米軍、アフガニスタンで民間人を連日殺害
「米軍、アフガニスタンで民間人を連日殺害」(世田谷通信)
14日、アフガニスタン南部のヘルマンド州マルジャで、武装勢力タリバンの隠れ家を狙ったアメリカ軍のロケット弾が、目標を外れて無関係な民家を直撃し、民間人12人が死亡するという痛ましい事件が起こった。また、翌日の15日には、南部のカンダハル州で、道路の脇に穴を掘る作業をしていた民間人のことを「爆弾を仕掛けているタリバン」と勘違いして空爆してしまい、民間人5人が死亡、2人が重傷を負った。アメリカ軍のマクリスタル司令官は、アフガニスタンのカルザイ大統領に謝罪し、目標を外れたロケット弾の原因追及を約束したが、13日から開始されたアメリカ軍とアフガニスタン軍による「タリバンの掃討作戦」は、作戦開始から3日で早くも多数の民間人を殺害してしまったため、作戦自体に無理があったという声も出始めている。今回の作戦は、タリバンを攻撃することによって、タリバンを支持している民間人の気持ちをタリバンから引き離すことが目的のひとつだが、これではまったくの逆効果である上に、単なる大量虐殺でしかない。昨年末からアフガニスタン各地で起こっている反米デモは、ますます大規模になって来ている。(2010年2月16日)
★ アメリカに尻尾を振るマスコミが積極的に報じないこのニュースを広めるために「開いた口がふさがらないコイノボリ」のクリックにご協力を!
↓
| 固定リンク