きっこの小倉競馬参戦記
獲ったどぉ~~~!!‥‥ってフレーズをヒサビサに言ってみちゃうけど、あたしは、昨日、九州の「小倉競馬場」へ行って来た!競馬場へ行くこと自体も、小学校の時に父さんに連れてかれた時以来な上に、子供の時に行ったことのある府中の東京競馬場や千葉の中山競馬場じゃなくて、よりによって九州の「小倉競馬場」だってんだから、自分でもビックル一気飲みだ。
ま、九州って言っても、小倉は福岡県の北九州市だから、あたしの疎開先からはケッコー近い。どのくらいの感じかって言えば、東京から静岡へ行くような感じだ。それで、今回、移住先を探してる一環として、こないだの四国に続いて、母さんと九州の知り合いのとこに見学に行くことになってたので、せっかく交通費をかけて行くワケだから、それなら少し「前ノリ」で小倉入りしちゃて、念願だった競馬場へ行ってみよう!‥‥ってことにしたワケだ。
ホントなら、東京での用事が7日までに終わり、8日に疎開先へ戻り、何日かのんびりしてから九州へ渡り、14日のG3「北九州記念」で生の使徒サンダルフォンを見て‥‥って考えてたんだけど、用事が終わるのに3日もヨケイに掛かっちゃって、東京を出発できるようになったのが11日で、急いで戻ろうと思ったら、お盆の帰省ラッシュで新幹線はぜんぶ満席。仕方なく帰省ラッシュが落ち着く16日まで東京にいることになり、結局、静岡でのお仕事が1週間、東京滞在が2週間、合計で3週間も疎開先を留守にしてた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、3週間ぶりに母さんと会ったので、お世話になってる農家のご夫婦のハカライもあり、戻った翌日に、丸1日、母さんと2人で水入らずで過ごせることになった。それで、ここに疎開してきてから、母さんが「一度は行ってみたい」って言ってた「秋芳洞」へ行ってみた。だから、今日の競馬のことを書く前に、この「秋芳洞」のことを書くのが順序だし、それを言うなら、その前に母さんと言った四国は「松山」のことを書くのが順序なんだけど、「秋芳洞」のことも「松山」のことも、いつでも書ける。だけど、昨日の競馬のことは、記憶がシッカリしてるうちに書いちゃわないと、何が何だか分からなくなっちゃいそうなので、順序を無視して書くことにしたってワケだ。
で、今回は、内容がマウンテンだから、サクサクと‥‥って言うか、パカパカと書いてこうと思うんだけど、日曜日の朝、疎開先を出発した母さんとあたしは、ゼイタクにも新幹線を利用したオカゲで、アッと言う間に「小倉」に到着しちゃった。でも、お天気はアイニクの雨模様の上に、福岡県には「竜巻注意報」まで出てて、せっかくの競馬が楽しめるかどうか‥‥って心配したのもトコノマ、駅ビル的なとこで、朝と昼を兼ねたおそばを食べて外に出たら、ナニゲに雨は上がってて、お日様まで顔を出してた。
あたし以上に競馬にワクワクしてた母さんは、「やっぱり私の普段の行ないがいいからねえ~」なんて行って高笑いをしてたけど、あたし的には、雨が上がることによって、重馬場だと思ってたコンディションが何馬場だか分からなくなっちゃう不安もリトル頭をよぎったりもした。でも、素直に受け止めれば、野外の競馬を観戦するんだから、雨よりは晴れのほうがいいに決まってる。
‥‥そんなワケで、あたしは、「小倉駅から小倉競馬場へ行くためにはモノレールに乗る」ってことだけは下調べしといたので、さっそく、モノレールの乗り場へと向かった。競馬場は7つ目の駅だったけど、駅と駅の間隔が短いみたいで、駅員さんに聞いたら、所要時間は10分ほどだって教えてくれた。切符は片道230円だったから、2人で往復でも1000円以内だ‥‥って、ここまで書いたとこで、あたしは、このままじゃ、ぜんぜんパカパカ進まないってことに気づいた。
だって、あたしは、競馬場までの間に「香春口三萩野駅」と書いて「かわらぐちみはぎのえき」って読む、チョー難読な名前の駅があったってことや、大きな競走馬のイラストの小倉競馬のラッピング車両とすれ違ったってことや、窓から見えた景色のことなんかも書こうと思ってる自分に気づいたからだ。あたしのことだから、こうした小ネタにも、いちいちギャグを付け足したりして書いてくワケで、そしたら、競馬場に到着するまでに日が暮れちゃう‥‥ってワケで、ここからは本気でパカパカと走ってくけど、競馬場の駅でモノレールを降りると、一般の出口と競馬場の出口に分かれてて、競馬場の出口のほうへ進むと、ナナナナナント!駅の構内から外へ出ないで、直接、競馬場に入れるようになってたのだ!
