夢はバラ色♪
もう、いちいち「獲ったどぉ~~~!」とか「負けたどぉ~~~!」とか言うのはヤメにしたって書いたけど、今日だけは言わせてほしい! 「獲ったどぉ~~~!」と!!
だって、今日の「ジャパンカップ」で、3連複もワイドも単勝も枠連もぜんぶ的中しちゃったからだ!‥‥ってなワケで、昨日の日記の最後に予告したように、あたしは、ついに「夢のお告げ」が舞い降りたから、今日のお昼くらいに、こんなことをツイッターでつぶやいた。
「きっこさんのつぶやき」
変な夢を見たので今まで解析してたんだけど「ローズキングダムと白馬」という答えが出た。ただし「ローズがくる」じゃなくて「ローズはダメ」「ローズに何か問題が起こる」とも解釈できる内容なので、あたしは買うけど皆さんは自己責任で。夢の内容はブログに書きます。
やっと不思議な夢の意味が分かった!ペルーサもブエナビスタも大好きだけど、今日は自分の夢を信じてローズキングダムから買うことに決定!
正直、このメンツだと、ローズキングダムは「あんまり好きじゃない」ほうの部類だから気が進まない。でも明け方に見た夢では「薔薇と白馬」の暗示が明確に出たので、ローズキングダムと2頭の芦毛を軸にして買います!
ブエナ、ピサ、ローズなら獲った!
久々に3連複が獲れたっぽい!ローズから買ってて正解!
早く確定してくれー!
おおっ!ブエナが2着に降着になったから、3連複とワイドの他にローズの単勝まで当たっちゃった!やっぱり夢のお告げが来たー!
3連複4940円、単勝880円、ワイド300円、枠連690円、獲ったどー!
‥‥ってことで、完全に1着だと思ってたブエナビスタが、ローズキングダムの進路を妨害したとかで2着に降着になったので、あたしは、3連複の他に、ローズキングダムの単勝まで当たっちゃった上に、ヒサビサに「夢のお告げ」を体感することができた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、昨日の日記の最後に書いたように、あたしは、最後の夜の「夢のお告げ」に期待してお布団に入った。グッスリと眠りたかったから、業務用の赤ワインを湯せんして、ホットワインを1杯飲んでからお布団に入ったら、瞬殺で爆睡しちゃった。そして、マチカネタンホイザーだった夢を見たんだけど、これが、あまりにも競馬とは無関係な内容だったから、あたしは、夢を見ながら脳みその一部で「これはお告げじゃなくて単なる夢に違いない」って思って、そんなに食い入るようには見てなかった。
で、どんな夢なのかって言うと、あたしは、どこかの出版社の編集部みたいな部屋にいて、パソコンで仕事をしてる。すると、そこに、1人の俳人がやってきて、「きっこさん!」って声をかけられる。その人は、馬場龍吉さんて言って、平成15年に第49回の「角川俳句賞」を受賞した俳人だ。あたしは、まだお会いしたことはないんだけど、ネット上の句会では何度もご一緒してるので、馬場さんのほうもあたしのことを知ってるし、あたしは「角川俳句賞」の誌面でお写真も拝見してるので、その写真とおんなじ顔の人が現われた。
で、馬場さんの用事ってのは、「私の双子の弟が第二句集を出すことになったので、きっこさんの出版社で作ってくれないか?」ってことで、その弟の名前が「馬場駿吉」だった。実際に馬場駿吉さんていう俳人は存在するんだけど、これは、偶然に馬場龍吉さんと名前が酷似してるだけで、完全にアカの他人だ。だけど、夢の中では、馬場龍吉さんと馬場駿吉さんとが双子の兄弟ってことになってた。それで、あたしは「分かりました」って返事をして、馬場龍吉さんから馬場駿吉さんの俳句の原稿を受け取ったところで、パッと目が覚めた。
だから、時間的にも、ものすごく短い夢だったし、ただ原稿を受け取っただけのシーンなので、とうてい「夢のお告げ」とは思えなかった。目が覚めたのは明け方の5時くらいだったので、念のために夢の内容をメモしてけど、すぐにお布団に入った寝た。そして、7時ころに起きて、身の周りのことをしたり、猫たちにごはんをあげに行ったり、お洗濯をしたり、水槽のお魚たちにごはんをあげたり、トイレ掃除をしたり、自分もごはんを食べたりしてる間は、完全にその夢のことは忘れてた。
