巨星、堕つ
いつもは、年末年始はずっとお仕事なんだけど、今年からは人並みの生活をしようと思って、今日、30日で仕事納めにした。で、明日の大晦日と、お元日と2日の計3日をお休みにした。大晦日の深夜までお仕事して、お元日と2日だけお休みにしたことはあるけど、年内のうちにお休みするのなんて、10年ぶり以上になる。その上、今日は、現場でお仕事してたワケじゃなくて、知り合いの事務所にこもってて、1日中、パソコンで作業してた。「それなら自分の家でやればいいじゃん」てツッコミを入れられそうだけど、ご存知の人はご存知のように、あたしのパソコンは、メインのデスクトップとサブのノートが、ちょっと前に連続クラッシュしちゃって、今は、10年近くも前のポンコツマシンをメモリーだけ増設して間に合わせに使ってる。
だから、遅いの何のって、多少は改善された「サンシャイン牧場」くらいなら、そんなにイライラすることもなくなったけど、「動物パラダイス」改め「アニマルパラダイス」をやろうとすると、鼻チョウチンで居眠りしたモンキーの絵のままで、いつまで経っても先へ進まない。新しくできた「サンシャイン深海」でも、タコの洞窟の中の空気を発射するゲームをやってると、シルバーアロワナとサンマをゲットしたあたりで、ジョジョに奇妙に動作が遅くなって来て、そのうちにストロボっぽい動きになっちゃう。それ以前に、「ウインドウズ」って名前のOSのクセに、複数のウインドウをひらくことができない。「きっこの日記」と「きっこのブログ」を同時にひらくくらいならできるけど、YOU TUBEとかの動画を見ながら別のウインドウをひらこうとすると、早くても1分以上は掛かる‥‥つーか、YOU TUBEを見てるだけでも、バァッファが追いつかなくなったりもする。
今までは、画面の左上でYOU TUBEの動画を見つつ、左下で麻雀ゲームをしつつ、右上で「きっこの日記」を書きつつ、右下でお仕事したりしてた。だから、ついついマルチウインドウのクセがついちゃってるんだけど、サスガに、10年近くも前に壊れたポンコツを押し入れから引っ張り出して来て、テキトーに直しただけの間に合わせマシンなので、あまりにも遅い。その上、ディスプレイだけは、VAIOのデカくて新しいのを使ってるから、ムダに画面がキレイで、だからこそヨケイにイライラしちゃう。見た目からしてポンコツの車なら、スピードが出なくても納得できるけど、見た目は最新型のスポーツカーなのに、運転してみると激しく遅い‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、今日、知り合いの事務所に行って、使ってないパソコンを借りて、自分のお仕事をしてたんだけど、「Windows 7」ていうのかな? ウインドウズの最新のOSは、完全にストレスフリーの速さだった。それで、お仕事をしながら、YOU TUBEを見てみたり、画像ファイルが多くて重たかった自分のファイルを整理したり、「サンシャイン牧場」に収穫に行ったり、うちのパソコンからだと重たくてアクセスする気にならない人たちのブログを覗いたりって、この際だから、重たいことをカタッパシから片づけちゃった。もちろん、カンジンのお仕事に関しても、入力だけして山積みにしてた半年ぶんのデータをすべて整理して、気持ちよく新年を迎えられることになった。
で、この事務所ってのは、今年、あたしが一番多く一緒にお仕事をしたN子の事務所で、N子と言えば、人の言ったことを聞き間違えることでオナジミだ。前にも、「トコパシのバーゲン」を「常盤橋(ときわばし)のバーゲン」に聞き間違えたり、「オーダーメイドのバッグ」を「織田無道のバッグ」に聞き間違えたって話を書いたことがあるけど、今日は、1年のシメククリにふさわしいのが炸裂しちゃった。午後になって、N子がコーヒーをいれてくれたから、ちょっと休憩してたら、事務所に顔を出したヘアメークのY太郎がやって来て、3人でナニゲない雑談になった。
きっこ 「それにしても、今年は、大物がたくさん亡くなったわよね」
N子 「マイケル・ジャクソンの急死には驚いたわね」
Y太郎 「うんうん、音楽界で亡くなった人が多かったね」
きっこ 「あたしは、特に、川村カオリさんと忌野清志郎さんの訃報がショックだったわ。あとは、これは大往生だけど、レス・ポールが亡くなったのもショックだった」
