F1とG1の日々
今年になって初めての「目指せ鹿児島!西日本横断ブログ旅」は、1月5日に「金杯」があって、その2日後の1月7日の深夜‥‥っていうか、7日の夜の11時55分から始まったから、ほぼ8日に放送された。で、あたしが住んでる東京では放送してないから、リアルタイムには見ることができなくて、いつものようにホニャララをホニャララして、8日の夜に見た。そしたら、現在、鳥取県をさまよってる早希ちゃんは、新年最初の放送だってのに、信頼してる弐号機サイコロを使ったってのに、この旅で初めての「1」を炸裂させちゃって、全財産をボッシュートにスーパーひとし君になっちゃった‥‥って、途中から「世界ふしぎ発見!」になっちゃったけど、とにかく、早希ちゃんは、一文無しになっちゃったのだ!
「1」を出したら全財産を没収ってのは、最初の旅からのルールだけど、今回の旅からは、それにプラスして、2回続けて「1」を出すと、「振り出しへ戻る」っていう悪魔のルールが加わった。だから、今回の旅では、「1」を出した場合、その場で全財産を没収されて路頭に迷うっていう試練の他に、次のサイコロタイムで「1」を出したらシャレになんない‥‥っていう恐怖までもが訪れちゃうのだ。前回までの旅なら、「1」を出して全財産を没収された次のサイコロタイムでは、たとえ「1」を出しても没収されるお金を持ってないから、ワリと気楽にサイコロを振ることができた。だけど、今度は、そうは行かないのだ。
ハッキリ言って、まだ兵庫県をスタートしてから3県目なので、ここでスタート地点に戻っても、死ぬほどは過酷じゃない。やっとのことで九州に渡って、各県に2ヶ所ずつある通過ポイントを必死にクリアして、ゴールの鹿児島県まであと一歩‥‥って時に、2回続けて「1」を出して「振り出しへ戻る」になっちゃったら、泣きたくなるほど過酷だと思う。ま、早希ちゃんには申し訳ないけど、早希ちゃんのことが大好きで、毎週のブログ旅を何よりの楽しみにしてるあたし的には、せっかく作った新ルールなんだから、ゴール直前とは言わないけど、広島県あたりで2回続けて「1」を出してくれると、そのぶん長く放送を見ることができるので、それはそれで「アリ」だと思ってる。だけど、苦労して旅を続けてる早希ちゃんにしてみれば、たとえ3県目の鳥取県でも、スタート地点に戻るのはイヤだろう。つまり、アスカといえば「チャ~ンス!」がオナジミだけど、今回の早希ちゃんは、正反対の「ピ~ンチ!」になっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、最初に書いたように、今回の放送は、1月7日の深夜にオンエアされて、あたしが見たのは8日の夜だった。そして、その翌日の9日から11日までの3日間、競馬が開催された。いつもは土曜日と日曜日の2日間だけど、今回は3日間の開催で、あたしは、早希ちゃんがピンチになった直後の競馬だから、何かヨカラヌコトが起こるような気がして心配してた。そしたら、今日、11日の中山の第4レースの新馬戦で、16頭のうち9頭が落馬するっていう大アクシデントが起こっちゃって、内田博幸騎手が左腕を骨折しちゃったのだ! 内田博幸騎手といえば、2009年のリーディングジョッキー(最多勝騎手)で、名実ともにニポンイチの騎手だ。そんな騎手が重傷を負っちゃうなんて、新年早々、今年のリーディングジョッキーは厳しくなった。でも、そんなタイトルのことよりも、とにかく、早く良くなって欲しい。
今回の事故は、最終の第4コーナーで、ほしのあきとウワサのあった三浦皇成騎手が騎乗するノボプロジェクトの後ろ脚が外にふれて、ナナメ後ろにいたフォルメンに接触して、フォルメンに騎乗してた勝浦正樹騎手が落馬したことがキッカケなんだけど、最終コーナーで各馬が固まってたから、次々と落馬が連鎖した。結局、フォルメンの勝浦正樹騎手の他に、ジュアンレパンの蛯名正義騎手、シルクメガリスの松岡正海騎手、バルビゾンの後藤浩輝騎手、バトルスウィーパーの中舘英二騎手、ローレルデパールの北村宏司騎手、トラストフウジンの柴山雄一騎手、ライラックパンチの内田博幸騎手、オンワードオルデンの小林久晃騎手の合計9人が落馬して、この中で内田博幸騎手が重傷を負っちゃったのだ。
そして、大事故のキッカケを作った三浦皇成騎手のノボプロジェクトは、1着でゴールしたんだけど、当然のことながら失格になり、2着以下が繰り上がった。つまり、ぜんぶで16頭のうち、9頭が落馬、1頭が失格ってワケで、ちゃんと走れたのは6頭だけだった。これは、中央競馬会が設立されてから最大の落馬事故で、落馬が多い「障害レース」でも、こんなにたくさんの馬が事故を起こしたことはないそうだ。
