未来からのドミノ
もう、いちいち「獲ったどぉ~~~!」とか「負けたどぉ~~~!」とか言うのはヤメにしたけど、今日の「エリザベス女王杯」は、イギリスのスノーフェアリーが圧勝した。去年はクイーンスプマンテというニポンのクイーンが勝ったけど、今年はクイーンと名のつく馬がいなかったから、本家のイギリスからやってきたエリザベス女王が勝ったってことだ。そして、2着にはメイショウベルーガ、3着にはアパパネが入った。
外国馬は完全にノーマークで、夢の内容からムードインディゴとアパパネ、好きな馬からメイショウベルーガとテイエムプリキュア、そして、横山典弘騎手が乗る予定だったサンテミリオンの5頭でいろいろと買ってたあたしは、20通りの馬券のうち、もっとも配当の低いメイショウベルーガとアパパネのワイドだけが当たった。配当は210円だったので、2000円が全滅するよりはチョコっとマシだったけど、マイナス1790円の完敗だった。
だけど、レースが終わってから落ち着いて考えると、1着になったスノーフェアリーは「雪の妖精」って意味だし、2着になったメイショウベルーガは白い馬体の「白イルカ」、そして、1番人気ながら3着に敗れたアパパネは赤の3枠の「赤い小鳥」‥‥ってワケで、これって、どこまでも続く真っ白な雲海の上を赤いオープンカーでドライブしてたあたしが、雲の穴から落っこちちゃう‥‥って状況に似てると思った。自分がアパパネに乗ってるつもりになって、そのアパパネを「赤いオープンカー」だと思って想像すると、自分の前に「白」を象徴する馬が1頭だけだと「どこまでも続く」ってイメージにはならないけど、2頭もいると雲海が広がってくる。
さらには、いつもメールをくださるHY子さんが教えてくださったんだけど、あたしが見た赤いオープンカーが落下する映画、「ターミナル・ベロシティ」って、ナナナナナント!「ブエナビスタ」っていう会社が配給元なんだって! まさか、こんなとこにまで石川喬司先生のゼーレのシナリオが影響してたなんて、あまりにもディープインパクトな今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、アパパネやメイショウベルーガに関して言えば、1番人気と2番人気の馬なんだから、1着から3着までに入るのは高確率なワケで、今回の結果は、それほど予想外の結果とは言えない。3連複が1000円ちょい、3連単でも1万円ちょいの配当だったんだから、全国で数え切れないほどの人たちが的中させてるだろう。だから、あたしにとっては、3回もおんなじ夢を見たことから選んだムードインディゴがどうなったのか、そっちのほうが気になった。それで、レースが終わってしばらくしてから、JRAのホームページですべての着順を確認してみたら、大変なことが分かっちゃった!
1 6 スノーフェアリー
2 9 メイショウベルーガ
3 5 アパパネ
4 17 リトルアマポーラ
5 10 ヒカルアマランサス
6 1 コロンバスサークル
7 2 セラフィックロンプ
8 8 ブライティアパルス
9 7 サンテミリオン
10 15 ムードインディゴ
11 3 レジネッタ
12 18 シングライクバード
13 13 サンレイジャスパー
14 14 アースシンボル
15 12 アニメイトバイオ
16 16 アーヴェイ
17 4 テイエムプリキュア
取消 11 プロヴィナージュ
そう!15番のムードインディゴは10着になってて、JRAのホームページには「10 15 ムードインディゴ」って書かれてたのだ! 昨日の日記を読んだ人なら、あたしが「2010年染料の旅」でアメリカまでインディゴを採りに行かされる夢の話を読んだと思うけど、その時に、あたしに与えられたコードナンバーが「1015」だったってことを覚えてると思う。昨日の日記にも書いたように、集められた女性は、ぜんぶで十数人しかいなかったけど、このコードナンバーは「1011」から始まってる。それで、あたしは、ワリと早いうちに「1015はインディゴ」って言われたのだ。
そして、こんな夢を3回も見たあとに、発表された今回の「エリザベス女王杯」の枠順を見たら、ムードインディゴの名前があったばかりか、それが15番になってたもんだから、あたしは「これぞ夢のお告げだ!」って思ったワケだ。だけど、今になって思えば、これは、レース後にJRAのホームページに表示される「10 15 ムードインディゴ」だったってワケで、この表示の中の「10 15」と「インディゴ」って部分だけを未来から受信して、それでヘンテコな夢を見たんじゃないかと思った。もちろん、これは、あたしが昔から否定してる非科学的なことだけど、結果から状況を見た素直な感想だ。
‥‥そんなワケで、「夢のお告げ」や「予知夢」が存在すると仮定して話を進めてくと、「1着になる馬が分かる」とか「出るパチンコ台の番号が分かる」ってのは、人間の都合によるものだ。だって、未来に起こることが分かるとしても、それが「自分の知りたいこと」である可能性は低いからだ。未来には数え切れないほどのことが起こりうるのに、その中で、自分の知りたいことだけがピンポイントで分かるなんて、そんなに都合のいいことはないと思う。
たとえば、今回の「エリザべス女王杯」の結果を何日か前に予知夢で見るとしたら、馬券を買ってお金を儲けたいと思ってる人なら、誰もが1着と2着と3着を知りたいワケで、5着や7着の馬が分かってもしょうがない。もちろん、5着や7着の馬が分かれば、「その馬を除外して馬券を買う」って方法で、的中の確率を少しだけ高くすることはできる。だけど、1着と2着になる馬が分かるほうが、遥かに嬉しいし、自分にとって都合がいい。
