言論を弾圧したTBS報道局
今日、18日の午後1時半ころ、あまりにも蒸し暑かったので、あたしは、おやつに「スイカバー」を買って来て、それを食べながら、車の運転中に思いついた「謎かけ」をツイッターに書き込んだ。
「きっこさんのつぶやき」
http://twitter.com/kikko_no_blog
整いました!「麻生太郎」とカケまして「北海道は釧路」と解きます!そのココロは「失言(湿原)で有名でしょう」
整いました!「石原慎太郎」とカケまして「スキーの初心者」と解きます!そのココロは「暴言(ボーゲン)ばかりでしょう」
で、この2つを書き込んでから、あたしのTL(タイムライン)に流れて来る他の人たちのつぶやきを読んでたら、江川紹子さんが、こんなことをつぶやいた。
「江川紹子さんのつぶやき」
http://twitter.com/amneris84
出演予定だった6月20日のサンデーモーニングに(出演)できなくなりました。5月23日の放送での私の言動について、張本勲氏が立腹し、江川を番組に出さないようTBS側に求めたためです。TBSは、張本氏の主張を受け入れ、私を出さない、と決めました。7月も同様の理由で出演できません。詳細は後で
ちなみに、張本氏は楽天の岩隈投手について「カツ」を叫び、「無責任」と断じました。それに対して、私が驚いて「え~っ」と声を発したことが許せないのだそうです。
‥‥そんなワケで、今日は、レイアウトの関係で「いかがお過ごしですか?」はナシにしてくけど、あたしは、5月23日の「サンデーモーニング」を見てなかったので、さっそくネットで探してチェキしてみた。問題のシーンは、スポーツコーナーの中の「喝」を入れるコーナーだった。ご意見番の大沢親分や張本勲さんが、1週間のプロ野球の結果を見て、素晴らしいプレーをした選手に「あっぱれ」、ダメなプレーをした選手に「喝」をつける名物コーナーなんだけど、この日は、張本さんが、楽天の岩隈久志投手に「喝」をつけた。ちなみに、江川紹子さんは岩隈投手のファンだ。で、どんなやりとりがあったのか、放送を見てない人たちにも分かるように、全員の発言をそのまま文字に起こしてみた。
ジングル 「喝!」
関口宏 「(今日は)誰に喝ですか?」
張本勲 「岩隈、楽天の岩隈!」
江川紹子 「え~!」
関口 「ほら、(岩隈ファンの)江川さんがいらっしゃるのに」
張本 「7回で降りちゃだめよ。3対3、同点ですよ?まだ100球も投げてないんだから」
関口 「(江川さんのほうを向きながら)でも調子悪そうだったよね?」
張本 「調子悪いんだったらね、もう発表してるはずですよ。次出て来ますよ、また。必ずこの人はね。精神力弱いと思いますよ。俺のゲームだ、俺に任せろと、最後までね、一番苦しいんですよ、8回9回は。それを避けることが非常に多い。私もファンですよ、彼の。素晴らしいピッチングしますよ。男前だしね。でも精神面で弱いとこがあるのよ。そうするとね、チームがね、非常に士気がガクッと落ちる」
江川 「でもそれは聞いてみないと分からないじゃないですか。だってねえ、長いペナントレースの中で無理して出られなくなっても困るし、そんなに無責任な人じゃないと思う」
張本 「無理するとこは無理してもらわないと」
関口 「長いこと話してましたね、監督と、マウンドの上で」
張本 「ですからね、代われということは絶対監督は言いませんよ。エースだから。そのあとね、岩隈よりいいピッチャーが出て来るんなら代えてもいいですよ」
江川 「でも、前の回から監督といろいろ話してましたよ」
張本 「それは、あの、別に、肩が張るだの痛いだのいう話じゃないんですよ!」
江川 「分からないじゃない」
張本 「そりゃもう(あなたのような)シロートの人には分からないからね!」
関口 「これは親分に任せないと」
大沢親分 「そりゃいいんだけど、そのあとの片山、盗塁を殺したあとのフォアボールがいかんわな‥‥」
‥‥そんなワケで、文章だけだと細かいニュアンスまでは分からないと思うけど、全体的には、別にそれほど険悪な雰囲気でもなくて、どっちかって言うと穏やかな雰囲気で、このあとはみんなで笑ってた。ただ、このトークの間、紹子さんがいつものように穏やかな口調で笑顔で話してたのに対して、張本さんはちょっとムキになってるみたいな感じだった。
特に、マウンド上での岩隈投手と監督との会話の内容を「監督のほうから代われとは絶対に言わない」って断言して、岩隈投手が自分のほうからマウンドを降りたって断定した時に、紹子さんが「でも、前の回から監督といろいろ話してましたよ」って指摘したとこからだ。張本さんは、この指摘に急に慌て出して、「それは、あの、別に、肩が張るだの痛いだのいう話じゃないんですよ!」って、またまた断定したけど、紹子さんは、「(張本さんは2人の会話を聞いていないのだから)分からないじゃない」って指摘した。もちろん、紹子さんは、いつものように穏やかな口調で、笑顔で言ってる。
だけど、張本さんは、これでカチンときちゃったみたいで、紹子さんのことを睨みつけて、「そりゃもうシロートの人には分からないからね!」って言ったのだ。だから、あたしは、「そりゃもう(あなたのような)シロートの人には分からないからね!」って注釈を入れたんだけど、このマズイ雰囲気を察知した司会の関口さんが、サッと間に入って大沢親分に振ったら、大沢親分はぜんぜん違うことをしゃべり始めて、次のコーナーへと流れてった。あたしが見た限りでは、紹子さんが最初に「え~!」って言ったことよりも、自論の穴を突っつかれたことに腹を立てた‥‥ってふうに見えた。だけど、紹子さん自身が、こうつぶやいてる。
