温泉どうでしょう 第三夜(後編)
別府タワーでノスタルジックな気分を味わった母さんとあたしは、5分も待たずにやってきた「大分駅行き」のバスに乗り込んだ。実は、別府タワーに上る前に、このバス停でバスの時間をチェキしといたので、バスの時間に合わせて別府タワーから下りてきたってスンポーだ。
東京にいた時は、どんな時間帯でも駅に着けば5分以内に電車は来たし、バス停に着けば10分ほどでバスは来たから、電車やバスの時間なんか気にしたことは一度もなかった。だけど、田舎暮らしをするようになったら、電車やバスの本数が激しく少ないために、やっと駅に着いたのに次の電車がくるまで40分も待ったり、やっとバス停に着いたのに次のバスが1時間半後だったから一度お家に戻ったりと、あたしはさんざんな目に遭った。そして、「前もって電車やバスの時間を調べとく」ってことを学習した。
それから、もうひとつ学習したことがある。それは、地方のバスって「乗った距離によって料金が変わる」ってことだ。東京のバスは、バス停ひとつぶんだけ乗ろうと、最初のバス停から終点まで全線乗ろうと、料金は一律210円で、バスに乗った時点で最初に払う。だけど、地方のバスは、乗った時に整理券を取って、あとは進んだ距離によって金額が加算されてって、降りる時に料金を払うシステムだ。だから、東京とは逆で、後ろのドアから乗って、前のドアから降りる時に料金を払うってパターンが多いため、あたしは、つい癖で、前のドアから乗ろうとして恥をかいたことが何度もある。
ようするに、地方のバスはタクシーみたいなもんで、ある程度の距離を乗ってると、バスなのに1000円を超えちゃうことも日常茶飯事だ。だから、地方では、ある程度の距離を3人とか4人とかで移動する場合、みんなでバスに乗るよりも、ワリカンでタクシーに乗ったほうが安上がりなケースもある今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、今回の移動は短い距離なので、あたしは迷わずにバスを選択したけど、それでも目的地までの料金は調べてなかったので、いくらになるかドキドキしながら運転席の横の料金パネルを見てた。でも、あたしのドキドキとは裏腹に、バスは10分ほどで目的地の「高崎山自然動物公園」に到着し、料金は1人250円だった。
バスを降りると、目の前に水族館「うみたまご」があって、左手にお猿さんで有名な「高崎山自然動物公園」へ行くモノレール、「さるっこレール」の乗り口があった。「さるっこレール」は片道100円、「高崎山自然動物公園」の入園料は1人500円だった。
頭上には、高崎山へと「さるっこレール」が伸びていた。でも、あたしたちが行くのは、水族館「うみたまご」のほうだ。せっかく別府まで来たんだから、全国的にも有名な高崎山のお猿さんを見るのが普通なんだろうけど、母さんもあたしも水族館が大好きなので、まずは「うみたまご」に行ってみて、体力的に余裕があったら「高崎山自然動物公園」にも行ってみよう‥‥ってことにしてた。
母さんとあたしは、広い階段を上って、「うみたまご」の入り口がある建物の2階に向かった。券売機で1人1890円というビミョ~な金額のチケットを買って中へ入ると、天井に巨大なシロナガスクジラのお腹と尾のオブジェがあって、クジラが泳いでる姿を水中から見上げてるように作られてた。
ワクワクしながら順路を進むと、左手に明かり取りのためなのか巨大水槽の一部が上から覗けるようになってて、その先に淡水魚の大きな水槽が並んでた。最初の水槽には、あたしの大好きなアマゴが群れてて、小ぶりだったけど体のパーマーク(楕円形が並んだ模様)がきれいで、顔もとっても可愛かった。
