラとか、馬場状態がナンタラとか、難しいデータを並べて予想してたら、自分の予想にそれなりの裏づけがあるワケだから、当たった場合には「どうだ!」って自慢できるけど、ハズレた場合には言い訳をしなきゃならない。自分の予想を誰にも話してなくても、自分自身に言い訳しなきゃならない。自分が押してた馬が負けたら、騎手のセイにしたり、馬場のセイにしたりして、自分自身に言い訳しなきゃならない。

だけど、あたしの「コジツケ予想」の場合には、最初から何の根拠もない予想なんだから、「当たらなくて当たり前、当たったら儲けもの」ってワケで、とっても気持ちが軽やかだ。それに、全額負けても生活に支障をきたさない「2000円」ていう弱気なマイルールの中だけで楽しんでるのも、逆に言えば、自分の予想に自信がないからだ。キチンとデータを積み重ねてキチンと予想してれば、ある程度は自分の予想に自信が持てるから、「当たらなくて当たり前、当たったら儲けもの」なんて気持ちにはならないだろう。ちゃんとデータを見て予想してる人たちは、みんな的中させるつもりで馬券を買ってるワケで、そこには少なからず自信がある。だから、負けたら生活に困るほどのお金を賭けちゃう人も出て来るワケだ。

そんなこんなで、何の根拠もないコジツケ予想でも、すべてはゼーレのシナリオ通りに進んでるって思い込んで楽しむのが、あたしの「エヴァンゲリオン予想」の醍醐味だ。そして、マクラの部分で2回も繰り返しちゃったことをまた言わせてもらうと、今日の「朝日杯フューチュリティステークス」で、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は、完全に沈黙しちゃったのだ。そう、「完全に沈黙」しちゃったんだから、その次に画面に現われるのは「後、」っていう文字で、その先は初号機が暴走するってスンポーだ。

「エヴァンゲリオン」のパチンコを打ってて、あたしが何よりもコーフンするのが、「1」「3」「5」のチャンス目だ。ま、大当たり確定だから、「コーフン」てよりも「歓喜」って感じなんだけど、何の前ぶれもなく「1」「3」「5」で止まり、数字がゆらゆらと揺れると同時に「おおっ!」って気づき、一拍おいてから、セピア色っぽい画面に変わり、コクピットのシンジが操縦桿を引きながら「動け!動け!動け!動け!動いてよ~っ!」って叫ぶ。そして、黒地に白い明朝体で「エヴァ初号機、完全に沈黙」の文字。「ドゴーン!」て爆発をはさんで、「後、」の文字が出て、もう一度、「ドゴーン!」て爆発のあと、司令部の「パルス逆流!信号受信しません!完全に制御不能です!」とかっていう音声と警報音が響き、画面の中の初号機と役物の初号機が同時に「オオーン!」て咆哮をあげて、「暴走モード」へと突入する。

細かいことを言えば、この演出は「キセカチ(奇跡の価値は)」までで、「シトフタ(使徒、再び)」以降は、チャンス目に止まる前に役物が咆哮したり、文字の代わりにシンジのアップが出たりするようになって、全体的にアニメ重視の演出に変わっちゃったんだけど、あたしが好きだったのは、この昔の演出のほうだった。なんていうか、間の取り方がサイコーなんだよね。「1」「3」「5」で止まった時点で、もう大当たり確定なのは分かってるのに、使徒にやられて完全に沈黙しちゃった初号機が、目を覚ますまでの音と文字と絵の流れが、ホントにドキドキさせてくれるのだ。

だから、あたしは、今日の「朝日杯フューチュリティステークス」の結果が、ハズレはハズレでも「惜しいハズレ」だったりしたら、こんなふうにはコジツケなかった。だけど、今回は、3着までに予想した馬が1頭も入らなかったっていう完敗だったからこそ、これこそが「完全に沈黙」だと思った。そして、「完全に沈黙」と来れば、この次に来るのは「後、」っていう文字で、その先は初号機の暴走ってワケで、これは、大当たりが約束されてるサイコーの演出だから、すでに「有馬記念」は獲ったようなもんだ(笑)‥‥ってワケで、ここで、1通のメールをご紹介する。


件名:有馬記念が楽しみです!
お名前:HY子
コメント:きっこさん、こんばんは。福岡のHです。本日の朝日杯は残念な結果でしたが、私は逆に「これで来週の有馬記念はバッチリだ!!」と思いました。といいますのも、もう多くの人が気づいていると思いますが、きっこさんの競馬予想は、隔週ごとに2頭が的中してるんです。エリザベス女王杯=テイエムプリキュアとブエナビスタ、マイルCS=×、ジャパンカップ=オウケンブルースリとレッドディザイア、ジャパンカップダート=×、阪神ジュベナイル=アパパネとアニメイトバイオ、そして今日の朝日杯が×。この順番でいくと、来週の有馬記念は、きっこさんの予想する馬の中から2頭が的中することになりますよね。しかも、1年間の締めくくりのG1レースということで、何かBIGなことが起こりそうでワクワクします!有馬記念のきっこさんのエヴァ予想、楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願いします。それでは、このところ寒さが急に厳しくなってきましたので、どうかお体にお気をつけください。


Y子さん、どうもありがとうございました♪‥‥ってことで、ゼーレのシナリオ通りなら、今年最後の「有馬記念」は、「エヴァンゲリオン」の第拾伍話「嘘と沈黙」に対応してるハズで、タイトルに「沈黙」って言葉が入ってることから、今回のハズレを初号機の沈黙と見るか、ハタマタ、「嘘と沈黙」の「嘘」のほうが影響してきちゃうかは「神のみぞ知る」ってことになる。だけど、もともと「聖書」の世界観を底流させて制作された「エヴァンゲリオン」なんだから、「神のみぞ知る」って言葉は、通常の「結果は誰にも分からない」って意味じゃなくて、「エヴァンゲリオン予想こそが結果を知っている」って解釈することができる。

アニメを見た人なら分かると思うけど、第拾伍話の「嘘と沈黙」は、ちょっと特殊な内容だ。クラスメートの女の子がトウジに告白するのをアスカが手伝ったり、シンジとアスカがキスしちゃったり、ミサトが酔って加持さんにおんぶされちゃったりって、全編に渡って男女の関係のフレーバーが充満してる。そして、競馬に関連したキーワードもいろいろと散りばめられてる。たとえば、友人の結婚式に着てく服について、リツコとミサトがこんな会話をする。


リツコ 「明日、何着てく?」

ミサト 「ああ、結婚式ね。ピンクのスーツはキヨミのとき着たし、紺のドレスはコトコのとき着たばっかだし‥‥」

リツコ 「オレンジのは?最近着てないじゃない」

ミサト 「あれね‥‥あれはちょっちワケアリで‥‥」

リツコ 「キツイの?」

ミサト 「そうよ!あ~あ、帰りに新調すっか‥‥」


‥‥そんなワケで、この会話の流れから、ピンクはダメ、紺(青)もダメ、オレンジもダメってことが分かる。結局、ミサトが新調して結婚式に着て来たのは、黒のミニのキャミドレス、赤のジャケット、白のパンプスだった。そして、今回は、こうした「色」だけじゃなくて、「数字」でも、「単語」でも、競馬に関連してそうなコトガラが登場する。だから、今年最後のG1であり、あたしの「エヴァンゲリオン予想」の集大成でもある今度の「有馬記念」は、枠順がちゃんと決まってから、タップリと予想してみようと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.12.20

ワリと重要なお知らせ2連発です♪

たくさんの人がメールでお知らせしてくださったのですが、今日の「朝日杯フューチュリティステークス」で、2枠4番のヒットジャポットに騎乗する予定だった福永祐一騎手が、昨日の土曜日に行なわれた競馬で負傷したために、ヒットジャポットには、急きょ、江田照男騎手が騎乗することになったそうです。

これこそが、あたしが予感していた「直前の交代」であり、「第1回機体相互互換試験」に該当すると感じたので、あたしの「エヴァンゲリオン予想」も、急きょ、変更して、2枠4番のヒットジャポットを軸にしようと思います。もちろん、オトトイの日記で取り上げた馬にも絡めますが、軸はヒットジャポットということです。

お知らせくださった皆さん、どうもありがとうございました♪


それから、もう1つのお知らせですが、あたしをモデルにした「きっこ人魚」が釣れることでもオナジミのケータイ無料ゲーム、「ココ釣りマスター」で、毎月、楽しい「鮮魚の達人カップ」を開催してくださってる魚屋の大将、山根博信さんが、今夜放送のテレビ東京「ソロモン流」に登場します。「きっこ人魚」と同様なレアな対象魚として、「さかなやオヤジ山根」の名前でゲームにも登場していますが、今度はご本人がテレビに登場しちゃうのです。

ニポンイチの鮮魚の目利きとして活躍中の山根さんに密着取材して、多岐に渡った活動を紹介するワンダホーな内容なので、皆さん、ぜひご覧くださいね。そして、まだ「ココ釣りマスター」で遊んだことのない人は、最近ハヤリの「入会は無料だけど後から課金される誘導アプリ」とは違って、すべて完全に無料で安心して遊べる上に、毎月の「鮮魚の達人カップ」を始めとした様々なプレゼント企画がメジロ押しの「ココ釣りマスター」で、ぜひ遊んでみてくださいね♪


「ソロモン流」(毎週日曜日 午後9時54分から)
http://www.tv-tokyo.co.jp/solomon/

「ココ釣りマスター」
http://www.so-net.ne.jp/kokotsuri/
(「レア魚やレアアイテムをコレクション」→「詳しく見る」と進めば「きっこ人魚」や「さかなやオヤジ山根」を見ることができます♪)

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ヒヨドリジョウゴの実

ここんとこ、とても12月とは思えないような寒さが続いてる。まるで、1月や2月の寒さみたいだ。これは、東京で生まれ育ったあたしの感覚なので、北や南や西の人は違うと思うけど、東京だと、なんていうか、11月や12月の「年内の寒さ」と、1月や2月の「年が明けてからの寒さ」とは、寒さのタイプが違うんだよね。11月や12月の寒さは、北風の寒さって感じだから、中は薄着でも、ウインドブレーカーを羽織って風を遮断すれば、何とかガマンすることができる。外は震えるほど寒くても、風の吹いてない室内に入れば、暖房のない場所でも暖かく感じる。

 

だけど、1月や2月の寒さは、空気そのもの、地面そのものが冷たくなってる感じで、風がぜんぜん吹いてなくても、まるで、冷凍倉庫の中にいるみたいに寒い。どんなに重ね着をしても、体のあちこちにホカロンを貼ってないと寒いし、風の吹いてない室内にいても、暖房がなければ凍えるほど寒い。だから、本格的な暖房がないあたしのお部屋では、年内は普通に生活できるんだけど、年が明けてからの寒さは厳しい。夜なんて、上下に何枚も重ね着してるのは当然として、その上にコートを着て、手袋をして、毛糸の帽子を耳までかぶってても、唯一、空気に触れてる顔が寒い。特に、鼻の先が凍りそうに寒くて、そのうちに痛くなって来る。それで、花粉症用のマスクをして、自分の息で鼻を暖めてた。

 

でも、それから、コジマ電気のバーゲンで激安の電気毛布を手に入れて、夜だけは少し暖かく眠れるようになった。そして、あたしの惨状を知った俳句仲間や読者の皆さんが、ホカロン、湯たんぽ、電子レンジでチンするジェル状の湯たんぽ、毛布、電気敷き毛布、遠赤外線の靴下などなどを送ってくださったので、あたしの越冬生活は格段に改善された。だって、それまでは、ギャグじゃなくて、ホントに野良猫のマックスを連れて帰って来て、お布団の中に入れて、湯たんぽの代わりにしてたからだ。ま、そのセイで、電気毛布で暖かく寝られるようになった今でも、時々、マックスのほうから訪ねて来るようになったから、そんな時は一緒に寝てる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、12月の下旬くらいまでは、電気毛布を使わずに寝てて、ヒンパンに使うようになるのは、年が明けてからだ。だけど、あたしが寒さに慣れたのか、それとも世の中が暖かかったからなのか、去年の冬は、一度も使わなかったような気がする。もしかしたら、1回か2回くらいは使ったかもしれないけど、今年の1月と2月は、例年よりも暖かかったみたいで、ぜんぜん使ってないような気がする。

 

それなのに、ここ数日、一気に寒くなった。それも、いつもの11月や12月の寒さじゃなくて、お部屋の中にいても震えが止まらない1月や2月の寒さだ。30分も湯舟に浸かって体を温めても、お風呂から上がってバスタオルで体を拭いてるうちに、もう全身が寒くなって来る。夜中や早朝にパソコンを使ってると、マウスが冷たくて指の感覚がなくなって来る。あたしの車は、ウッドのステアリングに交換してあるから、朝イチはステアリングが冷たくて握ることができない。お部屋の中にいるのに、吐く息が真っ白で、あまりの寒さに、この冬、初めて電気毛布のスイッチを入れた。

 

それで、急に寒くなって、あたしがふと思い出したのが、多摩川の河原の「ヒヨドリジョウゴの実」のことだった。ヒヨドリジョウゴってのは、山とか河原とかに普通に生えてる植物なんだけど、ツル科の植物だから、自力で上に伸びてくことができない。木などの他の植物に巻きつきながら伸びてって、夏の終わりに、白くて可愛いお花をたくさん咲かせる。葉っぱは、朝顔の葉っぱに似てて、正面から見ると耳の垂れた犬の顔みたいに見える。そして、秋になると、白いお花は薄い緑の可愛い実になり、秋が深まって葉っぱが落ち始めると、実はだんだんに赤くなってく。

 

「ヒヨドリジョウゴ」の「ジョウゴ」は、漢字で「上戸」って書く。お酒が飲めない人のことを「下戸(げこ)」って言うけど、それの反対で、「大好物」って意味だ。つまり、「ヒヨドリの大好物」って意味で、漢字だと「鵯上戸」って書く。だけど、実際には、別にヒヨドリの好物ってワケでもないし、他の小鳥たちからも好まれてない。ようするに、小鳥たちには人気のない実ってことで、冬になるまで、食べられずにたくさん残ってる。

 

そんなヒヨドリジョウゴの実なんだけど、11月23日の「勤労感謝の日」に、競馬で儲けたお金で母さんに電動アシスト付き自転車をプレゼントして、一緒に多摩川沿いのサイクリングロードを走ってたら、最初にちょっと休憩した場所の近くに、ものすごくたくさんあったのだ。そこは、ススキとセイタカアワダチソウが密生してる場所だったんだけど、ヒヨドリジョウゴは、セイタカアワダチソウにだけ巻きついてて、可愛らしい真っ赤な実をたくさんつけてた。あたしは、「ススキは風で大きく揺れるから、巻きつくと切れちゃうのかな?」って思った。セイタカアワダチソウだって多少は揺れるけど、あたしの背よりも高いセイタカアワダチソウは、茎の下のほうは親指よりも太くてシッカリしてるから、あたしがヒヨドリジョウゴだったとしても、やっぱり、こっちに巻きつくと思った。

 

で、母さんとしばらく観察してたんだけど、母さんは、「セイタカアワダチソウがみんな枯れたら、もっと実の赤が引き立つのにね」って言った。この時、セイタカアワダチソウは、半分くらいは枯れ始めてたんだけど、半分くらいはまだ青々としてて、黄色いお花も少し残ってたのだ。だけど、そこに巻きついてるヒヨドリジョウゴのほうは、もう完全に枯れてて、葉っぱは1枚もないし、ツルも茶色く乾燥してた。そして、1センチくらいの真っ赤な実だけが、いくつもいくつも光ってた。

 

‥‥そんなワケで、春、夏、秋と、それぞれにたくさんの色があふれてた多摩川の河原も、冬に入ると、色がなくなって来る。多摩川の河原にも、冬でも緑を絶やさない常緑樹が生えてるプチ森林もあるけど、この場所には草花しか生えてないから、その草花がぜんぶ枯れたら、すごく殺風景になる。冬になって、1年草たちがすべて枯れ、多年草たちが土の中で根だけの越冬を始めると、目に見える河原は一気に寒々しくなる。だけど、そんな殺風景の河原でも、枯れ草の残ってる場所に近づいてみると、ヒヨドリジョウゴの小さな赤い実だけが残ってて、生命感が消えたモノクロの世界の中に、小さな命の残り火を感じさせてくれるのだ。

 

モノクロの中の赤って言うと、あたしの大好きなUB40の「Red Red Wine」のPVを思い出す。ニール・ダイヤモンドの名曲をUB40がレゲエにアレンジしたカバーで、全編モノクロの映像の中で、アリ・キャンベルが持ってるグラスのワインだけが赤い。ただ、これは赤ワインだから、真っ赤じゃなくて、くすんだ赤だ。でも、今の時期のヒヨドリジョウゴの実は、真っ赤も真っ赤、まっかっかだ。エヴァンゲリオンならアスカの弐号機よりも赤いし、ガンダムならシャアのザクよりも赤い。ランコムならラプソリュルージュの190番のルージュエテルネルよりも赤いし、シャネルならルージュアリュールラックの75番のドラゴンよりも赤い。

 

そんなに真っ赤なヒヨドリジョウゴの実だから、ひとつひとつは小さくても、モノクロの世界の中では、不思議な存在感がある。もちろん、枯れた草だけでもワビやサビを味わうことはできるんだけど、そこに小さくて真っ赤な実が置かれると、枯れ草のワビやサビも引き立つ上に、実だけを残して薄茶色に枯れたヒヨドリジョウゴの茎やツルに、より一層のワビやサビが感じられる。

 

だけど、11月23日に母さんと見た時には、ヒヨドリジョウゴは実だけを残して完全に枯れてたけど、巻きつかれてるセイタカアワダチソウのほうは、まだ半分くらいは青々としてたのだ。だから、河原の世界には、ヒヨドリジョウゴの実の赤だけじゃなくて、セイタカアワダチソウの葉っぱや茎の緑や、花の黄色が置かれてて、中途半端な感じだった。それで、母さんは、「セイタカアワダチソウがみんな枯れたら、もっと実の赤が引き立つのにね」って言ったのだ。

 

で、話はクルリンパと戻るけど、あたしは、ここ数日で急に寒くなったから、そろそろセイタカアワダチソウがみんな枯れてるんじゃないかと思って、ヒヨドリジョウゴの実の様子を見に行ってみることにした。オトトイ、お仕事のスタート時間が2時間ほど遅くなって、朝9時に出掛ける予定が11時になったから、寒かったけど、自転車で行ってみた。多摩川のサイクリングロードを上流に向かって走ると、お天気は良かったけど空気が冷たくて、化粧水でパッティングしてるみたいに顔の皮膚が引き締まった。10分ほど走って、土手を下りると、1割くらいは緑のセイタカアワダチソウも残ってたけど、ほとんどは枯れてて、いい感じのワビとサビを醸し出してた。

 

‥‥そんなワケで、あたしは、ワクワクしながらセイタカアワダチソウに近づいてったら、ナナナナナント! カンジンのヒヨドリジョウゴの実のほうが、赤を通り越して汚らしい黄色に変色してたのだ! ポツポツと赤い実も残ってたけど、食べたあとのブドウみたいにしぼんだ黄色い実が並んでて、あたしの思ってた状況とはぜんぜん違ってた。一応、なるべく赤い実が集まってた部分をケータイで接写して、一句そえて母さんのケータイに画像を送ったんだけど、画像も俳句もイマイチで、どうも納得が行かなかった今日この頃なのだ。

 

 

 川風のつんと鵯上戸の実  きっこ

 

 

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2009.12.19

重要なお知らせです。

普天間基地の問題で、あたしが何度も書いて来たことですが、自民党がずっとインペイして来た事実、ニポンの偏向マスコミが自民党の指示で報じて来なかった事実について、宜野湾市の伊波洋一市長が「日テレNEWS24」のインタビューに答えて、米軍の資料をもとに、とても分かりやすく説明しています。

30分の番組ですが、これを最後まで見れば、ブッシュとコイズミが約束した「日米ロードマップ」という合意案に対して、米軍自体が納得していないという事実や、その内容が正しく国民に報道されて来なかったという事実、そして、コイズミからアベシンゾーへと政権がバトンタッチされた時に、巨大な防衛利権もバトンタッチされたという事実も垣間見られて来ます。

12月5日の日記、「普天間移設を急ぐ人たち」を読んでも、複雑でイマイチ分からなかったという人は、ぜひご覧ください。この放送を見れば、外相のフランケン岡田や防衛相のコシヌケ北沢が、どれほどこの問題に対して無知なのか、どれほどこの問題の本質を理解していないのかが一目瞭然です。

「漢方薬騒動」の時もそうでしたが、たった30分の番組を見ることを面倒くさいと思い、真実を知るチャンスを自ら放棄する人は、いつまでも「騙される側の人間」です。あたしは、1人でも多くの人に、普天間問題の真実を知って欲しいと思っています。


リンク先の小さな画面のスタートボタンをクリックすれば、自動的に画面が少し大きくなって放送が始まります。
 ↓
「伊波洋一市長のインタビュー」(日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/articles/2009/12/11/04149543.html


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米国務長官が普天間先送りを快諾

「米国務長官が普天間先送りを快諾」(世田谷通信)

COP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)に出席するため、デンマーク・コペンハーゲンを訪れている鳩山由紀夫首相は、17日(日本時間18日)、ヒラリー・クリントン米国務長官に普天間飛行場の移設問題を先送りした経緯を話し、快諾されたことを同行の記者団に伝えた。COP15の晩餐会で、クリントン米国務長官と席が隣り同士になった鳩山首相は、普天間飛行場の移設問題について「現在の日米合意案は日米ともに前政権同士が決めたこと。アメリカも日本も新しい政府にチェンジしたのだから、過去の合意案は見直す必要がある」と切り出し「長年苦しんで来た沖縄の人たちに、これ以上新しい基地を押しつけることはできないというのが、われわれ新しい政府の考えだ。過去の合意案に代わる新たな選択肢を検討する必要があり、そのために結論を先送りした。しばらく時間が掛かってしまうが、どうかご理解いただきたい」と伝えた。これに対しクリントン米国務長官は「沖縄の問題はわれわれもよく理解している。先送りについてもよく分かった」と笑顔で快諾した。普天間飛行場の移設問題については、米国務省のクローリー次官補も15日の会見で「われわれは日本政府が発表する内容に従うつもりだ」「日本政府は少し時間が欲しいと言って来た。われわれは日本政府の要望に喜んで従う」とした上で「われわれは駐留米軍が沖縄の人たちに大きな影響を与えていることも、日本の人たちにとって重要な利害関係を持っていることも認識している。そのために今後も日本政府とハイレベルな協議を続けていきたい」と正式にコメントしている。今回、鳩山首相がクリントン米国務長官から直接の快諾を得られたことで、普天間問題に対する日本側の姿勢は完全に米国政府に理解されたものと認識してよかろう。(2009年12月19日)


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馬券補完計画

今日、「朝日杯フューチュリティステークス」の枠順が発表になったので、2日連続で競馬の話題になっちゃうけど、昨日の「エヴァンゲリオン予想」を補足する形で、今日も「馬券補完計画」を進めてこうと思う。で、難しいことが書いてある本格的な一覧表はこちらを見てもらうとして、あたしに必要なのは、番号と馬の名前と騎手の名前だけなので、こんなにスッキリした一覧表だ。


1枠1番  バトルシュリイマン/武士沢友治
1枠2番  ダイワバーバリアン/蛯名正義
2枠3番  ガルボ/吉田隼人
2枠4番  ヒットジャポット/福永祐一
3枠5番  ダッシャーゴーゴー/佐藤哲三
3枠6番  キングレオポルド/柴田善臣
4枠7番  バトルレッド/田中勝春
4枠8番  ローズキングダム/小牧太
5枠9番  エーシンホワイティ/安藤勝己
5枠10番 ツルマルジュピター/勝浦正樹
6枠11番 フローライゼ/後藤浩輝
6枠12番 エイシンアポロン/池添謙一
7枠13番 エスカーダ/A.クラストゥス
7枠14番 キョウエイアシュラ/三浦皇成
8枠15番 トーセンファントム/内田博幸
8枠16番 ニシノメイゲツ/北村宏司


ただ、今回のレースに対応してる「エヴァンゲリオン」の第拾四話「ゼーレ、魂の座」では、レイとシンジが機体を交換してテストを行なう「第1回機体相互互換試験」がキーワードなので、レース直前に馬が代わったり騎手が代わったりした3頭、ガルボ、バトルレッド、バトルシュリイマンだってことは動かないけど、この「エヴァンゲリオン予想」をさらに強固にするために、枠の色にも注目してみたいと思う今日この頃、皆さん、てかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、枠の色は、本格的な一覧表のほうを見てもらえば一発で分かるけど、1枠が白、2枠が黒、3枠が赤、4枠が青、5枠が黄色、6枠が緑、7枠がオレンジ、8枠がピンクって決まってる。だから、今回のあたしの予想した3頭は、バトルシュリイマンが1枠の白、ガルボが2枠の黒、バトルレッドが4枠の青ってことになる。それで、まずは、出走馬が決まる前から気になってたバトルレッドから行っちゃうけど、この馬の名前を初めて見た時に、あたしは、すぐにアスカの弐号機の戦闘シーンが頭に浮かんだ。だから、ホントなら、この馬が赤の3枠だったら、名前も枠も赤ってことで、アスカ風味がマンマンだったワケだ。

だけど、バトルレッドが青の4枠に入ったってことをエヴァンゲリオン的に分析してみると、バトルレッドは赤だからアスカの弐号機の色で、4枠の青はレイの零号機の色で、この赤と青を混ぜると紫になる。そう、シンジの初号機の色だ。競馬の枠の色に紫はないから、あたしは、「枠の色で初号機に該当する馬を決めることはできないな~」って思ってたんだけど、これで解決することができた。今回は、名前が赤に関連してる馬が青の4枠に入ったけど、逆に、名前が青に関連してる馬が赤の3枠に入ってもいいワケだ。

で、ちょうど色の話をしてるとこだから、ついでに書いちゃうけど、今回の「ゼーレ、魂の座」は、レイが零号機に乗って暗い通路を歩いてく後ろ姿で終わる。これが、競馬の馬が競馬場へ入ってく時の通路によく似てる上に、通路の両側に壁の低い位置にランプが並んでるから、零号機は左右の下のほうから照らされてるみたいな感じになってて、背中や両腕のブルーが、いつもよりも一段濃い色に見えるのだ。太陽の下とかだと、明るい感じのブルーの機体なんだけど、このシーンでは、濃いブルーに見える。それが、競馬の4枠の色とソックリなのだ。

そんなこんなで、さらにディープに突き詰めてくと、零号機は、メインの色は青だけど、部分的に白が入ってる。そして、黄色とオレンジの中間みたいな色になる時もある。「エヴァンゲリオン」のことをあんまり詳しく知らないあたしは、何がどうしたら零号機が黄色になるのか分からないんだけど、今の前の前のパチンコ、「奇跡の価値は」だったかな? 零号機のリーチは一番弱くて、普通は絶対に当たらないのに、100回に1回くらい、青じゃなくて黄色の零号機が登場することがある。そうするとプレミアで、どんなに予告が弱くても、必ず大当たりするのだ。だから、あくまでもパチンコの上での話だけど、零号機が黄色になると、悟空がスーパーサイヤ人に変身するみたいに強くなる。

つまり、ここまで広げて考えると、レイの零号機に該当する枠は、メインが青の4枠で、サブが白の1枠で、スペシャルが黄色の5枠ってことになる。パチンコのリーチで見られるプレミアの零号機は、黄色とオレンジの中間みたいな色だから、オレンジの7枠も考えたんだけど、オレンジと言えば、アスカの弐号機に部分的に使われてる色だ。そして、シンジの初号機は、メインの色は紫だけど、部分的に黄緑色が入ってる。稲垣早希ちゃんの「西日本横断ブログ旅」で使ってるサイコロも、初号機サイコロは紫と黄緑色の2色になってるし、弐号機サイコロは赤とオレンジの2色になってる。だから、オレンジの7枠は、弐号機のサブの色ってワケで、零号機がスペシャル状態になった時は、黄色の5枠にしないとダメなのだ。

‥‥そんなワケで、前回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」が終わった翌日の月曜日のこと、あたしは、今度の「朝日杯フューチュリティステークス」の出走登録馬の一覧を見て、ピンと来る名前を探そうと思ってたら、競馬の師匠の石川喬司先生からメールが届いた。それで、石川先生のコラムが掲載されてる「週刊競馬ブック」が「今日発売」だって書かれてたので、あたしは、さっそく読ませていただいた。今回のコラムは、「馬はサイコロではないが」ってタイトルで、昔の話題から最新の話題まで、いつもの会話形式で楽しい競馬の話題が続いてくんだけど、軸になってるのは、サイコロを振るだけのバクチと競馬との相違点や類似点について書かれてた。

それで、あたしは、「ハッ!」っと思った。実は、いつも金曜日か土曜日の夜に見てた早希ちゃんの「西日本横断ブログ旅」だけど、先週は忙しくて見られなくて、日曜日の深夜にようやく見られたのだ。それで、スタートからずっと弐号機サイコロだけを使い続けて来た早希ちゃんは、前回、「2」を出しちゃったショックを引きずってて、この旅で初めて、初号機サイコロを使うことにしたのだ。そして、めでたく「5」を出して、大量のコメントを旅の資金にすることができたのだ。こんな内容の放送を見た次の日に、サイコロの話題を書かれてる石川先生のコラムを読んだので、あたしは、何だか不思議な偶然を感じた。

石川先生のコラムでは、「サイコロは、すべての目が出る確率が均等だから、出目を推理する楽しみがない」ってふうに考えてる正統派の競馬ファンの気持ちを代弁しつつ、でも最近は「サイコロを振ったような結果のレースも散見する」ってことを憂いつつ、新しく導入されるギャンブル性の高い馬券のシステムに問題提起してた。コラムの文章をそのまま引用させていただくと、「(前略)<サイコロには記憶も良心もない>というのは名言だが、精魂傾けて全力疾走する競走馬は無機物のギャンブル道具ではないはずだ(後略)」ってことだ。

一方、早希ちゃんは、最初の「関西縦断ブログ旅」と、第2弾の「四国一周ブログ旅」の時は、石川先生がコラムに書かれてる通りに、「無機物のギャンブル道具」であるサイコロを振ってたから、いい目が出れば大喜びし、悪い目が出れば落ち込み、サイコロを振るたびに一喜一憂してた。だけど、第3弾の「西日本横断ブログ旅」からは、早希ちゃんの大好きな「エヴァンゲリオン」の初号機と弐号機のカラーにペイントしたサイコロが用意されて、好きなほうのサイコロを振れることになった。そしたら、早希ちゃんは、何のタメライもなく、弐号機サイコロを振って、いい目を出し続けた。コメント数の10倍の資金がもらえる「6」を2回も続けて出して、スタート早々から高級旅館に泊まっちゃう。

番組的には、タマには初号機サイコロも使って欲しいのに、大好きな弐号機カラーのサイコロを信頼しきってる早希ちゃんは、何度、サイコロタイムを迎えても、いっこうに初号機サイコロを使おうとはしなかった。そして、振っても振っても、いい目しか出ないから、「ゴールまで、このサイコロだけで行けるんとちゃう?」なんて言い出しちゃうほどだった。これは、それまでの単なる「無機物のギャンブル道具」だったサイコロが、まるで自分が応援してる競馬の馬のように、自分の思いや願いを賭けられるだけの存在に昇華したってことなのだ。

だけど、何度も何度も早希ちゃんに幸運をもたらせてくれた弐号機サイコロも、とうとう「2」を出す時が来た。それでも、「1」を出して「全額没収」になるよりは遥かにマシだけど、この「2」によって、早希ちゃんは、この旅で初めて、初号機サイコロを使う決心をした。だけど、これは、弐号機サイコロに見切りをつけたとかじゃないのだ。早希ちゃんは、「今までがんばってくれたから、ちょっと休ませてあげないとね」って言って、弐号機サイコロを仕舞ったのだ。これは、もう、早希ちゃんと弐号機サイコロとが完全にシンクロしてるってことで、心が通じ合ってるようにも感じられた。

そして、これまで酷使して来た弐号機サイコロをやさしく仕舞った早希ちゃんは、本来は自分の機体じゃない初号機サイコロに初めてエントリーしたのに、ミゴトに「5」を出したのだ。これは、どう見たって、「第1回機体相互互換試験」なワケだし、初めて乗った初号機で出素晴らしい成績を叩き出したんだから、リツコもミサトもビックル一気飲みだっただろう。

‥‥そんなワケで、今回の「朝日杯フューチュリティステークス」は、1番のバトルシュリイマン、3番のガルボ、7番のバトルレッドの3連複を100円と、このうちの2頭の馬複をぜんぶ、つまり、1-3、1-7、3-7を100円ずつと、他の馬が1着になって、この3頭のうちの2頭が2着と3着になることを考えて、この3頭の複勝を100円ずつ、これで、700円だ。そして、ラストシーンの零号機の後ろ姿が印象的だったから、白の1枠と青の4枠の枠連を100円と、零号機のプレミアカラーの黄色の5枠にも手を伸ばして、1-5、4-5の枠連も100円ずつ、これで、ちょうど1000円になる。あとは、今までのレースの結果を考えて、あたしの予想した3頭のうち2頭が2着と3着になることを想定して、○-1-3、○-1-7、○-3-7っていう3連複を買っとくために、この「○」に入る馬を日曜日までに決めればいいって感じの今日この頃なのだ。


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2009.12.18

【速報】片山右京さんを保護

「片山右京さんを保護」(世田谷通信)

富士山で遭難していた元F1ドライバーで登山家の片山右京さん(46)を捜索していた山岳捜索隊から、18日午後0時21分ころ、自力で新5合目あたりまで下山して来た片山さんを発見、保護したと静岡県警本部に連絡があった。片山さんに同行していた堀川俊男さん(34)と宇佐美栄一さん(43)の2名については捜索を続けている。片山さんは救助隊員に「ご迷惑をおかけしてすみません。僕は大丈夫ですが、同行者の1人は死亡したかもしれません」と話したという。(2009年12月18日)


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【速報】片山右京さんが遭難

「片山右京さんが遭難」(世田谷通信)

元F1ドライバーで登山家の片山右京さん(46)が、18日未明、富士山で遭難した。静岡県警御殿場署によると、18日午前0時49分ころ、片山さんの経営する「片山右京チャレンジスクール」(神奈川県相模原市)に片山さんから「一緒に登山をしていた男性2人のテントが飛ばされた」と連絡があり、救助の要請があったという。また、同日午前7時35分ころには、片山さんから御殿場署に「一緒に登山をしていた男性1人が死亡した。もう1人も体調が悪い」と電話連絡が入ったため、現在、県警は山岳救助隊7名を現場に向かわせるとともにヘリを飛ばして空からも捜索している。片山さんに同行しているのは「片山右京チャレンジスクール」の社員、堀川俊男さん(34)と宇佐美栄一さん(43)の2名と見られ、富士山御殿場口で片山さんの乗用車が発見されたため、静岡県側の6合目から9合目の間で遭難したものと思われる。片山さんらが遭難した時間帯は、気温マイナス15度、風速25メートルの暴風が吹いており、安否が心配されている。片山さんは、F1ドライバー引退後は、ルマン24時間耐久レースなどに参戦しながら、子供のころからの夢だったヒマラヤ登山をはじめ、世界7大陸最高峰への登頂にチャレンジ中で、登山家、冒険家としても活躍している。12月11日からはホノルルマラソンに出場するためにハワイへ渡っており、無事に完走を果たして16日に帰国したばかりだったが、現在、南極大陸最高峰のビンソンマシフ登頂にチャレンジするためにトレーニングを続けており、今回の冬山登山もトレーニングの一環として17日午前4時に入山していた。(2009年12月18日)


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第1回機体相互互換試験

今日は、今度の日曜日に開催されるG1レース、「朝日杯フューチュリティステークス」の「エヴァンゲリオン予想」を楽しもうと思ってるんだけど、その前に、前回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」で優勝したアパパネについて、「日刊スポーツ」に和田美保さんがステキな記事を書いてたので、まずは紹介したい。


「アパパネ母の無念晴らすV/阪神JF」(日刊スポーツ)

国枝栄師(54)がつづる母子物語が7年の月日を経て結実した。2番人気のアパパネが直線内を突いて勝利。02年に17着に敗れた母ソルティビッドの無念を晴らした。

ピンク色の帽子が馬場の真ん中からスルスルと抜けてきた。アパパネだ! 直線一緒に伸びてきたのは同じく関東馬のアニメイトバイオ。50メートルほど2頭でたたき合ったが、直線半ば、あん上の鼓舞に応えたアパパネがグイッと突き放した。そのまま半馬身差のリードを保ち、ゴールへ飛び込んだ。「ホッとした」。国枝師の思いが実った瞬間だった。

今から7年前。アパパネの母ソルティビッドもファンタジーS後に栗東トレセンに入り、このレースへ向かった。馬を持っていったのは師自身。しばらくの間は厩務員役で、寝わら上げも自分でやった。今では頻繁に行う栗東留学の始まりといえる。「お母さんも物覚えが良くて、アパパネもそういうところは似ている。巡り合わせだね」と振り返る。

娘は赤松賞を勝ち、晴れて母も走ったG1へ向かうことになった。また、同様に栗東で調整することが決まった。直前追い切りの動きも文句なし。すべてが順調に行ったが、最後に試練は待っていた。枠順は大外18番。決まった時は「もう1回やり直せないかな」と笑ったが、前走で行きたがる面を見せていただけに不安がよぎった。レースでは、ゲート入りをごねて係員にムチでたたかれる始末。だが心配をよそに出遅れることもなく、ポンと好スタートを切った。中団外めでうまく流れに乗る。掛かるそぶりはなかった。「折り合いもついていたし、今日が一番落ち着いていた。本番までにゲート練習は積んでおきます」と今度は心から笑った。

00年タカラサイレンス(5着)から数えること5回。「このレースには何回も挑戦して、何とかならないもんかと思っていた。うれしいよ。苦節ウン年、ってやつだよ(笑い)」。出世レースで堂々と優勝旗を掲げたアパパネ。母からつながった道は、クラシックへ続いている。(2009年12月14日)

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20091214-575704.html


‥‥そんなワケで、今日は、文字数の都合で「いかがお過ごしですか?」はナシで行くけど、この和田美保さんの記事を読んで、あたしは、母親である赤木ナオコ博士が作ったMAGIシステムの「東方の三博士」を駆使して、使徒を殲滅した娘の赤木リツコっていう図式が、より一層、オーバーラップした。これで、何の根拠もない「エヴァンゲリオン予想」にも、ジョジョに奇妙にリアリティーが付加してくってワケだ。