N子 「清水由貴子さん、加藤和彦さん、ノムヒョン元大統領のように、自殺も多かったよね」
きっこ 「大原麗子さん、南田洋子さん、森繁久彌さん、山城新伍さん、牟田悌三さん‥‥やっぱり、俳優さんが多かったわね。あとは、クレヨンしんちゃんの臼井儀人さんが山で亡くなったし‥‥」
Y太郎 「演劇界の森繁久彌さんを筆頭に、落語界の三遊亭円楽さん、プロレス界の三沢光晴さん、日本画界の平山郁夫さんなど、各界の大物が亡くなったのも印象的だったね」
きっこ 「まさに『巨星、堕つ』って感じの訃報が相次いだ1年だったわね」
Y太郎 「そうそう、ニュースとかで『巨星、堕つ』って言葉を何度も聞いた気がするね」
N子 「でもさあ、『巨星、おつ』って、なれなれしいっていうか、ちょっと失礼な言い方だと思わない?」
きっこ・Y太郎 「えっ?」
N子 「亡くなった人に対して言うんだから、『おつ』なんて略さないで、ちゃんと『お疲れ様』って言ったほうがいいと思うんだけど‥‥」
‥‥そんなワケで、N子は、「巨星、堕つ」の「堕つ」のことを「お疲れ様」の省略だと思ってたワケで、この言葉を耳にするたびに、N子の頭の中には、「巨星、乙」って表示されてたワケだ。これには、今まで数々のN子のトンチンカン発言を聞いて来たあたしも、N子と長年の付き合いのあるY太郎も、一緒に噴き出しちゃった。でも、この「おつ」を「お疲れ様」のことだと思い込んでたのなら、「なれなれしい」とか「失礼」だって思うのは当然だ。森繁久彌さんが亡くなった時に、「巨星、乙!」なんて言ったら、ホントになれなれしい。N子の言う通り、ちゃんと「巨星、お疲れ様でした」って言わなきゃ失礼だ。
でも、普通、こんなふうに思い込むもんなのかな? 耳で聞いただけなら、こんなふうにカン違いする可能性もあるだろうけど、30年近くも生きてくれば、スポーツ紙や雑誌の見出しとかで、一度や二度は「巨星、堕つ」って文字を目にしたことがあると思うんだけど‥‥って言っても、アベシンゾーやフロッピー麻生のように、大学を出て総理大臣にまでなったような人間でも、中学生レベルの言葉も知らなきゃ漢字も読めないんだから、20代のヘアメークが「巨星、堕つ」って言葉をカン違いしてても、そんなにおかしなことでもない感じもする。
ま、N子のことはいいとしても、問題なのは、こんなに面白いカン違いを聞かされちゃったあたしのほうだ。あたしは、これから、各界の大物が亡くなった時に、この「巨星、堕つ」って言葉を耳にするたびに、絶対に「巨星、乙」って文字に脳内変換されちゃって、不謹慎にも「ププッ!」って噴き出しそうになっちゃう気がする。マンガを描かないマンガ家の蛭子能収さんが、お葬式で木魚の音を聞くたびに笑いが止まらなくなり、下を向いて手で顔を隠して「クックックックッ‥‥」って泣いてるフリをしてゴマカシ続けてることは周知の事実だけど、あたしも、「巨星、堕つ」って言葉を聞くたびに、泣いてるフリして笑いをゴマカス必要に迫られそうな予感がする。
そんなこんなで、今年は、各界の大物が次々と亡くなった他に、「自民党」っていう政党も政権与党の座から「堕ちた」ワケだけど、これは、多くの良識ある国民が長年望んでたことだから、今年の最大のニュースになった。そして、下野したあとの自民党の右往左往ぶりを見てると、まるでギャグマンガの世界みたいで、もはや失笑しか起こらない。コイズミのバカ息子なんかに頼るしかないクセに、偉そうにハトポッポ政権を批判するなんて、あまりにも情けなくて、もはや「虚勢、乙!」って言葉しか掛けられない。
‥‥そんなワケで、1年のシメククリにこんな話題を書いてるあたしも情けないけど、明日の大晦日は、お部屋のお掃除をしたり、バスルームのお掃除をしたり、ベランダのお掃除をしたり、水槽のお掃除をする上に、母さんとお正月を過ごすための準備もあるので、想像しただけで、もうクタクタだ。だから、年末のバタバタしてる時に日記を読みに来てくれた人には申し訳ないけど、今日の日記は中途半端に短めにして、明日の日記でちゃんとシメククろうと思ってる今日この頃なのだ。
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