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2010.04.11

シナリオの読み違い

負けたどぉ~~~!‥‥ってワケで、日記が1日遅れになってるので、日付は土曜日だけど、あたしの「桜花賞」は、すでに桜の花とともに散っちゃった。今回は、藤田伸二騎手の騎乗したステラリードに絶対の自信を持ってたから、3連単も、3連複も、馬連も、単勝も、ちょっと弱気な複勝も、ぜんぶ12番のステラリードに絡めて買ってたので、あたしの2000円ぶんの馬券は、まったくカスリもしなかった。「エヴァンゲリオン予想」に乗っかった皆さん、ホントに申し訳ない。

これは、すべて、あたしの「読み違い」が原因だ。あたしは、今回の「桜花賞」に対応してるエヴァンゲリオンが、第拾九話「男の戰い」だってことから、「牝馬のレースだから馬じゃなくて騎手や調教師の名前がカギになる」って考えた。だけど、これが大きな間違いで、もっと単純に考えるべきだった。つまり、「男の戦い」をそのまま「女の戦い」に置き換えて考えれば良かったのだ。エヴァンゲリオンで「女の戦い」って言えば、アスカとレイを思い浮かべるけど、あれはアスカが一方的にレイにライバル意識を持って突っかかってるだけで、レイのほうはアスカを相手にしてない。それに、第拾九話「男の戰い」の中には、2人が言い争うシーンは登場しない。

今回の出走馬では、アスカに対応してたのがハワイの「赤い鳥」の名前であるアパパネで、レイに対応してたのが唯一の芦毛のサウンドバリアーだった。だけど、ストーリーの中にアスカとレイが言い争うシーンが登場しない以上、この2頭の争いはない。そこで考えられるのが、アスカと早希ちゃんとの争いだ。早希ちゃんはアスカのことが大好きだけど、本家本元のアスカと、そのモノマネをしてる早希ちゃんなんだから、ある意味、ライバルってことになる。そして、倫ちゃんが卒業して1人になっても「桜」っていうコンビ名を守り、「桜・稲垣早希」として活動してるんだから、「桜花賞」が戦いの舞台になることは簡単に予想できた。

つまり、アスカに対応してたアパパネと、早希ちゃんに対応してたオウケンサクラとが、「女の戦い」を繰り広げるってワケで、結果は、わずかの差で、本物にモノマネが届かなかった。そして、3着になったエーシンリターンズは、鉄道模型の「栄進堂」が馬主さんだから、電車で旅を続ける早希ちゃんを支える立場の馬ってことになる。だから、今回は、十分に予想できたのにも関わらず、あたしが根本的な部分を「読み違い」したのが敗因てワケで、あらためて2才牝馬のマツリダキッコの経験不足を痛感した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、「エヴァンゲリオン予想」はハズレちゃったけど、今回ほどワクワクドキドキできたレースは初めてだった。今日は、別に競馬に合わせて予定を組んでたワケじゃないんだけど、2時くらいから時間ができたので、まずは「うどん」を食べて、そのあと、コンビニで買ってきた80円の「さくらまんじゅう」を食べた。これで、あたしの運気は完璧にアップしたハズで、あたしの頭の中のスクリーンには、ずっと後方にいたステラリードが、まるで暴走した初号機のように、最後の直線で大外から一気に前に出る‥‥っていう、第拾九話「男の戰い」のストーリーに沿ったレース展開が浮かんでた。

で、ワクワクしながらテレビを観てたら、阪神での「桜花賞」の前に、中山での「春雷ステークス」が放送されて、あたしが気にしてた第8使徒のサンダルフォンが殲滅した。そう、「マグマダイバー」に対応してた去年の「マイルCS」で殲滅した馬だ。これで、「桜花賞」でもエヴァンゲリオンの勝利を確信したあたしは、18頭中17番人気という完全に活動停止状態のステラリードが、男シンジの「動け!動け!動け!動けーー!」の声に反応して「オオーーーン!」って覚醒する姿をイメージした。だけど、パドックが映ったら、他の馬ばかりで、ステラリードがなかなか映らない。9番、10番、11番って映ってって、「次がステラリードだな!」って思うと、別の馬が映る。あたしは、ナニゲに「いや~んな雰囲気」を感じつつ、「12」の番号の馬を探し続けた。

そしたら、実況の馬場鉄志アナが、突然、「ワタクシゴトですが、このレースを持ちまして、競馬実況にピリオドを打ちたいと思います。三十有余年に渡る叱咤激励、どうもありがとうございました」って挨拶した。あたしは何も知らなかったから、驚いて胸がドキドキして来た。だって、馬場アナは、あたしが競馬を始めるキッカケになった去年の「エリザベス女王杯」の実況をしただからだ。最後の直線で、十馬身以上も離して逃げ続けるクィーンスプマンテとテイエムプリキュアに、集団を抜け出したブエナビスタがグングン迫ったけど、鼻の差で届かなかった‥‥っていう、あの大コーフンのシーン。


