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2010.12.23

ピリカメノコなアーホイヨ

ツイッターでナニゲにつぶやいたことが、ワイドショーを賑わす大問題に発展しちゃう大桃美代子さんみたいな人もいるけど、あたしの場合はとっても役に立ってる。たとえば、ゆうべ、YOU TUBEで「原爆オナニーズ」のライブ映像を観てて、その流れで、「うーん、サンバーストのSGっていいなあ。ボディーの角がサリーちゃんのパパの髪型みたいで好き!」「SG買ったらスタンダードのセンターのハムバッキングをシングルコイルに換える作戦。」とかってつぶやいた。

そしたら、すぐに、「カスタムメイドだと思います。基本的に年代や仕様で違いはありますが、ソリッドカラーが基本です。白、チェリーレッド、ウォールナット、黒が基本です。今回のビデオのは多分ウォールナットだと思いますが。」「SGでセンターにピックアップがあるのはスタンダードではなくカスタムですよ。」っていうご指摘のコメントがいっぱい返ってきた。ようするに、あたしがずっとサンバーストだと思い込んでたボディーカラーは「ウォールナット」で、あたしがずっとスタンダードだと思い込んでたモデルは「カスタム」だったワケだ。それで、あたしは、お礼のつぶやきをした。


「ギブソンSGについて「スタンダードは2ハム。3PUはカスタム」「SGならサンバーストじゃなくてウォールナット」というご指摘をくださった皆さん、ありがとうございました!ご指摘の通り、スタンダードのサンバーストだと思い込んでたのはカスタムのウォールナットでした。無知でごめんなさい!」


あたしはフェンダー派なので、ストラトキャスターを「ギターの標準モデル」として考えちゃってる傾向があって、他のメーカーのギターでも何でも、赤っぽい色のギターはぜんぶサンバースト、ピックアップはぜんぶ3つ‥‥っていうフランク・ザッパな把握をしてた。それで、ギブソンSGに関しても、ずっと前に見たのが赤っぽくてピックアップが3つだったから、それを「サンバーストのスタンダードモデル」だと思い込んじゃってたのだ。20年間も思い込んでたことが、ツイッターのオカゲで間違いだったって気づくことができて、アリガタイザーなこと、この上ない。教えてくださった皆さん、ホントにありがとうございました♪‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、たまに紹介してる「きっこさんのつぶやき」を見れば分かるように、あたしは何の脈絡もなく、その場その場で思いついたことをつぶやいてる。だから、ゆうべも、ギターのことだけじゃなくて、天文のことだの有馬記念の予想だのいろんなことをつぶやいてて、その中で、こんなこともつぶやいた。


「アイヌ語で「美しい」は「ピリカ」、「女性」は「メノコ」なので、「美女」は「ピリカメノコ」って言うんだけど、どうしても「ピリ/カメノコ」って区切って考えちゃって、変なカメを想像しちゃう。」


高校生の時に手に入れたナゴムレコードのオムニバス盤「はじまり」の中に、ケラさんの「有頂天」の曲が2曲収録されてて、そのうちの1曲が「やくざなピリカメノコ」っていう曲だった。この時、あたしは、まだ「ピリカメノコ」って言葉を知らなかった上に、歌が「やっくざなピリ~カメノコ♪」ってふうに「ピリ~」が少しだけ伸びてたから、あたしは「ピリ/カメノコ」だと思い込んで、勝手に「変な亀の子」を想像してた。そして、しばらくしてから、これがアイヌの言葉で「美しい娘」って意味だって知ったのだ。

だけど、この歌のインパクトが強烈だったセイで、あたしは、ちゃんとした意味を知ってからも、どこかで「ピリカメノコ」って言葉を見たり聞いたりするたびに、どうしても「ピリ/カメノコ」って区切って考えちゃう癖がついちゃった。で、ツイッターのあたしのTL(タイムライン)に流れるケラさんのつぶやきを見て、ふと、このことを思い出して、そのまま、つぶやいてみたってワケだ。でも、このつぶやきに関しては、あんまり興味を持たれなかったみたいで、コレと言った反応はなかった。