「江川紹子さんのつぶやき」
(私が「え~」と言った)そのあと2、3のやりとりはありましたが、張本氏が許せないのは、最初の「え~」というリアクションなんだそうです。
‥‥ま、張本さんが、紹子さんのどの発言に腹を立てたのかはともかくとして、たったこれだけのことで、TBSに圧力をかけて紹子さんを番組から降ろすだなんて、張本さんて、いったいぜんたいどんな人間性なんだろう? ここからは詳細になるけど、この放送で紹子さんに激怒した張本さんは、すぐにTBSに対して「江川を番組に出すな!」って申し入れたそうだ。そして、張本さんの申し入れを受けたTBS側は、最初は「スポーツコーナーの時だけ江川さんを退席させる」っていう案を提示したんだけど、張本さんは聞く耳持たずの状態で、とりあえず次回の6月20日と、その次の7月の放送は紹子さんに降板してもらう‥‥ってことになったそうだ。だけど、これも、あたしが書くよりも、紹子さん自身のつぶやきを読んでもらったほうが正確に伝わると思う。
「江川紹子さんのつぶやき」
ちなみに、サンデーモーニングはTBS報道局の番組です。話し合いの中で、私は「TBS報道局にとって、何が大事な価値観か、よく考えて欲しい」と述べてきました。その結果が、これです。非常に落胆しています。
張本氏の要求は、「江川と同席したくない」ではなく、「江川を番組に出すな」というもの。20日に私を出演させれば、それ以外の日も、張本氏は出ないと主張されたそうです。
TBS側は当初、私に無期限の「休養」を提案してきました。無期限というのは、張本氏の怒りが収まるまで、ということ。「おそらく秋頃にはまた出ていただけるでしょう」と。私が「休養はしません」と述べ、その後やりとりの中で、休養期間は2ヶ月間に短縮されましたが、他はまったく変化なしでした。
念のため申し添えると、私は張本氏と喧嘩をしているわけではないです。TBSには、私の言い方がよくないということであれば、張本氏に謝りに行きますよ、とも言いました。
実は、張本氏が「江川を出すな」と要求されたのは、これが2度目で、最初の時は関口さんが助け船を出して下さいました。今回は、関口さんが何を言っても譲れないと、張本氏が主張されたそうです。
前回のことがあったので、私はなるべくあのコーナーにはリアクションしないように努めていたのですが、あの時は岩隈さんについて、あまりの言いようだったので、ついファンとしてリアクションしてしまいました。
私がいきさつを(ツイッターで)明らかにしたのは、1つは私のコメントを待っていてくださる方に(番組に)出られなくなったことをご報告しなければ、と思ったから。もう1つは、これで私が黙っていれば、次にまた同じようなことが起きかねない、と思ったからです。
‥‥そんなワケで、ここまでの流れを読むと、ウガッた見方をすれば、張本さんは、もともと気に入らなかった紹子さんに嫌な思いをさせるために、わざわざ紹子さんがファンだと言ってる岩隈投手のことを「喝」に取り上げたようにも思えて来る。そして、本人の目の前で岩隈投手にダメ出しして、嫌な気分にさせてやろうと目論んでたのに、ミゴトに主張のおかしな点を指摘されちゃったから、逆ギレしたようにも思えて来る。
ま、サスガにそんなことはないと信じたいけど、あたしは、今まで張本さんのことを別に好きでも嫌いでもなかったけど、今回のことで、完全に見る目が変わった。実際、紹子さんが、番組を降ろされるほどの失言でもしたのならともかくとして、1人のプロ野球ファンとして、たまたま張本さんとは違った意見を言っただけなのに、こんなことで番組を降ろされるなんて、これほど理不尽なことはないだろう。
張本さんにしてみれば、きっと「野球のシロートは黙ってろ!」ってことなんだろうけど、プロ野球を支えてるのは、紹子さんのような野球のシロートの「ファン」なのだ。それなのに、自分が気に入らないってだけのワガママな理由で、そうしたファンの意見を強引に封じ込めるなんて、「ファンあってのプロスポーツ」ってことがミジンも分かってない人なんだってことがよく分かった。それに、今回の場合なら、紹子さんの言ってることのほうが理にかなってて、張本さんの主張は無理がありすぎる。ようするに、自分のメンツを潰されたことへの報復なんだろうけど、あまりにも子供じみてて呆れ返った。
‥‥そんなワケで、あたしは、張本さんに対しての「ちっちゃな男だな」って気持ちよりも、こんなデタラメな申し入れを受けて、ホントに紹子さんを降板させたTBSの腰抜けぶりのほうに開いた口が塞がらない。こんなデタラメを許してたら、プロ野球のファンはどんどん少なくなってくだろうし、何よりも、ニポンから「言論の自由」もなくなっちゃう。紹子さんは、「ちなみに、サンデーモーニングはTBS報道局の番組です。話し合いの中で、私は「TBS報道局にとって、何が大事な価値観か、よく考えて欲しい」と述べてきました。その結果が、これです。非常に落胆しています。」ってつぶやいたけど、TBSの報道局は日本相撲協会よりも腐敗してると思った今日この頃なのだ。
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