で、今度の「朝日杯フューチュリティステークス」だけど、月曜日に出走登録馬の一覧を見たら、またまた30頭以上の名前が並んでた。だけど、このレースも「2才馬限定」なので、あたしでも聞いたことのあるような有名な馬はいなくて、ぜんぶが初耳の名前だった。ただ、1頭だけ、「バトルレッド」っていう名前に目が止まった。そう、アスカの弐号機のイメージだったからだ。

ただ、この時点では、まだバトルレッドが出走できるかどうか分からなかったから、あたしは、出走馬が決まってから予想しようと思ってた。そして、今日、出走が決まった18頭の名前を見たら、バトルレッドが入ってた。でも、枠順が決まるのは明日の金曜日なので、今日の予想は名前だけで行こうと思う。


エイシンアポロン/池添謙一
エスカーダ/A.クラストゥス
エーシンホワイティ/安藤勝己
ガルボ/吉田隼人
キョウエイアシュラ/三浦皇成
キングレオポルド/柴田善臣
ダイワバーバリアン/蛯名正義
ダッシャーゴーゴー/佐藤哲三
ツルマルジュピター/勝浦正樹
トーセンファントム/内田博幸
ニシノメイゲツ/北村宏司
バトルシュリイマン/武士沢友治
バトルレッド/田中勝春
ヒットジャポット/福永祐一
フローライゼ/後藤浩輝
ローズキングダム/小牧太


で、この18頭が出走するんだけど、あたしは、一覧表を見てて、あることに気づいた。それは、すべての馬に「牡2」って書いてあったのだ。前回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、2才のメスだけの限定レースだったから、すべての馬に「牝2」って書いてあったのは当たり前のことだけど、今回の「朝日杯フューチュリティステークス」は、「2才」ってことが決まってるだけで、性別は自由なのだ。だから、ホントなら、オスとメスが半々くらい混ざってるハズなのに、18頭ぜんぶがオスだなんて、あまりにも不思議な偶然だ。

それで、あたしは、最初は「オスだけにタマタマなのか?」って下ネタで片づけたんだけど、もしかしたら、2才のメスの有力馬は、みんな前回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」に出ちゃったから、こっちのレースはオスばかりになっちゃったのかな?‥‥って思った。とにかく、前回は、救世主イエスの誕生を恐れたヘロデ大王が、ベツレヘム一帯の「2才以下の男の子」をすべて虐殺しちゃったことから、「2才の牝馬」に限定されたレースとのシンクロ率がMAXになったワケで、コジツケ通りに「東方から来たりし馬」が勝ったワケだ。

‥‥そんなワケで、今までの流れで行くと、今度の「朝日杯フューチュリティステークス」は、「エヴァンゲリオン」の第拾四話「ゼーレ、魂の座」に対応してるってことで、まずは、ストーリーのアラスジをフランク・ザッパに紹介する。今回は、これまでとはリトル変わってて、今までの戦闘を振り返るような作りになってる。シンジが初号機で初めて出撃して、第3の使徒サキエルと戦闘するシーンからスタートして、これまでの使徒との戦いを振り返ってく。前回の「使徒、侵入」で、細菌状の使徒がネルフのメインコンピューターに侵入しちゃった件について、ゲンドウがゼーレに呼び出しを食らって、じいさんたちから真偽を聞かれてる‥‥っていうシチュエーションに重ねて、これまでの回想シーンが断片的に流れてくって感じだ。

こんなふうに、今回は、全26話のちょうど真ん中を過ぎたとこだからなのか、前半の10分を使って、これまでの分かりにくい「エヴァンゲリオン」のストーリーを説明してるので、競馬の予想には関係ないと思う。で、後半の10分は、舞台はネルフへ移り、レイとシンジとアスカがシンクロテストをしてるんだけど、レイはシンジの初号機に乗り、シンジはレイの零号機に乗り、機体を交換してテストをしてる。そして、アスカは、自分の弐号機以外には乗る気がないってことで、自分の機体に乗ってる。

で、アスカは「第87回機体連動試験」だから慣れたもんで、何も問題はないんだけど、レイとシンジは「第1回機体相互互換試験」だから、シンジのほうに問題が発生しちゃう。零号機によってシンジが精神汚染されちゃって、零号機が暴れ出しちゃう。結局、予備電源が切れて、零号機がストップして、シンジは救出される‥‥ってワケで、今回のストーリーのメインになるのは、この「機体相互互換試験」ってワケだ。だから、あたしは、13日の日記、「東方より来たりし馬たちの祝福」の最後に書いたように、今度のレースは、「レース前に騎手が交代する馬に注目」って思ってた。

‥‥そんなワケで、こればかりは調べなきゃ分かんないので、あたしは、月曜日に出走登録馬の一覧を見てから、毎晩、チョコチョコと調べてた。そしたら、大変なことが分かったのだ。まず、次の一覧を見て欲しい。


エイシンアポロン/池添謙一
エーシンホワイティ/安藤勝己
エスカーダ/A.クラストゥス
キョウエイアシュラ/三浦皇成
キングレオポルド/柴田善臣
ダイワバーバリアン/蛯名正義
ダッシャーゴーゴー/佐藤哲三
トーセンファントム/内田博幸
ニシノメイゲツ/北村宏司
ノーワンエルス/吉田隼人
ヒットジャポット/福永祐一
フローライゼ/後藤浩輝
ローズキングダム/小牧太

【抽選】
アリゼオ      
アーバンウィナー/田中勝春
ガルボ       
ツルマルジュピター/勝浦正樹
バトルシュリイマン/的場勇
バトルレッド       
マイネルマルシェ


これは、火曜日の夜に見た一覧なんだけど、上の13頭は、これまでの獲得賞金とかで出走できることが決まってて、下の「抽選」のとこにいる6頭が、残りの5頭に選ばれる可能性が高い馬ってことだ。そして、騎手名が書いてあるのは、もう騎手が決定してる馬ってことだ。それで、あたしは、今日発表になった18頭を見て、「あれ?」って思ったんだけど、この一覧では出走することが決定してたノーワンエルスって馬がいないのだ。そして、このノーワンエルスに乗ることになってた吉田隼人騎手は、抽選で出走できることになったガルボに乗ることになってる。それで、競馬専門のニュースサイトを見てみたら、今日のニュースの中に、こんな記事を見つけた。


「ノーワンエルスが朝日杯FS回避へ」
朝日杯FSに出走予定だったノーワンエルス(牡2、美浦・伊藤圭厩舎)は、左後肢に違和感が出たため同レースの出走を断念することになった。今後は放牧に出される予定。(2009年12月17日)


つまり、ノーワンエルスは、実績としては出走が確定してたのに、故障のために、急きょ、出走を断念したってワケで、そのノーワンエルスに乗ることになってた吉田隼人騎手は、代わりにガルボに乗ることになったってワケだ。あたしは、この事実を知って、「むむむ‥‥」って思った。それで、出走できなくなったノーワンエルスのことを調べてみたら、お母さんの名前がフォーノーワンだった。フォーノーワンと言えば、ビートルズの「フォー・ノー・ワン(For No One)」て曲名からつけられた名前だと思うんだけど、そうだとすれば、ノーワンエルスの「ノーワン」は、「No One」てことになる。「No One」、つまり、「1じゃない」ってワケで、これは、「初号機じゃなくて零号機」って意味にも取ることができる。

マニアックなことを言えば、ビートルズの「フォー・ノー・ワン」は、彼女を失った男に向けて歌ってるバラードで、「誰のためにも」って意味だ。だから、この「No One」は「不特定多数の人たち」ってことで、数字的には1よりも大きな数字ってことになる。だけど、直訳すれば「1以外」ってことだから、当然「0」も含むワケで、あたしの「コジツケ予想」としては十分すぎるネタだ。ようするに、零号機に該当するノーワンエルスに乗ることになってた吉田隼人騎手は、ノーワンエルスが故障したために別の馬に乗ることになったってワケで、あたしは、「レース前に騎手が交代する馬に注目」って予想してたけど、その逆で、「レース前に馬が交代する騎手」にも注目すべきだったのだ。

そして、吉田隼人騎手が、故障したノーワンエルスの代わりに乗ることになったガルボと言えば、やっぱり、グレタ・ガルボだろう。グレタ・ガルボは、とっても貧しい家に生まれて、14才の時にお父さんが亡くなったために、学校を中退して床屋さんで働き始める。それから、知り合いの紹介でデパートに就職したんだけど、顔立ちが美しかったことから、帽子のモデルをつとめることになる。そして、それをキッカケにして、映画館で流すCMとかにも出るようになり、女優の道へと進んでく。

つまり、グレタ・ガルボっていう大女優が誕生したのは、14才の時にお父さんが亡くなったからで、お父さんが亡くならなければ、デパートにも就職しなかっただろうし、帽子のモデルにも選ばれなかったのだ。そして、「14才」と言えばレイの年齢だし、「お父さん」と言えばレイとゲンドウとの関係がリンクして来る。さらには、レイと言えば笑わないことでオナジミだけど、グレタ・ガルボも、初期のころは「笑わない女優」って呼ばれてた。う~ん、あまりにもシンクロしてる。

‥‥そんなワケで、これでガルボは動かなくなったけど、先に書いた出走が決定した馬の一覧と、あとから書いた出走予定の一覧を見比べると、他にも気づくことがある。たとえば、予定のほうではアーバンウィナーに乗ることになってる田中勝春騎手が、決定したほうの一覧ではバトルレッドに乗ることになってる。これは、アーバンウィナーも故障しちゃったのか、それとも抽選にハズレちゃったのか分かんないけど、とにかく、直前になって、乗る馬が代わったことには違いない。それから、抽選で出走が決定したバトルシュリイマンは、予定の一覧のほうには的場勇騎手の名前が書かれてるけど、決定したほうの一覧では武士沢友治騎手になってる。つまり、こっちは、馬じゃなくて騎手のほうが交代したパターンてワケだ。

そして、あとの馬は、すべて予定通りの騎手が乗ることになったから、今回のレースに対応してる第拾四話「ゼーレ、魂の座」の中の「機体相互互換試験」だけに絞って予想するなら、ガルボ、バトルレッド、バトルシュリイマンの3頭を3連複で買うだけでいいってワケで、たった100円でレースを楽しむことができる。それに、この3頭は、みんな抽選で出走できることになった馬なんだから、たぶん人気は低いハズで、この組み合わせがワンツースリーを決めたら、たとえ3連複でも万馬券は間違いないだろう。だから、100円で十分だし、1000円も買ってたら大変なことになっちゃう(笑)

ただ、ここで気をつけなきゃいけないのが、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は、3頭のうち2頭しか当たらないってことだ。前回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」にしても、あたしは「東方の三博士」をキーワードにして、「東」の4頭の馬の組み合わせで3連複を買ったけど、1着と2着が予想通りに「東」の馬だったのに対して、3着は「西」の馬だったから、3連複しか買ってなかったら全滅だった。あたしが何とか勝てたのは、念のために、1着と2着だけを当てる「馬複」も買ってたからだ。そして、何で「馬複」も買ってたのかって言えば、これまでのレースを振り返ってみて、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は、3頭のうち2頭しか当たってないってことに気づいたからだ。

だから、今回も、ガルボ、バトルレッド、バトルシュリイマンの3頭を3連複で買うだけじゃなくて、このうちの2頭の「馬複」を買っとくことは当然として、さらには、ぜんぜん別の馬が1着になって、この3頭のうちの2頭が2着と3着になる可能性まで考えて、「複勝」を買っとくとか、別の馬との組み合わせを買っとくとか、いろいろと手を広げなきゃなんない。ま、それでも、最初から3頭に絞れてるんだから、100円ずつ買えば、あたしの「競馬は2000円まで」っていう弱気なマイルールでも、ソートー手広く買うことができる。

‥‥そんなワケで、ちょっと話がダッフンしちゃうけど、今回の出走馬の一覧を最初に見た時、あたしは、ぜんぶ男の子ってことで、「前回とは正反対に男の子っぽい名前が多いな~」って思った。だから、ヨケイに気になっちゃったんだけど、「アポロン」だの「アシュラ」だの「キング」だの「ファントム」だのって勇ましい単語のつく名前の馬が並んでる中に、3頭だけ、ガルボ、エスカーダ、フローライゼって、女の子っぽい名前の馬がいることが気になった。

ガルボに関しては、さっき書いたけど、エスカーダってのは、女性なら誰でも知ってるドイツの香水のブランドだ。正確に言えば、お洋服を始めとして、レディース全般を手がけてる世界的なブランドだけど、ニポンでは香水が有名だ。ちなみに、エスカーダってのは、ポルトガル語で「階段」て意味で、そう言われると、エスカレーターとか、江ノ島のエスカーとか、ナニゲに似てる。でも、単に「階段」ていう意味だけじゃなくて、「上昇」とか「発展」とかを意味するポジティブなイメージを持ってる言葉なので、固有名詞として使われることも多い。

で、このエスカーダってブランドは、「ボン・ジョヴィ」のドラマーのティコ・トーレスと結婚して、すぐに離婚したことでもオナジミのスーパーモデル、エヴァ・ハーツィゴヴァをキャンペーンに使ってた。そう、「エヴァ」だ。ま、ここまでコジツケるのはリトル心苦しいけど、やっぱり、「エヴァンゲリオン予想」を謳ってるんだから、細かいとこまで徹底的にコジツケたいと思う。でも、何から何までエヴァンゲリオンじゃシツコイから、ちょっとステキなエピソードも散りばめてみる。このエスカーダってブランドは、ウォルフガング・ライと奥さんのマルガレッタが1976年に設立したブランドなんだけど、この2人が出会ってからブランドを立ち上げるまでのエピソードがサイコーなのだ。

まだ独身だったウォルフガングは、そこそこお金持ちだったので、スイスのサンモリッツへスキーを楽しみに行った時、そのスキー場でパリコレのモデルをしてたマルガレッタと出会う。そして、恋に落ちた2人は、ポルトガルへ旅行して、上流階級の人たちだけが入場できる競馬場でレースに興じてた。そしたら、次のレースに、そんなに人気のないエスカーダって馬が出走することを知る。エスカーダってのは、さっきも書いたように「階段」て意味なので、2人は、「これからの人生の階段を一緒にのぼって行こう」って思いを込めて、この馬に賭けたのだ。で、この馬が勝ったのか負けたのかは分からないけど、この馬との出会いがキッカケになり、2人はめでたくゴールインしたってワケだ。

そして、2人は、2人を結びつけた馬の名前をブランド名にして、小さなニットメーカーを立ち上げた。これが、世界的なブランド、「エスカーダ」の始まりだ。マルガレッタがデザインを担当して、ウォルフガングがマネジメントを担当した「エスカーダ」は、上流階級の人たちが集まる競馬場にも着て行けるエレガントでスポーティーなレディースファッションを次々と発表して、まさに階段を駆け上がるようなイキオイで、わずか数年で大メーカーへと成長した‥‥ってワケで、ここまで来ると、その時の馬とおんなじ名前の馬、エスカーダに、あたしも賭けたくなっちゃう。そして、「即PAT」じゃなくて、わざわざ中山競馬場まで出かけてって馬券を買おうとすると、後ろから「あなたもエスカーダに賭けるんですか?」って声をかけられて、振り向くと福山雅治が‥‥なんてことまで妄想しちゃう(笑)

でも、こんなにステキな話をしたあとでナンだけど、女性の皆さんはご存知のように、この「エスカーダ」ってブランドは、去年のリーマン・ショックのアオリを受けて、今年の夏に破産申請を申し立てた。だから、今は、ドイツの裁判所の管理下に置かれてて、ニポンの「エスカーダ」のショップとかは残ってるけど、競馬的に「破産」てのはマイナスのイメージしかない。それに、歩道橋の階段から落ちて大ケガをしたことのあるあたしとしては、「階段」は「駆け上がる」ってイメージよりも「転げ落ちる」ってイメージのほうが強い。だから、こんなに長く書いて来て申し訳ないけど、あたしは、エスカーダには賭けない。

‥‥そんなワケで、今回の「エヴァンゲリオン予想」は、やっぱり「機体相互互換試験」にコダワルことにして、ガルボ、バトルレッド、バトルシュリイマンの3頭に絞りたいと思う。そして、これまでの「エヴァンゲリオン予想」の結果を考えて、この3頭のうち2頭だけが3着までに入るっていう予想をメインにした上で、あとは、金曜日の午後に発表される枠順を見て、プラスアルファのコジツケをしてみようと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.17

コンウェー司令官の三文芝居

しばらくは楽しい話題を書きたいと思ってたのに、またまたまたまたニポンのマスコミのデマ報道についてツッコミを入れなきゃならなくなった。多少の偏向報道ならスルーするつもりだったのに、今日のデマ報道は、あまりにも酷すぎるから、書かずにはいられなくなっちゃったのだ。何がって?今日、16日、新聞各紙がいっせいに、アメリカの海兵隊トップのコンウェー司令官が「遺憾だ」ってノタマッたとかっていう「ヤラセ記事」を垂れ流した上に、民放各局がいっせいに、その「ヤラセ映像」を垂れ流して援護射撃して、ニポン国民に事実とは正反対のデマを広めちゃったからだ。

まず、分かりやすく説明するために、順序だてて書いてくけど、あたしは、今朝、こんな「世田谷通信」の記事をアップした。


「普天間問題先送りに米国が理解」(世田谷通信)

沖縄の普天間飛行場の移設問題について、鳩山由紀夫首相が結論を先送りにしたことに対して、米国オバマ政権の広報担当のクローリー次官補は、15日の記者会見で、「日本政府は少し時間が欲しいと言って来た。我々は日本政府の要望を喜んで受け入れる」と正式にコメントした。クローリー次官補は「我々は普天間飛行場の移設問題が日本にとって複雑な問題であることを認識している」とコメントし、日本の国内事情にも理解を示した。日本のマスコミの一部は、ローレス前米国防副次官やアーミテージ元米国務副長官など、前ブッシュ政権の保守派による発言ばかりを過剰に報道し、今回の先送り決定に対して米国が怒っているというイメージを広めようとしているが、今回のクローリー次官補のコメントこそが米国からの正式な回答なので、鳩山内閣はマスコミの雑音など気にせずに、ゆっくり時間をかけて沖縄の人たちの長年の思いを実現すべきである。(2009年12月16日)


これは、あたしが、実際にテレビでクローリー次官補の会見を見て、発言内容をキチンと確認した上で書いたものだ。ただし、クローリー次官補の発言部分に関しては、以下の「FNN-NEWS」の記事を下敷きしにしてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、以下が、クローリー次官補の発言部分を下敷きにさせてもらった「FNN-NEWS」の記事だ。


「普天間基地移設問題「決定先送り」 米国務省、日本政府との協議を続ける姿勢強調」(FNN-NEWS)

日本政府が普天間飛行場の移設先決定を先送りする方針を決めたことについて、アメリカ国務省は15日、日本政府との協議を続けていくとして、表面的には冷静な反応を示している。アメリカのクローリー国務次官補は「日本政府は、少し時間が欲しいと言ってきた。われわれは喜んで受け入れる」と述べた。国務省のクローリー次官補は記者会見で、これまでの日米合意が最善だとして、アメリカ政府としてあくまでも、現行案の履行を求める意向を示した。そのうえで、「この問題が複雑なことは理解している」と述べ、今後も日本政府との協議を続ける姿勢を強調した。しかし、別の政府関係者は、決定先送りにより、2011会計年度の予算にグアム移転経費が計上されない可能性などを指摘している。 (12/16 06:37)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00168444.html


何で、この記事を下敷きにしたのかって言うと、あたしが何度繰り返しても、原典にあたらずにマスコミの報道を鵜呑みにする人たちがいるので、あたしの訳だと、「新聞にはこう書いてあるのに、きっこは偏向的に訳してる」とかって言い出す人もいるからだ。だから、あたしは、あえてマスコミの報道に合わせた訳を使わせてもらった。こうしておけば、そうしたヒネクレ者も文句を言えなくなると思ったからだ。

「われわれは喜んで受け入れる」って部分は、実際には、クローリー次官補は「We'd be happy to oblige」って言ってる。これは、「喜んで受け入れる」じゃなくて、「喜んで従う」って意味だ。だけど、あたしがこのまま書くと、原典にもあたらずにマスコミの報道を鵜呑みにする人たちが、「FNNは『喜んで受け入れる』って訳してるのに、きっこは大げさに『喜んで従う』なんて訳してるよ」とかって言い出すから、あえてマスコミの報道に合わせてみたワケだ。「世田谷通信」としては、小さな部分にコダワルことよりも、大マカな事実を広く報せることのほうが重要だって姿勢で配信してるからだ。

で、前置きはココまでにして、さっそくサクサクと進んでくけど、今日、ほとんどの媒体が報じたのが、以下の「共同通信」の記事だ。


「米司令官「海兵隊移転に遅れも」 普天間先送り「遺憾」」(共同通信)

【ワシントン共同】米海兵隊トップのコンウェー司令官は15日、国防総省での記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関する結論を先送りした鳩山政権の方針について「それが彼らの決定なら遺憾だ」と述べ、この影響で在沖縄海兵隊のグアム移転完了が現行案の2014年から遅れる可能性に言及した。国務省のクローリー次官補(広報担当)も同日の記者会見で、移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した。普天間移設計画が停滞した場合、海兵隊グアム移転に応じない米軍側の姿勢が鮮明となった。現行計画以外の移設先を模索する鳩山政権との間で議論が今後も平行線をたどるのは必至だ。司令官は鳩山政権の方針決定について「まだ連絡は受けていない」と前置きしながら、日米合意上、普天間移設と海兵隊グアム移転の両事業は不可分で、14年にいずれも完了すると明記されていると指摘。ただ、クローリー氏は「日本にとって複雑な課題だと分かっている」と一定の理解も示し、事態打開に向けた日米間の協議継続に意欲を示した。(2009/12/16 11:18)
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121601000031.html


要点をゴッチャにしないように、コンウェー司令官へのツッコミは後回しにして、まずは、クローリー次官補のほうを片づけちゃうけど、この「共同通信」の記事には、クローリー次官補について、こんなふうに書いてる。


「国務省のクローリー次官補(広報担当)も同日の記者会見で、移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した。」


ようするに、コンウェー司令官が「遺憾だ」って発言したことに「重ねて」、クローリー次官補も「移設先修正をめぐる再交渉には応じない」って発言したって書いてるワケだ。だけど、あたしがクローリー次官補の会見を見た限りでは、そんなことヒトコトも言ってないどころか、クローリー次官補は、終始ニコニコと微笑んでた。さらには、誰に雇われた記者なのか知らないけど、クローリー次官補の口から、何とかニポン政府の先送り決定に対する批判的なコメントを引き出そうと、誘導的な質問を執拗に繰り返す記者に対して、苦笑いまで浮かべてた。

結局、クローリー次官補は、最初から最後まで、ハトポッポが先送りしたことへの否定的なコメントはしなかったし、それどころか、先送りしたことに対して「喜んで従う」とまで言ってるのだ。全体的なニュアンスとしては、「アメリカとしては、2006年の日米合意の通りに進んでくれたほうがありがたいが、アメリカ政府も普天間の問題がニポンにとって複雑な問題だということを理解しているので、今後も協議を続けて行きたい」って感じの会見だった。この会見の内容が、いったいどんな魔法を使ったのか知らないけど、「共同通信」にかかると、「移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した」ってことになっちゃうのだ(笑)

‥‥そんなワケで、いよいよ次は、海兵隊トップのコンウェー司令官ていうマリオネットのヤラセ映像についてだけど、まず、何よりもおかしいのが、こんな下っ端に会見をやらせることも、それを大々的に報じることも、あまりにも「後ろの人たち」の意図が見え見えだってことだ。だって、いくら海兵隊のトップだとは言え、上からの命令がなかったら何もできない立場なワケで、ニポンで言えば、小学生にも劣る恥ずかしい作文を発表して、全国を爆笑のウズに巻き込んでくれた上に、大好きな自衛隊をクビになっちゃったナントカ幕僚長みたいな立場なんだよ。そんなヤツに、何の権限があるって言うの?発言の重さから言えば、オバマ政権を代表して会見をひらいたクローリー次官補のコメントのほうが、百万倍以上も重たいんだよ。

1つだけ言えることは、もしも、クローリー次官補が、雇われ記者の誘導に乗せられて、ハトポッポに対する批判的なコメントをしてたとしたら、確実にこっちのほうがメインになって、それを補う形で、「海兵隊トップのコンウェー司令官も『遺憾だ』と言っている」とかって報道になってたってことだ。ようするに、すべては「結論ありき」で行なわれてる報道ってワケで、その「結論」が何なのかって言えば、「鳩山内閣に対する不信感を煽る」ってことなワケだ。

そして、昨日の会見で、コンウェー司令官がノタマッたことをマトメると、「ハトポッポが普天間の問題を先送りしたことはケシカラン」ってことと、「そのセイで海兵隊のグアム移転が2014年に間に合わなくなっちゃう」ってことだ‥‥ってワケで、ここで見てもらいたのが、今年の5月12日付の「琉球新報」の次の記事だ。


「グアム移転費「不足」 米司令官指摘」(琉球新報)

米海兵隊のジェームス・コンウェー司令官が、在沖米海兵隊のグアム移転計画に関連し、米側の負担額として見積もられている40億ドルでは「足りない」と指摘し、追加の経費が生じるとの認識を示していることが11日までに分かった。2014年の移転完了期限についても「期限を定めるべきでない」との考えを示し、来年2月に控える「4年ごとの国防戦略見直し(QDR)」作業の中でグアム移転計画を再検討する考えを示した。6日の米下院歳出委員会軍事建設小委員会の公聴会で証言した。コンウェー氏は「インフラ整備や訓練関係などさまざまなことを考えるともっと多くの資金が必要だ」と述べた。景気対策を優先するオバマ政権は、国防費を削減する姿勢を鮮明にしている。コンウェー氏の指摘通り、グアム移転経費がさらに増えれば、日本側が新たに負担を求められる可能性もある。日米両政府は2月、グアムでの施設建設のために28億ドルを日本側が負担すると定めたグアム移転協定を締結。参院外交防衛委員会は12日、同協定の承認可否を採決する。コンウェー氏は移転完了時期について「グアムでの施設の完成時期を2014年と定めるべきではない」と述べ、移転の遅れを含め完了時期はこだわるべきではないとの見方を示した。海兵隊のグアム移転は、普天間飛行場代替施設の県内移設や嘉手納基地より南の基地の返還と一括実施(パッケージ)とされているため、グアム移転の実施時期がずれ込めば、嘉手納基地より南の基地返還など沖縄の負担軽減の実現も大きく遅れることになる。(2009年5月12日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-144393-storytopic-3.html


どう? このコンウェー司令官て、わずか半年前には、2014年までのグアム移転に対して「期限を定めるべきでない」「移転の遅れを含め完了時期はこだわるべきではない」って反対してる上に、2006年の日米合意案についても納得してなくて、来年の2月にある「国防戦略見直し」で、「グアム移転計画を再検討すべき」だって言ってたんだよ。昨日の会見で言ってることと、思いっきり正反対じゃん。たった半年前に、こんなこと言ってたオッサンが、誰に頼まれたのかオオカタの想像はつくけど、まるで手のひらを返したように、「ハトポッポが先送りなんかしたセイで、グアム移転が2014年に間に合わなくなっちゃう!」と来たもんだ。聞いてるほうが恥ずかしくなってきちゃうよ、まったく(笑)

ようするに、これこそが、コンウェー司令官の「本心」なんだよね。だけど、ずっと前から仲良しの自民党の防衛族の面々から頼まれたもんだから、こんなバレバレの「ヤラセ会見」をひらいちゃったんだよね。あ~~~恥ずかしい‥‥ってワケで、恥ずかしツイデに、もう一丁、コンウェー司令官の爆笑ネタをお送りしよう。


「総領事「米軍再編そのまま実行」 司令官発言を否定」(共同通信)

米海兵隊トップが在日米軍再編計画を見直す可能性に言及したことについて、ケビン・メア駐沖縄総領事は8日、那覇市での講演会で「米政府は米軍再編をそのまま実行する。日本政府と再交渉する提案はないことを強調したい」と否定した。米海兵隊のコンウェー司令官は4日の上院軍事委員会の公聴会で、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設や海兵隊員のグアム移転などの米軍再編について「検討に値する修正案がある」と証言。グアムでの訓練環境や普天間移設に伴う基地機能維持への懸念、移転費用が見通しよりも膨らむ点などを挙げ、「よく検討し日本側と交渉する」必要性を指摘した。メア総領事は7月に沖縄を離任し、米国務省の日本部長に就任する。(09/06/08)
http://mediajam.info/topic/928260


これは、前の記事から1ヶ月後、今年の6月8日の「共同通信」の記事だけど、「共同通信」が今日の記事みたいに魔法を使わずに、ホントのことを書いてると仮定して読んでみると、コンウェー司令官は、2006年の日米合意案に対して、やっぱり納得してなかったのだ。それも、反対の理由に「グアムでの訓練環境」や「普天間移設に伴う基地機能維持への懸念」をあげてるんだから、この合意案の「枝葉の部分」じゃなくて、「根幹に関わる部分」をすべて否定してることになる。つまり、現行案をチョコチョコっと修正すれば済むとかって話じゃなくて、根本的に計画を見直さなきゃダメだって言ってたのだ。それも、現場を知る海兵隊のトップが言ってたんだから、これこそ、誰の言葉よりも重たいだろう。

そして、その海兵隊のトップが、日米政府が進めて来た2006年の合意案に「NO!」を突きつけて、「もっといい案がある」って上院軍事委員会で発言してたワケで、さらには、「よく検討し日本側と交渉する」とまで言ってたワケだ。これって、今、ハトポッポが言ってること「そのもの」じゃん。ハトポッポは、「2006年の合意案を見直して、もっといい案はないか協議して行きたい」って言ってんだよ。ようするに、コンウェー司令官の本心は、ハトポッポの提案を大歓迎してるってことじゃん。

それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、ヒサビサに五七五の俳句調で嘆いちゃうけど、何の因果なのか、ハタマタ、誰の圧力なのか、本心とは正反対の「ヤラセ会見」なんかを演じさせられちゃうなんて、なんて気の毒な飼い犬なんだろう。そして、この忠実な飼い犬を黙らせたのが、記事にあるように、「平成の悪代官」こと、ケビン・メアだ。この大バカは、町の真ん中にある普天間基地の危険性について、「基地の近くに家を建てたお前らのほうが悪い」ってノタマッたことでもオナジミだ。そして、この大バカは、自民党の防衛族たちとベッタリ癒着してるし、さらには、ニポンの軍需企業ともベッタリ癒着してる。ここまで書けば、コイツがコンウェー司令官の提案を一蹴して、意地でも現行案にコダワル理由がよく分かるだろう。

そして、コンウェー司令官の提案を封殺しただけじゃなくて、現行案に反対してるコンウェー司令官に本心とは正反対の「ヤラセ会見」までさせちゃうんだから、今回の5000億円の飛行場建設が、どれだけ多くの守銭奴どもの利権にからんでるのかってことがよく分かる。そして、その片棒を担いでるのが、ニポンのマスコミの皆々様ってワケだ。さっき、テレビのニュースで見たんだけど、コンウェー司令官が、用意された台本通りにハトポッポの先送りを批判してる映像を長々と流して、ご丁寧に「遺憾だ」っていう大きなテロップまで入れて、タップリと時間を割いたあとに、ホンの5秒ほどクローリー次官補の映像を流しつつも、カンジンの音声はいっさい流さずに、アナウンサーが「クローリー次官補も同意見」的にマトメてた。もちろん、クローリー次官補が、ハトポッポの先送りに対して「喜んで従う」って発言したことなんて、1ピコグラムも報じなかった。

‥‥そんなワケで、ここまで読んでくれば、今回の新聞やテレビの報道が、事実とは大きく違ってるってことが一目瞭然だと思う。だけど、これほどまでにバレバレの三文芝居でも、全国の新聞とテレビがいっせいに報じれば、悲しいかな、多くのニポン人は信じ込んじゃう。そして、99%以上の人たちは、実際に自分でクローリー次官補の会見の映像を探して見てみようとはしないし、仮に探して見てみたとしても、画面の下に流れるテロップの文章を鵜呑みにしちゃう。これじゃあ、コンウェー司令官にヤラセ会見を命じた「後ろの人たち」の思うツボなのに‥‥ってワケで、今日は、最後に、今回のニポンの報道の異常さに的確なツッコミを入れてるカナダの「Peace Philosophy Centre (平和教育団体)」のエントリーをご紹介して、終わりにしようと思う今日この頃なのだ。


「普天間返還問題」(Peace Philosophy Centre)

日本のメディアは横並びで「海兵隊トップのコンウェー司令官は普天間先送りを「遺憾」」としたと報道している。「国務省のクローリー次官補(広報担当)も同日の記者会見で、移設先修正をめぐる再交渉には応じない考えを重ねて示した。 」(共同)このクローリー氏と「マット」と呼ばれる記者のやり取りを見てほしい。「再交渉に応じない」などとはどこにも書いていない。まず 「I will defer to the Government of Japan to describe its position」(日本政府にその立場を表明することを任せる)と始めている。 2006年「ロードマップ」に沿う意向、引き続き協議を重ねる姿勢、沖縄の問題が複雑で日本側にも時間が必要なことに対する理解を示し、最後には 「We'd be happy to oblige.」( (日本側がもっと時間が必要というのなら)喜んで従います)とまで言っているのだ。「任せる」から始まり「従う」に終わったこの話のどこから「再交渉に応じない考えを重ねて示す」という、あたかも強硬的な態度を取ったかのような解釈ができるのだろうか。そして、この、何か収穫(日本政府の普天間決定延期に対する否定的な反応)を持って帰らないと奥さんに殺されるといった勢いの記者は一体何者か。その「奥さん」は誰なのか。心当たりのある人は教えてほしい。そして、国務省を代表したクローリー氏から期待したような否定的な答えがどれだけ必死に誘導尋問を試みても得られなかったため、海兵隊の司令官の発言を引っ張ってきてこれがアメリカ政府を代表した意見のように演出している日本の横並びメディアたちは一体何なのだろう。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2009/12/futenma-air-station-relocation-issue.html


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2009.12.16

普天間問題先送りに米国が理解

「普天間問題先送りに米国が理解」(世田谷通信)

沖縄の普天間飛行場の移設問題について、鳩山由紀夫首相が結論を先送りにしたことに対して、米国オバマ政権の広報担当のクローリー次官補は、15日の記者会見で、「日本政府は少し時間が欲しいと言って来た。我々は日本政府の要望を喜んで受け入れる」と正式にコメントした。クローリー次官補は「我々は普天間飛行場の移設問題が日本にとって複雑な問題であることを認識している」とコメントし、日本の国内事情にも理解を示した。日本のマスコミの一部は、ローレス前米国防副次官やアーミテージ元米国務副長官など、前ブッシュ政権の保守派による発言ばかりを過剰に報道し、今回の先送り決定に対して米国が怒っているというイメージを広めようとしているが、今回のクローリー次官補のコメントこそが米国からの正式な回答なので、鳩山内閣はマスコミの雑音など気にせずに、ゆっくり時間をかけて沖縄の人たちの長年の思いを実現すべきである。(2009年12月16日)


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夢に向かって

今年も、あと2週間ほどになり、毎年この時期恒例の「光陰矢のごとし」なんて言葉が頭をよぎりつつ、湯舟に浸かってボンヤリと1年間を振り返ってみると、今年は、ずいぶん規則正しい生活をしたような気がした。1月に手術を受けた母さんは、その時点では、どれくらいのリハビリ期間が必要だか分からなかった。手術は大成功だったし、術後の経過も良好だったし、お医者さまは「長くても半年くらいで日常生活ができるようになる」って言ってくれたので、あたしは、秋には一緒に温泉に行けるかな?って思った。だけど、そんなことよりも、まずは何よりも母さんのことが心配だったから、あたしは、お仕事を変えることにした。

それまでは、出掛ける時間も帰って来る時間も毎日バラバラだったし、深夜の帰宅も当たり前、場合によっては徹夜のお仕事もあった。それでも、泊まりのお仕事だけはなるべく請けないようにして、どんなに遅くなっても自宅に帰って来られるようにしてた。そうしないと、あたし自身が不安で仕方なかったからだ。だから、あたしは、母さんに何かあった場合に、すぐに駆けつけられる状況じゃなかったけど、それでも、「母さんの手術費用を作るために、少しでも多くお金を稼ぎたい」ってことと、「母さんに何かあった時のことを考えて、できる限り近くにいたい」っていう正反対のことを両立させるために、「東京近郊までのエリアでのお仕事のカケモチ」っていうヘビーな生活を続けて来た。

だけど、念願だった手術が成功して、退院後、みるみる元気になってく母さんを見てたら、あたしは、逆に、「今こそが一番大事な時だ」「今こそ母さんのそばにいなくちゃ」って思うようになった。それで、あたしは、決まった場所で決まった時間に働けるお仕事に変わることにして、それまでの単発のお仕事をフェードアウトさせつつ、この業界の大恩人に口利きしていただいたヘアメークの専門学校の臨時講師のお仕事に就くことにした。週に4~5日は専門学校の臨時講師をして、あとは、前からやってた某メーカーのメークアップレッスンの講師と、土日のブライダルのお仕事だけを続けた。専門学校は昼コースと夜コースの両方を受け持ったけど、プログラムは曜日によって交互に組まれてたし、何よりもお家まで30分くらいで帰れる場所だったから、あたしは、すごく精神的に落ち着くことができた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、今年の春から秋までの半年間、ヘアメークの専門学校の臨時講師をやってた。ホントは「特別講師」っていうタテマエだったんだけど、それじゃあ偉そうだから、ここでは謙虚に「臨時講師」ってことにしてみたんだけど(笑)‥‥ってことで、ヘアメークの専門学校に入学して来る生徒は、ただ単にヘアメークの技術を身につけたいっていうライト感覚の人から、美容師になるために入学して来る人や、ヘアメークのプロを目指して本格的に学びたいって人までいろいろなので、専門学校のほうも、それに対応してる。化粧品メーカーが運営してるような大きな専門学校だと、こうしたカテゴリーも細分化されてて、美容師を目指してる人なら、その勉強だけを専門にやるようになってる。

美容師の免許は、車の免許とおんなじ「国家資格」だから、国家試験を受けて合格しないともらえないんだけど、車の免許みたいに、決まった年齢になれば誰でも受験できるんじゃなくて、ちゃんとした決まりがある。まずは、国に認定されてる専門学校や養成所に入学して、2年間の決まったコースを卒業しなくちゃなんない。ちなみに、これは、実際に専門学校に通った場合の話で、通信教育の場合は3年間だ。そして、無事に卒業できたら、やっと国家試験を受けられる資格を得られるんだけど、細かいことを言うと、「卒業見込み」の段階で受験することができる。これは、3月に専門学校を卒業する人たちが、4月から美容室に就職できるようにとのハカライってワケだ。

