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2010.07.09

きっこ出目式

日曜日の「七夕賞」は、あたしが気になってたキャプテンベガ、サンライズベガ、トウショウシロッコ、マイネルグラシュー、デストラメンテ、ホワイトピルグリムの6頭のうち、サンライズベガ、トウショウシロッコ、マイネルグラシューの3頭が出走することになった。サンライズベガが9番、トウショウシロッコが12番、マイネルグラシューが15番だ。

だから、3連単ですべての組み合わせを買っても、9-12-15、9-15-12、12-9-15、12-15-9、15-9-12、15-12-9の6通りで、600円だ。あとは、「あたしが選んだ3頭のうち2頭が3着までに入る」っていうパターンにも目を向けて、この3頭のうち2頭の組み合わせ、9-12、9-15、12-15で馬連とワイドを買えば、ここまでの合計が1200円だ。そして、この3頭の単勝を買っても、合計で1500円。これなら、十分に予算内で楽しむことができる。

当たり前のことだけど、やっぱり、予想した馬の数が少ないと、少ないお金で楽しむことができる。たとえば、今回なら、3連単をやめて3連複にすれば、9-12-15の1通りだけでカバーできちゃうから、極端な話、100円でも楽しむことができる。だから、あたしの場合は「このレース」って決めた1つのレースだけを予想して、2000円の予算で楽しんでるけど、1つのレースに100円しか賭けなければ、もっと他のレースも買うことができる。

その昔、「北出目式(きた でめしき)」っていう怪しげな予想があった。これは、北さんていう人が考えた方式なんだけど、この日は「3-5」って予想したら、1レースから12レースまでぜんぶ「3-5」だけを買う。ようするに、デタラメでも「数撃ちゃ当たる」って方式なんだけど、1レース1点なら、おんなじ予算でたくさんのレースを買うことができる。ま、あたしの場合は、1つのレースをジックリと予想するほうが楽しいから、こんな買い方はしないけど、もしも全レースを予想する時間があったら、1レースから12レースまで1点ずつ3連複を買ってみたいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは競馬の初心者だから、東京以外の競馬場のことは分からないし、どんなローテーションになってるのかも分からない。「東京」「阪神」「京都」の3つが開催してる時もあれば、今は「函館」「福島」「阪神」の3つが開催してて、合計で3ヶ所の競馬場でレースが行なわれてるってことだけは分かったけど、東京以外の競馬場が、どんなローテーションになってるのかは分からない。

ただ、毎週土日に、3ヶ所の競馬場で、12レース行なわれてるってことだけは分かったから、1日に行なわれるレースは36レースってことになる。つまり、1レースに1点だけ賭けるなら、3600円で夢を見られるってワケだ。そして、36レースも予想する時間なんてないから、マクラのとこでは否定したけど、ここはひとつ、「きっこ出目式」を開発するしかない。

「北出目式」の時代には、3連単や3連複はなかったし、馬連もなかった。枠連、単勝、複勝しかなかったから、「3-5」ってのは枠連のことで、だから当たる確率もそこそこあった。数学的な確率だけで言えば、1枠や2枠は1頭って場合があるし、7枠や8枠は3頭って場合があるから、枠連で買うなら、「1-2」よりも「7-8」のほうが当たる確率が高くなる。だけど、競馬って不思議なもので、過去のレース結果をザッと見てみると、ナニゲに1番の馬が連に絡んでるパターンが多い。

だから、もしも枠連で「出目式」をやるのなら、すべてのレースで「1-7」か「1-8」を買うのがベストってことになる。連に絡む確率が高い1番の馬がいる1枠と、頭数の多い外枠との組み合わせってワケだ。そして、1レースから12レースまで、ぜんぶ「1-8」を買ったとして、このうちの1レースでも当たって、配当が12倍以上になれば「勝ち」ってことになる。

