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2011.01.06

電気ケトル初号機、発進!

北海道は氷点下だし、鳥取は豪雪被害だし、他にもニポン各地で雪や寒さによる被害が続いてる時に、雪の「ゆ」の字も降ってない東京のあたしがこんなこと言うのはモウシワケナイザーなんだけど、あたしは、毎朝、毎晩、寒くて寒くて大変な思いをしてる。昼間はそうでもないんだけど、午後5時すぎに暗くなってくると、お部屋の中は一気に寒くなり、まるで冷蔵庫の中みたいになる。お部屋の中なのに、何枚も重ね着した上に、靴下を3枚もはいて、コートを羽織って、ニットの帽子を耳までかぶり、手袋までしてる。これでも震えが止まらないから、お湯を沸かして湯たんぽに入れて、ヒザに抱えて毛布にくるまってる。

去年は電気毛布を多用してたんだけど、今年の寒さは去年以上で、電気毛布の温度を最高にしても、そんなに温かくならない。それに、電気毛布は電気代が掛かるから、「このままじゃ凍死する!」って感じた時にしか使わないことにした。それで、今は、湯たんぽを抱えて毛布にくるまるっていうスタイルが定着したんだけど、それでも、温かいのは体の前面だけで、肩から背中に掛けてと、手足の先が氷のように冷たい‥‥ってワケで、この「手足の先が氷のように冷たい」って状態から分かるのが、単に室温が低いだけじゃなくて、あたし自身の血行が悪くなってるってことだ。

それで、体を内側から温めるために、熱いお茶やコーヒーをいれて飲んでみると、飲んでる時だけは体がポカポカするんだけど、それも5分かそこらの間だけで、飲み物はすぐに冷めちゃうし、体もすぐに震えてくる。だけど、焼酎のお湯割りを飲むと、飲んでる時だけじゃなくて、飲み終わってからもポカポカがしばらく持続するから、3~4杯くらい飲むと、何とか眠ることができる。だから、やっぱり、あたしの推測の通り、お部屋が寒いことは間違いないんだけど、それだけじゃなくて、あたし自身の血行が悪くなってるから、より寒く感じてるってワケで、焼酎のお湯割りを飲めば、アルコールによって血行が良くなって温かくなる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

‥‥そんなワケで、あたしが、どんなふうに焼酎のお湯割りを飲んでるのかって言うと、500mlも入る一番大きなグラスに、まず、だいたい4分目くらいまで焼酎を入れる。焼酎は、その時によって違うけど、たいていは1.8リットルの紙パックの安いやつで、25度の麦焼酎の場合が多い。それで、ヤカンで1杯ぶんだけのお湯を沸かすんだけど、焼酎が室温で冷たくなっちゃってるから、ここにお湯を入れても、ぬるくなっちゃう。それで、お湯を沸かしつつ、グラスの焼酎は電子レンジで45秒ほどチンしとく。耐熱のグラスだから、少しきくらいなら電子レンジに入れても大丈夫なのだ。

30秒じゃ温かくならないし、1分じゃ熱くなりすぎて大切なアルコールが飛んじゃったら困るから、ほどほどに温めるってことで、45秒にしてる。そして、大きな梅干しを1個と、梅干しの横に入ってるシソの葉をちょっと入れたら、湧いたお湯を注げば出来上がりだ。この時点で、あたしは、ヒザまでガタガタと震えてるから、まずは両手でグラスを持って、氷みたいに冷たくなってる手を温めつつ、リビングへと戻ってくる。そして、湯たんぽを抱いて毛布にくるまってから、毛布の隙間から片手だけを出して、お湯割りを飲み始める。

で、最初の1杯は、5分くらいで飲み干しちゃうから、冷蔵庫みたいに寒いお部屋でも、まあまあ最後まで温かい。だけど、2杯目、3倍目と進むにつれて、飲み干すまでの時間が長くなってくるから、半分も飲まないうちに、ぬるくなってきて、最後のほうなんて冷たくなっちゃう。それで、あたしは、2杯目以降は、半分くらい飲んだとこで、電子レンジでチンしてる‥‥ってワケで、この流れを想像してもらえば分かるように、あたしは、落ち着いて座ってにれないのだ。3杯のお湯割りを飲むとしたら、最低でも5回はキッチンへ行かなきゃなんないし、その都度、くるまってる毛布から出てキッチンへ行き、ガタガタと震えながら、お湯が沸くのや電子レンジが止まるのを待ってなきゃなんない。

それで、あたしは、ずいぶん前から、電気ポットが欲しいと思ってた。電気ポットさえあれば、お湯割りを作るたびにキッチンへ行かなくても、リビングで毛布にくるまったまま作ることができるからだ。最初に電子レンジで焼酎を温めてるのは、大きなグラスにたくさん焼酎を入れてるからで、これにしたって、何度もキッチンへ行くのがイヤだから、一番大きなグラスを使ってるワケで。もしも、電気ポットがあれば、もっと小型のグラスでもいいし、冷めにくい湯呑みやマグでも飲むことができる。そうなれば、焼酎は冷たくても、途中で電気ポットからお湯を足したりもできるし、小型のグラスなら、冷める前に飲み干すことができる。

‥‥そんなワケで、あたしは、3~4年くらい前から、電気ポットが欲しいと思ってた。だけど、これは、今みたいに寒くてたまんない時期だけの話で、春になって気温が暖かくなれば忘れちゃうような感じだった。そして、次の冬がきて、また焼酎のお湯割りで体を温める時期になると、「ああ、電気ポットがあれば!」って思うワケで、この繰り返しで3~4年が過ぎてきた。だから、この調子で行けば、一生、電気ポットを買わなくても大丈夫って思い始めてた。