駅の構内の突き当りに、競馬場の入場券の券売機が並んでて、そこで100円の入場券を買うと、すぐ横に競馬場への入り口が2つあって、それぞれに2人ずつ、合計4人もキレイなお姉さんが立ってた。母さんとあたしは、他の人たちの後ろをついて中へ入つたんだけど、目の前の通路は、右下へ下るスロープと左上へ上るスロープとに分かれてて、右に行く人もいれば、左へ行く人もいる。それで、あたしは、手前にあった案内板を見たら、これまたナナナナナント!小倉競馬場は6階建てになってたのだ!
そんなこんなで、どこへ行ったらいいのか分かんないあたしは、とりあえず、目の前にあった無料の「本日のレーシングプログラム」を2冊取って、1冊を母さんに渡してから、辺りをキョロキョロしてみたら、おおっ!右下にパドックがあって、お馬さんたちがパカパカ歩いちょる!‥‥って、ナニゲに九州っぽい言葉遣いをしてみたけど、母さんもお馬さんたちを発見してコーフン気味で、右下へのスロープをどんどん進んでっちゃった。
で、まずはスロープの途中から階段を下りてパドックに出て、グルグルと回ってるお馬さんたちをカブリツキで見た。最初に目の前に現れたのは、レッドアラビアータっていう茶色の馬で、他の馬たちの名前もいくつか見てから「本日のレーシングプログラム」を見てみたら、12時20分発走の5R、「メイクデビュー小倉」に出走する馬たちだってことが分かった。
母さんとあたしは、順番に「大きいねえ」「すごいねえ」「可愛いねえ」「あっちは茶色だけどこっちは黒いねえ」なんて言いながら、グルグル回ってるお馬さんたちをずっと見てた。パドックでは、基本的には厩務員さんが1人で引いてるんだけど、中には2人引きをしてる馬もいたし、ジョッキーが乗ってる馬もいた。そして、何周がしたところで、みんないっせいに外側を向いて止まり、一度内側を向いてから、また外側を向き、見てる人たち全員に馬の姿を見せてから、本馬場へと消えてった。
あたしは、5番のシュンマリが良く見えたんだけど、母さんは10番のマイネボヌールが速そうに見えたって言うので、最初は様子見で、それぞれ良く見えた馬の複勝を100円ずつ買ってみることにした。だけど、ゾロゾロと戻ってく人たちに着いてって、ものすごくキレイで広い構内へ入り、いろんな場所に設置してあるマークシートの投票用紙を手に取ろうとするも、何種類もあって分からない。それで、一番無難そうな緑色の用紙を見てみたんだけど、複雑で記入の仕方が分からない。
それで、辺りをキョロキョロしてみたら、可愛いお姉さんが座ってる案内カウンターがあったので、そこへ行って聞いてみた。そしたら、すごく親切に教えてくれたので、あたしは「惚れちまうだろ~!」って心の中で叫びつつ、母さんの待ってるベンチのとこへ戻った。それにしても、あまりにもキレイな構内で、床はどこでも寝転がれそうにピカピカなので、いろんな場所に家族連れがシートを広げてて、ピクニック気分で競馬の予想をしてた。
で、あたしは、母さんにマークシートの記入の仕方を教えるのがメンドクサイヤ人だったので、あたしが代表して記入することにして、あたしは5番のシュンマリの複勝を100円、母さんは10番のマイネボヌールの複勝を100円、別々の投票用紙に記入して、馬券の自販機が並んでるとこへ行った。そして、指示に従って、先に1000円札を入れてから投票用紙を入れたら、本日3回目のナナナナナント! 「そのレースは締め切りました」の文字が! ポパイじゃないけど「なんてこったい!」、お姉さんに記入の仕方を教えてもらったり、書き損じて書き直したりしてるうちに、締め切り時間が過ぎちゃったのだ!
