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2009.12.08

少女が女になる日

「ジャパンカップダート」は完敗だったけど、あたしの「コジツケ予想」に乗った人たちは、それぞれいろんなアレンジをしてても、とにかくヴァーミリアンから買ったことで、皆さん残念な結果になっちゃった。中には、あたしがピンと来たヴァーミリアンを軸にして、1着になったエスポワールシチーと2着になったシルクメビウスとの3連複っていう「激しく惜しい結果」だった人もいてヒキコモゴモだけど、勝ち負けに関係なく、皆さん競馬を楽しんでくれたみたいだ。だけど、あんなに予想外の結果だったのにも関わらず、ちゃんと「コジツケ予想」で幸せゲットした人もいたからビックル一気飲みだ。


件名:「CR 009-1」で「ワイド1-9」的中しました。
お名前:トリコ・じかけ
コメント:ブログいつも楽しみにしています。早速ですが、きっこさんの文章に後押しされて、JCダートを当てることができました。ありがとうございます。僕の狙いは3着にギリギリ追い込んでくれたゴールデンチケット(森厩舎→3頭登録)でした。獲得賞金順が下位で、出走できる可能性が低いにも関わらず、外国人の名手ルメールに騎乗依頼していたところに勝負気配を感じていたのです。結果、ゴールデンチケットより獲得賞金上位だった森厩舎の2頭が出走回避したこともあり、出走枠最後の16番目に滑り込むことができました。この時点で、きっこさんが解説してくれたエヴァンゲリオンの内容の「3人で力を合わせて任務を遂行」へのリンクを感じ、ちょっとドキドキしていました。で、枠順発表後の金曜日のブログに「CR 009-1」の話が。ゴールデンチケットは9番枠。明らかに実力最上位だと考えていたエスポワールシチーが1番枠。当初ゴールデンチケットの複勝を買う予定でしたが、「009-1」に後押しされてワイド1-9に変更、的中しました。おかげさまで複勝8・9倍がワイド23・4倍になりました。ちなみに、1~3着馬の父の名前はすべて「金=キン・ゴールド」つながりです。残り3週のG1も、いろんなヒントが散りばめられたきっこさんの文章にヒラメキをもらいつつ、予想を楽しみたいと思います。


トリコ・じかけさん、おめでとうございます♪‥‥ってワケで、トリコ・じかけさんの場合は、メールの文面からも分かるように競馬には詳しい人のようで、あたしの「コジツケ予想」とは関係なく、的中したのはご自分の推察力とヒラメキだったと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、トリコ・じかけさんの他にも数人だけ、独自の予想で的中したっていう人からのメールもいただいてるんだけど、ぜひ、ご紹介したいのが、ハズレた人からの次のメールだ。


件名:プリキュア予想もいいかも
お名前:さよ
コメント:はじめまして。いつもひそかによませていただいております、さよともうします。ジャパンカップダート、残念でしたね。でも競馬で3連勝するなんてとてもすごいことで、きっこさんの強運には驚かされました。ジャパンカップダートも、プリキュアでいってたら、ベリーちゃんが「エスポワールシャワー」でラビリンスの親分のメビウスという人をやっつけちゃう、みたいな感じでいけてたかも!なんて思ってしまいました。きっこさんの楽しい予想を読んで、私も即PATもうしこんじゃおうかな、なんて気になりかけています。有馬記念にかけての大胆予想、楽しみにしております。つたないメール、大変失礼いたしました。


