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2012.04.16

二枚舌枝野ちゃんの自己矛盾劇場

去年の3.11以来、自らの発言をコロコロと変えてきた枝野ちゃんだけど、14日の土曜日に福井県庁を訪れて、福井県知事の西川一誠やおおい町長の時岡忍と会談した際に、前代未聞の二枚舌を炸裂させちゃった。


「原発を今後とも重要な電源として活用していくことが必要だ」


枝野ちゃんは、この言葉を何度も何度も繰り返し、西川知事と時岡町長に大飯原発の再稼働を要請した。もちろん、これが野田政権の方針なら二枚舌にはならない。国民に向けても「これからも原発を推進していく」と宣言してるなら一貫性がある。だけど、枝野ちゃんは、前日の13日の衆院経済産業委員会で、次のように答弁してたのだ。


「できるだけ早く原発依存から脱却し、原発への依存をゼロにしたい」


ちなみに、これは枝野ちゃんの個人的な見解とかじゃなくて、野田内閣の方針だ。事実、枝野ちゃんは、次のようにも発言してる。


「たとえ大飯原発を再稼働させても野田内閣が掲げている『原発依存社会からの脱却』という大きな方針は一切揺るがない」


ね?あたしは自分の耳を疑ったけど、これほど原発推進に躍起になってる野田内閣なのに、誰も知らないうちに「原発依存社会からの脱却」なんていう方針を掲げてたらしい。で、この方針がホントなら、枝野ちゃんが福井県知事とおおい町長に向かって言うべきセリフは、「今後は脱原発の方向へ進むが、代替エネルギーの開発などが完了するまでは、必要最低限の原発の稼働も仕方ない。どうか理解してほしい」ってことじゃないの?

それが、よりによって「原発を今後とも重要な電源として活用していくことが必要だ」なんて、なんなんですか?これ。国民に向けて「脱原発」を宣言しておきながら、その舌の根も乾かぬ翌日には、福井県知事とおおい町長に向かって何度も何度も「原発推進」を要請する変わり身の早さ。これを二枚舌と言わずして何と言おう‥‥って感じの今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、枝野ちゃんの二枚舌は今に始まったことじゃない。政府のスポークスマンである官房長官だった原発事故直後には、毎日テレビに登場し、1キロあたり500ベクレルという殺人的な暫定基準値をさらに超えた食品の流通が発覚するたびに、「万が一食べてしまっても、直ちには健康に影響ありません」という流行語にもなったセリフを繰り返した。だけど、それから8ヶ月が過ぎた11月、国会でこの件について追及された枝野ちゃんは、次のように答弁したのだ。


「私が『直ちに健康に影響がない』と言ったのは1~2回摂取した場合の話だ」



これは、二枚舌と言うよりも、苦し紛れのイイワケと言うか、アジのヒラキナオリみたいなもんだけど、当時の枝野ちゃんの言葉を信じて、放射能汚染されている確率の高い産地のものを食べ続けてきた人たちにとっては「おいおいおいおい!」ってことになるだろう。

そんな枝野ちゃんだけど、本心は原発に反対みたいで、他の閣僚や経団連の会長なんかが声をそろえて「関西は夏に電力不足になるから大飯原発の再稼働が必要だ!」って言ってる時に、1人だけこんなことを言った。


「原発ゼロでも夏は乗り切れる可能性がある」


だけど、それから3ヶ月が経過して4月に入ると、まるで自分の発言に自分でツッコミを入れるようなセリフをノタマッたのだ。


「原発ゼロでも夏は乗り切れる可能性がある、などという楽観論によって電力不足が起こることは絶対に許されない」


おいおいおいおい大飯原発!‥‥って感じの二枚舌だよね。もう、怒りを通り越して笑いが巻き起こりそうなほどの支離滅裂。もしかしたら入念に計算し尽くされたハイレベルなギャグなんじゃないかと思えるほどの破壊力だ。そして、このセリフから間髪入れずに飛び出したのが、4月2日の会見での次のセリフだ。


「私は再稼働には反対だ」


野田首相を始め閣僚全員が大飯原発の再稼働を急ぐ中、カンジンの経済産業大臣である枝野ちゃんのこの発言は大きく報じられた。それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥って、久しぶりに俳句調で嘆いちゃうけど、またまた舌の根も乾かぬ翌日の4月3日になると、枝野ちゃんはこう言った。


「今日は昨日の段階とは違う。再稼働は必用だ」


人は立場も状況も変化するものだから、たとえ前言と正反対なことを発言したとしても、何ヶ月も何年も経過してれば理解できることもある。あたし自身も、以前は普通にお肉を食べてたけど、数年前から食べなくなったし、以前は競馬を嫌ってた時期もあったけど、今は競馬を楽しんでる。人は変わるものだから、こうした「好き嫌い」に関することだけじゃなく、主義主張が変わることだってたくさんある。

だけど、仮にも一国の政府を代表する立場の人間が、国民の生命財産に関わる重要な問題について発言してるのに、まるで日替わり定食みたいに、たった1日で正反対のことを言い出すのは無責任すぎる。たった1日で変わった枝野ちゃんの発言を並べてみると、そのデタラメぶりが手に取るように分かる。


4月2日「再稼働には反対だ」

4月3日「再稼働は必用だ」


4月13日「できるだけ早く原発依存から脱却し、原発への依存をゼロにしたい」

4月14日「原発を今後とも重要な電源として活用していくことが必要だ」


枝野ちゃんが本気でこんなことを言ってるんだとしたら、ジキルとハイドみたいな二重人格者か、もしくは重度の健忘症などの病気だとしか考えられない。もともとは弁護士なんだから、自分の発言をたった1日でキレイサッパリと忘れちゃうほどのバカじゃないとは思うんだけど、これほど矛盾した発言を何度も何度も繰り返すってことは、絶対に何らかの病気なんだと思う。


‥‥そんなワケで、最近、ますます人相の悪くなった枝野ちゃんの画像をプリントアウトして、有名な霊能力者「蝶々夫人」に霊視してもらったところ、枝野ちゃんの頭の中には「センゴク」という名の黒い悪魔が住み着いてることが分かった。この「センゴク」という悪魔が、枝野ちゃんの耳元で「悪魔の囁き」を続けているため、枝野ちゃんは心にもない「原発は必用」なんて言葉を口にしちゃうらしい。「蝶々夫人」が言うには、枝野ちゃんだけでなく、野田首相を始めとした民主党の閣僚全員に、この「センゴク」という悪魔が憑りついているらしい。だから、初心を忘れて売国路線を走りつづける野田内閣の面々に正気を取り戻してもらうためには、民主党から「センゴク」という悪魔を追い払うしかないと思った今日この頃なのだ。


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