‥‥そんなワケで、あたしは、馬券が買えなかったことを母さんに告げつつ、パドックと反対方向の、みんながゾロゾロと歩いてくほうへ着いてった。「雪国」的に表現してみると、「短い通路を抜けると、そこは本馬場だった。」ってワケで、目の前には芝とダートの馬場が広がってて、正面には巨大なターフビジョン、少し左手にはゴール板があった。右手が4コーナーで、振り向くと何階にも重なった観客席だった。3階とか4階とかはガラスで仕切られたVIPルームみたいで、庶民はみんな1階の野ざらしのベンチに座ってた。
何よりも感動的だったのが、馬場の遥か遠くに連なる美しい山々だった。右手のほうから、また雨雲が迫ってきてたけど、正面は雲の切れ間から日が差してて、神秘的にすら思えた‥‥ってなワケで、すぐにターフビジョンに「小倉5R メイクデビュー小倉」って文字が出て、本馬場に入場してきた馬たちの姿が映し出された。
5Rは芝1200mの短いレースだから、ここからは小さくしか見えない向こう側からスタートして、みんなが見てるこっち側にゴールする。だから、せっかく競馬場まで来てるのに、最終コーナーを立ち上がるまでは、ターフビジョンを見るか、構内のテレビを見るしかない。だけど、あたしが驚いたのは、わざわざ競馬場まで来てるのに、レースが始まっても本馬場を見に来ないで、ずっと構内でテレビを見てる人たちがたくさんいたことだ。あたし的には「せめてターフビジョンだろ?」って思うんだけど、その昔、東京ドームに巨人戦を見に行った時にも、ずっと通路のテレビで試合を見てる人たちがいた。だから、あたしには理解できないけど、世の中には「現場まで行ったのに生で見ないでテレビで試合を見るのが好きな人たち」ってジャンルがあるんだと思う。
目の前のターフビジョンで、いっせいにスタートした13頭を追ってたあたしは、最終コーナーに差し掛かったとこで右を見ると、まだ小さくてそれぞれの馬は判別できなかったけど、とにかく馬の集団がやってきた。そして、アッと言う間に、目の前をドドドドドドッて駆け抜けて、ゴールへ向かって突っ込んでった。一瞬の出来事だったけど、ものすごい迫力だった。母さんも「ヒー!」とか「ハー!」とか奇声を上げてた(笑)
結果は、1着が8番のツーオブアス、2着が10番のマイネボヌール、3着が5番のシュンマリだった。馬券が買えてたら、母さんもあたしも的中してたのだ。母さんが選んだマイネボヌールは、人気があったみたいで180円の配当だったからアキラメもつくけど、あたしが選んだシュンマリは、複勝なのに730円もついてたから悔しかった。でも、そんなことよりも、母さんとあたしは、自分たちの選んだ馬が入賞したことが嬉しかった。そして、密かに、自分たちの「馬を見る目」に、リトル自信が持てた(笑)
‥‥そんなワケで、母さんは生まれて初めての生の競馬にコーフンして、あたしも大人になってからは初めての生の競馬にコーフンして、レースの余韻に浸ってたら、ハッと気づくと、さっきまで周りにいた人たちが、ほとんどいなくなってた。「えっ?」って思って振り向くと、みんなゾロゾロと構内へ戻ってくところだった。そう、次のレースに出走する馬たちを見るために、反対側のパドックへと移動してたのだ。
それで、あたしたちも急いでパドックに向かったんだけど、そこで見たものは、本日4回目のナナナナナント! パドックをグルグルと回ってたのは、芦毛、芦毛、芦毛、芦毛‥‥って、芦毛の大行進だったのだ!‥‥ってのは大ゲサだけど、普通は、多くても1レースに2~3頭しか出ない芦毛なのに、次の6R「サラブレッド系3歳」は、黒、茶色、芦毛、黒、芦毛、茶色、茶色、芦毛‥‥って感じで、ヤタラと芦毛が多い。それで、「本日のレーシングプログラム」と照らし合わせてチェキしてみたら、16頭のうち5頭が芦毛だった。つまり、芦毛率32%ってワケで、菅内閣の支持率の2倍以上もあったのだ(笑)
ここまで芦毛率が高いと、まさに「芦毛の祭典」て感じで、去年の12月の「阪神ジュベナイルフィリーズ」みたく、芦毛のワンツースリーが炸裂しちゃう可能性だって高い。あの時は、あたしの大好きなレーヴディソールを筆頭に、ホエールキャプチャとライステラスっていう3頭の芦毛が出走したから、あたしは、ちゃんと予想して買った馬券の他に、「もしも芦毛のワンツースリーが炸裂したら面白い」って思って、この3頭の3連複を買っといたワケだ。