だけど、競馬の枠連は、1枠にも2頭いたとすると、「1-1」から「8-8」まで、ぜんぶで36通りの組み合わせがある。つまり、1レースから12レースまで、ぜんぶおんなじ組み合わせを買ったとしても、そのうちの1レースが当たる確率は「3分の1」ってことになる。

そこで登場するのが、さっきの「1日に行なわれるレースは36レース」ってワケだ。1日に3ヶ所の競馬場で行なわれる12レース、そのすべてで「1-8」を買ったとすれば、確率的にも最低1レースは的中するってことになる。ただし、この場合は、配当が36倍以上にならないと「勝ち」にはならないワケで、せっかく的中したとしても、それが1番人気と2番人気の馬の枠だったとしたら、1000円以下の配当しか戻って来ない。

‥‥そんなワケで、よくよく考えてみると、こんな買い方をするのなら、もっと確実な方法がある。それは、たった1つのレースだけに絞って、そのレースの枠連の全パターンを買うって方式だ。「1-1」から「8-8」まで、36通りの組み合わせをぜんぶ買えば、そのうちの1つは絶対に当たる。そして、その配当が36倍以上になればいいってワケだ。さらに言えば、18頭すべての馬の単勝を100円ずつ買っといて、1着になった馬の配当が18倍以上になれば「勝ち」って方式だってある。

1日に行なわれる36レースぜんぶで「1-8」を買っても、「絶対に1レースは的中する」って保証はない。確率的には「36分の1」だから、1レースくらいは当たりそうに思うけど、1レースも当たらない可能性もある。そして、計算通りに1レースは当たったとしても、その配当が36倍以上にならなきゃ「勝ち」にはならないって部分は、1つのレースのすべての組み合わせを買うのとえんなじだ。それなら、確実に的中する「そのレースの枠連の全パターンを買う」って方式のほうが間違いない。

でも、ここで浮上して来るのが、逆のパターンだ。1日に行なわれる36レースぜんぶで「1-8」を買った場合、1レースも当たらない可能性もあるけど、逆に、2レース、3レース、4レースって当たる可能性もある。現に、過去のレース結果を見てみると、1日に行なわれた全レースの中に、おんなじ組み合わせの枠連が5つも6つもあるケースだってあるのだ。こんなのが当たったら、絶対に大儲けになっちゃう。

そして、1つのレースのすべての組み合わせを買って場合には、絶対に1つは当たるけど、2つ以上が当たることはアリエナイザーだ。それに、所詮は枠連なんだから、どんなに人気のない組み合わせが当たったとしても、万馬券になる可能性は極めて低い。現実的に考えれば、良くても50倍ってとこだろう。つまり、3600円の投資で、5000円の配当ってワケだ。これは、あまりにも悲しい結果だと思う。

結局、ゼロになる可能性があっても、数万円単位の儲けも期待できるのが、36レースぜんぶを100円ずつ買う方式ってワケで、絶対に的中するけど、最大でも2000円程度しか儲からないし、投資よりも配当のほうが低い可能性も多いのが、1つのレースの全パターンを100円ずつ買う方式ってワケだ。もちろん、これは、最低金額の100円ずつ買った場合の話だから、お金持ちで、何万円も競馬に使えるお金がある人なら、1つのレースの全パターンを1000円ずつ買えば、ラッキーな時には2万円くらい儲かることになる。

‥‥そんなワケで、枠連による「出目式」は、当たる確率はそこそこでも、当たった時の配当がそれほど期待できない。ようするに、ローリスク・ローリターンってワケで、ナニゲにマツダのエンジンみたいな感じになっちゃった(笑) で、ローリスク・ハイリターンを熱望してるあたしとしては、やっぱり、独自の「きっこ出目式」を開発すべきってワケで、それは、当然、3連複ってワケだ。で、「きっこ出目式」を開発するために、今日、10日の土曜日に行なわれた全ケースの3連複の結果を見てみよう。


