検察が石川氏逮捕のために嘘の供述をリーク
「検察が石川氏逮捕のために嘘の供述をリーク」(世田谷通信)
民主党の石川知裕衆院議員(36)が東京地検特捜部に異例の逮捕をされた問題で、産経新聞をはじめとした一部のメディアは、15日付で、石川容疑者が「これ以上は小沢先生に相談しないと話せない」と涙ながらに語ったとの報道を行なったが、この報道に対して、石川容疑者の弁護人が「そのような事実はない」と全面的に否定した。弁護人によると、石川容疑者は東京地検特捜部から打診された16日の任意聴取を快諾していたのにもかかわらず、その前日の15日夜に緊急逮捕された。弁護人は「18日から始まる国会での逮捕許諾請求の手続きを避けるための強引な逮捕だ」と批判した上で、「特捜部は検察内部で石川容疑者の逮捕の了解を得るために、任意聴取で(石川容疑者が)『これ以上は小沢先生に相談しないと話せない』と涙ながらに話した、などという嘘の供述をでっちあげた」と指摘した。つまり、本来は在宅のまま取り調べる「記載漏れ」という軽微な事件であるため、それを是が非でも逮捕するための口実として、検察が嘘の供述をでっちあげてマスコミ各社へリークしたということである。なお、このニュースは、16日のTBS「報道特集NEXT」で実際の弁護人の発言が放送され、番組サイトに記事も掲載されたが、不思議なことに、わずか数時間で記事が削除され、内容が大幅に変更された記事と差し替えられた。(2010年1月18日)
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