16頭のうち、ちゃんと走れたのが6頭だけなんて聞くと、あたしは、F1の2005年のアメリカGPを思い出す。当時は、まだ、タイヤがブリヂストンのワンメイクじゃなくて、ブリヂストンとミシュランの2種類があった。それで、ミシュランのデタラメに激怒したユーザーチームの全マシンが、フォーメーションラップ後にピットに戻ってレースをボイコットしちゃって、実際にレースを走ったのは、ブリヂストンを履いてたフェラーリ、ジョーダン、ミナルディの3チーム、6台のマシンだけだった。F1の規定では、マシンが12台以下だとレースが成立しないんだけど、フォーメーションラップを走ったあとのボイコットは「リタイア」になるため、全マシンがレースに参加したことになる。それで、実際に走ったのは6台だけなのに、レースは成立しちゃったのだ。
ま、詳しくは、当時の日記、2005年6月19日の「石橋を叩き忘れたミシュラン」を読んでもらうとして、あの時は、怒り狂った観客が、レース中の敷地内にペットボトルや空缶を投げ込んで、まるでプロ野球の阪神戦を見てるようなノリだった。そして、何よりも凄かったのが、たった3チーム、たった6台のマシンしか走ってないのに、それでも、ミナルディの2台、アルバースとフリーザッハーが、5位と6位になったことだ。
いくら遅さに定評があったミナルディでも、たった6台しか走ってないんだから、せめて、どっちか1台くらいは、3位までに入って表彰台に上がって欲しかったのに、ミナルディは、最後の最後まで、「万年テールエンダー」の名にふさわしい「ミナルディらしさ」を炸裂させて、ファンを楽しませてくれた。そして、この年で、ミナルディは20年の歴史に終止符を打ち、チームはトトロック‥‥じゃなくて、トロロッソに売却された。
‥‥そんなワケで、あたしは、今から心配してるんだけど、3月からF1が始まって、日曜日にF1とG1がバッティングしちゃったら、この「きっこの日記」、どうしたらいいんだろう? 今、競馬をやってるだけでも、「予想」と「結果」で、1週間のうち最低でも2日は競馬のことを書いてるのに、これでF1が始まっちゃったら、とてもじゃないけど回らなくなっちゃう。だって、タイヤメーカーはブリヂストンが撤退を決めたし、ニポンのチームはホンダに続いてトヨタも撤退したし、他にもいろんなチームが撤退した上に、その穴を埋めるために、ロータスだのカンボスだのヴァージンだのって新しいチームがいくつも参戦する。
そして、バトンがマクラーレンに移籍したり、シューマッハ兄が元ブラウンGPのメルセデスで復帰することになったり、アロンソがフェラーリのライコネンのシートをゲットしたり、トゥルーリとコバライネンがロータス入りしたり、ウィリアムズでバリチェロと一緒に走るのが、ニコ・ヒュルケンベルグって言って、ニコ・ロズベルグに限りなく似てる名前だったり、そのニコ・ロズベルグはシューマッハ兄と一緒にメルセデスで走ることになったり、セナの甥っ子のブルーノがカンボスで走ることになったり、他にも書かなきゃいけないことがマウンテンだ。
その上、あたしは、バリチェロとバトンとニコ・ロズベルグとブルーノ・セナの「ツイッター」をフォローしてるから、海外のモータースポーツ誌にも載ってない情報もチラホラと耳に入って来てる。何しろ、伝聞じゃなくて本人が書いてることだから、どんなメディアの報道よりも信頼性がある。ま、バリチェロのポルトガル語は読めないけど(笑)‥‥ってワケで、去年までとはチームもドライバーも大幅に変更になる上に、レギュレーションも、「レース途中の給油禁止」を始め、点数のつけ方まで変更になっちゃったし、民主党よりも大問題がマウンテンだ。
だから、あたしは、3月の開幕戦の前に、一度、フランク・ザッパに解説しといて、あとの細かいことは、レースのたびに少しずつ解説してく方式を取ろうと思ってた。だけど、F1のオフシーズンの間に競馬を始めちゃって、なかなか楽しんでるあたしとしては、F1もG1も日曜日だってことまでは考えてなかった。それで、心配性のあたしは、今年のF1のススケジュールとG1のスケジュールを重ね合わせてみたら、大変なことが発覚しちゃったのだ。3月14日のF1の開幕戦の日は、競馬のG1はないからいいんだけど、3月28日の2戦目、オーストラリアGPの日には、G1の「高松宮記念」が開催される。そして、4月18日の中国GPの日には「皐月賞」が開催される。
でも、ここまでは、1ヶ月に1回のバッティングだから、まだ何とかなると思う。問題なのは、次の5月だ。5月は、F1が3戦もある上に、競馬は毎週G1がある。だから、5月9日のスペインGPの日には「NHKマイルカップ」、16日のモナコGPの日には「ヴィクトリアマイル」、30日のトルコGPの日には「日本ダービー」がバッティングしてる上に、F1のない2日は「天皇賞」、23日は「オークス」が開催される。つまり、1ヶ月に5回の日曜日があって、その5回ぜんぶで競馬のG1が開催されて、そのうち3回はF1がかぶってるのだ。競馬のG1が5回あるだけでも、毎週、「予想」「結果」「予想」「結果1」「予想」「結果」‥‥って書いてきゃなんないから大変なのに、ここに3回もF1がかぶってたら、あたしも小さいきっこたちもみんなでパニックになっちゃう。
それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、五七五の俳句調で嘆いてみたけど、5月はこんなに大変なのに、6月になると、27日のヨーロッパGPの日に「宝塚記念」があるだけで、これを最後に、7月、8月、9月と、3ヶ月間も競馬のG1は開催されないのだ。そして、10月に入ると、24日の韓国GPの日に「菊花賞」があって、11月14日の最終戦、アブダビGPの日に、あたしが本格的に競馬を始めた記念すべき「エリザベス女王杯」が開催される。そして、この「エリザベス女王杯」を皮切りに、「マイルチャンピオンシップ」「ジャパンカップ」「ジャパンカップダート」「阪神ジュべナイルフィリーズ」「朝日杯フューチュリティステークス」って、毎週G1が続いてって、12月25日のクリスマスに、最後の「有馬記念」が開催されるってスンポーだ。
‥‥そんなワケで、1年を通して競馬をするのが初めてのあたしは、マサカ、こんなふうにG1の日程が決まってるとは夢にも思わなかった。中央競馬のG1は、1年間に22回行なわれるから、普通に考えたら、1ヶ月に2回くらいの計算になる。だけど、去年の「エリザベス女王杯」から競馬を始めて、毎週ずっとG1があったことを知ってたから、あたしは、これは年末だけの大サービスなんだと思ってた。そして、年末に、こんなに連続してG1を開催してるってことは、他の月に振り分けるぶんが少なくなるから、きっと、毎月1回なんだと思ってた。「エリザベス女王杯」から「有馬記念」までの7レースを22回から引けば、残りは15レースだから、1月に1回、2月に1回、3月に1回‥‥って開催してって、7月と8月は夏休みだから2回にするとかして、これでちょうど22回になるって感じを想像してた。
だけど、実際のスケジュールを見たら、5月に5回もある上に、7月、8月、9月は1回もないっていう、激しく偏った配分になってた。だから、あたしは、一瞬、「夏は暑いから競馬をすると馬に負担が掛かるのかな?」って思ったんだけど、これはG1だけの話で、G2やG3や他のレースは、夏でも普通に行なわれてるんだから、夏に馬を走らせちゃマズイってことでもないと思った。つまり、何でこんなふうに配分されてるのかは、今のところ「謎」ってワケだ。ま、こうしたことも、競馬を楽しんでるうちに、ジョジョに奇妙に知ってくことになると思うけど、とにかく、あたしが最優先して解決しなきゃならない大問題は、5月のF1ラッシュ&G1ラッシュだ。
さらに、5月と言えば、ハトポッポが普天間飛行場の移設先をアメリカに回答する期限だから、来る日も来る日もF1とG1のことばかり書いてるワケにも行かない。もし、ハトポッポが、あたしたち国民を裏切って、「最低でも県外移設、できれば国外移設」っていう公約を破ったら、あたしは、7月の参院選で民主党がボロ負けするように、連日、徹底的に批判しまくってやるつもりだ。そして、その時は、民主党を守るためにオオヤケにして来なかった「あのネタ」とか「このネタ」とか「そのネタ」とかも、ぜんぶ暴露してやるつもりだ。だから、F1とG1のことだけでも死ぬほど忙しくなるあたしをこれ以上は困らせないように、ハトポッポはちゃんと「普天間飛行場はアメリカにお返ししますので、グアムでもハワイでもお好きなとこへどうぞ」って回答して欲しい。
‥‥そんなワケで、お仕事をカケモチして忙しかった経験はたくさんあるけど、楽しいことが重なって忙しくなる経験なんてしたことがないあたしは、今から5月が来るのが恐ろしい。ま、5月になったらなったで、「火事場の馬鹿力」的な、「窮鼠猫を噛む」的な、何らかのアイデアが浮かんで、それなりにうまいこと行っちゃうような気がしてる。たとえば、1日の日記に、F1のこととG1のことを合体ロボさせて書くって方式だ。「第4コーナーを回ったところで、バリチェロの騎乗したニシノウィリアムズが、バトンの騎乗したマツリダマクラーレンをインから抜いたのに、ホームストレートでシューマッハ兄の騎乗するトウショウメルセデスが大外から差して来て、3連単は2-4-11で24800円だった。」ってふうに書けば、F1とG1の結果を一度で書くことができる‥‥って、サスガに、これはムチャだけど、とにかく、F1のオーストラリアGPとG1の「高松宮記念」がバッティングしてる3月28日に、軽く肩慣らししとこうと思ってる今日この頃なのだ。
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