ヤマシゲリオン発進!(笑)
いや~、今日のTOKYO FMの「SCHOOL OF LOCK!」はサイコーに楽しかった!大好きな稲垣早希ちゃんがゲストだったから、最初から楽しみにはしてたんだけど、あたしは、普通にゲストとして登場して、普通のトークの中で、アスカのモノマネをチョコっと披露したりする程度だと思ってた。それが、放送が始まった時から、やましげ校長がすでにエヴァンゲリオンモードで、BGMや効果音も凝りに凝ってて、早希ちゃんが登場する前のマクラのトークの段階から、タップリと雰囲気を盛り上げまくったのだ。やましげ校長が「ヤマシゲリオン初号機」になって、嫌がるやしろ教頭を「ヤマシゲリオン弐号機」ってことにして、そこにアスカが登場する‥‥って流れを紹介しといて、通常コーナーが始まった。
あたしは、どこで早希ちゃんが登場するか分からなかったから、一応、2時間の放送をぜんぶ録音して、あとからヨケイなとこだけカットして編集するつもりだった。それで、早希ちゃんが登場するまでに時間があったから、チャチャッとお風呂にはいることにした。もちろん、録音してるラジカセとは別に、お風呂の前に置いてるラジカセもつけて、聴きながら入ったんだけど、お風呂から上がったとこで、ちょうど早希ちゃんが登場した。早希ちゃんは、まずはアイサツ代わりに、レイとアスカとシンジの1人3役のモノマネを披露してくれた。
レイ 「人は闇を恐れ、火を使い、闇を削って生きて来たわ」
シンジ 「だから人って特別なのかな?だから使徒は攻めて来るのかな?」
アスカ 「あんたバカァ~?そんなの、わっかるわけないじゃん!」
そう、第拾壱話「静止した闇の中で」のラストシーンだ。だけど、アニメだと、ホントは、レイとシンジのセリフの間に、アスカの「てっつがくぅ~!」ってセリフが入るし、シンジのセリフも「だから人って特別なのかな?」じゃなくて、「だから人間って特別な生き物なのかな?」が正しい。でも、数え切れないほど「エヴァンゲリオン」を観てる早希ちゃんが間違えるワケはないから、これは、ネタ用に短縮したパターン青なんだと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、「SCHOOL OF LOCK!」は、全国38局ネットの有名な番組だから、今さら説明の必要もないとは思うんだけど、念のために設定だけ説明しとくと、「ラジオの中の学校」ってスタイルで、俳優の山崎樹範さんが「やましげ校長」、お笑いコンビ「カリカ」の家城啓之さんが「やしろ教頭」ってことで、あとはレギュラーのミュージシャンやタレントが日替わりで「先生」をつとめるミニコーナーが織り込まれてて、リスナーたちが「生徒」って位置づけになってる。だから、今回のゲストの早希ちゃんも「先生」ってことになるんだけど、やしろ教頭は、最初のうちは早希ちゃんのことを「早希先生」とか「アスカ先生」とか呼んでたのに、途中からワケが分かんなくなっちゃったみたいで、しきりに「桜先生」って呼んでた。
で、今回は、「逃げちゃ駄目だ!逃げちゃ駄目だ!逃げちゃ駄目だ!逃げちゃ駄目だ!逆電!」と銘打って、「何か逃げ出したいこと」を抱えてるリスナーに電話して、早希ちゃんとヤマシゲリオン初号機がそれぞれ元気づけるコメントを言って、そのリスナーに2人のうちどちらのコメントが胸に響いたかをジャッジしてもらう‥‥っていう企画だった。最初は、山形県の18才の女性、ロクさんで、横浜の大学に進学したので、今、引越しの準備をしてるんだけど、まったく手がつかなくて困ってる。今の状況から逃げ出したい‥‥ってことだった。
それで、早希ちゃんは、アスカのモノマネで、「ロク!あんたバカァ~?そんなね、片づけられない女だとね、26才にもなってコスプレするようになるわよ!」って言って元気づけたんだけど、一方、ヤマシゲリオン初号機は、「今夜、やるっきゃナイト!」だなんて、ぜんぜんエヴァンゲリオンと関係ないじゃん!ヤマシゲリオン!あんたバカァ~?そんなね、空気の読めない男だとね、36才にもなってどっかの誰かが書いた習字の半紙で包んであるお弁当を食べるようになるわよ!‥‥って、あたしなりにツッコミを入れてみた(笑)
