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2011.06.28

お知らせです。

「備えあれば憂いなし」

アマゾンの「防災グッズ」のストアが、さらに充実しました。

ミネラルウォーター&食料、緊急避難用品、耐震グッズ、停電対策、火災対策、発電機や電池、避難生活用品、調理器具、応急手当、復旧作業用品、ペットの防災グッズなどなど、必要なものを探しやすいように細かいカテゴリーに分類され、商品の数も増えました。

自分で買いに行くと運ぶのに苦労する重たい商品も、送料無料で玄関まで届けてくれますので、この機会にご利用ください。

こちらからどうぞ。
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2011.06.25

ありがとう♪さるさる日記

5月9日、「さるさる日記」のトップページに、こんな文章が掲載された。


■2011/05/09 (月) 【重要】さるさる日記終了のご案内

平素はさるさる日記をご利用頂き、誠にありがとうございます。

現在、皆様にご利用頂いております、さるさる日記ですが、
この度、誠に勝手ながら2011年6月30日(木)をもちまして、
サービスを終了させて頂くことになりました。

これまでご愛顧頂きましたお客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、
何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


‥‥ってなワケで、あたしが長年お世話になってきた、この「さるさる日記」が、今月末、6月30日でサービスを終了することになった。つまり、「さるさる日記」っていうレンタル日記サイトがなくなっちゃうワケで、当然、「さるさる日記」を利用して書いてきた「きっこの日記」も、同時に消滅しちゃうってワケだ。

それで、あたしは、毎日少しずつ、仮のサイトへ過去ログを移動したりしつつ、最後に「さるさる日記」に対する感謝のエントリーを書こうと思ってた。だけど、疎開しつつ、移住先を探しつつ、東京の部屋を片付けつつって状況だったので、なかなか腰を落ち着けて日記を書く気分にもなれず、とうとう月末を迎えちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、思い起こせば吉幾三‥‥じゃなくて、思い起こせば幾星霜、あたしが「さるさる日記」をお借りして「きっこの日記」を書き始めたのは、2003年の7月20日、今から8年前のことだ。でも、もともとケータイサイトの「Rooms」に書いてた日記の過去ログも移植したので、「きっこの日記」の歴史は、2000年の10月からってワケで、現在は12年目ってことになる。念のために、「さるさる日記」での最初の書き込みを見てみたら、こんなことが書いてあった。


■2003/07/20 (日) ごあいさつ。

え~簡単に説明しますと、2000年の10月から2003年の1月まで、Roomsって言うケータイ用サイトのHPに書いていた『れいなの日記』と言う、あたしの徒然草的な日記があるんだけど、そこのサイトが閉鎖しちゃうので、こっちの日記に移動します。
本日から移動作業を開始するので、終了したら公開するつもりです。
とは言っても、ハンパじゃない量なので、いつになることやら‥‥。

そんなこんなで、がんばって行ってみよーっ!!


■2003/07/30 (水) 思った以上に‥‥

日記の引っ越し作業は、思った以上に大変だ。
もう10日もやってるけど、まだ5%くらいしか終わらない。

MAXサイトの更新もあるし、俳句サイトの更新もあるし、他にもあちこちにHPがあるから、自分のHPをひと回りするだけでも1時間以上かかるし、そのあとに引っ越し作業‥‥南州太郎じゃなくても、ヒジョーにキビシイ!


‥‥そんなワケで、あたしが「さるさる日記」を始めたのは2003年7月20日なんだけど、この記述からも分かるように、当時のあたしは、ケータイサイトに書き綴ってきた2年3ヶ月ぶんの過去ログを「さるさる日記」に引越しさせる作業に苦労してて、とても新たな日記を書き始める余裕なんかなかった。そして、ようやく引越し作業が終わり、ホントの意味での「さるさる日記」の第一歩を踏み出したのは、1ヶ月後の2003年8月26日だった。


■2003/08/26 (火) あらためて、ごあいさつ♪

この日記を初めて覗いた皆さま、初めまして♪
あたしは、俳人じゃない、もうひとりのきっこです。

ここには、2000年10月から2003年1月まで、Roomsと言うケータイ用のサイト「れいなの楽屋」に書いていたあたしの日記「れいなの日記」の全ログが収納されています。日記と言っても、その日その時に思ったことを好き勝手に書き綴っているエッセイのようなもので、その内容は多種多様にわたっています。