でも、今回は、ぜんぶで5頭もいるんだから、芦毛の3連複を買うとしても、6通りも買わなきゃなんない。あたしは、インターネットでWIN5を1200円、「札幌記念」を200円、合計1400円も買ってたから、ホントなら、あと600円しか使えない。もちろん、昨日は特別な日だったから、母さんと2人で3000円くらいまでは使ってもいいくらいの心構えで臨んでたけど、それでも、何の根拠もなく、お遊びでの600円はリスクが大きすぎる。
そこで、あたしは、母さんと2人で、パドックをグルグルと回ってる芦毛をジックリと見て、5頭の中から3頭を選ぶことにした。それで、母さんにもそのことを伝えたら、母さんは、2番のタールタン、5番のグレイレジェンド、8番のダイヤモンドアローを選んだ。あたしは、2番のタールタン、8番のダイヤモンドアロー、12番のメイショウハウンドを選んでたから、3頭のうち2頭が母さんと一致した。
そこで、母さんは2-5-8の3連複、あたしは2-8-12の3連複を100円ずつ買い、これとは別に、母さんとあたしの共同予想ってことで、2人ともが選んだ2番と8番を馬連とワイドを100円ずつ買った。これは、サスガに芦毛のワンツースリーは無理でも、3着までに芦毛2頭が入る確率はグッと高くなるからだ。ホントは、単勝や複勝にも手を伸ばしたかったんだけど、まだ6Rだし、実際に馬券を買うのは初めてなので、まずは400円で様子を見ることにした。
あとは、これは芦毛じゃないんだけど、1頭だけ、メチャクチャ気になる馬がいた。7番のフィオリアって馬で、他の馬たちは、みんな体も大きくて立派だし、いかにも「競走馬」ってスタイルなのに、このフィオリアだけは、こんなこと言っちゃ失礼なんだけど、ロバみたいだったのだ。体が小ぶりなのに頭が大きくて、鼻の模様の「流星」の幅がヤタラと広い上に、口に向かって「流星」が広がってて、口のまわりが白くなってる。正面から見たら、漫画のマキバオーみたいな顔をしてて、どう見ても速そうには見えなかった。
だけど、レースが始まってみたら、このマキバオー‥‥じゃなくて、フィオリアが1着でゴールイン! そして、2着が8番ダイヤモンドアロー、3着が2番タールタンだった! そう、3着までに芦毛2頭が入った上に、母さんとあたしが2人とも選んでた2頭だったから、3連複も馬連もハズレちゃったけど、ワイドが的中したのだ! この2-8は1980円もついたから、きっこ親子の400円は約5倍になったってワケだ!‥‥って思ったのもイタノマ、ここからは少しハショッてくけど、次の7Rでは、母さんの選んだ9番パトリックバローズも、あたしの選んだ10番ダブルライセンスも来なかったし、その次の8Rでも、母さんの選んだ14番イツモジョウキゲンも、あたしが選んだ1番スズカスコールも来なかった。
さらには、次の9R「伊万里特別」も、その次の10R「佐世保特別」も、2人そろってミゴトに空振りしちゃった。正直、目の前をゆっくりと歩いてく競走馬たちをジックリと見られるパドックも楽しいし、目の前のゴール板を駆け抜ける競走馬たちを見るのも大コーフンで楽しかったんだけど、とにかく時間が足りなかった。競馬のレースは約30分間隔だから、1つのレースが終わって、すぐにパドックまで移動してジックリと馬を見てると、すぐに15分から20分くらいは時間が過ぎちゃう。それから、馬連だの3連複だのってアレコレと予想してたら、もう馬券がシメキリになっちゃうのだ。
それで、7R以降は、とにかく母さんとあたしで1頭ずつ選んで、その馬の単勝と複勝を100円ずつ買う‥‥って方式にしたんだけど、それでも、本馬場まで行ってレースを見てコーフンして、コーフン冷めやらぬままパドックまで移動して次のレースの馬たちを見て、それから急いで馬券を買って、また本馬場に戻って‥‥ってのを繰り返してるうちに、もう、2人そろってヘトヘトに疲れちゃった。何度目かに、通路の両側に無料のドリンクコーナーがあることを発見したので、そこを通るたびに、「冷たいウーロン茶」「冷たい緑茶」「冷たいウーロン茶」「冷たい緑茶」って交互に飲んでたんだけど、小さい紙コップだから、お腹がガボガボにはならなかった。
‥‥そんなワケで、母さんとあたしは、とにかく少しでも休憩したかったんだけど、ぜんぜん休憩できないまま、メインの11R「小倉日経オープン」を迎えた。ホントは、その前に、10R「佐世保特別」で、2番人気だったキョウワマグナムが1着になった時点で、「小倉は雨だから荒れる」って読んでた、あたしのWIN5は玉砕してたんだけど、この時は、まだそこまで考えてる余裕なんかなかった。