もちろん結果は早希ちゃんの勝ちで、「西日本横断ブログ旅」の暴走モードで「6」を出して大金を手に入れた上に、初の全国ネットのラジオの初戦でも「ロクさん」を元気づけて勝っちゃうなんて、完全に「6」とのシンクロ率が上昇してる感じだ。そして、エヴァンゲリオンの細かい茶番劇を織り込みつつ、2人目のリスナーは大阪のトシキ君、今度は3日後に高校の卒業式があるのに、受験した大学の合格発表がまだ先なので、自分の合否が分かってない。他の大学を受験して、もう合格が分かってる友達は、みんな、トシキ君に対して「きっと大丈夫やで!」とかって声をかけるんだけど、「お前らに何が分かるやねん!」的な気持ちで、こんな状態で卒業式には出たくない。逃げたい‥‥ってことだった。
早希ちゃんは、今度は、さっきとは正反対のクールなトーンで、「潔癖症ね、この先つらいわよ。人の間で生きて行くのが」って言った。そう、第壱拾四話「ゼーレ、魂の座」の中の「第1回機体相互互換試験」での赤木リツコ博士のモノマネだ。レイの零号機にシンジが乗り込み、そこそこのシンクロ率が出たことで、ダミープラグの計画推進を口にしたリツコに対して、マヤが嫌悪感をあらわに「先輩を尊敬してますし、自分の仕事はします。でも納得はできません」って言ったことに対して、リツコが返す言葉だ。
あたしは、早希ちゃんのリツコのモノマネは初めて聴いたから、「おおっ!」と思ったことは確かなんだけど、これもマクラで紹介したモノマネとおんなじで、実際のアニメとはちょっとセリフが違ってた。正しくは、「潔癖症はね、つらいわよ。人の間で生きて行くのが。汚れた、と感じたとき分かるわ。それが」だ。で、最初の1人3役のモノマネの場合は、尺に合わせるために短縮したってふうに考えることができるけど、こっちのセリフは、実際のアニメにはない「この先」なんて言葉がプラスされてる。
早希ちゃんともあろう者が、これはいったい‥‥?これは単なる「うっかりミス」なのか?それとも、これは「モノマネ」じゃなくて「モノマネによる元気づけ」だから、トシキ君に向けてオリジナル風味を意図的にプラスしたんだろうか?‥‥って、謎が深まってるヒマもなく、続いてのヤマシゲリオン初号機がハイトーンで吼えた。
「かっぱれ~!」
何でここで「かっぱ先輩」なんだよ!‥‥ってことで、当然のことながらヤマシゲリオン弐号機こと、やしろ教頭から激しいツッコミを入れられて、当然のことながら勝負にも負けた。そしたら、ヤマシゲリオン初号機が発狂して、暴走モードに突入!その上、完全にキャラを見失ってるヤマシゲリオン初号機は、ウガウガとわめき出した挙句に、「悪い子゛はいねが~!」ってわめき出して、「ナマハゲリオン」になっちゃった!(笑)
ちなみに、「子」に「゛」をつけてるのは、打ち間違いじゃなくて、「ご」ってことだ。そして、しばしの茶番劇のあと、第1部が終了。ここから、またいつもの通常のコーナーが続いて、ようやく第2部。ここから聴く人もいるので、また早希ちゃんのアイサツと紹介から始まり、楽しいトークが続く。今いくよくるよ師匠の話とかをしてた。第1部では、エヴァンゲリオンのネタをやってることの許可をガイナックスに取りに行って、お偉いさんの前でネタを披露したって話をしてた。で、3人目の生徒は、兵庫県の17才の女の子、ニッケさん。ダイエットがうまく行かなくて逃げ出したい‥‥ってことだった。
でも、話を聞くと、身長が160センチなのに対して、体重は50キロはない‥‥って言ってたから、そんなに悩むほどじゃないと思うんだけど、今の若い子たちが読むファッション誌には、焼き鳥の串みたいな体型の読者モデルが並んでるから、平均的な体型でも脅迫観念があるんだよね。そして、そんなニッケさんに対して、早希ちゃんはこんなネタで元気づけた。
シンジ 「綾波‥‥最近‥‥太ったね‥‥」
レイ 「ごめんなさい‥‥こんな時、どんな顔すればいいのか分からないの‥‥」
シンジ 「笑えばいいと‥‥思うよ」
サスガに、うまいねえ!この辺は王道だね。テレビだと、どうしても早希ちゃんの顔を見ちゃうけど、ラジオだと声だけに集中してるから、ホントによく似てることが分かる。特に、シンジのモノマネは絶品だ。そして、こんなにもワンダホーなモノマネのあとに、怖いものなしなのかヤケクソなのか、ヤマシゲリオン初号機はカマシてくれた。