で、これから美容師を目指す子たちのために書いとくと、専門学校の美容師養成コースで教えてくれることは、美容師に必要な基礎知識から実技に至るまで全般的なことだ。だけど、これは、あくまでも「美容師免許に合格するための受験勉強」であって、卒業したら美容師になれるワケでもなければ、卒業して美容師免許に合格したって自動的に美容師になれるワケでもない。車の免許とおんなじで、教習所を卒業しただけなら車の運転はできないし、教習所を卒業して免許を取得して、ハンドルを握って一般道に出ても、右も左も分からない若葉マークの初心者ドライバーだ。

美容室でお客様の髪をカットする美容師は、言うなれば「プロのドライバー」ってワケで、タクシーやバスの運転手さんと一緒だ。自分の運転も危うい免許取り立ての初心者ドライバーが、お客様から料金をいただいてタクシーを運転することなんてできないだろう。そのため、タクシーの運転手さんになろうと思ったら、普通免許を取得してから3年間の経過が必要で、それで初めて「普通二種」の免許の試験を受ける資格ができる。そして、普通免許の時の何倍も難しい試験に合格できて、初めてタクシーの運転手になれるってワケだ。バスの場合なら、「大型二種」の免許が必要になるから、さらに難しくなる。

だけど、美容師の場合は、専門学校を卒業した時点で、国家試験に合格してれば手にできてる免許が、すでこの「二種免許」にあたる。だから、法律上は、美容室でお客様の髪をカットして料金をいただくことができる。だけど、自分がお客として美容室に行った時に、2~3日前に専門学校を卒業したばかりの美容師に、自分の髪をカットしてもらおうと思うだろうか? たとえば、料金がタダだとか、逆にお金をくれるとかなら、人によってはカットしてもらう人もいるかもしれないけど、自分のお金を5000円も1万円も払ってまでカットさせる人なんていないと思う。

ま、これは、お客サイドの問題だけど、美容師サイドの現実的な問題としても、経験のないペーパードライバーが、お客様の注文通りのヘアスタイルを作れる確率はゼロに等しい。そのため、いくら専門学校を卒業して美容師免許を取得してても、美容室に就職したら、最低でも3年は「見習い」として働くことになる。ま、美容室の場合は「アシスタント」って言うけど、ようするに「シャンプー係」だ。だけど、これはこれでとっても重要なお仕事で、シャンプーの技術や髪質のついて学べるだけじゃなくて、基本中の基本である「接客」ってものを学ぶための大切な期間だ。

‥‥そんなワケで、美容室に就職したら、3年から5年程度のアシスタントの期間が終わって、ようやく、お客様の髪をカットさせてもらえるようになるんだけど、これにしたって、その美容室に来るお客様は、ほとんど「自分の美容師」が決まってる。だから、代わりにカットさせてもらうことなんてできないし、初めてのお客様ならナオサラだ。初めて来店したお客様は、できる限りナンバーワンの美容師が担当して、リピーターになってもらうように持ってくのが一般的だからだ。で、どうするのかって言うと、アシスタントの間に、どんな心構えでシャンプーしてたのかってことが、ここで問われて来る。

「たかがシャンプー、されどシャンプー」ってワケで、心からお客様のことを思ってシャンプーしてれば、その人の人柄は自然と伝わるワケで、いよいよ美容師としてデビューするって時には、お客様のほうから「私がカットしてもらおうかしら?」なんて言って来てくれる。そして、そんなこんなもありつつ、5年、10年と現場で腕を磨いてって、ひとり立ちできるようになったら、のれん分けさせてもらうなり、独立するなり、その先へと進んでくってワケだ。

だけど、これは、あくまでも「理想の形」であって、普通は、最初から自分の憧れの美容室に就職できる可能性はほとんどない。強力な人脈を持ってたりすれば別だけど、表参道や青山にあるような人気のヘアサロンなんか雲の上の話だし、あたしの地元のニコタマの美容室だって、なかなか就職できない。何しろ、採用人数が少ないからだ。それに、美容室のスタッフのキャパは決まってるから、上がつかえてたら新人を採用するワクは生まれない。誰かが独立して出てかない限り、新人を雇うキャパは生まれないのだ。だから、自分の家が美容室で、そこを継ぐとかって話なら別だけど、何の人脈もないのに、専門学校を卒業して免許をとったから美容師になれるなんて短絡的に考えるのは、激しく甘い。

大学生の就職活動でも、今は、50社や100社断られるのはブレックファースト前で、自分の希望してる会社に就職できる人なんて100人に1人もいない。それどころか、大学を卒業したのに就職が決まらず、フリーターや派遣社員で何とか生活してる人もたくさんいる。美容師の世界だって、これとおんなじで、免許さえとれば誰でも美容師になれるなんて考えるのは甘すぎる。免許をとるのは簡単だけど、美容師になるための就職が難しいのだ。たとえば、美容室と名がつけばどこでもいい。モードとは無関係な田舎のおばちゃんパーマ専門店でも構わない‥‥って人はともかくとして、自分の尊敬してるヘアスタイリストやディレクターのいるサロンに就職して、憧れの人の技術を身につけたい‥‥って思っても、何のコネもなければ、それこそ超一流企業の内定をもらうことよりも難しい。

実際、あたしの専門学校の同期でも、美容師養成コースに通ってた人たちのうち、今も美容師として働いてるのは、10人のうち2人くらいだ。残りの8人は、美容師免許を持ってる主婦だったり、美容師免許を持ってるアパレル系のバイヤーだったり、美容師免許を持ってる居酒屋の店長だったりしてる。つまり、2年間もかけてとった美容師免許が、結局は、何の役にも立ってないワケだ。だけど、みんな、専門学校に通ってた時には、美容師養成コースを選んでたんだから、全員が美容師になることを夢見てたワケだ。今から15年以上も前でも、こんなアリサマだったんだから、コイズミと竹中平蔵が世の中をメチャクチャにしちゃった今は、もっとヒドイだろう。

でも、あたしの場合は、美容師じゃなくて舞台メークを目指してたから、少しは就職が有利だった。あたしは、ヘアメーク養成コースに1年、それのプロコースに1年通ったんだけど、この中に美容師免許をとるのに必要な授業や実技が組み込まれてたから、「せっかくだから」って感じで、卒業を前にして受験してみたワケだ。美容師になるためには美容師免許が必要だけど、ヘアメークには免許なんてないから、あたしの場合は、別に美容師免許をとる必要はなかった。だけど、せっかく試験を受けられる資格を得たんだし、何かの時に絶対に役に立つって思ったから、取得しといたワケだ。

で、あたしは、自分で言うのもアレだけど、在学中にヘアメークの大きな賞を受賞してたことが功を奏して、卒業する前から、あたしの憧れのヘアメークが所属してる事務所に就職することが内定してた。そして、すぐに、そのヘアメークのサードアシスタントとして、あちこちのテレビ局とか撮影スタジオとかロケとかに同行させてもらえるようになって、3年間、タップリと勉強させていただいた。それで、独立したワケだから、さっきまで知ったようなことを書いてたけど、実際、あたしは、美容室でアシスタントをした経験はない。それなのに、今は、美容師免許を持ってるってことで、タマに美容室でバイトみたいなこともしてる。もちろん、これは、見ず知らずの美容室じゃなくて、あたしの知り合いがやってる美容室とかの話だけど、あたしの場合、美容師としての基礎ができてないから、定期的に美容室でバイトして、新しい流行や技術を仕入れとかないと、本職のほうで困っちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、今年の春から秋までの半年間、某ヘアメークの専門学校の臨時講師として、実技指導を担当させせていただいた。これは、美容師免許とは関係ないヘアメークのプロコースで、半年で1つの過程が終了する短期コースだ。受講できるのは、基礎コースを終えた学生だけなので、イチから教える必要がないぶん、初体験のあたし的にはラクチンだった。「教室」っていうシチュエーションも懐かしくて、自分が学生だった時のことを思い出した。そして、何よりも嬉しかったのが、自分の夢に向かってがんばってる若い子たちに、その夢を叶えるためのお手伝いができたことだ。ずいぶん前から、無気力な若者が増えてるとかって言われてるけど、少なくとも、あたしの講座に来てくれてた子たちは、みんな目がキラキラしてて、自分の夢に向かって一生懸命で、どの子もみんな輝いてた。そう、あのころのあたしのように‥‥って感じで、最後はちょっとカッコ良く締めてみた今日この頃なのだ(笑)


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2009.12.15

天皇の面会は自民党からの要請

「天皇の面会は自民党からの要請」(世田谷通信)

15日、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の面会が皇居で行われたが、この面会に対して自民党側から「天皇を政治利用した」という批判が相次いでいる。しかし、15日午後、この批判に対して前原誠司国土交通相は「今回の面会は自民党の元総理大臣から官邸に要請があったものだ」と述べ、自民党側からの強い要望によって実現した面会であったという経緯を発表した。前原国交相は「元総理大臣」とだけ述べて個人名までは明らかにしなかったが、官邸関係者によると中曾根康弘元首相が7日に首相官邸を訪れており、この時に強く要請したものと見られている。これが事実であれば、自民党の谷垣禎一総裁や安倍晋三元首相らによる民主党批判は、自民党による自作自演劇だったことになる。(2009年12月15日)


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踊らされてる人たちへ

ここんとこ、競馬の話題と普天間基地の話題ばかり書いてるので、どちらにも興味のない人には申し訳ない状況が続いてる。特に、競馬の話題に関しては、日曜日か月曜日に結果報告をして、それから次のレースの予想をしたり皆さんからのメールを紹介したりした上に、日曜日が近づいて枠順が発表になると本格的な「エヴァンゲリオン予想」を楽しんだりして、1週間のうち3日も競馬の話題を書いてる週もあるほどだ。このままだと、バラエティー豊富に日替わりの話題を書くことをポリシーにしてる「きっこの日記」じゃなくて、競馬専門の「きっこの競馬日記」になっちゃいそうだけど、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は年末の「有馬記念」までってことで、それが過ぎれば、競馬の話題だけじゃなくて、また、パチンコの話題も、麻雀の話題も、ロト6の話題も、ナンバーズ4の話題も、オイチョカブの話題も、チンチロリンの話題も、日替わりで書いてこうと思ってる‥‥って、それじゃ「きっこのギャンブル日記」だろがっ!‥‥って、ヒサビサのノリツッコミからスタートしちゃったワケだけど、今日も今日とて、興味のない人には申し訳ないけど、普天間基地の問題について、ちょっと書かせてもらわなくちゃならないのだ。

何でかって言うと、「漢方薬騒動」の時とおんなじで、バカマスコミの垂れ流す偏向報道を鵜呑みにしちゃう単細胞な人たちとか、あたしが子供にも分かるように、わざわざ簡単な言葉に置き換えて書いてることすら理解できないフロッピー麻生並みの国語力の人たちとかから、トンチンカンなメールが届くからだ。そうした人たちのメールって、内容がトンチンカンなだけじゃなくて、文章自体もおかしいから、ここで全国の皆さんにご紹介できるレベルにはホド遠い。だから、あたしが要点だけを書くけど、そういう人たちは、こんな主張をしたいワケだ。


「沖縄の人たちが基地問題で苦しんでることは理解できるが、沖縄から米軍がいなくなったら誰がニポンを守ってくれるのか? 国防の観点からも、日米合意の重さからも、普天間飛行場は辺野古へ移設すべきだ」


だ~~か~~ら~~、バカマスコミやバカ保守派の垂れ流す偏向報道を鵜呑みにして、こんなふうにカン違いしてる人たちが多いから、あたしが子供にも分かるように書いてるのに、こういう内容のメールを送って来る人たちって、ニポン語が読めないのか、読めても意味を理解する知能がないのか、テツ and トモじゃなくても「何でだろ~?何でだろ~?ななな何でだろ~?」って思っちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、何度もおんなじことを書いて来てウンザリ気味だけど、もう一度、普天間飛行場の移設問題について、小学生にでも分かるように説明する。まず、普天間飛行場の名護市辺野古への移設が日米間で合意されたのは、13年前の1996年の「SACO合意」で、この時は、アメリカ側のトップがクリントンで、ニポン側のトップが橋本龍太郎だった。もちろん、名護市の人たちには何の説明も相談もなく、日米の政府だけで勝手に決めたものだ。だからこそ、日米間で合意したのにも関わらず、その後、何年間も、住民たちの反対によって実現されなかったワケだ。

で、今回は、より分かりやすくするために、こうした「沖縄の人たちの思い」はカツアイして、日米合意の内容の中の「辺野古の計画」だけを説明してくけど、この1996年の「SACO合意」の内容ってのは、宜野湾市の普天間基地をニポンに返還して、普天間基地にいる海兵隊の兵力を他の場所へ分散させるって内容だった。フランク・ザッパに言えば、司令部はグアムへ、補給隊は岩国基地へ、ヘリ部隊は辺野古に新設する飛行場へ‥‥ってふうになってた。これが、当初の日米合意で、この計画のままなら、辺野古の海を埋め立てて作られる巨大な飛行場と併設する基地に、ヘリ部隊の海兵隊員たちも大挙して移動して来ることになってた。

だけど、沖縄の人たちに何の相談もなく、日米の政府間だけで勝手に決めた合意内容だったから、当然、激しい反対運動が起こった。名護市の住民投票でも、過半数以上が辺野古への移設に反対だった。こんな経緯から、政府間では合意したものの、実際の計画はぜんぜん進まなかった。そして、この「SACO合意」から9年が過ぎた2005年、いっこうに進まないニポン側の計画にシビレを切らしたアメリカ側が持ち上げたのが、海兵隊をぜんぶグアムへ移転するっていう新計画だった。これが、2006年5月に発表された「再編実施のための日米ロードマップ」で、これは、当時の日米のトップ、ブッシュとコイズミの間で合意された。

その内容は、1996年の「SACO合意」の内容からは大幅に変更されてて、辺野古へ移転するハズだったヘリ部隊も含めて、沖縄の海兵隊のほとんどがグアムへ移転することになったのだ。だけど、コイズミの強い意向で、辺野古に建設する予定だった巨大滑走路の計画だけは、そのまま据え置きにされたのだ。ここが、この問題の最大のポイントなので、「沖縄から米軍がいなくなったら誰がニポンを守ってくれるのか?」なんて寝言を言ってるアホは、シーブリーズを垂らした綿棒で耳そうじをしてからよく聞いて欲しいんだけど、「現在の日米合意に沿って辺野古に飛行場を移設しても、カンジンのヘリ部隊はグアムへ移転しちゃう」ってことなのだ。

つまり、ニポン側が、日米合意の通りに普天間飛行場を辺野古に移設しようとも、嘉手納基地に統合しようとも、別の場所に県内移設しようとも、県外移設や国外移設の代替え案を提示しようとも、その場所に移動するのは「ヘリ部隊の施設のみ」であって、ヘリ部隊の軍事用ヘリと隊員たちは、2014年までに、みんなグアムへ移転しちゃうってことだ。軍事用ヘリも隊員もいない「施設だけの基地」が、ニポンを守ってくれるワケなんかないし、それ以前に、抑止力にもならないことは明白だろう。分かった?

そして、それでも、こんなものを作ろうとしてるのは、完全にニポン側の軍事利権の問題であって、だからこそ、売国奴のコイズミは、ブッシュにお願いして、本来は不必要な総予算5000億円を超える巨大公共事業を「再編実施のための日米ロードマップ」に残してもらったってワケだ。ま、この辺については、今まで何度も書いて来たし、ここでは繰り返さないけど、「日米合意の重要性」を連呼してるバカマスコミや自民党の売国奴どもは、その「日米合意」の内容についてはまったく触れない。仮に触れたとしても、最初の「SACO合意」について触れるだけで、現行の「再編実施のための日米ロードマップ」については、まったく触れようとはしない。それは、「ヘリ部隊はみんなグアムへ移転しちゃって、辺野古に移転するのは施設のみ」だなんてことがオオヤケになると、唯一の味方である単細胞な保守派にまでアイソをつかされちゃうからだ。

もちろん、売国奴の自民党もバカじゃないから、猫の仔1匹いない飛行場なんか建設したら悪どい計画がバレちゃうから、ホンの数機だけ軍事ヘリを残して、ホンの十数人だけ海兵隊員を残すことにしてる。ようするに、留守番みたいなもんだ。そして、アメリカ側には、「辺野古に新設される飛行場はヘリ部隊がニポンに行った時に演習で使う」って言わせてるのだ。これが、日米合意の真実であって、この内容をキチンと理解した上で、それでも「国内に海兵隊のヘリ基地は必要だ」なんて言える人が、いったいどれだけいるだろうか。あたしが言ってるのは、「中に入れるものがなくなったのに、それでも器を作る必要があるのか?」ってことであって、辺野古に新基地を造ることが「国防」だの「抑止力」だのって言ってる人たちは、空っぽの器でも満腹になれる奇特な人たちだってことだ。

世の中の多くの人たちは、バカマスコミの垂れ流す偏向報道を鵜呑みにして、真実を知ろうともしない。数日前に、テレビで普天間基地の問題に関する世論調査の結果を報道してたけど、「辺野古への移設」に関しては、「反対」が40%弱だったのに対して、「賛成」もおんなじくらいの40%弱だった。だけど、「辺野古への移設」に賛成した40%弱の人たちのうち、いったいどれだけの人たちが、辺野古へ移設されるのは不必要な施設だけで、ヘリ部隊も隊員たちもぜんぶグアムへ移転しちゃうってことを知ってるのか、あたしは疑問だ。そして、こうした真実を知れば、保守派だってウヨクだって、誰もが飛行場の新設に反対すると思う。

‥‥そんなワケで、しばらく前の「漢方薬騒動」の時だって、バカマスコミが垂れ流したデマ報道を鵜呑みにした単細胞たちが、「漢方薬が保険から除外される!」って大騒ぎして、バカ丸出しな署名まで始めちゃった。ま、あの騒動のオカゲで、オレオレ詐欺に引っかかるような単細胞が、ニポンには少なくとも27万人ほどいるってことが分かったから良かったけど(笑)

ちなみに、あの事業仕分けを担当してた民主党の枝野議員は、仕分け結果を誤解されないようにと、各所で「漢方薬を保険から外すとは決まってない」って発言してたのにも関わらず、バカマスコミは枝野議員の発言を封じ込めて、正反対の報道を続けたんだよね。あたしは、11月29日の日記、「漢方薬に関するデマ」で、この問題について懇切丁寧に書いたんだけど、それでも、今回の普天間飛行場の問題とおんなじに、フロッピー麻生並みの国語力しかない人たちからトンチンカンなメールが届いたから、12月2日の日記、「漢方薬騒動顛末記」で、さらに分かりやすく書いたんだよね。

勇み足で無意味な署名なんかしちゃった単細胞たちは、「自分たちの努力で漢方薬が保険から除外されずに済んだ」なんて自己満足してるみたいだけど、漢方薬を保険の対象外にするなんて話は最初からなかったワケで、だからこそ、あたしは、デマ報道に踊らされてる人たちのことを「バカ丸出し」だって指摘したワケだ。で、この問題に関しては、安住るりさんが、「JANJAN」のコラム「安住るりの昭和史瑠璃色眼鏡」で、12月9日付の「漢方薬保険適用除外は【誤報】です!仕分け人枝野議員が明言」で取り上げてる。詳しくは、安住るりさんのコラムを読んでもらうとして、その一部を引用させてもらうと、次のように書かれてる。


「ここ(仕分け会議)では仕分け人の誰一人として「漢方薬」について言及していない。うがいクスリ、湿布薬、ビタミン剤については、具体的に薬品名を挙げて「同等の市販品が安く入手できるもの」については、保険適用から外すことも検討すべき、としたが、財務省の事前ペーパーにあった「漢方薬」には仕分け人は触れておらず、除外する薬品の判断は厚労省と財務省でよく協議検討すべし、という結論になった。そのことは、現場で取材していた記者たちは正しく理解したはずだし、枝野議員は、日本テレビの全国放送番組などで「漢方薬を保険から外すとは決まっていない」と何度も述べたのに、系列の新聞さえもが、逆の誤報を前提として「仕分けチーム批判」の社説まで書いたのだという。」


ね?あたしが書いた通りでしょ? 現場の会議では、誰1人、漢方薬を保険から除外するなんて言ってないし、それどころか、うがい薬やシップ薬に関してだって、除外することが「決定」したんじゃなくて、あくまでも「検討すべき」っていう結論になっただけなんだよ。それなのに、バカマスコミは、まるで明日からすべての漢方薬が保険から除外されるって決定したかのようなデマ報道を垂れ流して、世論を煽って民主党批判に火をつけたんだよね。そして、安住るりさんは、次のように続けてる。


「なぜか、他紙もテレビニュースも、いっせいに同様の報道をしたので「署名運動」などの大騒ぎになったのは周知のことである。11月11日の事業仕分けの翌日に、漢方薬大手の「ツムラ」の社長が自ら、誤解に火をつけるような発言をした。経営者としてはおかしな行動だと筆者は感じる。自社の株価などにただちに跳ね返る情報を、この社長は、自ら確認しなかったのだろうか?また、短期間に27万人もの署名を集めた「東洋医学会」も、仕分けの音声や映像の記録を確認しなかったのだろうか? 筆者は、どうも腑に落ちない。」


だからこそ、あたしは、「とにかく原典にあたれ」「とにかく会議の音源を聞け」って繰り返して、親切に音源をリンクしといたんだよね。あの63分の音源を聞けば、たとえフロッピー麻生並みの国語力しかなくても、たとえアベシンゾー並みに知能が低くても、それでも「漢方薬が保険から除外される」なんて思い込むバカはいるハズないからだ。ま、この騒動のカラクリについては、橋本龍太郎の系列の自民党の厚生族議員どもの政治資金報告書を調べれば簡単に分かると思うけど、未だに反省の「ハ」の字もなく、国民のことは無視して、民主党を政権の座から引きずり下ろすための裏工作だけに邁進してる自民党って、完全に終わってると思う。

たとえば、12月10日の日記、「海外の報道は正反対」に書いたけど、普天間飛行場の移設問題について、ニポンのバカマスコミは、「アメリカが怒ってる!」「アメリカが怒ってる!」ってヒステリックに連呼してる。だけど、アメリカの「誰が」怒ってるのかって言えば、ローレス前米国防副次官だの、アーミテージ元米国務副長官だの、グリーン元米国家安全保障会議アジア上級部長だの、どれもみんな肩書きに「前」や「元」がつく旧ブッシュ政権の残党どもだけで、現在のオバマ政権の人間で怒ってるのは、12月10日の日記で紹介した「フィナンシャルタイムズ」の記事に書かれてるように、国防長官のゲーツだけだ。そして、これまた「フィナンシャルタイムズ」の記事に書かれてるように、オバマ大統領を始めとしたアメリカ政府の関係者たちは、普天間飛行場の移設問題について、「我々は我慢強く待ちましょう」と約束してくれてるのだ。

で、現在のアメリカの政権とは無関係なこれらの残党どもが、何で「ホントは興味のない普天間の問題」なんかでワザワザ怒ってるのかって言うと、すべて自民党との連携プレーによるものだからだ。ローレスがトンチンカンなことを言ったのも、自民党から依頼されてのことだし、アーミテージやグリーンが怒ったのも、自民党に招かれて来日して、自民党のクソガキ‥‥じゃなくて、タニガキと会談して、そこで十分に発言内容を打ち合わせしたのちに、都内で行なわれたシンポジウムで民主党批判を繰り広げたのだ。

「ヒゲの隊長」でオナジミの自衛隊あがりの自民党議員、佐藤正久にしても、党の命令で12月5日から8日までワシントンにノコノコと出掛けてって、軍事利権にからんだ共和党の関係者たちと打ち合わせして、帰って来てから「アメリカ政府は普天間問題をめぐる鳩山政権の対応ぶりに不信感が強めてる」なんて報告してる。だけど、現在のアメリカは、あたしのお部屋の水槽のクチボソたちでも知ってるように、民主党のオバマ政権であって、国民からアイソをつかされて下野した共和党なんて関係ない。

ようするに、ニポンで下野した自民党が、アメリカで下野した共和党の関係者たちと連携して、「アメリカが怒ってる!」「アメリカが怒ってる!」って騒いでるってワケで、それを何倍にもして垂れ流してるのが、自民党と一緒に下野した「三流軽薄新聞」、略して「サンケイ新聞」を始めとしたニポンのバカマスコミってワケだ。だいたいからして、自民党政権時代に、13年間もかけて何ひとつ進まなかった計画なのに、政権交代が実現したトタンに、「早くしろ!」「年内に決めろ!」って、あまりにもおかしな話だと思わない?

さらには、こないだの日記で紹介した「ニューヨークタイムズ」の記事だけじゃなくて、「ワシントンポスト」の記事でも、アメリカ側の報道は、日米政府の現状を淡々と報じてるだけで、どこも怒ってもないし、「早くしろ!」とも書かれてない。「早くしろ!」「年内に決めろ!」「過去の日米合意の通りにしろ!」って狂ったように報じてるのは、何のことはない、ニポンの中のバカマスコミだけなのだ。そして、「アメリカが怒ってる!」って報道のソースにしても、ぜんぶ自民党と連携してるアメリカ共和党関係者からの発言ばかりなんだから、完全に「漢方薬騒動」とおんなじ構図だ。違うのは、自民党の厚生族が糸を引いてるか、防衛族が糸を引いてるかって部分だけで、あとは何も変わらない。

‥‥そんなワケで、あたしは、いつも言ってるように、人の感性や感覚は十人十色だから、おんなじニポン人でも、趣味や好みも人それぞれだし、考え方も人それぞれで、だからこそ世の中は楽しいんだと思ってる。だから、政治的な思想も人それぞれで、あたしには強迫観念にとりつかれた異常者にしか見えないけど、マジメに「核武装」を望んでる人もいるほどだ。誰が見てもカルト集団にしか見えない新興宗教にも、たくさんの信者がいる。そして、「核武装」を望んでる人たちも、カルト教団のお題目を唱えてる人たちも、みんなギャグじゃなくて本気で信じてやってるんだから、世の中にはあたしの想像を絶するファンキーな人たちがいっぱいいるってことになる。ま、それはそれで個人個人の問題だから、あたしに迷惑が掛からないぶんには文句は言わないけど、あたしのとこにトンチンカンなメールを送って来る人たちに関しては、少なからず迷惑してる。だから言わせてもらうけど、「漢方薬が保険から除外される!」とか、「辺野古に基地を造らないとニポンが危ない!」とかっていうカルトなメールだけはやめて欲しい。あたしは、バカマスコミが垂れ流してる偏向報道なんかに踊らされずに、自分の目で真実を知りたい人たちのために日記を書いてる。だから、こうしたトンチンカンなメールを送って来るような人たちは、あたしの日記なんか読まずに、死ぬまで「三流軽薄新聞」でも読んでて欲しいと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.13

東方より来たりし馬たちの祝福

獲ったどぉ~~~っ!‥‥ってワケで、最後の最後まで悩んでた今日の「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、やっぱり、どうしても「東方の三博士」が頭が離れなかったので、最後に到達した「東」の馬だけに絞ることにして、あたしは、3番のモトヒメ、6番のアニメイトバイオ、13番のグローリーステップ、18番のアパパネっていう「東」の4頭の組み合わせで3連複を買うっていう作戦にした。それで、オトトイの日記では、「この「東」の4頭だけに焦点を絞って3連複でぜんぶの組み合わせをカバーする作戦で行くか」なんて書いたけど、実際に馬券を買う段になったら、4頭しかいないから、「ぜんぶの組み合わせ」って言っても、3-6-13、3-6-18、3-13-18、6-13-18の4種類しかないってことに気づいた。それで、これを100円ずつ買っても400円だから、今回は思い切って倍の200円ずつ買うことにした。

だけど、それでも800円で、あたしの「競馬は2000円まで」っていう弱気なマイルールでも、あと1200円も余裕がある。それで、あたしは、今回は他の買い方にもチャレンジしてみることにした。で、今までのレースを反省がてら振り返ってみると、あたしの「エヴァンゲリオン予想」は、3頭のうち2頭しか当たらないパターン青が多いってことに気づいた。だから、念のために、1着と2着だけを予想する「馬単」か「馬複」も買ってみることにした。これも、「3連単」と「3連複」のように、「複」は「単」より配当は安くなるけど、1着と2着が逆でも大丈夫なので、あたしは、この「馬複」ってヤツで、これまた「ぜんぶの組み合わせ」を買ってみることにした。3-6、3-13、3-18、6-13、6-18、13-18の6種類もあるから、こっちは100円ずつにしようと思ったんだけど、これを200円ずつ買えば、ちょうど予算の2000円ピッタリになるから、こっちも思い切って200円ずつ買っちゃった。

そしたら、この思い切りが功を奏して、結果は、1着が18番のアパパネ、2着が6番のアニメイトバイオ、3着が15番のベストクルーズだったので、あたしの3連複は殲滅しちゃったけど、何とか馬複のほうの6-18が的中して、配当は2050円、200円買ってたから4100円になった。もしも、馬複を100円ずつしか買ってなかったら、勝ちは勝ちでも「ビミョ~な勝ち」だったワケだし、さらに言えば、「念のために馬複も買っとこう」って思わなかったら、「ビミョ~な勝ち」すらなかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしが「東方の三博士」にコダワリ続けた理由は、オトトイの日記に書いた他にもある。あれから、エヴァンゲリオンの「第拾参話」と開催日の「13日」がシンクロしてることにも気づいた上に、「東方の三博士」がベツレヘムのヨセフの家を見つけた時に導いた星が、「木星」だったって説があることを知ったからだ。木星は、肉眼で見ると黄色っぽいけど、天体望遠鏡で見ると、「大赤斑(だいせきはん)」ていう赤い目玉みたいなウズマキがある。「赤」は、赤木リツコの赤ってだけじゃなくて、アスカにも通じてるし、「赤い目」はレイにも通じてる。これだけでも、エヴァンゲリオン風味がグッとアップしたけど、さらにポイントなのが、木星は、「ふたご座流星群」に大きな影響を与えてるってことなのだ。

木星は、太陽系で一番大きな惑星で、直径は地球の11倍もあるから、その質量に比例して、地球の2.5倍もの重力がある。そのため、周りの衛星や近くを通過する流星群にも大きな影響を与えてて、「ふたご座流星群」も、木星の強い重力によって、少しずつ軌道が変わり続けてる。「ふたご座流星群」は、1800年より前には地球からは見られなかったんだけど、それが、木星の強い重力の影響で、地球からも見られるようになって、そして、あと100年くらいしたら、また地球からは見られなくなっちゃうのだ。

今から2000年ちょい前には、東方から来た三博士をイエスが生まれた家へと導いた木星が、あたしたちの時代には、「ふたご座流星群」を地球へと導いてくれた。そして、その「ふたご座流星群」がピークを迎える「13日」に開催されるレースと、「東方の三博士」の名前、メルキオール、バルタザール、カスパーをつけたMAGIシステムが主役のエヴァンゲリオンの「第拾参話」とのシンクロを考えれば、必ず、東方から来たりし者が祝福を与えるって推測は動かなくなる。今回、あたしが「東」の4頭に絞ったのは、こんな流れからだった。

でも、1着と2着は「東」の馬だったけど、3着は「西」の馬だった。これは、今まで予想したレースの「3頭のうち2頭しか的中しない」って流れにも合致してるし、これが、ずっと言い続けて来た「大勢(たいせい)に影響が出ない程度」のバランスなんだと思う。そして、この点を自分でもウスウスと感じ始めてたからこそ、今回は3連複の他に馬複も買っといたワケで、今後の馬券の買い方は、このあたりがポイントになると思った‥‥ってことで、この日記を書いてる日曜日の夜には、もう今日のレースに関するメールが届き始めてるので、何通が紹介したいと思う。


件名:「赤」と「東方」でまた的中しました
お名前:トリコ・じかけ
コメント:前略 前回JCダートに続き、2回目のメールです。またまた、きっこさんのヒントで馬券的中しました。気持ち悪いぐらいです。キーワードは「赤」。中心は、馬主、騎手、厩舎の勝負気配からもアパパネ(意味はハワイの赤い鳥)でした。金曜のブログの出だしにいきなり「女へと羽ばたいてくための」とあり、「まんま鳥だ」と、まずドキリ。続いて「東方の三博士」のくだりで、アニメイトバイオ(赤帽子の3枠)にも注目。結果、関東1、2を決めてくれました。僕はこの2頭軸を中心に、「星に導かれて」から、そのままずばりの馬名ステラリードを厚くいき(これは不発)、3連複を何点か流して、まずまず本線で当てることができました。ちなみにアパパネの前走は、政権交代でJRAの所管・農水省の大臣になった赤松氏と同じレース名の赤松賞1着。ここでも赤が。さらに阪神ジュベナイルから阪神つながり赤星引退とほかにも赤にまつわる話題がありました。残りG12戦も、きっこさんの予想を本当に楽しみにしています。


件名:エヴァ予想、当たりました♪
お名前:MICHA
コメント:きっこさん、こんにちは。初めてメールさし上げます、MICHAと申します。4年ほど前から毎日、日記を楽しみにブログ訪問させていただいています。以来、ROMに徹していたのですが、今日はきっこさんが日記で教えてくださったエヴァの内容からの予想で、みごとにアパパネ単勝460円当たりましたので、ひとこと感謝申し上げたくメールしています。わたしはエヴァの内容は(アニメを見ていないので)ほとんど何も知らず、きっこさんが時々日記に書いてくださることしか情報を持っていません。ですので、今回も「東方の三博士」を拝見してなるほど~、と思いつつ、関東馬の3連複や、「ステラ(星が)リード(導く)」「ジュエルオブナイル(エジプトの宝石=キリスト?)」の馬単を買ってみたりしていたのですが、ふと「最後の18番、『アパパネ』ってどういう意味なんだろう?」と思ってググってみると・・・何と!真っ赤な美しい姿をした鳥(ハワイミツスイという鳥の一種)ではないですか!ここで、きっこさんの日記にあった「『赤』木リツコ博士が、『最後』の最後に逆転」という文章が脳裏に浮かびました。わたしも、きっこさんと同じく競馬のことはもともと何も知らず、きっこさんの予想から楽しみで賭けてみるようになっただけの初心者ですので、普段の生活に困ることがないように(笑)100円ずつの予想しかしていませんでしたから、結局は数百円のマイナスで、賭け事としてはダメダメだったのですが・・・最初ゲートに入るのをイヤがっていたアパパネちゃんの可愛らしさとか、走る馬の姿の美しさとか、本当に楽しませてもらったので、とっても得した気分です。次回もまた、きっこさんのエヴァ予想を楽しみにしています。初メールで、しかも興奮して書いているので(笑)長くなってしまってすみません。寒さも段々厳しくなってきましたが、きっこさんが健康で、お母さまと楽しい年末を送られるようお祈りしています。


トリコ・じかけさん、MICHAさん、おめでとうございます♪‥‥ってことで、前回もメールをくださったトリコ・じかけさんも、MICHAさんも書いてるけど、「アパパネ」って、ハワイの赤い鳥の名前だったみたいだ。あたしは、赤木ナオコ博士と赤木リツコっていう「母子関係」に注目してたから、事前に、ぜんぶの出走馬の親の名前をチェキしたんだけど、アパパネのお父さんは「キングカメハメハ」って名前だったから、アパパネもきっとハワイに関連した名前なんだとは思ってた。だけど、今回は、エジプト方面のコジツケしか考えてなかったので、アパパネの意味までは調べなかった。やっぱり、キチンと調べないとダメだね。

それから、何の科学的根拠もないあたしの「エヴァンゲリオン予想」に乗っかりつつも、「エリザベス女王杯」の時には、2着になったテイエムプリキュアの単勝を買っちゃったり、「マイルチャンピオンシップ」では、あたしが夢で見た使徒のサンダルフォンを絡めて買っちゃったりで、まだ的中してなかった昔日の勝負師さんから、今回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」の前にいただいたメールと、先ほど届いたメールを紹介する。


件名:大きなヒントでG1初勝利だ!
お名前:昔日の勝負師
コメント:前略 大きなヒントを有難う。赤木博士から連想して、前走「赤松賞」を勝ち、東方の使者である関東馬アパパネが勝利すると確信しました。なんと、今年初めてのG1制覇ですぞ!ただ、唯一の不安は、ハズレ馬券の鉄人こと昔日の勝負師が渾身予想した馬がこのアパパネだった事ですが・・・。話は変わりますが、本当に貴女は博識ですね。小生はクリスチャンの高校で学んでいたので、ある程度は聖書の内容を存じておりますが、貴女には遠く及ばぬ貧弱な知識です。恐れ入りました。


件名:嬉しさ倍増です!
お名前:昔日の勝負師
コメント:前略 有難う!今年初めてのG1ゲットです。貴女が指摘された通り関東馬(東方よりの使者)が1、2着でしたね。しかし、ハズレ馬券の鉄人である小生の「渾身予想」の本命がアパパネだったので、投資金額は控えめにしてしまいましたが・・・(笑)金額の多寡に拘らず馬券的中は気持ちの良いものですね。久々にルンルン気分を満喫しております。微かですが、お礼の気持ちを込めて、アマゾンで「きっこの日記2」を注文しました。先ずは御礼まで。


昔日の勝負師さん、ついにやりましたね! ホントにおめでとうございます♪‥‥ってことで、あたしの場合も、たまたま100円から200円にアップしたから2100円だけ儲かったけど、100円のままなら数百円しかプラスにならなかったワケだし、先ほどのMICHAさんは、アパパネの単勝は的中したけれど、トータルだと数百円のマイナスだ。だけど、結果がプラスでもマイナスでも、馬の名前の意味を調べたりして、あれこれとコジツケ予想を楽しんで、その結果、的中したなら、それだけで楽しい。

もちろん、ギャンブルなんだから、たくさん儲かったほうがいいに決まってるけど、それはあくまでも副産物的なことで、MICHAさんが、ゲートに入るのを嫌がってたアパパネを見て「可愛い」って思ったこととか、昔日の勝負師さんが、「エリザベス女王杯」の時に最後までがんばったテイエムプリキュアを見て感激したこととか、これらもみんな「心の配当」、石川喬司先生がおっしゃるところの「心理的配当」だ。

あたしの場合なら、最初から当たると思ってないコジツケ予想で馬券を買ってるのに、今回なんか、18頭の中にたった4頭しかいない「東」の馬が、2頭で争いながらゴールを駆け抜けちゃったから、その瞬間、全身に寒気が走るほどコーフンした。ただ、お仕事でリアルタイムでは見られなかったから、録画しといた中継を帰って来てから見たんだけど、それでも、レース結果を目にしないように注意して帰って来たから、録画を見るまで結果を知らなかった。だから、マサカ、「東」の馬がワンツーを決めるなんて思ってなくて、ホントにビックル一気飲みだった。

