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2013.04.25

きっこの「お肉を使わない中華」のレシピ

我が家は「干物とお漬物とお味噌汁とご飯」とか「煮物とお漬物とお味噌汁とご飯」とか、こんな感じのシンプルな食事が多いので、たまに中華を作って献立にメリハリをつけてる。だけど、あたしも母さんもお肉を食べないので、「お肉を使わないチンジャオロースー」だの「お肉を使わないバンバンジー」だの、ちょっと変わったお料理ばかりだ。

それで、今まではツイッターで作り方を簡単に説明したりもしてたんだけど、「作ってみたら美味しかったです!」っていうリプライがたくさんくるようになったので、今日はブログできちんと紹介しようと思う。ブログなら文字数の制限がないから、細かい手順や美味しく作るコツなんかも詳しく書くことができると思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、マクラは短めに切り上げて、さっそくスタートしちゃうけど、まずは人気のメニュー「チンジャオロースー」だ。「チンジャオロースー」は漢字で「青椒肉絲」って書くから、たぶん後半の「ロースー」の部分が牛肉や豚肉の細切りのことなんだと思うけど、あたしの場合は、コレを「アブラゲ」で代用する。正確には「油揚げ」なんだけど、あたしは子どものころから「アブラゲ」って言ってきたので、「このあいだ」を「こないだ」って書くみたく、ここでは「アブラゲ」と書かせてもらう。

で、あたしのお料理はすべて「目分量」なので、数字的な部分は「だいたい」として把握してほしい。「ピーマン6個」と書いてあっても、大きいピーマンなら3個か4個でもいいし、逆に8個でも構わない‥‥ってなワケで、用意する材料は、3~4人ぶんで、ピーマン6個、タケノコの水煮150g、アブラゲ2枚だ。これは、あたしがピーマンが好きだから多くしてるだけで、ピーマンを3個にして、そのぶん、モヤシを入れてもいい。タケノコは、産地にこだわらない人なら、最初から千切りになって小さなビニール袋に入ってる中国産のを使えばラクチンだ。

ただ1つだけ、アブラゲにはこだわってほしい。4枚も5枚も入ってて100円とかの軽いアブラゲじゃなくて、1枚100円とか2枚150円とかの重さを感じるもの、ようするにアブラゲの真ん中にお豆腐が少しだけ残ってるもの、コレを使わないと美味しくできない。

用意する調味料は、オイスターソース、お醤油、紹興酒(なければ日本酒)、お砂糖、カツオダシの素、これでOKなんだけど、これもメンドクサイヤ人なら「クック・ドゥ」とかの「青椒肉絲の素」を使えばいい。つまり、自宅に食材も調味料も何もない人でも、スーパーに行って、ピーマンとタケノコの千切りとアブラゲと「青椒肉絲の素」を買ってくれば、すぐに作れるってワケだ。

で、ちゃんと作る人は、最初に、オイスターソースを大さじ1、お醤油を大さじ1、紹興酒か日本酒を大さじ2、お砂糖を小さじ1、カツオダシの素を小さじ1、よく混ぜて「合わせ調味料」を作っておく。カツオダシの素は顆粒や粉末が溶けきらなくても、フライパンに入れた時に熱で溶けるから構わない。あと、あたしはお肉を食べないからカツオダシの素を使ってるけど、関係ない人は鶏ガラの中華ダシを使ったほうが美味しくなると思う。

次に、ピーマン6個を千切りにする。どんな切り方でもいいけど、あたしはタテ半分に切って、タネを取ってからナナメに千切りにしてる。タケノコの水煮も、ピーマンと同じくらいの千切りにする。最後に、アブラゲ2枚を細めに千切りにする。アブラゲは油抜きをしないでそのまま使うので、マナ板も包丁も手も油でテカテカになっちゃう。だから最後に千切りにするってワケだ。

