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2010.03.25

ツイッター進化論

お仕事の合間にちょっと時間ができると、今までは「ミクシー」にアクセスすることが多かったんだけど、最近は「ツイッター」にアクセスすることのほうが多くなって来た。今月の頭までは、自分のつぶやきに対する返信の読み方も知らなかったから、どうでもいいことをそれこそ「つぶやく」だけで、いったいぜんたい何が楽しいのかも分からなかったんだけど、たくさんの親切な人たちのオカゲで最低限の使い方が分かってからは、ジョジョに奇妙に楽しさが分かって来たからだ。

返信の読み方が分からなかった時は、あたしは1人で勝手につぶやいてるだけだったんだけど、今は自分のつぶやきに対する返信に目を通して、できる範囲で返信するようにしてる。もちろん、とても全員に返信することはできないし、返信率は1割以下だけど、それでも、今までは完全に一方通行だったから、あたしにとっては、ものすごい進歩だと思う。そして、こうしたやりとりを続けてるうちに、ツイッターにおける「見ず知らずの人たちとの付き合い方」もオボロゲに分かって来た。それは、大多数の良識ある人たちとだけ交流を持つようにして、ホンの一部の非常識な人は完全に無視する、ということだ。

あたしの場合、自分ではあくまでも一般人だと思ってるんだけど、そうは思ってない人たちもたくさんいるワケで、中には明らかにケンカを売ってるような不愉快な返信も来る。ま、これは、有名税だから仕方ないし、「きっこの日記」の読者メールもおんなじで、100通のメールが届けば、その中に1通か2通は、こうしたメールが混じってる。あたしは、いつも言ってるように、人の感性は人それぞれだから、あたしの書いたことに対して、賛同や共感だけじゃなくて、反論や批判も大いに歓迎してる。だけど、それは、人として最低限のマナーを守った上での話だ。見ず知らずの相手に初めてメールを送るのに、マトモに挨拶もできない上にタメグチだなんて、こんな非常識な人は無視するしかないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、読者メールの場合なら、たとえ非常識なメールが届いても、チラッと見たら最後まで読まずに削除するってだけで、別に何とも思ってない。世の中にはたくさんの人がいるんだし、中学生レベルの漢字も読めない人が総理大臣になれちゃうような国なんだから、挨拶もできない一般人がいたって不思議じゃない。だけど、ツイッターの場合は、「全角で140文字」っていうキャパがある上に、誰かのつぶやきに返信する場合は、そこに相手のIDや自分のIDまで入るから、使える文字数が極めて少なくなる。だから、たとえ初めての相手でも、「初めまして。私は○○と申します。」なんて書いてる余裕がない場合が多い。

「ですます調」じゃなくて「タメグチ」になっちゃうのも、文字数を減らす工夫としての側面もあるし、あたしの場合は、時と場合によっては「あたし」を「私」にしてる。こうすれば、2文字減らせるからだ。だから、ツイッターにおいては、人として最低限のマナーである挨拶や自己紹介がなくても、たとえタメグチであっても、そこに「相手に対する思いやりの心」、つまり、相手を不愉快にさせないような心配りが感じられれば、それは良識ある人からのコメントだって判断すべきなのだ。そして、逆に、いくら丁寧に書かれてても、相手を不愉快にさせることを目的としてると感じられれば、それは非常識な人からの嫌がらせのコメントだってことが分かる。

あたしは、自分のつぶやきに対する返信を読んだり、返信に返信できるようになった当初は、こうしたことが分からなかったから、ある批判的な返信に対して、思ったことをそのまま返信したこともあった。そしたら、それが、ものすごく粘着質な人で、とっても不愉快な思いをすることになった。たとえば、政治的なことにしろ思想的なことにしろ、あたしがすごくマジメなことをつぶやいて、それに対しての反論や批判ならともかく、あたしは思いつきのギャグでアニメのパロディーみたいなことをつぶやいただけなのに、そんなつぶやきに対してわざわざ批判的な返信をして来たような人なんだから、その時点で「マトモじゃない」って気づいて無視すれば良かったんだけど、その辺のサジ加減がまだ何も分からなかった。

で、これで学習したあたしは、また少し進化して、ツイッターでは、「不愉快な返信はすべて無視、悪質な人や粘着質な人は即ブロック」ってことが分かった。せっかく貴重な時間を割いてツイッターをやってるんだから、一部の非常識な人のために不愉快な思いをするなんて、これほどバカバカしいことはない。ツイッターに限らず、非常識な人はどこにでもいるんだから、そんなもんは「街路樹」だと思って無視してればいいし、あまりにも目障りならブロックすればいいだけだ。そして、大多数の良識ある人たちと、有意義に楽しめばいい。

‥‥そんなワケで、本格的にツイッターを始めて3週間、不愉快なことはこの1件くらいで、あとは楽しいことばかりだ。中でも、思わぬ人たちとの思わぬ出会いが続いてて、これはホントに楽しい。たとえば、あたしが、普天間基地の問題に関してつぶやいてたら、それが広がってって、沖縄のKEN子さんとリンクして、KEN子さんのつぶやきがあたしのTL(タイムライン)に表示された。それで、あたしは、「おおっ!KEN子さん!」ってコメントしたら、「おおっ!きっこさん!」って返って来て、無事にフォローすることができた。KEN子さんは、今、「九州中国ツアー」の真っ最中だけど、いつも元気マンマンのつぶやきで楽しませてくれる。

それから、あたしが、普天間基地の問題に関して、UAさんと「ソウルフラワーユニオン」のヒデ坊さんの去年の11月の新聞記事を紹介したら、そのつぶやきを広めるためにリツイートしてくれた人たちの中に「soulflowerunion」ていうIDの人がいたので、その人のホームを見に行ったら、ナリスマシとかじゃなくて、本物の「ソウルフラワーユニオン」だった。それで、「おおっ!」って思ってフォローしたら、ナナナナナント!「ソウルフラワーユニオン」の中川敬さんから、ジキジキにダイレクトメールが届いた上に、あたしのブログをいつも読んでるって書いてあったのだ!