だけど、今年の冬の寒さは異常だし、さらには、あたし自身の血行まで悪くなってるから、とてもじゃないけど寒くて眠れない。特に、ここ数日の寒さは尋常じゃなくて、湯たんぽと電気毛布を併用しても震えが止まらなくて眠ることができない日もあった。それで、あたしは、ついに重い腰を上げて、ルッ戸で電気ポットの値段を調べてみた。そしたら、一番安いのが3500円くらいだった。サスガに、3500円なんて払えないから、今度はamazonで調べてみたんだけど、そしたら、電気ポットじゃなくて、電気ケトルってのがあって、一番安いのが2000円ちょいだった。

画像を見ただけなので、細かいことは分かんないけど、ザクッとした違いとしては、電気ポットはテーブルの上に置いたままで、ボタンを押すとお湯が出るタイプ。電気ケトルは、その名の通り、ヤカンみたいな形をしてるから、手で持ち上げてお湯を注ぐんだと思う。ま、それでも、2000円は高いから、あたしは、いったん諦めた。だけど、世の中って、ホントにうまいことできてるもんで、あたしは、昨日の競馬で、1600円の元手が3370円になり、差し引き1770円儲かったのだ。これって、「あと少しお金を足して電気ケトルを買って、この寒さを乗り切れ!」っていうジャーガイダンスだって感じた。

それで、あたしは、まずは実際に見てみようと思って、今日、近所のコジマ電気へ行ってみた。おんなじヘアスタイルをしたダースベーダーと木村カエラが並んでる入り口を入り、電気ポットが並んでるコーナーを探してたどり着いたら、まず目に入ったのが、何かの冗談かと思うような、2万円以上もする電気ポットだった。たかがお湯を沸かすために2万円だなんて、ア~ホ~か~って思いつつ、並んでる電気ポットを順番に見てったら、8000円、5000円、3000円‥‥って、ジョジョに奇妙に「あたしのテリトリー」へと流れてったんだけど、一番安い電気ポットでも3000円弱で、とてもじゃないけど手が出なかった。

だけど、その一番安い電気ポットから先のエリアには、ナニゲにヤカンぽいスタイルのボットが並んでて、値段も最高で5000円程度、札には「電気ケトル」の名前が!‥‥ってワケで、これぞ、真の「あたしのテリトリー」だったのだ。あたしは、1個1個ぜんぶ見てみたんだけど、2000円台のものだけでもいくつか選べた上に、ちょっと下の段に遠慮がちに置いてあったのは、ナナナナナント! 1470円だーーー!!

‥‥そんなワケで、あたしは、その電気ケトルを手に取っていろいろとチェキしてから、箱の裏も読んでみた。そしたら、これは、「Made in China」だってことが分かった。だけど、ちゃんとしたニポンの代理店が連絡先になってるし、保証書もついてる。それに、天下の「コジマ電気」で扱ってるんだから、まさか「インチキおせち」みたいなことはないだろう。それに、国産メーカーの電気ポットは、容量が0.8リットルで2000円台とか、1リットルで3000円台とかなのに、これは1.2リットルでこの値段なのだ。そして、何よりもあたしの琴線に触れたのが、この「1470円」ていう値段は、お正月の特別セール価格で、「7日まで」って書かれてたことだ。そう、これは、明日までの特別価格で、アサッテになったら値上がりしちゃうのだ。

今なら、競馬で儲けた1770円で十分に足りるりに、アサッテになったら1800円になっちゃうかもしれないのだ。それで、あたしは、この電気ケトルを買うことに決めた。ものすごく久しぶりの、自分のためのお買い物だ。それも、生活必需品じゃなくて、完全にゼイタク品だから、自然とテンションが高くなる。帰り道も、ついつい鼻歌が出ちゃう。そして、ゴキゲンな調子でお家に帰ってきたあたしは、さっそく、箱を開けてみた。電気ポットは、ポット自体に電源コードをつなぐようになってるけど、電気ケトルは、電源コードのついた台座があって、その上にケトルを置くと、中のお水が沸騰するようになってる。

で、まずは、お湯が沸くまでにどれくらい時間が掛かるか、試してみることにした。あんまり長い時間が掛かるようなら、電気代がもったいないから、最初はヤカンでお湯を沸かして、それを電気ケトルに入れて、冷めてきたらスイッチを入れる‥‥って方式で使おうと思ってたからだ。だけど、サスガ、アバウトな中国製だ。満タンの1.2リットル、それも、冷たくて手が切れるほどの水道のお水を入れたのに、台座にセットしてスイッチを入れたら、すぐにゴボゴボと音がし始めて、10分ほどで沸騰しちゃったのだ。これなら、ヤカンでお湯を沸かすのとそんなに変わらない。

‥‥そんなワケで、あたしが電気ケトルを買おうと思い立ったのは、今朝のテレビの天気予報にも原因がある。ゆうべも凍えるほど寒かったし、今朝も寒さで目が覚めたほどだったのに、朝の天気予報を見てたら、「今日の昼間は少し気温が上がりますが、今夜から本格的に冷え込み、明日の朝は0度まで下がります」なんてノタマッたからだ。あたしは、これを聞いて、コジマ電気へ見に行ってみようと決心したのだ。そして、行ってみたら、競馬の配当金で買える電気ケトルと巡り会えたんだから、すべてはゼーレのシナリオ通りだったのかもしれない‥‥ってなワケで、今夜は、これからいよいよ、この電気ケトル初号機を発進させて、毛布にくるまったままの状態で焼酎のお湯割りを飲み、ポカポカになってから寝ようと思う今日この頃なのだ♪


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