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2010.03.11

戦隊ヒーローはウニイクラ丼

「戦隊ヒーローモノ」と「プリキュア」が大好きなあたしにとって、日曜日の朝のテレビ朝日はハッピーパラダイスだったのに、あまりにもダサすぎる「天装戦隊ゴセイジャー」と、あまりにも萌えない「ハートキャッチプリキュア」のダブル・ヒザカックンのオカゲで、あたしの人生の楽しみは半減しちゃった。特に「ハートキャッチプリキュア」の酷さは言葉にならないほどで、自ら「史上最弱のプリキュア」なんて言ってるけど、強いとか弱いとか以前の問題として、何なの?あの絵!‥‥ってワケで、まるで幼児の塗り絵みたいなキャラがぜんぜん萌えない。ツイッターでも、「ハートキャッチプリキュア」にはガッカリしたってことをつぶやいたら、たくさんの人から「同感!」「せめてフレッシュに戻して欲しい!」って声がザクザクと寄せられた。

それでも、あたしは、ずっと観てるうちに、だんだんに好きになるかもしれないと思って録画し続けてるんだけど、今のとこ、「天装戦隊ゴセイジャー」も「ハートキャッチプリキュア」も、まったくその気配すらない。それで、あまりにも悲しいから、最近は、以前の「戦隊ヒーローモノ」や「プリキュア」を観る機会が増えて来た。日曜日の夜に疲れて帰って来る→ヒトトキの楽しみとして録画しといた「天装戦隊ゴセイジャー」と「ハートキャッチプリキュア」を観る→あまりにもつまらなくてストーンズ的に言えば「I can't get no satisfaction (満足できねえ!)」ってことになる→ストーンズと言えば「Paint It, Black (黒く塗れ!)」ってことになる→「黒」と言えば「喪黒福造」ってことで「心のスキマ」を埋めて欲しくなる→そのために古き良き時代の「戦隊ヒーローモノ」や「プリキュア」を観ることになる‥‥って流れだ。

そして、以前の「戦隊ヒーローモノ」や「プリキュア」を観れば観るほど、今の「天装戦隊ゴセイジャー」と「ハートキャッチプリキュア」の酷さが際立っちゃって、ますます悲しい気持ちになって来る。いくら幼児向けの番組とは言え、全国の多くの大人たちも楽しみにしてるんだし、何よりも子供たちに関連商品を買ってあげてるのは大人なんだから、その大人にも喜ばれるような番組を作るべきだと思う。もしも、あたしに小さな女の子がいたとしたら、「プリキュア5」や「フレッシュプリキュア」のオモチャを欲しがったら買ってあげるけど、「ハートキャッチプリキュア」のオモチャを欲しがっても買ってあげないと思う。これは、全国の小さい子供を持つ親の何割かが感じてることだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、細かいことを言うと、「天装戦隊ゴセイジャー」と「ハートキャッチプリキュア」とに対して、おんなじように不満を持ってるワケじゃない。毎年、必ず新番組を作らなきゃなんない「戦隊ヒーローモノ」に関しては、すでにネタ切れの感も強いワケで、これまでのネタとかぶらないようにするためには、どうしてもムリが出て来る部分があるのは仕方ないことだ。だから、「つまんない!」とか「魅力がない!」とか文句を言いつつも、それなりに「愛」を持って見守ってるフシもある。

一方、「ハートキャッチプリキュア」に関しては、普通に考えたら、人気のあった「フレッシュプリキュア」の続編を作るのがスジなんだから、全国のファンの声を無視してまで、これまでの「プリキュア」の歴史に泥を塗るような駄作を作ったことに対して、あたしは激しく怒り狂ってる。テレビ朝日のアニメに関するあたし的な「不満ランキング」で言えば、これは、1位の「ドラえもん」の声を何年経ってもぜんぜん馴染まない変な声に変えたってことの次の2位に鎮座してるほど不満に感じてる。

そして、こうした「不満」は、あたしにとっては複雑な感情なのだ。最初から嫌いなアニメや興味ないアニメなら、あたしはいちいち文句は言わないし、それ以前に、わざわざ日記に取り上げることもない。人の感性は人それぞれなので、あたしが面白いと思わないアニメでも、それを好きな人たちもいるワケだから、部外者のあたしが批判するほど失礼で無意味なことはない。だけど、子供のころから大好きでずっと観て来た「ドラえもん」や、大人になってからでも最初の「ふたりはプリキュア」からずっと観て来た「プリキュア」のシリーズは、あたしにとっても大切な作品だから、こうして裏切られた時のショックは大きすぎる。

だから、黙ってるワケには行かないって気持ちと、大好きな作品を批判しなきゃならないっていう気持ちとが複雑な感情になって、エヴァンゲリオン的‥‥って言うか、ショーペンハウアー的に言えば「ヤマアラシのジレンマ」みたいな感じになっちゃう。これは、あたしの支持してるハトポッポ内閣が、次から次へとあまりにも民意を無視した大バカ政策を炸裂させてくれることに対して、支持してるのにも関わらず批判しなきゃなんない、支持してるからこそ批判しなきゃなんないっていう気持ちにも似てる感情で、ものすごくモドカシー。

