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2012.03.31

シャイニールミナスはプリキュアなのか?

今日の中山8R「山吹賞」は波乱の幕開けだった。ファンファーレが鳴って「さあ始まるぞ!」って瞬間に、1番のグランラファルが後藤浩輝騎手を振り落して大暴走!あたしはいつものラジオNIKKEIでの観戦だから、アナウンサーの言葉から状況を推測するしかないワケで、「観戦」てよりは「聴戦」て感じなんだけど、アナウンサーが「ものすごいスピードで走っています」とか言ってる上に、競馬場の場内アナウンスでも「1番グランラファル号は捕まえ次第、馬体検査を行ないますので、スタート時間が遅れる場合がございます」とか言ってるし、ナニゲに雲行きが怪しくなってきた。

結局、1番のグランラファルは「競走除外」になり、最初から7頭しかいなかったレースは、さらに少ない6頭だけで行なわれることになった。あたしが買ってた「プリキュア予想」による馬券は3→5→4の3連単1点だけなので、この3頭以外の馬が1頭除外になったってことは「勝率が上がった」ってことになるんだけど、それはあくまでも数学的な確率の問題であって、「プリキュア予想」にはどんな影響があるか分からない。白の1番の馬が除外になったってことは、「スマイルプリキュア!」のOPで3番目に登場したキュアホワイトが消えちゃったワケだから、結末は分からなくなった。

6頭だけで始まったレースは、好スタートを切った3番のエタンダールが終始うまいレース運びをして、後半、先頭に立つと、そのままゴール板を駆け抜けた。でも、2着は7番がブラインドサイド、3着は6番がサカジロオーだったので、満を持して始動した「プリキュア予想」だったのに、1着は的中したけど2着と3着がハズレっていう中途半端な結果に終わっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、6頭になっちゃった今回の「山吹賞」だけど、この6頭の人気順は、1番人気が5番キャノンシュートで3.1倍、2番人気が3番エタンダールと2番ステラウインドの2頭が同率で3.4倍、4番人気が7番ブラインドサイドで5.9倍、5番人気が4番ラスカルトップで9.2倍、6番人気が6番サカジロオーで16.3倍だったので、倍率から言えば、どの馬が勝ってもおかしくない感じで、頭数は少ないけど力量がおんなじくらいなので、1着から3着までの着順を予想する3連単はなかなか難しいケースだった。

もちろん、5点も10点も買うのなら、16頭立てのレースよりも遥かに的中する確率は高くなるけど、1点だけで狙うとなると、力量に大きな差のない6頭ってのもなかなか難しい。だからこそ、データとかを無視した「プリキュア予想」なんだけど、今回の結果を見てみると、その意味がよく分かる。1着が3番エタンダール、2着が7番ブラインドサイド、3着が6番サカジロオー、4着が2番ステラウインド、5着が4番ラスカルトップ、6着が5番キャノンシュートだったんだから、人気順で言えば、2番人気、4番人気、6番人気、2番人気、5番人気、1番人気の順だ。

1番人気が6着のビリになってて、最下位の6番人気が3着に入ってる。人気順てのは、これまでのレース結果やいろんなデータから決まるものだから、この結果を見れば、そうしたデータに意味がないことが分かるだろう。つまり、データを分析して予想しようが、エヴァンゲリオンやプリキュアにコジツケて予想しようが、当たる確率は五十歩百歩ってワケだ。そして、どうせ楽しむなら、コジツケ予想のほうが、的中した時の驚きや喜びも倍増するし、ハズレた時のガッカリも軽く済む。

で、今後のために、今回の着順を色で見てみると、赤、オレンジ、緑、黒、青、黄色の順になってる。あたしは「スマイルプリキュア!」のOPに登場した「フレッシュプリキュア!」の4人の順番から、赤→黄色→青の3連単を予想したんだけど、結果は赤→オレンジ→緑だったワケだ。赤は予想通りキュアパッションでいいと思うけど、オレンジは「スマイルプリキュア!」のキュアサニーなのか?緑はキュアマーチなのか?今はまだ謎だ。


‥‥そんなワケで、試行錯誤しつつ、しばらくは枠の色とプリキュアの色を対比させて行こうと思うんだけど、そんなにノンキなことを言ってられないのは、今日も競馬があるからだ。今日は中山メインが「ダービー卿チャレンジトロフィー」で、あたしの応援してるガルボが出るし、阪神メインが「産経大阪杯」で、あたしの好きなナカヤマナイトが出る。だから、いつもならこの2頭からの馬単3点で勝負するとこなんだけど、今回は「プリキュア予想」ってことで、ちょっと方向性を変えてみようと思う。

前回の「スマイルプリキュア!」のOPの映画の映像では、キュアブラック→シャイニールミナス→キュアホワイト→キュアパッション→キュアパイン→キュアベリー→キュアピーチ→キュアマリン→キュアブロッサムの順に登場したから、最初の3頭の色は、黒→黄色→白ってことになる。つまり、枠で言えば、2枠→5枠→1枠ってことになる。

これを踏まえて「ダービー卿チャレンジトロフィー」の出馬表を見てみると、2枠は1番人気のダイワファルコンと4番人気のサトノタイガー、5枠は6番人気のネオサクセスと11番人気のオセアニアボス、1枠は12番人気のミキノバンジョーと7番人気のツクバホクトオーなので、マトモに予想して買うとしても十分にアリエールな組み合わせになる。ただし、どの枠も2頭ずついるので、すべての組み合わせを買うと8通りにもなっちゃうワケで、少ない予算で楽しんでるあたしにはリトル厳しい。それに、大好きなガルボを外して買うのは悲しすぎる。だから、ものすごく優柔不断になっちゃうけど、この組み合わせの3連単の中から「これぞ」と思うのを2点と、ガルボからの馬単を2点、合計400円で楽しんでみようと思う。

でも、「産経大阪杯」のほうは、ちょっと面白いことになった。12頭立てなので、白の1枠も黒の2枠も1頭で、黄色の5枠だけが2頭なので、3連単の組み合わせは2→5→1と2→6→1の2通りしかない。その上、1枠1番はあたしの好きなナカヤマナイトなので、それほど後ろ髪は引かれない。だから、こっちのレースも、この3連単を2点と、ナカヤマナイトからの馬単を2点、合計400円で楽しむことにする。

昨日は、カンジンの「山吹賞」はハズレちゃったし、メインの2レースもサッパリだったけど、他のレースで3連複が当たったので、トータルではプラス収支だった。だから、今日は予算の2000円が丸々使えるので、メインレース2つに800円使っても、一攫千金のためのWIN5も買えるし、他のレースにもチョコっと手を出せる。

ただ、ここまで書いてきたのにアレだけど、あたしには1つだけ気になってることがある。それは、シャイニールミナスの存在だ。たしかに登場した順番はキュアブラック→シャイニールミナス→キュアホワイトだけど、シャイニールミナスは攻撃しないで見てるだけだったし、唯一名前に「キュア」がついてない仲間だから、「敵を攻撃したプリキュア」ってことになると、順番はキュアブラック→キュアホワイト→キュアパッションてワケで、黒→白→赤になる。「産経大阪杯」なら、トーセンジョーダン→ナカヤマナイト→フライングアップルってことになる。


‥‥そんなワケで、シャイニールミナスをどうするか考えてるうちに夜が明けちゃったワケだけど、競馬の予想って迷い始めると収拾がつかなくなっちゃうもので、今度は「ダービー卿チャレンジトロフィー」の12番アプリコットフィズの「プリ」がプリキュアの「プリ」に見えてきちゃったし、14番ミッキードリームの「ドリーム」で「YES!プリキュア5」のキュアドリームを思い出しちゃったし、1番ミキノバンジョーの「ミキ」から「フレッシュプリキュア!」のキュアベリー、美希ちゃんを連想しちゃったし、プリキュアに詳しいことが、逆に予想の足を引っ張ってるような気がしてきた今日この頃なのだ(笑)


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2012.03.30

プリキュア予想、始動!

満を持して始動した「プリキュア予想」は、こないだのブログ、「エヴァンゲリオン予想からプリキュア予想へ」に書いたように、今放送中の「スマイルプリキュア!」のOPに公開中の映画「プリキュアオールスターズ」の宣伝の映像が使われてて、そこに最初に登場したのが「スイートプリキュア♪」の響ちゃん(キュアメロディ)だったことから、日曜日の中山メイン「マーチステークス」の1着をサイレントメロディと予想したら、ミゴトにビンゴだったワケだ。残念ながら、あたしは馬単の2着がダメだったから馬券はハズレちゃったけど、アトヅケで分析したら十分に獲れてた組み合わせだった。

だから、今放送中の「スマイルプリキュア!」が競馬の結果を暗示してるっていう仮説はもっと煮詰めていきたいんだけど、あたしには1つだけ引っかかってることがあった。それは「放送日」に関することだ。プリキュアシリーズの放送は毎週日曜日の朝8時半からなので、普通に考えたら「その日の朝に放送された内容が、その日の競馬の結果を暗示してる」ってことになるハズだ。

だけど、あたしは、今はテレビのない生活をしてるので、プリキュアをリアルタイムで観ることができない。ケータイのワンセグで観ることはできるけど、あんなちっちゃな画面で観ても楽しめないから、1日か2日遅れで録画してもらったものを観てる。つまり、あたしがその週のプリキュアを観られるのは、放送された日曜日の競馬が終わっちゃったあとなワケで、プリキュアの内容を競馬の予想に反映させることができない。それで、あたしは、「前回のプリキュアの内容を今週の競馬に反映させる」って方式を始めてみたワケだけど、コレって、あまりにも都合が良すぎないか?‥‥ってのが、あたしの「引っかかってること」だった。

でも、今回、その「引っかかってること」が簡単に氷解された。それは、「土曜日のレース」に目を向けたことがキッカケだった。あたしが楽しんでるJRAの競馬は、毎週土曜日と日曜日の2日間開催されるけど、プリキュアの放送があるのは日曜日の朝、つまり、日曜日の競馬は「プリキュアの放送後」だけど、その前日の土曜日の競馬は「プリキュアの放送前」なのだ。だから、土曜日の競馬を「プリキュア予想」しようと思ったら、前回の放送の内容を反映させるしかないワケで、競馬は土曜日と日曜日で1セットみたいなもんだから、そう考えれば、前回の放送の内容で次の土日の2日間の競馬を予想するってことは別におかしくなかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まだまだ発展途上の「プリキュア予想」だから、しばらくは様子を見ながら試行錯誤してくと思うけど、この「前回の放送の内容で次の土日の2日間の予想をする」っていう基本ラインが分かったトタンに、さっそく神様が降臨しちゃったのだ!それは、今週の競馬のために、前回の「スマイルプリキュア!」の8回目の放送を最初からシッカリと観たことから始まった。

こないだは、久しぶりにちゃんとOPの主題歌から観たことで、そこに登場した映画「プリキュアオールスターズ」の登場キャラが勝馬を暗示してたので、今回もちゃんとOPの主題歌から観てみた。そしたら、前回とおんなじに映画「プリキュアオールスターズ」の映像が使われてたんだけど、今回は前回と違って、別のシーンが使われてたのだ。

最初は街を逃げ惑う人々、次に街を破壊する巨大な魔物、そして、その様子を心配そうに見つめる歴代の妖精たちが登場し、次の瞬間、巨大な魔物にあたしの最愛のキュアブラックがローリングソバットを叩き込むシーンに変わった。これを皮切りにプリキュアたちの連続攻撃が始まったんだけど、わずか30秒ほどの間にたくさんのプリキュアが次々と攻撃を仕掛けたし、中には0.1秒くらいしか映らなかったプリキュアもいたから判別が難しかった。

だけど、プリキュアマニアのあたしにとっては、0.1秒あれば何とか判別できる。最初に攻撃したのは、2作目「ふたりはプリキュア MaxHeart」のキュアブラックで、続いて左回し蹴りを叩き込んだのがキュアホワイトだった。キュアブラックの攻撃は体を縦に回転させながらのローリングソバットだったので、おへそが出てるか出てないかの衣装の違いも判別できないほどのスピードだったけど、その向こう側に小さくシャイニールミナスが映り込んでたことから、初代の「ふたりはプリキュア」じゃなくて、2作目の「ふたりはプリキュア MaxHeart」のキュアブラックとキュアホワイトだってことが分かった。

続いては、「フレッシュプリキュア!」の中であたしの一番好きなキュアパッションの攻撃から、キュアパイン、キュアベリー、キュアピーチと「フレッシュプリキュア!」の4人の連続攻撃が炸裂し、そこから「ハートキャッチプリキュア!」のメイン2人、キュアマリンとキュアブロッサムの攻撃へと続いた。これでプリキュア軍団の攻撃が終わり、みんなでふざけあってるようなシーンへと流れて映画の宣伝映像は終わった。


‥‥そんなワケで、何よりもあたしが感動したのは、とにかくサイコーに愛してるなぎさちゃん(キュアブラック)が先制攻撃してくれたことと、続いての「フレッシュプリキュア!」チームの攻撃でも、あたしの一番好きなせっちゃん(キュアパッション)から始まったこと、そして、せっちゃんからブッキー(キュアパイン)、美希ちゃん(キュアベリー)、ラブちゃん(キュアピーチ)への連携が素晴らしかったことだ。

あたしがこれを観たのが、実際に放送された25日の日曜日の2日後の火曜日だったんだけど、この時点では、まだ週末の競馬は出走馬も枠順も決ってないので、あたしは、どんなレースがあるのかだけをチェキしてみた。今週は2場所開催で、土曜日の中山メインが「船橋ステークス」、阪神メインが「コーラルステークス」、日曜日の中山メインが「ダービー卿チャレンジトロフィー」、阪神メインが「産経大阪杯」ってことだけは知ってたけど、メインレース以外にどんなレースがあるのか知らなかったから、それをチェキしてみたってワケだ。

そしたら、ナナナナナント! 土曜日の中山8Rに「山吹賞」って書いてあったのだ!‥‥って言っても、ほとんどの人は「はあ?」って感じだと思うけど、プリキュアマニアの上に、さっきのプリキュア軍団の連続攻撃シーンを観たばかりのあたしにとっては、このレース名はまさに神様が降臨した気分で、そのミラクル具合に全身が小刻みに震え始めたほどだ。そう、「山吹」と言えば、「フレッシュプリキュア!」のキュアパイン、ブッキーこと山吹祈里(やまぶき いのり)ちゃんだ。

前回は、「スマイルプリキュア!」のキュアマーチの名前を冠した「マーチステークス」だったけど、今回は「フレッシュプリキュア!」のキュアパイン、山吹祈里ちゃんの名前を冠した「山吹賞」が、「プリキュア予想」のために用意されたレースだってことになる。これは、どう考えても間違いないだろう。

そして、この「山吹賞」の最大のポイントは、登録馬が7頭しかいないってことだ。つまり、1枠に2頭ずつの通常のパターンじゃなくて、1枠に1頭ずつの7頭立てのレースになるってことだ。そこで、あたしは、さっきの「スマイルプリキュア!」のOPを観直してみて、レース名になってる山吹祈里ちゃんが変身したキュアパインが、キュアブラック→シャイニールミナス→キュアホワイト→キュアパッション→キュアパイン‥‥ってワケで、5番目に登場してることを確認した。

5番目に登場したキュアパインのイメージカラーは「黄色」、つまり「5番目の黄色」ってワケで、競馬では「5枠」が「黄色」だ! それも、7頭立てのレースだから、5枠には5番の馬1頭しか入らない。これはピンポイントだ!‥‥ってなワケで、金曜日になって枠順が発表されたら、こんなふうになってた。


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白の1番がグランラファル(後藤浩輝)、黒の2番がステラウインド(三浦皇成)、赤の3番がエタンダール(松岡正海)、青の4番がラスカルトップ(横山典弘)、黄色の5番がキャノンシュート(内田博幸)、緑の6番がサカジロオー(柴山雄一)、オレンジの7番がブラインドサイド(田中勝春)、この枠順なので、黄色の5番のキャノンシュートから買えばいいワケだ。

だけど、あたしは、ここでハタと立ち止まった。こんなに単純でいいものなのか?‥‥ってワケで、もう少し踏み込んで考えてみることにした。だって、前回の「マーチステークス」の時だって、レース名はキュアマーチだったけど、勝ったのはキュアメロディからのサイレントメロディーだったからだ。

それで、あたしは、この出馬表をジックリと見てみて、あることに気づいた。それは、7頭立てだから「ピンクの8枠がない」ってことだ。そして、「スマイルプリキュア!」のOPでの「フレッシュプリキュア!」4人の攻撃を思い出してみると、キュアパッション→キュアパイン→キュアベリー→キュアピーチっていう順番だった。これをそれぞれのイメージカラーに置き換えると、赤→黄→青→ピンクってことになる。

この色の通りにゴールすれば、1着は赤の3番エタンダール、2着は黄色の5番キャノンシュート、3着は青の4番ラスカルトップで、馬券に絡まない4着は「存在しないピンクの8番」てことになる。実際のレースでは4着になる馬もいるワケだけど、予想をする上では馬券に絡まないので「存在しないピンクの8番」てワケだ。どう?この予想!