件名:次はエヴァか?プリキュアか?
お名前:ただむね
コメント:こんばんは、きっこさん。私も日曜日のJCDは外してしまいました。前々回のマイルCSと前回のJCはきっこさんの予想を自分なりに少しアレンジして馬券を購入した結果、ダメダメだったので、今回は素直にきっこさんの予想通り一着・ヴァーミリアン、二着・?、三着・ボンネビルレコードの三連複を総流し(14点)で買ってみました。結果はダメだった訳ですが、いつも通りに生活に支障のない範囲の馬券購入なのでダメージは少なく済みました。レース自体はエリザベス女王杯以降続いている(JC除く)逃げ馬が馬券対象になるレースでしたので、きっこさんとは違い正直、今度も「他の騎手の連中は何やっとんじゃー!」という怒りの感想を私は持ちました。あと結果論なんでどうでもいいことなんですが、今回のJCDは一着・「エスポワール」シチー、二着・シルク「メビウス」、とフレッシュプリキュア!関連が来たんだなー、と思いました。エスポワールはキュアベリーの必殺技「エスポワールシャワー」、メビウスはプリキュア達の敵の「総統メビウス」という事ですね。エリザベス女王杯もプリキュア関連で当たったし(私、娘と息子と一緒に日曜朝はシンケンジャーからプリキュアまで見ている父親です)次のG1阪神ジュベナイルフィリーズの予想も楽しみにしています。では、また。


さよさん、ただむねさん、ありがとうございました♪‥‥ってことで、これ、昨日の日記に書こうかどうか迷ってたんだけど、もう、今年いっぱいは「エヴァンゲリオン予想」で行くって決めたから、あえて書かなかったんだよね。でも、2人の人から同様のメールが届いたってことは、他にもたくさんの人が気づいてると思ったから、やっぱり書いとくことにした。

今回、「ジャパンカップダート」の「出走登録馬」の一覧を見た時に、あたしは、「エスポワールシチー」って名前を見て、すぐにキュアベリーの「エスポワールシャワー」を連想したし、「シルクメビウス」って名前を見て、すぐにラビリンスの「メビウス」を連想した。だけど、あたしの頭の中には、何とか「エヴァンゲリオン」の「奇跡の価値は」にコジツケようっていう考えしかなかったのと、「エスポワール(希望)」や「メビウス(人名)」は、プリキュア以外にもよく使われてる言葉だから、あえて気にしないようにしてた。たとえば、「エスポワール」がつく名前のフランス料理屋さんもあるし、「ウルトラマン・メビウス」なんてのもいる。

だけど、「プリキュア」ってのは、「プリティー(可愛い)」と「キュア(手当てする/助ける)」を合体ロボさせた造語で、一番最初の「ふたりはプリキュア」が始まった時には、「「悪の魔の手からかわいらしく(プリティ)救出(キュア)する!」を合言葉に、趣味も性格も異なる2人の女子中学生が、「キュアブラック」と「キュアホワイト」に変身し、地球征服を企む悪と戦う学園アクション・ファンタジー」っていう解説があった。だから、このアニメのシリーズを指す以外に「プリキュア」って言葉を使うものはないし、「エリザベス女王杯」の時の「エイテムプリキュア」も、馬主のお嬢さんが「プリキュア」のファンだったから命名したってことだった。

それで、あたしは、自分が「プリキュア」になる夢を見た翌日に、こんな名前の馬が出走することに不思議な感覚を覚えて、これはきっと夢のお告げだと思ったら、ミゴトに的中したってワケだ。だけど、今回の「エスポワール」と「メビウス」は、「プリキュア」にしか出て来ない特別な言葉じゃないから、「プリキュアに関係した言葉が、たまたま馬の名前にも使われてた」ってだけの感覚だった。だから、あたしは、あえて触れないようにして、「エヴァンゲリオン」にコジツケたほうのことしか書かなかった。

そしたら、そのプリキュアに関係した言葉を使ってた2頭が1着と2着になっちゃったもんだから、一瞬、あたしは、「今回はエヴァンゲリオンじゃなくてプリキュアだった!」的な日記を書こうかな?‥‥って思った。だけど、これこそが「後出しジャンケン」そのものだし、それ以前に、「有馬記念まではエヴァンゲリオンで行く!」って決めた自分のコダワリにも反しちゃうから、これはスルーすることにして、昨日の日記を書いた。でも、2人の人から、この点に対するメールが届いたってことは、他にもたくさんの人たちが気づいてるワケで、もともとの「エリザベス女王杯」が「プリキュア」の夢のお告げで的中した以上、この点に触れずに先へ進むワケには行かない。

