ジャパンカップダートで使徒殲滅!
オトトイの日記の冒頭に「獲ったどぉ~~~!」って書いたら、あたしが勝手に競馬の師匠だと思ってる石川喬司先生が、わざわざ「おめでとう」のメールをくださった。
件名: 三連勝おめでとう!
日時: 2009年11月29日
秋のGⅠ総ナメの輝く三連勝、おめでとう!
閃きが衰えっぱなしの後期高齢ウマキチの私は、別の入り口であるデータ分析から霊感美女ピュアキュアキッコと似たような結論に幸運にも近づき、3枠の2頭から10番オウケンブルースリ、16番コンデュイット、それにキッコつながりで松岡騎手のマイネルキックを絡めた三連複・三連単馬券をささやかに購入、吉川英治ばりに右のポケットの軍資金を左のポケットに<幸運な配当金>として移動させ、<心理的配当>を楽しみました。オウケンブルースリの父親はジャングル<ポケット>、日本ダービーやJCを制した優駿でした。
これから愛蔵のウオッカを、オーナーの谷水さんが言うように谷の水で割らないピュアなままで味わおうと思います。
思い出の有馬記念まで、気が向いたらまた素晴らしく刺激的な<きっこパドック>を楽しませてください。
石川先生、いつもありがとうございます♪‥‥ってワケで、いつもウイットに富んだステキなメールをくださる石川先生だけど、メールのやりとりをしてない人には分からない部分もあると思うので、以前、いただいたメールの中から、注釈的な部分もご紹介しちゃう。
「むかし吉川英治は競馬場へ行くときは右のポケットに軍資金を入れておいて、運良く的中すれば配当金を左のポケットに入れ、右のポケットがカラになると、あとは楽しくレースを見るだけ。左のポケットの分は「儲かった」と考え、そちらも空っぽのままであっても、楽しんだだけトクをしたと嬉しそうに笑っていたそうです。」
「私は競馬の喜びには<金銭的配当>と<心理的配当>があって、エキサイティングなレースを観せられたたときには、たとえハズれても後者をたっぷり味わえると主張しています。」
「ウオッカの馬主は谷水という硬骨の二代目牧場経営者で、持ち馬には「タニノ○○○○」という冠名を付けることにしているのですが、ウオッカに限っては、「名酒を個人名の谷水で割っては味を損なう」という理由で止めにした、とご本人からうかがって、ずっと応援しています。」
あたしが生まれる前から競馬に親しんでて、数々の競馬関連の名著も書かれてる石川先生は、単に競馬のことに詳しいだけじゃなくて、競馬を愛する心が素晴らしいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、「エリザベス女王杯」でのテイエムプリキュアのがんばりや、「ジャパンカップ」でのオウケンブルースリの底力を目の当たりにして、ジョジョに奇妙に「心理的配当」の喜びも分かって来たけど、まだまだ「金銭的配当」のほうが遥かに重馬場なあたしとしては、楽しく予想して楽しく観戦するのはもちろんだけど、やっぱり、右も左も前も後ろもぜんぶのポケットをお札で膨らませたい(笑)‥‥ってことで、今日は、昨日の予告通りに、「エヴァンゲリオン」の第拾弐話「奇跡の価値は」に照らし合わせて、今度の日曜日の「ジャパンカップ ダート」の予想を発表しちゃう。で、まずは、昨日の時点で登録されてる馬の名前をズラーッと挙げてみるけど、これが、31頭もいるのだ!
アドバンスウェイ
アドマイヤスバル
アンダーカウンター
エスポワールシチー
オーロマイスター
ガブリン
キクノサリーレ
クリーン
ケイアイテンジン
ゴールデンチケット
サクセスブロッケン
シルクメビウス
スーニ
ダイショウジェット
ダノンカモン
ティズウェイ
ネイキッド
ビクトリーテツニー
ペプチドルビー
ボンネビルレコード
マイネルアワグラス
マコトスパルビエロ
マルブツリード
メイショウクオリア
メイショウトウコン
ラヴェリータ
ロールオブザダイス
ワンダーアキュート
ワンダースピード
ワンダーポデリオ
ヴァーミリアン
ちなみに、この他にも、サマーバードとテスタマッタっていう馬も登録されてたんだけど、サマーバードは練習中に骨折しちゃって、テスタマッタはノドを痛めちゃって、それぞれ登録を取り下げたそうだ‥‥ってことで、あたしは、まずは、一番好きなアスカに該当する馬を探してみたんだけど、どうもピンと来る名前の馬がいないな~って思ってたら、最後の最後にいた! そう、ヴァーミリアンだ! ヴァーミリアンてのは「朱色」って意味で、アスカの弐号機は「赤」と「朱色」のツートンカラーだ。それで、このヴァーミリアンて馬の血統を調べてみたら、お母さんがスカーレットレディって名前で、親子そろって赤系の色に関係してた。