ちなみに、今回の「スマイルプリキュア!」の8回目の内容は、学校へ行く途中でマジョリーナの作ったペアリングを拾ったみゆきちゃんが、その指輪の魔力でキャンディと中身が入れ替わってしまい、元に戻らなくて四苦八苦するってストーリーだった。お約束の学校でのモロモロから、最後にはキャンディの姿のままのみゆきちゃんが「キュアキャンディ」に変身してアカンベェと戦うという大爆笑の展開で、なかなか楽しむことができた。

今回のストーリーのポイントの「入れ替わる」ってことを競馬に当てはめてみると、やっぱりこれは「乗り替わる」ってことになると思う。で、最初にピンと来た黄色の5番キャノンシュートは、今回がデビュー2戦目なんだけど、ミゴトに1着になったデビュー戦も、今回も、おんなじ内田博幸騎手が騎乗する。一方、次に予想した赤の3番エタンダールは、今回が6戦目なんだけど、今までは岩田康誠騎手が4回、川田将雅騎手が1回騎乗してて、松岡正海騎手が騎乗するのは今回が初めてだ。つまり、今回は「乗り替わる」ワケで、これこそがプリキュアのストーリーともシンクロしてるディープな予想ってことになる。


‥‥そんなワケで、明日3月31日(土)の中山8R「山吹賞」は、ついに始動した「プリキュア予想」の第1弾として、1着は赤の3番エタンダール、2着は黄色の5番キャノンシュート、3着は青の4番ラスカルトップの3連単、3→5→4の1点だけで勝負してみようと思う。馬券の買い方の中でもっとも配当のいい3連単を、馬券の買い方の中でもっとも無駄のない1点で的中させることができれば、これこそが「ウルトラハッピー!」ってワケで、観るたびに何故かイライラしてくる星空みゆきちゃんのことも、もう少し温かい目で見てあげられるようになるかもしれないと思ってる今日この頃なのだ♪


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新刊の紹介『無菌病棟より愛をこめて』加納朋子著

大好きな作家、加納朋子さんの作品の中では、あたしは『ささらさや』と『てるてるあした』が特に大好きで、普通は発刊された順に読むのでしょうが、あたしの場合は、先に『てるてるあした』を読み、続けて『ささらさや』を読む、という流れが気に入っていて、何度もこの読み方をして楽しんでいます。

他にも、『ななつのこ』に代表される駒子のシリーズ、アリスのシリーズ、『ガラスの麒麟』、『レインレイン・ボウ』、『モノレールねこ』などのライト感覚な推理モノも好きですが、物語性を重視した『いちばん初めにあった海』や「あたしに子どもがいたら絶対に読ませたい本ナンバーワン」の『ぐるぐる猿と歌う鳥』も大好きな作品です。疎開生活で数カ月間お世話になっていた農家の小学生の男の子にも、お誕生日にこの本をプレゼントしました。


そんな加納朋子さんの新刊が、先週、久しぶりに出たのですが、大好きな作家の待ちに待った新刊を、これほど複雑な気持ちで手にしたことは、あたしは初めてでした。


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この『無菌病棟より愛をこめて』の帯には、次のように書かれています。


2010年6月、私は急性白血病だと告知された。
愛してくれる人たちがいるから、
なるべく死なないように頑張ろう。
たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた壮絶な闘病記。


あたしは、この本を知るまで、加納朋子さんが急性白血病になって闘病されていることを知りませんでした。そして、焦燥感にも似た感覚に包まれながら、すぐにアマゾンで注文しました。数日後、届いた本を一気に読み‥‥と言いたいところですが、涙で活字が読めなくなってしまい、途中で何度も中断しながら、ようやく読み終えました。

「5年生存率は3分の1」という急性白血病の宣告を受けての緊急入院。つらい抗癌剤治療、転院、骨髄移植‥‥。ご自分の身に起こった大事件なのに、随所に客観的な視点を持ち続けていることや、細部の表現や言い回しなどに「加納朋子さんらしさ」を感じ、それが嬉しい反面、「ああ、やっぱり本当に朋子さんは白血病になってしまったんだ‥‥」という悲しさがこみあげてきました。

でも、あとから「本の話WEB」の「自著を語る」のコーナーで、この本についての加納朋子さんの「白血病患者面会マニュアル」という寄稿文を読み、次の「最後の一節」を読んだ時、少しだけ心が軽くなりました。


『事実は小説より「大変」なり、と実感しつつ、白血病患者の希望の星となるべく、日々を生きている今日この頃なのでした。』


あたしは単なる一ファンなので、ただひたすらに朋子さんの一日も早い完治をお祈りすることくらいしかできませんが、他にも何かできないかと考えて思いついたのが、この『無菌病棟より愛をこめて』をブログで紹介することでした。1人でも多くの人が、この本を手に取って読んでくださることを願っています。



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2012.03.28

野田首相にメッセージを送ろう!

のだ首相、げんぱつを「さいかどう」しようとしてるって、本当ですか?

ぼくたちは、まだ元の生活にもどれていません。





※お母さんとともに山形県米沢市へ避難している福島市小学5年生の男の子の手紙と小学3年生の女の子の絵。


大人の皆さん、子どもたちの未来を守るために、野田首相へ「ちょっとまって」のメッセージを送りましょう!

ぜんこくの子どもたちも、じぶんのきもちをかいておくってください!

しめきりは4月20日です。


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2012.03.26

エヴァンゲリオン予想からプリキュア予想へ

土曜日の競馬で大穴が当たったあたしは、翌日の日曜日もやる気マンマンで、朝は6時ころに目が覚めちゃった。だけど、ラジオの競馬番組は始まってるワケないし、即PATで馬券が買えるのも7時からなので、お布団に寝たままノートPCで前回の「スマイルプリキュア!」を観たりしてた。そしたら、ちょっと驚いたことがあったので、すぐにツイッターでつぶやいた。


「きっこさんのつぶやき」
アニメのOPっていつもは飛ばしてるんだけど、前回の「スマイルプリキュア」をOPからちゃんと見たら、歌が始まった直後にスイートの響が現われて「えっ?」って思ったらスプラッシュの2人も現れて「ええっ?」って思ったら右上に映画「プリキュアオールスターズ」の宣伝のテロップが出て納得。
2012.03.25 06:58


プリキュアを知らない人のために解説すると、プリキュアって毎年内容が変わるんだけど、今放送してる「スマイルプリキュア!」を見始めたら、最初の主題歌のとこで、歌は今のプリキュアの歌が流れてるのに、絵のほうに去年の「スイートプリキュア♪」の響(ひびき)ちゃんが出てきたからビックリして、その次に「ふたりはプリキュア Splash Star」の咲ちゃんと舞ちゃんが出てきたからさらにビックリしたら、画面の右上に映画「プリキュアオールスターズ」のテロップが出たので、「な~んだ!主題歌を利用した映画の宣伝だったのか!」って納得したってことだ。

で、こんな「つぶやき」でスタートした日曜日の競馬と言えば、あたしのお目当てはGⅠの「高松宮記念」てワケで、大好きな芦毛のカレンチャンが出るから、カレンチャンからの馬単3点で勝負するつもりだった。だけど、中山のメイン「マーチステークス」も、阪神のメイン「六甲ステークス」も買うつもりだったので、お布団の中で出馬表を見ながら予想を始めた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、しばらくいろんなレースの出馬表を眺めて、この日に買うレースを絞り込んでから、起きて朝ごはんを食べたり家事をしたりして、馬券を買う前に、またつぶやいた。


「きっこさんのつぶやき」
今日の中山メイン「マーチS」、マーチと言えば「スマイルプリキュア」ってわけで、出走馬の中で歴代プリキュアに関連した名前の馬は、9番クリールパッションと11番サイレントメロディの2頭だけ。スマイルのOPに登場したのは響だから、ここはサイレントメロディが濃厚か?
2012.03.25 09:33


これも解説するけど、今放送してる「スマイルプリキュア!」には、キュアマーチっていうメンバーがいる。あたしが好きなのはキュアサニーっていう別のメンバーなんだけど、今回の中山メインは「マーチステークス」だから、ここは「プリキュア予想」しかないと思ったワケだ。

それで、出馬表を見てみたところ、プリキュアに関連した名前の馬は、9番のクリールパッションと11番のサイレントメロディの2頭だけだった。クリールパッションは「フレッシュプリキュア!」のキュアパッション、サイレントメロディは「スイートプリキュア♪」のキュアメロディってことだ。だから、単純に考えたら、この2頭の馬連でいいんだけど、マクラのとこで紹介した朝の「つぶやき」に書いてあるように、早朝に観た前回の「スマイルプリキュア!」の主題歌には、最初に響ちゃんが登場した。そう、キュアメロディだ。そこで、あたしは、11番のサイレントメロディが1着になるって予想したのだ。

だけど、出馬表を見てみると、13番のシルクシュナイダーに二重丸がついてて、6番のタガノロックオンに丸がついてて、10番のトーセンアレスに黒三角がついてて、白三角やバッテンや星マークも他の馬で、サイレントメロディには何の印もついてない。そこで、単勝オッズを見てみたら、6番人気だった。まあ、6番人気なら勝つ可能性もそこそこあるハズだけど、シルクシュナイダーだのタガノロックオンだのトーセンアレスだのって強敵の名前が並んでるから、何の印もついてないサイレントメロディが弱そうに感じちゃった。

でも、出馬表の印は無視して買うのがあたしの流儀なので、ここは朝のプリキュアのお告げを信じて、11番のサイレントメロディからの馬単を3点買うことにした。そして、サイレントメロディとハーモニーを奏でてくれそうな名前を探したら、4番のライブコンサートと12番のアイファーソングが見つかった。両方とも「歌」に関係した名前だ。あとは「プリキュアつながり」ってことで9番のクリールパッションを選び、この3頭への馬単を買った。


‥‥そんなワケで、あたしは、最初から「どうせ当たるワケはない」「当たったらラッキー」ってくらいのノリでラジオの中継を聴いてたんだけど、ナナナナナント! ラジオの解説者も予想だにしなかったサイレントメロディが好位置から先頭に躍り出て、そのままゴールしちゃったのだ! あたしは、前日のネコパンチのコーフンが蘇ったのもトコノマ、ラジオの音声に耳を集中すると、どうやら2着に入ったのは7番のメイショウタメトモで、あたしの馬券はハズレだった。

だけど、あとから考えてみれば、あたしが2着に選んだ4番のライブコンサートと12番のアイファーソングはいいとしても、9番のクリールパッションは「スイートプリキュア!」じゃなくて「フレッシュプリキュア!」なんだから、これは外して他の馬にするべきだったのだ。で、「スイートプリキュア!」のことを考えてみると、響ちゃんと奏(かなで)ちゃんがケンカしたり仲直りしたりしながら成長してくストーリーだったワケで、2人は「タメ年の友達」ってワケで、略して「タメトモ」だったのだ!

ちなみに、6番人気のサイレントメロディと16番人気のメイショウタメトモの馬単は13万9630円、馬連でも8万2840円、もしも当たってたら2日連続の大穴的中だった。つーか、せめて単勝くらい勝っとけば良かった(笑)


‥‥そんなワケで、もう1つのメインレース、阪神の「六甲ステークス」のほうは、これまた何の印もついてなかったけど、あたしは1番のガンダーラが来ると思った。なんでかって言えば、出馬表で名前を見た瞬間に、去年の夏に小倉競馬場に行った時、目の前のゴール板を先頭で駆け抜けてったガンダーラの姿を鮮明に思い出したからだ。それで、こんなことをつぶやいた。


「きっこさんのつぶやき」
阪神メイン「六甲S」は1番ガンダーラから行きます。幸騎手の初騎乗が幸と出る予感!
2012.03.25 09:51


で、あたしは、1番ガンダーラからの馬単3点で勝負することにして、2着の馬を選んだ。こっちのレースは単勝オッズを見て、1番人気の6番トウショウフリークは外して、2番人気の2番ヒットジャポットと3番人気の8番ゴールスキーを選んだ。これは当たった時の配当を考えてだ。そして、最後の1頭は、12頭立てのレースだったので「真ん中の人気の馬」ってことで、6番人気の10番マイネルクラリティを選んだ。意外性の男、柴田大知騎手が騎乗なので、すごく期待感があった。

そしたら、その期待通りに、10番マイネルクラリティが1着になり、2着はガンダーラとゴールスキーが競り合ったんだけど、8番ゴールスキーが入った。つまり、10→8→1っていう結果で、あたしの買った1→2、1→8、1→10っていう馬単3点は、ナニゲに後ろ髪を引かれる数字が並んでた。


‥‥そんなワケで、実際には、阪神メインの「六甲ステークス」が先にあって、次に中山メインの「マーチステークス」があったんだけど、マクラの流れから書く順序が逆になっちゃったワケで、とにかく、2つのメインレースが終わり、ついに本日のGⅠ、中京メインの「高松宮記念」がスタートした。あたしは、これも馬単3点で、10番のカレンチャンから、15番ダッシャーゴーゴー、16番ジョーカプチーノ、17番サンカルロの3頭で勝負してた。

最初は、2番のサンダルフォン や5番のエーシンリジルも気になってたし、11番のサクラゴスペルや14番のグランプリエンゼルも来そうな予感がしてた。でも、今回の目的は「打倒!ロードカナロア」だったので、カレンチャンと同じ安田厩舎の強敵、1番のロードカナロアに勝つために、「外側オンリー作戦」を発動したのだ。

あたしの理想としては、1着がカレンチャンで2着がジョーカプチーノっていう芦毛のワンツーだったから、とにかく10→16は真っ先に買うつもりだったけど、次に選んだのが、GⅠとおんなじくらい好きなF1が開幕したってことで、17番のサンカルロだった。あたしは、このサンカルロって名前を見るたびに、ジャンカルロ・フィジケラのことを思い出しちゃうのだ。

そして、「外側オンリー作戦」の最後の1頭は、15番のダッシャーゴーゴーにするか18番のトウカイミステリーにするかで迷った。両方とも、カレンチャンやロードカナロアとおんなじ安田厩舎の馬なので、カレンチャンとの相性が気になった。結局、ダッシャーゴーゴーは5歳の牡馬、トウカイミステリーは6歳の牝馬なので、5歳の牝馬のカレンチャン的には、年上の同性のトウカイミステリーよりも、同い年の異性のダッシャーゴーゴーのほうが相性がいいと思って、15番のダッシャーゴーゴーに決めた。

結局、あたしの期待通りに、カレンチャンが見事に1着になり、2着にはサンカルロが入り、1番人気のロードカナロアは3着だった。2番人気と3番人気の組み合わせなので、馬単の配当は1750円と低かったけど、そんなことよりもあたしは、大好きなカレンチャンが勝ってくれたことが嬉しかった。


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‥‥そんなワケで、この日は、他のレースやWIN5も含めて1900円使ってたので、収支はマイナス150円だったけど、何しろ土曜日に22万円近くも買ってるから、ぜんぜんノープラモデルだった。そんなことよりも、この日は大きな収穫があった。それは、かつての「エヴァンゲリオン予想」を遥かに超えるかもしれない「プリキュア予想」の確立にためのヒントが得られたってことだ。「マーチステークス」でのサイレントメロディの快勝もすごかったけど、それよりもあたしが感激したのは、やっぱり「高松宮記念」でのカレンチャンの強さだった。

そう、カレンチャンと言えば、「YES!プリキュア5」のシリーズで、あたしの一番好きなキュアアクア、水無月かれんちゃんだ! そして、「YES!プリキュア5」の続編は「YES!プリキュア5 GoGo!」ってワケで、これがダッシャーゴーゴーにつながる。残念ながらダッシャーゴーゴーは4着だったけど、「YES!プリキュア5」のシリーズは、「ふたりはプリキュア」「ふたりはプリキュア MaxHeart」「ふたりはプリキュア Splash Star」に続く4作目のプリキュアなんだから、この「4着」にも意味がある。

そして、何よりも問題なのが、2着になったサンカルロだ。これもアトヅケなんだけど、あとから調べてみたら、サンカルロのお誕生日は2月5日だった。毎年、プリキュアの新シリーズは、2月の第1日曜日にスタートするんだけど、第1日曜日が何日になるかは、その年のカレンダー次第だ。で、これまでのプリキュアのスタートした日を調べてみたら、「ふたりはプリキュア」が2月1日、「ふたりはプリキュア MaxHeart」が2月6日、「ふたりはプリキュア Splash Star」が2月5日、「YES!プリキュア5」が2月4日、「YES!プリキュア5 GoGo!」が2月3日、「フレッシュプリキュア!」が2月1日、「ハートキャッチプリキュア!」が2月7日、「スイートプリキュア♪」が2月6日、「スマイルプリキュア!」が2月5日だった。

つまり、歴代のプリキュアシリーズで、「ふたりはプリキュア Splash Star」と現在の「スマイルプリキュア!」だけが2月5日にスタートしてるんだけど、この日の朝、あたしが観た「スマイルプリキュア!」の主題歌の中に登場したのが、最初は「スイートプリキュア♪」の響ちゃんで、次が「ふたりはプリキュア Splash Star」の咲ちゃんと舞ちゃんだった。響ちゃんはキュアメロディとして「マーチステークス」のサイレントメロディを暗示してくれたんだから、次のレース、「高松宮記念」は、響ちゃんの次に登場した咲ちゃんと舞ちゃんの「ふたりはプリキュア Splash Star」が暗示してたワケだ。2月5日にスタートした「スマイルプリキュア!」の主題歌の中に、2月5日にスタートした「ふたりはプリキュア Splash Star」の2人が登場したんだから、これはもう、2月5日に生まれたサンカルロを選ぶのが当然だったのだ。


‥‥そんなワケで、よくよく考えてみれば、そもそもあたしが本格的に競馬を始めるキッカケになったのは、2009年の「エリザベス女王杯」で2着になったテイエムプリキュアを夢のお告げで当てたことだった。自分がプリキュアになった夢を見て、目が覚めてから、ふと競馬のサイトを見たらテイエムプリキュアなんて名前の馬がいたから、これは絶対に夢のお告げだと思って馬連の馬券を何点か勝ってみたら、ナナナナナント!11番人気のクィーンスプマンテと12番人気のテイエムプリキュアが1、2着になって、100円の馬券が10万2030円になっちゃった!‥‥ってワケで、そんなテイエムプリキュアも、今は引退して、生まれ故郷の牧場で繁殖牝馬として暮らしてるワケだけど、今年にはテイエムプリキュアの初めての子供が生まれるから、2年後にはデビューするかもしれない。だから、それまでに「プリキュア予想」を確立させることが、あたしにできるテイエムプリキュアへの恩返しだと思った今日この頃なのだ。


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2012.03.24

やったぜ!ネコパンチ!

