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2011.09.06

理想のお家がメジロ押し?

8月11日のブログ、「お家を建てて100万円もらおう!」で紹介した城南建設とnanoblockのコラボ企画の「お家ゲー」だけど、連日、続々と作品が投稿され続けてて、このブログを書いてる9月5日の時点で、すでに総数400作品を超えちゃってる。やっぱり、グランプリに100万円、準グランプリ2名に10万円ていう太っ腹な賞金が魅力なのはもちろんのこと、ゲーム自体が楽しいから、たくさんの応募があるんだと思う。

シメキリは9月20日だから、このまま行くと500作品は超えちゃいそうなイキオイだけど、それでも、確率的なことだけで言えば、500分の1の確率で100万円ゲットできるんだから、宝クジやロト6と比べても、遥かに効率がいい。その上、誰でも無料で参加できるんだから、言ってみれば「ノーリスク・ハイリターン」だ。さらには、ココだけの話、1人で複数の作品を応募することもできるから、「500分の1」の確率を「500分の2」にしたり「500分の3」にしたりすることも可能だ。

もちろん、審査員がすべての応募作品を厳正に審査して、グランプリや準グランプリを決めるんだから、テキトーな作品をいくつも応募するよりも、練りに練って凝りに凝った作品を1つだけ応募したほうが、選ばれる確率は高くなると思う。でも、とにかく、楽しみながら自分の理想のお家を作り、気に入ったものが完成したら応募するってだけなので、まだ応募してない人は、ぜひチャレンジしてみてほしい。そして、もしもグランプリに選ばれて100万円ゲットしたら、あたしに1万円クレクレタコラ(笑)‥‥ってのは冗談だけど、前回も書いたように、参加者全員にもれなくプレゼントがある。

応募者全員に、もれなく「nanoblockのミニコレクションシリーズ」の引換券がプレゼントされて、住宅情報館に行くと交換してくれるのだ。ちなみに、このプレゼントは、9月1日からスタートしてるので、あたしのとこにも引換券のお知らせメールが届いてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、お金のことばっか言うのもアレだけど、昔から「きっこのブログ」を読んでるマニアな皆さんは、あたしが今までいろんなキャンペーンや懸賞を紹介してきた中で、たくさんの当選者が出てるっことを知ってると思う。小額の賞金やプレゼントは数え切れないけど、MISIAのプレミアムチケットや高価なシルバーアクセサリー、果ては、たった1人にしか当たらない100万円相当の純金の盾まで、「きっこのブログ」の読者が当選してる。この女性は、100万円相当の純金の盾の他に、5000円のクオカードも同居人と1枚ずつ当たってって、大喜びでメールをくれたから、今でもよく覚えてる。

そんなこんなで、カンジンのあたしにはなかなか当たらないのに、この「きっこのブログ」を読んでキャンペーンや懸賞に応募した人は、これまでに、ずいぶんたくさんの人がスーパーラッキーな結果を手にしてる。だから、あたしは、今回の「お家ゲー」も、前回のあたしのブログを読んで応募してみた人たちの中から、もしくは、今日のブログを読んでシメキリの9月20日までに応募した人たちの中から、グランプリの100万円が飛び出すかもしれないと思ってる。

前回のブログに書いてるけど、あたしが作った「レインボーなお家」は、だいたい小1時間くらいで完成した。だけど、あたしのは、外壁だけの「手抜き工事」なので、ちゃんと室内も作るとしたら、たぶん2倍の2時間くらいは掛かっちゃうだろう。もちろん、こういうゲームに慣れてる人や、頭が良くて器用な人なら、1時間くらいで室内も外壁も完成すると思うけど、何よりのポイントは、全体のデザインだ。あたしのみたく真四角なお家と、複雑で凝りに凝った形のお家とじゃ、手間も時間も雲泥の差だと思う。


‥‥そんなワケで、今回は、現在までの400を超える作品の中で、あたしが「おおっ!」って思ったものをいくつか紹介したいと思う。でも、前もって言っとくけど、あたしに選ばれても、賞金も賞品も何もない。ただ、「きっこに選ばれた」という不名誉な記録だけが後世へと語り継がれてゆくのであった(笑)‥‥ってなワケで、今日までの応募作品を順番に見てったら、大きく2つのジャンルに分けられることがわかった。それは、実際に建てることが可能な「現実的な作品」と、実際に建てることは不可能だったり、建てることはできても人が住むには適さない「非現実的な作品」だ。そして、製作の過程での違いとしては、あたしみたく外観だけしか作らなかった人と、ちゃんと室内まで作った人とに分けられる。