「じゃあ、何でそんな馬券を買ったの?」ってツッコミを入れられちゃうかもしれないけど、答えは簡単、確率はゼロじゃないからだ。「ジャパンカップダート」の時に、このレースに対応させたエヴァンゲリオンの「奇跡の価値は」の中の、リツコとミサトの会話を紹介した。


リツコ 「やるの?本気で?」

ミサト 「ええ、そうよ」

リツコ 「あなたの勝手な判断でエヴァを3体とも捨てる気?勝算は0.00001%、万にひとつもないのよ?」

ミサト 「ゼロではないわ。エヴァに賭けるだけよ」


‥‥そんなワケで、リツコは「勝算は0.00001%、万にひとつもないのよ?」って言ってたけど、初号機は全速力で疾走して任務を遂行したし、この回に対応した「ジャパンカップダート」では、初号機に該当した1番のエスポワールシチーが1着でゴールを駆け抜けた。あたしは、初号機をボンネビルレコードだって推理しちゃってハズしたけど、後出しジャンケン的にコジツケれば、まさに「奇跡の価値は」の内容通りのレース結果だった。そして、今回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、第拾参話の「使徒、侵入」に沿った結果だったんだから、この流れで行けば、次の日曜日のG1、「朝日杯フューチュリティステークス」は、第拾四話の「ゼーレ、魂の座」に対応してるハズだし、その次の日曜日の「有馬記念」は、第拾伍話の「嘘と沈黙」に対応してるハズで、まだどんな馬が出走するのか何も知らない今の状況でも、ハッキリと言えることがある。それは、「ゼーレ、魂の座」では、シンジとレイが機体を交換してシンクロテストを行なうことから、「朝日杯フューチュリティステークス」では、レース前に騎手が交代する馬に注目ってことだ。そして、「嘘と沈黙」では、ミサトがネルフ最深部のアダムの存在を知ることから、「有馬記念」では、かつての「とんねるずの紅鯨団」ばりの「大ドンデン返し」が起こるってことだ。ま、この辺のことは、おいおい書いてくつもりだけど、とにかく、あと2レース、何の根拠もない「エヴァンゲリオン予想」を楽しもうと思ってる今日この頃なのだ♪


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2009.12.12

ソーセージが好きな双生児

ニポン語には「同音異語」が多いから、よくカン違いの原因になったり、オヤジギャグのネタにされたりする。昔からある有名なとこでは、「汚職事件」と「お食事券」なんてのもあるし、最近だと、ナニゲに聞き流してたカーラジオからのニュースで、突然、「アメリカのGDPが5期ぶりに上昇しました」とかって言い出すもんだから、あたしは「5期ぶり」に激しく反応しちゃった。だって、あたしは、地球上に存在してるすべての物体の中で、絶対的に苦手なものが「ゴキブリ」だからだ。それで、あたしは、「4期ぶりか6期ぶりなら何も問題なかったのに、よりによって5期ぶりだなんて、アメリカってホントにムカつく!」って思った。

あと、こうした全体的な「同音異語」じゃなくて、大まかには合ってるんだけど、部分的にカン違いしちゃってるケースもある。たとえば、あたしのお友達で、「イベリコ豚」のことを「イベリ子豚」だと思ってた人がいる。その上、この「イベリ」も、「伊辺里」とかって書くと思ってて、ニポンの地名だと思い込んでたのだ。つまり、その人は、ニポンのどこかにある「伊辺里」って場所で生産されてる「子豚」のことだと思ってたワケだ。だけど、「イベリコ豚」がブランド豚肉だっていう大意は合ってるから、ちゃんと会話が成り立ってたのだ。


きっこ 「最近、イベリコ豚を使ってるお店が増えて来たわよね」

その人 「伊辺里子豚って美味しいらしいわね」


‥‥ってことで、こうした会話は成り立つ。だからこそ、本人は自分のカン違いに気づくのが遅くなっちゃうワケだし、周りの人たちも気づかない。で、どうして気づいたのかって言うと、こんな会話に進んだからだ。


きっこ 「あたしはお肉を食べなくなったから、イベリコ豚は食べたことないけど、クセがなくて柔らかくて美味しいらしいわよ」

その人 「やっぱり、子豚だからお肉が柔らかいのね」

きっこ 「えっ?あなた、もしかして?」


‥‥って感じの流れから、この、あまりにもフロッピー麻生チックなカン違いが発覚しちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、会話だけじゃなくて、こうして改めて「伊辺里子豚」って文字で書いてみると、東尾理子は、石田純一みたいな軽薄オヤジと結婚するのはやめて、「伊辺」とか「伊部」とかって人と結婚すれば、名前が「イベリコ」になって面白いのに‥‥って思った。ま、人のことはどうでもいいけど。ちなみに、ホントの「イベリコ豚」の「イベリコ」は、「イベリア半島の」って意味のスペイン語で、ここ数年、「イベリコ豚」って言葉が氾濫するようになったのは、2004年に輸入が解禁されたからだ。それまでは、スペインの「イベリコ豚」は、豚コレラが蔓延してたから、ニポンでは輸入を禁止してた。

で、「イベリコ豚」は、一定期間、半野生状態で放牧するそうで、その時に、ドングリをたくさん食べることから、お肉が美味しくなるそうだ。過保護に育ててるニポンの豚肉とは違って、赤身のシッカリした肉質になるそうで、そのままお料理に使う他にも、高級な生ハムの原料としても有名らしい。そして、ハムと並ぶ加工食品、ソーセージの場合は、この独特の肉質のため、一般的なソーセージよりも、サラミソーセージのほうが美味しいらしい。ぜんぶ、「そうで」とか「らしい」とかばっかで申し訳ないけど、食べたこともなければ、今後も哺乳類や鳥類は食べる予定がないので、あたしの場合、魚類以外の味に関しては、すべて伝聞になっちゃうことウケアイだ。

だから、ソーセージに関しても、あたしは、大好物の魚肉ソーセージについてなら多少は語れるけど、哺乳類のお肉で作られたソーセージに関しては、ほとんど知識がないから、伝聞しか書けない。ちっちゃいころには、赤いウインナーをタコさんに切ったのとかを食べてたし、大人になってからも、シャウエッセンみたいなのを何度かは食べたことがあるけど、もともと、あたしは、お肉を食べなくなる前から、お肉はあんまり好きじゃなかった。とにかく、焼肉にしてもステーキにしても、お肉そのものの形がリアルに分かるのものは、グロすぎちゃって食欲がわかないのだ。それで、あたしが作るお肉料理は、ハンバーグやロールキャベツや餃子など、お肉そのものの形が分からない、挽肉を使ったものがほとんどだった。カレーの場合も、あたしは挽肉しか使わなかった。

だから、ソーセージに関しては、中身が挽肉だって部分についてはOKだったんだけど、それが「腸に詰めてある」って部分が、あたしにはグロくてダメだった。その動物を殺して、その動物のお腹から引きずり出した腸に、その動物のお肉をミンチにして詰め込むだなんて、あまりにもスプラッターだし、あまりにも猟奇的だし、作業行程を想像しただけでも貧血で倒れそうになっちゃう。だって、もしもあたしがソーセージ用の豚に生まれてたらって想像すると、お腹を切り裂かれて腸を引きずり出されるなんて、これこそが「断腸の思い」ってワケで、絶対に恐怖で発狂しちゃうと思う。

だけど、これが、「断腸の思い」じゃなくて「団長の思い」だったとしたら、「グロ」じゃなくて「クロ」になる。そう、クロちゃんとHIROを食わしてくために、1人で苦労してる安田大サーカスの団長の気持ちってことになるからだ‥‥ってことで、この「断腸」と「団長」も同音異語だ。その上、「団長は断腸の思いで決断した」ってふうに、両方を織り込んで文章が作れる。このパターンだと、他にも、「村長の意見を尊重する」とか、「町長が蝶々を捕まえた」とか、いくらでも思いついちゃうけど、このまま進んでくと、「部長はいつも仏頂ヅラだ」っていうオヤジギャグの世界へと突入してっちゃう。

‥‥そんなワケで、ここまでの要点をマトメて見ると、ようするに、「ソーセージが好きな双生児」ってことで、これは、ニポン語同士の同音異語じゃなくて、英語とニポン語との同音異語だ。ちなみに、双生児には、大きく分けると、一卵性双生児と二卵性双生児があって、一般的には、一卵性双生児のほうが似てるって言われてる。やっぱり、精子も卵子も別々の二卵性双生児よりは、1つの卵子が分裂した一卵性双生児のほうが、生まれて来る子供が似るのはツジツマも合ってる。だから、マナカナにしても、ザ・たっちにしても、わざわざ調べなくても、絶対に一卵性双生児だと思う。

で、そんな双生児なワケだけど、ふだんの会話で「双生児」って言葉を使う人は学者くらいで、一般の人は「ふたご」って言う。そして、「ふたご」と言えば「ふたご座流星群」てワケで、昨日の日記にも書いたように、今、見ることができて、13日の夜にピークを迎える。だけど、この「ふたご座」の「ふたご」って、ホントは双生児じゃないんだよね。ちょうど2年前の2007年12月13日の日記、「ふたご座の秘密」の中にタップリと書いてるから、あたしの「ギリシャ神話」の名調子を楽しみたい人は過去ログを読んでもらうとして、ここでは、ポイントだけを簡単に押さえとく。

まず、あるとこに1人のセクシーな人妻がいたんだけど、この人妻を好きになっちゃった妻帯者の男が、ある日のこと、この人妻の家に忍び込んで、騙してセックスをしちゃう。そして、この男が帰ってった直後に、ダンナが帰って来て、ダンナともセックスしちゃう。で、最初にセックスした男の精子が人妻の卵子と合体ロボしちゃって、あとからセックスしたダンナの精子も別の卵子と合体ロボしちゃったのだ。そして、両方の卵子が、それぞれ男の子と女の子のふたごになっちゃったのだ。つまり、この人妻は、一度に4人の子供を産んだワケだけど、これは「4つ子」じゃなくて、「ふたごが2組」ってことで、それも、お父さんが違う男女の一卵性双生児を2組産んだってことなのだ。現実的にはアリエナイザーな話だけど、さらには、これをタマゴで産むんだから、サスガ、「ギリシャ神話」だ。

そして、ようやく話はクルリンパと戻るけど、夜空に輝く「ふたご座」のふたごってのは、この4人の子供の中の「2人の男の子」なのだ。妻帯者の男との間にできた男女のふたごの男のほうが「カストル」、ダンナとの間にできた男女のふたごの男のほうが「ポルックス」で、母親はおんなじでも、お父さんは別々だ。それなのに、この2人を「ふたご」って呼ぶのはムリがありすぎる。たとえば、2つの卵子にそれぞれ別々の精子が合体ロボしたとしても、お父さんがおんなじ人なら、これは「二卵性双生児」ってことで、子供の顔がそれほど似てなくても、「ふたご」には違いない。

だけど、2つの卵子に、それぞれ別のお父さんの精子が合体ロボしたんだから、これは「ふたご」とは言えない。それに、これを「ふたご」って言うのなら、それ以前に「4つ子」だろう。よくある「なぞなぞ」で、「苗字も一緒で、お誕生日も一緒で、顔もソックリな子供が2人いたのに、ふたごじゃないと言う。ナゼだ?」ってのがあって、答えは「3つ子以上の子供のうちの2人」ってことだけど、「ふたご座」の場合も、このパターンになっちゃう。だから、夜空に輝く「ふたご座」は、生物学的にも「ふたご」じゃない上に、なぞなぞ的にも「ふたご」じゃない。

‥‥そんなワケで、あたしとしては、毎年、12月の中旬に「ふたご座流星群」を迎えるたびに、「ふたごじゃないのに‥‥」って心の中でツッコミを入れてるワケで、今年も、当然、ツッコミを入れた。そして、そんな「ふたご座流星群」だけど、13日にピークを迎えるので、夜の10時ころから明け方までの間なら、真上をボケーッと眺めてれば、ニポン全国、晴れてればどこでも見える。もうちょっと親切に書くと、夜の10時ころなら、まず、南東の空を見て、一番明るい星、おおいぬ座のシリウスを探す。白くて一番明るいから、すぐに分かると思う。そして、シリウスを見つけたら、ずっと上へ目を移してくと、シリウスより少し暗くてナニゲに赤っぽい星がある。これが、オリオン座のベテルギウスだ。それから、この2つの星の真ん中あたりからずっと左のほうに、ベテルギウスとおんなじくらいの明るさの白い星がある。これが、こいぬ座のプロキオンで、この3つを結ぶと「冬の大三角」になる。そして、この「冬の大三角」の赤いベテルギウスと白いプロキオンの真ん中あたりから、左のほうに30度くらい視点を移すと、ふたご座のカストルとポルックスがタテに並んでるから、ここで「お前ら、ホントはふたごじゃないだろ?」って軽くツッコミを入れてから、そのちょっと上あたりを中心にして、広範囲をボケーッと眺めてればOKだ。ちなみに、13日の夜はお天気が悪そうだから、14日の夜のほうがいいと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.11

東方の三博士

いよいよ、2才の少女たちが女へと羽ばたいてくためのG1レース、「阪神ジュベナイルフィリーズ」が迫って来たんだけど、金曜日の午後になって、やっと枠順が発表された。今までの「エリザベス女王杯」とか「ジャパンカップ」とかは、木曜日の午後には発表されてたのに、何でなの?‥‥って思ったら、「エリザベス女王杯」や「ジャパンカップ」は馬券の前売りがあるレースだったのに対して、今度の「阪神ジュベナイルフィリーズ」は前売りがないレースだから、発表されるのが1日遅くなるそうだ。こういった競馬ファンなら知ってて当たり前のことも、あたしはぜんぜん知らなかったから、競馬に興味を持ったオカゲで、競馬自体の楽しさだけじゃなくて、こうして知らなかったことを1つずつ知ってく楽しさも味わってる。

たとえば、あたしは、オスの馬を「牡馬(ぼば)」、メスの馬を「牝馬(ひんば)」って呼ぶことは知ってたから、出走馬の一覧表に「牡5」って書いてあれば「オスの5才」、「牝6」って書いてあれば「メスの6才」ってことはすぐに分かった。でも、先々週の「ジャパンカップ」の時に初めて気づいたんだけど、この「牡5」とか「牝6」とか書いてある欄に、1頭だけ「セン7」って書いてある馬がいた。インターパテイションていう馬なんだけど、あたしは「オスかメスかを書く欄に、その2種類以外のことが書いてあるなんて、いったいどういうこと? まさか性別が判明してない馬ってこと?」って思った。でも、この時は、レッドディザイアとかオウケンブルースリとかのことで頭がいっぱいだったから、あたしの予想と無関係な馬のことまで調べる気になれなくて、この「セン」については謎のままにしてた。

だけど、JRAの「即PAT」に登録したことをキッカケに、JRAのデータベースで今年開催された大きなレースの一覧表をいくつか眺めてたら、その中にも、この「セン」て書いてある馬が何頭かいた。それで、あたしは、気になって調べてみたら、これは「せん馬」って言って、「去勢したオス」のことだったのだ。漢字では馬ヘンに「扇」って書くそうだから、馬に対してだけ使われる言葉みたいで、「せん豚」とか「せん牛」とかは言わないんだと思うけど、この年になって、また1つ新しい言葉を知ったことは、とっても嬉しい出来事だった。あたしの場合、漢字も読めない前総理とは正反対で、知識に対して貪欲だから、知らなかった言葉や漢字を覚えると嬉しくなっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まずは、「阪神ジュベナイルフィリーズ」の枠順を書き出してみようと思うんだけど、こないだとおんなじに、詳しいことはこちらを見ていただくとして、ここには、番号と馬名と騎手名だけを書いてみる。


1枠1番  メイショウデイム/福永祐一
1枠2番  ジュエルオブナイル/三浦皇成
2枠3番  モトヒメ/大野拓弥
2枠4番  パリスドール/太宰啓介
3枠5番  サリエル/石橋守
3枠6番  アニメイトバイオ/内田博幸
4枠7番  ラナンキュラス/四位洋文
4枠8番  タガノエリザベート/川田将雅
5枠9番  カスクドール/小牧太
5枠10番 タガノパルムドール/藤岡康太
6枠11番 ステラリード/M.デムーロ
6枠12番 タガノガルーダ/浜中俊
7枠13番 グローリーステップ/吉田隼人
7枠14番 カレンナホホエミ/上村洋行
7枠15番 ベストクルーズ/安藤勝己
8枠16番 シンメイフジ/岩田康誠
8枠17番 メルヴェイユドール/幸英明
8枠18番 アパパネ/蛯名正義


こんな感じで、あたしがリトル気になってた馬たちは、ほとんど出走できるんだけど、それよりも、あたし的には、ジュエルオブナイルに騎乗する三浦皇成って、ほしのあきが手を出して大騒ぎになった若い騎手なのかな?‥‥ってことに目が行っちゃった。ま、どうでもいいんだけど。あと、タガノエリザベート、タガノパルムドール、タガノガルーダって、「タガノ」がつく馬が3頭もいるけど、これは、おんなじ馬主の馬で、馬主の生まれた「京都府綴喜郡井手町多賀」の「多賀」って町の名前から付けられてるみたいだ。だから、ホントなら、「キョウトフツヅキグンイデチョウタガノエリザベート」って名前にしたかったんだろうけど、競馬の馬の名前は9文字までって決まりがあるから、「キョウトフツヅキグンイデチョウ」の部分をカツアイしたんだろう。

ま、そんなことは置いといて、何よりも重要なのは、あたしがコダワリ続けてる「エヴァンゲリオン予想」ってワケで、12月8日の日記、「少女が女になる日」の中に書いたように、今回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」に対応してる「エヴァンゲリオン」の第拾参話「使徒、侵入」では、3機のエヴァンゲリオンは何もしない。レイもシンジもアスカも、最初から最後まで全裸でエントリープラグの中に入ってるだけだ。だから、これまでみたいに、「アスカの弐号機に該当する馬は?」とか「全速力で走るシンジの初号機に該当する馬は?」とかって考える必要はない。

ネルフの頭脳であるコンピューター「MAGI(マギ)」に侵入して来た第11使徒イロウルを倒したのは、開発者、赤木ナオコ博士の分身であるMAGIシステムそのものであり、それを操作した娘の赤木リツコだ。詳しい内容は、こないだの日記に書いたから繰り返さないけど、MAGIシステムを構成する3つのコンピューターのうち、赤木ナオコ博士が「科学者としての自分」を投影した「MELCHIOR-1 (メルキオール)」が侵食され、「母親としての自分」を投影した「BALTHASAR-2 (バルタザール)」が侵食され、「女としての自分」を投影した「CASPER-3 (カスパー)」も99%まで侵食されたのに、最後の最後で逆転して勝つ。だから、形としては、最後に残った「カスパー」が勝ったってことになる。つまり、今回のレースでは、この「カスパー」に該当する馬か、「赤木リツコ」に該当する馬を見つけることがポイントになるってワケだ、

ちなみに、この、メルキオール、バルタザール、カスパーってのは、通称「東方の三博士」って呼ばれてて、「新約聖書」のマタイ伝で、キリストの誕生を祝福しにやって来た人たちとされてる。でも、これは間違いで、実際のマタイ伝には「東方から占星術の学者たちが訪ねて来た」って書かれてるだけで、名前も人数も書かれてない。そして、おんなじ「新約聖書」のキリスト誕生の場面でも、占星術の学者たちが訪ねて来るのはマタイ伝だけで、ルカ伝では学者たちの代わりに羊飼いたちが訪ねて来る。で、こうした「学者」のことをギリシャ語で「MAGI(マギ)」って言って、マタイ伝に登場するマギは、一般的には「博士」とか「学者」とかって訳されてるけど、他にも「賢者」とか「預言者」とかって意味もある。ようするに、「ドラクエ」とかのRPGのパーティーには、必ず1人は必要な人材ってワケだ(笑)

‥‥そんなワケで、あんまり細かく書いてると長くなりすぎちゃうから、思いっきりフランク・ザッパに説明するけど、遥か東方に住む占星術の学者たちは、新しい王が誕生した時に現われる星を夜空に見つけて、イエスの誕生を知る。それで、新しいユダヤの王の誕生を祝福しようと、エルサレムへやって来て、ヘロデ大王に新しい王の居場所を聞く。ヘロデ大王は、「ミカ書」に予言されてた「メシア(救世主)生誕の地」であるベツレヘムを教え、学者たちに新しい王を探し出して報告しろって指示する。何でかって言うと、ヘロデ大王的には、新しい王なんかが生まれちゃったら、自分の自民党独裁政権が終わっちゃうから、学者たちに新しい王の居場所を探させて、トットと殺しちゃおうって思ったからだ。

一方、ベツレヘムを目指して旅をしてた学者たちは、夜空の星の導きによって、ミゴトにメシヤが誕生したヨセフの家の馬小屋へと辿り着く。そして、聖母マリアと、かいば桶の中にいた赤ちゃんとご対面てワケで、ひと目でその赤ちゃんがイエスだと悟った学者たちは、その誕生を祝福して、「黄金」「乳香」「没薬」の3つの贈り物をする。で、ヘロデ大王のとこに報告しに戻ろうとすると、ここで「ヘロデのところへ戻ってはいけない」っていう天使のお告げがあった。それで、学者たちは、ヘロデ大王のいるエルサレムを迂回して、別のルートで自分の国へ帰ってった。そしたら、今度は、ヨセフに対して、「ヘロデはイエスを殺すつもりだ」っていう天使のお告げがあったので、ヨセフは家族とイエスを連れて、エジプトへと逃げてった。

そんなこんなで、いつまで待っても学者たちが戻って来ないことから、ヘロデ大王は自分の策略がバレちゃったことに気づき、あまりにも残酷な作戦に出る。それは、新しい王が生まれたハズの場所、ベツレヘム一帯の「2才以下の男の子」をすべて虐殺しちゃったのだ。つまり、ぜんぶ殺せば、その中に新しい王も含まれてるだろうっていうアバウトな作戦だった。だけど、イエスは、ヨセフに連れられて一歩先に逃げてたから、命を落とすことはなかったのだ。

‥‥そんなワケで、これが、「新約聖書」のマタイ伝に書かれてるイエス誕生のお話なんだけど、新しい王の誕生を恐れたヘロデ大王は、ベツレヘム一帯の「2才以下の男の子」をすべて虐殺しちゃったんだから、残った2才以下の子供は、すべて「女の子」だってことになる。そう、今回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、「2才の牝馬」だけで行なわれる限定レースってワケで、あまりにもシンクロしてる。そして、イエスが生まれたのは、ヨセフの家の馬小屋なんだし、かいば桶の中に入ってたんだから、競馬風味も十分すぎるくらいだ。

さらには、イエスが生まれた日は、世界中の誰もが知ってるように12月25日のクリスマスだけど、遥か東方の地でイエスの誕生を知らせる星を見た学者たちは、それから旅をして祝福に訪れたんだから、ヨセフの家に到着した時には10日以上が過ぎてて、翌年の1月6日になってた。それで、ちょっとマニアックなことなんだけど、12世紀ころに、イタリアのミラノからドイツのケルンへ、親善のために「三博士の遺骨」と称される聖なる遺物が贈られた。これは、今でもケルン大聖堂にあるんだけど、このことを記念して、ドイツでは、12月25日のクリスマスよりも、「東方の三博士」が星に導かれてイエスのもとを訪れた1月6日のエピファニー(公顕節)のほうを盛大にお祝いするようになった。

そして、15世紀ころになると、「シュテルン・ジンゲン (星を歌う)」っていう行事が行なわれるようになる。クリスマスを過ぎると、子供たちが4人1組になり、3人はマントを羽織って王冠をかぶって「東方の三博士」に扮して、1人は大きな星をつけた杖を持って3人を先導して、歌を歌いながら町を練り歩く。子供たちは、家々の前で聖歌を歌い、その家の人からお菓子をもらうんだけど、この子供たちが扮する「東方の三博士」が来てくれた家には、幸福が訪れるって言われてる。で、これは1月6日まで続くんだけど、「東方の三博士」が来てくれなくても、エピファニーの前日の1月5日の夜に、自分の家の扉に、チョークで暗号を書けばOKってことになってる。暗号は、その年の西暦を真ん中から2つに割って、そこに「C+M+B」って書くだけだ。2009年の今年なら、「20 C+M+B 09」ってことで、来年なら最後の「09」が「10」に変わる。

これは、ラテン語で「キリストがこの家を祝福する」って意味の「Christus mansionem benedicat」の頭文字の「C」「M」「B」の間に十字架を表わす「+」をはさんだものなんだけど、ここでもう1つポイントがある。この「C」「M」「B」は、カスパー、メルキオール、バルタザールの頭文字でもあるってワケだ。そして、この「シュテルン・ジンゲン」は、ドイツ以外のヨーロッパの国々から、南半球のオーストラリアに至るまで、今や世界各地で行なわれてるんだけど、もともとはドイツが発祥の地なんだから、エヴァンゲリオンのアスカも、ドイツにいた時には見てるハズだ。

それで、ここで思いっきりコジツケを発揮させてもらうと、あたしたちが自分の家の扉に幸運の暗号を書こうと思ったら、来年の1月5日に書かなきゃなんないワケだけど、この2010年1月5日ってのは、来年の競馬がスタートする「金杯」の開催日なのだ。そして、さらには、「東方の三博士」は、星でイエスの誕生を知り、星に導かれてイエスのもとへと辿り着いたワケだけど、今、ちょうど、「ふたご座流星群」が観測できるのだ。国立天文台でも、今、恒例の「ふたご座流星群を眺めよう」ってキャンペーンをやってるけど、この「ふたご座流星群」がピークを迎えるのが、「阪神ジュベナイルフィリーズ」が開催されるその日、まさに13日なのだ。

‥‥そんなワケで、ここいら辺のモロモロを押さえときつつ、このマタイ伝の中では、学者たちの人数も名前も定かじゃなかったけど、学者たちがイエスの誕生を祝福して3つの贈り物をしたことから、3世紀ころからは、この学者たちは「3人」だったって言われるようになる。これが、「東方の三博士」って言葉の始まりだ。そして、その後、メルキオール、バルタザール、カスパーっていう名前がつけられるんだけど、6世紀ころになると、「東方諸国の3人の王」ってことになり、挙句の果てには、ペルシャの王、アラビアの王、インドの王ってことになっちゃうのだ。こうなって来ると、最初のストーリーから大きくダッフンしちゃうので、マタイ伝的には今でも「東方の三博士」止まりだけど、「シュテルン・ジンゲン」での子供たちの扮装からも分かるように、こうした行事では「3人の王様」ってイメージが定番になってる。

そんなこんなもありつつ、あたしは、今回のエヴァンゲリオンの勝者であるMAGIシステムの「カスパー」に目をつけて、9番のカスクドールか14番のカレンナホホエミと、11番のステラリードと、4番のパリスドールの頭の1文字を並べれば「カスパ」になるっていうコジツケを展開した。だけど、これだけ深い予想をしてるのに、「頭文字を並べる」なんていう幼稚な結論じゃ納得できない。そこで気づいたのが、前回の日記では、「ジュベナイルフィリーズ」っていうレース名に馬名が似てることで「運命的なものを感じてる」って書いてて、今日の日記では、ほしのあきが手を出した三浦皇成が騎乗することで気になってるって書いた、ジュエルオブナイルだ。

ジュエルオブナイル、つまり、「ナイルの宝石」ってことで、ナイルと言えば、アフリカ大陸を流れる世界最長クラスの大河だ。いくつものアフリカの国々を通過したナイル川は、最後にエジプトを通って地中海へと流れ出てる。そして、エジプトと言えば、ヘロデ大王の魔の手から逃れたヨセフが、生まれたばかりのイエスを連れてった地だ。そう考えると、この「ナイルの宝石」ってのは、そのまま、救世主であるイエスを指してるようにも思えて来る。そして、「ほしのあきが手を出した」と、「星に導かれて」も、ナニゲにハーモニクスを感じちゃう(笑)

さらには、東京の東銀座に「ナイルレストラン」ていう老舗のカレー屋さんがある。この「ナイル」は、ナイル川の「ナイル」じゃなくて、オーナーの名前がナイルさんだからだ。派手なシャツを着て時々テレビにも出てるから、知ってる人も多いと思うけど、当然のことながらインド人だ。そして、時代とともに出世し続けた「東方の三博士」が到達したのは、メルキオールがペルシャの王、バルタザールがアラビアの王、カスパーがインドの王ってワケで、使徒に侵食されたメルキオールとバルタザールを救ったのがカスパーだって考えると、このカスパーに該当する馬は、何となく、2番のジュエルオブナイルのように思えて来る。

ちなみに、他のコジツケもご紹介すると、11番のステラリードが、女の子の節句の3月3日に生まれてることとか、14番のカレンナホホエミのお母さんが「テンシノキセキ」っていう名前だってこととか、17番のメルヴェイユドールに騎乗する幸英明の名前が、「エヴァンゲリオン」の監督の庵野秀明とおんなじってこととか、どれも激しく薄い感じがした。あとは、あたしが「使徒の名前みたいだ」って言ってた5番のサリエルと、最初から気になってた6番のアニメイトバイオが、2頭とも「赤」の3枠に入ってて、今回の主役の「赤木リツコ」に関連してるってことや、前回も書いたけど、シンジが活躍しない回ってことで、「シンジ」の間に「メイフ(冥府)」って言葉が入ってる16番のシンメイフジあたりが気になってる。ただ、どのコジツケも、ジュエルオブナイルのコジツケの前では、単なるコジツケでしかない‥‥ってことで、ここまでの感じだと、とりあえず、2番のジュエルオブナイルだけがイチオシみたいな感じになった。だけど、「エヴァンゲリオン予想」としては、どうも決定打に欠ける気がしてならない。

‥‥そんなワケで、ここまでのコジツケをすべて白紙に戻して、今回の「使徒、侵入」のストーリーのポイントであるMAGIシステムの3つのコンピューターと、「新約聖書」のマタイ伝から派生した「東方の三博士」とのシンクロをメインに考えると、どうしても「東方」って部分が引っかかる。そして、今回の出走馬の厩舎を見ると、「西」の馬がほとんどで、「東」の馬は、3番のモトヒメ、6番のアニメイトバイオ、13番のグローリーステップ、18番のアパパネの4頭だけなのだ。だから、前回の「ジャパンカップダート」の時の「初号機は1番の馬だった」っていうストレートな感覚で行けば、この4頭こそが、「3人の学者と、それを導く星」ってふうにも思えてきちゃう。だから、最後まで読んでくれた皆さんには申し訳ないけど、今回は、ジュエルオブナイルを軸にする作戦で行くか、その他のコジツケに馬券を細かく振り分ける作戦で行くか、それとも、この「東」の4頭だけに焦点を絞って3連複でぜんぶの組み合わせをカバーする作戦で行くか、まだ決められない今日この頃なのだ。


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2009.12.10

海外の報道は正反対

普天間飛行場の移設問題について、ニポンのバカマスコミは、「アメリカが怒ってる!」「アメリカが怒ってる!」って、狂ったように連呼してる。ここ数日だけを見ても、5日にはローレス前米国防副次官が「年内に合意受諾を!」って言っただとか、8日にはアーミテージ元米国務副長官が「合意通りに辺野古へ移設しないと日米同盟は白紙に戻る!」って言っただとか、グリーン元米国家安全保障会議アジア上級部長が「普天間基地をこのままにしておくのは危険だ!」って言っただとか、こんなニュースばかり垂れ流して、国民に「辺野古への移設もやむなし」っていうイメージを刷り込もうと必死だ。

だけど、コイツラの肩書きをよく見て欲しい。ローレス『前』米国防副次官、アーミテージ『元』米国務副長官、グリーン『元』米国家安全保障会議アジア上級部長‥‥ってワケで、コイツラ、みんな、前ブッシュ政権時代の人間で、今のオバマ政権とは関係ないんだよ。今のオバマ政権の現職の国防副次官だの国務副長官だのが出て来て正式なコメントを発表したんならともかく、こんなヤツラが何を言ったって、現在のアメリカ政府の意思とは関係ない。言うなれば、国民にアイソをつかされて下野した自民党のアホどもが、現鳩山政権のやることにケチをつけてるのと変わりないんだから、いちいち気にする必要なんかない。

数々の報道の中で、唯一、現職のアメリカ政府関係者が絡んでるものと言えば、4日にフランケン岡田が行なったルース大使との会談で、「いつも温厚で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした」っていう「三流軽薄新聞」、略して「サンケイ新聞」のアホ記事くらいだけど、これにしたって、昨日の「世田谷通信」に書いたように、フランケン岡田は、8日の記者会見でハッキリと否定してる。外務省のホームページの8日の記者会見を読んでもらえれば分かるけど、フランケン岡田は、記者の質問に対して、次のように明言してる。

「(前略)ルース大使との議論も、誰かが見ていたようなことを書いていますが、全くの創作です。もちろん、ルース大使もしっかりと自らの主張を言われましたが、別に顔を真っ赤にするとか、怒鳴り上げるとか、冗談じゃないと思っております。私(大臣)、北沢防衛相、ルース大使と通訳しかいませんから、何を根拠にそのようなことを言っているのかと思います。(後略)」


‥‥そんなワケで、今日は、レイアウトの都合上、「いかがお過ごしですか?」はナシにしてくけど、「サンケイ新聞」のデッチアゲは今に始まったことじゃない。今年の3月にも、田中康夫が小沢一郎を訪ねた時のことをまるでその場で見てたかのようなデマ記事にして、田中康夫から「事実に反する」っていう警告文を送りつけられたんだよね。ま、今どき、「サンケイ新聞」の記事なんか信じるようなアホは、全国に30人前後しかいないと思うから、別にどうでもいいんだけど、お笑いのネタとして読むぶんには、「失笑」っていうジャンルを開拓してくれてるから、貴重っちゃ貴重な媒体だと思う。

たとえば、「サンケイ新聞」の4日付の「首相は「日本の盧武鉉」と米国 社民党に引きずられ同盟に亀裂」っていう低能記事は、タイトル通りに「鳩山首相はノムヒョンだ」ってことを連呼してるだけの、まるで小学生が悪口を言ってるような薄っぺらな内容だ。冒頭の部分を引用すると、こんなふうに書いてある。


(ここから)米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相の迷走が続く。「国と国との契約」(政府高官)である日米合意よりも、国内事情にすぎない社民党との連立維持を優先させる政治手法は、日米同盟に深刻な亀裂を生んだ。米国と距離をとり続けた韓国前大統領との相似ぶりから、米側からは「鳩山は日本の盧武鉉(のむひよん))だ」との見方が日本側に伝えられている。「米国との関係は完全に冷え切るだろう。盧前政権時代の韓国のように…」米国が強く求めていた移設問題の年内決着を鳩山首相が事実上、断念した3日夜、政務三役の一人はこうつぶやいた。そして、「民主党政権だと思っていたら社民党政権だった」と漏らした。(ここまで)


この冒頭部分に出て来る「米国との関係は完全に冷え切るだろう。盧前政権時代の韓国のように…」ってセリフは、創作だから名前は書けないんだろうけど、ニポン側の「政務三役の一人」がつぶやいたっていうストーリーになってるから、まあ、ヨシとしよう。で、問題なのは、このずっとアトだ。


(ここから)これは決してひとごとではない。オバマ大統領の初来日を控えた11月初旬、在日米軍再編交渉をめぐる米側責任者だったローレス元国防副次官と会談した安倍氏はこう指摘された。「鳩山は日本の盧武鉉だ。現在の米政府高官らもみんなそう言っている」(ここまで)


今度は、マクラの部分でもオナジミのローレス元国防副次官が、アベシンゾーに対してノタマッてることになってる。どっちも下野した「負け犬」同士の会話だから、これが事実だったとしても何の意味もない。でも、この会話が事実だったと仮定して先に進むと、ローレスが自分の意見として「鳩山は日本の盧武鉉だ」って言ってるだけなら何も問題はないんだけど、そのアトの「現在の米政府高官らもみんなそう言っている」って部分は、ミゴトなまでの「サンケイ新聞」のデッチアゲだ。

その証拠が、このアホ記事が垂れ流される2日前、12月2日付の「ニューヨークタイムズ」の「Japan Relationship With U.S. Gets a Closer Look (アメリカと日本との関係は、より対等に近づく)」っていう記事だ。ここで断っとくけど、普天間基地の問題に関して、「アメリカが怒ってる!」って連呼してるのはニポンのバカマスコミの偏向報道だけで、アメリカを始めとした海外メディアは、どこもそんな報道はしてない。

この「ニューヨークタイムズ」の記事にしたって、「政権交代から2ヶ月が過ぎた日本の新しいリーダー」の「日米同盟」に対する動向として、「核密約の問題」を精査したり「普天間基地の問題」を再考したりする小さな問題以外は、これまで通リの日米同盟の関係を今後も継続していくことに変わりない‥‥っていう論調で書かれてるし、鳩山政権全般に関しても、好意的に書かれてる。たとえば、一部を抜粋すると、こんな感じだ。


「9月に首相に就任して以来、鳩山さんは、これまで日本を停滞させて来た自民党による政官癒着の政治を一掃して、より透明で国民にひらかれた政府にするために、選挙時に掲げた公約を実現しようとして来た。彼自身に、何百万ドルにも及ぶ政治献金の不適切な処理問題が浮上しても、その最中にも公約を実現するための努力を続けて来た。」


アメリカでは、ハトポッポのことをこんなふうに報じてるんだよ。そして、ここからがカンジンの部分なんだけど、こんなことも書かれてる。


「アメリカの数人の政治評論家は、2002年の講演で反米主義を主張した韓国のノムヒョン大統領と鳩山さんを比較した。しかし、その大多数は、彼が(変えようとして)目を向けているのは、アメリカではなく、半世紀も続いて来て彼が終わらせた自民党の政治だと言った。同志社大学の教授で国際政治学者の村田晃嗣氏は「鳩山はしばしば(反米だと)誤解されるが、彼は反米ではなく反自民党である」と言っている。」


アメリカでは、こんなふうに報じてるのに、その2日後に、ニポンの「サンケイ新聞」では、「鳩山は日本の盧武鉉だ。現在の米政府高官らもみんなそう言っている」ってことになっちゃうんだから、井上和香のスキップや、藤岡弘のコーヒードリップを見なくても、爆笑間違いなしだ(笑) いったい、どこをどんなふうに書き換えれば、この元ネタが完全に正反対の意味になって、ニポンで垂れ流されることになっちゃうんだろう? ここまで来ると、もはや、デッチアゲとか捏造なんてレベルじゃなくて、それこそ、フランケン岡田が言ってるように、ミゴトなまでの「創作」だ(笑)