「れいなの楽屋」とは、あたしの愛するMAXを応援するサイトでした。MAXと言うのは女性4人組のダンス&ボーカルユニットで、ようするに芸能人です。その中の玲奈ちゃんと言うメンバーが大好きなので「れいなの楽屋」と言うわけです。

最初の数ヶ月は、ケータイを使って書き込んでいたので、文章も短く、絵文字などはドットに変わっていたりもしますが、何よりも文章が稚拙で、読むに耐えないと思います。しかし、アクセス端末が途中から高性能なケータイに変わり、そしてPCへと進化し、連日2000文字以上のエッセイを書くようになった頃には、来客数も1日平均1500人前後となり、最終的には、2年3ヶ月の運営で97万人のアクセスを記録しました。(後略)


‥‥そんなワケで、これがあたしの記念すべき第一歩ってワケで、スタートしてからしばらくの間は、だいたい2日おきくらいの更新だった。日記の長さも短かくて、長くても2000文字ほどだった。だけど、これが、ジョジョに奇妙に膨張してって、1年後の2004年9月には、ほぼ毎日、3000文字以上の日記を書くようになった。「さるさる日記」は、1日の日記の文字数のキャパが「1000文字まで」って決まってるので、1000文字を超える場合は分割して書かなきゃなんない。3000文字なら、1日の日記が3分割になる。

1日の日記が1000文字以下なら、エントリーの数としては「1件」てことになるだけど、1日の日記が3000文字だと、エントリーが「3件」てことになる。だから、スタートしてから1年後の2004年9月のログを見ると、1ヶ月は30日しかないのに、エントリーの数は「91件」になってる。そして、さらに1年後の2005年9月には、エントリーが「148件」になった。つまり、毎日平均して5000文字くらい書くようになったってことだ。

そして、その1年後の2006年9月には、エントリー数が「166件」になり、次の2007年からは、毎月200件前後のエントリーが続くようになった。1ヶ月で200件てことは、1日あたり6000~7000文字ってことになる。2008年に入ると、エントリー数が「236件」なんて月も出てくるから、毎日8000文字くらいの日記を書いてたことになる。そして、このペースのまま、2010年くらいまで走り続けた。最近は、ずっと日記の更新をサボッてるけど、2007年から2010年までの全盛期は、毎年240万文字くらい書いてたことになる。だから、2003年7月20日にスタートしてから、今月、2011年6月30日に終了するまで、ほぼ8年間の「さるさる日記」において、あたしは、合計すると、たぶん1500万文字くらい書いてるんだと思う。

この8年間で、「きっこの日記」を読みにきてくださった人数は、現在6月25日のお昼の時点で、延べ、9884万4728人だ。更新をサボッてる今でも、毎日平均して1万人以上の人が覗いてくれてるので、6月30日の閉店ガラガラまでには、9890万人くらいになると思う。最初は「目指せ!1億人!」だったので、ほんのちょっと足りない結果だけど、それでも、こんなにもたくさんの人たちが読みにきてくださったことに、あたしは、心から感謝してる。

‥‥そんなワケで、もちろん、これで「きっこの日記」が終わるワケじゃなくて、あくまでも「きっこの日記」をレンタルしてた「さるさる日記」が終わるってだけで、「きっこの日記」は、ミラーサイトの「きっこのブログ」をメインにして、これからもダラダラと続いてく。ただ、今はいろいろとバタバタしてるので、腰が落ち着いてから、ボチボチと再開するつもりだ‥‥ってなワケで、ひとつの区切りとして、最後に皆さんにご挨拶を。


今まで「きっこの日記」を読みにきてくださった皆さん、本当にありがとうございました♪
皆さんに支えられて、あたしはずっと続けてくることができました。

そして、「さるさる日記」のスタッフの皆さん、管理人のばななさん、本当にありがとうございました♪
「さるさる日記」がネット上から消えてしまっても、「ブログ黎明期を支えた偉大なるWEB日記サイト」として、あたしは、「さるさる日記」の名前を語り継いで行こうと思います。


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2011.06.16

鬼に金棒、きっこにうまい棒

自分のパソコンじゃないと、なかなか長文を書く気になれない。その上、10年以上もお世話になってきた、この「さるさる日記」が、今月いっぱいで閉鎖しちゃうことになった。それで、あたしは、どうしても日記を書く気分になれなくて、ずっと日記をサボってた。だけど、このたび、ついに!とうとう!AT LAST!あたしは自分のパソコンを手に入れた!だから、今日の日記は、新しい自分のパソコンで書いてる「はじめてのにっき」ってことになる。