‥‥そんなワケで、今回の「エスポワール」と「メビウス」は、これをして「プリキュアのお告げ」と呼ぶには弱すぎるし、あたし的には、やっぱり、初号機が全速力で走った「奇跡の価値は」と、1番の馬が逃げ切って1着になったことのほうに重点を置いて、徹底的に「エヴァンゲリオン予想」にコダワリたいと思う。そして、JRAの「即PAT」に登録して、いつでも電話やインターネットで簡単に馬券が買えるようになっちゃったあたしは、ある意味、吉田照美よりもやる気マンマンてワケで、過ぎたレースのことなんかケロッと忘れて、さっそく今度の日曜日のG1レースに「エヴァンゲリオン予想」の照準を合わせてみた。今度のレースは、ただむねさんもメールに書いてるように、「阪神ジュベナイルフィリーズ」っていうオシャレな名前のレースで、「ジャパンカップダート」に続いて、またまた阪神競馬場で開催される。距離はおんなじ1600mだけど、今度はダートじゃなくて芝のコースだ。

ちなみに、「ジュベナイルフィリーズ (Juvenile Fillies)」ってのは、「若い少女」って意味で、「少女なら若いのは当たり前だろ?」ってツッコミを入れられそうだけど、なんて言うか、「少女」って言葉は、とっても幅が広い。5才や6才の女の子のことも「少女」って呼ぶし、中森明菜ちゃんに言わせれば、上目づかいに盗んで見てたり、思わせぶりにクチビル濡らしたりしちゃうような、いわゆる普通の17才だって「少女A」だ。一般的に、「馬の1才は人間の4才」って言われてるから、2才の馬なら人間の8才、3才の馬なら人間の12才、4才の馬なら人間の16才、5才の馬なら人間の20才‥‥ってことで、この計算で行くと、牝馬(ひんば)の場合は、2才から4才くらいまでが「少女」ってことになる。

でも、今度のレースは、その「少女」の中でも、特に「若い少女」ってことだから、2才の牝馬に限定される。だから、上目づかいに盗んで見てたり、思わせぶりにクチビル濡らしたりしちゃうような、いわゆる普通の17才の少女じゃなくて、もっともっと年齢の低い純粋な少女ってワケで、「セーラームーン」なら月野うさぎよりもちびうさ、「サクラ大戦」なら真宮寺さくらよりもアイリス、「涼宮ハルヒの憂鬱」なら涼宮ハルヒよりもキョンの妹のほうに興味を持っちゃうような、イカ臭い変質者の皆さんに人気のあるロリータ系の少女ってことになる。そんな美少女たちが18頭も集まって、1600mの芝コースを駆け抜けてくんだから、競馬ファンのみならず、ロリコンの皆さんにも注目して欲しいと思う。

‥‥そんなワケで、またまた昨日の時点での「出走登録馬」をズラーッと並べちゃうけど、今度は、前回の31頭よりもずっと多くて、ぜんぶで39頭もいる。その上、これまたあたしは1頭も聞いたことのある名前の馬がいない。だけど、そのほうが先入観に左右されずに直感的に考えられるし、純粋に楽しむことができる。それに、今回はぜんぶ女の子だから、名前もそれなりに可愛らしい馬が多い。


アグネスワルツ
アニメイトバイオ
アパパネ
アポロパステル
エステーラブ
オルレアンノオトメ
カスクドール
カレンナホホエミ
ギンザボナンザ
グリューネワルト
グレナディーン
グローリーステップ
ケイアイデイジー
サリエル
シーキングフェイム
シンメイフジ
ジュエルオブナイル
ジョディーズライン
ステラリード
ストレンジラブ
タガノエリザベート
タガノガルーダ
タガノパルムドール
ディオーサ
トーホウシンバル
ニシノモレッタ
パリスドール
フラムドール
ブルーミングアレー
プリムール
プリンセスメモリー
ベストクルーズ
マイネアロマ
ミオリチャン
メイショウデイム
メルヴェイユドール
モトヒメ
ラジャポネーズ
ラナンキュラス