‥‥そんなワケで、この「サンケイ新聞」の爆笑記事と正反対のことを書いてるのが、イギリスの「フィナンシャルタイムズ」だ。1ヶ月ほど前の記事になっちゃうけど、11月11日付の「Okinawa hovers at the negotiating table (交渉のテーブルの上で揺れ動く沖縄)」って記事は、普天間基地の問題を正確に伝えてる。

この記事は、まず、南米のボリビアにある「コロニア・オキナワ」っていう特別な地域について触れてるんだけど、ここは、敗戦後の沖縄を支配したアメリカ軍が、沖縄の一部の人たちから先祖代々の土地を奪い、沖縄から追い出し、強制的に移民させた場所だ。そして、異国の何もないジャングルだけの未開の地に放り出された沖縄の人たちは、その多くが餓死したり病死したりして、運良く生き残った人の子孫が暮らしてる。記事は、この場所のことを紹介してから、今回の普天間基地の問題へと流れてく。

冒頭では、沖縄の問題であるのにも関わらず、常に沖縄の人たちのことを無視して、ニポンの政府とアメリカの政府だけで沖縄問題を決めて来た経緯を批判してる。この問題は、二国間の政府だけが議論のテーブルにつくのではなく、沖縄の人たちもテーブルについてもらい、三者で話し合わなければならない問題だと断じてる。そして、大江健三郎の「沖縄ノート」などを例にひきながら、敗戦から現在までの沖縄の歴史を解説しつつ、アメリカ兵が起こした凶悪犯罪なども紹介しつつ、現在の基地の状況を説明しつつ、次のように続いてる。


(ここから)8月の総選挙で圧勝した民主党は、普天間基地の問題をアメリカと交渉し直すと公約に掲げていたため、日米関係は混乱し始めた。中国の力が、さらに大きくなりつつある状況で、アメリカ政府はアジアで最重要な日米関係にヒビが入ったことを悟られたくなかった。しかし、日米関係を何よりも重要に考えていた自民党政権でさえ、今まで13年間も実行できなかったのが普天間飛行場の移設計画である。莫大な費用と環境への悪影響の問題で、このまま永久に実現できないのでは?とも言われていた。

ニポンの新政権が、アメリカとの「より対等な関係」を作ろうと動き出したため、オバマ大統領を始めとしたアメリカ政府の関係者たちは、ニポンの新政権に対して「我々は我慢強く待ちましょう」と約束した。しかし、ロバート・ゲーツ国防長官だけは、我慢強く待つことができなかった。彼は、普天間飛行場の移転先を再考することに反対し、過去の合意案を迅速に実現するようにと発言した。そして、海兵隊のために辺野古にヘリ部隊の基地を造らなければ、8000人の海兵隊員をグアムへ移転させる計画も白紙へ戻ると警告した。

(中略)

アメリカの国防総省は、ニポン側がこの問題の決定を先送りしていることに対して苛立ちを見せ、「なぜニポン政府は、過去に何度も沖縄に対してやって来たように、今回も強引に基地を押しつけないのか、まったく理解できない」と言っている。確かに、ニポン政府は、この問題を最初から議論し直そうとしていることで、ことを面倒にしている部分はある。しかし、沖縄がこれまでに受けて来た歴史的な負担は計り知れないので、民主党は名誉にかけても、この問題の見直しをすべきである。(ここまで)


‥‥そんなワケで、この記事を読めば分かるように、ニポンに対してイライラしてるのは、グアム移転の利権に絡んでるゲーツを始めとした国防総省の癒着野郎どもだけで、オバマ大統領を始めとしたアメリカ政府の面々は「我々は我慢強く待ちましょう」って約束してくれてるのだ。「サンケイ新聞」の爆笑記事では、「鳩山は日本の盧武鉉だ。現在の米政府高官らもみんなそう言っている」なんてことになってるけど、事実無根とは、まさにこのことだ。

さらに、この記事には、「日米関係を何よりも重要に考えていた自民党政権でさえ、今まで13年間も実行できなかったのが普天間飛行場の移設計画である。莫大な費用と環境への悪影響の問題で、このまま永久に実現できないのでは?とも言われていた。」って書かれてる。ようするに、アメリカの飼い犬だった自民党でさえ、13年かかってもできなかった上に「どうせ無理だろう」って思われてたことなのに、それが「県外移設、国外移設」を公約に掲げた政党が政権をとったトタンに、突然、アメリカの国防総省だけが「年内に決めろ!」とか「辺野古以外はダメだ!」とかって言い出したのは、あまりにも分かりやすい。つまり、ここでニポンに対して強く言っとかないと、このまま民主党の「国外移設」に押し切られちゃって、ニポンからタンマリとせしめるつもりだった計画がオジャンになっちゃうからアセリ始めたってことだ。

そして、この記事の最後に書かれてるように、アメリカの国防総省は、「なぜニポン政府は、過去に何度も沖縄に対してやって来たように、今回も強引に基地を押しつけないのか、まったく理解できない」って言ってるのだ。売国奴の集団、自民党が、長年、アメリカの言いなりになって来たもんだから、ニポンは完全に舐められマクリマクリスティーだよね。ここまで言われて、それでもアメリカの言いなりになるようだったら、政権交代した意味なんてないし、それどころか、ハトポッポを始めとした民主党の議員たちは、全員そろって「オーラの泉」だよ。そう、「ペテン師」って意味だ。

ちなみに、昨日のテレビ朝日の「ワイドスクランブル」に、多摩大学の名誉学長で政治学者のグレゴリー・クラーク教授がゲスト出演して、普天間飛行場の問題に関してコメントしてたけど、これも、ニポンのバカマスコミの偏向報道とは正反対の内容で、とっても興味深いものだった。あたしは、出先で、ケータイのワンセグで見てただけなので、要点だけをかいつまんで箇条書きにすると、次のような内容だった。


1.ニポンの一部の人たちは、アメリカとの同盟関係やニポンにアメリカ軍の基地があることを防衛のために不可欠のように言っているが、アメリカ側はニポンを守ることなんてほとんど考えていない。その証拠に、アメリカ軍のホームページを見ても、ニポンのことなど1文字も書かれていない。

2.ニポン側は大問題のように騒いでいるが、アメリカにとっては小さな問題で、まったく重要とは考えていない。

3.岡田外相が提案した「嘉手納基地への統合案」に対して、アメリカ側はすぐに「機能的に無理だ」と一蹴したが、あれはウソだ。機能的には十分に許容量はあるが、嘉手納基地にいる空軍はエリート集団で、普天間基地にいる海兵隊は落ちこぼれの集まりなので、同じ基地になることを双方が嫌がっているだけだ。

4.普天間飛行場のヘリ部隊は、アメリカとしては兵力を分散させないためにグアムに移転したいと思っている。しかし、グアムに移転するとアメリカがヘリ部隊用の施設の費用を負担しなければならない。そのため、ニポンが全額負担することになっている辺野古への移設にこだわっている。

5.結局、これは、アメリカの都合による問題なのだから、ニポンは「県外海外移設」という沖縄の人たちの総意を明確に提示して、堂々としていればよい。


‥‥そんなワケで、とにかく、この問題で疲れ果ててるのは、沖縄の人たちだ。やっとのことで政権交代にコギツケて、13年間も反対運動を続けて来た辺野古への移設が、ハトポッポの公約通りに消えたと思ったのもトコノマ、首相のハトポッポと、外相のフランケン岡田と、防衛相のコシヌケ北沢とが、みんないっせいにバラバラのことを言い出しちゃって、未だに3人が日替わり定食みたいにコロコロと言うことを変えてるからだ。ミクシーの基地問題関連のコミュに集まってる沖縄の人たちは、この3人の誰かが発言するたびに一喜一憂して、振り回されて、みんなボロボロに疲れ果てて、もうウンザリしてる。これだけでも大迷惑なのに、ハトポッポは何を血迷ったのか、ずっと「グアムへの移転は選択肢にない」って言ってたコシヌケ北沢なんかをグアムの視察に行かせる始末。こんなヤツを行かせたら、どんな報告をするかなんて、最初から決まってんじゃん。そして、予想通りに、「何も見なくても答えは決まってました」と来たもんだ。結局、この普天間基地の問題に関して、選挙前も選挙中も選挙後も一貫して姿勢を変えないのは、何の利権にも汚れてない清廉潔白なオムライス党(社民党)だけだと再確認した今日この頃なのだ。


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2009.12.09

「産経新聞の記事は創作」と岡田外相

「「産経新聞の記事は創作」と岡田外相」(世田谷通信)

岡田克也外相とルース駐日大使との4日に行なわれた会談について、産経新聞が5日付でルース大使が激怒したと報じたが、これがすべて産経新聞の記者の創作した事実無根の内容であったことが、8日の岡田外相の記者会見で分かった。産経新聞の該当記事では「いつも温厚で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした」という内容が書かれているが、この記述の真偽について8日の記者会見で質問された岡田外相は「ルース大使との議論も、誰かが見ていたようなことを書いていますが、全くの創作です。もちろん、ルース大使もしっかりと自らの主張を言われましたが、別に顔を真っ赤にするとか、怒鳴り上げるとか、(こうした捏造報道は)冗談じゃないと思っております。(会談をした部屋の中には)私(大臣)、北沢防衛相、ルース大使と通訳しかいませんから、何を根拠にそのようなことを言っているのかと思います」とはっきり否定した。産経新聞は過去にもこのような捏造記事を報じており、ジャーナリズムとしての資質を問う声も各方面からあがっている。(2009年12月9日)


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輝ける闇

昨日、12月8日は、ジョン・レノンの命日だったから、武道館でのスーパーライブに行って楽しんで来た人もいると思うし、自宅でジョンの歌を聴いた人もいると思う。ラジオからもジョンの歌がたくさん流れてたから、多くの人が、平和について、愛について、ちょっとだけでも考える日になったと思う。あたしは、車の運転をしながらTOKYO FMを聴いてたら、何度となくジョンの歌が流れて来て、いろんなことを考えるキッカケになった。

 

そして、今日、12月9日は、開高健の命日だ。今年は開高健の没後20年てことで、代表作の「輝ける闇」を始めとした名作の数々が最注目されてるから、今年初めて開高健の作品を手にした人もいると思うし、何十年も前に読んだ作品を久しぶりに読み直した人も多いと思う。念のために書いとくと、開高健は、「かいこう けん」じゃなくて「かいこう たけし」って読む。あたしと同世代の30代の人なら、「私の釣魚大全」や「フィッシュ・オン」や「オーパ!」などの魚釣りに関する作品のほうがオナジミかもしれないし、あたしより年上でも、本を読まない人なら、サントリーウイスキーのCMでしか開高健を知らない人もいるかもしれない。

 

で、数日前のこと、車の運転をしながらTOKYO FMを聴いてたら、ちょうど開高健の「輝ける闇」のことを話してた。あたしは、急いで移動してる最中で、断片的にしか聴けなかったので、何の番組で誰が話してたのかは分からないけど、ゲストの女性は、開高健が「輝ける闇」を執筆してる時に、約2年間、ずっと自宅にこもって小説を書き続けてて、その間、原稿を書く机と寝床の往復しかしてなくて、1日に300mも歩かない日が続いてた。それで、足腰が弱っちゃったので、健康のために釣りを始めた‥‥っていう、ワリと有名な話をしてた。

 

そして、「輝ける闇」の中の、徴兵を受けた若者が自分の右手の指を切り落とすシーンについて、「徴兵から逃れるために指を切り落としたんじゃなくて、人殺しをしたくないから、銃のヒキガネを引く指を切り落としたのだ」って言った。あたしは、この言葉を聴いて、20年も前の高校時代に読んだ「輝ける闇」のことを薄っすらと思い出し、もう一度読んでみようと思い、さっそく、図書館に借りに行った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、20年以上ぶりに、開高健の「輝ける闇」を読んだんだけど、まるで初めて読んだように感じられて、強い衝撃を受けた。もちろん、ストーリー的なことは、読みながら思い出したりもしたんだけど、高校時代と今とでは、あたし自身の感性も知識も状況も大きく変わってるから、当時は気づかなかったことに気づいたり、当時はサラッと流してたようなシーンに目が止まったりもしたし、何よりも、登場人物それぞれの言葉にならない言葉を感じることができた。そして、あらためて、戦争というものが、人類が作り出した史上最悪の愚行だってことを心に刻んだ。

 

開高健は、34才の時、昭和39年(1964年)の11月から翌年の2月までの3ヶ月弱、朝日新聞社の臨時海外特派員としてベトナムへ渡り、アメリカ軍のウェイン大尉の部隊の従軍記者をつとめた。ベトナム戦争は、1965年2月7日の北爆(アメリカ軍による北ベトナムへの集中爆撃)を一応の「開戦」としてるけど、もちろん、これは、2月7日に突如として戦争が始まったワケじゃなくて、それまでも駐留してるアメリカ軍との間に交戦はあったワケで、今どきの言い方をすれば、アメリカ兵がベトナム人を殺すのは「正義」で、ベトコンがアメリカ兵を殺すのは「テロ」ってことになる。

 

で、そうした小さな交戦はアチコチで起こってたワケだけど、2月7日の北爆をキッカケにして、双方の攻撃は激化した。そして、開戦後1週間目の2月14日、バレンタインデーに、開高健が取材してた部隊はベトコンに包囲されて、いっせい掃射を浴びた。捕まった将校とかは公開処刑になったりして、200人の部隊の9割以上が殺された。生き残ったのは17人だけで、その中に開高健もいた。まさに「九死に一生を得た」ってワケで、2月24日に帰国した開高健は、ベトナムでの体験記を発表して、反戦活動を始めた。自分の目で戦争を見て、自分も殺されかけた開高健にとっては、天地がひっくり返っても「戦争は絶対悪」であり、今のニポンに増殖して来た「屁理屈だけの腰抜け右翼」どもとは一線を画した信念があった。

 

「輝ける闇」は、こうした自身の体験をもとにして、フィクションも織り交ぜて書かれた最高傑作だけど、その前提には、「朝日ジャーナル」に連載された「渚から来るもの」っていう長編がある。これは、ベトナムでの体験が色褪せないうちに書き留めておこうと執筆したような内容で、この長編を下敷きにして、文学的に読みやすくマトメたものが「輝ける闇」だ。だから、1つ1つの出来事の中には、重複してるものもたくさんある。ただ、「渚から来るもの」のほうは、ベトナムじゃなくて架空の国が舞台になってる。あたしは、最初、当時のニポンはアメリカの属国だっていう感覚が今よりも強かったから、アメリカのベトナム侵攻を批判するような内容の作品は発表しにくくて、それで架空の国の話にしたのかな?って思った。だけど、ずっとあとから、開高健が「私が文学として書いている作品を政治的な立場から批評されることは不愉快だ」って感じのことを何かに書いてたのを読んで、「なるほど!」って思ったことを覚えてる。

 

‥‥そんなワケで、自分の目で現場を見て来た開高健のベトナム戦争の描写の中には、たとえば、捕まえた北軍のゲリラが指令書を飲み込んじゃうシーンがある。指令書を飲み込んだゲリラに対して、アメリカ軍が加担してる南軍の兵士は、何のタメライもなく、そのゲリラの腹を切り裂いて指令書を取り出す。これは、恐怖マンガやスプラッター映画のワンシーンじゃなくて、開高健がベトナムで見聞きして来た現実のことなのだ。こんなことが、現実に、日常的に行なわれてるのが戦争の現場ってワケで、あたしたちには想像を絶するような残酷なやり方にも、ちゃんとした理由がある。

 

北軍のゲリラの腹を切り裂いた南軍の将校は、この行為を「非人道的」だと言われたことに対して、このゲリラを殺して敵の作戦書を手に入れたからこそ、犠牲を最小限に抑えることができるんだって言う。もしも、作戦書が手に入らなければ、敵の作戦が分からないから、怪しいと思われる村をカタッパシからナパーム弾で焼き払わなくちゃならなくなる。そうして、作戦とは無関係の女や子供を何十人、何百人も殺すことが「人道的」なのかと問い返す。

 

確かに、1人のゲリラを殺して作戦書を手に入れて、敵をピンポイントで攻撃したほうが、犠牲者の数は少なく済むだろう。だけど、あたしは、こんな理論がマカリ通ってる戦争そのものに寒気がした。1人だって100人だって、人を殺すことには何も変わらないのに、命の重さはみんなおんなじなのに、「なるべく犠牲者を少なくなるため」だなんて、戦争っていう絶対悪を正当化するための詭弁でしかないと思った。

 

去年の年末から今年の1月にかけて、パレスチナ自治区のガザ地区のハマースに対して、イスラエル軍がクラスター爆弾や白リン弾を使ったことを国際社会は「非人道的な兵器を使った」って批判した。あたしは、これを聞いて、アホかと思った。人を殺すために作られた武器や兵器に、人道的なものと非人道的なものがあるなんて、お前らアホか?‥‥って思った。殺されるほうにしてみれば、家族や恋人を殺された遺族にしてみれば、どんな武器や兵器で殺されたっておんなじなんだよ。世界中のすべての武器や兵器は、ぜんぶ「非人道的」なんだよ。

 

ベトナム戦争で、ゲリラ1人の腹を切り裂いて犠牲を最小限に抑えることと、ゲリラに情けをかけて女や子供を何十人も殺すことを比較して、「どっちが非人道的か?」って考える愚かさは、この、人殺しの道具を「人道的」と「非人道的」に分けるっていう異常な感覚とおんなじだ。ゲリラ1人を殺すことも、女や子供を何十人も殺すことも、どっちも「非人道的」なのであって、つまりは、戦争そのものが最初から「非人道的」なんだよ。だからこそ、ジョン・レノンにしたって、開高健にしたって、「反戦」や「非戦」っていうホントの意味で「人道的」なスタンスを貫いたんじゃないか。

 

‥‥そんなワケで、あたしたちニポン人の多くが、「自分とは無関係」だと思ってるベトナム戦争だけど、このニポンの中で、誰よりもベトナム戦争のことを当事者のように感じてるのが、沖縄のオジィやオバァたちだ。今まで何度も書いて来たけど、辺野古で平和の座り込みを続けて来たオジィやオバァたちは、自分たちの愛する沖縄から飛び立って行ったアメリカ軍の爆撃機が、べトナムを火の海にして、何の罪もない人たちをカタッパシから殺したことを知ってる。だから、自分たちも加害者意識を持ってるのだ。

 

ベトナム戦争に限らず、湾岸戦争にしても、イラク戦争にしても、アフガン侵攻にしても、沖縄を飛び立った爆撃機や輸送機が海の向こうの国々の人たちを殺し続けてることが、沖縄のオジィやオバァたちには耐えられないのだ。かつて自分たちがアメリカ軍から受けた苦しみを今、自分たちが加害者側に立ち、他国の人たちに与えてることに耐えられないのだ。だから、辺野古で平和の座り込みを続けて来たオジィやオバァたちは、みんな口をそろえて、「これ以上、沖縄を『加害者の島』にしたくない」って言って、そのために、辺野古の新基地の建設に反対し続けて来た。

 

辺野古での平和の座り込みを何年も続けて来て、2007年5月19日に亡くなった「命を守る会」の当時の代表、金城祐治さんは、たくさんの重い言葉、沖縄の人たちを代表する力強いメッセージを残してる。あたしは、金城祐治さんが亡くなられた翌日の日記、「金城祐治さんの言霊」に、たくさんの言葉を紹介させていただいたけど、ホンの一部を抜粋すると、今の鳩山政権にこそ聞かせてやりたい言葉ばかりだってことに気づいた。

 

 

「守る会ではわたしが最年少、最高齢は八十八歳。そんなオジィ、オバァが二度と辺野古を戦場(いくさば)にはさせないと頑張っている」

 

「日本の課題をなぜ小さな島に背負わせるのか。それが日本の民主主義か!」

 

「市民投票の民意が踏みにじられて今日まできた。平和は守るものではなく育て、つくり出していくものだと市民や国民が気付き、展望を開かなければならない」

 

「小泉前首相は当初、(沖縄在留部隊の)海外移転もにおわせたが、結果的には落胆だけを残した。結局、負担をかけて申し訳ない、という気持ちがないんだよ。安倍さんも同じだ」

 

「米軍はやりたい放題に演習し、命の海は埋め立てられようとしている。この状況に楔(くさび)を打ち、移設を撤回させよう!!」

 

「国内外で基地建設に疑問の声があるなか、日本政府は国際自然保護連合(IUCN)が二度も勧告を出しているにもかかわらず、無視を続けている。これでいいのか問いたい。」

 

「仮に日米安保体制がそれほど重要であるならば、沖縄だけに過重負担を押し付けるのではなく、日本全国で均等に負担すべきだといえます。」

 

「今の政府は忠犬ハチ公。アメリカに忠犬ハチ公のように尾っぽを振ってついて行く非常に情けない日本になりました。これを正すのはやっぱり国民がしっかり未来をみつめて、現実を知り、じゃあ自分はどういう運動をやりどういうことをやり遂げるのかということを一人一人が持っていかなければならないと思います。」

 

 

どの言葉も、辺野古に限らず、沖縄の人たちの80%以上が思ってることだ。そして、金城祐治さんは、こうした力強いメッセージとは別に、思い出話として、こんな言葉も残してる。

 

 

「辺野古は壕が多くてな、ちっちゃい頃はその中で良く遊んでいた。あの漁港にある岩があるだろう。あそこの裏手も大きな壕になっている。ベトナム戦争の時にはね、米兵が軍から逃げてそこに住んでいたんだ。よっぽど戦争に行きたくなかったんだろ。そろそろ誰か住み着くんじゃないか。イラクに行きたくないやつが。」

 

 

1965年に開戦して、1975年に終戦したのがベトナム戦争だから、あたしは、ベトナム戦争の最中に生まれたことになる。あたしが2才とか3才の時に、いくら幼児で世の中のことが何も分からなかった時だとは言え、ニポンを飛び立って行ったアメリカ軍の爆撃機が、ベトナムの人たちを殺してた時間に、このニポンの空気を吸ってたのだ。そして、ベトナムの人たちを殺すための費用の一部は、あたしの父さんや母さんが支払った税金から捻出されてたのだ。そう考えると、あたしは、ベトナム戦争に対して、金城祐治さんのようなダイレクトな思い出はないにしろ、少なくとも、加害者側に立ってたことに変わりはないワケだ。そして、それから30年以上も経った今も、沖縄にアメリカ軍の海兵隊の基地がある限り、あたしは、戦争という絶対悪の加害者の1人であり続けなきゃならないのだ。

 

自分たちが地上戦の被害者になり、数え切れないほどの命を落とし、敗戦後も駐留するアメリカ兵どもから強姦や強盗や殺人などの凶悪犯罪の餌食にされて来た沖縄の人たちだからこそ、その痛みを知ってるからこそ、自分たちが加害者になることが耐えられないのだ。戦争という絶対悪の罪の重さを知ってるからこそ、自分たちの島を飛び立って行った軍隊が、他国の人たちを殺し続けてることが耐えられないのだ。全国の基地の75%を押しつけられてる沖縄の人たちにとって、これ以上、新しい基地を建設されるなんて、とうてい耐えられるレベルの問題じゃない。

 

‥‥そんなワケで、「輝ける闇」の中で、徴兵を受けて、人殺しになりたくなくて、自分の右手の指を切り落とした主人公の従軍記者の助手も、沖縄で基地を脱走して漁港の壕に隠れてたアメリカ兵も、あたしは、みんな正常だと思う。自分が死にたくないから戦争に行きたくない人も、自分が人殺しになりたくないから戦争に行きたくない人も、あたしは、みんな正常だと思う。戦時中のニポンでは、こうした人たちのことを「非国民」て呼んだけど、あたしに言わせれば、自分たちだけは絶対に安全な場所にいて、こうした若者たちを次々と戦地へと向かわせたヤツラこそが、ホントの意味での「非国民」だと思う。結局、戦地へ行かされる人たちは、誰1人、殺し合いなんてしたくないのに、誰1人、加害者にも被害者にもなりたくないのに、決して自らが戦地へ行くことのない雲の上の人たちから命令されて、仕方なく殺し合いをさせられてるだけなのだ。だから、沖縄の人たちが「これ以上、沖縄を『加害者の島』にしたくない」って言ってる時に、あたしたちは「普天間飛行場をどこへ移設するか」なんて論じるんじゃなくて、アメリカに対してハッキリと「これ以上、ニポンを『加害者の国』にしたくない」って言って、アメリカ軍にはトットと自分の国へ帰ってもらうのが正常な感覚だと思う今日この頃なのだ。

 

 

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2009.12.08

少女が女になる日

「ジャパンカップダート」は完敗だったけど、あたしの「コジツケ予想」に乗った人たちは、それぞれいろんなアレンジをしてても、とにかくヴァーミリアンから買ったことで、皆さん残念な結果になっちゃった。中には、あたしがピンと来たヴァーミリアンを軸にして、1着になったエスポワールシチーと2着になったシルクメビウスとの3連複っていう「激しく惜しい結果」だった人もいてヒキコモゴモだけど、勝ち負けに関係なく、皆さん競馬を楽しんでくれたみたいだ。だけど、あんなに予想外の結果だったのにも関わらず、ちゃんと「コジツケ予想」で幸せゲットした人もいたからビックル一気飲みだ。


件名:「CR 009-1」で「ワイド1-9」的中しました。
お名前:トリコ・じかけ
コメント:ブログいつも楽しみにしています。早速ですが、きっこさんの文章に後押しされて、JCダートを当てることができました。ありがとうございます。僕の狙いは3着にギリギリ追い込んでくれたゴールデンチケット(森厩舎→3頭登録)でした。獲得賞金順が下位で、出走できる可能性が低いにも関わらず、外国人の名手ルメールに騎乗依頼していたところに勝負気配を感じていたのです。結果、ゴールデンチケットより獲得賞金上位だった森厩舎の2頭が出走回避したこともあり、出走枠最後の16番目に滑り込むことができました。この時点で、きっこさんが解説してくれたエヴァンゲリオンの内容の「3人で力を合わせて任務を遂行」へのリンクを感じ、ちょっとドキドキしていました。で、枠順発表後の金曜日のブログに「CR 009-1」の話が。ゴールデンチケットは9番枠。明らかに実力最上位だと考えていたエスポワールシチーが1番枠。当初ゴールデンチケットの複勝を買う予定でしたが、「009-1」に後押しされてワイド1-9に変更、的中しました。おかげさまで複勝8・9倍がワイド23・4倍になりました。ちなみに、1~3着馬の父の名前はすべて「金=キン・ゴールド」つながりです。残り3週のG1も、いろんなヒントが散りばめられたきっこさんの文章にヒラメキをもらいつつ、予想を楽しみたいと思います。


トリコ・じかけさん、おめでとうございます♪‥‥ってワケで、トリコ・じかけさんの場合は、メールの文面からも分かるように競馬には詳しい人のようで、あたしの「コジツケ予想」とは関係なく、的中したのはご自分の推察力とヒラメキだったと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、トリコ・じかけさんの他にも数人だけ、独自の予想で的中したっていう人からのメールもいただいてるんだけど、ぜひ、ご紹介したいのが、ハズレた人からの次のメールだ。


件名:プリキュア予想もいいかも
お名前:さよ
コメント:はじめまして。いつもひそかによませていただいております、さよともうします。ジャパンカップダート、残念でしたね。でも競馬で3連勝するなんてとてもすごいことで、きっこさんの強運には驚かされました。ジャパンカップダートも、プリキュアでいってたら、ベリーちゃんが「エスポワールシャワー」でラビリンスの親分のメビウスという人をやっつけちゃう、みたいな感じでいけてたかも!なんて思ってしまいました。きっこさんの楽しい予想を読んで、私も即PATもうしこんじゃおうかな、なんて気になりかけています。有馬記念にかけての大胆予想、楽しみにしております。つたないメール、大変失礼いたしました。


件名:次はエヴァか?プリキュアか?
お名前:ただむね
コメント:こんばんは、きっこさん。私も日曜日のJCDは外してしまいました。前々回のマイルCSと前回のJCはきっこさんの予想を自分なりに少しアレンジして馬券を購入した結果、ダメダメだったので、今回は素直にきっこさんの予想通り一着・ヴァーミリアン、二着・?、三着・ボンネビルレコードの三連複を総流し(14点)で買ってみました。結果はダメだった訳ですが、いつも通りに生活に支障のない範囲の馬券購入なのでダメージは少なく済みました。レース自体はエリザベス女王杯以降続いている(JC除く)逃げ馬が馬券対象になるレースでしたので、きっこさんとは違い正直、今度も「他の騎手の連中は何やっとんじゃー!」という怒りの感想を私は持ちました。あと結果論なんでどうでもいいことなんですが、今回のJCDは一着・「エスポワール」シチー、二着・シルク「メビウス」、とフレッシュプリキュア!関連が来たんだなー、と思いました。エスポワールはキュアベリーの必殺技「エスポワールシャワー」、メビウスはプリキュア達の敵の「総統メビウス」という事ですね。エリザベス女王杯もプリキュア関連で当たったし(私、娘と息子と一緒に日曜朝はシンケンジャーからプリキュアまで見ている父親です)次のG1阪神ジュベナイルフィリーズの予想も楽しみにしています。では、また。


さよさん、ただむねさん、ありがとうございました♪‥‥ってことで、これ、昨日の日記に書こうかどうか迷ってたんだけど、もう、今年いっぱいは「エヴァンゲリオン予想」で行くって決めたから、あえて書かなかったんだよね。でも、2人の人から同様のメールが届いたってことは、他にもたくさんの人が気づいてると思ったから、やっぱり書いとくことにした。

今回、「ジャパンカップダート」の「出走登録馬」の一覧を見た時に、あたしは、「エスポワールシチー」って名前を見て、すぐにキュアベリーの「エスポワールシャワー」を連想したし、「シルクメビウス」って名前を見て、すぐにラビリンスの「メビウス」を連想した。だけど、あたしの頭の中には、何とか「エヴァンゲリオン」の「奇跡の価値は」にコジツケようっていう考えしかなかったのと、「エスポワール(希望)」や「メビウス(人名)」は、プリキュア以外にもよく使われてる言葉だから、あえて気にしないようにしてた。たとえば、「エスポワール」がつく名前のフランス料理屋さんもあるし、「ウルトラマン・メビウス」なんてのもいる。

だけど、「プリキュア」ってのは、「プリティー(可愛い)」と「キュア(手当てする/助ける)」を合体ロボさせた造語で、一番最初の「ふたりはプリキュア」が始まった時には、「「悪の魔の手からかわいらしく(プリティ)救出(キュア)する!」を合言葉に、趣味も性格も異なる2人の女子中学生が、「キュアブラック」と「キュアホワイト」に変身し、地球征服を企む悪と戦う学園アクション・ファンタジー」っていう解説があった。だから、このアニメのシリーズを指す以外に「プリキュア」って言葉を使うものはないし、「エリザベス女王杯」の時の「エイテムプリキュア」も、馬主のお嬢さんが「プリキュア」のファンだったから命名したってことだった。

それで、あたしは、自分が「プリキュア」になる夢を見た翌日に、こんな名前の馬が出走することに不思議な感覚を覚えて、これはきっと夢のお告げだと思ったら、ミゴトに的中したってワケだ。だけど、今回の「エスポワール」と「メビウス」は、「プリキュア」にしか出て来ない特別な言葉じゃないから、「プリキュアに関係した言葉が、たまたま馬の名前にも使われてた」ってだけの感覚だった。だから、あたしは、あえて触れないようにして、「エヴァンゲリオン」にコジツケたほうのことしか書かなかった。

そしたら、そのプリキュアに関係した言葉を使ってた2頭が1着と2着になっちゃったもんだから、一瞬、あたしは、「今回はエヴァンゲリオンじゃなくてプリキュアだった!」的な日記を書こうかな?‥‥って思った。だけど、これこそが「後出しジャンケン」そのものだし、それ以前に、「有馬記念まではエヴァンゲリオンで行く!」って決めた自分のコダワリにも反しちゃうから、これはスルーすることにして、昨日の日記を書いた。でも、2人の人から、この点に対するメールが届いたってことは、他にもたくさんの人たちが気づいてるワケで、もともとの「エリザベス女王杯」が「プリキュア」の夢のお告げで的中した以上、この点に触れずに先へ進むワケには行かない。

‥‥そんなワケで、今回の「エスポワール」と「メビウス」は、これをして「プリキュアのお告げ」と呼ぶには弱すぎるし、あたし的には、やっぱり、初号機が全速力で走った「奇跡の価値は」と、1番の馬が逃げ切って1着になったことのほうに重点を置いて、徹底的に「エヴァンゲリオン予想」にコダワリたいと思う。そして、JRAの「即PAT」に登録して、いつでも電話やインターネットで簡単に馬券が買えるようになっちゃったあたしは、ある意味、吉田照美よりもやる気マンマンてワケで、過ぎたレースのことなんかケロッと忘れて、さっそく今度の日曜日のG1レースに「エヴァンゲリオン予想」の照準を合わせてみた。今度のレースは、ただむねさんもメールに書いてるように、「阪神ジュベナイルフィリーズ」っていうオシャレな名前のレースで、「ジャパンカップダート」に続いて、またまた阪神競馬場で開催される。距離はおんなじ1600mだけど、今度はダートじゃなくて芝のコースだ。

ちなみに、「ジュベナイルフィリーズ (Juvenile Fillies)」ってのは、「若い少女」って意味で、「少女なら若いのは当たり前だろ?」ってツッコミを入れられそうだけど、なんて言うか、「少女」って言葉は、とっても幅が広い。5才や6才の女の子のことも「少女」って呼ぶし、中森明菜ちゃんに言わせれば、上目づかいに盗んで見てたり、思わせぶりにクチビル濡らしたりしちゃうような、いわゆる普通の17才だって「少女A」だ。一般的に、「馬の1才は人間の4才」って言われてるから、2才の馬なら人間の8才、3才の馬なら人間の12才、4才の馬なら人間の16才、5才の馬なら人間の20才‥‥ってことで、この計算で行くと、牝馬(ひんば)の場合は、2才から4才くらいまでが「少女」ってことになる。

でも、今度のレースは、その「少女」の中でも、特に「若い少女」ってことだから、2才の牝馬に限定される。だから、上目づかいに盗んで見てたり、思わせぶりにクチビル濡らしたりしちゃうような、いわゆる普通の17才の少女じゃなくて、もっともっと年齢の低い純粋な少女ってワケで、「セーラームーン」なら月野うさぎよりもちびうさ、「サクラ大戦」なら真宮寺さくらよりもアイリス、「涼宮ハルヒの憂鬱」なら涼宮ハルヒよりもキョンの妹のほうに興味を持っちゃうような、イカ臭い変質者の皆さんに人気のあるロリータ系の少女ってことになる。そんな美少女たちが18頭も集まって、1600mの芝コースを駆け抜けてくんだから、競馬ファンのみならず、ロリコンの皆さんにも注目して欲しいと思う。

‥‥そんなワケで、またまた昨日の時点での「出走登録馬」をズラーッと並べちゃうけど、今度は、前回の31頭よりもずっと多くて、ぜんぶで39頭もいる。その上、これまたあたしは1頭も聞いたことのある名前の馬がいない。だけど、そのほうが先入観に左右されずに直感的に考えられるし、純粋に楽しむことができる。それに、今回はぜんぶ女の子だから、名前もそれなりに可愛らしい馬が多い。


アグネスワルツ
アニメイトバイオ
アパパネ
アポロパステル
エステーラブ
オルレアンノオトメ
カスクドール
カレンナホホエミ
ギンザボナンザ
グリューネワルト
グレナディーン
グローリーステップ
ケイアイデイジー
サリエル
シーキングフェイム
シンメイフジ
ジュエルオブナイル
ジョディーズライン
ステラリード
ストレンジラブ
タガノエリザベート
タガノガルーダ
タガノパルムドール
ディオーサ
トーホウシンバル
ニシノモレッタ
パリスドール
フラムドール
ブルーミングアレー
プリムール
プリンセスメモリー
ベストクルーズ
マイネアロマ
ミオリチャン
メイショウデイム
メルヴェイユドール
モトヒメ
ラジャポネーズ
ラナンキュラス


ザッと見た感じでは、まず「アニメイトバイオ」に目が止まっちゃったし、「カレンナホホエミ」もたまんないし、「サリエル」なんて使徒みたいな名前だし、「ジュベナイルフィリーズ」っていう名前のレースに「ジュエルオブナイル」って馬が出走登録してることにも運命的なものを感じてる。「ストレンジラブ」なんてとってもステキな名前だし、「ミオリチャン」なんて可愛すぎるし、「ラジャポネーズ」はパスタの名前みたいで美味しそうだ。それから、ヤタラと多いのが、「カスクドール」「タガノパルムドール」「パリスドール」「フラムドール」「メルヴェイユドール」のドール勢だ。もちろん、これは、「出走登録馬」だから、実際に出走できるのは18頭だけで、半分以上は出走できない。

ちなみに、この「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、もともとは「阪神3歳ステークス」っていう歴史あるレースで、牝馬だけじゃなくて牡馬(ぼば)も出場できたそうだ。年齢だけが「3才」って決まってただけで、男女混合の男女男男女男女男女だったそうだ。それで、当時は「数え年」で数えてたから「3歳ステークス」って名前だったんだけど、十数年前に馬の年齢の数え方が現代ふうに改正されて「2才」って呼ぶようになり、さらには、牝馬だけのレースになったそうだ。

で、前身の「阪神3歳ステークス」から数えると、今年で61回目を迎える歴史あるレースなんだけど、ここ数年の優勝馬の名前を見て、あたしは、ビックル一気飲みになっちゃった。こないだの「エリザベス女王杯」から、毎週日曜日のG1だけ競馬を始めたあたしにとって、あまりにもオナジミの名前が並んでたからだ。


第57回(2005年) テイエムプリキュア

第58回(2006年) ウオッカ

第59回(2007年) トールポピー

第60回(2008年) ブエナビスタ


‥‥そんなワケで、あたしは、オトトシのトールポピーだけは知らないけど、あとの3頭は、あたしにとって忘れられない馬ばかりだ。そして、4年前に優勝したテイエムプリキュアも、3年前に優勝したウオッカも、今でこそ数々の名勝負を重ねて来たベテランだけど、この時は、まだ、デビューしたばかりの2才の少女だったワケだ。そして、もっとさかのぼってみると、1969年のタニノムーティエ、1971年のヒデハヤテ、1973年のキタノカチドキ、1975年のテンポイント、1987年のサッカーボーイと、あたしでも名前くらいは聞いたことのある馬たちが優勝してるし、1993年には、前回、メールを紹介した黒猫ムッちゃんさんが書いてたヒシアマゾンが優勝してる。

