めでたさも中くらいなり
とりあえずギャンブル的には勝ったど~~!‥‥ってワケで、今日の「金杯」は、説明するのが大変な結果になった。順を追って説明すると、あたしは、今日、お昼から2時間ばかし知り合いの美容院でお仕事をすることになってたので、いつもみたいに午後からゆっくりと馬券を買うことができない。それで、早い時間に買っとこうと思って、朝の9時半ころに「即 PAT」にアクセスして、手続きを開始した。
まず、「中山金杯」のほうだけど、昨日の日記に書いた通りに、15番モエレビクトリー、7番アルコセニョーラ、8番トウショウウェイヴの3頭で、15-7-8と15-8-7の3連単と、7-8-15の3連複だ。それから、このうちの2頭だけが入るパターンも考えて、15-7と15-8の馬単も買った。これで500円だ。
それから、「京都金杯」に切り替えて、これまた昨日の日記に書いた通りに、ずっと応援してきた5番ガルボと、音楽トリオの4番ライブコンサート、9番リクエストソング、16番スマートステージの3頭だ。こっちは、ガルボからの馬単、5-4、5-9、5-16と、音楽トリオが2着じゃなくて3着になった時のことも考えて、ワイドでも4-5、5-9、5-16を買い、最後にガルボの単勝を買った。これで700円だ。
これで、残りは800円だから、あとはどんなふうに買い足そうか考え始めたんだけど、ここでハッと気づいたのが、明日の1月6日は、愛するMAXの玲奈ちゃんのお誕生日だってことだった。それで、あたしは、「MAX」や「玲奈ちゃん」に関連する名前の馬がいないか、両方の一覧を見てみたんだけど、これといって見当たらない。だけど、まだ朝の9時45分くらいだったから、ほとんどのレースを買うことができる。「即 PAT」の締め切り時間を確認してみたら、1Rだけが締め切られてて、2R以降は買える状態だった。それで、あたしは、急いで「中山」と「京都」の2R以降の一覧を順番にチェキしてみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、今日の「中山」と「京都」の2Rから12Rまでをぜんぶ調べてみたら、ナナナナナント! 名前に「マックス」がついてる馬が3頭もいたのだ! 京都の4Rの16番マックスコヒヌール、5Rの15番リキサンマックス、中山の10Rの7番カホマックスだ。それで、あたしは、この3頭の複勝を100円ずつ買うことにした。急いでたから、他の馬の名前もほとんど見てないし、どんな距離のどんなレースなのかも確認せずに、ただ単に名前に「マックス」がついてる馬を買っただけだ。だから、「もしも3着までに入ったらラッキーだな」って気持ちで、今年1年の運試しみたいな感じだった。
そして、予算の残りが500円になったので、あとは「金杯」に振り分けようと思って、「中山金杯」のほうは、昨日の予想とは関係なく、あたしの好きな芦毛の3番キョウエイストームの複勝を買った。だけど、こうなってくると、予想した3頭の単勝や複勝も買いたくなってきちゃうし、「京都金杯」のほうは、3連単や3連複も買いたくなってきちゃう。このパターンにハマると、予算の2000円じゃ足りなくなって、あと200円とか300円とかって買い足すことになっちゃう。
それで、あたしは、思い切って、ここでやめることにした。いつもは、2000円ピッタリまで買っちゃうんだけど、今日は1年の運を占うレースなんだから、「念のため」だの「おさえ」だのって手を広げ始めたら意味がなくなっちゃう。本来なら、自分の予想した最小限の馬券だけで勝負するべきだし、自分の予想した馬券はもう買ってるんだから、ここはスパッとやめることにした。だから、今回は、合計で1600円の投資ってことになった。
遠足の時、「おやつは300円まで」って言われると、できる限り、予算の300円ピッタリになるように、何度も頭の中で足し算や引き算をしながらお菓子を選んでく。せっかく母さんから300円もらって買いにきたのに、250円ぶんしか買わない子なんていないだろう。まずは、1番好きなお菓子をカゴに入れ、次に、2番目に好きなお菓子、3番目に好きなお菓子ってカゴに入れて行き、何個目かのお菓子をカゴに入れた時点で、予算の300円をオーバーしちゃう。
で、ここからは、どのお菓子を諦めるか‥‥っていう選択の過程に入る。たとえば、1番好きなお菓子が100円、2番目が70円、3番目が80円、4番目が70円だったとしたら、合計で320円、20円のオーバーだ。でも、4番目のお菓子を返したら、250円になっちゃう。そこで、たいていの子供は、4番目のお菓子を返してから、ピッタリ300円になるように、そんなに好きじゃないお菓子でも、値段が50円のものを探してカゴに入れる‥‥って流れになる。