ザッと見た感じでは、まず「アニメイトバイオ」に目が止まっちゃったし、「カレンナホホエミ」もたまんないし、「サリエル」なんて使徒みたいな名前だし、「ジュベナイルフィリーズ」っていう名前のレースに「ジュエルオブナイル」って馬が出走登録してることにも運命的なものを感じてる。「ストレンジラブ」なんてとってもステキな名前だし、「ミオリチャン」なんて可愛すぎるし、「ラジャポネーズ」はパスタの名前みたいで美味しそうだ。それから、ヤタラと多いのが、「カスクドール」「タガノパルムドール」「パリスドール」「フラムドール」「メルヴェイユドール」のドール勢だ。もちろん、これは、「出走登録馬」だから、実際に出走できるのは18頭だけで、半分以上は出走できない。

ちなみに、この「阪神ジュベナイルフィリーズ」は、もともとは「阪神3歳ステークス」っていう歴史あるレースで、牝馬だけじゃなくて牡馬(ぼば)も出場できたそうだ。年齢だけが「3才」って決まってただけで、男女混合の男女男男女男女男女だったそうだ。それで、当時は「数え年」で数えてたから「3歳ステークス」って名前だったんだけど、十数年前に馬の年齢の数え方が現代ふうに改正されて「2才」って呼ぶようになり、さらには、牝馬だけのレースになったそうだ。

で、前身の「阪神3歳ステークス」から数えると、今年で61回目を迎える歴史あるレースなんだけど、ここ数年の優勝馬の名前を見て、あたしは、ビックル一気飲みになっちゃった。こないだの「エリザベス女王杯」から、毎週日曜日のG1だけ競馬を始めたあたしにとって、あまりにもオナジミの名前が並んでたからだ。


第57回(2005年) テイエムプリキュア

第58回(2006年) ウオッカ

第59回(2007年) トールポピー

第60回(2008年) ブエナビスタ


‥‥そんなワケで、あたしは、オトトシのトールポピーだけは知らないけど、あとの3頭は、あたしにとって忘れられない馬ばかりだ。そして、4年前に優勝したテイエムプリキュアも、3年前に優勝したウオッカも、今でこそ数々の名勝負を重ねて来たベテランだけど、この時は、まだ、デビューしたばかりの2才の少女だったワケだ。そして、もっとさかのぼってみると、1969年のタニノムーティエ、1971年のヒデハヤテ、1973年のキタノカチドキ、1975年のテンポイント、1987年のサッカーボーイと、あたしでも名前くらいは聞いたことのある馬たちが優勝してるし、1993年には、前回、メールを紹介した黒猫ムッちゃんさんが書いてたヒシアマゾンが優勝してる。

だけど、これらの馬たちは、みんな、このレースで優勝した時は2才の少年や少女だったワケで、このレースでの優勝をステップとして、もっと上へと羽ばたいてったのだ。つまり、今度の日曜日の「阪神ジュベナイルフィリーズ」で優勝した馬が、1年後、2年後には、「菊花賞」や「天皇賞」や「有馬記念」に出場するかもしれないし、もしかしたら、後世に語り継がれる名馬の1頭になる可能性だってあるワケだ。そう考えると、馬券を買うとか買わないとかに関係なく、このレースはシッカリと見ときたいと思った。

たとえば、今の子供たちは、メジャーリーガーになってからの松井秀喜しか知らないワケだし、今の若い人たちは、ジャイアンツ時代からの松井秀喜しか知らないワケだ。だけど、あたしくらいの年齢だと、星稜高校時代に5打席連続で敬遠された松井秀喜も見てるワケで、だからこそ、こないだのワールドシリーズ優勝とニポン人初のMVPの受賞が、よりいっそう喜びもヒトシオだったワケだ。卓球の福原愛ちゃんにしても、卓球台から頭がチョコンと覗くくらいちっちゃかったころから見てるからこそ、テニスの錦織圭くんとのラブラブデートをスクープされた時に、「あのちっちゃかった愛ちゃんが、とうとう少女から女になったのか!」っていう、甘酸っぱいような、こっちが赤面しちゃうような、何とも言えない感慨に包まれたってワケだ。