ツイッターでもチョコっとつぶやいたけど、現在、流浪の民になっちゃってるあたしとしては、ニポンのどこにいてもインターネットにアクセスできる小型のノートPCが欲しかった。だけど、そんなお金はないから、ネットカフェを使ったり、誰かのパソコンを借りたりしてきた。でも、ネットでいろいろと調べてみたら、WiMAX(ワイマックス)とかイーモバイルとかのデータ通信に加入すると、ノートPCをタダでくれたり、100円で売ってくれたりするサービスがいっぱいあった。

いろんなサイトを見てみたんだけど、たいていは、データ通信に必要な機器も無料、契約料も無料で、契約したその日からノートPCでネットができて、翌月から定額の利用料金を払うだけだった。利用料金は、システムによってマチマチだけど、使い放題の定額プランが5000円前後で、プロバイダ料が500円くらい、合計で6000円以内に収まる。

あたしは、今回、姫路と岡山のネットカフェを利用したけど、両方とも夜から朝までの10時間くらいのプランで、2000円前後だった。だから、月額6000円てのは、ネットカフェで3回徹夜するくらいの金額ってことになる。そう考えれば、いつでも、どこでも、好きな時に好きなだけネットが使えて6000円以下ってのは、ものすごく「お得」な感じがする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしの「ノートPC大作戦」は、水面下でチャクチャクと進んでたワケだけど、調べれば調べるほどワケが分からなくなってきた。ツイッターでいろんな人の意見やアドバイスを聞いたところ、「docomoのデータ通信が一番エリアが広い」って人もいれば、「auのDATA01が便利」って人もいて、何がいいのか分からなくなった。ただ、WiMAXやイーモバイルは、まだエリアが都市部だけしか展開してなくて、田舎の山奥じゃ使えないってことが分かった。つまり、フランク・ザッパに言っちゃえば、docomoやauみたいなケータイ会社がやってるデータ通信なら、それぞれのケータイがつながるエリアで使えるってワケで、両方とも「ほぼ全国」ってことなのだ。一方、WiMAXやイーモバイルみたいなのは、スピードはサクサクと速いけど、まだ使えるエリアが限られてる。

だから、田舎の山奥で使えないと困るあたしとしては、自然のナリユキでdocomoかauかの二択を迫られることになったワケで、この2つが、まったくおんなじクオリティーなら、あたしは考えることもなくauを選択しただろう。何しろ、あたしは、ケータイもauを愛用してるし、過去に何度も書いてきたように、docomoには激しく不愉快な思い出があるからだ。だけど、現実問題としては、docomoとauはまったくおんなじクオリティーじゃない。前にも書いたけど、あたしが最初にお世話になってた「山の中腹の農家」では、docomoのケータイは通じるのに、auのケータイは通じないのだ。

そのため、あたしは、メールの送受信をするたびに、30分も掛けて山のふもとまで下りたり、逆に、山の上のゴルフ場のほうまで登ってた。とにかく、山の中腹だけ、auの電波が届いてないのだ。「山の中腹の農家」のご主人や奥さんが言うには、この辺、一帯の山間部では、docomoはワリと安定してつながるけど、auは最初からつながらなかったり、つながってもブチブチと切れちゃうってことだった。

あたしは、ずっとこの場所にいるワケじゃないけど、こうした状況と、ツイッターで「docomoのデータ通信は広島の山奥でもつながった」っていうアドバイスをいただいたので、ここはひとつ、背に腹は変えられないってワケで、嫌いだけどdocomoを選択することにした。で、いろいろと自分で調べてみたり、いろんな人からのアドバイスで、「ドコモショップに行くよりも、家電量販店に行ったほうが、ノートPCの機種も多いし、割引率も大きい」ってことが分かった。

‥‥そんなワケで、お次は、どんなノートPCを選ぶかだ。あたしの場合、とにかくお金がないから、一番いいのはタダ、次が100円とか200円とかで、最大でも2000円くらいまでって考えてた。だけど、ネットでいろいろと見てみると、データ通信に加入してタダでもらえるのは、どれも聞いたことのないメーカーのノートPCばかりで、ザクッと書いてあるスペックを見ても、不安が頭をよぎるフレーバーが漂ってきた。あたしは、持ち運ぶことを最優先してるから、まずは軽いこと、そして、バッテリーが長持ちすることが第一条件だった。でも、タダとか100円とかのノートPCは、聞いたことのないメーカー名だけでも不安なのに、重さが3kgもあったり、バッテリーが2時間しか持たなかったりで、踏んだり蹴ったりのラインナップだった。

