ついに暴走モード突入!
現在進行中の稲垣早希ちゃんの「西日本横断ブログ旅」は、「関西縦断ブログ旅」「四国一周ブログ旅」に続いて3回目の旅なので、ゴールまでの距離が長くなって、通過ポイントも過酷になって、どんどん難易度が増してるけど、早希ちゃん自身が旅慣れてきてるし、メンタル面でも鍛えられて成長してきてるから、ワリと安心して観てられるようになった。でも、その反面、観てるこっちも慣れてきちゃったので、最初のころみたいなドキドキ感やハラハラ感が希薄になってきて、ちょっとやそっとのことじゃ感動できなくなってきた。ま、これは、ゼイタクな話なんだけど、あたしは、最近の「ブログ旅」を観て、最初のころの新鮮な感動を懐かしく思い出したりもしてた。
だけど、そんなあたしの気持ちを吹き飛ばしてくれたのが、昨日の放送だった。島根県の1つめの通過ポイント、隠岐諸島の西ノ島にある「摩天崖(まてんがい)」を目指して、七類港から豪華なフェリーに乗り込んだ早希ちゃんは、出発したフェリーのデッキで、全財産が182円ていう状況で、朝9時のサイコロタイムを迎えた。そして、いつものようにブログのコメント数をチェキしたら、ナナナナナント! 奇跡の2万件超え! 去年の暮れから年をまたいで、「関西縦断ブログ旅」と「四国一周ブログ旅」をマトメて再放送して、そのあとのコメントだったから、新しい視聴者が一気に押し寄せたのだ。
そして、コメント数の少なかった最初の旅の序盤のシーンが織り込まれ、感激で大喜びする早希ちゃんの笑顔もいっそうキラキラと輝いた‥‥と思ったのもトコノマ、「コメント数が1万件を超えましたので暴走モードに突入です」というスタッフ。何のことだか分からずキョトンとする早希ちゃんに、スタッフが「暴走モード」のサイコロの出目のパネルを渡すと、大きな初号機サイコロのCGアニメがカットイン。そして、バネルを見た早希ちゃんは、今まではサイコロで「2」が出ると「コメント数×0.1円」だったのが、今度は「2」だけじゃなくて「3」も「コメント数×0.1円」になってることに気づいてボーゼンとすると、また初号機サイコロのCGアニメがカットインするんだけど、今度は横にヒビ割れて上下に裂けそうになってる。そして、スタッフが「暴走モード突入です」って正式に告げると、初号機サイコロのヒビ割れがガバッと口を開けて、「オオーーーン!」って咆哮して、パチンコの「暴走モード」の文字が出た今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、あまりにも凝りに凝った演出に、制作スタッフの「エヴァ愛」と「パチンコ愛」を感じつつも、「暴走モード」どころか、一気に「不満爆発モード」に突入しちゃった早希ちゃんを見守った。「こんな話は聞いてない」とスタッフに文句を言う早希ちゃんに、「パネルをよく見てください」と答えるスタッフ。そして、ずっと使い続けて来たサイコロの出目を書いたパネルを見ると、欄外の細いフチドリの部分に、誰も気づかないような薄くてちっちゃな文字で、「コメントが1万件を超えたらサイコロ暴走」って書いてあったのだ。その上、新しく渡されたほうのパネルを見ると、これにもフチドリの部分に、薄くてちっちゃな文字で、「コメントが3万件を超えたらサイコロ覚醒」って書いてあることに気づく。あまりの卑劣な手口に、笑うしかない早希ちゃん。
そして、「暴走モードとか関係なしに、とにかく6を出します!」って宣言する早希ちゃんに対して、「ボクは3を出して欲しいです。それで『暴走モードじゃなかったら良かったのにぃ~』っていう早希ちゃんを撮りたいです」っていうスタッフ。このやりとりには、思わず笑っちゃった。で、早希ちゃんは、スタッフの心理作戦にも負けずに、「サイコロ暴走モード、弐号機発進!」って言って、相棒の弐号機サイコロを振った。そしたら、出たサイコロの目は、本日2度目のナナナナナント! ‥‥「6」!