でも、10時くらいになって、今日の「ジャパンカップ」のことを考え始めた時に、「そうだ!」って思い出した。そして、ベッドの横のテーブルに置きっぱなしにしてたメモを取りに行って、夢の内容を確認した。メモには、「出版社」「編集部」「馬場龍吉さん」「馬場駿吉さん」「双子の兄弟」「第二句集」っていう6つの単語が書いてあっただけだけど、これを見ただけで、あたしは夢の内容をハッキリと思い出した。
そして、「ぜんぜん競馬とは関係ないしな~」って思いながらメモの単語を見てるうちに、「そう言えば、馬場って名字は競馬に関係してるよな」って気づいて、そこから、「馬場駿吉さんの駿は優駿の駿だ!」ってことにも気づいた。今まで何年も気づかなかったけど、俳人の馬場駿吉さんて、ものすごく競馬に関係した名前だったってワケだ。
それで、あたしは、この6つの単語の中で、唯一の手掛かりになりそうな言葉である「第二句集」に注目してみた。そして、すぐにパソコンを立ち上げて、インターネットで馬場駿吉さんの句集を調べてみた。そしたら、ナナナナナント! 馬場駿吉さんの第二句集のタイトルが「薔薇色地獄」だったのだ!
あたしは、このタイトルを見た瞬間に、ローズキングダムの名前が浮かんだ。だけど、「薔薇色の人生」とか「薔薇色の日々」とかじゃなくて、あくまでも「薔薇色地獄」なんだから、このタイトルがローズキングダムのことを暗示してたとしても、「1着になる」ってことじゃない可能性もある。こんなこと言うのは縁起でもないんだけど、逆の意味で、「落馬する」とか「故障する」とかって可能性もあるんじゃないかと思った。
それで、この句集のことをもっと調べてみたら、とんでもないことが分かったのだ。この句集は、あたしが4歳の時、1976年に刊行されてたのだ。そう、あたしのもっとも古い競馬の記憶、父さんに連れられて府中競馬場へ行き、ホワイトフォンテンが1着でゴールを駆け抜けた「AJC杯」を観た年だ。そして、この句集の収められてる俳句を何句が読んでみたら、こんな句が見つかった。
白馬誕生白き血筋の迷宮に 馬場駿吉
白馬水浴地球の裏に妻睡り 〃
あたしは、この句集が1976年に刊行されたってことを知り、これらの白馬の句を目にしたので、この時点で、ツイッターでつぶやいた。
「変な夢を見たので今まで解析してたんだけど「ローズキングダムと白馬」という答えが出た。ただし「ローズがくる」じゃなくて「ローズはダメ」「ローズに何か問題が起こる」とも解釈できる内容なので、あたしは買うけど皆さんは自己責任で。夢の内容はブログに書きます。」
ローズキングダムに関しては、まだ句集のタイトルの「薔薇色地獄」ってことしか分からずにつぶやいてるから、こんな内容のことを言ってたのだ。だけど、ほとんどの句集の場合、その句集に収められてる句の中で、もっとも自信のある句や代表的な句に使われてる言葉を抜き出して、句集のタイトルにすることが一般的だ。だから、この句集も、「薔薇色地獄」って言葉を含んだ句が掲載されてる確率が高いワケで、その句が分かれば、この言葉の意味も分かるのだ。つまり、この「地獄」って言葉が、どんな意味で使われてるのかが分かるってことだ。
それで、あたしは、またまたインターネットで検索しまくったら、俳句界ではオナジミの「豈(あに)」のサイトで、今年の3月に、馬場駿吉さんの第二句集「薔薇色地獄」を取り上げてるのを見つけた。「豈」ってのは、前にも何度か書いたけど、あたしの大好きな摂津幸彦さんがいた超結社で、一般の俳句結社とは一線を画して我が道を突き進む素晴らしいグループだ。で、その関悦史さんによる鑑賞を読んでみたら、待ってましたとばかりに、タイトルの「薔薇色地獄」を含んだ句に行き当たった。
若き胃の薔薇色地獄牡蠣沈む 馬場駿吉