‥‥そんなワケで、このまま書いてると前置きだけで終わっちゃいそうだから、そろそろこの辺でカンジンの予想を開始するけど、まずは、今回の「阪神ジュベナイルフィリーズ」に対応してる「エヴァンゲリオン」の第拾参話「使徒、侵入」について、知らない人や忘れちゃった人のために、ザックリとアラスジをご紹介しとこうと思う。この回は、ネルフの基地で、レイ、アスカ、シンジの3人が、全裸になってエントリープラグに乗り込み、エヴァンゲリオンとのシンクロ実験を始めるとこからスタートする。赤木リツコ博士が、パイロットがプラグスーツを着ない状態でのシンクロ率とかに興味があったからだ。

で、3人がエヴァンゲリオンに乗り込んで実験をしてる最中に、司令部の計器類に異常が発生する。コンピューターにも異常が出て、みんながハレホレしてるうちに、通常の故障とかじゃなくて、微生物みたいな使徒がネルフ本部へ侵入して来たってことが分かる。そう、今回の第11使徒イロウルは、今までの使徒と違って、人間の目には見えない微生物みたいな使徒で、それがネルフ本部のメインコンピューター「MAGI (マギ)」に侵入してきちゃったのだ。だから、これまでみたいに、エヴァンゲリオンが攻撃して倒すことはできない。

「MAGI」は、「MELCHIOR-1 (メルキオール)」、「BALTHASAR-2 (バルタザール)」、「CASPER-3 (カスパー)」っていう3つのコンピューターから成り立ってるんだけど、人間には判断できない問題が発生した時は、この3つのコンピューターがそれぞれ正否を出して、多数決で決定するシステムになってる。それで、みんなでいろいろと対応するんだけど、使徒は高速で進化しながら侵食して来るから、対応は後手後手で間に合わず、ついにメルキオールが乗っ取られちゃって、2番目のバルタザールも半分以上乗っ取られちゃう。このまま3つのコンピューターが乗っ取られると、MAGIシステムは完全に敵の手に落ちちゃう。

このシステムを作ったのは、赤木リツコのお母さんの赤木ナオコ博士なので、リツコがメインコンピューターのカスパーの本体に直接データを入力して、進化しながら侵食して来る使徒を逆ハッキングして、ワザと進化のスピードを加速させて自爆させるっていうイチかバチかの作戦に出る。一方、実験中だった3機のエヴァンゲリオンは、使徒の汚染からパイロットを守るために、エントリープラグを強制排出した上で、エヴァンゲリオン本体の汚染も防ぐために、無人の状態で地上へ発射しちゃう。で、リツコのデータ入力がギリギリで間に合って、ラスト1秒で使徒は自爆し、MAGIシステムを守ることができた‥‥ってストーリーだ。

つまり、この回は、今までとはぜんぜん違った内容で、主役であるエヴァンゲリオンは何もしないのだ。3人のパイロットは、最初から最後まで全裸でエントリープラグの中にいるだけで、完全に脇役だ。今回の主役は、赤木リツコと、その心の中にいるお母さん、赤木ナオコ博士なのだ。そして、何よりのポイントは、赤木ナオコ博士が開発した3つのコンピューターが、それぞれビミョ~に違った感性で作られてるってことだ。だって、完全におんなじなコンピューターを3つ作ったら、何かの問題が起こった時に、3つとも「YES」か、3つとも「NO」になっちゃって、2対1の多数決にならないからだ。そして、ラストシーンでは、リツコがコーヒーを飲みながら、こんなことをミサトに言う。


リツコ 「死ぬ前の晩、母さんが言ってたわ。MAGIは3人の自分なんだって。科学者としての自分、母としての自分、女としての自分。その3人がせめぎあってるのがMAGIなのよ。人の持つジレンマをわざと残したのね。実は、プログラムを微妙に変えてあるのよ。私は母親にはなれそうもないから、母としての母さんは分からないわ。だけど、科学者としてのあの人は尊敬もしていた。でもね、女としては憎んでさえいたの‥‥」