‥‥そんなワケで、政治の問題はともかくとして、「戦隊ヒーローモノ」や「プリキュア」に関しては、たとえどんなに新作が酷くても、別に社会に対して直接的に悪影響は与えないから、口角泡を飛ばすような問題じゃない。だけど、あたしにとっては、すごく落ち込んだ時や人のことが信じられなくなった時とかに、「戦隊ヒーローモノ」を観て元気になったり、「プリキュア」を観て立ち直ったりして来たから、激しく思い入れがある。「戦隊ヒーローモノ」で言えば、何よりも好きだったのが「特捜戦隊デカレンジャー」で、デカイエロー、こと、礼紋茉莉花(れいもん まりか)、こと、ジャスミンのことが大好きだったあたしは、ジャスミンとウメコの「ツインカムエンジェル」も大好きだったし、そんな流れから、ジャスミン役の木下あゆみちゃんが主演したテレビ東京の「怨み屋本舗」を観たのは当然として、ウメコ役の菊地美香ちゃんの出たNHK教育テレビの「ニャンちゅうワールド放送局」まで録画して観てたほどだ。

とにかく、あたしは、「戦隊ヒーローモノ」の歴代の女性隊員の中で、誰よりもダントツに大好きだったのが「デカレンジャー」のジャスミンだったけど、悪役のほうで言えば、これまたダントツに大好きだったのが、「炎神戦隊ゴーオンジャー」の害水大臣ケガレシアだった。もともと及川奈央ちゃんのことが大好きだったあたしとしては、この役はあまりにもツボで、毎週毎週、萌えまくりだった。特にシリーズの後半になって、敵と味方と関係なく、ゴーオンイエローの早輝ちゃんとゴーオンシルバーの美羽ちゃんとケガレシアの3人で、アイドルユニット「G3プリンセス」を結成した時には、ウニとイクラが半分ずつ山盛りになった「ウニイクラ丼」をご馳走になったほどゼイタクな気分を満喫できた。

で、こんなあたしだけど、数日前、いつものように奈央ちゃんのブログを覗きに行ったら、ナナナナナント! あまりにも衝撃的な写真に遭遇しちゃったのだ! 「ゴーオンジャー」でケガレシアをやった奈央ちゃんと、「デカレンジャー」でジャスミンをやった木下あゆみちゃんと、「マジレンジャー」でマジピンクをやった別府あゆみちゃんの3ショット! それも、それぞれの衣装を着てるんなら、よくある映画の宣伝でのワンシーンみたいで珍しくもないんだけど、完全にプライベートでの3ショット、3人でご飯を食べに行った時の写真だってんだから、あたしのツボの内角高めにストライク! ゴジラ松井だったら軽々とライトスタンドへ運んでるとこだ。

ちなみに、コレだ。興味のない人にとっては、ただ単に3人の女性芸能人が並んでるだけの写真だけど、ケガレシアとジャスミンが大好きだったあたしにとっては、戦隊のワクを超えた異文化交流のプライベートショットってワケで、これほどのご馳走は他にない。3人で食事をしながら、いったいどんなお話をしたのかな?‥‥って想像すると、もうたまんない。美女が大好物のあたしは、美女と美女が仲良くしてるのを見ると、ウニとイクラが半分ずつ山盛りになった「ウニイクラ丼」を‥‥って、これはさっき書いたか(笑)

そして、これは「戦隊ヒーローモノ」とは関係ないんだけど、この日記を書くために、今、奈央ちゃんのブログにもう一度アクセスしてみたら、9日付のエントリーで、大親友の絹川麗ちゃんと一緒に、映画「アバター」を観に行ったことが書かれてて、麗ちゃんと2人で3Dメガネをかけてる写真が紹介されてた。それで、あたしは、すぐに麗ちゃんのブログを見てみたら、麗ちゃんもa href="http://blog.excite.co.jp/kinurei/10148470/">9日付のエントリーで、おんなじ写真を公開してたもんだから、思わず胸がキュンとしちゃった。これまた、あまりにも「ウニイクラ丼」だ。

‥‥そんなワケで、「ハートキャッチプリキュア」に関しては、キャラの絵そのものに魅力がないんだから、もうどうしようもないワケで、今年は「捨てる」しかないけど、「天装戦隊ゴセイジャー」に関しては、女性隊員の変身後のユニフォームのデザインが最悪なこととか、敵の設定に新鮮味がゼロってことは仕方ないとしても、隊員それぞれのキャラに魅力がないって点だけは、これからいくらでも修正できる。大マカなストーリーは変更しなくても、それぞれのセリフを変更して、それぞれのキャラのメリハリを明確にすれば、もっと視聴者を惹きつける内容になる。特に、ピンクとイエローに関しては、もっと大胆なキャラを作ってかないと、どんどん視聴者が離れてくと思う。たとえば、「デカレンジャー」の後半で、それまではオトボケキャラだったジャスミンが急にセクシーになったように、「ゴーオンジャー」の後半で、それまで悪役だったケガレシアに正義の心が目覚めたように、こうした改革をしない限り、「プリキュア」だけでなく、「戦隊ヒーローモノ」も、数年のうちに消えてく運命だと思う今日この頃なのだ。


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