フライパンを熱して、アブラゲの千切りを入れる。鉄の中華鍋なら油を敷く必要があるけど、家庭用のコーティングされたフライパンなら、油を敷かなくてもアブラゲの油で十分だ。最初は中火で1分くらい、そのあと細火にして2~3分炒めると、「しんなりしつつも、ちょっとカリッとした感じ」になるから、一度、お皿に取り出す。

次に、そのままのフライパンでピーマンとタケノコを炒めるんだけど、ダイエット中の人は油を入れずにそのまま炒める。香りを良くしたい人はゴマ油を少し敷いてから炒める。サッパリが好きな人はサラダ油を少し敷いてから炒める。ここは自分の感性で自由にやってほしい。ちなみにあたしはゴマ油派だ。

ここでのポイントは、絶対にピーマンを炒め過ぎないこと。ピーマンは生でも食べられるお野菜だし、タケノコは水煮だから火を通す必要はないので、中火で1分も炒めれば十分だ。そしたらお皿のアブラゲを加えて、全体を混ぜながら1分ほど炒め、火を止めてから合わせ調味料を回し掛けして、余熱で和えれば完成だ。「クック・ドゥ」とかの「青椒肉絲の素」を使う人は、火を止めてから「青椒肉絲の素」を入れて、全体に混ぜてからもう一度火をつけて、軽く混ぜながら加熱してソースを馴染ませるほうが美味しくなる。

まったくお肉を使ってないし、油も最小限だからとってもヘルシーだけど、中華のシッカリした味付けだから満足感も満点だし、ご飯のおかずにはバッチリだ。あたしはコレにタカノツメの輪切りを入れてピリ辛にしたり、ダイコンやニンジンの千切りを加えたり、いろいろアレンジして楽しんでる。


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‥‥そんなワケで、次にご紹介するのは、これまた人気のメニューの「バンバンジー」だ。これも漢字だと「棒棒鶏」って書くから、普通は鶏肉を使うワケだけど、我が家の場合は、これまたアブラゲ選手が代打でバッターボックスへと向かう。その上、キュウリの代わりにモヤシを使ったりもする。もちろん、キュウリでも美味しいから「キュウリの千切りの上にアブラゲの千切り」でもいいんだけど、何よりもモヤシは安い!その上、千切りにする必要がない!だから我が家では「モヤシの上にアブラゲの千切り」っていうスタイルの「バンバンジー」が主流になってる。

で、これもメンドクサイヤ人は「クック・ドゥ」や「丸美屋」の「棒棒鶏の素」を買ってくればいいけど、あたしは自分でタレを作ってるから、一応、ザックリした作り方を書いておく。まず、白味噌を大さじ1、お醤油を大さじ1、お酢を大さじ1、お砂糖を大さじ1、ゴマ油を大さじ1、ぜんぶ大さじ1ずつ入れて良く混ぜる。全体が「いい感じ」に馴染んだら、ここに白ゴマのすりゴマを大さじ2、豆板醤をお好みで(あたしは小さじ1)、ニンニク少々(あたしはチューブのニンニクを1センチほど)、これを混ぜれば「バンバンジー」のタレの出来上がりなので、ラップをして冷蔵庫に入れておく。

あとは、モヤシが1袋、アブラゲが1枚、用意するのはコレだけだ。なるべく大きなお鍋にたっぷりとお湯を沸かして、沸騰したらモヤシを1袋ドバッと入れる。お湯の量が少ないと、モヤシを入れた瞬間にお湯の温度が下がっちゃって、再度沸騰してくるまでに若干の時間が掛かるので、モヤシがクッタリとしちゃうのだ。このモヤシは「キュウリの代わり」なので、シャキシャキ感が命ってワケで、1分でお湯から上げる。ザルに取って流水で冷やして、よく水を切ってからザルのまま冷蔵庫に入れて冷やしておく。