ものすごく久しぶりに叫ばせてもらうけど、獲ったどぉ~~~~~~!!‥‥ってなワケで、今日24日(土)の中山メインレース「日経賞」で、あたしがずっと応援してきたネコパンチが、並みいる強敵を尻目に見事に逃げ切って大金星をあげてくれた。あたしはと言えば、8番ネコパンチから、7番ウインバリアシオン、13番ルーラーシップ、14番トーセンラーの3頭への馬単と、おんなじ組み合わせてリトル弱気な馬連を買ってたんだけど、2着にウインバリアシオンが入ってくれたので、馬単も馬連も両方とも的中した!


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それが、ナナナナナント! 8→7の馬単が16万9940円、7-8の馬連が4万8480円、両方合わせて21万8420円というミラクル配当! あとから知ったんだけど、ネコパンチって12番人気だったそうだ。通常のレースならオッズをよく見るんだけど、今回は大好きなネコパンチの出るレースだったから、ネコパンチが何番人気かなんて気にしないで馬券を買ってた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、まだコーフン覚めやらぬあたしなので、まずは今日の午後の「つぶやき」を読んで臨場感を味わってほしい。


「きっこさんのつぶやき」

中京4Rでデビューしたタマモクロステッチを応援しようと単勝100円買ったんだけど残念ながら12着でパッとしなかった。タマモクロスの孫で芦毛で牝馬だから応援するっきゃないので次も買います。ただし今度は複勝(笑)
2012.03.24 13:28

あとは阪神「鳴門S」の芦毛祭りと中山「日経賞」のネコパンチで楽しみます!今日の「鳴門S」でトシギャングスターからの芦毛のワンツーが炸裂すれば明日の「高松宮記念」でもカレンチャンとジョーカプチーノの芦毛のワンツーが見られるはずです♪
2012.03.24 13:36

なんだか頭痛が続いてて微熱もあって体調がイマイチなので、今日はお昼にニンニク4片をすりおろして、ショウガもすりおろして、野菜たっぷりのお味噌汁に入れて、そこにうどんを入れて煮込んで食べました。母さんは匂いをかいだだけで「それは無理」と言ってお茶漬けを食べてました(笑)
2012.03.24 13:43

競馬のことをブログに書いても1週間で10人くらいしかRTしてくれないのに、ガレキ問題のことを書いたら1日で500人以上の人がRTしてくれた。これからはガレキ問題を絡めて競馬のことを書いてみようと思う(笑)
2012.03.24 14:11

あ゛ーーー自分がニンニクくさい!
2012.03.24 14:11

ちなみに今一番気になってるのが4月から再開する福島競馬のことだ。競馬場は再建されたけど、あんなに放射線量の高い場所での開催が果たして問題ないのか?人間にとっても馬にとっても危険じゃないのか?すごく気になってる。
2012.03.24 14:15

AIJのバカ社長「あと100億あったら巻き返していた!」って抜かしてるけど、これってギャンブルで身を滅ぼした人たちのお決まりのセリフだよね。
2012.03.24 14:33

わっ!中山9R「ミモザ賞」に大好きなハイリリーが出るから、9番のハイリリーをからめて8-9-10と9-10-11の3連複を2点買っといたら、ナニゲに9-10-11が入ったっぽいぞ!
2012.03.24 14:41

中山9R「ミモザ賞」に大好きなハイリリーが出るから、9番のハイリリーをからめて8-9-10と9-10-11の3連複を2点買っといたら、9-10-11が的中して1460円! http://twitpic.com/90hfde
2012.03.24 14:47

ここんとこ、1-2-3とか10-11-12とかの連番がよく当たるなあ。
2012.03.24 14:49

トシギャングスター負けたー!芦毛祭りは不発ー!
2012.03.24 15:04

いよいよ「日経賞」だ!がんばれネコパンチ!
2012.03.24 15:40

やったーーーー!!ネコパンチ勝ったーーー!!
2012.03.24 15:49

ゆうべ予告した通り、ネコパンチからの馬単3点で的中だぜ!
2012.03.24 15:51

のあーーーー!!馬単16万円もついたーーー!!100円が16万円になったーーー!!
2012.03.24 15:55

日経賞、ネコパンチからの馬単3点で獲ったどーーー!!なんか配当がすごそうだどーーー!! http://twitpic.com/90i6je
2012.03.24 15:58

馬単16万円て聞き間違いじゃないよね?ドキドキして死にそうだ~
2012.03.24 15:57

のあーーー!!馬単8→7、16万9940円だーーー!!これはもはや17万円と言っても過言ではない!(笑)
2012.03.24 16:03

日経賞、ネコパンチからの馬単3点で的中!ナナナナナント16万9940円の高配当! http://twitpic.com/90i9th
2012.03.24 16:07

ガルボからの馬単3点で負けたけど、それでもガルボを信じて次も買ったら「東京新聞杯」で的中!ズンダモチからの馬単3点で負けたけど、それでもズンダモチを信じて次も買ったら「洲本特別」で的中!ネコパンチからの馬単3点で負けたけど、それでもネコパンチを信じて次も買ったら「日経賞」で的中!
2012.03.24 16:20

よーし!明日もカレンチャンでいただきだ―!
2012.03.24 16:22

ラジオNIKKEIの中継を聴いてたので、今JRAのサイトで日経賞の映像を見てみたら、ネコパンチの逃げ切りが、あたしが4歳の時に父さんに連れられて行った府中競馬場のAJC杯(1976年)で逃げ切ったホワイトフォンテンと同じに見えた。感動!
2012.03.24 16:33

皆さん、お祝いの言葉をありがとうございます!いつかはWIN5で1億円当てて、ツイッターで「1億円獲ったどーー!!」とツイートする所存です!(笑)
2012.03.24 16:37

のあー!大変なことを忘れてた!「日経賞」の締め切り直前に急に不安になって、もしもネコパンチが2着だった時のことを考えて馬連を買い足してたんだ!馬連の7-8も4万8480円もついてる!馬単と合わせて22万円近い配当だー!!
2012.03.24 16:46

馬単が的中してコーフンして忘れてたけど、締切直前に不安になって馬連も買い足してました!こっちは4万8480円の配当だー! http://twitpic.com/90ip9o
2012.03.24 16:50


‥‥そんなワケで、少し落ち着いてこの流れを説明すると、あたしは、まずは中京4Rの「未勝利戦」でデビューしたタマモクロステッチの単勝を100円買った。これは、中学生の時に大好きだったタマモクロスの孫で、名前にも「タマモクロス」が入ってるし、あたしの好きな芦毛の牝馬だからだ。だけど、これが残念な結果に終わり、あとは阪神10R「鳴門ステークス」のと中山11R「日経賞」だけ買うつもりだったんだけど、出馬表を見てたら中山9R「ミモザ賞」に大好きなハイリリーが出るから、ついついこれも買っちゃった。

あたしの競馬の予算は、1週間2000円なので、土曜日の競馬であんまり負けちゃうと、翌日の日曜日が楽しめなくなっちゃう。それに、日曜日にはあたしの夢の「一攫千金」への道である「WIN5」があるから、土曜日の競馬は小規模に楽しむことにしてる。だから、ホントは2レースか3レースくらいまでにしてるんだけど、最初のレースで的中して資金が増えた場合は、もうちょっと手を広げることにしてる。

で、今日の場合は、テキトーに買ったハイリリーをからめた3連複が的中したので、配当は1460円と低かったけど、これで300円ずつ買った「鳴門ステークス」と「日経賞」が両方ともダメでも、収支はプラスになり、明日の日曜日は2000円の予算が丸々使えることになったってワケだ。それで、あたしは、ラジオNIKKEIの中継を聴きながら楽しんでたんだけど、「鳴門ステークス」で期待してた芦毛のトシギャングスターが敗れた瞬間、ナニゲに不安になった。

それは、次の「日経賞」のネコパンチのことだ。ネコパンチと言えば、スタミナはあるくせに、ペース配分がヘタなのか、元気に走ってるのは4コーナーまでで、たいていは最後の直線で馬群に沈んでく。最後までがんばった時でも、ゴール板のちょっと手前でサクッと差されちゃう。それで、あたしは、最初は強気の馬単3点しか買ってなかったんだけど、ハイリリーのおかげで予算が増えたこともあって、締め切り直前に馬単とおんなじ組み合わせの馬連を買い足したのだ。こうしておけば、もしもギリギリで差されたとしても、なんとか2着に残ってくれれば的中する。

だけど、実際にネコパンチが逃げ切っちゃった上に、2着がウインバリアシオンだったもんだから、あたしはもう大コーフンで、あたしの周りでは小さいきっこたちがバカバカダンスを始めちゃった。あたしはノートPCのスピーカーから流れるラジオNIKKEIに集中してたんだけど、アナウンサーが「単勝8番、1万ホニャララ~」って言った瞬間、「単勝が1万円以上ついたなら馬単はすごいぞ!」って思って、さらに耳を大きくした。そして、アナウンサーが「馬単8番7番、16万‥‥」て言った瞬間に脳みそがシビレて耳が聴こえなくなり、そのあとの数字が分からなくなった。で、このあとは、さっきの「つぶやき」に書いてある通りの流れってワケだ。

あたしは、「つぶやき」の中にも書いてるけど、応援してるガルボの馬単を3点買ったら負けちゃって、それでも懲りずにガルボを信じて2月5日の東京11R「東京新聞杯」でもガルボからの馬単を3点買ったら、なんと8番人気だったガルボが1着になり、あたしの馬単も的中した。大好きなズンダモチも、馬単を3点買ったら負けちゃったんだけど、次の3月18日の阪神9R「洲本特別」でもズンダモチからの馬単を3点買ったら、3番人気だったズンダモチが1着になり、あたしの馬単も的中した。これは両方とも1万円弱の配当だったんだけど、「二度あることは三度ある」ってワケで、前回、ネコパンチからの馬単を3点買って負けてたあたしは、今回はやってくれると信じてたのだ。


‥‥そんなワケで、あたしはテレビのない生活をしてるので、競馬はもっぱらradikoを使ってラジオNIKKEIの中継で楽しんでる。特に今日は「日経賞」なんだから、ラジオNIKKEIで聴くのか当然だろう。だけど、応援してるネコパンチがついに重賞を勝ったんだから、その勇姿は見てみたい。それで、JRAのサイトに動画がアップされるのを待って見てみたら、ホントにホレボレするような走りっぷりだった。そして、ちっちゃかったころに、父さんに連れられていった府中競馬場でのレース、1976年の「AJC杯」で見事に逃げ切ったホワイトフォンテンの勇姿がオーバーラップした。寺山修司さんは、このレースを観てホワイトフォンテンに「白い逃亡者」というニックネームをつけたけど、今日のネコパンチの見事な大逃げは、まさしく「黒い逃亡者」といった感じの今日この頃なのだ♪


重賞初制覇、おめでとう!ネコパンチ!

おめでとうございます!江田照男騎手!

おめでとうございます!星野忍師と厩舎の皆さん!

そして、ありがとう!


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2012.03.23

ガレキの広域処理で得する人たち

野田政権は「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」として、莫大な予算を投じて新聞に全面広告を出したり電車に中吊り広告を出したりして全国の自治体に「ガレキ受け入れ」を呼びかけ始めた。その上、「思い通りに走らない馬の前にはニンジンを吊るせ!」ってなワケで、野田ちゃんが「ガレキを受け入れた自治体には財政面を含めて国が全面的に支援します」って特大のニンジンを吊るしたら、それまでは第三者を決め込んで被災地から目をそらしてお茶を飲んでたような自治体が、ダチョウ倶楽部みたいに俺も俺もと手を挙げ始めちゃった。

愛知県なんて「焼却施設も最終処分場もないのでこれから造ります」なんて言って手を挙げる始末。自分とこの産廃やゴミに関しては従来の施設で対応できてるんだから、この新設する施設は「シャア専用」ならぬ「震災ガレキ専用」ってワケで、受け入れぶんが終わったら用済みになる。それでも、こんな無駄な施設を新設しても十分に儲かるほど、国は特大のニンジンをプレゼントしてくれるってワケだ。そして、その原資は、もちろんあたしたちの税金だ。

ま、この辺のことを言いだすとキリマンジャロだから、今回は、まず、この震災ガレキ問題の根本的な部分、つまり、野田政権が言うように、ホントに震災ガレキが被災地の復興の妨げになっているのか?莫大な税金を使って、わざわざ全国に拡散して処理しなきゃならないほど、震災ガレキの存在が復興の妨げになっているのか?そこんとこを検証してみたいと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、被災地のガレキの状況がどんなもんなのか、まずは1つの新聞記事を紹介する。これは「日本経済新聞」が震災から8ヶ月後の去年11月5日に報じた「被災3県のがれき撤去率9割に」って言う記事なんだけど、全文はリンク先を読んでもらうとして、要点だけを抜き出すと次のようなことが書かれてる。


「環境省の発表では、11月1日の時点で、岩手、宮城、福島3県の震災ガレキの撤去率(仮置き場への搬入率)は90%に達した」

「県別の撤去率としては、宮城が99%、岩手が92%で、大半のガレキは住宅地や商業地などから仮置き場へ移された。しかし原発事故の影響が強い福島は55%にとどまっている」


この記事が書かれてから4ヶ月以上も経過してるんだから、この記事の時点でも全体の9割が撤去されてたってことは、現在はほとんど全てのガレキが住宅地や商業地などから仮置き場などへ撤去されてると考えて間違いないだろう。ただ、いくら言葉で言っても分かりにくいので、実際の写真を見てもらいたい。

これから紹介するのは、「The Boston Globe」に3月7日付で公開された被災地の写真だ。最初に、震災直後の女性の写真と、その女性が子どもを連れた現在の写真が並んでるんだけど、その下に続く写真は、すべて現在の被災地の様子だ。そして、これらの写真をクリックすると、1年前の震災の時の同じ場所、同じアングルの写真に変わる。つまり、震災時と現在の様子とを比較できるってワケだ。とにかく、まずは見てみてほしい。


「Japan tsunami pictures: before and after」
http://www.boston.com/bigpicture/2012/03/japan_tsunami_pictures_before.html


これらの写真を見てもらえば分かるように、ガレキの山と化していた市街地や住宅街などには、もうガレキは残っていない。つまり、先ほどの「日本経済新聞」の記事の通り、ガレキの大半は仮置き場へと撤去されてるってことになる。そして、これらの写真で分かったように、市街地や住宅街などで復興が遅れてるとされてる場所は、ほとんどが「更地」のような状態になってる。

今でもガレキがそのままの状態なら「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」っていう野田政権の言いぶんも分かるんだけど、建物や施設があった場所の大半は「更地」になってるんだから、ガレキが妨げになってるようには思えない。それで、あたしは、1週間ほど前に、こんなことをツイートしてみた。


「きっこさんのつぶやき」
@kikko_no_blog: もちろん仮置き場のガレキも最終的には処分しなくてはならないが、とりあえず復興すべき土地のガレキの9割以上は片づけて更地になっているのだから「ガレキの存在が復興の妨げ」というのは完全に詭弁。


そしたら、いろいろとリプライが届いた中に、宮城県石巻在住で、実際にご自身も被災したという女性からのものがあった。この人は宮城県のアイドルグループ「MYG48」のメンバー、AMITYさんで、事務所が入っていたビルが倒壊してしまったそうだ。以下、AMITYさんとのやりとりを紹介する。


@AMIty0202 それは、瓦礫置き場の事ですか?民家等の瓦礫の9割が片付いたんではなくて…ですか?私石巻に住んでるんですが、むしろ瓦礫置き場の瓦礫は増えて山になってますし、瓦礫置き場は全然減ってません↓↓


@kikko_no_blog こちらの記事には昨年11月の時点で「県別の撤去率は宮城が99%、岩手は92%で大半のがれきが住宅地や商業地などから仮置き場へ移された」と書かれていますよ→ http://bit.ly/Aj9F1h


@AMIty0202 ですよね?だから仮置き場は、いっぱいのままです。民家撤去の更地があるからといって、そこに簡単に瓦礫をおいたりなにかたてたりできなくて復興進められないから、復興の妨げになる、と言うんだと思います。土地の買い上げも全然すすんでません↓


@kikko_no_blog 私が言ったのは「ガレキのあった場所の9割は既にガレキが片付けられて更地になっているのだから、そこを復興するにはガレキの存在が妨げになっている、という説明はおかしい」という意味なのですが。


@AMIty0202 この表現は、文章間違っただけじゃないんですかね(∪・ω・)?


@kikko_no_blog 仮置き場にガレキがあると、なぜ更地になっている場所に建物を建てられないのですか?


@AMIty0202 復興=建物が建てられないという表現なんですかね?いろいろ決まらないとう意味で言ったんじゃないんですかね(>_<)?