これって、まさに、あたしの馬券の買い方とおんなじだって思った、毎回、2000円ていう決まった予算で楽しんでるから、予想した馬が3頭だけの時はいいんだけど、5頭も6頭も予想しちゃって絞れない時なんかは、すべての組み合わせを買うことができない。それで、ホントはぜんぶ3連単で買いたいのに、3連複にしたり馬連にしたりして、組み合わせの数を減らしてるからだ。
だけど、あたしは、遠足のお菓子の買い方と、ひとつだけ違う点があることにも気づいた。それは、「ピッタリ300円になるように、そんなに好きじゃないお菓子でも、値段が50円のものを探してカゴに入れる」っていう最後の部分だ。お菓子の場合は、お金を払って買った「お菓子そのもの」に対価が生じてるから、たとえ、それほど好きじゃないお菓子であっても、支払ったお金と同等の価値がある。自分はそれほど好きじゃなくても、そのお菓子を大好きに子がいたら、その子の持ってる別のお菓子を交換することもできる。だから、価値があるワケだ。
でも、馬券の場合は、何も予算ピッタリになるように買う必要はない。それどころか、できる限り少ない金額に収めたほうがいい。今日の競馬のぶんとして2000円を用意してたからって、1500円で自分の予想した馬券がぜんぶ買えたのなら、残りの500円で「そんなに好きじゃないお菓子」、つまり、「そんなに買う気のない馬券」を買う必要はないのだ。だって、馬券は、お菓子と違って、そのもの自体には何の価値もないからだ。価値があるのは、レースが終わったあとに的中してる馬券だけであって、あとはぜんぶ紙クズなのだ。たとえ1万円の馬券であっても、ハズレたらただの紙クズで、50円のお菓子も買えないのだ。
‥‥そんなワケで、予算が2000円でも、「それ以下におさえる」っていう新境地に到達したあたしは、ちょっと早いお昼ご飯を食べてから、お仕事に行った。お仕事って言っても、右手が完璧に動かない状態でのヘアメークなので、プロとしてお金をいただくことはできない。だから、知り合いに紹介してもらった、あたしの事情を理解してるお客様に、リハビリを兼ねて無料でヘアメークをさせていただく‥‥っていう内容で、正確にはお仕事じゃない。だけど、1日でも早く復帰したいので、周りの知り合いに声を掛けて、協力してもらってる。
で、何とか思い通りのヘアメークができて、お客様にも喜んでもらえて、嬉しい気分で帰ってきたあたしは、3時を回ってたので、テレビ東京の競馬の番組をつけた。そしたら、「中山金杯」の前の10Rの結果を放送してるとこだったので、ナニゲに見てたら、「カホマックス」って馬が1着になったって映し出された。あたしは、ここで、初めて「マックス」のつく名前の馬の馬券を買ってたことを思い出した。
それで、急いでJRAのホームページにアクセスして、あたしの買ってた「京都」の4Rの結果を見てみたら、ぜんぜん違う名前の馬たちが上位を占めてて、16番マックスコヒヌールはずっと下のほうだった。「やっぱり、そんなにウマいこと行かないよな。いくら馬でも」なんて思いつつ、次の5Rの結果を見たら、「ええっ!」、あたしは驚いた。ミゴトに1着のとこに、15番リキサンマックスの名前があったのだ! それで、すぐに下の配当のとこを見てみたら、単勝が7830円、あたしの買ってた複勝でも、1980円もついてたのだ!
そして、「中山」の10Rの7番カホマックスは、340円の配当だったので、この2頭の複勝だけで、すでに投資した1600円を超えちゃったのだ。あたしは、オッズも何も見ずに、ただ名前に「マックス」がついてる馬を3頭買っただけだから、「3頭のうち1頭でも3着以内に入って、500円くらいつけば御の字だ」って思ってたのに、マサカ、こんなことになるとは。それも、2頭とも1着になったなんて、ものすごいことだと思った。
‥‥そんなワケで、カンジンの「金杯」だけど、「中山金杯」は、1着が4番コスモファントム、2着が3番キョウエイストーム、3着が12番ナリタクリスタルで、あたしが選んだ15番モエレビクトリーは、残念ながら4着だった。だから、あとから買い足したキョウエイストームの複勝だけが当たり、470円の配当だった。このレースだけを見れば、600円の投資で470円の配当だから、結果は「負け」だ。そして、「京都金杯」は、1着が2番シルポート、2着が5番ガルボ、3着が4番ライブコンサートで、あたしの選んだうちの2頭が入るっていう定番の結果になった。だから、このパターンを見越して買っといたワイドの4-5が当たって、580円の配当だった。700円の投資で580円の配当だから、こっちも「負け」だ。だけど、名前に「マックス」がつく3頭の複勝を買っといたオカゲで、トータルでは、1600円の投資で3370円の配当っていう「勝ち」になった。去年は、2000円の投資で4630円の配当だったから、毎度オナジミの「2倍ちょい」っていう「ほどほどの結果」ってワケで、小林一茶の「めでたさも中くらいなりおらが春」っていう句が頭に浮かんじゃった今日この頃なのだ(笑)
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