で、クタクタになっちゃった母さんとあたしは、もう十分すぎるくらい楽しんだから、次のメインレースを見たら、最終レースは見ずに帰ろう‥‥ってことにした。こんな機会はメッタにないけど、お昼過ぎの5Rから15時の10Rまで、一度も休憩せずにパドックと本馬場とを6往復もしたから、もう限界だった。だけど、これが最後のレースだってことにしたら、また元気になっちゃった(笑)
パドックに行くと、あたしのお目当てのサンライズマックスが2人引きでやってきた。なんてカッコイイんだろう!あたしは、馬を見る前からサンライズマックスに決めてたんだけど、実際に見て、自分の気持ちが確信に変わった。それで、最後のレースだから、サンライズマックスの単勝だけじゃなくて、2着馬を決めての馬単も買うことにした。サスガに、メインレースを飾るメンバーだから、どの馬も強そうに見えちゃうけど、中でも、あたしが「おっ!」と思ったのが、2番のアンノルーチェ、5番のナリタトルネード、7番のガンダーラ、8番のトップカミングだった。それで、あたしは、サンライズマックスの単勝の他に、サンライズマックスから、この4頭への馬単も買って、最後のレースに500円を突っ込んだ。
母さんは、1番のエーシンジーライン、5番のナリタトルネード、9番のサンライズマックスの3頭を選んだので、この3頭の3連複と、このうちの2頭のワイドを3通りで、合計400円、親子で900円の大勝負だ‥‥ってなワケで、メインレースなので、ゴール板の前の特等席を取るために、急いで本馬場へ行き、母さんと並んで手すりにつかまり、レースが始まるのを待った。
そしたら、本馬場に入場した馬たちが、あたしたちの目の前で返し馬を始めたもんだから、母さんはともかく、あたしが大コーフン!2番のアンノルーチェと佐藤哲三騎手もバッチリと写メできたし、目の前を横切ったサンライズマックスと小牧太騎手も何とか写メすることができた。
‥‥そんなワケで、1レースごとに雨が降ったりやんだりしてたんだけど、ここに来て、またポツポツと降り出した。だけど、せっかくの特等席を手放すワケに行かないので、母さんとあたしは「本日のレースプログラム」を傘代わりに頭の上で広げて、ファンファーレを待った。そして、レースはスタートした。
レースを見たい人はこちらの映像を見てもらうとして、結果を言えば、1着が7番ガンダーラ、2着が9番サンライズマックス、3着が1番エーシンジーラインだった。だから、サンライズマックスからの馬単でガンダーラへ流してたあたしは、最後までカスッて終わったワケだ。だけど、応援してたサンライズマックスが、あたしの目の前でグングン上がってきて、最後までがんばって2着に入ったから、ものすごくコーフンした。そして、母さんはと言えば、サンライズマックスとエーシンジーラインのワイド、560円をちゃっかりと取ってた(笑)
結果はパッとしなかったけど、ものすごく楽しかった「小倉競馬初体験」も終わり、最終12Rをパスして帰ろうとしたあたしは、JRAグッズを売ってる「ターフィーショップ」に立ち寄った。せっかくだから、何か記念になるものを買おうと思ったからだ。だけど、ぬいぐるみは2000円以上もするし、扇子も2000円前後するし、もっと安いものはないかと探したら、500円のストラップがあった。そして、「どうせオグリキャップだのディープインパクトだのって有名な馬しかないんだよな」って思いながら見てたら、どうしたことか、あたしの大好きなレーヴディソールを発見!‥‥ってワケで、早くケガが治ってターフに復帰できるようにとの願いを込めて、このストラップを買うことにした。でも、母さんにお揃いでストラップを買ってあげようとしたら、「私は特に欲しくない」って言われちゃった(笑)
‥‥そんなワケで、モノレールで小倉駅に戻り、予約しといたビジネスホテルにチェックインしてから、そう言えば「札幌記念」も買ってたことを思い出して、JRAのホームページで結果を見てみたら、本日最後のナナナナナント! あたしが買ってた3連複とワイドがミゴトに的中してた! あたしは、ツイッターとかで「札幌記念はレッドディザイアとアクシオン」て言ってたんだけど、小倉に到着してからバタバタとインターネットで馬券を買ったので、ほとんど何も考えないで、この2頭のワイドと、この2頭と1番人気のトーセンジョーダンの組み合わせの3連複をWIN5のついでに買っただけだった。そしたら、これがそのまま入っちゃって、3連複は3590円、ワイドは1060円もついちゃってた!‥‥ってワケで、ゆうべは、母さんとちょっとだけゼイタクな晩ごはんを食べて、大満足して眠ることができた今日この頃なのだ♪
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