だけど、これらの馬たちは、みんな、このレースで優勝した時は2才の少年や少女だったワケで、このレースでの優勝をステップとして、もっと上へと羽ばたいてったのだ。つまり、今度の日曜日の「阪神ジュベナイルフィリーズ」で優勝した馬が、1年後、2年後には、「菊花賞」や「天皇賞」や「有馬記念」に出場するかもしれないし、もしかしたら、後世に語り継がれる名馬の1頭になる可能性だってあるワケだ。そう考えると、馬券を買うとか買わないとかに関係なく、このレースはシッカリと見ときたいと思った。

たとえば、今の子供たちは、メジャーリーガーになってからの松井秀喜しか知らないワケだし、今の若い人たちは、ジャイアンツ時代からの松井秀喜しか知らないワケだ。だけど、あたしくらいの年齢だと、星稜高校時代に5打席連続で敬遠された松井秀喜も見てるワケで、だからこそ、こないだのワールドシリーズ優勝とニポン人初のMVPの受賞が、よりいっそう喜びもヒトシオだったワケだ。卓球の福原愛ちゃんにしても、卓球台から頭がチョコンと覗くくらいちっちゃかったころから見てるからこそ、テニスの錦織圭くんとのラブラブデートをスクープされた時に、「あのちっちゃかった愛ちゃんが、とうとう少女から女になったのか!」っていう、甘酸っぱいような、こっちが赤面しちゃうような、何とも言えない感慨に包まれたってワケだ。

‥‥そんなワケで、このまま書いてると前置きだけで終わっちゃいそうだから、そろそろこの辺でカンジンの予想を開始するけど、まずは、今回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」に対応してる「エヴァンゲリオン」の第拾参話「使徒、侵入」について、知らない人や忘れちゃった人のために、ザックリとアラスジをご紹介しとこうと思う。この回は、ネルフの基地で、レイ、アスカ、シンジの3人が、全裸になってエントリープラグに乗り込み、エヴァンゲリオンとのシンクロ実験を始めるとこからスタートする。赤木リツコ博士が、パイロットがプラグスーツを着ない状態でのシンクロ率とかに興味があったからだ。

で、3人がエヴァンゲリオンに乗り込んで実験をしてる最中に、司令部の計器類に異常が発生する。コンピューターにも異常が出て、みんながハレホレしてるうちに、通常の故障とかじゃなくて、微生物みたいな使徒がネルフ本部へ侵入して来たってことが分かる。そう、今回の第11使徒イロウルは、今までの使徒と違って、人間の目には見えない微生物みたいな使徒で、それがネルフ本部のメインコンピューター「MAGI (マギ)」に侵入してきちゃったのだ。だから、これまでみたいに、エヴァンゲリオンが攻撃して倒すことはできない。

「MAGI」は、「MELCHIOR-1 (メルキオール)」、「BALTHASAR-2 (バルタザール)」、「CASPER-3 (カスパー)」っていう3つのコンピューターから成り立ってるんだけど、人間には判断できない問題が発生した時は、この3つのコンピューターがそれぞれ正否を出して、多数決で決定するシステムになってる。それで、みんなでいろいろと対応するんだけど、使徒は高速で進化しながら侵食して来るから、対応は後手後手で間に合わず、ついにメルキオールが乗っ取られちゃって、2番目のバルタザールも半分以上乗っ取られちゃう。このまま3つのコンピューターが乗っ取られると、MAGIシステムは完全に敵の手に落ちちゃう。

このシステムを作ったのは、赤木リツコのお母さんの赤木ナオコ博士なので、リツコがメインコンピューターのカスパーの本体に直接データを入力して、進化しながら侵食して来る使徒を逆ハッキングして、ワザと進化のスピードを加速させて自爆させるっていうイチかバチかの作戦に出る。一方、実験中だった3機のエヴァンゲリオンは、使徒の汚染からパイロットを守るために、エントリープラグを強制排出した上で、エヴァンゲリオン本体の汚染も防ぐために、無人の状態で地上へ発射しちゃう。で、リツコのデータ入力がギリギリで間に合って、ラスト1秒で使徒は自爆し、MAGIシステムを守ることができた‥‥ってストーリーだ。

つまり、この回は、今までとはぜんぜん違った内容で、主役であるエヴァンゲリオンは何もしないのだ。3人のパイロットは、最初から最後まで全裸でエントリープラグの中にいるだけで、完全に脇役だ。今回の主役は、赤木リツコと、その心の中にいるお母さん、赤木ナオコ博士なのだ。そして、何よりのポイントは、赤木ナオコ博士が開発した3つのコンピューターが、それぞれビミョ~に違った感性で作られてるってことだ。だって、完全におんなじなコンピューターを3つ作ったら、何かの問題が起こった時に、3つとも「YES」か、3つとも「NO」になっちゃって、2対1の多数決にならないからだ。そして、ラストシーンでは、リツコがコーヒーを飲みながら、こんなことをミサトに言う。


リツコ 「死ぬ前の晩、母さんが言ってたわ。MAGIは3人の自分なんだって。科学者としての自分、母としての自分、女としての自分。その3人がせめぎあってるのがMAGIなのよ。人の持つジレンマをわざと残したのね。実は、プログラムを微妙に変えてあるのよ。私は母親にはなれそうもないから、母としての母さんは分からないわ。だけど、科学者としてのあの人は尊敬もしていた。でもね、女としては憎んでさえいたの‥‥」

ミサト 「今日はおしゃべりじゃない?」

リツコ 「たまにはね‥‥。カスパーにはね、女としてのパターンがインプットされていたの。最後まで女でいることを守ったのね。ホント、母さんらしいわ‥‥」


‥‥そんなワケで、3つのコンピューターのうち、赤木ナオコ博士が「科学者としての自分」を投影させてプログラムしたメルキオールが侵食され、「母親としての自分」を投影させてプログラムしたバルタザールが侵食され、最後の1つ、「女としての自分」を投影させてプログラムしたカスパーまでもが侵食されかけたけど、娘のリツコが最後の最後で守りきり、まるで、オセロで角を取って大量の黒が次々と白へと変わってくように、99%までが赤くなってたシステムが、一気にパタパタと緑に変わってく。そして、ネルフは守られたのだ。

このストーリーから、あたしが最初に感じたことは、これこそが牝馬だけのレースに通じる内容なんじゃないかってことだった。毎度のコジツケで申し訳ないけど、赤木リツコは30才で独身の設定なので、「私は母親にはなれそうもないから、母としての母さんは分からないわ」ってセリフを聞いた時、あたしは、ちょうど30才になった時に思った自分の気持ちとシンクロした。あたしの母さんも、20代であたしを生んでくれたから、その時の母さんの年齢を超えても独身のままの自分に対して、何とも言えない寂しさみたいな感覚を持ったのだ。

ま、赤木リツコの場合は、母親の赤木ナオコがゲンドウ(シンジの父)の愛人だったワケで、赤木ナオコが亡くなったあとは、今度は娘である自分自身がゲンドウの愛人になっちゃったワケで、ゲンドウ側からすれば「愛人の親子丼」てワケなんだから、リツコが、亡くなった母親に対して特別な感情を持ってることも理解できる‥‥っていうか、リツコは、ゲンドウとセックスするたびに、「この腕に母さんも抱かれたのね」なんて思いながらってのも切なすぎるし、ゲンドウはゲンドウで「親子だけあって感じるとこもアエギ声もソックリだな」なんて思ってたかもしれないなんて考えちゃうと、あ゛~~~想像しただけでも鳥肌が立っちゃう!(笑)

そんなこんなで、あたしには、父親と息子との感覚は分からないけど、母親と娘ってのは、どんなに母親のことを大好きだとしても、それだけじゃない不思議な感情がある。時には、女として嫉妬することだってあるし、愛しすぎて憎しみに変わることもある。逆に、母親のことを憎んでる娘だったとしても、その憎しみの根底には別の感情があったりもする。それは、娘にとっては「母親」でしかないのに、その一方で「妻」であったり、「女」であったりと、複数の側面を持ってるからなんだと思う。そして、それが、MAGIシステムを作り出したんだし、「科学者」であることよりも、「母親」であることよりも、最後には「女」であったことが残り、その「女」である自分が使徒からシステムを守ったってことが、すべての答えなんだと思う。

‥‥そんなワケで、馬の名前しか分かってない今の段階で、こうした「使徒、侵入」のストーリーや内容を踏まえて予想してみると、「カスクドール」か「カレンナホホエミ」と、「ステラリード」か「ストレンジラブ」と、「パリスドール」の最初の1文字を並べて「カスパー」になることが気になる。何と言っても、今回の勝者は、エヴァンゲリオンじゃなくて、赤木ナオコ博士の「女」の部分である「カスパー」だからだ。それから、これも激しいコジツケだけど、今回はシンジの初号機がぜんぜん活躍しないから、「シンジ」の間に「メイフ(冥府)」って言葉が隠れてる「シンメイフジ」も気になるし、ベタだけどやっぱり「アニメイトバイオ」も気になる。ただ、今回は、あまりにも「出走登録馬」の数が多いのと、パッと見た時点でピンと来た馬がいないのと、赤木リツコと赤木ナオコの「赤」にコダワリたいので、木曜日に出走場と枠順が発表になってから、本格的に予想したいと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.12.07

ダートに散った1400円

負けたどぉ~~~!‥‥ってワケで、昨日の「ジャパンカップダート」は、1着が1番のエスポワールシチー、2着が12番のシルクメビウス、3着が9番のゴールデンチケット、さらに言えば、4着が2番のサクセスブロッケン、5着が3番のアドマイヤスバルで、あたしがピンと来た上に「エヴァンゲリオン予想」で激しくコジツケたヴァーミリアンとボンネビルレコードは、1、2、3着どころか、5着までにも入らなかった。ようするに、カスリもしなかったってワケで、これだけ完璧にハズレちゃうと、「2着と4着だった」みたいに中途半端に惜しかったりしなかったぶん、一種の爽快感すら感じることができた。

特に、今回は、あたしがピンと来てたヴァーミリアンが、あとから1番人気の強い馬だってことを知ったから、直感だけが頼りの「エヴァンゲリオン予想」とは別に、ちゃんとした競馬のデータ的にも「少なくとも3着までには入るだろう」っていう気持ちがあった。だから、そのヴァーミリアンが5着までにも入らなかったって結果は、あたし的には完敗ってワケで、昭和の風味で表現してみると、「ギャフンと言わされた」とか「グーの音も出ない」って感じになった。

だけど、こうした結果は置いといて、実際のレースをテレビで観戦した感想としては、最初に飛び出した1番のエスポワールシチーが、途中で7番のティズウェイに迫られたり、最後には12番のシルクメビウスや9番のゴールデンチケットに迫られたりしつつも、最後の最後まで疾走してゴールを駆け抜けたのが、ものすごくカッコ良かった。ドシロートのあたしが言うのは失礼かもしれないけど、「とってもいいレースだった」って思えた。そして、思いっきり「後出しジャンケン」になっちゃうけど、エスポワールシチーの力強い走りが、「エヴァンゲリオン」の第拾弐話「奇跡の価値は」で一番印象に残ってた「初号機が全速力で疾走してくシーン」そのものに感じられたので、「そうか!初号機は単純に1番の馬って考えれば良かったのか!」‥‥なんて思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今回、あたしは、お仕事の都合で馬券を買いに行くことができそうもなかったのと、これからもチョクチョクと馬券を買うことを考えて、電話やインターネットで馬券が買えるJRAの「即PAT(ソクパット)」っていうのに申し込んだ。JRAのホームページを見たら、「I-PAT(アイパット)」と「即PAT」っていうあったんだけど、説明を見たら、「I-PAT」のほうは、JRA指定の銀行口座を開設しなきゃなんない上に、馬券が買えるようになるまでに2ヶ月も掛かるっていう。一方、「即PAT」のほうは、ジャパンネット銀行、イーバンク銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行の口座のどれかを持ってれば、登録したその日から馬券が買えるようになるっていう。それで、あたしは、三井住友銀行も三菱東京UFJ銀行も口座を持ってるから、こっちを申し込んでみることにした。

だけど、金曜日の午後に手続きをしようと思ったら、JRAのホームページには「土曜日と日曜日の競馬開催日にしか手続きできません」的なメッセージが表示されてた。あたしの感覚だと、こういう手続きって、銀行が営業してる月曜日から金曜日までしかできなくて、銀行がお休みの土日はダメだと思って、それで金曜日にアクセスしたんだけど、競馬の世界は逆だった。だけど、土日は朝の7時から手続きできるって書いてあったから、あたしは、翌日の土曜日の朝イチで申し込むことにした。

申し込みはすごく簡単で、最初に自分の名前や生年月日を入力して、それから銀行の支店番号や口座番号を入力すると、次のステップに進む。で、利用規約を読んで「合意する」をチェキすると、次のステップで自分の銀行の確認の別ウインドウがひらくから、そこに暗証番号と現在の口座残高を入力する。ここで気をつけないといけないのは、「預金通帳に記帳されてる残高」を入力しないとダメってことで、しばらく通帳の記帳をしてない人が、ATMで見て来た「実際の残高」を打ち込んでもダメってことなのだ。だから、これを読んで自分も「即PAT」を利用してみようと思った人は、三井住友銀行でも三菱東京UFJ銀行でも、まずは銀行に行って通帳に記帳して来て、その通帳が手元にある状態で、JRAの申し込みフォームにアクセスしないとダメってことだ。

で、この「即PAT」ってのがどんなシステムなのかを簡単に説明しとくと、登録したその日から、全国の競馬の馬券をどれでも100円から買えるようになる。競馬の開催日の前日か当日に、まず、「今日の競馬にいくらまで使うか」ってことを決めて、5000円とか、1万円とか、自分で決めた金額を登録する。これは、毎回自由に決められる。たとえば、金曜日の夜の時点で、あたしの口座に5万円の残高があったとすると、あたしは、上限を5万円として金額を決められる。そして、今日の競馬で使うのは1万円までって決めたとすると、あたしの口座からJRAの口座へ1万円が移動する。そして、あたしは、その1万円の範囲の中だけで、どこそこ競馬場の第何レースの単勝何番を1000円、3連単の1-12-9を100円‥‥ってふうに自由に買えるワケで、的中した場合には、配当金が振り込まれる。

これらの作業は、電話でもできるし、インターネットでもできるし、1レースごとに結果を見ながら次のレースの馬券を買うこともできるし、前もって買いたいレースのぶんだけをマトメて買っとくこともできる。そして、あたしの1万円は、全レースが終わった時点で、増えてても減ってても、月曜日の朝に、あたしの口座に戻って来る‥‥ってシステムだ。だから、1万円が0円になって戻って来る場合もあれば、何十万円、何百万円にもなって戻って来る場合もあるってことだ。とにかく、競馬を開催してるJRAがやってるサービスで、入会金も年会費もすべて無料だから、とっても安心だ。登録するだけならタダだから、競馬をやってみたいけど近くに場外馬券売り場がないって人は、こちらから申し込んでみるといいと思う。

あたしの場合は、コツコツとお金を貯めてる口座とか、クレジットカードの引き落とし用の口座とかは使いたくなかったから、パチンコ専用の口座を競馬にも併用することにした。これなら、「ギャンブル専用口座」ってことで、カテゴリー的にも納得できるからだ。その上、ちょうど2日前に、パチンコで勝ったお金のうち2万円を預金しに行った時に、通帳に記帳もして来てたから、ちょうどバッチリだった。この口座には、常に5万円を入れとくようにしてて、ここからお金を下ろしてパチンコを打ちに行き、勝ったぶんを入金して、5万円を超えたぶんは、家賃や光熱費などの生活費の足しにして、それでも余ったぶんは、コツコツとお金を貯めてる口座へ移したりしてる。

もちろん、これは、ここ1年とか2年とかの話で、以前、お米が買えなかったり、ガスや水道を止められたりしてたころには、あまりにもお金がなかったから、パチンコも死にもの狂いで打ってたし、勝って換金したお金は、そのまま支払いにあててたから、パチンコ用の口座なんて作ってなかった。だから、今は、それだけ生活も安定して来たってことで、ナニゲに感慨深い‥‥って、ちょっとセンチメンタルジャーニーに浸りつつも、伊代はまだ16‥‥じゃなくて、伊代はもう45だから、寄る年波には勝てない今日この頃だ。

‥‥そんなワケで、あたしは、このパチンコ専用の口座を競馬用にも併用したんだけど、昨日は初めてだったから、「競馬に使うお金は2000円まで」って決めてるんだけど、とりあえず、もしものことを考えて、1万円をJRAの口座へ移動した。何が「もしものこと」なのか分かんないけど(笑) そして、あたしは、「ヴァーミリアンは少なくとも3着までには入るだろう」って思ってたけど、これは競馬のデータから見たことで、あたしの本心としては、自分の「エヴァンゲリオン予想」が何よりだから、ヴァーミリアンが2着や3着になることは考えてなかった。1着がヴァーミリアン、3着がボンネビルレコードって決めてたから、あたしの買った馬券は、この組み合わせの2着のとこに他のぜんぶの馬を入れた14通りの3連単で、100円×14通リ=1400円だった。

その結果、この1400円はきれいサッパリと消えてしまったワケで、あたしの1万円は8600円に減ってしまったワケで、妹の蛍は不倫相手の子を身ごもってしまったワケで、父さんが荒れるのも無理はないワケで、今年の富良野の冬はいつも以上に厳しいワケで、それでも石の家は暖かく迎えてくれるワケで‥‥って、ヒサビサに、あたしの「そんなワケで」って口調のモトになってる「北の国から」の純のナレーションを織り込みつつ、今回の「ジャパンカップダート」の敗因を考えてみた。それで、最初に気づいたことは、第拾弐話「奇跡の価値は」で一番印象に残ったのが「初号機が全速力で疾走してくシーン」だったのにも関わらず、何であたしはアスカの弐号機に該当するヴァーミリアンのほうを「1着」って考えちゃったのか‥‥ってことだった。

確かに、第10使徒サハクィエルにトドメを刺したのはアスカの弐号機だけど、落下して来たサハクィエルのとこに誰よりも早く駆けつけて、間一髪のとこで両手で支えたのはシンジの初号機だった。つまり、スピードで言えば、完全にシンジの初号機が「1着」なんだし、初号機が間に合ったからこそ、弐号機がトドメを刺すことができたのだ。つまり、あたしは、自分の直感に素直に従って予想してれば、初号機に該当するって思ったボンネビルレコードを「1着」に予想してたワケだ。もちろん、それでもハズレはハズレだけど、今回みたいな「完敗」じゃなくて、「どの馬を初号機と見るか」って部分での選択をミスったってことになる。それなら、ハズレたとしても、前回まで続いて来た「エヴァンゲリオン予想」のコジツケの連鎖は、ちゃんと続いてたワケだ。

それなのに、あたしは、自分が好きなのがアスカだってこととか、最初にピンと来たのがヴァーミリアンだったってこととか、パチンコで「バーミヤン」の桃のマークに通じてる「桃キュン剣」で勝ったこととか、何よりもヴァーミリアンが人気も実績もある強い馬だっていう情報とか、こうしたプラスアルファのモロモロに惑わされて、「初号機が1着になる」っていう最初の直感をジョジョに奇妙に変更しちゃったのだ。やっぱり、お告げにしろ直感にしろコジツケにしろ、最初にパッとひらめいたもの、ファーストガイダンスが重要なワケで、年末の「有馬記念」まではゼーレのシナリオ通のに行くって決めたんだから、アニメの内容に沿った予想をすべきだったのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、「エリザベス女王杯」が第九話「瞬間、心、重ねて」、「マイルCS」が第拾話「マグマダイバー」、「ジャパンカップ」が第拾壱話「静止した闇の中で」、今回の「ジャパンカップダート」が第拾弐話「奇跡の価値は」ってことに決めてたんだから、次の日曜日のメインレースは第拾参話「使徒、侵入」、その次の日曜日のメインレースは第拾四話「ゼーレ、魂の座」、そして、その次の日曜日の「有馬記念」は第拾伍話「嘘と沈黙」ってことで、とりあえず、今年いっぱいは、各話の内容に忠実な予想で行ってみようと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.06

架空世界の大富豪

いつも節約の話題が多いから、タマには景気のいいことでも書こうと思うんだけど、実は、あたしは大金持ちだ。もちろん、現実の話じゃなくて、インターネット上の‥‥って言うか、ミクシーの中だけの話だけど、あたしがやってるミクシーのアプリで、「みんなの農園」を始めとした「みんなのシリーズ」で、最近、ヤタラと儲かってる。最初に「みんなの農園」をやり始めたころは、なかなかレベルが上がらないし、マイミクさんたちの畑をお手伝いしてもスズメの涙ほどのお駄賃しかもらえないし、あまりにも進まないから、先に始めてた「サンシャイン牧場」のほうに力を入れてた。

だけど、ナンダカンダ言いつつもコツコツと続けてたら、レベル15を超えたあたりから、ジョジョに奇妙に儲かるようになって来た。その上、しばらく前には大幅にリニューアルされてグッと良くなったし、運営側で何かのトラブルがあったとかで、ものすごく気前のいいプレゼントをドバッとくれた。あたしは何の被害にも遭ってないのに、すべての作物を山盛りにしてタダでくれたり、いろんな種や薬をくれたり、とにかく気前がいい。それで、今は、メガ作物でクリスマスツリーを育てながら、タダでもらったカカシと、タダでもらったセントバーナード犬と、タダでもらったポインセチアと、タダでもらったチョウチョに囲まれて優雅に暮らしてるのに、ゆうべの時点で、レベル20で貯金は256万円もある。

そして、姉妹アプリの「みんなの動物広場」は、これまだタダでクリスマスの七面鳥が無尽蔵にもらえるから、乳牛にミルクを生産させつつ、ニワトリにタマゴを生産させつつ、クリスマスの七面鳥を「もらう」→「育てる」→「売り飛ばす」→「もらう」→「育てる」→「売り飛ばす」の繰り返しで、貯金が増えてく一方だ。今、レベル19で貯金は229万円もある。でも、もっとすごいのが、こないだ出来たばかりの「みんなの水族館」だ。これは、育てるお魚の種類によってエサの配合を変えるんだけど、ベストの配合のエサで育てると、何でもない小魚が何十キロもの巨大魚になって、1匹が何万円もで売れる。だから、まだ始めたばかりでレベル10なのに、すでに貯金は543万円だ。つまり、あたしは、この3つのアプリだけで、すでに1000万円以上もの貯金がある今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、1000万円どころか何億円持ってても、現実には1円も使うことのできない架空のお金なんだけど、それでも、自分の名前で残高が増えてくのは楽しいもので、1匹8万円くらいに育ったお魚を7匹マトメて出荷して、一気に50万円以上のお金が入って来ると、ナニゲに「ウホホ~♪」って思っちゃう。

あたしの場合、他にも、「サンシャイン牧場」と「動物パラダイス」と「カイブツライフ」をやってるんだけど、こっちは、ぜんぜんお金が貯まらない。「サンシャイン牧場」は、畑がレベル21で、畜産広場がレベル20なのに、貯金は17万円しかないし、「動物パラダイス」は、レベル16になったとこで、貯金は11万円しかない。「カイブツライフ」に至っては、レベル16の「ゾンビ女ペット」で、マイミクさんの中じゃ最強なのに、貯金はわずかに2万円だけだ。これは、1万5000円のアメジストのネックレスを2個も買っちゃったからなんだけど、それにしても少なすぎる。

ま、「カイブツライフ」の場合は、持ってる道具を売ることができないから、ボスを倒すたびに不必要な武器や防具やアクセサリーがどんどん溜まってく代わりに、お金はぜんぜん増えてかない。これは、ユーザーみんなが感じてることみたいで、コミュの要望トピにも「道具を売れるようにして欲しい」「マイミクと道具のやりとりをできるようにして欲しい」「複数の道具を1つに錬金できるようにして欲しい」って書き込んでる人たちがいたから、そのうち運営サイドが何らかの対応をしてくれることに期待してる。とにかく、どれも類似品ばかりの農園系とは違って、発展途上の「カイブツライフ」はなかなか期待できるアプリだから、お金の増え方と体力の増え方とかが、もうちょっとバランスがよくなってくれれば‥‥って思ってる。

それにしても、「みんなのシリーズ」の儲かりすぎちゃうシステムと言い、「サン牧シリーズ」のあまりにも儲からないシステムと言い、両方とも「RACOO」っていう中国の会社が開発、運営してるから、ニポンのお金の感覚が分かんないのかな?‥‥って思った。ま、どうせ無料で遊ばせてもらってるんだし、「文句があるならやめればいいじゃん!」ってことなんだけど、ちょっと前に、あまりにもムカつくことがあった。「サンシャイン牧場」のショップの肥料とかを売ってる「アイテム欄」に、突然、野良犬が売り出されてたのだ。野良犬ってのは、ようするに「番犬」のことなんだけど、今まではマイミクさんを何人も勧誘しないともらえなかった特殊なアイテムで、作物を盗みに来たマイミクさんに噛みついたりする猛犬だ。

で、この犬は、以前は無条件で30日間だけ使うことができた。一度、畑に放せば、あとは何もしないでも、30日間は畑の番をしてくれたのだ。それが、今度は、3500円で売り出されてて、それは別にいいんだけど、今度は「エサ」を与えないと働かなくなっちゃったのだ。畑のほうのショップでは「野良犬」が売り出され、畜産広場のほうのショップでは「牧羊犬」が売り出され、両方とも3500円で、両方とも「エサ」を食べさせないと働かないのだ。ま、ここまではいいとしよう。でも、何よりの問題が、この「エサ」ってのが、現実のお金じゃないと買えないのだ。

この「サンシャイン牧場」は、あたしみたいに無料で遊んでる人たちは、ゲームの中だけしか通用しない架空のお金でやりとりしてるワケで、あたしが「貯金は17万円」とか、「野良犬は3500円」とかって書いてるのも、みんな、この架空のお金のことだ。だから、17万円持ってるあたしは、3500円の野良犬でも牧羊犬でも楽勝で買える。でも、この犬を買うと、しばらくは番犬として働いてくれるんだけど、一定期間が過ぎると、お腹を減らして動かなくなっちゃう。そうなると、「エサ」を買って食べさせないとダメなんだけど、その「エサ」ってのが、あたしの持ってる架空のお金じゃ買えなくて、有料会員だけが使ってる「K」って単位のお金じゃないと買えないのだ。

「K」ってのは、50Kが500円、100Kが1000円、300Kが3000円、500Kが5000円で、クレジットカードで買うシステムになってる。普通、50Kが500円なら、500Kの場合は割引になって4500円になるとか、5000円払うんなら10%の増量サービスで550Kもらえるとか、こうしたプチサービスがつくのがニポンの常識だけど、中国にはこういう感覚はないんだろうか?‥‥つーか、あたしの場合、ぜんぶで100人くらいのマイミクさんが、この「サンシャイン牧場」に登録してて、そのうち半分の50人くらいが、それぞれのペースで楽しんでるけど、ただの1人も有料でやってる人はいない。

以前も書いたけど、無料だからこそたくさんの人が遊んでるんであって、たとえ100円でもお金を取られるなら、こんなもん誰もやらないと思う。だから、しばらく前に、「サンシャイン牧場」のユーザーの個人情報が4000人ぶん流出したっていうネットニュースを見た時に、あたしは、「へぇ~、1000人のうち2人も、こんなもんにお金を払うようなキトクな人がいたんだ!」って驚いたのだ。当時のユーザー数は200万人くらいだったけど、無料会員は個人情報なんて入力しないから、「個人情報が流出した」ってことは、クレジットカードで「K」を買ってる有料会員てワケで、それが4000人いたってワケだ。

‥‥そんなワケで、1000人のうち2人くらいなら、こうしたアプリに乗せられてお金を払っちゃうような人もいるんだろうけど、運営してる中国の会社としては、もっともっと儲けたいと思ったんだろう。それが、今回の「野良犬作戦」ワケで、「犬は無料会員が使ってる架空のお金で買えるけど、その犬に食べさせるエサはクレジットカードで「K」を購入しないとダメ」っていう、誰がどう見ても、これまでの無料会員を有料会員へと誘導するヤリクチになってる。それも、誰もが明確に分かるように説明されてるのなら問題ないけど、パッと見たところ、どこにもそんな説明はなく、ショップのアイテム欄に並んでる野良犬にポインタを合わせた時だけ、すごくちっちゃい文字で、こんな説明が表示されるだけなのだ。


「摘み取りにくるマイミクを捕まえまして、落とされたコインをゲットします。但し、食べ物がないと働けません。」


このヘンテコなニポン語は、中国の会社が作ってるゲームだから、この文章に限らず、他にもたくさん出て来る。だから、そんなことはどうでもいいんだけど、ここには、エサが「K」じゃないと購入できないとは書かれてない。そして、アチコチを注意して見ると、並んでる肥料の中に、今まではなかった「食べ物」っていうアイテムが増えてて、そこにシラーッと「2K」って書かれてるのだ。つまり、ここまで自力で確認して、初めて、「犬は架空のお金で買えるけど、エサはクレジットカードで買わされるのか」って気づくってワケだ。

でも、過去にマイミクを誘ったポイントで野良犬をもらったことがある人は、エサなんか与えずに30日間、働いてくれたことから、今回の野良犬もまったくおんなじ見た目の犬なんだから、おんなじシステムだって思い込んじゃうだろう。そして、あたしみたいに疑り深くて慎重な性格じゃなければ、一瞬だけ表示されるちっちゃい文字を読んだり、他のアイテムを見回したりしないで、「おおっ!あの野良犬が売り出されたのか!」って思って、ついつい買っちゃう可能性も高い。そして、買ったあとから、エサが必要だったってことに気づき、そのエサを買うだめにはクレジットカードで「K」を購入しないとダメなんだってことにも気づくのだ。

普通の感覚なら、エサが「K」でしか買えないなら、犬も「K」でしか買えないようにすべきだし、犬が架空のお金で買えるなら、エサも架空のお金で買えるようにすべきだろう。だけど、これは、少しでも多く金儲けをしたいと思った中国の会社が考えたことなんだから、ヤリクチは汚いと思うけど、ハッキリ言えば、騙されるほうが悪いワケだ。オレオレ詐欺や漢方薬の署名とおんなじで、自分でキチンと調べずに、人の話を簡単に信じちゃう自分自身の責任だ。

だけど、今回、あたしが1つだけ「マジで酷い!」って思ったのが、すでに野良犬を番犬にしてる人までもが、エサを与えないと働かなくされちゃったってことなのだ。マイミクさんたちをセッセと「サンシャイン牧場」に誘って、やっとポイントが貯まって、それで野良犬をもらった人たちだ。これは、あたしがもらった時とおんなじだから、ホントなら、エサなんか必要なく30日間、働いてくれるハズだ。それなのに、これまでずっと普通に働いてたのが、ある日、突然、エサのお皿が画面に表示されて、そのエサがなくなったら働かなくなるってことにされちゃったのだ。

今回、3500円で売り出された野良犬や牧羊犬の場合には、それと同時にエサも売り出されたんだから、あたしみたいに注意して見てれば、ウッカリと騙されることはない。だけど、それ以前から野良犬を番犬にしてた人たちにしてみれば、事前に何の説明もなく、急にこんなことにされちゃったのだ。もしも、あとから有料のエサが必要になるなんてことが分かってたら、せっかく貯めたポイントなんだから、きっと別のアイテムと交換してただろう。これは、あまりにも酷すぎる。

‥‥そんなワケで、こうした運営姿勢にも疑問があるけど、あたし的には、何よりも「ぜんぜんお金が貯まらない」ってことのほうが問題なのだ。今は、レベル20で17万円持ってるけど、これにしたって、レベル24になった時に畑を1区画、開墾できるようになって、その時に料金が16万円も掛かるから、またガクッと減っちゃう。お金を儲けたければ、畑や牧場の規模を広げて生産量をアップしなきゃなんない。だけど、規模を広げるためには、ちょうどそのレベルまでに稼いだくらいのお金が必要になる‥‥ってワケで、コイズミと竹中がメチャクチャにしたニポンの経済みたいに「自転車操業」とまでは言わないけど、「働けど働けど我が暮らし楽にならざり。じっと手を見る」ってノリなのだ。現実の生活がその通りなのに、インターネットの架空の世界でまでそんな思いはしたくない。だから、アプリの中だけでも大富豪気分を味わいたいあたしは、これからも、「みんなの水族館」をメインにして、「みんなの農園」と「みんなの動物広場」のほうで生産を続けてこうと思う今日この頃なのだ。


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2009.12.05

普天間移設を急ぐ人たち

昨日の朝、テレビ朝日の「やじうまプラス」を見てたら、コメンテーターの三田園さんが、沖縄の普天間基地の問題で、「社民党の福島さんは、辺野古への移設に反対するなら反対するで、ちゃんと対案を出すべきだ」的なことをノタマッてた。相変わらず、舌に油を塗ったみたいな凄まじい早口でしゃべってたから、あとは何言ってんだかほとんど聞き取れなかったけど、この聞き取れた部分だけにツッコミを入れさせてもらうと、みずほたんは、ちゃんと「硫黄島かグアムへ移転すべき」っていう対案を出してるよ。三田園さん、一応、テレビ朝日を代表してコメントしてんだろうから、もうちょっとキチンと調べてから発言して欲しいと思った。それから、あまりにも早口でいつも何言ってんだか半分くらいは聞き取れないから、もうちょっと落ち着いてしゃべったほうがいいと思った。

それから、普天間基地をすべてグアムに移転するっていう1つの案が出てることに対して、ゲストの長島一茂が、「そんなに遠くに移転しても日本を守る上で大丈夫なのか」的なことをノタマッてた。この人って、サスガ、コイズミのバカ息子の野球バージョンだけのことはあって、野球以外のことは話さなきゃいいのに、何かしゃべるたびに知能の低さを露呈しちゃうよね。だけど、「漢方薬が保険から除外される!」とかって大騒ぎしてる人たちみたいに、長島一茂並みの知能の人たちは他にもいそうだから、何度も繰り返して書いて来たことをもう一度書いとくけど、沖縄の普天間基地の海兵隊ってのは、ニポンが他国から攻められた時にあたしたちを守ってくれる部隊じゃないんだよ。アメリカ軍の海兵隊ってのは、ベトナムしかり、イラクしかり、アフガンしかり、他国を侵略するための部隊であって、指令系統がぜんぜん違うんだよ。

さらに言えば、アメリカ軍の海兵隊が沖縄にいるのは、ニポンを守るためじゃなくて、テメエの国の石油を確保するために、いつでも中東へ殴り込みに行けるように準備してんのがメインの目的なんだよ。だから、このまま沖縄にいようが、関西空港へ行こうが、グアムへ行こうが、どこに行ったって、ニポンにとっては何も変わらないんだよ。こんなことも知らないで、「ニポンにアメリカの軍隊があれば助けてくれる」なんて考えてる単細胞は、一度、頭蓋骨をパカッと開けて、小ぶりでシワの少ないツルツルの脳みそを環境にやさしい「やしのみ洗剤」でよく洗ってみたほうがいいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今日は、普天間基地の問題について、三田園さんや長島一茂をはじめとした多くの人たちがまったく知らない重要事項をご紹介しようと思う。だから、バカマスコミの垂れ流す偏向報道なんか無視して、普天間基地の問題について語りたい人は、まずは、今日の「きっこの日記」を最後まで読むことをオススメする。で、最初に言っとくけど、これからあたしが書くことは、すべて自民党政権時代に国会の場で公開されたことなのに、自民党から内閣機密費をもらってたマスコミのコシギンチャクどもが、自民党の指示通りにいっさい国民に報じないで来たことばかりだ。そこんとこを踏まえた上で、シッカリと読んでもらいたい。

で、まずは、「普天間基地問題の基礎知識」ってことで、これまでのニポン側の流れを1000文字以内にマトメてみるけど、普天間飛行場の名護市辺野古への移設が日米間で合意されたのは、13年前の1996年の「SACO合意」だ。だけど、名護市の住民投票で移設に反対する住民が大多数を占めたり、反対運動や座り込みが続いてた上に、この間も、軍用ヘリが大学に墜落したり、アメリカ兵による凶悪犯罪があとを絶たなかったりで、沖縄の人たちの苦悩は続いてた。ニポン政府は、こうした事件が起こるたびに「綱紀粛正(こうきしゅくせい)につとめる」っていうお決まりのセリフを繰り返すだけで、日米地位協定の抜本的見直しを求める沖縄の人たちの願いは、自国の政府によって踏みにじられ続けて来た。

もともと、普天間基地の移設の話が持ち上がったのも、1995年に、沖縄のキャンプハンセンに駐留してた3人の米海兵隊員が12才の小学生の女の子を拉致して、顔と手足を粘着テープでグルグル巻きにして、海岸でレイプしたことが発端だった。これほど酷い鬼畜のような犯罪を犯していながら、アメリカ側は日米地位協定を盾にして、3人の犯人の身柄引き渡しを拒否したのだ。日米地位協定を悪用して、やりたい放題の米兵たちと、いつまでも弱腰なニポン政府。これに激怒した沖縄の人たちは、連日、基地を取り囲むなどしてアメリカに抗議した。そして、沖縄の怒りは全島へと広がり、いよいよ収拾がつかなくなった日米政府が県民たちを鎮めるために提案したのが、この「普天間基地の返還」だった。

でも、こうした経緯で持ち上がった基地移設計画なのにも関わらず、計画から9年が過ぎても、ニポン側の「普天間飛行場の辺野古への移設計画」はまったく進まない。そりゃそうだ。だって、この計画は、当時、名護市への説明が何もないまま、ニポンの政府とアメリカの政府だけで勝手に決めちゃったことなんだもん。さらには、当初、アメリカ側は、長さ45メートルのヘリパッドだけを要求してたのに、どうせ移設するなら巨大な滑走路を造って大儲けしようと考えた自民党、防衛省(当時は防衛庁)、軍需専門商社、土建屋なんかが、アメリカ側の要求の何十倍もの計画に膨らませちゃった。これが、総工費5000億円とも言われてる現在の巨大滑走路の計画なのだ。

‥‥そんなワケで、ここまでのことは、今まで何度も書いて来たし、一応は報道もされてることだから、知ってる人のほうが遥かに多いと思うけど、今回のテレビや新聞の扇動報道で、初めてこの問題に興味を持った人たちのために、ザックリとマトメてみたワケだ。で、ここからは、ニポンのマスコミがワザと報道して来なかったことを書いてくけど、何よりも重要なことは、日米の一部の右寄りのアホ新聞が垂れ流してる「アメリカ政府が普天間飛行場の名護市辺野古への移設を望んでる」っていう報道が、まったくの大ウソだってことだ。