だから、たくさんある作品をダダーッと駆け足で見てくと、普通の四角いお家よりも、奇をてらった外観のもののほうが目を引くことになる。だけど、1軒1軒ちゃんとクリックして、製作過程も見てくと、室内の様子も分かるから、外観はシンプルでも室内が凝ってる「住んでみたくなるお家」に出会うことができる‥‥ってなワケで、あたしが最初に「おおっ!」って思ったのは、このお家だ。


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「ハートのお家」 marinさん

これは、まだ応募作品が少なかった8月の初旬に見たので、とっても目立ってた。ガラスで囲まれたお家の中に、白とピンクを基調にしたハート型のお部屋があって、あまりにもプリティーすぎる。完全に「住む人を選ぶ家」で、フリフリフリルのドレスを着たゆうこりんとかなら住むことを許されるだろうけど、あたしには許されない。「寝てる時まで外から丸見えじゃん!」っていうツッコミがありそうだけど、ちゃんと「海の上のお家です」っていう布石が打ってある。とにかく、四角いブロックを四角く積むことしかできなかったあたしとしては、四角いブロックでハート型を作ってあるだけでも目からウロコだった‥‥ってなワケで、他にもあたしが「おおっ!」って思った作品を続けて紹介してく。


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「観覧車のある家」 みっくんさん

このお家の製作過程を見てたら、最初は庭に立派な3段の「滝」があったんだけど、試行錯誤しながら進んでくうちに、「滝」をやめにして「観覧車」に変更したことが分かった。だから、施主のみっくんさんは、最初は「滝のある家」として製作を開始したものの、ジョジョに奇妙に「観覧車のある家」になっちゃったってワケで、このフレキシブルな「行き当たりばったり感」が素晴らしい。このお家の魅力は、観覧車だけでなく、3階建てのそれぞれのフロアの床にまで凝ってる点で、楽しみながら作ってる様子が伝わってきた。


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「空中庭園」 ハヤブサさん

果たして、これを「お家」と呼べるかどうか、という問題はあるけど、見た瞬間に「この場所へ行ったら気持ちいいだろうな~」って思えた。「天空の城ラピュタ」を思わせる下部のデザインもいいし、全体のバランスもいい。透明なブロックを利用して、空中にお家を作った人は何人かいて、どの作品も個性的だったけど、「開放感」という点と、あたしの大好きな作家、角田光代さんの作品の中でも特に好きな作品とおんなじタイトルだったことから、ハヤブサさんのお家を選ばせていただいた。


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「The second house and the atelier」 jyunkoさん

黒い外壁と細長くて赤い扉の組み合わせを見た瞬間、大好きなクリスチャン・ルブタンのピンヒールを連想した。とっても凝った作りなのに、タイトルを見ると、このお家は「セカンドハウス兼アトリエ」ってワケで、ちゃんとした自宅は他にあるんだからゴージャスな話だ。壁面の一部をガラスにしてギャラリーも兼ねてるし、お風呂や寝室にもコダワリがある。お名前も「junko」じゃなくて「jyunko」というコダワリようなので、都会的でハイセンスな施主を想像した。


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「お城」 madadaさん

こういうゲームや、「レゴ」みたいなブロックでお家を作る時、必ず何人かは「お城」を思い浮かべると思う。だけど、思い浮かべただけで、実際には作らないことのほうが多い。だって、想像しただけで「大変そう」だからだ。だけど、madadaさんは、その「大変そう」なことにチャレンジして、ミゴトに作り上げた。一見、手抜きみたいに見えるとこもあるけど、このコマ数で「お城」を作るとなると、これが限界だと思う。「お城」をテーマにした作品は、もう1つあったんだけど、「いかにも」な雰囲気を醸し出してるこちらの作品を選ばせていただいた。いろいろと工夫して一国一城の主になったmadadaさんに拍手を送りたい。