だけど、1万5000円から2万円くらい出すと、ソニーや富士通のノートPCが並んでて、スペックも一気に良くなってた。それで、あたしは、金額はともかく、まずは自分の理想とするノートPCを探してみることにして、いろんなサイトを眺めてまわった。そして、その結果、分かったことは、「10インチは軽くて持ち運びにはいいけど、画面は見ずらいしキーボードは打ちにくい」→「15インチは画面も見やすいしキーボードも打ちやすいけど、重くて持ち運びには不向き」→「中間の13インチなら、両方の長所を兼ね備えてる」ってことだった。

で、大マカな雰囲気がつかめたとこで、車で1時間半くらいの一番大きな街に家電量販店があったのを覚えてたから、そこの電話番号を調べて、電話で「ドコモのデータ通信の加入はできるか」「加入したらタダでもらえるノートPCはあるか」ってことを聞いてみた。そしたら、データ通信の加入とセットでパソコンを買う場合は、ある程度、機種は限られちゃうけど、一律、大幅値引きになってるので、無料になるものも数機種あるし、わずかな差額で買えるものならたくさんあるってことだった。

‥‥そんなワケで、ある程度の感触をつかんだあたしは、さっそく、軽トラで行ってみることにした。もちろん、「とりあえず詳しい説明を聞いてみよう」って姿勢で行ったんだけど、行ってみたら、あたしが目をつけてたノートPCがあった。あたしは、重さが2kg以下で、バッテリーが最大で10時間も持つ、NECの「Lavie」のMサイズのモデル、13.3インチのやつがいいと思ってた。でも、これは、ネットで調べた限りでは、どこかのデータ通信に加入しても、4万円前後もの差額だったから、あたしには高嶺の花だった。

で、このお店でも、ドコモのデータ通信に加入した上で、あと4万5000円くらい差額が掛かるってことだったので、あたしは、「いいな~」って顔をして眺めてた。すると、対応してくれてた店員さんが、「前のモデルでよろしければ、もっとお安くなりますよ」って言って、在庫を確認に行ってくれた。説明によると、スペックはおんなじで、型だけが前シーズンのモデルが数台残ってて、これなら3万円でいいって言う。だけど、あたしには、3万円なんて払えない。今のあたしにとっては、4万5000円が3万円になったところで、10億円が9億円になったようなもんで、五十歩百歩なのだ。

それで、あたしが渋ってると、「ご予算はどれくらいですか?」って聞かれたので、「安ければ安いほど助かるんですけど、こっちの無料のや安いのじゃなくて、このモデルが欲しいんです」って無茶なことを言ってみた。そしたら、その店員さんは、「型落ちの展示品でしたら格安でお出しできるものが1台だけあります」って、あたしが予想もしてなかったセリフを炸裂させた。ようするに、まだこの型が現行モデルだった時に、この棚に展示してて、いろんなお客さんが触ったりしてた現物ってワケだ。

実際に見てみると、傷や汚れはぜんぜんないし、新品と変わらない。その上、色も、あたしが2番目に欲しかった白だった。このモデルは、赤と白と黒があるんだけど、あたしは、赤が一番欲しくて、2番目が白で、黒だけはイヤだった。だから、白なら悪くない。そこで、値段を聞いてみると、1万円だって言う。4万5000円、3万円と来たから、次は1万5000円かと思ってたんだけど、キーボードのハシッコに、あたしの気づかなかった5mmくらいの傷があって、だから1万円だって言う。

それで、あたしは、さんざん悩み抜いた結果、この「型落ちの展示品」を買うことにした。他にも、タダでもらえるノートPCが数種類、5000円以下の差額で買えるノートPCが数種類あったんだけど、そのどれよりも、こっちのほうが遥かに良かったからだ。「当座の間に合わせ」ならともかく、「これから何年も使う相棒」になるワケだから、納得の行くものが欲しかった。実際には、5年間の無料修理が5000円で、合計で1万5000円になっちゃったけど、クレジットカードで支払うことにした。

