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2010.05.11

もんじゅでまた人的ミス

「もんじゅでまた人的ミス」(世田谷通信)

6日に14年5カ月ぶりに運転を再開した高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、核分裂を抑制する制御棒の挿入作業が、10日夜、人的ミスによって中断された。もんじゅを運営している日本原子力研究開発機構の発表によると、本来は操作ボタンの長押しが必要だったのだが、担当した作業員が操作方法を知らず、短く何度も押したために、十分な位置まで制御棒挿入されなかったという。作業員によると、操作法を記した「試験要領書」には長押しが必要との記述はなく、そのような指示や訓練も受けていなかったという。もんじゅでは、6日の運転再開直後から、原子炉の冷却用のナトリウムの温度が上限値を超えるなど、すでに10回近くも警報が作動しており、周辺の住民らは不安な日々を送っている。仮に何の事故も起こらなく運転を続けたとしても、もんじゅの技術が実用化されるまでには最低でも40年以上かかり、それまでに運転費用だけでも8000億円、段階的に建設される複数の原子炉の建設費に合計で数兆円かかると言われている。日本共産党の調査によると、日本原子力研究開発機構から同機構の関連会社16社に合計で59名もの天下りが行なわれており、西川一誠福井県知事、河瀬一治敦賀市長、自民党の高木毅衆院議員らとの癒着も指摘されているが、国民の血税を食い物にしているこのような悪質な事業こそ政府は真っ先に仕分けするべきではないのか。(2010年5月11日)


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「もんじゅ運営の原子力機構、関連16社に59人天下り」(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-03/2010050315_01_1.html

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