「函館」
1R 3- 5- 7 1470円
2R 1- 4- 7 29790円
3R 2- 3- 7 610円
4R 1- 6- 8 2140円
5R 1- 2- 3 193540円
6R 2- 6- 9 9010円
7R 3-10-11 49550円
8R 7-11-14 7050円
9R 5-10-11 3650円
10R 9-11-12 5570円
11R 1- 8-11 3870円
12R 1-10-11 840円

「福島」
1R 2- 3- 5 51260円
2R 7-13-14 91340円
3R 8- 9-11 10980円
4R 8-10-15 3160円
5R 5- 8- 9 34660円
6R 2-11-14 16870円
7R 5- 6-12 5630円
8R 2- 5-11 9950円
9R 3- 9-11 2780円
10R 1- 7-14 10490円
11R 6- 9-11 11810円
12R 4-10-14 48990円

「阪神」
1R 6- 8-10 11790円
2R 2- 6- 9 2610円
3R 3-12-13 1130円
4R 7-11-17 54080円
5R 2-11-12 2350円
6R 5- 7- 9 5280円
7R 3- 8-11 37240円
8R 4-14-16 26380円
9R 4- 7-12 3080円
10R 4- 5-11 143030円
11R 6- 8-10 790円
12R 9-11-15 1810円


ザッと見ると、全36レースの中で、1000円以下の配当は3レースだけで、万馬券が16レースもある。つまり、約半分のレースで万馬券が出てるのだ。それも、函館の5レースは19万円、阪神の10レースは14万円、他にも高配当がたくさんある。これなら、ぜんぶのレースをおんなじ目で買っても、1レースでも当たれば大儲けが期待できる。

そして、注目すべき点は、函館の6レースと阪神の2レースだ。配当こそ低いけど、おんなじ「2-6-9」の目が出てる。さっきも書いたように、枠連なら36レースのうち1レースは当たる計算になるけど、3連複は遥かに組み合わせが多い。18頭なら、ぜんぶで816通りもある。3連単は4896通りだから、それと比べたら少ないけど、それでも、ぜんぶで36通りしかない枠連の20倍以上もある。それなのに、1日の36レースのうち、おんなじ目が出てるレースがあるなんて、これはスゴイことだ。

そして、もうひとつ、この結果を見ると、それぞれの競馬場に特色があることが分かる。函館の場合は、ヤタラと「1」が多いし、6レースまではすべて1ケタの馬しか勝ってない。これは、インコースが有利だってことなのか? 一方、阪神は、「1」は1頭も入ってない。1日の12レースで、1番の馬が3着までに1回も入ってないなんて、これは、アウトコースが有利だってことなのか?

他にも、3ヶ所の競馬場で、「11」がヤタラと入ってる。36レースのうち、半分近い16レースで「11」が入賞してる。函館なんて、後半の6レースに連続して「11」が入ってる上に、そのうちの半分の3レースは「10」と「11」が並んで入ってる。一方、「13」は、36レースのうち、たった2レースでしか入賞してない。こうした結果を見ると、計算上の確率のように、すべての組み合わせが平均的に現われるんじゃなくて、すごく偏った目が出てるってことになる。まるで、サイコロの「6分の1」の確率を無視して「1」ばかり出しちゃう早希ちゃんみたいだ(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、36レースぜんぶでおんなじ組み合わせを買うんじゃなくて、それぞれの競馬場ごとに「良く出る目」を推理したほうが、より確率が上がるって思った。さらには、函館みたいに、前半は1ケタの数字の組み合わせだけ、後半は「10」と「11」を含んだ組み合わせってパターンもあるから、おんなじ競馬場でも、前半のレースと後半のレースとで組み合わせを変えたほうがいい競馬場もあるように思った。だから、まだまだ何も分からないし、それ以前に、1日の競馬に3600円も使えないから、現実的にはすぐに実践には移せないけど、これから、いつものコジツケ予想と平行して、ジョジョに奇妙に「きっこ出目式」を完成させてこうと思う今日この頃なのだ。


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