@kikko_no_blog 「仮置き場にガレキがあるといろいろなことが決められないので復興が進まない」ということなのですか?なぜ仮置き場にガレキがあるといろいろなことが決められないのでしょうか?私は復興が進まないのはガレキが原因ではなく政府の対応の悪さが原因だと思っているのですが。


@AMIty0202 政府の対応は、もっともです。せっかく直したのに道路拡張や、堤防を作るのにそこに住めなくなったり商売できなくなりそうなところがあります。実際私の会社もその両方の計画に当てはまり何もハッキリしないせいで、被災した事務所そのままで直す事も解体もしてません


@kikko_no_blog つまり復興が進まないのは「ガレキが原因」というだけではなく、他にもいろいろな原因があるということになりますよね。あなたの会社の事務所が立て直せないのも、ガレキが原因ではなく政府の対応の悪さが原因ということですね。


@AMIty0202 政府は自分達のせいにならないように瓦礫を利用してる部分がありそうですね(>_<)そのせいで瓦礫に関して他県の方々から嫌な言葉を言われ、とても悲しい思いをしています。被災地が責められてるような言葉ばかりです。好きで被災したわけじゃないのに


@kikko_no_blog 政府は「ガレキさえ処分できれば復興が進む」という論調でキャンペーンをしていますが、自分たちの対応が悪くて復興が進まないことをガレキのせいにすり替えているように感じます。もちろんガレキの処理も必用ですが、それ以上に優先すべきことがあると思います。


@AMIty0202 子供達の健康診断とかですよね。守るべきは復興=人になって欲しいです(>_<)焼却だけじゃなく、埋めたてを考えてくれたり、いろいろより安全な方に考えて欲しいです↓


‥‥そんなワケで、今どきの若い子とのやりとりなので、どうも要領をつかめなくてギクシャクしちゃったけど、ようするに、被災地では大半のガレキが仮置き場などへ撤去されて片付いているのに、「道路拡張の問題やら防潮堤の問題やら土地の買い上げの問題やら行政上の事務的なことが遅々として進まないために復興が遅れてる」ってことらしい。こうした問題は、政府がキチンとした指針を示さないことが原因なワケで、「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」って言いぶんは、どうやら野田政権が自分たちの不手際をガレキに責任転嫁するための方便みたいだ。

もちろん、未だに市街地の中にガレキが残ってる場所もあるだろうけど、それが復興を遅らせてる最大の原因とも思えないし、仮置き場に集められた大量のガレキをすべて処理すれば、復興が一気に進むとも思えない。事実、ガレキの受け入れ問題で大騒ぎしているのは政府だけで、被災地の首長たちの中には、正反対のことを言ってる人たちも多い。たとえば、岩手県の岩水町の伊達勝身町長は、2月29日付の「朝日新聞」の「復興に向けて 首長に聞く」というインタビューの中で、次のように述べている。


「現場からは納得できないことが多々ある。ガレキ処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか。」


また、3月14日の文化放送「くにまるジャパン」では、「ガレキの広域処理に異議あり」と銘打った特集が放送された。まず、「今回のガレキの総量は約2200万トン、阪神淡路大震災の時のガレキは約2000万トン、ほぼ同量」ということを伝えてから、「阪神淡路では広域処理など呼びかけていない。ガレキの50%は神戸港の埋め立てや復旧地の基礎工事などにリサイクルした」「神戸市は3年間ですべて処理した」などの情報を伝えた上で、今回の政府による広域処理の呼びかけに対して、被災地からは「ガレキは地元の埋め立てや基礎工事などに使えるのに、何故遠くまで運ぶ必要があるのか?」という疑問の声が出ていると報じた。そして、被災地の首長たちのコメントを紹介した。


「岩手県陸前高田市の鳥羽太市長のコメント」
市内にガレキ処理の施設を作れば雇用も生まれるし、自分たちですべて処理できます。このことを県に相談したら「現行の法律にないため、いろいろな手続きがあるので無理です」と門前払いを食らいました。千年に一度の大災害なのだから前例がないに決まっていますよ。自分たちで瓦礫を処理すれば雇用も生まれるし護岸工事の基礎材にも使えるのに、門前払いを食らったのです。


「岩手県岩泉町の伊達勝身町長のコメント」
政府は「早く片付けなければいけない」と言うけれど、まずは市街地の背後の山に運んで、ここから片付けて行けば雇用が発生して地元にお金が落ちてきます。再建する町からガレキを移せば、急いで処理しなくても大丈夫です。税金を青天井に使って全国に運び出す必要などありません。


「福島県南相馬市の桜井勝延市長のコメント」
とにかく南相馬市は護岸工事を行ないたいのです。南相馬で出た災害ガレキを護岸工事の基礎工事に使いたいのです。長さ18キロの防潮堤を作るのに、南相馬の災害ガレキでは足りないので、三陸からもガレキを持ってきたい。これを県と国に言ったのですが「うちの所管じゃない」と言われ、環境省、国土交通省、厚生労働省、総務省、どこに行っても受け入れてくれませんでした。地元では必要なガレキなのに、それをわざわざ広域処理するために税金を使って何台もの10トン積みトラックが全国を走り回り、われわれの地元では護岸工事のために新しく大量のコンクリートなどを買い入れないとならないのです。


‥‥そんなワケで、ここまで読んでもらえば、だいたいのことが見えてきたと思うけど、今度は逆の立場として、ガレキの受け入れを拒否してる自治体の見解を紹介しようと思う。拒否してる自治体の見解は、ほぼ同一の理由によるものなので、ここでは一番分かりやすく書かれてる徳島県の見解を紹介する。これは、県のホームページの「目安箱」に寄せられた県民からの意見に答える形で掲載されたものだ。


■ご意見■
60歳 男性
タイトル「放射線が怖い?いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖」
東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されていない。東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んでいるからだ。ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を真に受けて、自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、恥を知れ!!徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか?情け無い君たち東京を見習え。


■回答■
【環境整備課からの回答】
貴重なご意見ありがとうございます。せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。
このたびの東日本大震災では、想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害廃棄物が発生しており、被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。
こうしたことから、徳島県や県内のいくつかの市町村は、協力できる部分は協力したいという思いで、国に対し協力する姿勢を表明しておりました。
しかしながら、現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも発生していることから、その処理について、国においては1kgあたり8000ベクレルまでは全国において埋立処分できるといたしました。
(なお、徳島県においては、放射能を帯びた震災がれきは、国の責任で、国において処理すべきであると政策提言しております。)
放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)
ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)
ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。
例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されています。
また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。
徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。
もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。
ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。
われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652


ちょっと長いけど、とても素晴らしい回答なので、全文を紹介させていただいた。同じような見解を示してる自治体は、他にも北海道寿都郡の黒松内町などいくつかあるけど、すべてに共通してるのは、どの自治体も頭ごなしに拒否してるワケじゃないってことだ。どの自治体も「安全性が確認できれば受け入れたいが、現状の政府の方針では住民の安全を確約できないので拒否せざるをえない」っていう立場だ。つまり、これまた政府のデタラメさが原因てワケだ。

一例をあげると、和歌山県の仁坂吉伸知事は、キッパリと受け入れを拒否した上で、新聞の取材に対して「国は合理的な行動をせずに責任を各地域に押しつけている。協力しない地域は人情を解さないと言われるのは筋違いだ」とコメントしてる。これがマトモな首長の主張だろう。ついでにもひとつ、村長の意見も尊重すべきだろう(笑)


何しろ、今回の野田政権による「震災ガレキは安全ですよパフォーマンス」はあまりにも酷過ぎる。まずは、次の映像を見てほしい。これは、3月18日に神奈川県川崎市で行われた「震災ガレキは安全ですよパフォーマンス」の様子だ。



賢明なる「きっこのブログ」の愛読者諸兄ならソッコーで気づいたと思うけど、このパフォーマンスで細野豪志原発担当大臣が手にしてるのは「空間線量計」だ。そう、大気中の放射線量が「毎時 何シーベルト」かを計測する機械だ。それでまずは空間線量を計測して「0.05」だと言い、次にテーブルに置いたガレキに近づけて「これでも0.05のまま変わらないのでガレキは安全です」と来たもんだ。

ガレキの汚染度は「どれだけ放射性物質を含有してるか」っていう1キロあたりの量を計測しなきゃ分からないワケで、その単位は今や小学生でも知ってるように「ベクレル」だ。空間線量計を近づけただけで物質の汚染度が計測できるなら、キャベツだってカツオだって空間線量計で計測できちゃうワケで、小売店の人もスーパーの人も消費者も誰ひとり困らない。物質の汚染度は5000円や1万円で買える空間線量計じゃ計測できないから、みんなわざわざ地域の「ベクレル測定所」まで食品を持ってって計ってもらってるのに、こんなアホが原発担当大臣だったなんて、気が遠くなってくるよ、まったく。何しろ「空間線量計でガレキの汚染度を計る」ってことは「体重計で身長を計る」ってことと同じだからだ。

で、これとおんなじインチキ測定をやったのが、愛知県と同様に特大のニンジンに飛びついちゃった静岡県の島田市だ。ここでも、ガレキ自体が何ベクレルなのかは測定しないで、ガレキの積まれたコンテナの中の空間線量だけを測定して「問題なし」っていうペテンを炸裂させたのだ。こんなイカサマが通用するなら、放射能汚染された農作物が積まれた倉庫の中の空間線量を測定して、「問題なし」って言って出荷することも可能になちゃう。これぞ子ども騙しの典型だろう。

その上、野田政権が吊るした特大のニンジンに飛びついた島田市の桜井勝郎市長のことを調べてみたら、2001年に市長に初当選する直前まで、産業廃棄物処理業「桜井資源株式会社」の社長をやってて、現在は息子が社長をやってるってことが分かった。そして、市長になってからも、公共事業の入札額を親族会社に漏洩して私利私欲をむさぼり、市民から住民訴訟を起こされるような人物だってことも分かった。詳しくはコチラの事件の詳細を読んでもらえばよく分かるだろう。


‥‥そんなワケで、ずいぶん長くなっちゃったので、最後に今日のブログの要点をマトメとくと、野田政権が連呼してる「大量の震災ガレキが復興の妨げになっている」ってセリフは大嘘だったってこと。ま、言ってることの大半が大嘘ばかりの野田ちゃんなんだから、ガレキに関してだけホントのことを言ってるなんて信じてるオメデタイザーな人は少ないだろうけど、実際に被災した人や被災地の首長たちの言葉を聞けば、復興の妨げになってるのは「ガレキ」じゃなくて「野田政権」なんだってことが分かったと思う。そして、そんな野田政権が、自分たちの対応のまずさをゴマカスために、あたかも大量のガレキが問題になってるように演出してたってワケだ‥‥ってことで、今日は最後に自民党のホームページで行なってるアンケート「がれき処理に地方自治体は積極的に参加すべきだ」を紹介して終わりにしようと思う。3月23日23時の時点で、YESが2438票(10%)なのに対してNOは20052票(90%)と圧倒的だ。


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被災地では「地元で処理させてくれ」って言ってて、世論でも9割が「広域処理」に反対してるのに、それでも莫大な税金を使ってまで強引に「広域処理」をしようとしてる野田政権。そして、除染の利権と同じく、ガレキの利権にもカネの亡者どもが群がってきた‥‥ってワケで、こんな「裸の王様」みたいな政権は、もはや時間の問題だと思った今日この頃なのだ。


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2012.03.22

月は有明、星は昴

先週の3月14日は、「ホワイトデー」の他に「円周率の日」でもあったから、3月14日の15時9分2秒6になった瞬間に、全国各地で「円周率―――!!」って叫んだ人がいたと思う。あたしも叫びたかったんだけど、この時間はちょうど用事があって無理だったので、残念ながら「円周率の日」は満喫できなかった。だけど、その代わりに、大きな円を描いて移動してきた金星と木星の最接近を満喫した。そう、この日は、西の空の真ん中を向って左から右へと横に移動してる金星と、南西の空の高い位置から西の低い位置へとどんどん降りてきた木星とが最接近する日でもあったのだ。

辺りが暗くなった午後6時すぎに外に出てみると、西の空の真ん中に、とっても明るい星が仲良く並んで輝いてた。向かって右の明るいほうが金星、左が木星だ。金星はマイナス4等星なので、1等星よりも遥かに明るい。地球から見える星の中では、金星は、太陽、月に続いて3番目に明るい星なのだ。そんな金星と並ぶと若干暗く見える木星だって、マイナス2等星だから、これも単品なら激しく明るい。どちらも明るいから、多少雲が掛かってても観ることができる。

3月14日の翌日以降も金星はゆっくりと右手へと移動し続けてるし、木星は右下へと下降し続けてるので、今度の日曜日の25日から27日までの3日間、今度は2つの星が縦に並ぶことになる。で、ここで面白いのが、お月さまとの位置関係だ。今月は今日22日が「新月」なので、今夜はお月さまが見えない。空にお月さまは浮かんでるんだけど、太陽の光が当たらない位置なので真っ暗で見えない。明日もほとんど見えないけど、明後日には太陽との位置関係がわずかにズレて細いお月さまが見えると思う。そんなお月さまの位置なんだけど、これまた西の空に浮かぶから、この3日間は、金星と木星とお月さまの競演が楽しめるってスンポーなのだ。

25日の日曜日の夜は、西の空の真ん中に金星、そのほぼ真下に木星が縦に並び、その木星のリトル右下に、三日月よりも細い二日月が浮かぶことになる。月齢は2.5なので、厳密に言えば二日月と三日月の間の太さなんだけど、便宜上は二日月だ。

そして、26日の月曜日は、この3日間のセブンスター‥‥じゃなくて、この3日間のショートホープ‥‥じゃなくて、この3日間のハイライトだ。お月さまと木星との位置関係が逆になるので、上を向いた細い三日月を真ん中にして、上に金星、下に木星っていう、ナニゲに割り算の「÷」ってマークを上下に伸ばしたみたいな面白い光景が観られるのだ。だから、3日間続けて夜空を見ることができない人も、26日の月曜日だけは西の夜空を見てみてほしい。

最終日、27日の火曜日は、今度は金星とお月さまの位置関係が逆になるので、金星の左上に、三日月よりちょっとだけ太くなったお月さまが浮かぶことになる。この日には、どんどん高度を下げてきた木星がそれなりに下のほうに来ちゃってるから、金星との距離がちょっと離れ気味なので、お月さまと金星が仲良くしてて、木星が少し離れてイジケてるみたいに見えると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、せっかくだから、もうちょっと説明しとくと、26日の月曜日に、細い三日月を真ん中にして3つの星が並んだ時、お天気がよかった場合には、一番上の金星のさらに上を見てみてほしい。5~7個の星がゴチャゴチャと集まったものが見えるはずだけど、それが、おうし座の右肩にあたる「プレアデス星団」、分かりやすく言えば「昴(すばる)」ってワケだ。つまり、お天気がそこそこでも、金星、お月さま、木星の縦一列が観られるけど、お天気がよければ、すばる、金星、お月さま、木星の縦一列が観られるってワケだ。

ちなみに、この「すばる」って名前は、「統(す)べる」、つまり「小さな星が集まって1つになる」って意味からの言葉で、普通の視力の人だと6つの星を確認することができるから、ニポンでは「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれてる。自動車メーカー「富士重工」のスバルのマークも、大きな星が1つと小さな星が5つ、ぜんぶで6つの星がデザインされてるけど、アレが「六連星」だ。そして、この「すばる」の中で一番大きな星の名前が「アルキオーネ」、そう、かつての富士重工のスポーツカー「アルシオーネ」は、ここからの命名なのだ。

そんな「すばる」だけど、昔のニポンでは、普通の視力の人なら6つ見えて、目のいい人なら7つ見えるってことで、視力を調べるのにも利用してたそうだ。だけど、昔のギリシャの人たちはニポン人よりも視力が良かったのか、「ギリシャ神話」では、アトラスとプレイオネの間に生まれた「プレアデス七姉妹」ってことになってる。この「プレアデス七姉妹」は、月の女神のアルテミスに仕えているから、お月さまが近くにある今の時期は、きっとアルテミスのためにセッセと働いてることだろう。


‥‥そんなワケで、小さな星が集まってる「星団」よりは、1つの星が煌々と輝いてるシリウスみたいなほうが、あたしは好きだ。だけど、昔のニポン人は、「あわい」とか「ほのか」とかの味わいも大切にしてたから、ぼんやりとしたものにも美しさを感じることが多かった。たとえば、お月さまの場合、やっぱり一番美しいのは秋だから、昔から秋にはお月見をしたワケだし、俳句でも「月」は秋を代表する季語になってるワケだ。だけど、これとは別に、ぼんやりとした春の月を愛でる心も持ち合わせてたので、春には「朧月(おぼろづき)」「月朧(つきおぼろ)」なんて季語もある。

で、秋のハッキリとしたお月さまと、春のぼんやりとしたお月さまのどっちが好きかと問われれば、たいていの人は秋の名月を挙げると思うけど、人の感性は人それぞれなので、中には春のぼんやりとしたお月さまのほうが好きだって人もいると思う。そして、現代よりも遥かに自然に対する人々の感性が豊かだった昔のニポンでは、あわいもの、はかないもの、ぼんやりしたものが、今よりずっと高く評価されてたんだと思う。でも、タイムマシンで昔の人たちにアンケートを取りに行くことはできないから、分かってる範囲のことだけを取り上げると、清少納言は『枕草子』の中で、こんなことを書いてる。


二二八段 「月は、有明。東の山の端に、ほそうて出づるほどあはれなり。」

きっこ訳 「月と言えば有明の月が一番ですね。東の山の端に細い月が上ってくる様にこそ心を惹かれます」


二二九段 「星は、すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」

きっこ訳 「星と言えばすばるが一番ですね。彦星(アルタイル)、宵の明星(金星)、流れ星なども少し趣があります。流れ星は尾さえ引かなければもっと良いのですが」


この記述から分かるように、少なくとも清少納言は、満月よりも二日月や三日月に美しさを感じてた。星ならすばるが一番だって言ってる。その次には、夏のアルタイルや金星などの明るい星を挙げてるけど、金星に関しては「宵の明星」だって時間帯を指定してるし、流れ星に関しては「尾」を嫌ってる。流れ星マニアのあたしとしては、「尾」は長ければ長いほど嬉しいのに、この辺の感覚があたしとは正反対だ。ようするに、短い尾のほうが「わび」や「さび」を感じたんだと思う。

