「改行」と言う無駄
この「きっこの日記」の左のサイドバーの「メールを送信」をクリックすると、あたしへの直通のメールフォームが開くんだけど、これは、あたしが設置してるワケじゃなくて、この「さるさる日記」をレンタルすると、自動的について来るサービスだ。「さるさる日記」を利用してる人ならご存知のように、ユーザーが設置を選択することはできなくて、「さるさる日記」をレンタルしたら、有無を言わさずに表示される。で、こうしたメールフォームがついてること自体は、すごく便利だからいいんだけど、ひとつだけ、あたしが困ってるのが、文字化けがスゴイってことだ。
以前から何度もお知らせして来たように、このメールフォームから届くメールは、500文字くらいまでなら何とかちゃんと届くんだけど、それを超えると、ほとんどが文字化けしてる。もっと正確に言うと、550文字でも文字化けしてないメールもあれば、450文字でも文字化けしてるメールもあるので、「500文字までなら絶対に大丈夫」ってワケでもない。ただ、この「450文字~550文字」ってのがボーダーラインみたいで、450文字以下なら、ほぼ、ちゃんと届くし、550文字以上だと、9割くらいのメールが文字化けしてる。
ま、文字化けって言っても、最初から最後まですべてが読めないワケじゃなくて、最初から450文字くらいまでは読める。そして、500文字あたりが何行か文字化けしてて、その先がちょっと読めて、またその先が文字化けして‥‥って感じなので、まったく意味が通じないってワケじゃないんだけど、カンジンの要点の部分が文字化けしてたりすると、チンプンカンプンになっちゃう。そんなこんなもあって、あたしは、以前から、ことあるごとに、「長いメールは文字化けしちゃうので、なるべく500文字くらいまでにマトメて欲しい」ってことをお知らせして来た。だけど、それでも、未だに「長くて文字化けしてるメール」が届き続けてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、「長さ」の他に、もうひとつ、文字化けしやすいのが、全角と半角の文字が入り乱れてるメールだ。だから、文中に複数のURLが貼ってあるメールは、たとえ450文字以下でも、文字化けしてることが多い。今年になってからだけでも、ぜんぶで何千文字もある上に、文中に複数のURLが貼ってあるメールが何通か届いてるんだけど、こうしたメールは、ほとんどが文字化けしてて、ぜんぜん読むことができない。ま、初対面の相手に、いきなり何千文字もの長文のメールを送って来るのも「なんだかなぁ~」って気もするんだけど、それでも、せっかく送ってくださったメールが、文字化けで読めないのは残念だし、何よりも「エネルギーの無駄」だと思う。
ただ、これは、「さるさる日記」側の問題じゃなくて、あたしのメール受信システムとの相性の問題みたいなので、何とも言えない部分もある。たとえば、「きっこの裏日記」のほうのメールフォームから届いたメールは、文字化けの確率が低いのだ。「きっこの日記」と「きっこの裏日記」とは、別々のメールアドレスで登録してるから、それぞれのメールフォームから届くメールも、それぞれの登録アドレスに届く。そして、500文字以上の長いメールだけを見た場合、「きっこの日記」のメールフォームから送られて来たメールが9割くらい文字化けしてるのに対して、「きっこの裏日記」のメールフォームから送られて来たメールは、半分くらいはちゃんと届いてるのだ。
通常のメールのやりとりでも、相性の良し悪しがある。たとえば、おんなじ内容のメールをG-mailのアドレスから複数の相手に送信すると、Yahhoのアドレスにはちゃんと届くのに、gooのアドレスに届いたメールは文字化けしてて読めない‥‥なんてことも多い。場合によっては、Yahhoのアドレス同士でも、特定の人からのメールだけ、いつも文字化けしてる‥‥なんてこともあるし、あたしの場合は、「ツイッター」から届くお知らせのメールは、100%の確率で文字化けしてる。それから、どんなカラクリになってるのか分からないんだけど、全編が文字化けしてるメールが届いた場合に、そのメールを自分のアドレスに転送すると、今度はちゃんと表示されて、ぜんぶ読むことができるってケースもある。
