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2010.12.04

ラスカル一族の逆襲(笑)

あたしは、競馬はG1だけって決めてるのに、なんだかんだ言いつつも、G1のない月には、気になったレースを買ってたりしてた。でも、今は毎週がG1ラッシュだから、とてもじゃないけど他のレースに手を出す余裕‥‥って、もちろん「金銭的な余裕」なんだけど、他のレースは見て見ぬフリをしてた。だけど、今日の阪神の1R「2歳未勝利戦」だけは、どうしても買いたかったので、300円だけ賭けちゃった。

なんでかって言うと、マキバオーが出走したからだ。それも、マキバオーだけじゃなくて、マキバオーのライバルのカスケードも、サトミアマゾンも出走したのだ。正確に言えば、1枠1番ローレルマキバオー、5枠5番レイクキャスケード、8枠9番キタサンアマゾン‥‥てことなんだけど、アニメのキャラと3頭もニアピンしてるなんてミラクルだ。その上、このローレルマキバオーのお母さんはメイショウマキバコって言って、アニメのマキバオーの半妹のマキバコとニアピンしてる。

それで、あたしは、ローレルマキバオーが1着になった場合の3連単、1-5-9と1-9-5、そして、3連複の1-5-9を100円ずつ買った。そしたら、結果は、ローレルマキバオーが3着、レイクキャスケードが8着、キタサンアマゾンが10着のビリってワケで、あたしの300円と夢は泡と消えちゃった。もしも3連単が的中してたら、今夜はドンチャン騒ぎするつもりだったのに~って、でも、アニメの中のレースの馬券を実際に買ったみたいな感覚で、すごくワクワクした。それに、マキバオーの作者のつの丸先生も、当然のことながらご存知だったようで、こんなことをツイッターでつぶやいてた。


「@ge_ha_mob: 阪神1Rローレルマキバオーは3着。お母さんはメイショウマキバコ。兄弟にはドンちゃんがいっぱい。」


とにかく、たかが300円、されど300円、あたしにとっては3食ぶんの食費ってワケで、午後からソッコーでパチンコ屋さんに行って、7戦5勝の「中森明菜 歌姫伝説~恋も二度目なら~」で9000玉ほど出させていただいた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、明日はG1の「ジャパンカップダート」だけど、前回の「ジャパンカップ」でヒサビサに「夢のお告げ」があって、ウルトラCで1着のローズキングダムが的中しちゃったあたしとしては、おんなじ「ジャパンカップ」のダートコースバージョンだってことで、ここもポンポンと的中させちゃいたい。だけど、他力本願な「夢のお告げ」は、そうそう都合よく降ってくるワケもなく、今、これを書いてる土曜日の深夜0時の時点でも、何のお知らせも聞こえてこない。

ま、前回も、こんな感じだったから、あたしは、自分なりのコジツケ予想を書いたワケだけど、なんとなく土曜日の夜に寝たら「夢のお告げ」がありそうな気がしたから、もしも変な夢を見たら日曜日にツイッターでつぶやくってことにしたワケだ。そして、日曜日の明け方に見た夢で、コジツケ予想じゃ完全にノーマークだったローズキングダムが浮上したから、ツイッターでローズキングダムだってことをつぶやきつつ、急遽、すべての予想を変更して、ローズキングダムから買い直したってワケだ。

そのオカゲで、3連複も単勝もワイドも枠連も的中するっていうミラクルが捲き起こったんだけど、できることなら、この流れを「東京」から「阪神」へ、「芝」から「ダート」へと繋げたい。だけど、まだ寝てないし夢も見てない。だから、今回も、もしもこれから変な夢を見たら、日曜日の午前中にツイッターでつぶやくってことにしといて、とりあえずは、いつもの通りに予想してみる。


