阪神の敵を佐賀で討つ
ちょっと前の話でキョーシュクなんだけど、4月7日の日曜日に開催された「桜花賞」は、あたしの応援してた芦毛、1番人気のクロフネサプライズが、外国人ジョッキーの兄弟のワンツーに敗れるという、これがホントの「黒船サプライズ」っていう、シャレにならない結果に終わっちゃった。でも、これには前日からの長い前フリがあったのだ。前日の4月6日の土曜日、福島の5Rで1番人気のエイティグローリーに騎乗した丸山元気騎手が落馬、負傷してしまい、この日の残りのレースも翌日のレースも、丸山騎手が乗る予定だった馬はぜんぶ乗り替わりになっちゃった。
そして、翌日の「桜花賞」で丸山騎手が乗る予定だった7番人気のアユサンは、急きょ、クリスチャン・デムーロ騎手が騎乗することになった。そしたら、お兄さんのミルコ・デムーロ騎手が騎乗する2番人気のレッドオーヴァルと素晴らしい勝負を繰り広げちゃって、ナナナナナント!勝っちゃったのだ!その上、3着には14番人気だったプリンセスジャックが入ったもんだから、3連単は68万円の大波乱になっちゃった。
あたしが応援してたクロフネサプライズは4着で、入着は入着だけど、あたしの買ってた馬券は桜吹雪になっちゃった。だけど、この「あたしが応援してた芦毛のクロフネサプライズが負ける」っていう残念な結果も、この先に待ってるホントのゴールへの長い長い前フリだったのだ‥‥ってなワケで、アッと言う間に次の週末になり、またあたしの気分は「ヒヒ~ン!」て感じの競馬モードに突入した。土曜日だから、あたしはチョコっとだけ楽しもうと思って、早い時間のレースは馬券を買わずに、予想だけしてラジオNIKKEIの中継を聴いてて、午後になってからメインレースを中心に6レースほど買ってみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、福島メインの「ラジオ福島賞」は、クロフネの子で芦毛のカネトシリープインからの馬連を4点買ってたんだけど、この馬はそこそこの4番人気だったので、あたしは欲を出して5番人気より上位をぜんぶ捨てて、配当のいい6番人気、7番人気、8番人気、10番人気を相手に選んだ。そしたら、8番人気のセニョリータが1着、カネトシリープインが2着になり、馬連なのに7970円もついちゃった!
だけど、「こりゃあサイサキがいいぞ!」って思ったのもトコノマ、次の阪神メイン「アンタレスステークス」は、中穴を狙って買ってたんだけど、1番人気、2番人気、3番人気のワンツースリーっていう教科書通りの結果でカスリもせず、次の中山メイン「中山グランドジャンプ」も、2番人気のリキアイクロフネからの馬単を買ってたんだけど、残念ながら2着。これでクロフネサプライズに続いてリキアイクロフネまで負けちゃったけど、この馬はクロフネ産駒でも芦毛じゃないからそれほどガッカリしなかった。
そしたら今度は、中山12R「鹿島特別」で、まさか当たるわけないと思いながらテキトーに買ってた3連単が当たっちゃって、こっちは7600円になった。結局、6レースのうち2レースが的中、1500円使って1万5570円の配当だからプラス1万4070円、ここんとこパッとしなかったけど、久しぶりに1万円を超えるプラスになった♪
‥‥そんなワケで、ここでJRAの競馬は最終レースまで終わったワケだけど、あたしは、ちょっと気になってた高知競馬を覗いてみた。高知競馬には、あたしの応援してる「まい~ご」こと別府真衣ちゃんという女性騎手がいるんだけど、3月いっぱいで63年の歴史に幕を閉じた広島の福山競馬から下村瑠衣ちゃんもやってきた。つまり、女性騎手が2人もいるワケだ。
で、インターネット中継を観てみたら、この日は高知競馬の他に岩手の水沢競馬と九州の佐賀競馬が開催されてた。それで、これから始まるレースをザッと見てみたら、ナナナナナント!佐賀競馬でちょうどこれから9Rの第1回「佐賀桜花賞」が行なわれるとこだった!中央の「桜花賞」は1週間前に終わっちゃったけど、地方競馬の「桜花賞」は今から始まるのだ!そこで、急いで出走表を見てみると、地方競馬だから知らない馬ばかりだったけど、たった1頭だけ芦毛の馬がいた。マイネルポンピオンていう馬で、血統を見てみると、お母さんのお父さんがタマモクロスだった!