次の水槽は、コイとかフナとかオイカワとかの、アマゴより下流にいる淡水魚たちだったけど、オイカワが異様にデカくて不気味だった。東京だと「ヤマベ」って言って、多摩川で釣れるのは大きくても20センチほどなのに、ここのオイカワは30センチくらいもある上に、9月の下旬だってのに、尻ビレの長いオスの体は鮮やかな婚姻色に染まってるわ、顔には「追星(おいぼし)」がいっぱいだわ、完全に季節感がおかしくなってた。ちなみに、「追星」ってのは、繁殖期になると一部の淡水魚のオスの顔に現われる「魚のニキビ」みたいなもんだ。
日本の淡水魚が大好きなあたしは、早くも最初の展示室の水槽の前でしゃがみ込み、不気味なオイカワのオスをしばらく観察してから、次の「大分の水辺の絶滅危惧種」ってとこで、大分のメダカを観察した。あたしは、利根川水系のメダカが好きで、自分でも飼ってたことがあるけど、大分のメダカは、ちょっと体か丸っこい感じに見えた。
ちなみに、九州には各県にメダカの呼び名の方言がある。福岡は「メダコ」「ザッコ」「メザッコ」「ミザッコ」「メランコ」など、佐賀は「ザッコ」「ザッコゴ」「ザッコペーペー」「ペーペータンゴ」「メタバヤ」など、長崎は「メンパ」「メタゴ」「メンダコ」「メダッコ」など、大分は「メダコ」「メダンコ」「メジャコ」「メジャンコ」「メジャカ」など、宮崎は「ザコ」「ザコメ」「ゾナメ」「メタタキ」「メンタゴロ」など、鹿児島は「タカメ」「タカマメ」「タカメンツ」「タカメンチン」「タカメンチョ」など、熊本は「ザッコ」「ゾナミ」「ゾゾナミ」「ゾーナメ」など、他にもたくさんの呼び名があって、とてもぜんぶは書ききれないほどだ。
‥‥そんなワケで、お魚が大好きなあたし的には、ついついいろいろと書きたくなっちゃうんだけど、水槽ごとに、この「ちなみに」を書いてると、1冊の本くらいの長さになっちゃいそうなので、ここから先はサクサクと進んでこうと思う。それでも、今回は紹介したい写真が多いから、たぶん凄いデータ量になりそうな予感がしてる‥‥っていうか、展示をすべて紹介してったらキリマンジャロなので、半分以上は泣く泣く削ろうと思う。
つまり、ここからは、数々のお魚の中から、あたしが「これは削れない!」と思った選りすぐりのものだけを紹介してくワケだけど、その第一弾が、これだ!
メダカの水槽を過ぎて、「お魚の世界一周」とかっていう展示室を抜けると、暗い照明の中に水槽の明かりが浮かび上がってる順路に出たんだけど、そこに、この「豊の海の名産魚」があった。
今回の旅行で、値段が高くて食べられなかった「関アジ」と「関サバ」も、見るだけなら、ここで見放題だった。ただ、ずっと水槽に入れられてるせいか、関アジや関サバの特徴の「金色」が見られなくて、どの個体も普通のアジやサバとおんなじ「銀色」だった。さすがにアジやサバは泳ぐスピードが速いから、あたしのケータイじゃこんな写真しか撮れなかったけど、それでも「活きの良さ」だけは伝わったと思う(笑)
真っ暗な水槽の中で、下からの照明を受けてキラキラと光りながら立ち泳ぎしてるタチウオや、
数十秒ごとに変わる照明の色を受けて、黄色、緑、赤と、色を変化していく神秘的なクラゲや、
イワシの群れを見ながら、「クラゲはともかく、お魚は泳ぐスピードが速いから、シャッターを押してから一拍遅れて写るケータイの写メじゃ厳しいな~」って思ってたら、次のコーナーは小さめの水槽が並んでた。水槽が小さいってことは、アジやイワシのように猛スピードで泳ぐお魚じゃなくて、のんびりした遅い動きのお魚がいるってワケだ。
あたしは、遅い動きのお魚の中でも、見た目が派手で華やかなミノカサゴを写メしてみることにした。ミノカサゴなら、ほとんど動かずに底にじっとしてるから、シャッターを押してから一拍遅れて写っても大丈夫だ。それで、こっちを向いてた1匹のミノカサゴが、トレードマークの胸ビレをクジャクの羽のように広げたから、「よし!チャンス!」と思って慎重にシャッターを押した。そしたら、あたしのケータイってば、ミノカサゴが胸ビレを閉じてから「カシャ!」って言いやがった(笑)