で、「少なくとも清少納言は」って書いたけど、この『枕草子』は、当時の社会や流行などを記した書物でもあるから、この辺の「何を良しとするか」って感覚は、清少納言だけの個人的な感覚ってよりも、当時の一般的な感覚って解釈するほうが自然てことになる。つまり、タイムマシンで昔の人たちにアンケートを取りに行くことはできなかったけど、ここに書いてあることが、当時の人たちの過半数以上の感覚だったと思って間違いないワケだ。


‥‥そんなワケで、26日の月曜日は、今から1000年も前の平安時代の人々が一番美しい月だと思ってた「三日月」と、一番美しい星だと思ってた「すばる」と、その次に美しい星だと思ってた「金星」とが一直線に並ぶワケで、これほど豪華絢爛な天体ショーを見逃す手はないと思う。その上、日没後の午後6時から7時くらいにこの光景を確認したら、もうしばらく夜空を楽しむことができる。それは、この時期、夜8時から9時くらいの間に「冬の大三角」と「春の大三角」が同時に観られるからだ。

すばる、金星、三日月、木星が縦に並んだ西の空のずっと左上、南西の空を見上げると、誰でも知ってるオリオン座が浮かんでる。オリオン座を見つけたら、このオリオン座の右肩に当たる赤い星(向かって左上)のベテルギウスを起点にして、ずっと左のほうにある青白くて一番明るい星がおおいぬ座のシリウス、そして、この2つの星から上に向かっておんなじくらいの距離にある白い星がこいぬ座のプロキオン、この3つを見つければ「冬の大三角」の完成だ。

そして、「冬の大三角」を確認したら、今度は、金星や三日月が縦に並んでる方角の正反対、東の空を見てみよう。そうすると、オリオン座とおんなじくらいオナジミの北斗七星が見えるはずだ。この時期のこの時間帯なら、ヒシャクが縦になって、タツノオトシゴみたいな形に見えると思う。この北斗七星が浮かんでるのが北東の方角なので、北斗七星とおんなじくらいの高さを見ながら少しずつ右手のほうへ視点を移して行くと、赤くて目立つ星が見つかる。これが火星だ。火星を取り囲んでるのがしし座で、火星はライオンのお腹の位置にある。

しし座も北斗七星とおんなじように縦になってるので、犬がチンチンをしてるような形だと思えば分かりやすい。で、そんなライオンのシッポに当たる星がデネボラって言って、これが「春の大三角」の頂点になる。位置としては火星の左下なんだけど、この星は2等星なのでリトル分かりにくい。そのため、最初は火星を「仮の頂点」にしとくって手もある。

火星から真下へ視点を降ろしてきて、空の低い位置まできたら、視点を少し左に動かすと、青白くて明るい星とクリーム色の星が並んでる。右にある明るいほうがおとめ座のスピカで、これが「春の大三角」の1つだ。左にある
クリーム色の星は土星、望遠鏡があれば輪っかが見える。

そして、低い空を左のほうへ戻って行くと、最初に北斗七星を見つけたちょっと手前あたりに、オレンジ色の明るい星が見つかる。これがうしかい座のアルクトゥールス、「春の大三角」の1つだ。文章だけだと分かりにくいかもしれないけど、スピカもアルクトゥールスも1等星なので、東の空のも低い位置で明るい星を探せば簡単だ。そして、この2つの星が見つかったら、さっきの「仮の頂点」の火星まで視点を戻して、火星のすぐ左下にある2等星のデネボラを見つければ、これで「春の大三角」の完成だ。1つの夜空で同時に「冬の大三角」と「春の大三角」が観られるなんて、こんなに素敵なことはない。


‥‥そんなワケで、お月さまが二日月や三日月ってことは、満月の時よりも月明かりが少ないから、そのぶん他の星を探しやすくなる。平安時代の人たちは「わび」や「さび」の心で細いお月さまを愛でたけど、電気を使いまくって夜でも明るい現代では、少しでも夜空を暗くしてもらわないと都会では星を探すことも難しい。だから、都会で暮らす現代人にとっては、細いお月さまは「わび」や「さび」だけじゃなくて、「節電の象徴」でもあるワケで、夜空の星を楽しむにはウッテツケってことになる。これほど素晴らしい条件がそろったんだから、25日からの3日間は、都会で暮らしてる人たちも美しい夜空を眺めて、ほんのひとときの時間旅行を楽しんでほしいと思う今日この頃なのだ♪


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2012.03.16

神々しい神々のお話

ニポンでは昔から数が多いことを表わす時に「八百」を使うことがある。「八百屋さん」の場合は、実際には800種類もの野菜は売ってないけど、「たくさんの種類の野菜がありますよ」って意味で「八百」を使ってるし、「嘘八百」の場合も、実際には800回も嘘をついてなくても、「これまでに何度も嘘をついてる」って意味で「八百」を使ってる。それから、おんなじように数が多いことを表わす時に「万」も使う。これは「万」て書いて「よろず」って読むワケで、ひとつの分野に特化しないで何でも扱ってるお店のことを「萬屋(よろずや)さん」なんて呼ぶ。これも「八百屋さん」とおんなじで、実際には1万種類もの商品は扱ってないけど、「いろんなジャンルのものを取り揃えてますよ」って意味で「万」を使ってる。

で、この数が多いことを表わす「八百」と「万」とを合体ロボさせちゃうと、神様もビックル一気飲みしちゃうほどの大きな数、「八百万(やおよろず)」の誕生だ。そう、「八百万の神」って言葉でオナジミの「八百万」てワケで、これにしたって、何もホントに800万人もの神様がいるって話じゃない。だけど、普通のレベルでの「たくさん」てことを言いたいのなら、八百屋さんや萬屋さんみたく、「八百」か「万」のどっちかでいいワケだ。「八百(やお)の神」と「万(よろず)の神」って言い方で、じゅうぶんに「たくさんの神」ってことは表現できる。

でも、そうせずに「八百万」としたのは、八百屋さんの店先に並んでる野菜の種類や、萬屋さんが扱ってる商品の種類よりも、遥かにたくさんの神様がいるってことを表現したかったってことになる。事実、ネットで検索してみたら、「日本の神の名の事典」てのが見つかって、ア行の「ア」の項だけでも、「アイカヒメノミコト」「アカフスマ イヌ オホスミヒコ サワケノミコト」「アジスキタカヒコネノカミ」「アシナヅチ」「アシハラノシコオ」「アシハラノシコオノカミ」「アタツクシネノミコト」「アチヒコ」「アマツキチカミタカヒコノミコト」「アマツクニタマ」「アマツクニタマノカミ」‥‥って、まだまだ他にもいっぱい、ぜんぶで60人もの神様の名前が並んでた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ニポンの神様って、「ア」で始まる名前の神様だけでも60人もいるんだから、50音ぜんぶなら3000人‥‥ってワケでもなく、「ア」の他はもっと少ないだろうけど、それでもぜんぶで1000人くらいはいると思う。ま、数えてみればハッキリするんだけど、それはメンドクサイヤ人なので、一応、ザックリと「1000人」てことにしちゃおう。

で、「神様なのに仙人とはこれいかに?」なんてのも織り込みつつ先へ進んじゃうと、街の一般的な八百屋さんの扱ってる野菜の種類は、サスガに1000種類はないだろう。たぶん数十種類ってとこだ。それから、田舎の萬屋さんの場合も、100種類は超えるかもしれないけど、やっぱり1000種類はないだろう。つまり、八百屋さんよりも萬屋さんよりも遥かに多いから、神様の場合は「八百」と「万」を合体ロボさせて「八百万の神」って呼ぶんだろう‥‥っていうあたしの推測は、それなりに正解っぽい感じになってきた。

あたしの大好きな「ギリシャ神話」の場合は、自分の姉や娘や人妻とカタッパシからセックスして、挙句の果てには美少年にまで手を出しちゃう変態大魔王のゼウスを頂点に、ほとんどの登場人物が神様だ。ま、だから「神話」なワケだけど、ニポンの「古事記」や「日本書紀」だって「神話」だから、イザナギとイザナミやアマテラスオオミカミやスサノオノミコトみたいな有名どころを始め、さっきの「ア」で始まる名前のマイナーな神様たちにしても、みんな「神話に登場する神様」ってワケだ。だから、一般の人にはナジミのない「アイカヒメノミコト」や「アジスキタカヒコネノカミ」にしても、それぞれに固有名詞が付いてる以上、一部の神様マニアにとってはメジャーな神様ってワケで、それなりにファンもいるんだと思う。

一方、こうした「古事記」や「日本書紀」などの紙媒体とは違って、ニポン各地で口から口へと伝承されてきた「民話」の神様たちは、その大半に名前がない。もちろん、ちゃんと名前のある神様が登場する民話もあるけど、たいていの場合は「山の神様」とか「海の神様」とかっていうフランク・ザッパな呼び方をされてる。たとえば、秋田県に伝わる「赤神と黒神と十和田の女神」っていう民話がある。


‥‥そんなワケで、むかしむかしの遥かむかしのこと、陸奥(みちのく)の十和田という湖に、それはそれは美しい女神が住んでいた。女神は機(はた)織りを仕事にしていて、毎日毎日、キッコンパッタン、キッコンパッタンと機織りをしていた。機織りをしながら、女神は歌を歌った。美しい歌声は湖の対岸の森を抜け、ずっと遠くまで響き渡った。

秋田の男鹿(おが)半島に、それはそれは心のやさしい赤神が住んでいた。山の動物たちの守護神である赤神は、毎日毎日、鹿の群とともに野山を駆け巡って暮らしていた。ある日のこと、赤神が雪解け水のあふれる能代川に沿って山々を越えていくと、遠く東の雲の切れ間に、キラリと光る湖が見えた。その湖の光に引き寄せられるように進んでいった赤神の耳に、美しい歌声が聴こえてきた。

その歌を聴いたトタンに赤神の胸は高鳴り、光に向かってどんどん進んでいくと、湖のほとりで美しい女神が、キッコンパッタン、キッコンパッタンと機織りをしていた。春の若草色の衣をまとった女神は、濡れた黒髪を輝かせ、機織りをしながら歌を歌っていた。赤神は、ひと目で女神のことが好きになってしまった。女神の美しさの虜になった赤神は、それから毎日のように、献上品の鹿を持って女神を訪ねてくるようになった。

八甲田山の遥か先の竜飛(たっぴ)岬に、それはそれは猛々しい黒神が住んでいた。荒れ狂う風と波の中、空と大地の間を治めていた黒神は、毎日毎日、イバラの髭と氷で研いだ剣を武器にして山々を見回っていた。ある日のこと、黒神が岩木山から八甲田山へ渡ると、遠く南の雲の切れ間に、キラリと光る湖が見えた。その湖の光に引き寄せられるように進んでいった黒神の耳に、美しい歌声が聴こえてきた。

その歌を聴いたトタンに黒神のイバラの髭は柳のように枝垂れてしまい、光に向かってどんどん進んでいくと、湖のほとりで美しい女神が、キッコンパッタン、キッコンパッタンと機織りをしていた。女神のあまりの美しさに、黒神も一瞬で恋に落ちてしまった。女神の美しさの虜になった黒神は、それから毎日のように、献上品の魚を持って女神を訪ねてくるようになった。


キッコンパッタン、キッコンパッタン、キッコンパッタン、キッコンパッタン‥‥。


機を織る女神の衣が、淡い若草色から濃い新緑の色へと変わり、十和田の湖にも夏がきた。しかし、なぜだか女神の表情は暗かった。この春、訪ねてきてくれた心やさしい赤神に惹かれながらも、そのあとに訪ねてきてくれた猛々しい黒神にも惹かれてしまい、女神の心は揺れ動いていたのだ。

昨日、大きな竜にまたがった黒神が訪ねてくれば、今日は立派な牡鹿にまたがった赤神が訪ねてくる。どちらにも惹かれてしまった女神は、ひとりになると悲しみの涙をホロホロと落とした。十和田の湖に女神の涙が落ちると、水鳥たちもホロホロと鳴いた。

赤神も黒神も女神のもとへとセッセと通い続けたので、そのうち2人は顔を合わせるようになってしまった。そして、お互いに女神が目当てだということが分かると、赤神は黒神を憎み、黒神は赤神を憎み、自分たちが神だということも忘れて争い始めてしまった。


「十和田の女神は俺のものだ!」

「なんだと!俺のものだ!」

「俺が先に目をつけたのだ!」

「ならばどちらが女神にふさわしいか、戦(いくさ)で勝負だ!」


大きな竜に飛び乗った黒神は、幾重にも雲を巻きつけて空へと上っていく。一方、赤神は、牡鹿の群を呼び寄せ、野山を埋め尽くして迎え撃つ。空の高きより襲いかかってきた竜と、牡鹿の群とが激しくぶつかり合う。四方の山々は轟々と鳴り響き、十和田の湖に高波が立った。

この騒ぎに集まってきた陸奥の八百万の神たちは、津軽の岩木山の頂上から赤神と黒神の戦を眺めていた。赤神が勝つと思った神たちは山の左手に、黒神が勝つと思った神たちは山の右手に陣取り、それぞれを応援し始めた。赤神が勝つと思った神たちは3~4割、黒神が勝つと思った神たちは6~7割、右手に陣取った神たちは数も多く、足を踏み鳴らして応援したため、この時に岩木山の右肩は低くなってしまったという。

さて、戦はと言えば、空から自由自在に攻撃してくる黒神の竜に対して、いくら数は多くとも飛ぶことのできない赤神の牡鹿の群は苦戦していた。竜が山肌に沿って尾を払うと、牡鹿たちは遠くへ飛ばされていく。赤神は次々と牡鹿を繰り出したが、ことごとく吹き飛ばされてしまい、赤神も大きな傷を負ってしまった。野山は赤神の血で赤く染まり、木々は紅葉に包まれ、十和田に秋が訪れた。

戦に敗れた赤神は、無念の涙を流しながら、遠く西の果ての男鹿半島へと戻っていき、荒波の寄せるクジャク岩の洞穴に身を隠した。戦に勝った黒神は、両腕を突き上げて勝どきを上げた。その声は雷鳴となり、四方の山々へ鳴り響いた。

しばらくして雷鳴が収まると、空を覆っていた雲が開け、眩しい日の光が十和田の湖に満ちあふれた。黒神は、いよいよ女神を妻に迎える時がきたと、湖のほとりへと向かった。しかし、広い湖の隅から隅まで見渡しても、どこにも女神の姿はなかった。女神は、大きな傷を負いながらも最後まで戦い続けた赤神の姿に胸を打たれ、赤神を追って男鹿半島へと旅立ってしまっていたのだ。

戦には勝ったのに女神を失ってしまった黒神は、肩を落として竜飛岬へと帰っていった。黒神の悲しみは木々の葉を散らし、それはやがて雪に変わり、十和田に冬がきた。後ろを振り返らずに歩き続けた黒神は、八甲田山に差し掛かった時、その頂から初めて十和田のほうを振り返った。降りしきる雪で何も見えなかったが、黒神のまぶたには美しい女神の姿が焼きついていた。

竜飛岬に帰りついた黒神は、十和田のほうに背を向けたまま、大きな大きな溜息をついた。あまりにも大きな溜息に、北の大地はミシミシと音を立てて裂け始め、そこへ東と西の海の水が左右から荒れ狂いながら一気に流れ込んできた。この時に津軽と蝦夷(えぞ)の大地は離れ、今の津軽海峡ができたという。おしまい。


‥‥そんなワケで、これが秋田に伝わる「赤神と黒神と十和田の女神」っていう民話なんだけど、このお話に登場した神様たちには名前がない。単なる「女神」じゃなくて「十和田の女神」だし、「赤神」も「黒神」も固有名詞フレーバーだけど、イメージとしては「青鬼」と「赤鬼」みたいなものだから、これを固有名詞とするのはリトル厳しい。少なくとも、アマテラスオオミカミやスサノオノミコトみたいな固有名詞と比べると、限りなくフランク・ザッパだ。

だけど、ニポンには、こうした神様が無数にいる。たとえば、山には「山の神」がいるし、その中でも火山には「火の神」がいるし、これはニポン中の山すべてにいる。川にも神様がいるし、湖や沼にも神様がいる。つまり、ニポン中の山、川、湖、沼の数だけ神様がいるワケで、これだけでもものすごい数になる。

さらには、ひとつの山の中にも、いろんな神様がいる。樹齢何百年なんていう古木にも神様がいるし、「もののけ姫」に出てきたイノシシの神様やオオカミの神様もいる。ま、細かいことを言えば、ニポンのオオカミは絶滅しちゃってるけど、それでも、山や森にはいろんな神様がいる。ジブリで言えば、「千と千尋の神隠し」では、いろんな神様がお風呂に入りにやってくる。

自然界だけじゃなく、人間の周りにも、いろんな神様がいる。何よりハッキリしてるのは、各地の神社に祀られてる神様で、そりゃあ「神社」なんだから当たり前だけど、全国には約8万もの神社がある。つまり、最低でも8万人の神様がいるワケだけど、複数の神様を祀ってる神社も多いから、神社関係だけで、少なくとも10万人以上の神様がいるってことになる。ちなみに、全国の神社の数は、「八幡(8万)神社」って覚えとくといい。何の役にも立たないと思うけど、一度覚えたら忘れないだろう。