オグリキャップのライバルとして「芦毛の時代」を築いたタマモクロス!「みどりのマキバオー」のモデルにもなったと言われてるタマモクロス!あたしが中学生の時にUFOキャッチャーで苦労してぬいぐるみを獲ったタマモクロス!‥‥ってなワケで、インターネット中継でパドックの様子を見ると、マイネルポンピオンは8歳なので芦毛といってもほとんど真っ白、とっても美しい馬だった。あたしは、マイネルポンピオンの美しい馬体を見た瞬間、「この馬が絶対に勝つ!」って直感した。
それで、慌ててJRAの即PATにアクセスし直して「地方競馬」の窓口をひらいてみたら、佐賀競馬は、この9R「佐賀桜花賞」まで買うことができて、10R以降は時間の関係で買えないようになってた。あたしは、最初はマイネルポンピオンの単勝を100円だけ買うつもりだったんだけど、直前のオッズを見ると2番人気だったので、的中しても配当は少ない。だけど、知らない馬ばかりなので、馬単や3連単なんて的中するワケがない。
そしたら、インターネット中継で、ちょうどパドック解説が始まった。解説者は、1番の馬から順番に見ながら「よく仕上がってますね」とか「今ひとつですね」とかって評価してったんだけど、7番のロトスカイハイっていう馬をヤタラと褒めてて、「今日の馬の中では一番の仕上がりですね」って絶賛してた。直前のオッズでは5番人気だったけど、専門家がここまで褒めてるんだから、ここは乗るっきゃない。ちなみに、この解説者は、1番いいのが7番ロトスカイハイで、あとは3番グランデアトレ、4番タイセイスナイパー、6番マイネルポンピオンがいいって言ってた。
それで、あたしは、1着を6番マイネルポンピオン、2着を7番ロトスカイハイにした3連単を買うことにした。3着は、解説者のオススメの3番グランデアトレと4番タイセイスナイパー、そして、自分の直感で選んだ8番レコパン、この3頭にした。デムーロ兄弟による「黒船サプライズ」で撃沈しちゃったクロフネサプライズのリベンジを、この300円で果たそうって作戦だ。「江戸の敵を長崎で討つ」ならぬ「阪神の敵を佐賀で討つ」ってワケだ。
そんなこんなで、第1回「佐賀桜花賞」はスタートした。最初から積極的に前に出たマイネルポンピオンは、先行するタイセイスナイパーのすぐ横につけて、力を抑えつつ好位置をキープ。マイネルポンピオンの白い馬体は4コーナーでトップに躍り出て、直線で一気に加速して後続馬を離して行く。素晴らしい末脚だった。そして、何よりも素晴らしいのが、2着に7番ロトスカイハイ、3着に8番レコパンが入着したことだった。
パドック解説を参考にしたとは言え、1着馬と3着馬を自分で選んでの3連単的中なので「自分で当てた感」も強いし、それより何より、地方競馬とは言え「桜花賞」を芦毛が制したことが嬉しかった。ちなみに、以下のリンクで「4月13日」をセレクトして9R「佐賀桜花賞」をクリックすると録画映像を観ることができるから、マイネルポンピオンの白くて美しい馬体がゴール板を駆け抜ける瞬間を観てみてほしい。
「佐賀競馬」
http://nar.chihoukeiba.jp/Saga
‥‥そんなワケで、この日はJRAでプラス1万4070円だったけど、この「佐賀桜花賞」も的中したから、トータルではプラス2万5000円を超えて、何とか1ヶ月ぶんの家賃を稼ぐことができて、あたしはFカップの胸をホッと撫で下ろした。何しろ、デムーロ兄弟による「黒船サプライズ」よりも恐ろしい、日銀の黒田総裁による「黒田サプライズ」によって、ガソリンや灯油から小麦粉や食用油に至るまで、日本が輸入に頼ってる日用品や食品は高騰し続けてるから、庶民の生活はガケップチだ。これで消費税なんか引き上げられたり、TPPに参加でもしちゃったら、庶民の生活は完全にジ・エンドになっちゃう。だから、あたしは、海の向こうから襲って来るTPPという「黒船」に対抗するために、今度の「春の天皇賞」は「黄金の船」で勝負しようと思ってる今日この頃なのだ!ヒヒ~ン!(笑)
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