‥‥そんなワケで、お魚の観察とケータイでの撮影に夢中になってたら、ふと気づくと母さんがいない。それで、まあ順路に沿って進んでけばどっかで出会うだろうと思ってたら、母さんはしばらく先の巨大水槽のトンネルで上を見上げてた。あたしも一緒に見上げてみると、一定の間隔でマンタ(イトマキエイ)の仲間のマダラトビエイが通過するので、なんとかマダラトビエイのお腹を写メしようとがんばってみたんだけど、コレが精いっぱいだった。
だけど、巨大水槽の横のガラス越しからなら、もうちょっとマシに撮れた。
トンネルを抜けると、大きなタマゴ型のお部屋があった。座布団を敷いて、床に座って巨大水槽を見られるようになってた。お部屋の中は暗いくて、まるで宇宙船の中にいるみたいだった。あたしは母さんと並んで座布団に座り、しばらく2人で水槽を眺めてた。
巨大水槽は、1ヶ所からドーンと見るんじゃなくて、入口を入ってすぐに上のほうから覗くことができたり、その先で横から見ることができたり、グルッと回って来てからトンネルがあったり、その先がタマゴ型のお部屋になってたりと、いろんな場所から断片的に見られるようになってて、すごく面白かった。
底には大きなハタの仲間たちがじっとしてたり、
「おおっ!石破茂だ!」って思ったら、50センチくらいある大きなサザナミフグだったり、
巨大水槽は、海面のほうから光が降り注いでて、海の中を海底のほうから見上げるように作られてるので、独特の浮遊感があって気持ち良かった。それに、遠くから連れてきたお魚とかじゃなくて、どれも目の前の豊後水道にいるお魚たちばかりなので、大分ならではの海中世界が楽しめて、いつまで眺めてても飽きなかった。
しばらく続いた薄暗い海中世界を抜けると、急に明るくなって、子どもたちの声が聞こえてきた。たくさんの展示に飽き始めた幼児たちを遊ばせるために、ちょうどいい中間地点に広いキッズコーナーが作られてた。タコの形のすべり台やトンネルなど、たくさんの遊具があって、ダダをこね始めた子どもに手を焼いてた若いママさんたちが、ここでホッとひと息ついてた。
キッズコーナーの先には、「ファインディング・ニモ」で有名になったカクレクマノミなど、熱帯魚の水槽が並んでた。カクレクマノミの水槽の中には人工的に水流が作られてて、それによってカクレクマノミたちがイソギンチャクの中に隠れるようになってた。小さな部分まで、ホントによく考えられてる水族館だ。
コバルトウミスズメの泳ぐ丸い水槽越しに、通路の向こうの大きな水槽を写してみたら、あたしにしてはなかなかの写真が撮れた。それで、気を良くして先へ進むと、大きな水槽にあたしの大好きなナポレオンフィッシュ、日本で言うところのメガネモチノウオが悠然と泳いでたので、すぐさまケータイを向けてシャッターを押したんだけど、あたしのケータイが「カシャ!」って言った時には、ウメイロモドキの群れ、沖縄で言うところのグルクンの群れが前を横切りやがった(笑)
でも、何度かトライしてたら、ようやくナポレオンフィッシュを撮ることができた。
この個体は1メートルくらいのオスだったけど、ナポレオンフィッシュはベラ科の中で世界最大のお魚で、大きなものは2メートルを超える。ちなみに、これまでに確認されてる世界最大のナポレオンフィッシュは、大きさが229センチで重さが191キロ、チェ・ホンマンよりも大きいのだ。もひとつちなみに、ナポレオンフィッシュはキュウセンやコブダイなんかとおんなじで、小さいころはメスだけど、成長するとオスに性転換する。だから、大きなナポレオンフィッシュを見たら、とりあえず「オス」って言っときゃ間違いない(笑)‥‥って、また「ちなみに」を2連発で使っちゃったけど、世界最大のベラの次は、世界最大の淡水魚、ピラルクの水槽だった。