で、1着と2着と3着や、1着と2着が分かるんじゃなくて、そのレースでたった1頭だけの着順が分かるとしたら、10人が10人、100人が100人、1着になる馬の名前を知りたいと思うだろう。5着になる馬の名前が分かっても意味がないけど、1着になる馬の名前が分かれば、貯金をぜんぶ下ろしてきて単勝を買えば、自分のお金が何倍にもなるからだ。
だけど、これは、あたしがさっき言った「人間の都合」だ。どこかに意思を持った神様みたいな存在がいて、その神様みたいな存在が、こうした「人間の都合」を理解してくれて、「5着になる馬を教えても意味がないから、1着になる馬を教えてやろう」って思って、あたしの夢の中に明確なサインを出してくれる。これなら、あたしは、「人間の都合」に合わせて、1着になる馬の名前を事前に知ることができて、自分のお金を何倍かにすることができるってワケだ。
でも、いくら世の中には科学的に説明できない不思議なことがたくさんあるって言っても、サスガに、「神様みたいな存在が人間の都合に合わせて予知夢を見させてる」なんてのはマンガの中だけの話だと思ってる。あたしも、不思議な予知夢みたいなのは何度も体験してるし、その中には、どう考えても「偶然」じゃ片づけられないキョーレツな体験もあるから、頭ごなしに予知ってものを否定はしない。それどころか、7割から8割方は存在するんじゃないかと思ってるほどだ。
だけど、それは、マンガみたいな話じゃなくて、もっと科学的な解釈だ。たとえば、今、あたしたちがいる世界は1つだけじゃなくて、5分後の世界も、5分前の世界も、10分後の世界も、10分前の世界も、時間的に、前にも後ろにもずっと続いてるとする。そう、並べたドミノみたいな感じだ。たくさん並べたドミノの中の1枚が、あたしたちのいる今の世界で、1つ後ろのドミノでは、5分前のあたしたちが、5分前にやったことをやってる。そして、1つ前のドミノでは、5分後のあたしたちが、5分後にやる予定のことをやってる。
そして、あたしたちのドミノが5分経過すれば、後ろのドミノも、前のドミノも、他のドミノがぜんぶ5分経過して、「1つ前のドミノの世界」を体験する。何億枚、何兆枚なんてレベルじゃない無限の数のドミノが、宇宙が誕生した時から、宇宙が消滅するまで、ずっと並べてあって、最初と最後は繋がって輪になってる。宇宙の誕生と消滅はおんなじものなのだ。
もちろん、これは、説明をする上で便宜的に「5分」としただけで、実際には、1分よりも1秒よりも短い間隔で、厚みのないスクリーンみたいなドミノが並んでる。何でかって言うと、前後の厚みは「時間の幅」だからだ。1秒たりとも未来にも過去にも行けないあたしたちの世界は、「時間の幅」がゼロってことだ。
‥‥そんなワケで、ちょっと説明が続いちゃったけど、このドミノの列に、あたしたちの世界の科学じゃ想像することもできないような何らかの物理的な作用が偶然に働いて、何十枚か何百枚か先のドミノの世界の中で起こってることが、部分的に反射にして、あたしたちのいるドミノの世界に映し出されたりする。そうすると、あたしたちの世界の中で、こうした光を受信する能力がある人にだけ、断片的に伝わる。特殊な能力がないあたしみたいな人でも、いろんな状況が絡み合って、偶然に感じ取れるケースがある‥‥っていう推測だ。
そして、もう1つは、何十枚か何百枚か先のドミノの世界にいるあたしが、その日に行なわれた競馬を見たり、自転車でコケたり、美味しいものを食べたりして、その時に見た映像や感覚が、何らかの作用によって、今のあたしの脳みそにダイレクトに伝わってくる‥‥っていう推測。こっちの推測だと、「自分や自分の周りに起こることを予知できる」っていうケースに近くなる。最初のほうの推測だと、ニポンにいるあたしに、ニポンの競馬の予知夢だけが舞い降りることが説明できない。
ま、あたしが考えてるのも、完全にSFの世界の話なんだけど、おんなじSFでも、「神様のように意思を持った何者かが~」なんていうマンガみたいな話とは違う。そして、こうした形で予知夢が起こるのなら、そこには誰の意思も働かないんだから、競馬の予知夢であれば、常に1着の馬だけが分かるなんてことは起こらない。もちろん、「前の晩に白い馬が1着でゴールを駆け抜ける夢を見て、芦毛の馬が1頭しか出ないレースだったから、その馬を買ったら正夢になった」ってパターンとかもあるだろう。だけど、すべては偶然の連鎖によるものなんだから、5着になる馬だけが分かったり、10着になる馬だけが分かったりすることもアリエールなのだ。
‥‥そんなワケで、今回、あたしが3回も見た「2010年染料の旅」の夢の中の「1015はインディゴ」と、15番のムードインディゴが10着になったこととは、普通に考えたら単なる「偶然」てことになるし、正直、あたし自身も「たぶん偶然なんだろう」って思ってる。でも、それじゃあまりにもつまんないし、それより何より、赤いオープンカーの夢のほうは、サスガに「偶然」で片づけるには出来杉くんだ。百歩ゆずって、夢を見ただけなら「偶然」でも納得できるけど、目が覚めてテレビをつけたら、今まで見てた夢とおんなじシーンが映ってた上に、そのシーンを演じてたのがチャーリー・シーンだなんて、この部分だけはオヤジギャグだ(笑)‥‥ってワケで、これからの競馬は、コジツケ予想を楽しむだけじゃなくて、こうした不思議な予知夢についても、いろいろと検証してこうと思ってる今日この頃なのだ。
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