過去最高の2万件超えのコメントをもらってたサイコロタイムで、悪い目の確率が2分の1っていうプレッシャーを受けながら、「4」か「5」でも御の字だったのに、ここで宣言通りに「6」とは、早希ちゃんと弐号機サイコロとのシンクロ率は、完全に400%を超えてた。そして、自分でも予想しなかった奇跡的な結果に、大コーフンで狂喜乱舞する早希ちゃん。もはや、ここは、フェリーのデッキじゃない。早希ちゃんのステージだ。そして、あまりにもコーフンしすぎて、ゲホゲホとむせちゃった早希ちゃんが、メッチャ可愛かった♪
だけど、この結果に困惑したのが、やっぱりスタッフだった。フェリーの上にはATフィールド‥‥じゃなくて、ATMがない。それで、3人のスタッフが自分たちのお財布から、ありったけのお金を出し合って、それでも足りなくて、ポケットの中の小銭やバッグの中に落ちてるお金までかき集めて、どうにか20万5240円を作り、早希ちゃんに手渡した。でも、20万円を超える大金を手にした早希ちゃんが、「人生でこんなにいっぱいのお金を持ったのは初めて」って言ったのを聞いて、あたしは、吉本の若手が安月給だって話はネタじゃなくてホントなんだな~って思った。それとも、お給料は20万円以上もらってるのに、銀行から一度に全額を下ろして手に持ったことがない‥‥って意味だったのかな?
とにかく、昨日の放送のことを書いてる今日のブログには、「私、20万円って大金、今まで生きてきて持ったことないです‥‥。NSC(吉本総合芸能学院)の入学金は分割で払ったし‥‥。」って書かれてるから、事実には違いないと思う。だけど、ハタチくらいの女の子ならともかく、26才っていう年齢を考えると、この状況を素直に「可愛い♪」って思ってもいいのかどうか、ちょっと戸惑っちゃう。ま、可愛いんだけど(笑)
あ、そうそう、話はリトル戻るけど、もしも「ロケみつ」のスタッフか関係者がこれを読んでたら、「ATM」を「ATフィールド」にカケるギャグ、ぜひ放送のどこかで使ってくださいね!‥‥ってのも織り込みつつ、何とか無事に西ノ島に到着した早希ちゃんは、港の地面に大きく描かれた「鬼太郎を乗せた一反もめん」の絵に出迎えられて、さっそく通過ポイントの「摩天崖」までのルートを調べる。そして、タクシーで行くしか方法がないことや、タクシーは片道3500円くらい掛かることを知るんだけど、もう午後1時を過ぎてるから、このまま向かったら、通過ポイントを目指してる途中で、午後3時のサイコロタイムを迎えちゃう恐れがある。
それで「1」でも出して「全額没収」になったら大変だから、まずは今夜の宿を予約しとくことにして、観光案内所で、通過ポイントの「摩天崖」に近い宿を紹介してもらう。1泊1万5000円もする宿だったけど、20万円以上も持ってる早希ちゃんは余裕マンマンだ‥‥ってのが、昨日の放送だった。だから、旅そのものの進行具合としては、七類港からフェリーに乗って西ノ島に着いたってだけで、ほとんどミドコロはなかったのに、制作サイドの凝りに凝った演出で、近年マレに見るほどの素晴らしい内容の放送になった。何よりも、制作サイドが楽しみながら番組を作ってる気持ちが伝わってきて、そういった意味でも嬉しくなった。
‥‥そんなワケで、ギャラの高い人気タレントや人気芸人さえ集めれば視聴率が取れると思ってる中央のテレビ局は、こうした努力をほとんどしてないから、どのチャンネルに換えても、似たり寄ったりの顔ぶれが、似たり寄ったりのことをしてるだけだ。ドラマなら、どのチャンネルに換えても、演技力ゼロのジャニタレが小学校の学芸会みたいなことをやってるだけだし、バラエティーなら、どのチャンネルに換えても、おんなじ顔が雛壇に並んでて、おんなじボケとおんなじツッコミを繰り返してるだけだ。