ミサト 「今日はおしゃべりじゃない?」

リツコ 「たまにはね‥‥。カスパーにはね、女としてのパターンがインプットされていたの。最後まで女でいることを守ったのね。ホント、母さんらしいわ‥‥」


‥‥そんなワケで、3つのコンピューターのうち、赤木ナオコ博士が「科学者としての自分」を投影させてプログラムしたメルキオールが侵食され、「母親としての自分」を投影させてプログラムしたバルタザールが侵食され、最後の1つ、「女としての自分」を投影させてプログラムしたカスパーまでもが侵食されかけたけど、娘のリツコが最後の最後で守りきり、まるで、オセロで角を取って大量の黒が次々と白へと変わってくように、99%までが赤くなってたシステムが、一気にパタパタと緑に変わってく。そして、ネルフは守られたのだ。

このストーリーから、あたしが最初に感じたことは、これこそが牝馬だけのレースに通じる内容なんじゃないかってことだった。毎度のコジツケで申し訳ないけど、赤木リツコは30才で独身の設定なので、「私は母親にはなれそうもないから、母としての母さんは分からないわ」ってセリフを聞いた時、あたしは、ちょうど30才になった時に思った自分の気持ちとシンクロした。あたしの母さんも、20代であたしを生んでくれたから、その時の母さんの年齢を超えても独身のままの自分に対して、何とも言えない寂しさみたいな感覚を持ったのだ。

ま、赤木リツコの場合は、母親の赤木ナオコがゲンドウ(シンジの父)の愛人だったワケで、赤木ナオコが亡くなったあとは、今度は娘である自分自身がゲンドウの愛人になっちゃったワケで、ゲンドウ側からすれば「愛人の親子丼」てワケなんだから、リツコが、亡くなった母親に対して特別な感情を持ってることも理解できる‥‥っていうか、リツコは、ゲンドウとセックスするたびに、「この腕に母さんも抱かれたのね」なんて思いながらってのも切なすぎるし、ゲンドウはゲンドウで「親子だけあって感じるとこもアエギ声もソックリだな」なんて思ってたかもしれないなんて考えちゃうと、あ゛~~~想像しただけでも鳥肌が立っちゃう!(笑)

そんなこんなで、あたしには、父親と息子との感覚は分からないけど、母親と娘ってのは、どんなに母親のことを大好きだとしても、それだけじゃない不思議な感情がある。時には、女として嫉妬することだってあるし、愛しすぎて憎しみに変わることもある。逆に、母親のことを憎んでる娘だったとしても、その憎しみの根底には別の感情があったりもする。それは、娘にとっては「母親」でしかないのに、その一方で「妻」であったり、「女」であったりと、複数の側面を持ってるからなんだと思う。そして、それが、MAGIシステムを作り出したんだし、「科学者」であることよりも、「母親」であることよりも、最後には「女」であったことが残り、その「女」である自分が使徒からシステムを守ったってことが、すべての答えなんだと思う。

‥‥そんなワケで、馬の名前しか分かってない今の段階で、こうした「使徒、侵入」のストーリーや内容を踏まえて予想してみると、「カスクドール」か「カレンナホホエミ」と、「ステラリード」か「ストレンジラブ」と、「パリスドール」の最初の1文字を並べて「カスパー」になることが気になる。何と言っても、今回の勝者は、エヴァンゲリオンじゃなくて、赤木ナオコ博士の「女」の部分である「カスパー」だからだ。それから、これも激しいコジツケだけど、今回はシンジの初号機がぜんぜん活躍しないから、「シンジ」の間に「メイフ(冥府)」って言葉が隠れてる「シンメイフジ」も気になるし、ベタだけどやっぱり「アニメイトバイオ」も気になる。ただ、今回は、あまりにも「出走登録馬」の数が多いのと、パッと見た時点でピンと来た馬がいないのと、赤木リツコと赤木ナオコの「赤」にコダワリたいので、木曜日に出走場と枠順が発表になってから、本格的に予想したいと思ってる今日この頃なのだ。


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