これは、ママに見て欲しくて、ママにほめてもらいたくて、必死にエヴァンゲリオンに乗り続けて来たアスカにバッチリと通じてるし、「バーミリアン」じゃなくて「ヴァーミリアン」て表記してるとこが、エヴァンゲリオン風味を醸し出してる。ま、「バーミリアン」なんて表記にしたら、桃のマークの中華のファミレスと間違えられちゃいそうだけど(笑) ただ、この馬は、オスなのだ。でも、「ジャパンカップ」を制したウオッカは、シンジの初号機に該当するのにメスだし、2着になったオウケンブルースリは、レイの零号機に該当するのにオスだ。だから、馬の性別は気にしないでいいと思う。
そして、もう1頭、あたしがコジツケでアスカだと思ったのは、ロールオブザダイスだ。これは、アスカと言えば稲垣早希ちゃん、稲垣早希ちゃんと言えばブログ旅、ブログ旅と言えばサイコロ‥‥ってことで、ソートー苦しいコジツケだけど、これはまったく気にしないでいい。あたしがピンと来たのは、あくまでもヴァーミリアンであって、ロールオブザダイスは、ムリヤリに見つけただけだ。それに、こないだ書いたように、早希ちゃんは、今、「西日本横断ブログ旅」の最中で、そのスタート地点は兵庫県の「有馬温泉」だから、早希ちゃんの動向が競馬に関係して来るのは、今年最後の「有馬記念」てワケで、それまでのレースには関係しない。
ちなみに、あたしは、ロールオブザダイスって名前を見て、すぐに映画の「ロードオブザリング」を思い出しちゃったんだけど、これとおんなじで、NHKで始まった司馬遼太郎の「坂の上の雲」のドラマの番宣を見るたびに、あたしは、「崖の上のポニョ」を思い出しちゃう。「坂の上の雲」と「崖の上のポニョ」って、ものすごく似てるよね。そのうち、NHKのアナウンサーが、「坂の上の雲」って言おうとして、つい「坂の上のポニョ」って言っちゃいそうで、NHKの生の番宣から目が離せない今日この頃だ(笑)
‥‥そんなワケで、まずはアスカの弐号機が決まったワケで、続いては、シンジの初号機だけど、ザッと見た感じ、「シンジ」や「初号機」に直接関係する名前の馬は見当たらない。ケイアイテンジンがエスアイテンジンなら、「SI」、つまり、「シンジ・イカリ」のイニシャルになるんだけど、「KI」だから忌野清志郎になっちゃう。他にエヴァンゲリオン関連て言うと、マコトスパルビエロが日向マコトに関係してるけど、「奇跡の価値は」では、日向マコトはやっぱりチョイ役で、シンジにも重要部分にも絡んで来ない。
それで、あたしは、名前とか色とかの普遍的なことじゃなくて、「奇跡の価値は」にだけ出て来る印象的なコトガラを考えてみたら、やっぱり、初号機が走るシーンだった。昨日の日記にも「この回は、今までに見たこともないほどのスピードで、3機のエヴァンゲリオンが走るシーンが見もので、高圧線を飛び越えて行くとこなんか、まるで競馬の障害レースのようだ」って書いたけど、特にシンジの初号機が凄い。サイボーグ009が奥歯の加速スイッチをカチッと入れたみたいに、一瞬、残像を残して加速してく。最初に初号機に乗った時には、二足歩行もできずに倒れてたシンジが、ここまで成長したってことも感慨深いシーンだ。
そんなこんなで、疾走する初号機のイメージからピックアップすると、真っ先に目についたのが、ワンダースピードだ。あまりにもダイレクトな名前で、状況にハマリすぎだ。だけど、ちょっと安易すぎるし、どうもピンと来ない。あの初号機の加速は、ワンダースピードって感じじゃなくて、何て言うか、もっとシビアな「最速」って言葉が似合うようなイメージなのだ。それで、あたしは、1頭1頭の馬の名前をジックリと見てったら、最初はウッカリと見過ごしてたけど、あまりにもテンポイントな馬‥‥じゃなくて、あまりにもピンポイントな馬を見つけちゃった。それは、ボンネビルレコードだ。
ボンネビルってのは、ケント・デリカットの故郷、アメリカのユタ州にある場所で、巨大なソルトレイク(塩湖)がある。で、テレビとかで見たことがある人も多いと思うけど、真っ白な塩湖の上で、ロケットみたいなカウルをつけたバイクとか、近未来の乗り物みたいな空力ボディのマシンとかが、時速350キロだの400キロだので走って、地上の世界最速を目指す場所だ。「ボンネビル・スピードトライアル」って言って、F1マシンとかも最高速トライアルをしてる。つまり、ボンネビルレコードって名前は、まさしく「地上の世界最速」って意味で、これこそが、最高速で疾走して、遥か彼方に落下して来た第10使徒サハクィエルをミゴトに受け止めたシンジの初号機にふさわしい馬ってことになる。
‥‥そんなワケで、ここまでの予想をマトメると、アスカの弐号機に該当する候補は、ヴァーミリアンとロールオブザダイスだけど、あたしがピンと来たのはヴァーミリアンのほうで、シンジの初号機に該当する候補は、ワンダースピードとボンネビルレコードだけど、あたしがピンと来たのはボンネビルレコードのほうだってことだ。だけど、これは、あくまでも「出走馬も枠順も決まってない今の時点での予想」ってワケで、あたしのピンと来た馬が、出走できるかどうかは、まだ分からない。たとえば、ヴァーミリアンが出走できなくて、ロールオブザダイスが出走できた場合には、この馬をアスカの弐号機と考えてもいいのか?って言われると、今は何とも言えない。それに、両方が出走できない可能性だってある。