それから、もっと身近な神様だと、それぞれの家にいる神様だ。昔から台所には「竈(かまど)神」がいるし、「トイレの神様」で有名になった「厠(かわや)神」もいる。これが全国の世帯数だけいるんだから、もはや「八百万の神」どころの騒ぎじゃない。最初に「何もホントに800万人もの神様がいるって話じゃない」って書いたけど、800万人どころか8000万人くらいいるかもしれない。その上、あたしん家なんて、さらに「貧乏神」もいるし(笑) これで野田ちゃんが消費税の増税だのTPPの参加だのと、次から次へと低所得者イジメの政策を推進してけば、全国の家庭の貧乏神の数も急増することウケアイだ。


‥‥そんなワケで、ここまで書いてきて今さらだけど、「八百万の神」って言い方はおかしいと思う。複数なんだから「八百万の神々」って言うのが正しいと思う‥‥ってなワケで、急に昔話に車線変更しちゃうけど、あたしが高校1年生の1学期の最初のころ、現国の授業で教科書を読まされたM君は、「神々しい」を「かみがみしい」って読んじゃって、クラスは大爆笑! M君のアダ名はソッコーで「カミガミ君」になっちゃって、夏休みに入るまで男子だけじゃなくて女子からも「カミガミ君」て呼ばれてたことを思い出した。もしも、この時に、あの「ガリガリ君」のCMソングがあったら、絶対にみんなで「カ~ミガミ君カ~ミガミ君カ~ミガミ君♪」て800万回くらい歌ってたと思う今日この頃なのだ(笑)


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2012.03.12

価値観という人生のコンパス

3月11日、東日本大震災から1年目という「特別な日」が巡ってきて、多くの人たちが自分の1年間を振り返ったと思う。ネット上でも、いろいろな人たちがいろいろな思いを述べてるけど、ブログやツイッターなどで数多く目にしたのが、「3.11を境にして自分の価値観が変わった」という言葉だった。それまでは「あって当たり前」だと思っていた日々のアレコレが、苦労しないと手に入らなくなったり、苦労しても手に入らなくなったりして、「何が大切なのか」っていう価値観が、物質的にも精神的にも大きく変わったって人がたくさんいるみたいだ。

価値観てのは、その人の人生のコンパスみたいなものだから、価値観が変われば生き方も変わる。それまでは仕事を最優先して、毎日深夜に帰宅してたようなダンナさんが、震災以降は仕事よりも家族と過ごす時間を大切にするようになり、毎日早く帰ってくるようになった‥‥なんて話も目にした。単純なところだと、それまではお金が何よりも大事だと思って生きてきた人が、お金よりも命のほうが大事だってことに気づいた‥‥ってのも多かった。とにかく、いろいろな人たちの価値観を変えたのが、あの大震災であり、原発事故だったワケだ。

だけど、あたしはと言えば、何も変わってない。東日本大震災が起こるずっと前から、ニポンは地震大国なので自分が生きてるうちに最低でも一度くらいは首都圏にも影響の出る大地震に遭遇すると思ってたし、福島第一原発の事故が起こる何年も前から、福島第一原発は大地震が起こって大きな津波に襲われれば電源を喪失してメルトダウンするってことをブログに書いてきた。そして、もしも大地震が起こって福島第一原発がメルトダウンを起こしたら、もう現在の人類の科学力では止めることはできないから、その瞬間にできるだけ遠くに逃げるしかないってことも常に考えてた。

だから、今回の大震災からの流れは、あたしにとっては何年も前から分かってたことで、脳内シミュレーションもしてたから、その通りに行動しただけだ。突然のことだったから、原発が爆発した瞬間に家を飛び出て逃げるなんてことはできなかったけど、それでも、テレビで原発の様子を見ながら状況を判断して、これは完全にメルトダウンしたと思ったので、ツイッターで「メルトダウンの可能性が高いので周辺の人はすぐに逃げて!」と呼びかけた。ツイッターでは何人もの「自称専門家」から「メルトダウンなどありえない!デマを流すな!」と批判されたけど、あたしは自分の判断を信じて、とりあえず自宅のドアや窓の周囲をガムテープで目張りして、一歩も外へ出ないようにして、自分も逃げる準備を始めた。そして、3月17日に母さんと東京を脱出した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは子どもがいないから、原発事故からナンダカンダと5日間も東京にいたけど、もしも子どもがいたとしたら、それこそソッコーで行動してたと思う。アメリカの狂牛肉の問題のころから情報交換してきた戸谷真理子さんも、あたしとおんなじように福島第一原発の危険性を知ってた上に、真理子さんには子どもがいたから、彼女の行動は早かった。以下、事故から1年目を迎えた真理子さんのツイートだ。


戸谷真理子(@irukatodouro)
‏311の日、NHKラジオで電源喪失をきいて私はなにもかも置いて子供を車に乗せ、南に向かいました。徹夜で走り、岡山で原発の爆発をラジオで聞き、行き先を変更しました。そのまま福岡から沖縄に飛びました。沖縄で私達を助けてくださいましたご夫妻のご恩は生涯忘れません。
2012.03.11 15:37
https://twitter.com/#!/irukatodouro/status/178731263383961600


真理子さんは、今も沖縄で避難生活を続けてる。子どもの命を最優先したら、親として当たり前の行動だろう。ようするに、真理子さんも、3.11の前もあとも価値観の変わってない人ってことになる。あたしの場合も、「お金よりも命が大事」「仕事よりも命が大事」って価値観も昔からだし、「何よりも母さんが大切」って価値観も昔からだし、3.11の前もあとも何も変わってない。

去年の夏、エヴァンゲリオンの「ヤシマ作戦」になぞらえて、ネット上で節電の呼びかけが広まったけど、あたしの場合は、もともと夏の冷房はいっさいつけずにガマンして生活してきたから、もしも東京のマンションにいたとしても、ふだん通りの生活を続けることが「節電」だった。「ヤシマ作戦」に続いて発動された「ウエシマ作戦」にしても、あたしはもともと自分で独り占めするよりもみんなで分かち合うことのほうが好きだったから、これまた、ふだん通りの生活を続けるだけの話だった。

あたしの場合は、東京を脱出して西日本を転々として1年経った今も西日本にいるし、帰る場所も仕事も失い、たくさんのものを手放したから、物理的には3.11の前とは大きく変化した1年だった。だけど、価値観を始めとした「ものごとの考え方」に関しては、何ひとつ変わってない。それどころか、これまでの自分の考え方や判断基準が正しかったんだって思えるようになった。だから、簡単に言えば、あたしや真理子さんと正反対の価値観を持って生きてきた多くの人たちのうちの何割かの人たちが、あたしや真理子さんサイドの価値観に近づいてきた‥‥ってことなんだと思う。


‥‥そんなワケで、あたしの考え方って、世の中的にはマイノリティーだったワケで、3.11の前の世の中って、「家庭よりも仕事が大事」「命よりもお金が大事」って人がマジョリティーだった。あたしの周りには少なかったけど、社会全体の構成を見てみると、この国を動かしてる人たちの大半は、国民の生命や財産なんかよりも自分たちがお金儲けをすることを最優先してるような人たちばかりだし、一般の人たちの多くも似たり寄ったりだったように思う。

だけど、3.11を境にして、一般の人たちの中でも拝金レベルが軽度だった人たちは、それこそ価値観が180度変わって、「仕事よりも家族が大事」「お金よりも命が大事」っていう考え方になった。家族の大切さを実感し、失った家族はお金では買い戻せないということも実感した。そうした人たちの中で、心の底から現状の危険性を理解した人たちは仕事を捨ててまで家族で避難や移住をしたし、どうしても物理的に難しかった人たちは、とりあえず奥さんと子どもだけを西日本の安全な場所へ疎開させて、ダンナさんだけが東日本に残って仕事を続けるっていう形をとった。

お金に余裕のある人は海外へ脱出したし、芸能人や著名人でも仕事を後回しにして九州や沖縄へ移住した人が何人もいる。東京に本社があった外資系の企業のいくつかは大阪へ本社を移転したし、東京に住んでいた外国人の中には自国へ帰った人も多い。だけど、逆に、東日本にいることの危険性を知りつつも、あえて避難せずに残ってる人たちもいる。被曝の危険性よりも仕事を優先してる人もいるし、避難したいのにダンナさんの理解が得られずに子どもの被曝を恐れながら生活してる若いママさんもいる。人それぞれだ。

それぞれの人がそれぞれに判断して、それぞれの立場でできることをやってるんだから、あたしが「こうすべき」だなんて言うことじゃない。それは、この1年でホントによく分かった。こちらが良かれと思って言ったアドバイスでも、精神的に追い詰められている人には逆効果だったりする。だから、あたしは、ただ単に情報だけを提供して、あとはそれぞれの判断に任せるのがベターだと分かった。


‥‥そんなワケで、チェルノブイリでは、当初、空間線量が「0.5マイクロシーベルト以上」を廃村の基準にして、この数値を超えている村の人たちは全員が強制的に移住させられ、村は廃村にさせられた。だけど、事故から7年が過ぎる間に、この数値よりも低かった村でも、子どもたちの甲状腺癌やリンパ癌が多発したため、最終的には「0.28マイクロシーベルト以上」の村の人たちを移住させた。そのため、チェルノブイリから半径200kmのエリアで458もの村が廃村になった。

そして、これらの村から強制的に移住させられた人たちは、その後は空間線量の低い地域で生活したのにもかかわらず、10年、20年と経過するうちに、多くの人たちが甲状腺の病気や心臓の病気を発症し続けている。これが、線量の高い村で数年間暮らしたことが原因なのか、その後の食べ物による内部被曝が原因なのかは分からないけど、政府が賠償責任を避けるために原発事故との因果関係をいっさい認めないため、多くの人たちが苦しみながら泣き寝入りしてる。

チェルノブイリで廃村になった村の空間線量は、平均して「0.3~0.4マイクロシーベルト」だったけど、ニポンの場合は首都圏でこれと同レベルの汚染度なのが、千葉県柏市、東京都足立区、江戸川区なのだ。こちらの空間線量マップを見てもらえると分かりやすいけど、この地図の黄色、オレンジ、赤の部分が、チェルノブイリで廃村になった村の汚染度と同レベルの場所だ。

ニポンでは廃村どころか、政府が東電の賠償責任を軽くするために、住民を避難させずに今も生活させ続けてる。チェルノブイリでは、このレベルの汚染度の村の子どもたちは事故から3年後くらいから発病し始めたって言われてるから、ニポンでもこの地図の黄色、オレンジ、赤の部分に住んでいる人たちは、自分で考えて自分で判断してほしい。


‥‥そんなワケで、こうした首都圏での「チェルノブイリ廃村レベル」の汚染度の場所は、通称「ホットスポット」と呼ばれてる場所で、原発の爆発で吹き上がった大量の放射性物質が風に乗って流されたことによって飛び火した場所だ。だから、一定の狭いエリアだけは線量が高いけど、少しでも離れれば安全なレベルになる。だけど、原発の周辺100kmのエリアになると、平均して線量は高くなる。こちらの福島県の空間線量マップを見てもらえば分かるけど、ほとんどの地域が「チェルノブイリ廃村レベル」だ。

だけど、これは、文部科学省のモニタリングポストによる計測値なので、これらの数値を鵜呑みにはできない。福島県で除染作業をしてる複数の人からの情報によると、現場の指示で「モニタリングポストの周辺ばかりを執拗に除染させられた」とのこと。つまり、除染の効果が上がっているように装うために、こんなヤラセの除染作業をさせられてるってワケで、このマップでの数値が低くても、それは「モニタリングポストの周辺だけ」であって、人が住んでる場所は、この数値よりもずっと高い‥‥って可能性があるからだ。

実際、毎月一度は福島へ行ってる人が自分で計測した何ヵ所かのデータを送ってくれるのを見ると、福島市内で多くの人たちがマスクもせずに普通に生活してるような場所でも、毎時1マイクロシーベルトだの2マイクロシーベルトだのって場所がたくさんある。これは「チェルノブイリ廃村レベル」の3倍から7倍の数値だ。チェルノブイリでは、0.3~0.4マイクロシーベルトの村で3年間生活しただけでも多くの子どもたちが甲状腺癌やリンパ癌を発症したんだから、その7倍もの汚染度の場所で生活することがどれほど危険なのか、どうしてこの国の政府は住民に教えないんだろうか?それほどまでに東電を守ることが大切なんだろうか?


‥‥そんなワケで、多くの人たちの「価値観」が変わった1年だったけど、ひとつだけハッキリしたことは、自民党が政権を担当しても民主党が政権を担当しても、この国の政府の「価値観」だけは変わらないってことだ。国民の生活よりも原発利権のほうが大事。子どもたちの命よりも金儲けのほうが大事。これは、25年も前の共産圏の国でもできた「住民の避難」という国家として最低限の義務ですら、今のニポン政府はできないばかりか、逆に放射能汚染されたものを全国津々浦々に拡散して、子どもを守るために沖縄まで避難したママさんにまで被曝を強要してることからもよく分かる。だから、3.11の前もあとも価値観の変わらないあたしは、この国の政府に対する見方も、3.11の前もあともほとんど変わらない今日この頃なのだ。


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2012.03.09

さいたさいたセシウムがさいた

埼玉県教職員組合が開催する講演会「2012 国際女性デー 埼玉集会」のチラシに、ゲストのアメリカ人の詩人、アーサー・ビナードさんの講演の「さいたさいたセシウムがさいた」っていうタイトルが記載されたことで、このタイトルを「不謹慎」だとする抗議が相次ぎ、ポスターなどからタイトルを削除する流れになった。たぶん、去年8月の東海テレビの「あやしいお米、セシウムさん」とおんなじように受け取られちゃったんだと思うけど、あたしは、このタイトルを「不謹慎」とする物言いに違和感を覚えたので、今回は少し自分なりの考えを書いてみようと思う。

まず初めに、このタイトルをつけた本人、ビナードさんが何て言ってるか、各報道によると、「本来なら花が咲いて楽しく迎える春を福島第一原発事故が台無しにしてしまった。それほど大変な状態であることをこの言葉で伝えたかった」とのこと。実際、このチラシにも、「さいたさいたセシウムがさいた」ってタイトルの下に「3・11後の安心をどうつくり出すか」って副題があり、その下には、こんなふうに書いてある。


「本来ならば喜ばしいはずの春の訪れを台無しにしてしまった東京電力福島原子力発電所の事故。放射能物質の拡散でくらしに危険が迫っています。日々の生活の安全・安心を私たちの力で作り出していきましょう。」


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たとえば、この副題やコメントがなくて、ただ単に「さいたさいたセシウムがさいた」とだけ書いてあれば、中には「不謹慎だ!」って批判する人がいてもおかしくないけど、これだけ明確に説明してあるんだから、小学校高学年レベルの国語力があれば、これは「日本語を熟知したアメリカ人が詩人ならではの感性で原発事故を風刺したタイトル」だってことと「さいたま」をカケてあるってことくらい分かると思うんだけどなあ‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、本題に入る前に、知らない人のためにザックリとアーサー・ビナードさんのことを紹介しとくけど、1967年生まれの44歳で、1990年、22歳の時に単身で来日。日本語学校で日本語を勉強し、日本語の詩集を英訳したりしつつ、2001年に詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞を受賞、2005年にエッセイ『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞を受賞、2007年に絵本『ここが家だ ベンシャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞受賞、2008年に詩集『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞を受賞。現在は創作活動の他に、ラジオのパーソナリティーや講演などを行なってる。

あたしは、詩集『釣り上げては』と『左右の安全』、あとはエッセイ『亜米利加ニモ負ケズ』(日本経済新聞出版社)くらいしか読んでないけど、ハッキリ言って、そこらのニポン人よりもニポン語の文章は上手い。話し言葉をベースにした軽妙な語り口は、どこか落語にも通じたテンポがあって、どんなテーマでも楽しく読ませてくれる。

ま、どんなに文章で説明するよりも、実際にご本人のエッセイを読んでもらうほうが話は早いワケで、「Web 日本語」ってサイトで連載してるビナードさんの「日本語ハラゴナシ」の中から、去年12月28日にアップされた最新のエッセイ、「燃えない「燃料」の二酸化炭素はどこへ?」を読んでみてほしい。数分で読めちゃう短いエッセイなので、「きっこのブログ」を中断して、ココから読みに行ってきてほしい。


お帰りなさい♪‥‥ってなワケで、ビナードさんの「燃えない「燃料」の二酸化炭素はどこへ?」を読んでもらえば、あたしが「そこらのニポン人よりもニポン語の文章は上手い」って言った意味が分かったと思うけど、それだけじゃなくて、ニポンの原発問題に関しても「そこらのニポン人よりも」のレベルだってことが分かったと思う。さらに言えば、ひとつ前のエッセイ、去年7月13日にアップされた「変わった言葉」でも、ニポンの原発政策のペテンについて、厳しいツッコミを入れてくれてる。


(引用ここから)
 3月11日を境に、ぼくの見方ががらりと変わった看板は、もうひとつある。中央省庁再編で2001年に「原子力安全・保安院」ができたとき、ぼくは霞ヶ関までその看板を見に出かけたわけではないが、新聞で知って、実にくどい名称だなと思った。「安全」と「保安」を無意味に重ねて、まるで「馬の馬糞」みたいな「いにしえの昔の武士のさむらい」みたいな重複感があり、それをごまかそうと「・」をぎこちなく挟みこませているではないか。やはり役人臭い、センスのないネーミングとしてバカにして、でも同時に、一度目にすれば忘れられない、どこかひっかかる表現にはなっていることも、認めざるを得なかった。

 福島第一原発の一号炉も二号炉も三号炉もメルトダウンをきたし、毎日「原子力安全・保安院」の記者会見が開かれ、「メルトダウン」という言葉が禁じられ、嘘八百が並べられ、情報の隠蔽と責任逃れが大々的に繰り広げられていた3月末日、ぼくは朝刊を広げて、ピンときた。「原子力安全・保安院」は、本当は見事にその組織の本質を捉えた名称だったのだと。