モヤシを茹でたあとのお湯をまた沸かして、今度はアブラゲを茹でる。これは「火を通す」と「油抜き」の2つの意味がある。アブラゲはお湯に浮くから、お箸で沈めたり、たまに裏返したりして、2分ほど茹でる。これもザルに取って流水で冷やしてから、よく水を切り、できるだけ細く千切りにして、冷蔵庫で冷やしておく。ここまで用意しておけば、あとは盛り付けだけなので、いつでもすぐに食卓へ出すことができる。急いでる時は、流水で冷やしたアブラゲをキッチンペーパーで押さえて強制的に水を切る。こうすれば、茹でてすぐに食べられる。

盛り付けは、説明する必要もないと思うけど、モヤシの上にアブラゲの千切りを乗せて、冷やしておいたタレを掛けるだけだ。下にレタスやサニーレタスを敷いたり、周りに薄切りにしたトマトを飾ったりしてもいいし、辛いのが好きな人は、タレの上にラー油を垂らすといい。ご飯のおかずと言うよりも、これからの季節は、ビールにバッチリだ。あと、このタレは、冷奴に掛けても美味しい。冷奴の上にタラ~ッと掛けて、カイワレ大根を添えたり、千切りにしたザーサイを添えたりすると、ちよっとした一品になる。


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‥‥そんなワケで、続いてのメニューは、これから暑くなってくると食べたくなる「酢豚」だ。勘のいい人は、「酢豚」と聞いただけでもうお分かりだと思うけど、あたしが豚肉の代わりに使うのは、「アブラゲ」じゃなくて「厚揚げ」だ。これは単に形状だけの問題じゃなくて、食感とか味の絡み具合とか満足度とかすべての面でバッチリだからだ。

で、これまたメンドクサイヤ人は「クック・ドゥ」とかの「酢豚の素」を買ってくればいいけど、「酢豚」の合わせ調味料もワリと簡単なので、興味のある人は自分で作ってみてほしい。まず、ケチャップを大さじ3、お砂糖を大さじ3、お酢を大さじ3、同量ずつ混ぜる。ここにお醤油を大さじ1、カツオダシの素を小さじ1入れる。お肉がOKの人は、代わりに鶏ガラの中華ダシを使うといい。これをぜんぶ混ぜ混ぜしたら、熱湯を100cc加えて手早く混ぜる。熱湯を使うことで、お酢の余分な酸味を飛ばすってワケだ。そして、ある程度、冷めたら、トロミをつけるための水溶き片栗粉を加えておく。これで合わせ調味料の完成だ。

用意する材料は、厚揚げ1枚、タマネギ半分、ニンジン1本、タケノコの水煮100g、ピーマン2個‥‥って感じだけど、余ってるお野菜があれば何でも入れちゃえばいいし、あたしは大嫌いだけど缶詰のパイナップルを入れたい人は入れればいい。で、それぞれのお野菜を食べやすい大きさに切るワケだけど、この顔ぶれで火の通りが悪いのはニンジンだけなので、まずはニンジンから油通しをする。

油通しは、油をたくさん使うのはもったいないので、フライパンをナナメに傾けてやる。こうすると、油は最小限で済む。ニンジンは切った大きさにもよるけど、30秒くらいで大丈夫だと思う。あとは、サイコロに切った厚揚げ、食べやすい大きさに切ったタマネギ、タケノコの水煮、ピーマンをザッと油通ししてから、油を切っておく。

フライパンの油を「使った油を溜めとく容器」に入れて、フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭いたら、油通しした材料をぜんぶまとめて炒める。これも「チンジャオロースー」のピーマンや「バンバンジー」のモヤシと同じで、シャキシャキ感がなくなったら美味しくなくなっちゃうので、手早く1~2分ほど炒めたら、火を止めてから合わせ調味料を入れて、余熱で和えてトロミが出たら完成だ。焼けたケチャップとお酢の香りが食欲をそそる「お肉を使わない酢豚」だけど、これは最近作ってないので、残念ながら今回は画像がない。