だから、今の時点で言えることは、ヴァーミリアンとボンネビルレコードが出走できて、さらに、それぞれが、アスカや弐号機、シンジや初号機に関連した馬番だったり、枠の色だったり、騎手だったり、厩舎だったりっていうプラスアルファの演出が組み合わされば、このリーチは激アツに発展するような気がする‥‥ってことだけだ。で、勘のいい皆さんはウスウス気づいてるかもしれないけど、3機のうち2機に該当する馬の名前しか発表してない段階で、こうしてマトメに入っちゃってることからも分かるように、あたしは、どうしても、レイの零号機に該当する馬がピンと来ないのだ。
で、ここでリトル振り返ってみると、「ジャパンカップ」の時、あたしがピンと来たのは、2着になったオウケンブルースリと3着になったレッドディザイアの2頭で、1着になったウオッカに関してはぜんぜんピンと来なかった。そして、夢のお告げがあった「エリザベス女王杯」の時も、あたしが感じたのは、2着になったテイエムプリキュアと3着になったブエナビスタの2頭だけで、1着になったクィーンスプマンテに関しては何のお告げも感じなかった。つまり、これまでの流れを振り返ると、あたしは、他力本願な「予知能力もどき」の場合も、自力でエヴァンゲリオンにシンクロさせて考える「コジツケ予想」の場合も、どっちも2着と3着の馬しか当たらないってことになる。
それで、あたしは、11月16日の日記、「夢の続き」の中に書いたように、「大勢(たいせい)に影響が出ないこと」が大切なんじゃないかって感じたのだ。お告げにしろ、コジツケにしろ、1着になる馬が当たれば、中には莫大な金額をその馬の単勝に賭ける人も出て来るかもしれないし、1着が分かれば、馬連でも3連単でも絞りやすくなる。そして、そんな買い方をする人がたくさん出て来たら、オッズも変わっちゃうだろうし、完全に大勢に影響が出ちゃう。
でも、2着と3着が分かるだけなら、確実に獲りたければ、「ジャパンカップ」の時のあたしみたいに、ぜんぶの馬に3連複で流すしかないワケで、配当も安くなっちゃう。あたしは、最初は「100円が24600円になった!」って大喜びしたのもトコノマ、払い戻しに行ったら2460円しか出て来なくて、帰って来たら、たくさんの人から「きっこさん、24600円じゃなくて2460円ですよ(笑)」っていうツッコミのメールが届いてて、あわてて昨日の日記を書き直した(笑)
あたしの場合、お告げがあったオトトシの「有馬記念」の時は、1000円買ってたからなんだけど、マツリダゴッホの単勝が5万円以上になったし、こないだの「エリザベス女王杯」の時は、100円が10万円以上になったから、今回の「ジャパンカップ」は、3頭とも当たったから高い配当だって思い込んじゃって、2460円て金額を見た瞬間に、これの10倍もらえるってカン違いしちゃったワケだ。でも、実際には、「エリザベス女王杯」の時が特別だっただけで、たとえ3頭とも当たっても、そこそこ人気のある馬が2頭含まれてる3連複だと、そんなに凄い配当にはならないってことが分かった。
逆に言えば、苦労して1着から3着までの馬を予想して3連複や3連単を買うよりも、配当のいい単勝を買ったほうがいいってことになる。さらに言えば、18頭ぜんぶの馬の単勝を1000円ずつ買っても、1着になった馬の配当が18倍以上だったら儲かるワケだ。19倍や20倍ならちょっとしか儲からないけど、オトトシの「有馬記念」のマツリダゴッホみたいに50倍以上になれば、18通リ買ったって十分に儲かる。だから、もしも、あたしが1着になる馬を高確率で言い当てることができたら、みんな、その馬の単勝だけを買うようになり、18倍以下でも儲かることになり、大変なことになっちゃう。つまり、大勢に影響が出ちゃうってワケだ。
‥‥そんなワケで、もしも、1着になる馬を高確率で当てられるようになっちゃったら、これは、大宇宙のナンタラカンタラにも逆らうことになりそうだし、タイムマシンのパラドックスも発生しちゃいそうだし、ヘタしたらロボット三原則にも抵触しちゃうかもしれない。あたしはロボットじゃないけど(笑)‥‥ってワケで、だからこそ、あたしは、お告げにしろ、コジツケにしろ、2着と3着になる馬しかピンと来ないようなシステムになってるような気がする。そして、そう考えると、今度の「ジャパンカップ ダート」に、もしも、ヴァーミリアンとボンネビルレコードが出走できたとしたら、この2頭は2着と3着になって、レイの零号機に該当する馬が1着になるような気がする今日この頃なのだ。
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