たとえば、テレビ朝日の「アメトーーク」で「家電芸人」に人気が出ると、どの局も「家電芸人」に飛びついて、人のフンドシで相撲をとり始める。どの局のバラエティーも、まるで通販番組みたいになっちゃって、番組なんだかCMなんだか分からなくなった。何が悲しくて掃除機や洗濯機の説明なんか聞かなきゃなんないのか、あたしにはまったく理解できないし、当然、まったく面白くない。そして、こんなもんに頼る芸人も芸人だ。家電に詳しいだの料理がうまいだのって、そんなことは自宅の中でやってろ!‥‥って思う。結局は、視聴者を楽しませるだけの芸がないもんだから、アレもコレもと手を広げてるだけで、中身はカラッポってことだ。
一方、落ちるとこまで落ちた中央のテレビ局のバラエティーと比べて、毎日放送の「ロケみつ」は、ホントに素晴らしい。あたしは、一番初めに「関西縦断ブログ旅」を観た時には、早希ちゃんのことを知らなかったのはもちろんのこと、倉庫みたいなスタジオに動物の着ぐるみを着て並んでるMCも、誰1人として知らなかった。メインのMCの下に出てる「月亭八光」って名前を見て、月亭八方さんの一門の人だと思ったから、「はっこう」って読むもんだと思ってた。そして、何回か放送を観てるうちに、隣りの女の子が「はちみつさん」て呼んだのを聞いて、初めて「はちみつ」って読むんだってことを知り、それからずっとして、この人が月亭八方さんの息子さんなんだってことを知ったほどだ。
日本テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」のミヤネさんにしても、何十年もテレビに出てるベテランらしいけど、大阪の地方局にしか出てなかった人だから、あたしはぜんぜん知らなかった。ある日、突然、東京でも「情報ライブ ミヤネ屋」が始まって、メインのミヤネさんが当たり前のように進行してるのを見て、「この人って、いったい誰なの?」って、すごく不思議に思ったし、何とも言えない違和感を持った。だから、関西の人なら知ってて当然の月亭八光さんにしても、東京での知名度は限りなくゼロに近いと思う。あたしは、たまたま早希ちゃんの「ブログ旅」を観てるから八光さんのことも知るようになったけど、「ブログ旅」を観てない人は、たぶん9割以上が八光さんのことを知らないと思う。
だけど、あたしの周りの人たちは、ほとんどが月亭八光さんのことを知ってる。それは、あたしから感染して、ほとんどの人が早希ちゃんの「ブログ旅」を観てるからだ。そして、この「きっこの日記」を読みに来てくれる人たちの中にも、この日記で早希ちゃんのことや「ブログ旅」のことを知って、「ロケみつ」の放送圏外なのに、苦労して毎週楽しみに観てる人がたくさんいる。ま、今は、TBSで土曜日の深夜から明け方にかけて、以前の「ブログ旅」をマトメて再放送してるから、「きっこの日記」の読者じゃなくても、どんどん認知度は上がってると思うけど、それにともなって、月亭八光さんたちMCの知名度も上がってるってワケだ。
‥‥そんなワケで、毎日放送の「ロケみつ」が、番組内の1コーナーに過ぎないハズの早希ちゃんの「ブログ旅」だけで持ってることは誰もが認識してることだし、各方面への露出度から見ても、早希ちゃんの知名度は番組中でダントツになった。だから、「ロケみつ」って番組も、月亭八光さんを始めとした他の出演者たちも、早希ちゃんの人気に引っ張られる形で知名度を上げ続けてることになる。だけど、こんなに早希ちゃんの人気が出たのも、こんなに番組や出演者たちの知名度が上がったのも、やっぱり、「ブログ旅」を制作してるスタッフの力によるものなんだと思った。ある意味、日本テレビのかつての「進め!電波少年」にも通じる「ロケみつ」の面白さは、決して、出演タレントの人気だけに頼った中央のテレビの劣化バラエティーとは違って、スタッフの努力と工夫と遊び心による部分が大きいからだ。そして、特にスタッフの力を感じたのが、昨日の放送だった。だから、大好きな早希ちゃんにはホントに申し訳ないけど、あたしは、これからもセッセとコメントを書き続けて、少しでも早くコメント数が3万件を超えて、「覚醒モード」に突入して欲しいと思ってる今日この頃なのだ(笑)
| 固定リンク