‥‥そんなワケで、あたしの「お肉を使わない中華」は、他にも、豚肉の代わりにアブラゲの短冊切りを使った「ホイコーロー(回鍋肉)」や、シーフードをたくさん使った「八宝菜」があるんだけど、どれも画像がないから、この次に作った時に写メも撮って、画像と一緒に紹介しようと思う。まあ、あたしが手順を説明しなくても、「クック・ドゥ」や「丸美屋」の「ホニャララの素」を使えば誰でも簡単に作れるし、ポイントはお肉の代わりにアブラゲや厚揚げを代用するってことだけなので、興味のある人は自分で工夫して作ってみてほしい。何しろ、「お肉を使わない中華」は、安上がりでヘルシーなのに、ガッツリと食べた満足感も得られるから、これからの季節にはバッチリだと思う今日この頃なのだ♪


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2013.04.18

阪神の敵を佐賀で討つ

ちょっと前の話でキョーシュクなんだけど、4月7日の日曜日に開催された「桜花賞」は、あたしの応援してた芦毛、1番人気のクロフネサプライズが、外国人ジョッキーの兄弟のワンツーに敗れるという、これがホントの「黒船サプライズ」っていう、シャレにならない結果に終わっちゃった。でも、これには前日からの長い前フリがあったのだ。前日の4月6日の土曜日、福島の5Rで1番人気のエイティグローリーに騎乗した丸山元気騎手が落馬、負傷してしまい、この日の残りのレースも翌日のレースも、丸山騎手が乗る予定だった馬はぜんぶ乗り替わりになっちゃった。

そして、翌日の「桜花賞」で丸山騎手が乗る予定だった7番人気のアユサンは、急きょ、クリスチャン・デムーロ騎手が騎乗することになった。そしたら、お兄さんのミルコ・デムーロ騎手が騎乗する2番人気のレッドオーヴァルと素晴らしい勝負を繰り広げちゃって、ナナナナナント!勝っちゃったのだ!その上、3着には14番人気だったプリンセスジャックが入ったもんだから、3連単は68万円の大波乱になっちゃった。

あたしが応援してたクロフネサプライズは4着で、入着は入着だけど、あたしの買ってた馬券は桜吹雪になっちゃった。だけど、この「あたしが応援してた芦毛のクロフネサプライズが負ける」っていう残念な結果も、この先に待ってるホントのゴールへの長い長い前フリだったのだ‥‥ってなワケで、アッと言う間に次の週末になり、またあたしの気分は「ヒヒ~ン!」て感じの競馬モードに突入した。土曜日だから、あたしはチョコっとだけ楽しもうと思って、早い時間のレースは馬券を買わずに、予想だけしてラジオNIKKEIの中継を聴いてて、午後になってからメインレースを中心に6レースほど買ってみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、福島メインの「ラジオ福島賞」は、クロフネの子で芦毛のカネトシリープインからの馬連を4点買ってたんだけど、この馬はそこそこの4番人気だったので、あたしは欲を出して5番人気より上位をぜんぶ捨てて、配当のいい6番人気、7番人気、8番人気、10番人気を相手に選んだ。そしたら、8番人気のセニョリータが1着、カネトシリープインが2着になり、馬連なのに7970円もついちゃった!


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だけど、「こりゃあサイサキがいいぞ!」って思ったのもトコノマ、次の阪神メイン「アンタレスステークス」は、中穴を狙って買ってたんだけど、1番人気、2番人気、3番人気のワンツースリーっていう教科書通りの結果でカスリもせず、次の中山メイン「中山グランドジャンプ」も、2番人気のリキアイクロフネからの馬単を買ってたんだけど、残念ながら2着。これでクロフネサプライズに続いてリキアイクロフネまで負けちゃったけど、この馬はクロフネ産駒でも芦毛じゃないからそれほどガッカリしなかった。

