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2010.10.30

最後のエヴァンゲリオン予想

去年の秋から1年間、ずっと続けてきたG1レースの「エヴァンゲリオン予想」が、ついに、最終回となる「秋の天皇賞」がやってきた! 最初のころこそ、2回に1回は何とか的中したりタナボタだったりしてたけど、6月の「宝塚記念」から前回の「菊花賞」までの4戦は、目も当てられないほどの惨敗で、結局、1年を通してのトータルの的中率は3割以下っていうお粗末な結果になっちゃった。

そして、この悪夢の4連敗のあとに、とうとう最後の「天皇賞」を迎えちゃったワケだけど、これが、すべてはゼーレのシナリオ通りの流れで、実は、最後に「天皇賞」で奇跡を起こす!‥‥ってことになるのだろうか? 悪夢の4連敗のあとに、最後の最後の「天皇賞」までハズレちゃったら、あたしは死んじゃうかもしれない‥‥。


レイ 「どうしてそういうことを言うの?あなたは死なないわ、私が守るもの」


‥‥ってなワケで、「エヴァンゲリオン予想」の最終回、「天皇賞」は、こんな顔ぶれだ。


10月31日 東京11R
「天皇賞」(G1)
3歳上オープン 芝2000m

1枠1番  ショウワモダン/柴田善臣
1枠2番  ブエナビスタ/C.スミヨン
2枠3番  ジャガーメイル/D.ホワイト
2枠4番  エイシンアポロン/蛯名正義
3枠5番  オウケンサクラ/北村宏司
3枠6番  スマイルジャック/三浦皇成
4枠7番  ペルーサ/安藤勝己
4枠8番  シルポート/酒井学
5枠9番  トウショウシロッコ/吉田豊
5枠10番 シンゲン/藤田伸二
6枠11番 アクシオン/武豊
6枠12番 アーネストリー/佐藤哲三
7枠13番 ヤマニンキングリー/吉田隼人
7枠14番 ネヴァブション/後藤浩輝
7枠15番 スーパーホーネット/藤岡佑介
8枠16番 キャプテントゥーレ/小牧太
8枠17番 コスモファントム/松岡正海
8枠18番 アリゼオ/福永祐一


ああ、こんなにたくさん好きな馬がいると、とてもじゃないけど目移りしちゃってクラクラしてくる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、今回の「天皇賞」は、あたしの好きな馬がたくさん出る。一番好きなのがペルーサで、二番目がキャプテントゥーレ、三番目がブエナビスタ、あとは順位はつけられないけど、ジャガーメイル、オウケンサクラ、トウショウシロッコ、アクシオン、ネヴァブション、アリゼオが好きな馬だ。もちろん、名前をあげなかった馬もみんな好きで、あたしは「嫌いな馬」なんていないけど、名前をあげたのは、好きな馬の中でも特に好きな馬ってワケだ。

だから、好きな馬だけを選んで1点だけ買うとしたら、あたしは、2番ブエナビスタ、7番ペルーサ、16番キャプテントゥーレの3連複を買う。そして、3連単だとしたら、好きなのはペルーサ、キャプテントゥーレ、ブエナビスタの順だけど、強いのはブエナビスタだと思うから、2-7-16と2-16-7の2点を買う。これが、「エヴァンゲリオン予想」とは関係ない、あたしの個人的な好みで選んだ場合の馬券だ‥‥ってことを前置きしといてから、さっそくコジツケを始めようと思う。

今回の「天皇賞」は、何度も書いてきたように、エヴァンゲリオンの第六話「決戦、第3新東京市」に対応してる‥‥って言っても、これまでの4連敗を見れば分かるように、説得力はゼロ。だけど、なんでもポジティブに考えるあたしとしては、前回の「菊花賞」でノーマークだったビッグウィークが1着になったことも、ビッグウィークは「重大な週」って意味だから、そんな名前の馬が「きっこ賞」で1着になったってことは、次の週の「天皇賞」で奇跡が起こるっていう暗示に違いない‥‥なんて考えちゃう始末。そんなあたしだから、怖いものなしだ(笑)

で、第六話「決戦、第3新東京市」と言えば「ヤシマ作戦」てワケで、人や動物の形っぽいこれまでの使徒とは違い、八面体の幾何学的な形をした第5使徒ラミエルに対して、ニポン中の電力を集めて、初号機がポジトロンライフルを撃って殲滅する。一発目は外しちゃうけど、二発目でラミエルのコアを撃ち抜いて勝利する。そう!これなのだ!第伍話「レイ、心のむこうに」と第六話「決戦、第3新東京市」は2話でひとつのストーリーになってて、英語のエピソードタイトルは、第伍話が「Rei I」、第六話が「Rei II」ってなってるように、レイがテーマになってる。ラミエルを倒したのはシンジだけど、一発目を外したシンジを守ったのはレイだ。