12月5日 阪神11R
「ジャパンカップダート」(G1)
3歳上オープン ダ1800m

1枠1番  シルクメビウス/田中博康
1枠2番  キングスエンブレム/福永祐一
2枠3番  トランセンド/藤田伸二
2枠4番  マルカシェンク/吉田隼人
3枠5番  (外)ラヴェリータ/岩田康誠
3枠6番  ダイショウジェット/柴山雄一
4枠7番  アリゼオ/C.ルメール
4枠8番  バーディバーディ/池添謙一
5枠9番  トーセンブライト/勝浦正樹
5枠10番 ヴァーミリアン/武豊
6枠11番 クリールパッション/津村明秀
6枠12番 アドマイヤスバル/小牧太
7枠13番 ダイシンオレンジ/川田将雅
7枠14番 グロリアスノア/小林慎一郎
8枠15番 (地)マカニビスティー/M.デムーロ
8枠16番 オーロマイスター/吉田豊


この顔ぶれを見て、最初に気づくのが、外国馬が1頭もいないってことだ。5番のラヴェリータに「(外)」ってついてるのは「外国で生まれた馬」って意味で、外国馬の場合はカッコが四角くなった「〔外〕」ってマークになる。あと、15番のマカニビスティーに「(地)」ってついてるのは、「地方競馬に所属してたことがある中央競馬の馬」って意味で、これもカッコが四角くなって「〔地〕」ってマークになると、「現在も地方競馬に所属してる馬」って意味になる。

で、前回の「ジャパンカップ」では「〔外〕」のついた外国馬が8頭もいたけど、今回の「ジャパンカップダート」には1頭もいない。もちろん、このレースも「ジャパンカップ」とおんなじ「国際招待指定」のレースなんだけど、どうして外国馬が1頭も出てないのかって言うと、日程に問題があるのだ。アメリカの競馬では、11月の上旬ころに「ブリーダーズカップ・クラシック」っていうダートの大きなレースがあって、欧米のダートコースを得意とする馬たちは、みんな、このレースを目標にしてる。だから、この「ブリーダーズカップ・クラシック」の直後に、ニポンまで輸送して走らせることは無理なので、「ジャパンカップダート」に参加する外国馬は、ほとんどいないのが現実だ。

‥‥そんなワケで、今回も、ニポンの馬だけで行なわれる「ジャパンカップダート」なので、まずは、あたしの好きな馬から行くと、7番のアリゼオと10番のヴァーミリアンだ。だけど、アリゼオは、デビューしてから、ずっと芝のレースしか走ってこなかったから、今回がダートのレースの初挑戦てことになる。一方、ヴァーミリアンは、デビューしてしばらくは芝だったけど、それからずっとダートだけを走ってきた馬だから、キャリアだけで比較すると、ヴァーミリアンのほうが有利になる。そして、騎乗するのは、前回、ローズキングダムに乗った武豊騎手だからゲンがいい。

あとは、おはようからおやすみまで芦毛を見つめて35年のあたし的には、唯一の芦毛、5番のラヴェリータが気になる。ただ、ラヴェリータって、ほとんどグレーなんだよね。あたしは、あのオグリキャップでさえも、グレーの部分が多くて、イマイチな部分があった。あたしの脳裏には、1976年の「AJC杯」でゴールを駆け抜けたホワイトフォンテンの姿が焼きついてるから、できるだけ白いほうが好きなのだ。だから、オグリキャップよりもタマモクロスが好きだったワケだし、タマモクロスをモデルにしたっていう「みどりのマキバオー」も好きなワケだし、もっと前にはシービークロスが好きだったワケた。

だから、今回のラヴェリータには、あたしの「芦毛好き」の血は騒がない。でも、常に芦毛を応援してきた流れから、バッサリと切り捨てることもできないので、今回の好きな馬3頭は、5番ラヴェリータ、7番アリゼオ、10番ヴァーミリアンてことにしとこうと思う‥‥ってワケで、ここからは、いつものコジツケ予想に車線変更しちゃうけど、ぜんぶの馬の血統や厩舎、馬主とかを見てみたら、「おおっ!」って思う馬が1頭だけ見つかった。それは、6番のダイショウジェットだ。