‥‥そんなワケで、この「さるさる日記」のメールフォームからのメールが文字化けするのは、「さるさる日記」側に問題があるワケじゃなくて、あくまでも、あたしの使ってるメールシステムとの相性との問題なんだと思う。だけど、そうだとしたら、あたしが登録してるメールアドレスを変更するしか対処方法はないワケだけど、とてもじゃないけど、今は、そんな危険なことはできない。何しろ、「サンシャイン牧場」で害虫に殺虫剤をかけるだけでもイライラしちゃうほど重たい原始時代のパソコンを使ってるんだから、ヘタなことをして、途中でフリーズしちゃって、この「さるさる日記」が使えなくなっちゃったら大変だからだ。
今は、「ブログ」が当たり前の時代になり、さらに「ツイッター」なんてものまで出て来たので、あたしも、一応は利用してるけど、あたしにとっては、この「さるさる日記」っていう「WEB日記」が、何よりも大切だ。まだ、パソコンなんて高嶺の花だった10年前に、パケ代と戦いながらケータイで必死に更新してた「れいなの日記」は、9年前のパソコンの導入とともに、この「きっこの日記」として、新装オープンした。当時は、まだ、「ブログ」なんてものはなくて、こうした「WEB日記」が主流だったから、あたしは、数ある「WEB日記」の中で、利用者数の多かったものをカタッパシから見て回って、一番使いやすそうで、一番魅力を感じた、この「さるさる日記」を使うことに決めた。
だから、それからずっとお世話になって来た「さるさる日記」は、あたしの原点そのものだと思ってる。どんなに「ブログ」が流行しようとも、「ツイッター」なんてものまで登場しようとも、あたしは、この「WEB日記」っていう文化を大切に守って行きたいと思ってる。
文章能力のない三流タレントが、事務所の方針でブログを始める。1行書いて、ずっと空白が続いて、またポツンとヒトコト。そして、またまたずっと改行が続き、またヒトコト。読むほうは、ずっとスクロールしてなきゃなんないし、内容なんて何もない。あたしは、書いてるほうも読んでるほうも、両方ともアホかと思うし、何よりも「もったいない」と思う。パケ代に苦しめられて来たあたしたちの世代は、ケータイの画面に表示される文字数が、100文字でも5文字でも「1ページいくら」っていう料金を支払って来た。だから、あたしは、できるだけ改行せずに、1文字でも多く書き込むようにして来たし、改行や空白の多いサイトは、お金がもったいないからアクセスしなかった。これは、おじいちゃんやおばあちゃんたちが、子供のころに、ノートの余白にまでビッシリと漢字の練習をしたり、裏が白いチラシを捨てずに取っておいて、メモ帳にしたのとおんなじ感覚だ。
だから、あたしは、パケ代なんてものがなくなった今でも、無駄な改行はしない。内容のないカラッポの文章を無駄な改行でもったいぶったり、あたかも深い意味があるかのように演出したりはしない。ようするに、自分の文章力の低さをレイアウトでゴマカスようなことはしないってことだ。この「さるさる日記」にも、文字の大きさや色を変えたり、画像を表示させる機能がついてるけど、あたしは「文章だけで勝負する」って決めてるから、文字の大きさも色も、変えたことは一度もない。
‥‥そんなワケで、世の中に星の数ほどある「ブログ」の中で、ホントに読むに値するものは、いったいどれくらいあるんだろうか?‥‥ってことは、誰にも分からない。ただ、ひとつだけ言えることは、「ものすごく少ないだろう」ってことだけだ。そして、「ブログ」にしろ、「ツイッター」にしろ、その9割以上は、三流タレントのブログの「改行」と変わらない。つまり、「エネルギーの無駄」ってことだ。いくら、パケ代がなくなったとは言え、インターネット上に「改行」と言う余白を垂れ流し続けることは、資源の無駄遣い以外のナニモノでもない。改行だらけで中身がカラッポの「ブログ」にしても、どうでもいい「つぶやき」を大量生産し続けてる「ツイッター」にしても、世界規模で見てみた場合には、原子力発電所の何基ぶんにもあたる大量のエネルギーを消費してるのだ。だから、あたしは、少しでも資源を大切にするために、これからも、この「さるさる日記」を大切にして、「与えられたスペースにできるだけ文字を詰め込む」ってスタイルを続けてこうと思ってる今日この頃なのだ。
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