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「赤い屋根の家」 千葉世如さん

それこそ「レゴ」でお家を作るように、楽しんだり苦労したりしながらコツコツと作って行った様子がうかがえた。1階のリビングには、大画面の液晶テレビや観葉植物まであり、庭には犬小屋とワンちゃん、花壇もある。2階のベランダも手が込んでて、とっても楽しい雰囲気が伝わってくる。窓の小さい2階は、裏側の壁を作らずに室内が見えるようにしてあり、まるでドールハウスを眺めてるような気分になってくる。最初は「犬小屋もお揃いの赤い屋根にすれば良かったのに」って思ったんだけど、全体的に見てみると、犬小屋の屋根のブルーがアクセントになってて、多用してる色を引き締める役割を果たしてる。眺めてるだけでウキウキしてくる作品だ。


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「楳図かずおハウス」 nonofraiseさん

これには笑わせてもらった。見た瞬間に「まるで楳図かずおの家みたいだな」って思ったら、そのまんま、タイトルが「楳図かずおハウス」だった。この作品は、室内は作ってないので、「外観だけで勝負」と言うか、「グランプリよりもウケ狙い」と言うか、とにかく、製作意図が明確なとこがいい。室内を作ってないぶん、外観には凝った点が多く、回転させて四方から見てみると、ちゃんと「今どきのデザイン」の中に「古い洋館」のフレーバーをミックスさせてて、実際の「楳図かずおハウス」のイメージに近く作られてる秀作だ。


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「夏の憧れ」 けいこさん

動物や楽器、乗り物や人の顔など、何かの形を模した作品はたくさん応募されてるので、「外観だけで勝負」ということになると、この作品よりも「おおっ!」と思った作品もあった。だけど、あたしの心の琴線に触れたのが、「わたしはスイカが食べられない。けれど食べてる光景に憧れる。」という、けいこさんのコメントだ。単に味が苦手なのか、それともアレルギーなのか、理由は分からないけど、「憧れ」だけで、けいこさんがコツコツとブロックを積み上げてった過程を想像すると、子供のころ、前日に熱を出して遠足に行けなかった時の気持ちがオーバーラップした。夏休みの絵日記のような、楽しさの奥に切なさのある作品だ。


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「小さな家」 アッテンボローさん

こんな言い方をしたら失礼だけど、外観はパッとしてない。だから、そんなに期待しないで画面をクリックしたんだけど、製作過程がスタートしたら、狭いながらも、ちゃんと畳の和室を作り、ちゃぶ台を置き、縁側を作り、昔ながらの日本家屋が完成した。実際に施工することが可能っぽい現実的な作品の多くは、2階建てや3階建てで、広いリビングや吹き抜けなど、それこそ金曜日の早朝に渡辺篤史が訪ねてきちゃいそうな立派なお家ばかりで、どれも素敵だった。だけど、「ホントに自分が住むとしたら」って考えると、あたしは、小さな平屋の日本家屋がいい。年をとっておばあさんになったら、膝に猫を乗せて縁側でウトウトしたい。だから、「屋根が低すぎる」っていうマイナス点もあったけど、このお家が気に入った。


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「弘樹の別邸」 わびおさん

タイトルが「弘樹の別邸」なのに、施主の名前は「わびおさん」だから、最初は意味が分からなかった。だけど、お家の下に停めてある立派なクルーザーを見て、ようやく「松方弘樹の別邸ってことなのね!」って気づいた。狭い敷地にファミレスを作る時って、高床式にして1階を駐車スペースにすることが多いけど、それの「船バージョン」てワケで、とっても楽しい発想だ。その上、お家の床に四角い穴が開いてて、室内から魚釣りができるなんて、想像しただけでもワクワクしてくる。室内の様子が分かるように、後ろ側の壁は作らずにオープンにしてあるけど、このままでも気持ち良さそうだ。1泊1万円くらいなら、泊まりに行ってみたいと思った。


‥‥そんなワケで、今日は、あたしが「おおっ!」って思った作品を10個だけ紹介したけど、他にも、目が点になった作品、目が飛び出た作品、目からウロコが落ちた作品、目が釘付けになった作品、目がシバシバしてきてブルーベリーを食べたくなった作品(笑)などなど、個性的な力作がメジロ押しだ。だから、皆さんも、応募作品の一覧を見て、気に入った作品があったら、ポチッと投票してみてほしい。一見、コレと言った特徴のない真四角のお家でも、画面をクリックして製作過程を動画で見てみると、凝りに凝った室内も見られるし、試行錯誤のあともうかがえるので、とっても楽しめる。そして、シメキリの9月20日までは、まだ余裕があるので、これからチャレンジする人は、100万円を目指してがんばってほしいと思う今日この頃なのだ♪


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