そしたら今度は、中山12R「鹿島特別」で、まさか当たるわけないと思いながらテキトーに買ってた3連単が当たっちゃって、こっちは7600円になった。結局、6レースのうち2レースが的中、1500円使って1万5570円の配当だからプラス1万4070円、ここんとこパッとしなかったけど、久しぶりに1万円を超えるプラスになった♪


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‥‥そんなワケで、ここでJRAの競馬は最終レースまで終わったワケだけど、あたしは、ちょっと気になってた高知競馬を覗いてみた。高知競馬には、あたしの応援してる「まい~ご」こと別府真衣ちゃんという女性騎手がいるんだけど、3月いっぱいで63年の歴史に幕を閉じた広島の福山競馬から下村瑠衣ちゃんもやってきた。つまり、女性騎手が2人もいるワケだ。

で、インターネット中継を観てみたら、この日は高知競馬の他に岩手の水沢競馬と九州の佐賀競馬が開催されてた。それで、これから始まるレースをザッと見てみたら、ナナナナナント!佐賀競馬でちょうどこれから9Rの第1回「佐賀桜花賞」が行なわれるとこだった!中央の「桜花賞」は1週間前に終わっちゃったけど、地方競馬の「桜花賞」は今から始まるのだ!そこで、急いで出走表を見てみると、地方競馬だから知らない馬ばかりだったけど、たった1頭だけ芦毛の馬がいた。マイネルポンピオンていう馬で、血統を見てみると、お母さんのお父さんがタマモクロスだった!

オグリキャップのライバルとして「芦毛の時代」を築いたタマモクロス!「みどりのマキバオー」のモデルにもなったと言われてるタマモクロス!あたしが中学生の時にUFOキャッチャーで苦労してぬいぐるみを獲ったタマモクロス!‥‥ってなワケで、インターネット中継でパドックの様子を見ると、マイネルポンピオンは8歳なので芦毛といってもほとんど真っ白、とっても美しい馬だった。あたしは、マイネルポンピオンの美しい馬体を見た瞬間、「この馬が絶対に勝つ!」って直感した。

それで、慌ててJRAの即PATにアクセスし直して「地方競馬」の窓口をひらいてみたら、佐賀競馬は、この9R「佐賀桜花賞」まで買うことができて、10R以降は時間の関係で買えないようになってた。あたしは、最初はマイネルポンピオンの単勝を100円だけ買うつもりだったんだけど、直前のオッズを見ると2番人気だったので、的中しても配当は少ない。だけど、知らない馬ばかりなので、馬単や3連単なんて的中するワケがない。

そしたら、インターネット中継で、ちょうどパドック解説が始まった。解説者は、1番の馬から順番に見ながら「よく仕上がってますね」とか「今ひとつですね」とかって評価してったんだけど、7番のロトスカイハイっていう馬をヤタラと褒めてて、「今日の馬の中では一番の仕上がりですね」って絶賛してた。直前のオッズでは5番人気だったけど、専門家がここまで褒めてるんだから、ここは乗るっきゃない。ちなみに、この解説者は、1番いいのが7番ロトスカイハイで、あとは3番グランデアトレ、4番タイセイスナイパー、6番マイネルポンピオンがいいって言ってた。

それで、あたしは、1着を6番マイネルポンピオン、2着を7番ロトスカイハイにした3連単を買うことにした。3着は、解説者のオススメの3番グランデアトレと4番タイセイスナイパー、そして、自分の直感で選んだ8番レコパン、この3頭にした。デムーロ兄弟による「黒船サプライズ」で撃沈しちゃったクロフネサプライズのリベンジを、この300円で果たそうって作戦だ。「江戸の敵を長崎で討つ」ならぬ「阪神の敵を佐賀で討つ」ってワケだ。

そんなこんなで、第1回「佐賀桜花賞」はスタートした。最初から積極的に前に出たマイネルポンピオンは、先行するタイセイスナイパーのすぐ横につけて、力を抑えつつ好位置をキープ。マイネルポンピオンの白い馬体は4コーナーでトップに躍り出て、直線で一気に加速して後続馬を離して行く。素晴らしい末脚だった。そして、何よりも素晴らしいのが、2着に7番ロトスカイハイ、3着に8番レコパンが入着したことだった。