さっきも書いたように、普天間飛行場の名護市辺野古への移設が日米間で合意されたのは、13年前の1996年の「SACO合意」で、この時から2005年までは、確かに、その合意の内容がそのまま堅持されてて、両国の政府は合意の通リに計画を遂行してた。だけど、これまたさっきも書いたように、ニポン側の計画だけが、多くの沖縄の人たちの反対によって、ぜんぜん進んでなかった。それで、9年経ってもぜんぜん進まない上に、その間にニポンの総理大臣は、橋本龍太郎、小渕恵三、モリヨシロー、コイズミと、4人も交代したもんだから、そのたびに引継ぎ、引継ぎ、引継ぎで、まったく先が見えない。

こんな状態だったから、アメリカ側は業を煮やして、1996年の「SACO合意」の内容を一部変更して、独自の計画を立て始めた。それが、2006年5月にアメリカ側が発表した「再編実施のための日米ロードマップ」で、この中には、当時の総理大臣のコイズミの強い要望から、辺野古の海を埋め立てて巨大なV字型滑走路を建設するって計画だけは残されたけど、アメリカ側としては、沖縄に残す約束になってた他の部隊のほとんどをグアムに移転することに変更してて、その中には「海兵隊ヘリ部隊」も含まれてたのだ。もともと、辺野古の海を埋め立てて造る滑走路は、この「海兵隊ヘリ部隊」のためのものだから、アメリカ側が「海兵隊ヘリ部隊」もグアムに移転することにした以上、この2006年5月の時点で、辺野古に限らず、すでにニポンには必要のない滑走路になったってワケだ。

だけど、当時の自民党政権としては、5000億円もの利権がからんだ巨大な公共事業を簡単には手放したくない。それで、ブッシュと蜜月だったコイズミが、何とか辺野古の埋め立て計画を推し進めるために密談して決めたのが、「演習用の滑走路」っていう大義名分だった。つまり、「海兵隊ヘリ部隊はグアムへ移転しちゃうけど、ヘリ部隊がタマにニポンに立ち寄った時に演習で使う滑走路ってことにしとけばいいじゃん」てワケだ。これは、今年の5月21日の「外交防衛委員会」に参考人召致された拓殖大学の海外事情研究所で日米安保を専門にしてる川上高司教授も、以下のように述べてる。


「31MEUは、最大四隻の強襲揚陸艦で出動し、歩兵大隊、砲兵大隊混成の航空部隊及びサポートグループなどのエレメントで構成されるわけですが、各エレメントは平時は一つの駐屯地に集結しているわけではなく、緊急時になりましたら一つの部隊として集結し出動いたします。したがいまして、それぞれのエレメントが離れた場合、集結するまでに時間が掛かり、即応性が低下してしまいます。また、特にヘリ部隊の役割が大きく、歩兵とヘリを分散化することは困難になるわけであります。」


ものすごくマニアックで、石破ちゃんみたいな軍事ヲタクじゃないとチンプンカンプンだと思うけど、「MEU」ってのは「海兵隊遠征隊」のことで、フランク・ザッパに言えば、1つの部隊を構成してる各チームは、有事の際にはすぐに集合できるような場所に配置してなきゃダメで、特にヘリ部隊と歩兵は近くにいないと対応できなくなる‥‥ってことだ。でも、今のニポン側が公表してる計画は、ヘリ部隊だけを沖縄の辺野古へ移設して、他の部隊を岩国だとか別の基地へ移動させて、司令部だけをグアムへ移転させるっていうトンチンカンなものなのだ。つまり、これまで自民党が公表して来た計画ってのは、アメリカの兵力を分断しちゃう大バカ計画なのだ。

一方、アメリカ側はと言えば、3年半も前の2006年5月に発表した「再編実施のための日米ロードマップ」の中で、すでにほとんどの部隊をグアムに移転するって明言してる上に、翌2007年9月に米太平洋軍司令部が発表した「グアム統合軍事開発計画」には、以下のように明記してあるのだ。


「海兵隊航空部隊とともに移転してくる最大67機の回転翼機と9機の特別作戦機CV-22航空機用格納庫の建設、ヘリコプターのランプスペースと離着陸用パッドの建設」


これは、辺野古に計画されてる施設そのものであり、つまり、米政府および米軍は、2007年9月の時点で、すでに辺野古に移設するハズだったヘリ部隊用の滑走路や施設をぜんぶグアムへ移設することに計画変更してたのだ。実際、グアムのアンダーセン空軍基地の副司令官、ジョエル・ウエスタ大佐は、この「グアム統合軍事開発計画」が公表される2ヶ月前の2007年7月の時点で、軍司令部から「海兵隊の航空機(ヘリ)が65機から70機、こちらに来ることになる」って通達されてたってハッキリと証言してる上に、「沖縄からのすべての海兵隊がグアムへ移転して来てくれれば、アジアに対する軍事的抑止力が強化する」って喜んでるんだよね。そして、ウエスタ大佐は、この通達に対して、「海兵隊の来る場所はすでに整備してある。ヘリ部隊でも航空部隊でも、どんな機能でも受け入れ可能だ」って対応してるのだ。

また、アプラ海軍基地のロバート・リー大佐も、「海兵隊のヘリ部隊がグアムに来ることになると聞いている」って証言してるし、さらには、グアムのカマチョ州知事もクルツ副知事も、「日本から海兵隊が移転して来ることは大歓迎だ。われわれはすでに海兵隊が移転して来た時のためのマスタープランを作成中だ」って言ってる。つまり、普天間基地のヘリ部隊も含めた海兵隊がグアムへ移転するって話は、軍の中だけの極秘事項とかじゃなくて、州知事とかにまで話が行ってる「公然の事実」だったってことだ。

2年も前の時点で、こんな具合だったんだよ。そして、この事実を裏づけるのが、去年の2008年9月15日に、アメリカ海軍長官からアメリカ下院軍事委員会議長へ「国防総省グアム軍事計画報告書」として提出された「グアムにおける米軍計画の現状」だ。この中には、沖縄からグアムへ移転する部隊名がすべて記されてるんだけど、ここには、沖縄のほとんどの海兵隊実戦部隊と、辺野古へ行くハズのヘリ部隊を含めた普天間基地のほとんどの部隊名が明記されてる。それも、この時の報告だけじゃなくて、このあとも同様の内容の報告書が何度も提出されてて、そのすべてに「海兵隊ヘリ部隊」の名前が明記されてるのだ。

‥‥そんなワケで、ここまで読めば分かったと思うけど、つまり、未だに辺野古へ移設だの嘉手納基地に統合だのって騒いでるのはニポンの中だけの話で、アメリカ側は、2年も前から「海兵隊はヘリ部隊も含めてすべてグアムへ移転する」って決めて動いてたのだ。そして、ニポンはと言えば、グアムへ移転しちゃうヘリ部隊のために、5000億円もの税金をドブに捨てて「無用の長物」の滑走路を造ろうとしてるワケで、すべては、この巨大公共事業の利権に群がってる自民党の議員や防衛省の官僚や軍需専門商社や土建屋なんかが、意地でも建設しようとしてるってだけの話なのだ。

そして、日米の一部の右寄りのアホ新聞が垂れ流してる「アメリカ政府が普天間飛行場の名護市辺野古への移設を望んでる」っていう大ウソ報道とは正反対に、アメリカの「グアム移転計画」はチャクチャクと進んで来たワケだけど、今まで13年間も延ばし延ばしにしてたニポン側が、ここに来て何で急にあわて始めたのかって言うと、先月の11月20日に、これまでアメリカが進めて来た計画に沿って「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」を公開したからだ。これまた長い名前の報告書だけど、名前だけじゃなくて中身も長くて、ナナナナナント!全9巻で8000ページ以上もある。

もちろん、ぜんぶ英語で書いてある上に、軍事に関する専門用語が満載だから、サスガのあたしもオイソレとは読破できないけど、これをちゃんと読んでくれた人によると、第2巻の「グアムへの海兵隊移転」と第3巻の「テニアンへの海兵隊訓練移転」の中に、普天間基地からグアムへ移転することが決定してる部隊名がすべて明記してあって、その中には、やっぱり「海兵隊ヘリ部隊」の名前がハッキリと書かれてるそうだ。そして、「海兵隊ヘリ部隊」だけじゃなくて、沖縄に残るハズの「地上戦闘部隊」や「迫撃砲部隊」や「補給部隊」までもがグアムに移転する部隊として明記されてるのだ。

これは、「2014年までのグアム移転計画を2010年に前倒ししたい」っていうアメリカ側の意向によるもので、つまりは、アメリカは海兵隊をぜんぶ引き連れて、トットとグアムに移転して、自分たちが理想としてる兵力配備を実現させたいってワケだ。だから、ニポンでの代替え滑走路の利権にからんでるヤツラは、このままだと自分たちのモクロミがパーになっちゃうから、急にアセリマクリスティーになっちゃって、「年内には!」とかノタマイ始めちゃったってワケだ。だいたいからして、今まで何十年も苦しんで来て、移設計画が持ち上がってからも13年も苦しんで来た普天間基地の周辺の人たちに対して、これまで「普天間」の「ふ」の字も口にしなかった政治家とかが、今になって、突然、「世界で最も危険な普天間基地」とかって言い出して、「年内には!」とか「1日も早く!」とか騒ぎ出したのって、どう見てもおかしいよね。

基地の周辺の人たちは、もう何十年もガマンして来たんだから、ここで1ヶ月や2ヶ月を急いで中途半端な代替え案なんかで決着されるよりも、半年先でも1年先でも、完全に沖縄から普天間基地がなくなってくれたほうが遥かに喜ぶハズだ。こんなこと、長島一茂でも分かる理屈だろう。ようするに、「年内には!」とか「1日も早く!」とかって騒いでる政治家は、与野党問わずに利権にからんでるヤツラだってことで、逆に言えば、「年を越してもジックリと」って姿勢でいる政治家は、この利権とは無関係で、ホントに沖縄の人たちのことを考えてる政治家だってことだ。なんて分かりやすいんだろう。

‥‥そんなワケで、これほど懇切丁寧に説明して来ても、それでも「漢方薬が保険から除外される!」とかって大騒ぎしちゃうようなタイプの人たち、簡単にオレオレ詐欺に引っかかっちゃうようなタイプの人たちには、まだよく理解できないかもしれないので、最後に、今日の日記を書くにあたって参考にさせていただいた「原典」を紹介しとく。普天間基地に苦しんで来た宜野湾市の伊波洋一市長が、11月26日付で発表した「普天間基地のグァム移転の可能性について」っていうレポートと、それを分かりやすく図解や写真入りでマトメたレジュメやプレゼンテーション資料だ。もちろん、こうしたレポートや資料を参考にして、それを分かりやすく簡単に書いたのが「きっこの日記」だから、これらの「原典」は、今日の日記よりも長くて難しい。だから、もっともっと手抜きしたい人は、「反戦な家づくり」の明月さんが、すべての結論をわずか数行にマトメてくれてるので、こちらのエントリーを読んでみて欲しいと思う今日この頃なのだ。


「普天間基地のグァム移転の可能性について」 (伊波洋一宜野湾市長)
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2582/37840/37844.html

「普天間基地のグァム移転の可能性について」配布レジュメ(PDF)
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/091126_mayor_5.pdf

「普天間基地のグァム移転の可能性について」プレゼンテーション資料(PDF)
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/091126_mayor_4.pdf


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2009.12.04

【速報】押尾学に逮捕状

「押尾学に逮捕状」(世田谷通信)

警視庁は、4日夜、俳優の押尾学元被告(32)に対して、六本木のマンションで死亡した女性へ合成麻薬MDMAを譲渡した「麻薬取締法違反(譲渡)」の疑いで逮捕状を請求した。押尾元被告は、今年8月3日に合成麻薬MDMAの使用で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予5年の有罪が確定していた。押尾元被告は一連の取り調べと裁判で一貫して「薬物は女性からもらった」と供述していたが、その後の捜査により、薬物を用意したのも飲ませたのも押尾元被告であったという裏づけが取れたため、今回の逮捕状の請求に至った。押尾元被告が女性に薬物を飲ませたことが立件されれば、今後は「業務上過失致死罪」も視野に入れて取り調べを続けて行くものと思われ、実刑は避けられない状況になった。(2009年12月4日)


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桃のお告げか偶然か

昨日、今度の日曜日の「ジャパンカップダート」の枠順が決まった。詳しくは、こちらのちゃんとした一覧表を見てもらうとして、番号と馬名と騎手名だけを書き出してみる。


1枠1番  エスポワールシチー/佐藤哲三
1枠2番  サクセスブロッケン/内田博幸
2枠3番  アドマイヤスバル/勝浦正樹
2枠4番  ヴァーミリアン/武豊
3枠5番  マコトスパルビエロ/安藤勝己
3枠6番  メイショウトウコン/藤田伸二
4枠7番  ティズウェイ/R.マラージ
4枠8番  ダイショウジェット/柴山雄一
5枠9番  ゴールデンチケット/C.ルメール
5枠10番 ボンネビルレコード/的場文男
6枠11番 ラヴェリータ/岩田康誠
6枠12番 シルクメビウス/田中博康
7枠13番 スーニ/川田将雅
7枠14番 ワンダースピード/小牧 太
8枠15番 マルブツリード/浜中俊
8枠16番 ワンダーアキュート/和田竜二


‥‥ってことで、あたしのピンと来てたヴァーミリアンとボンネビルレコードは、両方とも出走できることになった‥‥っていうか、あたしは、あまりにも競馬に疎くて申し訳ないんだけど、あたしが最初にピンと来たヴァーミリアンて、今回のレースでは1番人気で、ものすごく強くて有名な馬で、何らかのアクシデントでもない限り、出走できて当然の馬だったそうだ。そして、あたしの日記を見て、石川喬司先生が送ってくださった競馬専門誌の「有力馬考課表」にも、こんな評価がついてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


ヴァーミリアン 99.1 
エスポワールシチー 97.0
ワンダーアキュート 96.3
サクセスブロッケン 96.2
マコトバルビエロ 95.9
スーニ 95.8
ワンダースピード 95.5
テスタマッタ 95.1
メイショウトウコン 95.1
シルクメビウス 94.5
アドマイヤスバル 94.3
ティズウエイ 94.2
ダイショウジェット 93.5


‥‥そんなワケで、これは、「週刊競馬ブック」っていう専門誌の評価だそうで、「週刊誌」って媒体だってことからも、登録を取り消したテスタマッタが入ってることからも、前もってつけられた評価だってことが分かる。だけど、「血統」とか「実績」とか複数のカテゴリーに専門家の人たちが点数をつけていき、その「総合評価」がこの点数なんだから、ものすごく説得力がある。あたしみたいなドシロートから見ると、フランク・ザッパに「95」とか「90」とかってついてるんじゃなくて、「96.3」とか「96.2」とかって小数点以下がつけてあるだけで、ナニゲに説得力を感じちゃう(笑) そして、そんな評価で、ヴァーミリアンはダントツの1位なんだから、人気実力ともに、今回のレースではナンバーワンの馬ってことで、あたしが予想するまでもなく、誰でも名前をあげて当然の馬だったみたいだ。

だけど、12月1日の日記、「ジャパンカップダートで使徒殲滅!」で「コジツケ予想」を披露した時点では、あたしは、このヴァーミリアンを含めて、31頭すべての馬名が初見だったワケた。さらには、性別も年齢も騎手名も厩舎名も何も書いてない馬名だけの一覧表を見たんだから、初見の馬名から受けた印象だけで、ピンと来た馬を選んだワケで、それが、ヴァーミリアンとボンネビルレコードだったワケだ。だから、あたしとしては、「誰でも選ぶような1番人気の実力馬を選んだ」ってことじゃなくて、「あたしがピンと来た馬が、たまたま1番人気の実力馬だった」ってことなのだ。

逆に言えば、最初にこうした評価とかを見てたら、あたしは、先入観とか思い込みとかが入っちゃって、純粋に「エヴァンゲリオン予想」ができなかったと思う。見たことも聞いたこともない馬の名前が並んでたからこそ、何の先入観見も持たずに、自分の直感だけで選ぶことができたんだと思う。もちろん、1番人気の実力馬だからって、「絶対に1着になる」なんて保障はないワケで、だからこそ、競馬は面白いんだと思うけど、今回、あとから石川先生が送ってくださった「有力馬考課表」を見て、あたしは、ものすごいコジツケが発動しちゃったのだ。

前回の予想で、あたしは、「朱色」を意味するヴァーミリアンがアスカの弐号機で、「地上最速」を意味するボンネビルレコードがシンジの初号機だって予想して、これまでの予想の結果から、この2頭が2着と3着になる。だから、レイの零号機に該当する馬が1着になる‥‥ってふうに予想した。つまり、この2頭の他に、レイの零号機に該当する馬を探さなきゃ駄目だ!探さなきゃ駄目だ!探さなきゃ駄目だ!探さなきゃ駄目だ!探さなきゃ駄目だ!‥‥ってことだった。でも、この「有力馬考課表」を見てるうちに、あたしが「ハッ!」っと気づいたのは、コレって、廊下に貼り出される中間テストや期末テストの一覧表みたいじゃん!‥‥ってことだった。

そう思って見ると、ヴァーミリアンて、常に学年トップの成績の「優等生」ってことになる。そして、エヴァンゲリオンで「優等生」と言えば、綾波レイに対して、アスカが皮肉を込めて使う言葉だ。今回の「奇跡の価値は」でも、前回の日記でご紹介したように、ラストの屋台のラーメンのシーンで使われてる。もうちょっと説明すると、空から落下して来る第10使徒サハクィエルを受け止めて殲滅するっていうアバウトな任務を遂行したご褒美として、ミサトが3人にステーキをご馳走するって約束してた。だけど、お肉が嫌いなレイは、自分は遠慮するって言う。さらには、給料日前でミサトのお財布は厳しい状態だった。そんな双方の状況を思いやったアスカが、ステーキはやめて屋台のラーメンにしようって提案する。それが、次のシーンだ。


アスカ 「ミサトの財布の中身くらい分かってるわ。無理しなくていいわよ。優等生もラーメンなら付き合うって言うしさ」

レイ 「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き」

アスカ 「私は、フカヒレチャーシュー大盛りね!」


‥‥そんなワケで、プライドの高いアスカは、ゲンドウに可愛がられてるレイに対して、嫉妬と皮肉の入り混じった気持ちを持って「優等生」って言葉を使ってるワケだけど、このシーンでは、3人で力を合わせて任務を遂行したあとってこともあり、「優等生」って言葉こそ使ってるけど、ここには、レイに対する憎しみはない。それどころか、お肉を食べないレイを気遣うやさしさまで見られる。つまり、アスカは、それなりにレイのことを評価して、2人の仲が一歩近づいたシーンでもあるワケだ。

で、あたしが「有力馬考課表」を見てるうちに「ハッ!」っと気づいたのは、ヴァーミリアンて、アスカでもあるけど、レイでもあるんじゃないか?‥‥ってことだった。常に学年トップの成績を廊下に貼り出される「優等生」は、「真実のレイ」じゃなくて、「アスカから見たレイ」だ。つまり、今回のレースでは、ヴァーミリアンて馬が、アスカの弐号機でありながら、レイの零号機も内蔵して走るんじゃないか?‥‥ってことだった。そして、ゼーレの描いたシナリオがそうだったとしたら、これまでのレースでは、あたしの予想した馬は2着と3着になったけど、今回のレースでは、ヴァーミリアンが1着になり、ボンネビルレコードが2着か3着に入るってことになる。

そんなこんなもありつつ、突然、話が飛躍するけど、あたしは、今日、午後までのお仕事が思ったよりも早く終わり、少し時間ができたから、ひさしぶりにパチンコを打ちに行った。今日は電車でお仕事に行ってたんだけど、お仕事が終わって駅まで戻って来たら、そこにパチンコ屋さんがあったからだ。登山家に「何で山に登るのか?」と問えば、「そこに山があるからだ」と答えるように、あたしの場合は、そこにパチンコ屋さんがあるから打つワケで、なければ打たない。

とにかく、初めて入るホールなので、どこに何があるのかも分からないし、それ以前に、パチンコを打つのが3ヶ月ぶりくらいだから、どの台も打ったことのないものばかりで、ものすごくワクワクする反面、浦島太郎になったような気分がした。それで、あたしは、ずっと打ちたかった「CR 及川奈央のフルーツスキャンダル」を探したら、一列並んでて、半分くらい空いてたので、奈央ちゃんのファンとしては遅ればせながらだけど、ハシッコの台を打ってみることにした。そしたら、これが、ウワサ以上にヤバイ台だった。

チャンスになると、画面の右側にある「半分まで皮がむけたバナナ」の役物が光り出して、その下にいる水着の奈央ちゃんのフィギュアが振動しはじめて、まるで、そのバナナをこすってるみたいに動き出すのだ。オマケに、「シコシコシコシコ」っていう効果音まで! そして、シコシコが途中で終わると不発なんだけど、奈央ちゃんの振動がエスカレートしてくと、バナナが「シャキーン!」って画面のほうに突き出して、まるで先っちょから白い液体を発射してるように画面に光が飛び散るもんだから、もう大変!その上、リーチが発展すると、最初はアニメだった奈央ちゃんが実写に変わり、セクシーなナース姿や女教師姿で迫って来るもんだから、あたしの脳内はパチンコどころじゃなくなっちゃって、小さいきっこたちもコーフンして走り回り出しちゃうし、もう大変!

それで、あまりにもモンモンとしちゃってパチンコに集中できないし、このまま打ち続けてたら完全に「妄想モード」に突入しちゃいそうだったから、あたしは、3000円ほど打ったとこで、他の台に移動することにした。で、いろいろと見て歩いてたら、「CR サイボーグ009」があったので、試しに打ってみることにした。ちょっと説明しとくと、まぎらわしいんだけど、今年は2つの「009」がリリースされた。1つは、2月に西陣からリリースされた「CR 009-1」で、もう1つは7月にニューギンからリリースされた「CR サイボーグ009~未知なる加速へ~」だ。

あたしが打ったのは、後者のほうで、皆さんご存知の石ノ森章太郎の「サイボーグ009」だから、今さら説明はいらないと思うけど、西陣からリリースされた「CR 009-1」のほうは、知らない人もいると思う。これは、そのまま「ゼロゼロナインワン」て読むんだけど、もともとは「009ノ1」って表記してて、「ゼロゼロクノイチ」って読んでた。「クノイチ」ってのは、「女」って漢字をバラバラにすると「く」「ノ」「一」になることから、女性の忍者を指す呼び名だ。それで、石ノ森章太郎が、「サイボーグ009」のアダルト版として、女性のサイボーグを主人公にして描いた作品だ。

だから、あたし的には、こっちの「CR 009-1」のほうを打ちたかったんだけど、このホールには見当たらなかったから、パッと目についた「CR サイボーグ009」のほうを打ってみたってワケだ。だけど、結果から言うと、ステージへのスルーの釘がガチガチで、1000円で7回しか回らなかったので、何の演出も見られないまま、やめることにした。ただ、この台を打ってるわずかな時間で、あたしが「ハッ!」っと思い出したのが、今回の「ジャパンカップダート」のことだった。あたしは、前回の日記で、落下して来る使徒を受け止めるために加速する初号機のことを次のように書いてたのだ。


「特にシンジの初号機が凄い。サイボーグ009が奥歯の加速スイッチをカチッと入れたみたいに、一瞬、残像を残して加速してく。」


この「サイボーグ009」の台には、「未知なる加速へ」っていう副題がついてて、まさに、あたしの予想にリンクしてた。このことから、あたしは、今日のパチンコ自体が「ジャパンカップダート」の予想にリンクしてるんじゃないかと思い始めて、自分の予想に関係した台を打ってみることにした。それで、数多くの機種が並んでるバラエティーコーナーに行き、空いてる台を見て歩いてたら、大好きな「桃キュン剣(ソード)」のフルスペックを発見しちゃった。「桃キュン剣」も、「サイボーグ009」とおんなじに7月にリリースされた台で、「009-1」とおんなじ西陣の台だ。

これは、昔話の「桃太郎」をモチーフにした台で、川で洗濯をしてたおばあさんが、どんぶらこっこと流れて来た大きな桃を拾うとこまでは一緒なんだけど、桃から生まれたのが美しくも強い桃子姫で、犬神、猿神、雉神の三神をお供につれて鬼退治に行くってストーリーだ。で、理由は後述するけど、今年リリースされたパチンコ台のベスト3を挙げるとすれば、タイヨーエレックの「CR機動新撰組 萌えよ剣 疾風怒濤編」と、SANYOの「CRスーパー海物語 IN 地中海」と並んで、間違いなくベスト3に数えることができるワンダホーな台なのだ。

あたしは、夏の導入後から1ヶ月くらいの間に、地元のホールと川崎のホールで3回ほど打ったんだけど、結果は2勝1敗で、そこそこ儲けさせてもらった。でも、勝つとか負けるとかじゃなくて、この台は、その内容が素晴らしすぎるのだ。「萌え剣」は、負けても打ちたいと思わせる台だけど、この「桃キュン剣」もおんなじで、とにかく、桃子姫のカッコ良さと言い、完全に「フレッシュプリキュア」をパクッたとしか思えない変身シーンと言い、確変大当たりのラウンド中の「あたらしい世界へ」っていうテーマ曲の素晴らしさと言い、ノーマル大当たりのラウンド中の「diary」っていうエンディングテーマ風味の曲の素晴らしさと言い、もう、ナニもカもが素晴らしい。

この歌は、両方とも、西陣のパチンコ台の挿入歌をよく歌ってる須藤まゆみさんが歌ってて、「あたらしい世界へ」は、途中に入る合いの手の掛け声がサイコーなのだ。「プリキュア」の歌でも、歌の合間に「ファイト!」とか「プリキュア!」とかって掛け声がしつこいくらいに入ってるけど、この「あたらしい世界へ」では、「サル!キジ!ワーン!」って掛け声が入ってる。「サル!」「キジ!」と来れば、誰もが次は「イヌ!」だと思うのもトコノマ、間髪いれずに「サル!キジ!ワーン!」なんだから、もう、ここだけでもあたしのツボだ。

そして、完全にあたしのツボの内角高めにストライクなのが、敵の四天王のうちの紅一点、「艶鬼(えんき)」っていうセクシーなお姉さんが、女性にしか興味のないビアンな鬼で、桃子姫とのバトルリーチに発展すると、桃子姫のアゴを手でクイと持ち上げて、熱い熱いキス攻撃をしちゃうのだ! ここで、キスをしちゃうと、桃子姫は艶鬼の魅力のトリコになって倒れちゃうし、キスを拒むことができれば勝ちになるんだけど、この、ジョジョに奇妙にクチビルとクチビルが近づいてくシーンで、艶鬼の魅力に身動きがとれなくなっていながらも、「このままキスしたらまずい」って思った桃子姫が、ちょっとだけ目をそらす。もう、このビミョ~な演出がサイコーで、あたしは、ソートー気をつけてないと、知らないうちにヨダレを垂らしちゃってる(笑)

で、あたし的には、桃子姫がキスを拒んでバトルに勝ち、数字がそろって大当たりするよりも、熱い熱いキスをして、艶鬼の魅力のトリコになって、腰から力が抜けて倒れちゃうほうが嬉しいのだ。だけど、パチンコには勝ちたいから、熱い熱いキスをして、艶鬼の魅力のトリコになって、腰から力が抜けて倒れちゃったけど、そこから一寸法師のお椀の演出で復活して、艶鬼を倒して大当たり!‥‥ってパターンが何よりだ。

‥‥そんなワケで、ついつい熱く語っちゃったけど、とにかく、あたしは、この「桃キュン剣」が大好きで、バラエティーコーナーで発見した瞬間に、「ジャパンカップダート」のことなんか忘れちゃって、気づいた時には打ち始めてた。だけど、しばらく打ってるうちに、「修行モード」になって、桃の役物が画面の右から流れて来て、真ん中まで来てパカッと割れて、桃子姫が現われた時に、あたしは、中華のファミレスの「バーミヤン」を思い出した。そう、あたしは、前回の日記で、ヴァーミリアンにピンと来たことを書いてる中で、こんなことも書いてたのだ。


「「バーミリアン」じゃなくて「ヴァーミリアン」て表記してるとこが、エヴァンゲリオン風味を醸し出してる。ま、「バーミリアン」なんて表記にしたら、桃のマークの中華のファミレスと間違えられちゃいそうだけど(笑)」


そして、この台には、この画面の下を流れて来る小さな桃の役物の他に、画面の上から落ちて来る大きな桃のエンブレムもついてて、あちこちが桃だらけ、バーミヤンのマークだらけなのだ。で、ここからは、この台を打ったことのない人には分からない「解説なし」で書いてっちゃうけど、合計で4000円ほど投資した67~8回転目に、本日2回目の触鬼とのバトルリーチになり、障子に連続で大桃マークの予告もプラス、猿神憑依で予想は五分五分だったけど、一度やられてから、お椀の復活で撃破。 「四」だったけど桃キュンチャンスで確変に昇格して鬼退治モード。次もノーマルが桃キュンチャンスで確変に昇格したけど、その次がノーマルで夜襲モード。

でも、夜襲モード中に、サル、キジ、イヌ、桃子姫の予告から障子に発展、露天風呂に全員集合で激アツ。さらに、薬鬼に対して三神憑依で勝利確定。バッチリ確変でサスガの引き戻し。その次は、待ってましたの艶鬼とのバトル。でも、確変中だったのでアッサリと勝っちゃった。どうせなら、艶鬼にキスされて、メロメロになって倒れて、一度負けてから復活して勝ちたかったのに(笑)‥‥ってワケで、結果は、丸々8箱積んだとこでやめた。ちなみに、ここは3円のホールだったみたいで、11500発がタバコ10個と3万1500円になったので、使った8000円を引いて、2万円を銀行に預金して、3500円をお小遣いにした。

‥‥そんなワケで、今回のパチンコの結果から考えると、ヴァーミリアンの勝ちは決まったようなもんだけど、もう1つ、さらにコジツケさせてもらうと、この「桃キュン剣」は、西陣の台だ。そう、今度の「ジャパンカップダート」は、阪神競馬場で開催されるんだから、まさしく「西の陣」と言えるだろう。そして、あたしが、アスカだけじゃなくて、レイもヴァーミリアンに含まれてるんじゃないかって考えた屋台のラーメンのシーンは、中華のバーミヤンに通じてる。さらには、今日、「CR サイボーグ009~未知なる加速へ~」のスルーの釘がガチガチで回らなかったことから、シンジの初号機に該当するボンネビルレコードは、他の馬がジャマでいい位置に入ることができずに苦戦して、入賞するとしても3着なのかな?‥‥って雰囲気がして来た。だから、あたしは、1番人気のヴァーミリアンの単勝を買っても配当が少ないと思うから、1着ヴァーミリアン、2着○○、3着ボンネビルレコードっていう3連単で何種類か買うか、ヴァーミリアンとボンネビルレコードともう1頭との3連複の中で何点かに絞るか、「競馬は2000円まで」っていう弱気なマイルールの中で考えてみようと思ってる今日この頃なのだ。


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2009.12.03

2009年の喜怒哀楽

オトトイの12月1日、「民間放送連盟」の「ラジオオピニオン2009」が実施した「今年の喜怒哀楽」のアンケート結果が発表された。これは、全国のラジオリスナーを対象に、今年もっとも「スカッ!」っとした喜びを与えてくれた人を「喜」、今年もっとも「ムカッ!」っとした怒りを覚えた人を「怒」、今年もっとも「ホロリ」とした悲しい気持ちになった人を「哀」、今年もっとも「ニコッ!」っとした楽しい気分にさせてくれた人を「楽」として、それぞれに1名ずつ投票してもらうっていうアンケートだ。で、「喜怒哀楽」それぞれのベスト3、ワースト3はと言うと、次のような結果になった。


「喜」
1位 イチロー
2位 松井秀喜
3位 原辰徳


「怒」
1位 酒井法子
2位 麻生太郎
3位 押尾学


「哀」
1位 マイケル・ジャクソン
2位 森繁久彌
3位 忌野清志郎


「楽」
1位 加藤清史郎(こども店長)
2位 石川遼
3位 オードリー


「喜」はメジャーリーガーやプロ野球の監督が3位までを独占してるし、「哀」は亡くなられた人たちが独占してるし、「楽」は今年話題になった人たちが独占してるし、それぞれ特色が出てるんだけど、あたしが思わず「ププッ!」って噴き出しちゃったのは、やっぱり「怒」だ。だって、シャブ中とヤク中の間に前総理大臣て、フロッピー麻生ってば、いったいどんだけ国民から嫌われてんだよ(笑) いくら嫌われ者だとしても、何の犯罪も犯してない政治家が、犯罪者と犯罪者の間にはさまれて「今年もっともムカついた人」のワースト2位に鎮座してるなんて、サスガ、天下無敵のヒョットコ大王は、1年の最後まで笑わせてくれるよ、まったく。

つーか、男女別のランキングを見ると、男性が選んだ「怒」は、フロッピー麻生が、酒井法子や押尾学を押さえて堂々のワースト1位に輝いちゃってるのだ。そして、フロッピー麻生を「怒」に選んだ人たちの理由としては、「漢字の読み違い」や「KY発言」や「庶民感覚の無さ」とかってコメントが多かったそうだけど、ニュースサイトの分析によると、「この時期に来ての上位入賞は、何と言っても、政権交代が決まってから機密費2億5000万円を引き出して、選挙費用の穴埋めに使ったことが原因」て書かれてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、「今年の喜怒哀楽」のもっと詳しい内容を知りたい人は、こちらにPDF資料のリリースがあるので、タップリと楽しんで欲しい‥‥ってことで、4位以下を見ると、なかなか面白い結果になってる。「喜」の場合なら、1位から3位まではプロ野球一色な上に、4位も石川遼だから、今年、「スカッ!」っとした喜びを与えてくれた人はプロスポーツ関連の人たちばっかりなのかな?‥‥って思うと、5位には鳩山由紀夫がランクインしてる。フロッピー麻生は「今年ムカついた人」の2位だけど、ハトポッポは「今年スカッとさせてくれた人」の5位なのだ。

たとえば、このアンケートが実施されたのが、衆院選の直後とかだったら、こうした結果もうなづける。だけど、このアンケートが実施されたのは、1週間前の11月25日なのだ。つまり、フロッピー麻生に関して言えば、トックに表舞台からは姿を消して、ほとんどあのツラを見なくなったころだし、ハトポッポに関して言えば、故人献金問題に上乗せする形で、母親からの巨額な資金提供の事実までもが発覚して、自民党から批判が集中してる最中なのだ。こんな状況でありながら、フロッピー麻生は「今年ムカついた人」の2位、男性だけの回答を見れば、シャブ中やヤク中を押さえての堂々のワースト1位。一方、ハトポッポのほうは、イチロー、松井秀喜、原辰徳、石川遼ら続いて、「今年スカッとさせてくれた人」の5位にランクインしてる。男性だけの回答を見れば、石川遼を抜いて4位に輝いてるのだ。

これは、ハトポッポの献金問題に対して、国民の多くは「それほど問題視してない」ってことの表れだと思う。2~3日前に、どこかのワイドショーで、この問題に関しての街頭インタビューの様子を放送してたけど、50代くらいのオバサンは「悪いことは悪いことだろうけど、どこかの企業からの献金を何億円も虚偽記載してたわけじゃなくて、自分の資産や母親からもらったお金の話なんだから、別に目くじら立てて追及するような問題じゃないと思う」って言ってた。40代くらいのサラリーマンの男性も「鳩山さんは、きちんと説明責任を果たすべきだ」としながらも、「麻生内閣は、政権交代が決まったあとに内閣機密費を2億5000万円も引き出した上、その使途をいっさい公表していない。これは我々国民の税金なんだから、こちらのほうが遥かに問題だ。自民党は鳩山さんの献金問題を批判する前に、まずはこの2億5000万円について国民に説明する義務がある」って言ってた。

そりゃそうだよね。あたしたち一般の国民にしてみれば、大金持ちの親が息子に9億円渡してたって聞かされても、まったく現実味のない「別世界の話」だし、自分には関係ない「ヨソの家庭内の問題」だから、これと言って別に腹も立たない。もちろん、今後、この資金提供が「脱税」で立件されれば、払うべき税金を払わなかったんだから、あたしたち国民にも多少は関係して来る話だけど、それでも、そうなった場合はちゃんと納税するって言ってんだし、別に腹は立たない。だけど、そのすべてがあたしたちの税金である上に、「内閣のために使う」ってことが決まってる内閣機密費を政権交代が決まったあとに2億5000万円もコッソリと引き出して、何に使ったのか公表しないで隠してる自民党には、ホントに腹が立つ。

さらには、この2億5000万円に限らず、これまで長年、ずっと、毎月1億円ずつ使われて来た内閣機密費のほとんどが、自民党の選挙資金として使われ続けて来た上に、その一部は、テレビの討論番組の司会者や出演者、ワイドショーやニュース番組のコメンテーターなんかに配られてて、「自民党に有利な発言をするように」「民主党を批判するように」って指示されてたって言うんだから、これほどムカつくことはない。自民党が自民党の資金を使って、こうした裏工作をしてたとしても、それでもムカつく話だけど、あたしたちの税金がこんなことに使われてたなんて、これは完全に税金の私物化だ。自民党の全議員は、共同責任として、これまでに使って来た内閣機密費を全額、国庫へ返納すべきである。

‥‥そんなワケで、昨日の漢方薬の日記の影響で、つい「すべきである」なんて言葉を使っちゃったけど、内閣機密費の問題とは別に、政治家個人の献金問題だけを見ても、自民党はハトポッポのことを批判できる立場じゃない。自分のお金や親からもらったお金を「別の誰か」から献金してもらったことにして虚偽記載してたのがハトポッポなら、毎年3億5000万円を超える企業献金を自分が代表をつとめる複数のダミーの政党支部で受け取り、それを自分の政治資金管理団体を迂回させて、ぜんぶ自分のポケットに入れて来たのがフロッピー麻生だ。

もちろん、これは、フロッピー麻生だけじゃなくて、その前のフクダちゃんも、その前のアベシンゾーも、その前のコイズミも、その前のモリヨシローも、みんなやってることだし、総理大臣経験者に限らず、ほとんどの自民党議員がやってることだ。ま、これは、競馬や宝クジのように国に認められたギャンブルじゃないパチンコやパチスロで、お客が出した玉やメダルを店内のカウンターで「景品」に交換して、お客はその「景品」を持って店外の「交換窓口」へ行き、そこで現金に換金してもらうっていう方式とおんなじで、簡単に言えば「法律の抜け穴」ってワケだ。だから、自民党の議員だけじゃなくて、小沢一郎を始めとした民主党の議員の多くも、この方式で企業献金を私物化してる。

だから、あたしは、法で認められてても「1円たりとも企業献金は受け取らない」って姿勢でがんばってる清廉潔白なオムライス党(社民党)を支持してるワケだ。だけど、こうした「暗黙の了解」的な違法献金じゃなくて、完全に法に触れる違法献金の場合は、やっぱり厳しく取り締まり、厳しく罰するのが当然だ。たとえば、麻生内閣の時なんか、経済産業相だった二階俊博、財務兼金融担当相だった故・中川昭一、官房長官だった河村建夫、外相だった中曽根弘文、内閣府特命担当相だった与謝野馨、国交相だった中山成彬、その次の国交相だった金子一義、行革担当相だった甘利明、文科相だった塩谷立、少子化担当相だった小渕優子、消費者行政担当相だった野田聖子、選対委員長だった古賀誠、日本郵政の社長人事で更迭させられた鳩山邦夫の後任で総務相になった佐藤勉と、内閣を構成するほぼ全員に違法献金問題が発覚した。

これじゃあ、まるで、犯罪者の集団がこの国の政治をやってたようなもんだ。そして、こんな内閣で政権を運営をしてた自民党が、よくもまあハトポッポや小沢一郎の献金問題を批判できるもんだ。議席数にモノを言わせた法案の採決にしたって、今までさんざん「数の暴力」を使って「障害者自立支援法案」を始めとした悪法を強行採決して来た自民党の議員たちが、よくもまあ民主党を批判できるもんだ。こうした自民党による民主党への批判は、あたしたち国民から見たら、泥棒が万引き犯に説教してるようにしか見えない。あたしたち国民が民主党を批判するのなら分かるけど、お前らは言えた立場じゃねえだろ?