「地獄めぐり」の「白池地獄」にいたピラルクは、多摩川のライギョと見間違えそうな60センチくらいの個体だったけど、この「うみたまご」のピラルクは2メートル近くあったので、ギリギリで威厳を保ってた。それでも、ピラルクは通常で3メートルまでは普通に成長するし、かつては5メートルを超える超大物も捕獲されてるから、2メートル弱のピラルクなんてまだまだ青二才だ(笑)
‥‥そんなワケで、あたしが紹介してきたのはホンの一部で、実際には、ここまでに、この何十倍もの海水魚と淡水魚を見てきたワケだけど、ここでようやく水族館の華の「海獣コーナー」に突入した。
室内から見られたプールには、3頭のバンドウイルカと1頭のハナゴンドウが泳いでたので、これがイルカショーをするメンバーみたいだ。この「うみたまご」には、あたしが一番好きなカマイルカはいないんだけど、その代わりに、日本で1頭だけ、ここでしか見られないハセイルカがいる。以前は、千葉の鴨川シーワールドに1頭いたんだけど、そのハセイルカは死んじゃったので、今では「うみたまご」でしか見られない。「ハルカ」と名づけられたメスのハセイルカは、4年ほど前に宮崎の漁師さんの定置網に引っかかり、瀕死の状態だったものを「うみたまご」に運び、獣医さんが付っきりで治療して、何とか命を取り留めたそうだ。
で、トドを見たり、
アザラシを見たり、写メは撮らなかったけどラッコを見たりしつつ外に出ると、そこは海獣天国だった!
海を一望できる大きなブールの岩の上でトドたちがお昼寝してて、
気持ちよさそうに泳いでるトドもいて、母さんとあたしも外に出た解放感から、自然と深呼吸をした。
トドのプールの反対側には、ひっそりと小さな小屋があって、何かいるのかと近づいてみたら、コツメカワウソのトオルくんだった。
やたらと可愛いコツメカワウソのトオルくんは、ずっと寝てるだけだったけど、母さんは気に入ったらしくて、「カワウソってこんなに可愛かったのね」って言って、しゃがんでずっと見てた。
トドのプールの先には、何故だか、お魚でもなく海獣でもなく、海とは無関係なフタユビナマケモノがいたので、木の上で怠けてるとこを写メしてみたんだけど、これが実は、さっきのピラルクの水槽の上部だった。つまり、下は水槽でピラルクや他のアマゾンのお魚たちが泳いでて、その水槽の陸地の部分に木が生えてて、上のほうにナマケモノやアマゾンの鳥がいるっていう立体的なシステムになってたのだ。このナマケモノは「ゆめ子」って書いてあったので、女の子なんだろう。
ナマケモノの先には、働き者のイルカのプールがあった。さっき室内から見たイルカのプールの水面の部分だ。イルカのプールの前は座れるようになってたので、母さんと腰かけて、イルカたちがボールで遊んでるのを眺めてたら、イルカが口でつついて飛ばしたボールがプールの外に飛び出してきた。ボールはあたしたちのほうに転がってきたのて、あたしが拾ってプールに投げ入れると、イルカは上手に口でキャッチした。
それで、あたしが母さんの隣りに戻って腰を下ろしたら、またボールが転がってきた。あたしは「おいおい!」と思いながらボールを拾いにいき、またプールに投げ入れた。そしたら、イルカは、またまたボールをこっちに飛ばした。どうやら、失敗してボールが外に飛んじゃったんじゃなくて、遊んでほしくてワザと外に飛ばしてるみたいだ。状況を察知した母さんもすぐにやってきて、イルカ→あたし→イルカ→母さん→イルカ‥‥っていうキャッチボールがしばらく続き、イスに座って眺めてたカップルから拍手をされちゃった(笑)
ここにいたのは、バンドウイルカのササ、クク、ララと、ハナゴンドウの楓(かえで)で、バンドウイルカの名前は、たぶん「サクラ」から付けたんだろう。でも、初めてきたあたしにはイルカの区別がつかず、せっかく仲良く遊ぶことができたイルカが、ササだったのか、ククだったのか、ララだったのかは、分からずじまいだった。
海に面した屋外水槽の向かいには、