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パドック解説を参考にしたとは言え、1着馬と3着馬を自分で選んでの3連単的中なので「自分で当てた感」も強いし、それより何より、地方競馬とは言え「桜花賞」を芦毛が制したことが嬉しかった。ちなみに、以下のリンクで「4月13日」をセレクトして9R「佐賀桜花賞」をクリックすると録画映像を観ることができるから、マイネルポンピオンの白くて美しい馬体がゴール板を駆け抜ける瞬間を観てみてほしい。


「佐賀競馬」
http://nar.chihoukeiba.jp/Saga


‥‥そんなワケで、この日はJRAでプラス1万4070円だったけど、この「佐賀桜花賞」も的中したから、トータルではプラス2万5000円を超えて、何とか1ヶ月ぶんの家賃を稼ぐことができて、あたしはFカップの胸をホッと撫で下ろした。何しろ、デムーロ兄弟による「黒船サプライズ」よりも恐ろしい、日銀の黒田総裁による「黒田サプライズ」によって、ガソリンや灯油から小麦粉や食用油に至るまで、日本が輸入に頼ってる日用品や食品は高騰し続けてるから、庶民の生活はガケップチだ。これで消費税なんか引き上げられたり、TPPに参加でもしちゃったら、庶民の生活は完全にジ・エンドになっちゃう。だから、あたしは、海の向こうから襲って来るTPPという「黒船」に対抗するために、今度の「春の天皇賞」は「黄金の船」で勝負しようと思ってる今日この頃なのだ!ヒヒ~ン!(笑)


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2013.04.04

手ぶらが招いた悲劇

男性の洋服と女性の洋服との機能的な面での大きな違いと言えば、それは「収納力」だ。「収納」なんて言うと、なんか「押入れ」みたいだけど、ようするに「ポケット」のことだ。

たとえば、会社勤めの人が着てる一般的なスーツの場合、男性のスーツなら、ズボンの左右と後ろにポケットがあって、上着にも左右にポケットがあり、左胸にもポケットがあり、左胸の内側にもポケットがある。だから、長財布と小銭入れとケータイと電子手帳とキーケースと名刺入れと筆記具とハンカチとポケットティッシュくらいなら楽勝で収納できる。つまり、その辺にチョコっと出かけるだけなら、手ぶらで出かけることができるってワケだ。

一方、女性のスーツは、スカートにはポケットのないもののほうが多いし、上着には一応、左右と左胸にポケットが付いてても、男性のスーツのポケットより遥かに浅くて収納力は低い。中には、一見ポケットに見えるけど、実は単なるデザインであって、ハンカチ1枚入れることもできない‥‥なんてのもある。そして、ふだん着てるワンピだったり、ブラウスとスカートだったりすると、ほとんどがポケットはゼロだ。

だけど、女性の場合は、男性よりも持ち歩くものが多い。化粧ポーチや歯磨きセットからトラベル用のソーイングセットに至るまで、とにかく持ち歩くものが多い。だから、女性は常にバッグが必要なワケだけど、ポケットがゼロの洋服の時だと、近所のコンビニに行くだけでもバッグが必要になる‥‥ってなワケで、繁華街なんかを歩いてる人たちを見てると分かると思うけど、手ぶらで歩いてる男性はいっぱいいても、手ぶらで歩いてる女性はほとんどいない。ほぼすべての女性は、大なり小なり必ず何らかのバッグを持って歩いてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、いつも何らかのバッグを持ち歩いてる女性としては、タマに手ぶらで歩くと、ものすごい解放感がある。だけど、ポケットが1つもない洋服を着てると、そういうワケにはいかない。お財布もケータイも自宅に置いて、何も持たずに近所をグルリとお散歩してくるだけだとしても、玄関には鍵を掛けるワケだから、ずっと鍵を持ってなくちゃなんない。デニムパンツでも穿いてればポケットに鍵を入れることができるけど、ポケットが1つもないワンピだったり、ブラウスとスカートだったりすると、ずっと鍵を手に持ってなきゃなんない。

