国民新党・下地氏に沖縄県民が激怒
「国民新党・下地氏に沖縄県民が激怒」(世田谷通信)
20日午後、沖縄国際大で開催された普天間飛行場の移設問題に関する公開討論会「ちゃーすが普天間!?与党3党に問う」で、国民新党の下地幹郎衆院議員に対して会場に詰めかけた約300人の県民から激しい批判の声が浴びせられ、下地氏も怒鳴り声をあげて応戦し、一時、討論会が中断される場面があった。討論会には、民主党の喜納昌吉参院議員、社民党の照屋寛徳衆院議員、国民新党の下地氏の与党3人がパネリストとして出席することになっていたが、選挙時の公約である「県外国外移設」を一貫して主張している照屋氏に対して、県民の思いを踏みにじる「キャンプシュワブ陸上案」を主張している下地氏には批判が集中することが予想された。そのため下地氏は自身の親族が経営する建設会社の関係者などの支持者を大量に動員して会場の半分近くを埋めるという手段に出た。しかし下地氏が「キャンプシュワブ陸上案」について説明し始めると、会場に詰めかけた県民から「裏切り者!」「選挙前に言え!」「公約違反だ!」「陸上案などあり得ない!」「また15年も我慢しろというのか!」などの罵声が浴びせられた。すると下地氏も「民主党の公約には県外移設などとは書いていない!ちゃんと公約を見なさい!」と大声で県民らを怒鳴りつけた。下地氏は自民党時代に防衛商社「山田洋行」の事件などで収賄罪などの罪に問われ懲役2年6月の実刑判決を受けた元防衛庁の守屋武昌氏を沖縄に呼び、ゴルフ接待をしていたことが発覚しており、下地氏の親族の建設会社が莫大な公共工事を斡旋してもらっていた疑いも持たれている。(2010年3月21日)
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