この馬の名前やお誕生日も、騎乗する柴山雄一騎手の名前やお誕生日も、特に何のコジツケ材料にもなってないんだけど、馬主さんの名前が「馬場祥晃さん」なのだ。そう、前回の「ジャパンカップ」で、ローズキングダムを導いてくれた俳人の馬場龍吉さん、馬場駿吉さんとおんなじ名字なのだ。そして、これだけじゃない。このダイショウジェットのお父さんは、クリプティックラスカルって名前なのだ‥‥って言っても、極めて一部の人たちにしか分からないと思うけど、あたしが馬場龍吉さんと一緒にやってたネット句会の仲間の中に、龍吉さんとおんなじくらいベテランの俳人で、ラスカルさんていう人もいるのだ。

もちろん、これは、ネット上でのハンドルネームで、俳句誌に寄稿したり句集を出版する時には、ちゃんと本名を名乗ってる。だから、本名を聞けば、俳句に詳しい人なら知ってる人も多いと思う。だけど、そのネット句会を始め、複数の俳句サイトでご一緒させていただいてたあたしにとっては、「ラスカルさん」ていう呼び名のほうが馴染んでるワケで、クリプティックラスカルって名前を見た瞬間、すぐに俳人のラスカルさんのことが頭に浮かんだ。そして、それは、馬主の欄に「馬場さん」の名前があったことも一因になってる。つまり、前回の「ジャパンカップ」からの流れが、ここにあるってワケだ。

‥‥そんなワケで、ダイショウジェットのお父さんのクリプティックラスカルって馬は、ニポンのレースに出てた競走馬が引退後に種付馬になったんじゃなくて、アメリカから種付馬として連れてこられた馬だ。で、なんで連れてこられたのかって言うと、その血統を見れば分かる。クリプティックラスカルのお父さんはクリプトクリアランス、お母さんはラスカルラスカルなのだ。このラスカルラスカルって名前は、そのお父さんのアックアックを踏襲したリフレインだと思うけど、こんな名前の馬がいたってことを俳人のラスカルさんが知ったら、きっと喜ぶと思う(笑)

で、お父さんのクリプトクリアランスの「クリプト」と、お母さんのラスカルラスカルの「ラスカル」を合わせて、この「クリプティックラスカル」って名前がついたんだけど、サスガはアメリカだ。これがニポンだったら、そのまま「クリプトラスカル」ってしちゃいそうなとこなのに、ちゃんと「クリプト(暗号)」っていう名詞を「クリプティック(不可解な)」っていう形容詞に変えてから「ラスカル(いたずらっ子)」って名詞と合体ロボさせた。だから、ちゃんと「不可解ないたずらっ子」っていう名前になったのだ。

そして、どうしてこの「不可解ないたずらっ子」を種付馬としてアメリカから連れてきたのかって言えば、それは、この馬のお母さんのラスカルラスカルに、ワキアっていう娘がいたからだ。これは、ミスワキっていうお父さんとの間に生まれた子だから、クリプティックラスカルとワキアとは、お母さんが一緒でお父さんが違う異父兄弟ってことになる。で、このワキアも、クリプティックラスカルとおんなじように、アメリカから連れてこられた馬で、こっちは女の子だから繁殖馬ってことになる。そして、このワキアが、サンデーサイレンスとの間に産んだ子が、あのサイレンススズカなのだ。

1997年のデビュー戦で1着になり、2年目の1998年には、「バレンタインS」「中山記念」「小倉大賞典」「金鯱賞」「宝塚記念」「毎日王冠」と、すべて1着で突き進み、秋の「天皇賞」でもダントツの1番人気で、2番手を遥か後方に残した大逃げを見せ、誰もが優勝を確信した瞬間に、脚を骨折してレースから離脱し、そのまま安楽死させられたサイレンススズカ。主戦騎手の武豊騎手は、このあとにディープインパクトに乗ることになったけど、それでも、サイレンススズカのことを「理想のサラブレッド」だって言ってる。デビュー1年目に主戦騎手をつとめた上村洋行騎手も、デビュー前の調教の時点で、「それまで体験した事のない凄い感覚に正直、震えたというより全身がシビれた」って言ってる。