こんな時、子どものころなら、女の子には「ポシェット」っていう必殺技があった。ネーミング的にも「ポケット」に似てるけど、ようするに、ポケットのない洋服を着てる時にポケットの代わりにするスグレモノで、細い紐で肩からナナメに掛けるから両手が自由になる。それこそポケットくらいの大きさしかないから、小銭入れとハンカチとティッシュを入れたら満タンになっちゃうけど、子どもが近所に遊びに行くなら十分だ。

だけど、サスガに、大人の女性がポシェットってのは、少なくともあたし的には「ナシ」だ。もちろん、ヴィトンやプラダやシャネルやセリーヌなんかの大人用に作られたオシャレなポシェットならステキだけど、それでも、ポシェットを肩からナナメに掛けて出かけるくらいなら、あたしは普通のバッグを持つ。そして、そうなると、鍵1つのためにバッグを出動させるのは無駄だから、お財布もケータイもハンカチもティッシュも化粧ポーチも‥‥ってことになっちゃって、いつもとおんなじことになっちゃう。

あとは、ウエストバッグって手もある。でも、あたしはウエストバッグも嫌いだ。なんか、深夜テレビの通販で売ってる「震動してお腹の贅肉を落とすやつ」みたいだからだ。たぶん、オシャレなデザインのものもあるんだろうけど、好きじゃないから調べる気にもならないし、買う気も起きない。第一、鍵1つのためにわざわざ好きでもないウエストバッグを買うなんてバカバカしすぎる。それなら、鍵に輪ゴムを通して手首にはめて出かける。これならタダだ。


‥‥そんなワケで、ポケットの付いてる洋服をあんまり持ってない上に、ポシェットやウエストバッグが嫌いなあたしにとって、今、あまりにも万能に大活躍してくれてるのが、こっちに来てから買ったオーバーオールだ。農作業のお手伝いや引っ越しなど、汚れる仕事が何かと多いので、通販のバーゲンで3000円弱で買ったんだけど、これが驚くほど無敵なのだ。

何しろ、左右のポケットと後ろの2つのポケットの他に、左右の足の外側にもカーゴパンツみたいなポケットが付いてて、これが深くて大きくて収納力バツグン、あたしの長くて大きいお財布も楽勝で入っちゃう。その上、胸当てのとこにも深いポケットが付いてるから、ぜんぶで7ポケット!正確には7ポケッツ!‥‥ってなワケで、このオーバーオールを着てると、近所のお散歩だけじゃなく、原チャリに乗ってスーパーに買い物に行く時も手ぶらで済む。

安物だけど、それなりにオシャレなデザインで、ダメージ加工でオーバーサイズだから、合わせるトップスによっては、自分で言うのもアレだけど、ケッコー可愛い。だから、近所のスーパーやコンビニだけじゃなくて、街まで行っても恥ずかしくないレベルだ。それに、「収納力」に次ぐ利点として、とにかく「着てて楽チン」なのだ。日課の縄跳びをしても、ニャンコ先生と遊んでも、庭に作った餌台に来る小鳥たちを眺めてても、ごろんと横になっても、とにかく楽チン。さらには、胸当てが付いてるから、エプロンをしなくてもお料理ができる。


‥‥そんなワケで、長い前フリが終わったとこで、いよいよ本題に入るけど、この便利なオーバーオールによって、今日、大変な事件が起こっちゃったのだ。今日、お昼ごはんを食べてたら、近所の農家の知り合いから電話があって、急に人手が必要になったから、できたら少しだけでも来てほしいとのこと。それで、あたしは、汚れてもいいこのオーバーオールに着替えて、右足のポケットらお財布を入れて、左足のポケットにケータイを入れて、後ろのポケットにハンカチを入れて、胸当てのポケットにタバコとライターを入れて、急いで原チャリで出発した。