敬さんたちは、阪神淡路大震災の時、被災者を元気づけるために慰問ライブをやったけど、その時に敬さんが作った「満月の夕」には、あたしもとっても助けられた。阪神淡路大震災では、故・永田耕衣さんを始め、関西在住の俳人もたくさん被災して、その中に、あたしの仲良くしてる俳句仲間たちもいた。それで、あたしは、東京の俳句仲間でカンパを集めて送る時に、敬さんの「満月の夕」のカセットも送ったのだ。まだ、CDがリリースされてなかった時だったので、どこかのライブ音源を録音したカセットをダビングした音質の悪いものだったけど、俳句仲間たちはすごく喜んでくれて、「とても胸に響きました。本当にありがとう。」ってお手紙が届いた。

こんな素晴らしい曲を作ってくれた敬さんが、あたしのことを知っていてくれたなんて、それだけでもか感激なのに、あたしが粘着質な人から被害を受けてた時には、そのやりとりをツイッターで見てたようで、「言いがかりみたいな人はスルーしたほうがいいですよ」ってアドバイスのメールまで送ってくださった。そう言えば、あたしがまだ何も分からずにオロオロしてた時には、あたしのつぶやきの揚げ足を取るような嫌がらせの返信に対して、松尾貴史さんが「きっこさんはそんなこと言ってないですよ。ちゃんと文章を読みましょう。」ってふうにフォローしてくださった。ホントにアリガタイザーだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、「ライオン丸G」で惚れ込んだ大根仁監督も発見したので、監督とはミクシーでマイミクなんだけど、ツイッターでもフォローさせてもらった。そしたら、監督の1日の行動が分かるようになった上に、思わぬ情報が入るようになった。松尾スズキさんもフォローしてみたら、「テレビブロス」のコラムでは「A」としか書かれてなかった食堂の名前を実名でつぶやいてるので、「あそこか!」ってことが分かった。ちなみに、松尾スズキさんは、その食堂の全メニュー、119品の制覇にチャレンジ中なので、「テレビブロス」のコラムの後日談が面白い。

それから、「テレビブロス」つながりになっちゃうけど、映画評論家の町山智浩さんを発見したので、こちらもソッコーでフォローさせていただいた。それで、初めのうちは読んでるだけだったんだけど、ついくだらないコメントをしてみたら、あたしのことを知ってる風味だったので嬉しくなった。そして、前に「きっこのブログ」で紹介したMISIAのライブチケットが当たった、静岡県三島のFM局で洋楽専門番組のナビゲーターをしてるリンさんともツイッターで再会できたし、四国の宇和島でイラストレーターをやってるさかほしけいさんともツイッターで再会できた。

他にも、「明日は晴れ」の大木晴子さんともつながることができた。あたしのドレッサーの横には、3年前のお誕生日に晴子さんがくださったミニバラをドライフラワーにして飾ってるので、毎朝お化粧するたびに晴子さんのことを思ってる。だから、こうしてつながれたことが、とっても嬉しい。

そして、今日は今日で、また嬉しい出会いがあった。あたしがナニゲに、「昔、JahケースケさんとPJがやってたバンドで、ボブ・マーリィの「リデンプションソング」に日本語の歌詞を乗せて、地球の環境破壊と原発の恐ろしさを歌ってたことを思い出しました。たしかCDを持ってたはず。」ってつぶやいたら、これに対してのたくさんの返信の中に、「きっこさんからPJ氏の名が!!」って返信があったので、ふと見たら「RYOtheSKYWALKER」って書いてある。それで、あたしは、「えっ?」って思ってホームを見に行ったら、20万人以上からフォローされてて、これまたナリスマシじゃなくて本物のRYO the SKYWALKERさんだった!

それで、あたしは、すぐに「おおっ!RYOさんジャマイカ!…じゃなくて、RYOさんじゃないですか!ビックル一気飲み!フォローさせていただきます!」ってアリガチなギャグで返信した。そしたら、すぐに返信してくださった。


「知って頂いてるとは光栄です!^^ こないだPJさんとも曲をやらしてもらいました!」

のわーーー!「知って頂いてるとは光栄です」だなんて、それは完全にこっちのセリフです!‥‥ってことで、あたしは、アセリマクリスティーで返信した。

「4年くらい前に「きっこの日記」でRYOさんの「晴れわたる丘」のPVを紹介したことがあるんですよ。」

「マジすか!!めっちゃうれしいです!あとで探して読ませて頂きます^^」


‥‥そんなワケで、まだ始まったばかりのあたしのツイッター生活だけど、ホンの一部の非常識な人のあしらい方も分かったし、毎日のように楽しい出会いもあるし、だんだん楽しさが分かって来た。こないだは「やっと石器を手にした原始人レベル」だって書いたけど、あたしのIDの「kikko_no_blog」は何とか「縄文人」くらいには進化したと思う。だから、次は「弥生人」を目指して、自然の流れに身をまかせて進化してこうと思ってる今日この頃なのだ。


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