 少しほぐしてみれば、「原子力村の安全神話を保ち、国民を安心させるための院」という意味だ。それを簡潔に、漢字だけで表記している。

 しかも、あの座りの悪いナカグロの「・」も不安定的な要素を加えることで、見る者を釣るフックの役割を果たす。その仕掛けは、「原子力安全・保安院」より4年も早く結成された「モーニング娘。」の尻尾の「。」ととてもよく似ている。一見よけいなマークのようで、実際はそこがネーミングのミソなのだ。

 この列島にばらまかれた放射性物質を、閉じ込めて安全を保つことは、もはや無理だ。太平洋に垂れ流されている汚染水のダメージも、ぼくらが全員、一生働いて環境を保全しようとしても、償うことはできないだろう。ただ、「原子力安全・保安院」の無責任を問い、解体して二度と原発人災が引き起こされない社会を作りあげることは、じゅうぶん可能だ。

 それを成し遂げるまで、ぼくは現実に即して「原子力安全・欺瞞院」と呼びつづけよう。
(引用ここまで)
「2011年7月13日 日本語ハラゴナシ」
http://www.web-nihongo.com/back_no/bk_haragonashi/08_110712.html


これらのエッセイを読んだだけでも、ビナードさんの日本語力や言語センスが分かったと思うけど、『釣り上げては』や『左右の安全』などの詩集を読んでもらえれば、さらによく分かると思う。特に、今回問題になった「さいたさいたセシウムがさいた」というタイトルに関しては、「文章」ではなく「詩」にカテゴライズされるので、詩集を読めばよく理解できるハズだ。


‥‥そんなワケで、ようやく本題に入るけど、今回、この「さいたさいたセシウムがさいた」を批判した人たちの言いぶんとして、新聞記事には次のようなコメントが掲載されてた。


「不謹慎だ」

「福島県民を傷つけている」

「被災者の気持ちを逆なでしている」

「この表題をなんとも思わない教師が教壇に立っているのか」


3つめまではともかくとして、4つめのコメントを読んだ時、あたしは、ナニゲに抗議してる人たちのイメージが把握できた気がした。だって、この批判て、問題のタイトルを考えたビナードさんを飛び越えちゃって、その講演を依頼した埼玉県教職員組合に対して向けられちゃってて、いくらなんでもトンチンカンすぎるからだ。直球で言っちゃえば、「君が代を歌う時に起立しないとはナニゴトだ!」とか言ってる「日教組を目のカタキにしてるオナジミの皆さん」てワケで、あたしには「批判ありき」のズレまくったイチャモンにしか見えない。

実際、埼玉県教職員組合は、「ビナードさん側がこのタイトルを提案してきて、どうしてもこのタイトルで自分の思いを伝えたいと強いこだわりを見せたために掲載に踏み切った」って説明してる。そして、最初に書いたように、誤解されないために副題やコメントなどで補強してるんだから、普通の感覚ならわざわざ抗議の電話なんてするような問題じゃないし、抗議するとしてもタイトルを考えたビナードさんに対してすべきだろう。

ま、「抗議が相次いだ」って言っても、新聞によると「30件ほど」とのことなので、ビナードさんがどういう人なのかぜんぜん知らずに、単に「セシウム」って単語に脊髄反射しちゃった純粋無垢な人とか、何かにつけて福島県民の代弁者を気取ってる正義の味方とか、とにかく日教組を攻撃することだけが生き甲斐の偏った人とか、そんなとこなんだと思うけど。


‥‥そんなワケで、「不謹慎」と言えば、今度の日曜日の3月11日に「脱原発」の集会やデモを行なうことを「不謹慎」だって言ってる人もいる。国内では「3.11東京大行進 -追悼と脱原発への誓いを新たに-」「ふくしまを返せ!3月11日 静かに抗議するデモ(渋谷・原宿)」「3・11原発ゼロへ!国会囲もうヒューマンチェーン」「フクシマ事故から一年、もう原発はいらない!3.11 東電前大アクション!」「原発いらない!3.11福島県民大集会」「原発いらない地球(いのち)の集い(郡山)」「311 東日本大震災 市民のつどい ピース オン アース stage」などを始め、全国各地で大規模なアクションが行なわれる。国外でも、こちらの一覧を見てもらえれば分かるように、さまざまな国で数多くの「脱原発」のアクションが行なわれる。

人類の歴史上、最悪の原発事故が起き、1年経った今も収束のメドも立たず、未だに毎時7200万ベクレルもの放射性物質を垂れ流して大地と海を汚染し続けてるんだから、世界各国でこうしたアクションが起こるのは「当然のこと」だろう。でも、震災で家族や友人を失った人たちにしてみれば、この日くらいは静かに過ごしたいと思うのも「当然のこと」で、そんな日に集会だデモだと騒ぐのは「不謹慎」だってことになる。だから、この日のデモは、楽器などは使わずに「静かに抗議」とか「追悼」とかって言葉を使ってるものが大半だけど、それでも、震災で家族や友人を失った人たちにしてみれば、この日のアクションは腫れ物に障るように感じるんだと思う。

だけど、考えてみてほしい。今度の日曜日に、ニポン中の人たちが何をしているか。ハッキリ言って、半数以上の人たちは、大震災のことも原発事故のことも頭になく、それぞれの日曜日を過ごしてると思う。朝からパチンコ屋へ行き、1日中パチンコを打ってる人だって全国には何十万人もいるだろうし、各地の競馬場で競馬に興じてる人たちだって何十万人もいるだろう。もちろん、その中にも、大震災が発生した時刻には黙祷する人もいると思うけど、その1分間の他は、パチンコや競馬に興じてるワケだ。他にも、朝からゴルフを楽しんでる人、家族や恋人とドライブに出かけてる人、映画、遊園地、カラオケ、ゲーセン、みんなそれぞれの日曜日を過ごしてるハズだ。

こうした中で、ほんの一部の人たちだけが、「二度とこんな悲劇は繰り返したくない」っていう思いから、それぞれの場所で行なわれる「脱原発」のアクションに参加するのに、これが「不謹慎」なんだろうか?朝からパチンコや競馬に興じてる人たちよりも、ゴルフやドライブを楽しんでる人たちよりも、静かに「脱原発」を訴え、14時46分に黙祷を捧げる人たちのほうが「不謹慎」なんだろうか?決局は、言いやすい相手を批判することによって自分を納得させてるだけじゃないのか?ビナードさんの講演のタイトルのことで埼玉県教職員組合を批判した人のように。


‥‥そんなワケで、あたしは、なんだかみんなの怒りが変な方向へ向かっちゃってるような気がしてる。去年の8月に東海テレビが間違えて放送した「あやしいお米、セシウムさん」は、サスガに批判すべき問題だったけど、それでも、このミスをあれほど寄ってたかって批判したのに、実際にセシウムの入ったお米を出荷したり販売したり、挙句の果てには放射能汚染された田んぼに作付けまでしてることに対しては、あんまり怒りの声が聞こえてこない。今回の「さいたさいたセシウムがさいた」にしても、抗議するなら実際にセシウムを撒き散らし続けてる東電や、それを全国に拡散してる野田政権に対して抗議すべきなのに、そっちはスルーして低レベルな言葉狩り。本来の目的を見失い、抗議することや批判すること自体が目的化しちゃってる。誰でもいいから「言いやすい相手」を見つけて食ってかかればスッキリする。これじゃ単なる「弱いものイジメ」で、目的は「自分のストレス発散」てことになっちゃうだろう。あたしは、これこそが「不謹慎」だと思う今日この頃なのだ。


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2012.03.06

美女とクロマグロ

あたしと母さんの住所は、まだ東京のままなので、郵便物はすべて転送してもらってるんだけど、今年の2月中に引っ越しすることになってたので、1月から2月にかけての郵便物は転送せずに取っておいてもらい、引っ越し先が決まった時点で、新しい住所のほうにマトメて転送してもらうことにしてた。で、2月の下旬に引っ越しが完了したので、あたしと母さんの郵便物の中継をしてくれてる人に新しい住所を連絡したら、数日後に1ヶ月ぶんの郵便物を詰めたゆうパックが届いた。

パチンコ屋さんのDMから区役所の重要な書類まで、まさにピンからキリまでの手紙の束と一緒に、いくつかの荷物も入ってた。ほとんどは化粧品メーカーからのサンプルや新製品だったけど、プライベートのものも混じってた。毎年バレンタインデーに美味しいチョコレートと素敵なメッセージを贈ってくださる女性から、今年もチョコレートとメッセージが届いてたし、あとは、去年の暮れにあたしが買った児島玲子ちゃんのDVDと本も届いてた。

玲子ちゃんのDVD、『挑む!児島玲子 ~クロマグロキャスティングゲーム~』は、去年の3月のちょうど大震災のあたりに出たものだった。それで、ハラホロヒレハレしてたあたしはDVDを買うに買えない状況が続いてたワケだけど、去年の11月に玲子ちゃんの書き下ろしの本、『釣り浪漫~釣りが私に教えてくれたこと』(幻冬舎)が出たころには、あたしの生活も何とか落ち着いてたので、去年の暮れに買うことにした。最初は、玲子ちゃんの本だけでもどこかの本屋さんで買おうと思ったんだけど、ここで思い出したのが、玲子ちゃんのオフィシャルサイトで買えば「直筆サイン入り」にしてくれるっていうファンにはタマラナイザーなサービスだった。

それで、あたしは、まだ住所が定まってなかったので、郵便の中継を頼んでる友人にお願いして、あたしの代わりに玲子ちゃんのDVDと本を注文してもらい、その友人の口座に郵便物の転送料金を振り込む時に、DVDと本の料金も一緒に振り込むっていう作戦にしてもらった。それが、今回のゆうパックに入ってたって流れの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、玲子ちゃんの『宮古島ガーラトリップ』は、今でもマイ・フェイバリットなDVDで、去年の7月にテレビが観られなくなってからは、このノートPCで何度も観て、何度も号泣してた。このDVDに関しては、2006年2月4日のブログ、「心の美しさ」を始め、これまでに何度も書いてきたけど、「きっこのブログ」が「きっこの日記」だった時代から読んでくれてた人なら、このDVDをキッカケにした奇跡のようなストーリーをご存じだろう。

知らない人のためにフランク・ザッパに説明しとくと、あたしが玲子ちゃんの出演してる「釣りロマンを求めて」やDVD『宮古島ガーラトリップ』の感想をチョコチョコとブログに書いてたら、ある日のこと、玲子ちゃん本人からメールが届いたのだ! その時のことは、2006年4月7日のブログ、「感動!感動!大感動」に詳しく書いてあるけど、これがご縁で、あたしの3冊目の本、『きっこの日記 R』に、玲子ちゃんとの対談を掲載してもらえることになった。こんなこと、普通じゃアリエナイザーだろう。

で、今回、ナンダカンダで発売から1年も経っちゃったけど、あたしの手元に新しいDVD『挑む!児島玲子 ~クロマグロキャスティングゲーム~』が届いたってワケで、すでに観る前から大興奮!大感動!大号泣!の三段引きが分かってるあたしは、軽い気持ちで観始めることができなかった。ちなみに「三段引き」ってのは、沖釣りでマダイがヒットした時の引き方のことで、ナニゲに釣り用語もコマセしながら進めてくけど、ようやくDVDが手に入ったので、あたしは美味しいお酒と肴を用意した最高の条件で鑑賞するために、すぐには観なかった。その代わりと言っちゃナンだけど、まずは玲子ちゃんの書き下ろし、『釣り浪漫~釣りが私に教えてくれたこと』を先に読むことにした。

巻頭は8ページのカラーグラビアで、玲子ちゃんが世界各地で釣り上げた大物との写真やプライベートの可愛らしい写真などが満載だ。内容に関しては、これから読む人たちのために、あまり具体的には触れないけど、ザックリと言えば、前半はこの本のサブタイトル通り、玲子ちゃんが釣りから学んできたことを、これから釣りを始めたいと思ってる人たちに対して、分かりやすく解説してくれてる。でも、それは、よくある釣りの入門書に書いてあるようなノウハウとかじゃなくて、もっとメンタルなことだったり、釣りを楽しむための基本的な心構えみたいなことなので、これから釣りを始めようと思ってる人たちに限らず、長年釣りをやってる人でも一読の価値はあると思う。

「キャッチ」と「リリース」に関する玲子ちゃんの考え方、「記録」と「記憶」に関する玲子ちゃんの考え方、そして「自然」や「フィールド」に対する玲子ちゃんの考え方、あたしは、1人でも多くの釣り人に読んでほしいと思った‥‥ってなワケで、前半は、ちょっとマジメな感じで始まるんだけど、ほとんど女性の釣り人がいなかった時代に釣り番組に出始めた玲子ちゃんのことだから、「女性ならでは」の目線からの提言も多い。男性との体力差の問題もあるけど、何よりなのは、やっぱり釣り場でのトイレの問題だ。

で、これまでに世界各地の「トイレのない釣り場」を渡り歩いてきた玲子ちゃんの失敗談の数々が始まり、クスッと笑ったり自分のことのように赤面したりしてるうちに、ジョジョに奇妙に世界の釣りの話へと進んでいく。ここからは、まさに開高健さんの世界で、知らず知らずのうちにどんどん引き込まれていく。そして、プロアングラー児島玲子の代名詞とも言える、GTとクロマグロに関する体験談で一気に昇華する。ここでは、DVD『宮古島ガーラトリップ』を観た人でも分からない「映像に映っていない玲子ちゃんの努力」が記されてるから、この本を読んでからDVDを観直すと、さらに感動が大きくなることウケアイだ。

このあとは、玲子ちゃんの「これまで」について詳しく書かれてるんだけど、思わず泣いてしまったのは、大好きだったお兄さんとの別れのシーンだ。玲子ちゃんのお兄さんが病気で若くして亡くなったことは、玲子ちゃん本人から聞いて知ってたけど、この本では、とても詳しく書かれてて、この時のお兄さんの気持ち、ご両親の気持ち、そして、病室で自分の出る「釣りロマンを求めて」をお兄さんが観てくれてると思いながら笑顔で釣りをしてた玲子ちゃんの気持ちを思うと、あたしは、もう涙が止まらなくなった。


‥‥そんなワケで、他にも、美味しいお魚の食べ方とか、最初の一匹と出会った時の感動とか、東日本大震災の被災地に釣り仲間たちと励ましに行ったこととか、玲子ちゃんの思いと魅力がいっぱい詰まった『釣り浪漫~釣りが私に教えてくれたこと』は、玲子ちゃんのファンや釣り人だけでなく、どんな人にでも何かしらの発見や気づきや感動を与えてくれる一冊だ。ぜひ、多くの人に読んでほしいと思う‥‥ってなワケで、ようやくお酒と肴の用意ができたあたしは、いよいよ待ちに待ったDVD『挑む!児島玲子 ~クロマグロキャスティングゲーム~』を鑑賞することにした。ちなみに、お酒は泡盛の「宮の華」、肴はカツオの酒盗だ。ホントなら「トーフヨー」をチビチビと舐めながら泡盛を飲みたいとこだけど、あいにく「トーフヨー」は手に入らなかったから、味が似てるカツオの酒盗を代替エネルギーにするって作戦だ。

で、カツオの酒盗をチビチビと舐めつつ、泡盛をロックでクイクイと飲みつつ、DVDを一気に最後まで鑑賞したワケだけど、これまたネタバレを避けるために具体的な内容には触れずにヒトコトで言うと、感動もしたけど、それ以上にホレボレした! 『宮古島ガーラトリップ』の時は、ルアーをポイントまでキャストすることもできなかった初心者の玲子ちゃんが、それから腕を磨き続け、とうとう6年後に夢だった「宮古島の大物GT」を釣り上げる‥‥っていうドキュメンタリーだから、あたしは大感動して大号泣した。だけど、今回の『挑む!児島玲子 ~クロマグロキャスティングゲーム~』は、最初から玲子ちゃんはベテランなのだ。つまり、釣りのベテランが、ベテランでも難しい最難関の釣りに挑むってことなので、とにこにも「初心者で泣きそうになる玲子ちゃん」は登場しない。

だから、釣りとしてはGTよりも難しい「キャスティング&スタンディングによるクロマグロ」なんだけど、観ててハラハラする場面がなかった。もちろん、ナブラを前にヒットしない焦りだとか、ヒットしてからのラインブレイクを心配するようなハラハラ感はあったけど、「玲子ちゃんが初心者だから技術的に心配」っていうハラハラ感はなくて、それよりも、「玲子ちゃんなら絶対に釣り上げてくれる」っていう信頼感みたいな感覚が勝ってた。

もちろん、青森の竜飛岬では佐藤偉知郎さん、福岡の玄界灘では福井健三郎さんていう大ベテランのサポートがあってのことだけど、それでも、未知の怪物に挑む玲子ちゃんの横顔がカッコ良くてホレボレした。だから、念願のファーストキャッチやサイズアップのたびに感動でウルウルしたことは事実だけど、それよりも、玲子ちゃんの表情、ナブラを発見してからのスピーディーな動き、巨大なルアーを遠いナブラへと正確にキャストする技術、ナブラにコーフンしつつもルアーの選択を考える冷静さ、ヒットしてからのやりとり、ヒットしたマグロが船の下に潜った時の船長への指示など、玲子ちゃんのすべての動きをホレボレしながら観てた。

年を重ねるごとに美しくなってく玲子ちゃん。釣りの腕前が上達するごとに美しくなってく玲子ちゃん。これは、「自信」による効果なんだと思う。デッキの船首でクロマグロのナブラを追う玲子ちゃんの横顔は、ホントに美しかった。もしも玲子ちゃんが「釣り」と「芸能界」の選択で「芸能界」を選んでいたら、ここまで美しくは成長してなかったと思う。

そして、大感動のラストシーンで、あたしの涙腺のダムは決壊して、いつものように涙が止まらなくなったけど、これは、DVDを観る前に『釣り浪漫~釣りが私に教えてくれたこと』を読んでたことが相乗効果になったんだと思う。今回のラストシーンでの大感動は、『宮古島ガーラトリップ』の最初ではポイントまでルアーをキャストすることもできなかった女の子が、とうとうこんなにも凄いことをやらかしちゃうほどのアングラーに成長したんだ!っていう大感動だったワケで、ここでのキーワードは「成長」だ。

『釣り浪漫~釣りが私に教えてくれたこと』には、玲子ちゃんが子どもだったころのお兄さんとのザリガニ釣りの思い出なんかも書いてあったから、あたしの脳内シアターでは、お兄さんに着いてまわってたちっちゃかったころの玲子ちゃんと、釣り番組に出始めたころにお兄さんとの別れを経験した玲子ちゃんと、そして、ミゴトにクロマグロを釣り上げた現在の玲子ちゃんとが、一直線に並んだのだ。これは、玲子ちゃんのことが大好きなあたしにとって、号泣以外には対処できないほどの大感動だ。


‥‥そんなワケで、世の中のほとんどの釣り人が「自分の楽しみ」のために釣りをしてるワケだし、玲子ちゃんだって仕事とは言いつつも釣りが大好きで楽しんでるワケだけど、一般の釣り人と違って玲子ちゃんが「プロ」と呼ばれてるのは、釣り番組や釣りイベントなどのギャラで生活してるからってことだけじゃない。玲子ちゃんが「プロ」と呼ばれてるのは、こうして、自分の釣りで第三者を感動させることができるからだ。これは、プロのアスリートとおんなじことだ。だから、あたしは、どんなドラマよりも、どんな映画よりも、すべて現実だけで紡いである玲子ちゃんのDVDに感動する。『宮古島ガーラトリップ』しかり、『挑む!児島玲子 ~クロマグロキャスティングゲーム~』しかり、台本のない世界では、常に「努力」と「情熱」だけが結果に結びつくから、そこに結果があれば、映像に描かれていなくても「努力」と「情熱」が感動を与えてくれる今日この頃なのだ!