レースの後半まで、中段や後方で体力を温存しながら走っておいて、最後に一気に差す‥‥ってのが競馬の普通の勝ち方だけど、サイレンススズカの場合は、スタートした瞬間から全速力で、アッと言う間にトップに躍り出て、そのままどんどん差を広げてって、2番手以下を大きく引き離したままゴールしちゃう。普通の逃げ馬なら、たいていはゴールの手前で力尽きて馬群に沈んでくのに、サイレンススズカは、どんな距離でもスタミナが無くならない。他の馬なら明らかにオーバーペースに見える走りでも、サイレンススズカにとっては余裕の走りだったのだ。

あたしが幼稚園の時に見た「AJC杯」でのホワイトフォンテンも、2番手以下を引き離してゴールを駆け抜けたけど、あの時は、あとからいろいろと調べたら、フジノパーシアだのイシノアラシだのっていう強い馬たちが牽制しあった結果、前との距離を縮めて差すタイミングを逸しちゃって、タナボタ的にホワイトフォンテンが逃げ切れたっていう見方もあるみたいだった。だけど、サイレンススズカの場合は、他の馬たちがどんな作戦でどんな走りをしようとも、完全に異次元の走りでブッチギリだった。興味のある人は、こちらで、その走りを見てほしい。

で、これほど凄いサイレンススズカを産んだのがワキアで、そのお母さんがラスカルラスカルなんだから、このラスカルラスカルの血を引く他の馬をアメリカから連れてきて、ニポンで子供を作れば、その子もサイレンススズカのような凄い馬になるんじゃないか?‥‥っていう、ちょっと下世話な言い方をすれば、「2匹目のドジョウ」的な流れで連れてこられたのが、クリプティックラスカルなんじゃないかとあたしは思った。そして、この「不可解ないたずらっ子」とデューティエコーとの間に生まれたのが、6番のダイショウジェットだってワケだ。

クリプティックラスカルの産駒には、「ラスカル」の名前を継いだラスカルデューク、ラスカルシチー、マツリダラスカル、クールラスカル、ベルグラスカルなどの他にも、いろんな馬がいるんだけど、中でも気になるのが、アイファースイーツ、シュガータウン、ヒミツノハナゾノっていうスイーツ系の名前の馬だ。何でかって言うと、俳人のラスカルさんは、シュークリームに目がない甘いもの好きだからだ。そして、こんなクリプティックラスカルの産駒の中で、1頭だけ異彩を放ってるのが、ダイショウジェットなのだ。ダイショウジェットは、去年の「ジャパンカップダート」でこそ10着と振るわなかったけど、デビューから全戦ダートだけを走ってきたベテランなので、ベテラン俳人のラスカルさんとイメージが重なる。

‥‥そんなワケで、あとは8枠の2頭、15番のマカニビスティーと16番のオーロマイスターが来る予感がしてるんだけど、もう時間が遅くなっちゃったので、この2頭に関するコジツケは割愛させてもらう‥‥ってワケで、今回のあたしの予想は、好きな3頭が5番ラヴェリータ、7番アリゼオ、10番ヴァーミリアン、コジツケ予想の3頭が6番ダイショウジェット、15番マカニビスティー、16番オーロマイスターってことになる。だから、前回の「ジャパンカップ」とおんなじで、枠連なら3-8がメインになる。ただし、これから寝て、明け方にでも「夢のお告げ」があれば、前回とおんなじように、日曜日の午前中にツイッターでつぶやくので、その時は、まったく違う馬の名前が炸裂しちゃうかもしれない今日この頃なのだ(笑)


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