用事は2時間ほどで済み、3時過ぎに帰って来たんだけど、予想通りにアチコチが泥で汚れちゃったから、ポケットからお財布やケータイを出して居間のちゃぶ台に置いてから、オーバーオールを洗濯機に入れた。洗濯機のスイッチを入れて部屋に戻ったら3時25分、そろそろ文化放送の「飛べ!サルバドール」が始まる時間だったから、あたしはPCを起動してradikoを付けた。「大竹まことのゴールデンラジオ」のラスト5分、「大竹の沁みる話」をやってた。

3時半になり「飛べ!サルバドール」が始まると、舞台でお休みしてて1週間ぶりに登場した大竹まことさんが乱入してきて、吉田照美さんと激しいバトルを繰り広げ、パートナーの室照美アナにまで毒舌攻撃を始めちゃったから、あたしは「今日は凄いな!」って思って、ラジオのボリュームを上げた。自分の部屋にいた母さんも居間に来たから、あたしはコーヒーを淹れて、母さんと一緒にラジオを聴いてた。

で、コーヒーを飲みながらラジオを聴いてて、タバコでも吸おうかと手を伸ばすと、その手が空振り。ちゃぶ台の左端に灰皿、その手前にタバコとライター、これが定位置なのに、そこには灰皿しかなかった。「あれ?」っと思ったのもトコノマ、次の瞬間、キッコゲリオン初号機は覚醒した!「うおおおおお~~~~!!オーバーオールの胸ポケットの中だああああ~~~~!!」


‥‥そんなワケで、スーパーウルトラハイパーダッシュで洗濯機のとこまで走り、ソッコーでスイッチを切ってフタを開けたあたしの眼下には、皆さんのご想像通りの光景が広がっていた。洗剤の泡が薄い茶色に変色して、その中に白くて小さなものがいくつか浮かんでた。タバコのフィルターだった。

とりあえずオーバーオールを引っぱり出すと、洗濯機の底には100円ライターとタバコの箱の外側の薄いセロファンだけが沈んでた。タバコの箱やタバコの葉はどこへ行っちゃったのかと思ったら、細かいゴミを集めるネットがパンパンに膨らんでて、その中に詰まってた。

あたしは、ずっとセブンスターを吸ってたんだけど、原発事故後、日本のタバコの葉からもお茶と同様に放射性セシウムが検出されるようになったから、今はアメリカンスピリットを吸ってる。アメリカンスピリットのオーガニックが基本で、無農薬で有機肥料で添加物ゼロのオーガニックが手に入らない時は、無農薬で添加物ゼロの黄色いパッケージのライトを吸ってる。

オーガニックは500円でボックス、ライトは460円でソフトなんだけど、今日はライトだった。つまり、箱がソフトだったワケだ。そしたら、約15分の洗濯機の回転によって、10本以上残ってたタバコはすべて消滅し、箱も消滅し、箱の外側の薄いセロファンとフィルターだけが残ったってワケた。


‥‥そんなワケで、あたしは、延長コードでお風呂やキッチンでもラジオを聴けるようにしたスピーカーから流れる「飛べ!サルバドール」を聴きながら、洗濯機の中を掃除した。フィルターをすべて拾い集め、ゴミを集めるネットをキレイにしてから水を入れて、まずはそのまましばらく回転させた。そしたら、細かいタバコの葉や溶けた紙が浮いて来たので、それを丹念に手桶で掬った。それから、オーバーオールをバタバタと振ってゴミをできるだけ落としてから、洗濯機に入れて洗濯し直した。文章で書くとこれだけのことだけど、あまりにも大変でグッタリするほど疲れちゃったので、タバコでも一服するか!‥‥なんて思った今日この頃なのだ(笑)


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