つまり、一発目を外したのが「菊花賞」で、レイに守られてミゴトに使徒のコアを撃ち抜いた二発目が「天皇賞」ってことなのだ!なのだったらなのなのだ!‥‥って、ここまで自分の都合に合わせて解釈するのも「なんだかな~」って気もしないでもないけど、ま、最後だから、いつも以上に自由に楽しんでく。とにかく、今回のポイントとしては、2つの選択肢があるので、まずは、そこから始めたい。1つは、あくまでもテーマはレイなんだから、レイに対応する馬を選ぶっていう選択。そして、もう1つは、テーマはレイであっても、使徒を倒したのはシンジなんだから、シンジに対応する馬を選ぶっていう選択。

‥‥そんなワケで、単純明快に行けば、レイを象徴してるのは「白」だから、芦毛の16番キャプテントゥーレがイチオシってことになるし、あたしの個人的な気持ちとしても、芦毛の馬に1着でゴールを駆け抜けてもらって、父さんとの思い出を蘇らせたい。だけど、今回のメンバーを見てみると、芦毛じゃなくても、名前に「シロ」が入ってる9番トウショウシロッコもいるし、3番ジャガーメイルに騎乗するのは、その名もホワイト騎手だ。それに、白の1枠の2頭だっている。だから、「芦毛=レイ」って単純に考えてもいいものか、ハナハダ疑問の貴乃花だ。

さらには、もっとディープインパクトに考えてみれば、5番オウケンサクラだって候補にあがってくる。以前、オウケンブルースリの時に書いたけど、「オウケン」と言えば「筋肉少女帯」の大槻ケンヂさんてワケで、正確には「オーケン」て表記するけど、エヴァンゲリオンのキャラクターデザインを担当した貞本義行さんは、「筋肉少女帯」が1991年にリリースした6枚目のアルバム、「断罪!断罪!また断罪!」に収録されてる「何処へでも行ける切手」って曲の歌詞の中の「包帯で真っ白な少女を描いた」って部分から、綾波レイのキャラを考えたそうだ。そして、綾波レイのボソボソした陰気なしゃべり方は、これまた「筋肉少女帯」が1988年にリリースしたファーストアルバム、「仏陀L」に収録されてる「福耳の子供」って曲からイメージしたって言われてる。

つまり、大槻ケンヂさんが「筋肉少女帯」を結成しなかったら、「何処へでも行ける切手」や「福耳の子供」って曲を生み出さなかったら、綾波レイってキャラは生まれてなかったかもしれないのだ。そんな大槻ケンヂさんを思わせる「オウケン」と、今やアスカの代名詞のような稲垣早希ちゃんの「サクラ」とを合体させたオウケンサクラは、エヴァンゲリオン的には外せない馬ってことになる。だけど、こうなってくると、レイに対応する馬が多すぎて、まるで地下の巨大な水槽の中を無数のレイが漂ってるみたいになってきちゃう。

それで、今度は、2つめの選択の「シンジ」のほうを考えてみた。シンジと言えば、第一候補は、当然、「シンジ」のニックネームを持つ藤田伸二騎手ってことになる。そして、今回、藤田騎手が騎乗する10番のシンゲンは、ナニゲに「シンジ+ゲンドウ」って感じがする。そう考えると、第伍話と第六話は、レイをテーマにしつつも、レイをクッションとして、シンジとゲンドウとの歪んだ親子関係をも垣間見させてるから、すごくストーリーに沿った名前の馬ってことになる。で、血統を見てみたら、ナナナナナント! お父さんの名前が「ホワイトマズル」だった!