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DVD『挑む!児島玲子 ~クロマグロキャスティングゲーム~』予告

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2012.03.01

使用済み核燃料にも原発利権

原発の最大のデメリットは、もちろん「事故が起こったら甚大な被害が出る」ってことだけど、もう1つのデメリットが「使用済み核燃料」という人類史上もっともヤッカイな粗大ゴミの問題だ。「使用済み」って言っても、人間が近づくことすらできないほど危険な高レベル核廃棄物なワケで、役目を終えて原子炉から取り出された使用済み核燃料が完全に無害になるまでには、100万年以上の年月が掛かるって言われてる。で、そんな使用済み核燃料だけど、未だに安全な処分方法は見つかってない。

原発を始めた当初は、「使用済み核燃料はロケットに乗せて宇宙へ飛ばしちまえ!」っていう、宇宙人もビックル一気飲みしちゃうようなデタラメな計画までもがマジメに議論されてたほどで、この計画がコスト的に無理だって分かった現在でも、「使用済み核燃料は深い穴を掘って埋めちまえ!」っていう、地底人も一気飲みしたビックルを鼻から噴き出しちゃうようなデタラメな計画が「唯一の処分方法」として進められてるのが現状だ。

これが、未来の人たちに核のゴミを押しつけちゃうっていう大迷惑な方法、通称「地層処分」て呼ばれてるあまりにも無責任な処分方法なんだけど、これも現時点では「机上の空論」みたいな話で、世界中のどこにも、まだ実現した「地層処分場」はない。アメリカでは、ネバダ州に有名な「ユッカマウンテン」ていう地層処分場が90億ドル(約1兆円)もかけて建設されてたんだけど、今のオバマ大統領が「ユッカマウンテン最終処分場の計画は地下に活断層や地下水脈があって極めて危険なので白紙に戻す」ってのを公約に掲げて当選しちゃったから、この計画は頓挫した。

ちなみに、ニポンの中央競馬では、去年の夏に「ユッカマウンテン」ていう競走馬がデビューした。デビュー戦で5着に入賞し、その後、3着、2着と成績を上げてきたのもトコノマ、今年1月14日の中山5R「未勝利戦」で1番人気に推されたのにもかかわらず、8着に沈んじゃった。ナニゲに競走馬のユッカマウンテンも、アメリカのユッカマウンテン最終処分場の計画と似た感じの軌跡をたどってる気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、CNNの今年1月の最新の報道によると、オバマ政権がユッカマウンテンの計画を白紙に戻したため、「代替地を選定するのに20年くらい掛かるだろう」ってアメリカの原子力規制委員会がコメントしてた。ニポンの25倍もの広大な国土を持つアメリカでさえも、未だに使用済み核燃料を地層処分するための最終処分場の場所すら決まってないんだから、国土が狭いだけじゃなくて、地下に2000を超える活断層が縦横無尽に走ってるニポンでは、100年経ったって最終処分場なんて造れないだろう。

だけど、現在の人類の科学力じゃ、この地層処分しかないんだから、場所のことは後回しにして、とにかく「地層処分するしかない」ってことで話を進めてく。念のために言っとくけど、これは、あたしが地層処分に賛成ってことじゃない。あくまでも話の流れとしてだ。

で、今回、未曽有の大事故を起こし、未だに収束のメドも立ってないどころか、いつ再臨界するかも分からない福島第一原発だけど、今、2号機とともに極めて危険だって言われてるのが、震災時に燃料棒を抜いて点検中だった4号機だ。1号機から3号機までは運転中だったから、事故が起これば危険な状態になるのは当然だけど、なんで燃料棒を抜いて停止してた4号機までもが危険なのかって言えば、それは、原子炉建屋内の冷却用プールにたくさんの使用済み核燃料が保管されてたからだ。

それぞれの原子炉建屋内には、巨大な冷却用プールがあり、使い終わった燃料棒は、そのプールで冷却される。福島第一原発の場合は、1号機に292本、2号機に587本、3号機に514本、4号機に1331本、5号機に946本、6号機に876本、こんなにたくさんの使用済み核燃料が保管されてる。そして、まだ使用してない新品の核燃料も一緒に保管されてるんだけど、これは、1号機に100本、2号機に28本、3号機に52本、4号機に204本、5号機に48本、6号機に64本ある。

ここで、原発の核燃料の使い方をフランク・ザッパに説明しとくけど、これは懐中電灯の電池みたいに「電気が点かなくなったら新しい電池と交換する」ってワケじゃない。ニポンの原発の場合は、13ヶ月ごとに定期点検があるので、その時に核燃料が残ってても新しいものと交換しちゃう。中には半分近くも核燃料が残ってるのに交換したものもたくさんある。そして、4号機の冷却用プールにある1331本の使用済み核燃料のうち、ナナナナナント! 548本も「まだ使い終わってない核燃料」が混じってるのだ!

つまり、4号機は、使用済み核燃料の本数も一番多いし、新品の本数も一番多いけど、何よりも危険なのが、この「まだ使い終わってない核燃料」が大量に混じってるってことだ。「まだ使い終わってない核燃料」ってことは、熱量も比較にならないほど大きくて、安全に移動できる状態になるまで、最低でも10年は冷却が必要なものだ。それが548本もあるオカゲで、プール全体の熱量は3号機のプールの10倍以上だって言われてる。

そんな4号機の建屋が、今にも倒壊しそうな状態になってて、現在は間に合わせで入れた鉄骨をツッカイ棒みたいにして下から支えてるけど、大きな地震が起きなくても時間の問題みたいな状況だ。で、もしも倒壊したらどうなるのかって言えば、プールの中ではお互いに干渉しないように、一定の間隔をおいて冷却されてる使用済み核燃料が、ぜんぶ完全に冷却水から出ちゃう上に、ガンガンぶつかり合っちゃうワケで、アッと言う間に核爆発。福島第一原発の核燃料と使用済み核燃料の放射性物質の総量は7億2000万テラベクレル、チェルノブイリの事故で放出された量の10倍だから、ニポンどころか北半球はジ・エンドだ。


‥‥そんなワケで、いったん落ち着いて、使用済み核燃料の処分について説明する。原子炉で使われて御用済みになった核燃料は、こうした原子炉建屋内の冷却用プールで数年から10年ほど冷やされて、何とか移送できる状態になったら、再処理施設へ移送される。ニポンでは青森県の六ヶ所村の再処理施設に運ばれるワケだけど、あそこは1997年に運転開始の予定だったのが、数々の事故が連発した上に耐震偽装まで発覚しちゃって、2008年に試験を中止したから、今はイギリスやフランスの再処理施設に船で運び、莫大な費用を支払って再処理してもらってる。

使用済み核燃料は、そのままじゃ危険すぎるから、溶かしたガラスと混ぜて固体化する「ガラス固化」って作業をする。約1トンの使用済み核燃料が、150リットルほどの個体になり、これを直径40センチ、高さ130センチの円筒形の容器に封じ込めるんだけど、この状態でも極めて危険で、この容器の前に人間が立つと、2~30分で死んでしまうと言われてる。だから、このまま地中に埋めるワケには行かないので、この容器の周りを分厚い粘土で塗り固め、さらに分厚い金属のカバーで覆う。重さは1本で約500キロになる。

これが、人類が生み出した史上最悪の「未来への悪魔のタイムカプセル」ってワケで、ニポンの場合は、この形に換算して、約2万4000本もの使用済核燃料がある。ザックリ言えば、イギリスとフランスに再処理を委託してるぶんが約7500トン、全国の原発の冷却用プールに保管されてるぶんが約1万3500トン、六ヶ所村の再処理施設に保管されてるぶんが約2700トンだ。ちなみに、六ヶ所村の再処理施設のプールのキャパは3000トンなので、もうギリギリだ。そこで、原発利権に首までドップリと浸かってる青森県知事は、むつ市に新たな3000トンと2000トンの「中間貯蔵施設」を造ろうとしてる。


‥‥そんなワケで、今から8年前、2004年3月17日の参議院予算委員会で、オムライス党の福島みずほたんは、自民党政権が推し進めてた六ヶ所村の核燃料再処理施設の事業に関して、「国の予算が52兆円なのに、19兆円は莫大な金額だ。少しでも安くするために、再処理せずに処分した場合のコストはどれくらいなのか」ってことを質疑した。全体には当時の中川昭一経産大臣が答弁してるんだけど、この部分に関しては、政府参考人として呼ばれた当時の経済産業省資源エネルギー庁長官の日下一正が答弁してる。


福島瑞穂君 「私が質問しているのは、安全性の問題もさることながら、コストが余りに大きい。十九兆円というのは、それは日本の経済にとっても大きな痛みとなってしまうんではないか。では、お聞きをいたします。再処理をしない場合のコストは幾らでしょうか。」

政府参考人(日下一正君) 「私どものところ、日本におきましては再処理をしない場合のコストというのを試算したものはございません。これは、昨年十月に閣議決定されましたエネルギー基本計画におきましても、核燃料サイクル政策を推進することを国の基本的な考え方としていることも受けているわけでございます。しかしながら、一定の条件の下での計算でございますから、必ずしも我が国に直接当てはめることはできませんが、OECDのレポートにおきまして、再処理をする場合の方が再処理をしない場合と比較して約一割程度費用が高く掛かるという試算もなされていると承知しております。しかしながら、資源の有効利用などの観点から、御承知のように、イギリスやフランスにおきましては我が国と同様、再処理政策を採用しているところでございます。」


この時の質疑と答弁の全文は、こちらを読んでもらうとして、ここでは日下一正の答弁だけを引用したけど、ようするに、「六ヶ所村の再処理施設で使用済み核燃料を再処理して地層処分するまでに18.8兆円かかる」って言ってる自民党政権に対して、みずほたんは「18.8兆円は大きすぎる。それなら再処理せずに地層処分した場合はいくらになるのか?」って聞いたワケだ。そしたら、日下一正は「そんな試算はしていない」って答えたワケだ。

だけど、これが大嘘だった。ここからさかのぼること6年、1998年の時点で、すでに「原子力環境整備センター」が再処理せずに直接処分した場合のコストとして「4兆2000億円~6兆1000億円」ていう数字を出してて、これを経済産業省の担当者はちゃんと把握してたのだ。つまり、プルサーマルのための再処理など行わずに、使用済み核燃料をそのままガラス固化して地層処分すれば5兆円前後でできるのに、それを言ったら19兆円のビッグビジネスが飛んでっちゃうから、この「安いほうの試算」を隠蔽したってワケだ。そして、原子力ムラの面々は、とにかくどんなことをしても六ヶ所村の再処理施設を稼働させて、みんなで甘い汁を吸おうと目論んでたってワケだ。

で、コイツの名前だけは覚えといてほしいんだけど、経済産業省の安井正也官房審議官てのが、自分の部下たちに「直接処分の試算は存在しないことにしろ」って命令した上に、国会で日下一正に読ませる「嘘の答弁書」を作成した張本人だ。コイツの隠蔽工作によって、「ニポンの原発から出た使用済み核燃料は六ヶ所村の再処理施設で再処理して地層処分する」ってことが決定しちゃったのだ。このまま、この計画が進んで国内での再処理が始まれば、危険なのは当然として、国民に莫大な金銭的負担も強いられるようになる。

この安井正也は、今年の4月に発足する「原子力安全庁」の準備にも関わってる。私利私欲のために部下に国会で嘘の答弁までさせるような隠蔽野郎が、よくもまあ涼しい顔して「原子力安全庁」の発足に口出しできたもんだ。ま、この件に関しては、今、みずほたんが国会でビシバシやってくれてるので、詳しくは、みずほたんの2月10日の「どきどき日記」を読んでみてほしい。

だけど、コイツラの腐り具合はこんなもんじゃない。さらには、もっとシビレちゃうことまで発覚したのだ。この「嘘の答弁」の2年前の2002年10月、ロシアから「我が国ではニポンの使用済み核燃料を受け入れることができる」っていう外交文書が届いた。ようするに外貨稼ぎのための提案てワケだけど、わざわざロシアのほうから言ってきてくれたんだから、これほどアリガタイザーな話はないだろう。それなのに、原子力ムラの面々にとっては、あくまでも六ヶ所村の再処理施設を稼働させなきゃカネが儲からない。大切な使用済み核燃料をロシアなんかに渡してたまるか!‥‥ってなワケで、資源エネルギー庁の幹部たちや原子力委員会の委員たちが結託して、このロシアからの外交文書を隠蔽しちゃったのだ!

ここまでの流れを見れば、原発の最大のデメリットの1つである「使用済み核燃料」までもが、原発利権に群がる守銭奴どもにとっては「カネの成る木」だったってことが分かるだろう。今、自分たちがどれだけ美味しい思いができるか、常に国民から搾取することしか考えてないカネの亡者たちにとって、未来の人たちのことなんてどうでもいい。おんなじ時代に生きてる一般市民のことだってどうでもいいんだから、未来の人のことなんか1マイクロシーベルトも考えてないに決まってる。だから「地層処分」てワケだ。


‥‥そんなワケで、使用済み核燃料を「地層処分」して地下500メートルから1000メートルに埋めた場合、果たしてどれくらいの年月が経てば危険じゃなくなるのか?ヨーロッパでは「最低10万年は監視が必要」って言ってるし、アメリカでは「最低100万年は監視が必要」って言ってる。だけど、ホントに完全に無害になるまでには、一説では1000万年とも1億年とも言われてる。

1000万年や1億年なんてともかく、10万年や100万年でも想像を絶する長さだけど、とりあえず1万年てのがどれくらいのものだか、今から1万年前を見てみると、ニポンは縄文時代だった。そして、もう少しさかのぼった1万3000年前には、まだニポンは大陸の一部だった。1万3000年前に起こった大きな地殻変動で、大陸の一部が切り離されてニポン列島が誕生したのだ。

1万3000年前には、このニポン列島は存在してなかったのに、そんなニポンに、10万年も100万年も監視が必要な使用済み核燃料を埋めるということがどういうことなのか。あたしたちが生きてるわずかな時間の中でさえ、巨大な地震が何度も起こってるのに、この先、10万年も100万年も、ニポン列島がこのままの形で存在してるなんて誰が保障できるのか。

さらに言えば、「10万年も100万年も監視が必要」と言いながら、地中に埋める使用済み核燃料の外装は、最長でも1000年程度しか持たないって言われてる。つまり、最初の1000年だけは放射性物質が外に出ないようにある程度は外装に守られてるワケだけど、その先の99万9000年は中の容器がムキ出しになるワケだし、その容器にしたって、いくらなんでも100万年も持つワケない。これほど無責任な話はないだろう。


‥‥そんなワケで、さっき、地中に埋める形に換算して「約2万4000本もの使用済み核燃料がある」って書いたけど、今のまま原発を使い続けてくと、8年後の2020年には「約4万本」になるって言われてる。いつ大地震が起こるか分からない世界一の地震大国で、処分する方法が分からない使用済み核燃料が増え続けてく恐怖。今ある2万4000本だけだってどうしたらいいのか分からないのに、それでも原発を推進するカネの亡者どもと、さらには、使用済み核燃料までをも金儲けの道具にしようとしてる銭ゲバども。あたしは、巨大な活断層がある六ヶ所村の再処理施設の隣りに深~~~い穴を掘って、こうした原子力ムラの懲りない面々こそを「地層処分」しちまったほうが世の中のためだと思ってる今日この頃なのだ。


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