めぐる愛の中で~天国への母賛歌~
4年前、初めてメティスの「母賛歌」を聴いた時、あたしは涙が止まらなくなった。あまりにも自分の境遇と似ていたからだ。4年前の2008年2月21日のブログ、「母賛歌」に書いてるけど、あたしが長年胸の奥に押し込んできたことを、すべて代弁してくれてるように感じられたからだ。
「母賛歌」
ここからはメティスのことを親しみを込めて「メティ」って書くけど、あたしとおんなじ母ひとり子ひとりの母子家庭で、癌との苦しい闘病生活を続けるお母さんを支えて、たった1人でがんばってきたメティが、お母さんに対して「感謝しています」と歌っている「母賛歌」を聴いて、あたしはホントに涙が止まらなくなった。
あたしも母さんの闘病生活と7年間向き合ってきたけど、どんなに働いても働いても治療費や入院費に追いつかず、フラフラになるまで働いて帰ってきた時に、母さんからワガママなことを言われたりすると、悲しくて辛くて母さんに酷い言葉をぶつけてしまった時もあった。そして、ものすごい自己嫌悪に陥った。だから、あたしは、メティの苦労が分かる反面、お母さんに「感謝している」「私を生んでくれてありがとう」とハッキリ言えるメティのことを、とっても強くて尊敬できる女性だと思った。
そして、あたしの母さんは手術が成功して元気になったけど、メティのお母さんは天国へ旅立った。2008年12月12日のことだ。その時の気持ちは、翌日のブログ、「メティママ、ありがとう!」に書かせてもらった。
メティのファンは、みんなメティのお母さんのことを「メティママ」って呼んで愛してたから、亡くなった時はとってもショックで悲しかった。だけど、誰よりも悲しいはずのメティが、誰よりも明るく強いメッセージを発してくれたおかげで、たくさんのファンがメティママのことを明るく見送ることができた。
それから3年半の時が過ぎて、メティは天国のお母さんに贈る歌を書いた。3年半の時が過ぎて、ようやくお母さんとのことを客観的に歌にできるようになったのだ。ようやく乗り越えることができたのだ。それが「めぐる愛の中で~天国への母賛歌~」、全編17分にも及ぶ大作だ。あたしは、この曲のデモテープを聴かせてもらったんだけど、歌い出して5秒後に涙が止まらなくなり、あとは17分間、ずっと泣きっぱなしだった。まだリリース前の曲だけど、長い曲を5分にまとめたショートバージョンを紹介するので、ぜひ聴いてみてほしい。
‥‥そんなワケで、今回、メティは、お母さんのことを綴った本を出すことになった‥‥と言うか、メティママの夢が本を出すことだったので、メティママの日記を見つけたメティが、お母さんとの「共著」って形で1冊の素敵な本に仕上げたのだ。5月10日発売の「母賛歌 わたしを生んでくれてありがとう。10年後の交換日記」、ぜひ、1人でも多くの人に読んでほしいと思います。
こちらから申し込んでおけば、発売日の前後に届くと思います♪
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