‥‥そんなワケで、話をクルリンパと戻すけど、ハトポッポにしたって、イチロー、松井秀喜、原辰徳、石川遼らに続いて「今年スカッとさせてくれた人」の5位にランクインしたからって、あんまり調子に乗らないほうがいい。だって、フロッピー麻生がワースト2位に鎮座してる「怒」のほうでも、ハトポッポは4位にランクインしてるのだ。ようするに、「怒」のワースト2位にランクインしてるだけで、「喜」や「楽」のベスト10には名前もないフロッピー麻生は、国民から嫌われてるだけの人物ってことだけど、「喜」の上位にランクインしながらも、その一方で、「怒」の上位にもランクインしてるハトポッポは、国民の目も二分されてるってことになる。ちなみに、ハトポッポが「怒」の4位にランクインしたことについて、アンケートの補足では、次のように解説されてる。


「第4位の鳩山由紀夫首相は、「喜」の部門で政権交代を果たしたことで「すかっ!」と気持ちのよい喜びを与えた人物として5位に選ばれた一方で、政権交代後の現状に不満を抱いている方も多いようです。「事業仕分けで教育や雇用、農業の予算を削減しながら自分は献金問題や申告漏れにこたえていない」(女性30代)、「選挙前と選挙後では差がある」(男性30代)といったコメントが寄せられました。」


ハトポッポを「喜」に投票した人たちは、政権交代を実現させたことや事業仕分けを高く評価してるし、ワイドショーの街頭インタビューでも、ハトポッポの献金問題は大したことじゃない、それよりも麻生内閣の機密費の問題を解明すべきだ‥‥って声があったけど、これらは、当然のことながら、「国民の総意」のワケはない。ハトポッポを「怒」に投票した人たちは、事業仕分けの内容を批判してるし、献金問題についても説明責任を求めてる。そして、これはあたしも激しく感じてることだけど、選挙前と選挙後のハトポッポの言動の豹変ぶりだ。

特に、沖縄の普天間飛行場の辺野古への移設問題に関しては、平和のために「米軍基地の完全撤退」を願って来たあたしとしては、支持できるのはオムライス党の主張だけだった。でも、選挙中にハトポッポは、沖縄の人たちに対して、何度も何度も「長年苦しんで来た沖縄の皆さんの気持ちを何より第一に考え、自民党が米国と取り決めた普天間飛行場の辺野古への移設計画は白紙に戻し、最低でも県外移設、できれば国外移設を実現させることをお約束いたします!」って連呼した。そして、こうした方向性を明確に表わしたからこそ、オムライス党は民主党と共闘したワケだし、政権交代後も連立を組んだワケだ。

そして、ハトポッポは、10月25日の所信表明演説でも、普天間飛行場の辺野古への移設計画について、「過去の日米合意などの経緯も慎重に検証した上で、沖縄の方々が背負ってこられた負担、苦しみや悲しみに十分に思いをいたし、地元の皆さまの思いをしっかりと受け止めながら、真剣に取り組んでまいります」って述べてる。そして、その前提には、次の文言がある。


「かつて多くの政治家は、「政治は弱者のためにある」と断言してまいりました。大きな政府とか小さな政府とか申し上げるその前に、政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない。そのことだけは、私の友愛政治の原点として、ここに宣言させていただきます。今回の選挙の結果は、このような「最も大切なこと」をおろそかにし続けてきた政治と行政に対する痛烈な批判であり、私どもはその声に謙虚に耳を傾け、真摯に取り組まなければならないと決意を新たにしております。」


ハトポッポは、所信表明演説で、全国民に対して、こう明言したのだ。「政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない」、これが自身の「友愛政治」の原点だと、全国民に対して「宣言」したのだ。沖縄の平和を愛するオジィやオバァたちが、13年間も辺野古で座り込みを続けて来たのは、かけがえのない「ちゅら海」を大型ダンプカー340万台ぶんもの土砂で埋め立てて、戦争のための基地を造るなんてガマンできないっていう「政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点」そのものだ。そして、この移設計画は、ハトポッポが言うところの「最も大切なことをおろそかにし続けてきた政治と行政」が取り決めたことなのだ。

これで、ハトポッポが、選挙中に沖縄の人たちに約束した「最低でも県外移設、できれば国外移設」っていう公約を反古にするようなことをしたら、辺野古に暮らすオジィやオバァたちは「政治には弱い立場の人々、少数の人々」には含まれないってことになるし、さらに言えば、ハトポッポは、自民党の売国議員どもとおんなじで「票集めのために心にもないことを口約束したペテン師」ってことになる。東京に住んでるあたしだって、ハトポッポが「最低でも県外移設、できれば国外移設」って連呼したから民主党を支持したワケで、とりわけ沖縄の人たちにしてみれば、この問題が支持政党を決める要因の大部分を占めてたハズだ。

それが、政権交代が実現してホッとしたのもトコノマ、閣僚が次々とバラバラなことを言い出し、フランケン岡田に至っては、「鳩山代表が選挙中に発言したことは公約じゃない」とか言い出す始末。そして、カンジンのハトポッポにしても、こうした閣僚のバラバラな発言に対して、叱責するなり、訂正させるなり、明確に自分の意思表示をするなり、何らかの対応をすれば沈静化もするのに、さらに国民を不安にさせるような曖昧な言葉しか発しない。小沢一郎だの、官僚だの、バックの支持母体だの、いろいろと気を使わなきゃならないのは分かるけど、総理大臣になったハトポッポが誰よりも気を使うべき相手は、衆院選で民主党に1票を投じたあたしたち国民じゃないの?

‥‥そんなワケで、国民の大きな期待を背負ってスタートした鳩山政権だったけど、今回の「喜怒哀楽」のアンケート結果がハッキリと表わしてるように、ハトポットに対する国民の評価は、喜んでる人と怒ってる人、期待してる人と裏切られたと思ってる人とに、クッキリと二分された。それもこれも、すべては、ハトポットの優柔不断で曖昧な言動が原因だろう。どうせ十数億円もの資産があるんだし、ママからも何億円ももらってるんだし、死ぬまで働かずに毎日ずっと豪遊できるほどの大金持ちなんだから、今すぐに政治家なんか辞めても失うものなんか何もないじゃん。それなら、くだらない人脈や金脈なんかに縛られることなく、自分の思い通リにやっちゃえばいいじゃん。お金は腐るほど持ってんだから、あとは、100年後、200年後の教科書に、「2009年の歴史的な政権交代によって誕生した鳩山政権が、21世紀のリーダーであった鳩山由紀夫首相のもと、長年国民を苦しめて来た在日米軍基地を次々と返還させ、全国各地の原発を次々と閉鎖させ、現在の平和と美しい自然、そして本当の民主主義国家の礎を築いてくれたのです。」って書かれるように、初志貫徹で突っ走っちゃえばいいじゃん。それに、自分自身が連呼した「普天間飛行場の県外移設、海外移設」っていう簡単な約束すら実現できないような能無しなら、トットと政治家なんか辞めちゃって、「楽」で1位になった「こども店長」に総理大臣を代わってもらったほうがマシだと思う今日この頃なのだ(笑)


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2009.12.02

自民党の鳩山邦夫氏も母から9億円

「自民党の鳩山邦夫氏も母から9億円」(世田谷通信)

鳩山由紀夫首相が過去5年間に渡って母親から約9億円の政治資金提供を受けていたとされる問題で、母親は鳩山首相の弟の自民党、鳩山邦夫元総務相にも同額の資金提供をしていたことが分かった。母親による資金提供は、兄弟ともに毎月1500万円ずつ現金で行なわれ、双方とも総額は少なくとも9億円に上るという。 この問題では、鳩山首相が母親から受けた政治資金を会計責任者が虚偽記載していたとして問題になっているが、弟の鳩山邦夫氏の政治資金報告書にも母親からという記載はなく、鳩山首相と同じく他人の名義などに書き換えて虚偽記載していた疑いが強まっている。自民党の谷垣禎一総裁は、この問題で鳩山首相を厳しく糾弾していたが、自民党内からもまったく同様の問題が起こってしまったということは、与党と国民に謝罪する義務が生じるだろう。(2009年12月2日)


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浜岡原発で作業員23人が被ばく

「浜岡原発で作業員23人が被ばく」(世田谷通信)

浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)で、1日、高濃度の放射性廃液が大量にあふれ出す事故が起こり、作業員23人が被ばくした。中部電力の発表によると、1日午後4時15分ころ、浜岡原発3号機の原子炉補助建屋内の地下2階で、放射性廃液を濃縮して貯蔵するタンクの点検作業をしていたところ、廃液漏えいの警報が作動したため確認すると、この部屋を含めた合計4部屋で高濃度の放射性廃液があふれ出しており、現場の作業員23人が被ばくしたという。あふれ出した高濃度の放射性廃液は合計約53リットルで、放射能量は約12億ベクレル。国への報告基準は「370万ベクレル以上」と定められており、今回の漏えい量は基準値の300倍を超える。中部電力では「被ばくは微量で人体に害はない。漏えいは放射線管理区域内だけで外部への影響はない」と事故が起こるたびに繰り返されてきたお決まりのコメントを出したが、全国各地の原発であとを絶たない放射性廃液の漏えい事故に、原発周辺の住民の不安はつのるばかりである。(2009年12月2日)


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漢方薬騒動顛末記

11月29日の日記、「漢方薬に関するデマ」に関して、どうも、あたしの言わんとしてることが一部の人に正しく伝わってないようで、「保険が適用されている漢方薬は、市販もされている市販品類似薬なんですよ」っていう分かりきった内容のメールが何通も届くので、まずは、もう一度、11月29日の日記の主旨を繰り返しておく。


1.仕分け人と厚生労働省の担当者による63分間の会議の中で、仕分け人側から「漢方薬を保険から除外すべき」という文言は一度も出て来ない。

2.厚労省側の「市販品類似薬は保険外にするという方向に決まったのか?」という確認の質問に対して、仕分け人側は明確に否定している上に、どのような方向に進めて行くのかという「方向性」すら何も決まっていないと明言している。

3.最終的には、15人の仕分け人のうち11人が賛成したため、「評価コメント」には「市販品類似薬は保険対象外とすべき。単価比較をすれば、市販品の方が安くなるデータもある。材料の内外価格差も同様。」と書かれているが、これは「決定」ではなく、あくまでも仕分け人チームによる結論でしかない。

4.また、総括にあたる「とりまとめコメント」には、「市販品類似薬を保険外とする方向性については当WGの結論とするが、どの範囲を保険適用外にするかについては、今後も十分な議論が必要である。」と補足してあるので、今後、政府が「除外すべき」という判断を下したとしても、すべての市販品類似薬を除外するわけではない。


こうした全体の流れを見れば、とりあえず「市販品類似薬を保険外とすべき」って方向にはなったけど、何もすべての市販品類似薬を明日から除外するって言ってるワケでもなければ、ましてや「漢方薬をすべて除外する」なんてヒトコトも言ってないことが分かるだろう。ニュアンスを正確に伝えるとすれば、「こうした市販品類似薬の中には、病院で処方しても患者が飲み残すようなムダなものもあるから、除外すべきものとそうでないものとに区分けするために、今後は国民的な議論を十分に尽くして行く必要があるのではないか」って、こんな感じの結論だ。

ようするに、まだ何も決まってないどころか、単に「提案」が出されただけなのに、こんな段階で、あたかもすでに「すべての漢方薬が保険から除外されることが決定した」かのように大騒ぎするのは、誰がどう見たって過剰反応だし時期尚早だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まず初めに言っとくけど、母さんもあたしも病院で漢方薬を処方してもらってるから、漢方薬が保険から除外されたらとっても困る。だから、今回のニュースや署名の話を聞いた時には、「こりゃあ大変なことになった!」と思って、できる範囲で協力しなきゃって思った。だけど、実際に、11月11日に行なわれた「後発品のある先発品などの薬価の見直し」っていう仕分け会議の音源を聞いてみたら、最初から最後まで63分間ぜんぶ聞いても、仕分け人の誰1人として「漢方薬を保険から除外すべき」だなんてヒトコトも言ってなかった。それどころか、最後に厚労省側から出た「市販品類似薬は保険外にするという方向に決まったのか?」っていう確認の質問に対しても、仕分け人側は明確に否定してた。

だけど、各新聞の報道は、どれも、すでにすべての漢方薬が保険から除外されることが決定したかようなニュアンスの書き方をしてるし、それに対して各方面から批判が集中してるっていうことばかり書きたて、実際の会議の内容にはまったく触れてない、あまりにも公平性に欠ける内容だった。そして、署名の文言も、すでに決定したかのように書かれてた。たとえば、「このまま進むと漢方薬が保険から除外されてしまうおそれがあるので」とかって表現なら理解できるけど、まだ方向性も決まってないもの、これから議論を始めてくって言ってるものに対して、すでに結論が出ちゃってるように報道したり、署名を募ったりするのは、すごくおかしな話だと思った。

今回の会議は、他の事業仕分けとおんなじに、財務省が作成した「論点ペーパー」を下敷きにして行なわれたんだけど、その「論点ペーパー」の55ページの「市販品類似薬の薬価は保険外とする」ってとこには、「湿布薬、うがい薬、漢方薬」って明記してある。もうちょっと詳しく言うと、「湿布薬、うがい薬、漢方薬などは薬局で市販されており、医師が処方する必要性が乏しい」っていう1つの意見と、「高齢者の半分近くが処方された薬を飲み残しており、その分、無駄に公的支出が行われている」っていうもう1つの意見から、「国民の税金・保険料で持ち合う公的医療保険の対象として、湿布薬、うがい薬、漢方薬などは薬局で市販されているものまで含むべきか、見直すべきではないか」っていう提案がされてる。

そして、この「論点ペーパー」を下敷きにして議論が行なわれたワケだけど、仕分け人側は誰1人として「漢方薬」って言葉を使わずに、「ビタミン剤、湿布薬、うがい薬などの」って言ってる。そして、その発言内容も、「論点ペーパー」に書かれてる「湿布薬、うがい薬、漢方薬などは薬局で市販されており、医師が処方する必要性が乏しい」っていう論点じゃなくて、単に「飲まずにムダにしてしまう薬まで保険でカバーすべきか」って論点で議論してる。

こうした事実とか、民主党が漢方薬を推進してる立場だってことから推察すれば、この会議において、仕分け人側は、財務省の作成した「論点ペーパー」を下敷きにしつつも、財務省サイドに気配りしつつも、湿布薬やうがい薬などと、医師の処方が必要な漢方薬とを明確に分けて考えてることが分かる。そして、最終的な「評価コメント」では、この項目に15人のうち11人が賛成したから、「市販品類似薬は保険対象外とすべき。単価比較をすれば、市販品の方が安くなるデータもある。材料の内外価格差も同様。」って書いてるけど、そのあとの「とりまとめコメント」で、ちゃんと「市販品類似薬を保険外とする方向性については当WGの結論とするが、どの範囲を保険適用外にするかについては、今後も十分な議論が必要である。」って補足してる。

63分の音源をぜんぶ自分の耳で聞き、その上でこの「評価コメント」を読めば、中学生レベルの国語能力のある人間なら、誰も「すべての漢方薬が保険から除外する方向に決定した」なんていう激しく飛躍した解釈なんてしないハズだ。だって、この流れと結果を見れば、普通の感覚なら、誰もが「まだ何も決まってないけど、これからムダを省くための見直しの議論が始まるんだな」って思うだけだし、仮に「市販品類似薬は保険対象外とすべき」ってことが、今後、政府で決定されたとしても、それでも、すべての市販品類似薬を十羽一絡げにして除外するんじゃなくて、ちゃんと時間を掛けて国民的な議論を十分に行なって行き、除外すべきものとそうでないものとをキチンと区分けしてくってことくらい、誰にでも理解できるからだ。

ようするに、今回の事業仕分けの結果を見て、ヒステリックに大騒ぎしてる人たちってのは、実際の会議の音源を聞かずに、会議の現場でどんなやりとりがなされたのかは無視して、財務省が作成した「論点ペーパー」に書かれてる内容と、最終的な「評価コメント」の「市販品類似薬は保険対象外とすべき。単価比較をすれば、市販品の方が安くなるデータもある。材料の内外価格差も同様。」ってとこの「市販品類似薬は保険対象外とすべき。」って部分だけを見て、その内容を拡大解釈して、過敏に反応してるだけなのだ。ハッキリ言って、「削減ありき」で作成された財務省の「論点ペーパー」には、この問題に限らず、他の事業に関しても、トンデモなことがたくさん書かれてる。だけど、そんなもんをいちいち指摘して大騒ぎしてたら、完全に収拾がつかなくなる。

「論点ペーパー」なんてものは、あくまでも参考程度のもので、実際には、会議の現場でのやりとりが最優先される。だからこそ、密室じゃなくて公開の場で議論してるんだし、あとから音源を聞くこともできるワケだ。ようするに、あたしたち国民が証人になるってことだ。それなのに、現場でのやりとりの内容を完全に無視して、あたかも「論点ペーパー」に書かれてることだけがすべてみたいに論じるなんて、それなら、仕分け人なんていらないじゃん。「論点ペーパー」を作ってる財務省の官僚が、各省庁や法人の担当者を呼び出して、密室でやればいいじゃん。

繰り返すけど、母さんもあたしも病院で漢方薬を処方してもらってるから、漢方薬が保険から除外されたらとっても困る。今でもギリギリの生活をしてるのに、そんなことになったら、もうお薬を買うことはできなくなる。だから、ホントにすべての漢方薬が保険から除外されるっていうのなら、あたしだって黙ってない。だけど、実際の会議の内容を聞いたら、「今すぐに漢方薬が保険から除外されることなんてアリエナイザーだ」ってことは猿にでも分かるし、「市販品類似薬の中には保険対象外とすべきものも含まれてると思われるので、今後、ムダを省くために国民的な議論が必要である」ってことが結論だってことも猫にでも分かる。それなのに、これを思いっきり偏向的に拡大解釈して、「漢方薬が保険から除外される方向に決定した」だなんて報じたマスコミは、完全に意図的な扇動をしたとしか言わざるをえない。

さらには、「何万人が署名した」だなんて報じてる新聞の記事を見て、あたしは、真性のアホかと思った。こんなことは大ゲサに報じるのに、なんで普天間飛行場の辺野古への移設に反対してる何十万という署名については報じないのか。なんで六ヶ所村の核リサイクル施設に反対してる何十万という署名については報じないのか。なんで山口県の上関原発の建設に反対してる何十万という署名については報じないのか。こうした事実ひとつを見ても、今回のマスコミの報道内容が意図的に操作されたものだってことが分かるし、アッチとコッチとソッチの癒着ぶりが手に取るように分かる。

‥‥そんなワケで、たとえば、今回の「後発品のある先発品などの薬価の見直し」っていう仕分け会議の内容に関してなら、こんな、まだ何も決まってない漢方薬のことなんかよりも、後発品の問題のほうが遥かに重大だと思う。あたしも、複数の医療関係者の方々から指摘していただいて初めて知ったんだけど、ニポンでは後発品の認可基準が甘いため、後発品の中には粗悪なものも含まれてるそうだ。だから、後発品を使いたがらないお医者さんも多いそうだけど、この会議の中では、後発品の安全性を質問した仕分け人に対して、厚労省の担当者は「後発品に関しては、すべて新薬と同じ検査や手続きをしているので、安全性にはまったく問題がない」って答弁してるのだ。正確に言うと、「事務的な手続きに関しては、新薬がクリアしてるために多少は省略する部分もある」としながらも、実質的な検査とかに関しては、すべて新薬とおんなじに厳しくやってるから、安全性にはまったく問題がないって答弁してる。

で、仕分け人のほうは、「できるだけ価格の安い後発品を使うようにして公的な支出を抑えたい」ってことを提案してるワケだから、この厚労省の担当者の答弁を聞いて、「後発品も先発品と同レベルの安全性なんだ」「後発品も先発品と同レベルのクオリティーなんだ」って信じ込んで、「病院のお医者さんや開業医はできるだけ後発品を使うようにする」「各メーカーは先発品の価格を後発品の価格に近づけるように努力する」っていう結論を出しちゃったのだ。

厚労省の担当者が言ってるように、ホントに後発品も新薬とおんなじ厳しい検査をしてて、安全性にまったく問題がないってことが真実ならいいけど、もしも、あたしにメールをくださった医療関係者の方々が指摘してるように、「ニポンでは後発品の認可基準が甘いため、後発品の中には粗悪なものもある」ってことのほうが真実なら、これはトンデモナイことになる。患者の立場としては、たとえ2倍の値段がしたって、安全性が担保されてるお薬のほうを処方してもらいたいに決まってる。だけど、こんなことが政府で決められちゃったら、あたしたちは有無を言わさずに後発品を処方されちゃうオソレもあるのだ。そして、もう1つ、今回の「評価コメント」の結論の中には、こんな一文もある。


「処方された薬を全て保険適用にすべきではなく、数量の制限、金額の制限を導入すべき。」


これまた、中学生レベルの国語能力があれば誰にでも理解できるように、読んで字のごとくだ。こんなことが政府で決められちゃったら、患者の収入や状況に関係なく、高額なお薬を必要とする病気の人は、みんな一定ラインより上のお薬代が実費ってことになっちゃう。そしたら、お金持ちはどんな病気になっても安心だけど、貧乏人はお薬代の安い病気だけを選んでかからなくちゃなんない。でも、現実には、そんなことはムリだ。結局、今でさえもお金がなくて病院に行けない人たちがたくさんいるってのに、もっと医療格差が広がるってワケだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、まだ何も決まってない漢方薬のことなんかに過剰反応してるヒマがあるんなら、こっちの「国民にとって遥かに重大な2つの問題」に対してこそ、声をあげるべきだと思う。粗悪な後発品が実在するかどうか、まずは徹底的に実態調査をした上で、ニポンの後発品の認可基準を欧米並みに厳しくすることが先決で、それができて、初めて医療の現場に後発品を優先的に使うように指示すべきだと思う。そして、これ以上、医療格差を広げるようなお薬代の金額制限なんか、絶対に導入すべきじゃないと思う。これが、自分の耳でちゃんと会議の音源を聞いたあたしの結論だ。そして、疑り深いあたしには、まだ何も決まってない段階での今回の異常な漢方薬騒動は、もしかしたら、この2つの重大な問題から国民の目をそらすためのオトリなんじゃないかとも思えて来る。とにかく、くだらないバカマスコミの扇動報道なんかに踊らされる前に、まずは自分の耳で、実際の会議の音源を聞いてみて欲しい。63分間の音源をぜんぶキチンと聞いてみれば、「漢方薬が保険から除外される」なんて言い出すアホは1人もいなくなると思うし、このバカ騒ぎの影に隠されたホントの問題点が見えて来ると思う今日この頃なのだ。


「後発品のある先発品などの薬価の見直し」の音源
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8782740


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2009.12.01

ジャパンカップダートで使徒殲滅!

オトトイの日記の冒頭に「獲ったどぉ~~~!」って書いたら、あたしが勝手に競馬の師匠だと思ってる石川喬司先生が、わざわざ「おめでとう」のメールをくださった。


件名: 三連勝おめでとう!
日時: 2009年11月29日
秋のGⅠ総ナメの輝く三連勝、おめでとう!
閃きが衰えっぱなしの後期高齢ウマキチの私は、別の入り口であるデータ分析から霊感美女ピュアキュアキッコと似たような結論に幸運にも近づき、3枠の2頭から10番オウケンブルースリ、16番コンデュイット、それにキッコつながりで松岡騎手のマイネルキックを絡めた三連複・三連単馬券をささやかに購入、吉川英治ばりに右のポケットの軍資金を左のポケットに<幸運な配当金>として移動させ、<心理的配当>を楽しみました。オウケンブルースリの父親はジャングル<ポケット>、日本ダービーやJCを制した優駿でした。
これから愛蔵のウオッカを、オーナーの谷水さんが言うように谷の水で割らないピュアなままで味わおうと思います。
思い出の有馬記念まで、気が向いたらまた素晴らしく刺激的な<きっこパドック>を楽しませてください。


石川先生、いつもありがとうございます♪‥‥ってワケで、いつもウイットに富んだステキなメールをくださる石川先生だけど、メールのやりとりをしてない人には分からない部分もあると思うので、以前、いただいたメールの中から、注釈的な部分もご紹介しちゃう。


「むかし吉川英治は競馬場へ行くときは右のポケットに軍資金を入れておいて、運良く的中すれば配当金を左のポケットに入れ、右のポケットがカラになると、あとは楽しくレースを見るだけ。左のポケットの分は「儲かった」と考え、そちらも空っぽのままであっても、楽しんだだけトクをしたと嬉しそうに笑っていたそうです。」

「私は競馬の喜びには<金銭的配当>と<心理的配当>があって、エキサイティングなレースを観せられたたときには、たとえハズれても後者をたっぷり味わえると主張しています。」

「ウオッカの馬主は谷水という硬骨の二代目牧場経営者で、持ち馬には「タニノ○○○○」という冠名を付けることにしているのですが、ウオッカに限っては、「名酒を個人名の谷水で割っては味を損なう」という理由で止めにした、とご本人からうかがって、ずっと応援しています。」


あたしが生まれる前から競馬に親しんでて、数々の競馬関連の名著も書かれてる石川先生は、単に競馬のことに詳しいだけじゃなくて、競馬を愛する心が素晴らしいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、「エリザベス女王杯」でのテイエムプリキュアのがんばりや、「ジャパンカップ」でのオウケンブルースリの底力を目の当たりにして、ジョジョに奇妙に「心理的配当」の喜びも分かって来たけど、まだまだ「金銭的配当」のほうが遥かに重馬場なあたしとしては、楽しく予想して楽しく観戦するのはもちろんだけど、やっぱり、右も左も前も後ろもぜんぶのポケットをお札で膨らませたい(笑)‥‥ってことで、今日は、昨日の予告通りに、「エヴァンゲリオン」の第拾弐話「奇跡の価値は」に照らし合わせて、今度の日曜日の「ジャパンカップ ダート」の予想を発表しちゃう。で、まずは、昨日の時点で登録されてる馬の名前をズラーッと挙げてみるけど、これが、31頭もいるのだ!


アドバンスウェイ
アドマイヤスバル
アンダーカウンター
エスポワールシチー
オーロマイスター
ガブリン
キクノサリーレ
クリーン
ケイアイテンジン
ゴールデンチケット
サクセスブロッケン
シルクメビウス
スーニ
ダイショウジェット
ダノンカモン
ティズウェイ
ネイキッド
ビクトリーテツニー
ペプチドルビー
ボンネビルレコード
マイネルアワグラス
マコトスパルビエロ
マルブツリード
メイショウクオリア
メイショウトウコン
ラヴェリータ
ロールオブザダイス
ワンダーアキュート
ワンダースピード
ワンダーポデリオ
ヴァーミリアン


ちなみに、この他にも、サマーバードとテスタマッタっていう馬も登録されてたんだけど、サマーバードは練習中に骨折しちゃって、テスタマッタはノドを痛めちゃって、それぞれ登録を取り下げたそうだ‥‥ってことで、あたしは、まずは、一番好きなアスカに該当する馬を探してみたんだけど、どうもピンと来る名前の馬がいないな~って思ってたら、最後の最後にいた! そう、ヴァーミリアンだ! ヴァーミリアンてのは「朱色」って意味で、アスカの弐号機は「赤」と「朱色」のツートンカラーだ。それで、このヴァーミリアンて馬の血統を調べてみたら、お母さんがスカーレットレディって名前で、親子そろって赤系の色に関係してた。

これは、ママに見て欲しくて、ママにほめてもらいたくて、必死にエヴァンゲリオンに乗り続けて来たアスカにバッチリと通じてるし、「バーミリアン」じゃなくて「ヴァーミリアン」て表記してるとこが、エヴァンゲリオン風味を醸し出してる。ま、「バーミリアン」なんて表記にしたら、桃のマークの中華のファミレスと間違えられちゃいそうだけど(笑) ただ、この馬は、オスなのだ。でも、「ジャパンカップ」を制したウオッカは、シンジの初号機に該当するのにメスだし、2着になったオウケンブルースリは、レイの零号機に該当するのにオスだ。だから、馬の性別は気にしないでいいと思う。

そして、もう1頭、あたしがコジツケでアスカだと思ったのは、ロールオブザダイスだ。これは、アスカと言えば稲垣早希ちゃん、稲垣早希ちゃんと言えばブログ旅、ブログ旅と言えばサイコロ‥‥ってことで、ソートー苦しいコジツケだけど、これはまったく気にしないでいい。あたしがピンと来たのは、あくまでもヴァーミリアンであって、ロールオブザダイスは、ムリヤリに見つけただけだ。それに、こないだ書いたように、早希ちゃんは、今、「西日本横断ブログ旅」の最中で、そのスタート地点は兵庫県の「有馬温泉」だから、早希ちゃんの動向が競馬に関係して来るのは、今年最後の「有馬記念」てワケで、それまでのレースには関係しない。

ちなみに、あたしは、ロールオブザダイスって名前を見て、すぐに映画の「ロードオブザリング」を思い出しちゃったんだけど、これとおんなじで、NHKで始まった司馬遼太郎の「坂の上の雲」のドラマの番宣を見るたびに、あたしは、「崖の上のポニョ」を思い出しちゃう。「坂の上の雲」と「崖の上のポニョ」って、ものすごく似てるよね。そのうち、NHKのアナウンサーが、「坂の上の雲」って言おうとして、つい「坂の上のポニョ」って言っちゃいそうで、NHKの生の番宣から目が離せない今日この頃だ(笑)

‥‥そんなワケで、まずはアスカの弐号機が決まったワケで、続いては、シンジの初号機だけど、ザッと見た感じ、「シンジ」や「初号機」に直接関係する名前の馬は見当たらない。ケイアイテンジンがエスアイテンジンなら、「SI」、つまり、「シンジ・イカリ」のイニシャルになるんだけど、「KI」だから忌野清志郎になっちゃう。他にエヴァンゲリオン関連て言うと、マコトスパルビエロが日向マコトに関係してるけど、「奇跡の価値は」では、日向マコトはやっぱりチョイ役で、シンジにも重要部分にも絡んで来ない。

それで、あたしは、名前とか色とかの普遍的なことじゃなくて、「奇跡の価値は」にだけ出て来る印象的なコトガラを考えてみたら、やっぱり、初号機が走るシーンだった。昨日の日記にも「この回は、今までに見たこともないほどのスピードで、3機のエヴァンゲリオンが走るシーンが見もので、高圧線を飛び越えて行くとこなんか、まるで競馬の障害レースのようだ」って書いたけど、特にシンジの初号機が凄い。サイボーグ009が奥歯の加速スイッチをカチッと入れたみたいに、一瞬、残像を残して加速してく。最初に初号機に乗った時には、二足歩行もできずに倒れてたシンジが、ここまで成長したってことも感慨深いシーンだ。

そんなこんなで、疾走する初号機のイメージからピックアップすると、真っ先に目についたのが、ワンダースピードだ。あまりにもダイレクトな名前で、状況にハマリすぎだ。だけど、ちょっと安易すぎるし、どうもピンと来ない。あの初号機の加速は、ワンダースピードって感じじゃなくて、何て言うか、もっとシビアな「最速」って言葉が似合うようなイメージなのだ。それで、あたしは、1頭1頭の馬の名前をジックリと見てったら、最初はウッカリと見過ごしてたけど、あまりにもテンポイントな馬‥‥じゃなくて、あまりにもピンポイントな馬を見つけちゃった。それは、ボンネビルレコードだ。

ボンネビルってのは、ケント・デリカットの故郷、アメリカのユタ州にある場所で、巨大なソルトレイク(塩湖)がある。で、テレビとかで見たことがある人も多いと思うけど、真っ白な塩湖の上で、ロケットみたいなカウルをつけたバイクとか、近未来の乗り物みたいな空力ボディのマシンとかが、時速350キロだの400キロだので走って、地上の世界最速を目指す場所だ。「ボンネビル・スピードトライアル」って言って、F1マシンとかも最高速トライアルをしてる。つまり、ボンネビルレコードって名前は、まさしく「地上の世界最速」って意味で、これこそが、最高速で疾走して、遥か彼方に落下して来た第10使徒サハクィエルをミゴトに受け止めたシンジの初号機にふさわしい馬ってことになる。

‥‥そんなワケで、ここまでの予想をマトメると、アスカの弐号機に該当する候補は、ヴァーミリアンとロールオブザダイスだけど、あたしがピンと来たのはヴァーミリアンのほうで、シンジの初号機に該当する候補は、ワンダースピードとボンネビルレコードだけど、あたしがピンと来たのはボンネビルレコードのほうだってことだ。だけど、これは、あくまでも「出走馬も枠順も決まってない今の時点での予想」ってワケで、あたしのピンと来た馬が、出走できるかどうかは、まだ分からない。たとえば、ヴァーミリアンが出走できなくて、ロールオブザダイスが出走できた場合には、この馬をアスカの弐号機と考えてもいいのか?って言われると、今は何とも言えない。それに、両方が出走できない可能性だってある。

だから、今の時点で言えることは、ヴァーミリアンとボンネビルレコードが出走できて、さらに、それぞれが、アスカや弐号機、シンジや初号機に関連した馬番だったり、枠の色だったり、騎手だったり、厩舎だったりっていうプラスアルファの演出が組み合わされば、このリーチは激アツに発展するような気がする‥‥ってことだけだ。で、勘のいい皆さんはウスウス気づいてるかもしれないけど、3機のうち2機に該当する馬の名前しか発表してない段階で、こうしてマトメに入っちゃってることからも分かるように、あたしは、どうしても、レイの零号機に該当する馬がピンと来ないのだ。

で、ここでリトル振り返ってみると、「ジャパンカップ」の時、あたしがピンと来たのは、2着になったオウケンブルースリと3着になったレッドディザイアの2頭で、1着になったウオッカに関してはぜんぜんピンと来なかった。そして、夢のお告げがあった「エリザベス女王杯」の時も、あたしが感じたのは、2着になったテイエムプリキュアと3着になったブエナビスタの2頭だけで、1着になったクィーンスプマンテに関しては何のお告げも感じなかった。つまり、これまでの流れを振り返ると、あたしは、他力本願な「予知能力もどき」の場合も、自力でエヴァンゲリオンにシンクロさせて考える「コジツケ予想」の場合も、どっちも2着と3着の馬しか当たらないってことになる。

それで、あたしは、11月16日の日記、「夢の続き」の中に書いたように、「大勢(たいせい)に影響が出ないこと」が大切なんじゃないかって感じたのだ。お告げにしろ、コジツケにしろ、1着になる馬が当たれば、中には莫大な金額をその馬の単勝に賭ける人も出て来るかもしれないし、1着が分かれば、馬連でも3連単でも絞りやすくなる。そして、そんな買い方をする人がたくさん出て来たら、オッズも変わっちゃうだろうし、完全に大勢に影響が出ちゃう。

でも、2着と3着が分かるだけなら、確実に獲りたければ、「ジャパンカップ」の時のあたしみたいに、ぜんぶの馬に3連複で流すしかないワケで、配当も安くなっちゃう。あたしは、最初は「100円が24600円になった!」って大喜びしたのもトコノマ、払い戻しに行ったら2460円しか出て来なくて、帰って来たら、たくさんの人から「きっこさん、24600円じゃなくて2460円ですよ(笑)」っていうツッコミのメールが届いてて、あわてて昨日の日記を書き直した(笑)

あたしの場合、お告げがあったオトトシの「有馬記念」の時は、1000円買ってたからなんだけど、マツリダゴッホの単勝が5万円以上になったし、こないだの「エリザベス女王杯」の時は、100円が10万円以上になったから、今回の「ジャパンカップ」は、3頭とも当たったから高い配当だって思い込んじゃって、2460円て金額を見た瞬間に、これの10倍もらえるってカン違いしちゃったワケだ。でも、実際には、「エリザベス女王杯」の時が特別だっただけで、たとえ3頭とも当たっても、そこそこ人気のある馬が2頭含まれてる3連複だと、そんなに凄い配当にはならないってことが分かった。

逆に言えば、苦労して1着から3着までの馬を予想して3連複や3連単を買うよりも、配当のいい単勝を買ったほうがいいってことになる。さらに言えば、18頭ぜんぶの馬の単勝を1000円ずつ買っても、1着になった馬の配当が18倍以上だったら儲かるワケだ。19倍や20倍ならちょっとしか儲からないけど、オトトシの「有馬記念」のマツリダゴッホみたいに50倍以上になれば、18通リ買ったって十分に儲かる。だから、もしも、あたしが1着になる馬を高確率で言い当てることができたら、みんな、その馬の単勝だけを買うようになり、18倍以下でも儲かることになり、大変なことになっちゃう。つまり、大勢に影響が出ちゃうってワケだ。

‥‥そんなワケで、もしも、1着になる馬を高確率で当てられるようになっちゃったら、これは、大宇宙のナンタラカンタラにも逆らうことになりそうだし、タイムマシンのパラドックスも発生しちゃいそうだし、ヘタしたらロボット三原則にも抵触しちゃうかもしれない。あたしはロボットじゃないけど(笑)‥‥ってワケで、だからこそ、あたしは、お告げにしろ、コジツケにしろ、2着と3着になる馬しかピンと来ないようなシステムになってるような気がする。そして、そう考えると、今度の「ジャパンカップ ダート」に、もしも、ヴァーミリアンとボンネビルレコードが出走できたとしたら、この2頭は2着と3着になって、レイの零号機に該当する馬が1着になるような気がする今日この頃なのだ。


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