浅い水槽に小型で大人しいサメやエイが泳いでて、手を入れて触ることができる「タッチコーナー」があったので、あたしは大好きなネコザメを触りまくった。母さんは恐る恐る人差し指でエイを突っついてた(笑)
案内看板に沿って進んでくと、ペリカンの先にペンギンがいたんだけど、ここのペンギンはへそ曲がりなのか、全員が後ろを向いて知らんぷりをしてた。
あたしは「生意気なペンギンだな」と思って、横にあったパネルを見ると、ナナナナナント! ペンギンの名前が「光圀」「助さん」「格さん」て書いてあった!黄門さま御一行なら生意気で当然、こっちがハハ~って土下座でもしなきゃ顔を見せてはくれないだろう。
つーか、パネルをよく見ると、これまた「おいおい!」だった。「光圀」「助さん」「格さん」と、最後の「八兵衛」はいいとしても、その間にある「由美」「かおる」って何だよ!メスが2羽いるなら、1羽を「お銀」にして、もう1羽を別の名前にするべきだろ?よりによって「由美」と「かおる」って‥‥(笑)
その上、さらにパネルをよく見ると、格さんは他の水族館に移動になったって書いてあって、この黄門さま御一行、思いっきりグダグダじゃん!‥‥って、このままペンギンにツッコミを入れてると長くなっちゃうから、そろそろ切り上げるけど、いよいよ本日のメインイベント、セイウチのショーの時間になった。
‥‥そんなワケで、この日は、夏休みも終わって新学期が始まった平日の昼間だってのに、中には子ども連れの家族もいっぱいいたし、若いカップルもいっぱいいたし、思ってたよりも遥かに混んでた。セイウチのショーも、開始の時間に合わせて行ったら、すでに客席は満席で、一番後ろや左右の手すりのとこも立ち見のお客さんがたくさん並んでた。
係の人が床にホースで水を撒き、セイウチが歩きやすいようにしてから、飼育員のお兄さんに連れられて、セイウチのぶぶちゃんが登場!
芸達者なぶぶちゃんは、お兄さんとのコンビネーションもバツグンで、いろんな小ネタを披露していく。そのたびに、たくさんの拍手が湧き起こる。
母さんとあたしは、全体が見渡せる左の手すりのとこから見てたんだけど、こっちには次に登場するセイウチがそれぞれの担当の飼育係と一緒に控えてて、これが最高に面白かった。
ステージでお兄さんがぶぶちゃんに拍手させると、控えてるセイウチたちもいっせいに拍手をする。ステージでお兄さんがぶぶちゃんに腹筋をさせると、控えてるトセイウチたちもいっせいに腹筋をする。みんな、自分に対しての指示だと思うのか、はたまたこれもネタなのか、とにかく最高に楽しかった。
ネタバレになっちゃうから、これは書かないけど、お兄さんとぶぶちゃんの最後のネタが大爆笑で、母さんはお腹をおさえて笑ってた。最後には、控えてたセイウチたちが勢ぞろいして、子どもたちとのタッチコーナー、なかなかのクオリティーのショーだった。
‥‥そんなワケで、セイウチのショーを見た場所の横にもレストランがあったんだけど、ここはワリと本格的なレストランだったので、ちょっと小腹が空いた程度だった母さんとあたしは、1階にある庶民的なほうのレストランでおそばを食べてから外に出た。初めて行った「うみたまご」は、敷地も広いし、設備もいいし、展示もよく練られてるし、今回はイルカショーは見られなかったけどイルカと遊ぶこともできたし、母さんだけでなく、水族館マニアのあたしも大満足だった。近くに住んでたら、絶対に年間パスを買って何度も通うと思った‥‥ってなワケで、まだ午後3時前だったけど、「うみたまご」だけでお腹いっぱいに大満足しちゃった母さんとあたしは、高崎山のお猿さんは次回の楽しみに取っておいて、早めにバスに乗ってホテルへと戻った今日この頃なのだ♪
次の「第四夜」は、誰も想像できないような意外な展開が待ち受けてます!こうご期待!
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