そして、docomoのデータ通信、「Xi(クロッシィ)」の契約もした。「Xi」は、まだ東京や名古屋や大阪でしか使えないんだけど、ものすごくサクサクつながる新しいデータ通信だそうで、それ以外のエリアでは、従来のFOMA通信に切り替わる。つまり、あたしがいるような場所でも、docomoのケータイがつながる場所なら、ちょっとイライラしちゃうスピードだけど、とりあえず、ネットにつながるってワケだ。実際にネットにアクセスしてみたら、有線で言うと、アナログ回線よりは遥かに速くて、ADSLよりはリトル遅いって感じだった。だから、重たいデータをやりとりしない限り、そんなに不便は感じない。とにかく、多少は遅くたって、ニポン全国のほとんど場所からネットに接続できるってことがワンダホーだ。

docomoの「Xi」は、今のとこ定額制が設定されてないから、本来は「使っただけ請求が来ちゃう」っていう恐ろしいシステムなんだけど、今ならナントカサービス期間とかで、2年契約にすると、最初の1年は5000円弱の定額で使い放題だし、2年目にはFOMA通信の契約に変更しちゃえば、月額は若干高くなるけど、そのまま定額使い放題で行けるって話だった。これなら、使いまくりのあたしでも安心だ。

‥‥そんなワケで、あたしは、ついに、ニポン中どこからでもネットにつながるノートPCを手に入れた。これで、耳に綿棒‥‥じゃなくて、原子炉に燃料棒‥‥じゃなくて、鬼に金棒だ(笑) それにしても、昔はノートPCにケータイをコードでつないでネットにアクセスしてたのに、今は、こんな100円ライターみたいなのを刺すだけでいいんだから、ホント、便利な世の中になったもんだ‥‥ってワケで、これで、まだ、長文の日記をどんどんアップできると思う今日この頃なのだ♪


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2011.06.08

海も空も泣いている

奇しくも同じ6月8日付のニュースで、東京都の下水処理施設、「南部スラッジプラント」と「東部スラッジプラント」に関するものが2つ報じられた。


「都の下水処理施設で高放射線量…避難区域に匹敵」(読売新聞)

東京都大田区の下水処理施設内の空気中から、毎時約2・7マイクロ・シーベルトの放射線量が検出されていたことが、都の調査で分かった。計画的避難区域の福島県飯舘村の放射線量と同程度で、文部科学省によると、都内でこれほどの放射線量が検出されたのは初めて。放射性物質を含む汚泥の影響とみられるが、都は「検出場所は屋内。敷地の境界では問題なく、誤解を招く恐れがある」とし、調査結果を公表していなかった。都によると、この施設は都下水道局の「南部スラッジプラント」で、都内2か所の下水処理場で発生した汚泥を集めて焼却し、灰を東京湾に埋め立てるなどしている。都の5月の調査では、この施設の焼却灰から1キロ・グラム当たり1万540ベクレルの放射性セシウムを検出していた。(2011年6月8日)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110608-OYT1T00603.htm?from=main1


「都の汚泥処理施設 付近の土から放射性物質」(東京新聞)

江東区の保護者でつくる「江東こども守る会」は七日、都庁で記者会見し、都の汚泥処理施設「東部スラッジプラント」(同区新砂三)近くのグラウンドの土から高濃度の放射性セシウムを検出したとする独自調査の結果を発表した。調査は、同会が神戸大大学院の山内知也教授(放射線計測学)と実施。検出されたセシウムは一平方メートル当たり二三万ベクレルで、放射線障害防止法で、放射線管理区域からの持ち出しが制限される汚染基準の約六倍という。また、プラント周辺と同区の荒川、旧中川沿いでは、放射線量が毎時〇・二マイクロシーベルトを超える地点が多くあった。山内教授は「値が高い地域の位置と風向きを考慮すると、下水を通じてプラントに集まった放射性物質が処理過程で再び大気中に放出されている可能性が高い」と主張。同会は同日、プラントの稼働停止と調査などを求め、都に要望書を提出した。(2011年6月8日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110608/CK2011060802000025.html


‥‥そんなワケで、久しぶりの日記だけど、「いかがお過ごしですか?」は割愛させていただいて、さっそく本題に入りたいと思う。まず、最初の大田区の「南部スラッジプラント」のニュースは、施設内で福島県の計画的避難区域と同レベルの放射線量が検出されたけど、検出場所が「屋内」で、敷地の境界では問題なかったために、東京都は発表しなかった、と言うもの。そして、2つめの江東区の「東部スラッジプラント」のニュースは、施設の近くのグラウンドから高濃度の放射性セシウムが検出されたけど、それがプラントで下水汚泥を焼却処理する時に大気中に放出されたものではないか、と言うもの。