「あんたバカァ~?毎日フルマラソンすればいいじゃない!」
ここに来て、ついにエヴァンゲリオンのネタ! だけど、もちろんのこと、ぜんぜん似てない。でも、本人はご満悦で、リスナーには見えないけど「どや顔」を炸裂! ちなみに「どや顔」ってのは、自分が何かを成功させた時とかの「どうだ!見たか!」っていう得意満面な顔のことで、正しくは「したり顔」のことなんだけど、大阪弁では「どうだ!」のことを「どや!」って言うので、関西地方では「どや顔」って呼ばれてる。
そんなこんなで、当然、ここでも早希ちゃんの勝利。そして、最後のシ者、4人目の生徒は、福島県の15才の女の子、ルナリーさんだ。ルナリーさんは、中学校の卒業を前にして、1時間ほど前に、好きな男の子に電話で告白したばかり。それで、「しばらく考えてから返事をする」って言われちゃって、今、何とも言えない気分で返事を待ってるとこだそうだ。それも、「いつまでに返事をする」っていうことは聞いてないので、今夜のうちに電話があるかもしれないし、明日になるかもしれないし、ずっとドキドキしてなきゃならなくて、この状態から逃げ出したい‥‥ってことだった。
オマケに、ルナリーさんは、4月から女子高に進学しちゃうので、好きな男の子とは別々の高校になっちゃう。だから、これが最後のチャンスだと思って、勇気をふりしぼって告白したと言う。う~ん、分かるな~、ルナリーさんの今の何とも言えない気持ち。そして、そんなルナリーさんに対して、早希ちゃんは、全身全霊を傾けてサイコーのモノマネを発進した。
「動け、動け、動け、動け!今やらなきゃ、今動かなきゃ、みんな死んじゃうんだ!もうそんなのイヤなんだよ、だから動いてよーーー!!」
ドド‥‥ドド‥‥ドド‥‥、ハァ‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥
「オオーーーーン!!」
素晴らしい!セリフだけじゃなくて、心臓の鼓動、呼吸音、そして初号機の咆哮に至るまで、すべてモノマネしてくれた!あまりにも似すぎてて、あたしは、パチンコの「奇跡の価値は」のチャンス目からの暴走モードを思い出した。そして、パーフェクトなモノマネを目の当たりにして、もはや完全に逃げ場を失ったヤマシゲリオン初号機は、苦し紛れに叫んだ。
「も、もう逃げていいよ!そうしたら逆に彼が追っかけてくるよ!」
おおっ!「逃げちゃ駄目だ!逃げちゃ駄目だ!逃げちゃ駄目だ!逃げちゃ駄目だ!逆電!」なのにも関わらず「もう逃げていい」とは、これはこれで面白い。だけど、やっぱり早希ちゃんに軍配が上がり、全勝で全国ネットのラジオ初出演を飾ることができた。もちろん、これは、放送作家‥‥じゃなくて、ゼーレのシナリオ通りの結果なのは分かってるけど、それでも嬉しい。何より、あたしの大好きなTOKYO FMに、あたしの大好きな早希ちゃんが初登場した上に、こんなにタップリと可愛い声を聴かせてもらえるなんて、こんなに嬉しいことはない。
‥‥そんなワケで、このあと最後のトークになったんだけど、恒例の黒板メッセージに早希ちゃんが「私もヤマシゲリオン参号機になりたい」って書いたら、「参号機は死亡フラグだー!」って叫んで、またまたヤマシゲリオン初号機が唸り声を上げて「ナマハゲリオン」になっちゃった上に、アスカに襲い掛かってムシャムシャと食べ始めちゃった‥‥と思ったのもトコノマ、アスカが復活して、本日最後の「あんたバカァ~!」を炸裂されてチャンチャン!あ~楽しかった!結局、深夜に、録音したカセットテープを編集して、ヨケイなとこをぜんぶカットして、早希ちゃんの出てるとこだけにしたんだけど、それにしても、2台のラジカセをコードでつなげて、カセットテープからカセットテープに編集しながらダビングするのって、ものすごく手間が掛かる。でも、テレビの録画はVHS、ラジオの録音はカセットテープってのが、高校時代から変わらないあたしのスタイルだから、これからもVHSとカセットテープで、大好きな早希ちゃんをコレクションしてこうと思ってる今日この頃なのだ♪
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