馬場駿吉さんの作品は、全体的に色彩感覚が豊かで、それは時に空想の色だったりもする。江戸時代の俳諧は、絵に喩えると「水墨画」みたいな作品が多くて、正岡子規が俳句を生み出してからは、色のついた「水彩画」みたいな感じになった。そして、その流れが今も続いてるんだけど、馬場駿吉さんの作品には、「油絵」のようなパワーがある。だから、この句も、水彩絵の具の赤じゃなくて、油絵の具の赤を感じる。渦巻く油絵の具の赤の濃淡の中で、静かに消化されてく生の牡蠣(かき)。
生牡蠣は、ほとんど噛まずに飲み込んじゃうから、胃の中でも原型をとどめてると推測できる。そして、若くて健康な濃いピンクの胃壁と、ミルク色の牡蠣とのコントラストが、まるでバラの花びらのように渦巻いてゆく。これは、完全に油絵の色彩感覚だろう。そして、カンジンの「地獄」に関しては、あくまでも消化される牡蠣のほうから見た「地獄」なのだ。ウスバカゲロウの幼虫である蟻地獄は、その巣に滑り落ちた蟻から見ての「地獄」だけど、これとおんなじことだ。そして、ついに「薔薇色地獄」という言葉の意味が分かったあたしは、これが否定的じゃなくて肯定的な意味だったってことで、ローズキングダムの勝利を確信して、ツイッターでつぶやいた。
「やっと不思議な夢の意味が分かった!ペルーサもブエナビスタも大好きだけど、今日は自分の夢を信じてローズキングダムから買うことに決定!」
‥‥そんなワケで、あたしは、昨日の予想をぜんぶりセットして、6番のローズキングダムを軸にした。そして、2頭の芦毛、1番のヴォワライシと13番のメイショウベルーガにも絡ませつつ、16番のブエナビスタ、7番のペルーサにも重心を置くことにした。特に、ローズキングダムとブエナビスタ、ローズキングダムとペルーサの組み合わせからは、2番のヴィクトワールピサ、8番のジャガーメイル、14番のオウケンブルースリの3頭に流した。シンゲンやエイシンフラッシュやナカヤマフェスタには、それほど思い入れはないけど、この3頭は好きな順位の4、5、6位だったからだ。だから、ワリとアレコレと広がっちゃって、3連複は、ぜんぶで13通りになっちゃった。
そして、残りの700円で、ローズキングダムの単勝と、ローズキングダムからヴォワライシ、ペルーサ、メイショウベルーガ、ブエナビスタへの4組のワイド、そして、最後の200円で、3-7と3-8の枠連を買った。これは、ローズキングダムの3枠とメイショウベルーガやオウケンブルースリがいる7枠、そして、ブエナビスタがいる8枠ってことだけじゃなくて、あたしが37歳から38歳になったって意味も込めて買った。
だから、結果としては、3連複も単勝もワイドも枠連も的中するっていうミラクルが捲き起こっちゃったんだけど、そのワリには、2-6-16の3連複は4940円、6番の単勝は880円、6-16のワイドは300円、3-8の枠連は690円で、合計6810円。投資金額の2000円を引くと、儲かったのは4810円だけで、朝イチのパチンコで潜確を1台拾った程度のことなのだ。冒頭で威勢良く 「獲ったどぉ~~~!」なんて叫んだのに、配当的には、先週までの3週間の負けぶんが消えたくらいの話なのだ(笑)
‥‥そんなワケで、お金こそ、そんなには儲からなかったけど、あたしとしては、小さいきっこたちとベリーダンスを踊りたいくらいに嬉しい気分に浸ってる。もしも、ブエナビスタが1着のままなら、こんなには嬉しくなかったけど、久しぶりにヘンテコな夢を見て、その夢を解析することで「ローズキングダムがくる!」って確信を持って、その通リの結果になったからだ。そして、白馬に関する暗示にしても、「バラ色の胃がミルク色の牡蠣を消化する」って描写を読み解いてれば、芦毛の2頭がこないことも予測できた。しいて言えば、ここまで夢を解析しておきながら、ローズキングダムを1着に予想した3連単を買えなかったことが悔やまれるけど、こればっかりは、2000円の予算で競馬を楽しんでるあたしには、なかなか難しい。ま、それでも、ナニゲに「いい感じ」で予知夢の感触が蘇ってきたみたいだから、これから年末の「有馬記念」までの4戦は、思いっきり非科学的に楽しんでくつもりの今日この頃なのだ♪
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