前々回の日記、「政府が隠す首都圏の汚染レベル」の中で、あたしはNHKの「ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~」を紹介したけど、この放送の中で、放射線衛生学の研究者、木村真三さんが、福島第一原発から22キロ地点の田村市都路町の土壌を計測した時のセシウムの数値が「1平方メートルあたり24万ベクレル」だった。これは、チェルノブイリだと、国によって移住が補償されるゾーンの数値なんだけど、江東区のグラウンドも「1平方メートルあたり23万ベクレル」だったんだから、簡単に言えば「人が住むには危険なレベル」ってことになる。このグラウンドで子供たちが野球やサッカーをしたら、砂ぼこりと一緒に巻き上げた放射性物質を口や鼻から吸い込んでしまう危険性もある。

2つめの記事にある山内知也教授の主張が正しければ、江東区の「東部スラッジプラント」だけでなく、大田区の「南部スラッジプラント」でも、その他の都内のプラントでも、もちろん他県のプラントでも、そこで焼却処分してる下水汚泥が放射能汚染されてる場合は、処理の過程で放射性物質が大気中へ放出されてる可能性があるってことだ。それも、江東区のグラウンドの「1平方メートルあたり23万ベクレル」という高濃度の汚染状況から推測すると、相当の濃度の放射性物質が放出されてると考えられる‥‥ってことで、前々回の日記の中で紹介した次のニュースを再掲する。


「汚泥の焼却灰から高濃度の放射性物質 東京」(日テレ24)

東京都の下水処理施設から出た汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルという高濃度の放射性物質が検出されていたことが日本テレビの取材でわかった。東京都によると、江東区の下水処理施設「東部スラッジプラント」で3月25日に採取した汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルの放射性物質が検出されていた。同じ時期に採取した別の2つの施設の焼却灰からも、一キロあたり10万ベクレル以上検出されていたという。これらの焼却灰は、すでにセメントや建築資材などに再利用されている。国は、12日になって福島県に対しては一キロあたり10万ベクレルを超える汚泥は県内で焼却するなどした上で、焼却灰は容器に入れて保管すべきとの指針を出したが、福島県以外に対する基準は現在もない。(2011年5月13日)

http://news24.jp/articles/2011/05/13/07182670.html


この記事の内容と、今日紹介した「東部スラッジプラント」の記事の内容を総合して考えてみると、放射能汚染された下水汚泥を焼却処理することによって、含有されてる放射性物質が濃縮されるだけでなく、そのうちの何パーセントかが大気中へ放出されて、その日の風向きによって、周辺に高濃度の汚染エリアを作り続けてるんじゃないかって推測できる。だから、今回のニュースでは、調査をした「江東こども守る会」が「東部スラッジプラント」の稼働停止と調査を求める要望書を東京都に提出した‥‥ってことだけど、本来なら、他のプラントもすべて早急に調査すべきだと思う。

下水汚泥を焼却処理してる時に煙突から出る煙を調べるだけなんだから、簡単な上に結果も一目瞭然だろう。そして、もしも高濃度の放射性物質が検出されたら、一時的にでも稼動を停止させて、毎日大量に出る下水汚泥をどうすべきか、急いで対策を考えなきゃならない。東京では、複数の下水処理施設で、1日に合計100トン前後の下水汚泥を処理してるけど、この大量の汚泥を少しでも減らす目的で焼却処理が行なわれてる。だから、焼却処理によって放射性物質が大気中へ放出されてるってことが分かれば、焼却処理を中止するのは当然だけど、それと平行して、放射能汚染された大量の下水汚泥をどうするか考えなくちゃならない。

‥‥そんなワケで、これは、福島原発の放射能汚染水とおんなじ問題だと思う。福島第一原発では、大量の放射能汚染水を海へ放出して、東京電力はアチコチから批難を浴びたけど、今度は、おとなしく冷温停止してるハズの福島第二原発のタービン建屋などに溜まってた放射能汚染水を約3000立方メートル、海へ放出する検討を始めたって発表した。福島第二原発は、第一原発と違って敷地内で普通に作業できる状況なんだから、重機を入れて突貫工事で巨大なプールを作り、そこに放射能汚染水を一時的に移動するとか、そうした選択肢はないんだろうか? 放射性物質を「海へ棄てる」「空へ棄てる」というのは、他に何も方法がなくなった場合の「最後の手段」と考えるべきなのに、まるで日常的なことのように行なわれてる気がして、ホントに胸が痛くなる今日この頃なのだ。


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