‥‥そんなワケで、あたしは、朝になってから、もう一度、返信をチェキしてみたら、ギブソンSGに関すること、麻木久仁子の不倫騒動に関すること、原爆オナニーズに関すること、NHKの高校講座に関することなど、いろんなコメントの中に、こんなコメントを見つけた。


「chuturi @kikko_no_blog アイヌ語つながりで… あした天気になぁれ。は、アイヌ語で、カムイポプニカアーホイヨ。です(笑) フジモトタカコという、シンガーソングライターがカムイポプニカアーホイヨって曲を歌ってます。」


おおっ!これだぁーーーーー!!‥‥ってワケで、昨日の日記に書いた「カムイ、パパイヤ、アホーイヤ」の謎が、一瞬にして解けちゃった!「カムイ、パパイヤ、アホーイヤ」は、アイヌ語のおまじないの「カムイポプニカアーホイヨ」が転じたものだったのだ!

それで、あたしは、chuturiさんが教えてくださったシンガーソングライターのフジモトタカコさんを検索して、この「カムイポプニカアーホイヨ」という歌の映像と、この歌の歌詞を紹介してるご本人のブログを見つけることができた。で、「いい歌だな~」なんて聴き入っちゃって、「ピリカメノコだな~」なんて見惚れちゃって、もうちょっとフジモトタカコさんのことを調べてみたら、オフィシャルサイトのプロフィールに、こんなことが書いてあった。


「フェンダーUSAイメージ・アーティスト」


おおっ!テレキャス大好きなあたしとフェンダーでつながった!‥‥って思いつつ、そのまま読み進むと、こんなことが書いてあった。


「出身地 北海道」


おおっ!だからアイヌの言葉を取り入れた歌も歌ってるんだね!‥‥って思いつつ、そのまま読み進むと、バイオグラフィーの最初のとこに、こんなことが書いてあった。


「2000.02 武蔵溝ノ口駅ロータリーにてストリートライブを始める」


おおっ!ニコタマのあたしとお隣りさんじゃん!‥‥って言うか、10年前の溝ノ口駅のロータリーだったら、あたし、観たことあるかも!当時は、たくさんのストリートミュージシャンが集まってて、ロータリーや連絡通路のあちこちでストリートライブをやってたから、あたしはよく観てた。だから、確信はないけど、フジモトタカコさんのライブも観てたかもしれない。それで、あたしは、素晴らしい情報を教えてくださったchuturiさんに、さっそくお礼の返信をしたら、またすぐに返信があった。


「chuturi @kikko_no_blog すみません訂正します(m'□'m) どうやら【神様、霧を晴らしてください】とゆ。意味らしい…。アイヌ語デス。」


フジモトタカコさんの「カムイポプニカアーホイヨ」の歌詞も、「カムイポプニカアーホイヨ 霧は必ずハレルーヤ」ってなってるので、またまたいろいろと検索して調べてみたら、この「カムイポプニカアーホイヨ」ってのは、もともとはアイヌの人たちが摩周湖に立ち込める霧が払うために唱えてたおまじないだったってことが分かった。だから、もともとの意味は「神様、この霧を晴らしてください」なんだけど、それが転じて、翌日のお天気を晴れにしてほしい時にも使うようになり、さらには、お天気のことに限らず、「神様、どうか願いを 叶えてください」って意味でも使うようになったってことが分かった。

‥‥そんなワケで、フジモトタカコさんの歌は「カムイポプニカアーホイヨ」だけど、いろいろと調べてみたら、最後の部分が「アーホイヨ」じゃなくて「アホーイヨ」って書かれてるものもたくさん見つかったし、さらには、アイヌ語の発音に近づけた表記で、小さい「ィ」を使って「カムイ・ポプニカ・アホーィヨ」って書かれてるものもあった。だから、正しい発音までは分からないけど、とにかく、このアイヌのおまじないが、あたしが不思議に思ってた「カムイ、パパイヤ、アホーイヤ」のルーツだったことは間違いない。だって、あたしは、「皆既月食」が観たくて、あんなに大きな声で「カムイ!パパイヤ!アホーイヤ!」って3回も唱えたのに、このおまじないが効いて、お月様が観られたのは北海道だけだったんだもん‥‥なんて感じの今日この頃なのだ(笑)


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