「クィーンスプマンテとテイエムプリキュアが粘っている!ブエナビスタは届くのか!とんでもない波乱になるのか!これが競馬だ!これが競馬の恐ろしさ!ブエナビスタ猛追!ブエナビスタ猛追!しかし!しかし!クィーンスプマンテーーー!!」


ああ、思い出しただけでもコーフンしちゃうけど、もっとコーフンしたい人は、もう一度、去年の「エリザベス女王杯」を観てもらうとして、あたしは、このレースで100円が10万円以上になり、ここから「エヴァンゲリオン予想」がスタートしたってワケだ。だから、馬場アナは、あたしが競馬を始めるキッカケを作ったアナウンサーって意味もあるし、「馬場」っていう名前からして、すでに競馬の実況をするためにアナウンサーになったような人だと思う。関西テレビのアナウンサーなので、西の競馬以外には東京のあたしにはナジミがなかったけど、関西ではF1の実況もやってたそうで、マシンがクラッシュした時には、思わず口をついて出たのか狙ったのかは分からないけど、「おおっと!1頭落馬!」って実況したそうだ。

そんな馬場アナが、今回の「桜花賞」で競馬の実況を引退しちゃなんて、あたしは運命的なものを感じた。そして、あたしの頭の中には、馬場アナによる「大外からステラリード!大外からステラリード!これが競馬だ!これが競馬の恐ろしさーー!」っていう実況が聞こえて来た。だけど、カンジンのステラリードの姿は、どこにも見あたらない。パドックから本馬場に入り、各ジョッキーが乗った馬が1番から順番に映り、馬場アナが解説を始めたんだけど、これまたパドックの時とおんなじで、9番、10番、11番って映ってって、「次がステラリードだな!」って思ったのもトコノマ、別の馬が映っちゃった。

そして、やっとステラリードが映ったんだけど、馬だけがポツンと映っただけで、藤田騎手は乗ってない。他の馬たちは、すでにレース前のウォーミングアップの「返し馬」を始めてるのに、ステラリードは騎乗もしてない。あたしは、藤田騎手が直前のブログで「気性の勝った性格の馬らしいので…当日のテンションが気になるね~巧く誘導できたらええな~」って書いてたことを思い出して、「もしかしたら、馬の機嫌が悪くて、人が乗ることを嫌がってるんじゃないか?」って思った。そして、ポツンと佇むステラリードが、シンジがネルフを去ったあとにレイやダミープラグを拒否した格納庫の初号機とオーバーラップした。

‥‥そんなワケで、期待と不安が入り混じる中、いよいよファンファーレが鳴って、歴史あるクラシック‥‥って、ナニゲに「馬に乗馬」風味になっちゃったけど、第70回の「桜花賞」がスタートした。そしたら、心配してたステラリードは、すごく機嫌がいいみたいで、ぜんぜん嫌がらずにゲートに入った。そして、レースが始まったら、オウケンサクラとアパパネが先頭で、ステラリードは後ろから2番目で、まさに人気の通りの展開になった。あたしは、「男の戦い」のストーリー通りの展開をイメージしてたから、後方に下がったステラリードを見て、「よし!」って思った。これで、あとは、最終コーナーで大外に出て、直線で覚醒して一気に暴走するだけだ。

だけど、世の中、そんなアニメみたいなことがチョイチョイと起こるワケもなく、いったん少し下がったアパパネが、最後にまた前に出て来て、オウケンサクラと女の意地の張り合いをしつつ、そのままゴールした。あたしの予想してたステラリードは14着。18頭中の17番人気で結果が14着だなんて、何だかホンダ時代のバリチェロみたいなパッとしない結果になっちゃったけど、藤田騎手は与えられた馬で最善のレースをしたんだから、よくがんばったと思う。そして、あたしの2000円はパーになっちゃったけど、もともとは前回の「高松宮記念」の勝ちぶんだし、パチンコでスルーの釘がガチガチの回らない台を打ってると、タバコ1本吸い終わらないうちに1000円が消えちゃったりするから、そう考えると、たった2000円でこんなに楽しめたんだから、費用対効果としては、映画館に映画を観に行くよりもワンダホーな娯楽だと思った‥‥ってことで、アパパネが勝った瞬間からのあたしのつぶやきをご紹介する。


「動け!動け!動け!動け!動け!動け!動いてよー!‥‥‥‥動かなかった。」

「エヴァンゲリオン初号機、活動限界です。」

「1着は1番人気のアスカの弐号機(アパパネ=ハワイの赤い鳥)、2着は早希ちゃん(オウケンサクラ)、「男の戦い」じゃなくて「女の戦い」だったのか。」

「時、すでにお寿司。」


「ステラリードが1着になって万馬券が的中する→配当金が振り込まれるのは明日だけど手持ちのお金でお寿司を買って帰る→的中することを想定して冷やしておいた「のどごし生」とお寿司で祝杯をあげる‥‥っていう予定がパーになったので今夜はいつものようにメザシをあぶってヤケ酒です。」