こうきちゃうと、シンゲンは「シンジ+ゲンドウ」で、その上にレイがいるって図式になり、「レイがシンジを守ってシンジが使徒を殲滅した」って状況にも、「ゲンドウとレイとの不思議な関係性」って状態にも沿ってくる。その上、このシンゲンの隣りの6枠11番には、かつて藤田騎手が騎乗してたアクシオンが並んでて、それに乗るのが復帰後の活躍を期待されてる武豊騎手だ。この形は、エヴァンゲリオンに乗ることを悩んでるシンジと、乗りたくてたまらないクラスメートのケンスケのようにも思えてくる。つまり、第六話のストーリーに照らし合わせれば、この10番シンゲンが、もっとも内容に合致した馬だってことになる。

で、ここまでを整理整頓してみると、「白」って色からのレイの候補は、馬体の色から16番キャプテントゥーレ、名前から9番トウショウシロッコ、騎手の名前から3番ジャガーメイル、枠の色から1番ショウワモダンと2番ブエナビスタ、そして、レイってキャラが誕生した背景から、5番オウケンサクラが候補にあがった。それから、シンジのほうは、10番シンゲンてことになるけど、シンゲンのお父さんがホワイトマズルだってとこまで目を向けるなら、8番シルポートもホワイトマズルの子供だから、この馬もレイの候補になっちゃう。だから、これは、シンゲンが「シンジ+ゲンドウ」で、さらに藤田伸二騎手が騎乗する上で、補強としてのお父さんの名前ってことにする。

つまり、レイの候補が6頭、シンジの候補が1頭ってワケで、この比重を見ても、第伍話と第六話のテーマが綾波レイだってことと、今回の「天皇賞」とが呼応してるように思えてならない。だから、あとは、この中から本物のレイを探し当てることが、使徒殲滅への道ってことになる。でも、使徒殲滅ってことを考えると、実際に殲滅したのはシンジであり、どうしても10番シンゲンが軸になってきちゃう。果たして、ホントにそれでいいのだろうか?

‥‥そんなワケで、前回の「菊花賞」の時の日記、「ペガサスの記憶」の中で、あたしは、石川喬司先生からいただいたメールを紹介して、寺山修司さんの「競馬ファンは馬券を買わない。財布の底をはたいて<自分>を買っているのである」って言葉から、自分が芦毛の馬にコダワッてる意味が分かったような気がした。芦毛の馬は、幼いころのあたし自身を投影した存在で、父さんとの大切な思い出をつなぎとめておいてくれる記憶の鍵なのだ。

今のあたしは、どっちかって言うとアスカみたいな性格だけど、子供のころのあたしはレイみたいな性格だったから、当時のあたしを投影してる芦毛の馬は、レイの投影でもあるとも言える。そして、ゲンドウのことを自分のお父さんのように思ってるレイ‥‥っていう関係性を考えると、こんなことを言ったら石川先生にモウシワケナイザーだけど、あたしは石川先生のことを第二のお父さんみたいに感じてることとシンクロしてくる。そうすると、石川先生と言えばブエナビスタだから、「レイ=幼いころのあたし=16番キャプテントゥーレ」って図式と、「ゲンドウ=石川先生=2番ブエナビスタ」って図式が成り立って、この2つの図式がハーモニクスを奏で始める。

1年間、続けてきた「エヴァンゲリオン予想」では、常に石川先生からのメールの内容が鍵になってたし、それがゼーレのシナリオを解く鍵にもなってた。あたしの予想がハズレても、先生からのメールをあとから読み返すと、その中に正解が隠されてることが多かった。そして、石川先生の著書「魔法つかいの夏」も大きな鍵を握ってて、その鍵の1つが「天皇」だってことを考えると、集大成にあたる今回の「天皇賞」で、これまでの鍵がすべて集まって1つになり、最後の扉をひらくんじゃないか?

‥‥そんなワケで、あたしの最後の「エヴァンゲリオン予想」は、コジツケだけじゃなくて直感的なイメージから、16番キャプテントゥーレと2番ブエナビスタの2頭をメインにしたいと思う‥‥って、この2頭、あたしが最初にあげた「好きな3頭」のうちの2頭じゃん! それも、二番目に好きな馬と三番目に好きな馬だ。こうなってくると、人情として、どうしても一番好きなペルーサも選びたくなっちゃうよな~ってワケで、あたしは、この2頭をメインにして、ストーリーの面からの10番シンゲンや、エヴァンゲリオン的には外せない5番オウケンサクラなど、今回、ピックアップした馬を絡めてみて、余裕があれば、一番好きなペルーサにも絡めたいって感じだ。つまり、前に言った「エヴァンゲリオン予想と好きな馬を選ぶ予想とのダブル作戦」てワケで、こんな作戦まで使っても当たらなかったら、あたしは、こういう時、どんな顔をすればいいのか分からないの‥‥。


シンジ 「笑えばいいと思うよ」


‥‥って感じの今日この頃なのだ(笑)


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