そしたら、この中の「時、すでにお寿司」が意外とウケちゃって、たくさんの人が爆笑してくれた。あたしがこれまでにつぶやいたギャグだと、「キャタピラなぎさ」と「同情するならカニ送れ!」が人気があったんだけど、この「時、すでにお寿司」も殿堂入りギャグになった。で、このつぶやきを見れば分かるように、あたしは、「男の戦い」を「女の戦い」に置き換えて予想しなかったことを後悔したんだけど、ここで思い出したのが、直前にいただいた石川喬司先生からのメールだった。


Subject: 桜花賞史に残る超特大ホームラン出現?
Date: Sat, 10 Apr 2010 17:41:43
桜花賞がスタートすると向こう正面の風景が縮んで見えるーーという虫明亜呂無さんの名セリフを思い出しています。
体調が微妙に狂いやすい春先の乙女たちの多頭数のシビアな戦い。
「当日のパドックでじっくりと確かめてからでないと馬券には手を出せない」などと能書きを垂れながら、「まあ馬券を離れても、うら若い乙女のオールヌードをかぶりつきで鑑賞できるわけですね」などと笑っていた懐かしい馬仲間です。
超大穴を当てて宝塚に別宅を!などと放送局の中継席で夢見た夜は、オケラ仲間を集めて「ゴールの見えない長距離レース、つまり徹夜麻雀」に耽ったものでした。
きっこさんのエヴァンゲリオン予想を、過去の寺山・虫明・石川トリオに披露して、楽しい夢を見せてやりたい‥‥。
私は正攻法予想を中心に、きっこ風味を加えて楽しむつもりでいます。
石川喬司


石川先生、いつもありがとうございます♪‥‥ってことで、実は、あたしは、石川先生とは「gooメール」でやりとりしてたんだけど、こないだ「gooメール」が全面リニューアルしてから、ものすごく調子が悪くなった。受信してるメールが表示されるまでに時間が掛かるし、変な空メールがヒンパンに届くようになった。それで、「gooメール」でやりとりしてたお仕事関係の人たちには別のアドレスを送ったりと順番に対応してたんだけど、石川先生には用件だけじゃなくて、ちゃんとしたメールを送りたかったので、一番最後にゆっくりと「桜花賞」の予想も書いてメールした。だから、石川先生からの返信も「桜花賞」の直前になり、今回の「エヴァンゲリオン予想」には、いつものように先生からのメールの内容を反映することができなかった。

このメールの内容から、今回のレースが「女の戦い」であることは一目瞭然なワケで、あたしは、アスカに対応してたアパパネと、早希ちゃんに対応してたオウケンサクラがゴールを駆け抜けた瞬間に、「そうだったのか‥‥」って気づいた。だけど、気づいた時にはアトのマツリダゴッホってワケで、ここが本家のマツリダゴッホと2才牝馬のマツリダキッコとの経験の差だったのだ。

そして、今日の「桜花賞」のコーフンも覚めやらぬまま、今度の日曜日は「皐月賞」だ。そして、「皐月賞」は、第弐拾話「心のかたち、人のかたち」に対応してるから、これは予想だにできない大波乱になる。何しろ、今回の「男の戰い」のラストで、初号機が使徒を食ってS2機関を取り込んじゃったことに対して、「心のかたち、人のかたち」の冒頭では、ゼーレの老人たちが、こんなことを言ってるからだ。


「エヴァシリーズに生まれ出づるはずのないS2機関」

「まさか、かのような手段で自ら取り込むとはな」

「われらゼーレのシナリオとは大きく違った出来事だよ」

「この修正、容易ではないぞ」


‥‥そんなワケで、ゼーレのシナリオとは違った流れになる今度の「皐月賞」で、「エヴァンゲリオン予想」は奇跡の復活を遂げるのか?そして、今回の「桜花賞」のハズレが、「隔週で的中する」という「エヴァンゲリオン予想」のパターンとしての「必然」と位置づけられるのか?ハタマタ、「オーマイガー!なギャンブル運」で紹介したゲッターズ飯田さんの占いの結果の通り、あたしはギャンブルに「そもそも向いてません」、あたしはギャンブルを「やらないほうがいいです」ってことで、これから8年間も負け続けるのだろうか? この謎が解明されるのが今度の「皐月賞」だから、あたしは、じっくりと第弐拾話「心のかたち、人のかたち」を観直して、石川先生のメールの内容も反映させて、全身全霊を傾けた「エヴァンゲリオン予想」を炸裂させようと思ってる今日この頃なのだ。


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