続・土屋アンナさん舞台中止騒動の真実
土屋アンナさんの問題、あたしはテレビのない生活をしてるので放送は見てないけど、こちらの「モデルプレス」の報道によると、30日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で、中止になった舞台『誓い~奇跡のシンガー』の主催者である甲斐智陽氏は、「許諾していないというのはありえない。それじゃなかったら舞台なんかやらないですよ」と話し、次のように説明したそうだ。
「4月に濱田氏とその弁護士、出版元の光文社の担当者を含めた4名で話し合いの場がもたれ、甲斐氏が企画書を提出した上で舞台化の許可を得た」
この甲斐智陽氏の説明が事実なら、原作者の濱田朝美さんが大嘘をついていることになる。それで、あたしは、この『誓い~奇跡のシンガー』という舞台に関わっていた人たちのサイトやブログをカタッパシから検索してみたんだけど、驚いたことに、そのすべてがまるで申し合わせでもしたかのように削除されていたのだ。今回の一件が水面下から顔を出したのは、甲斐智陽氏が舞台の公式サイトに「公演中止のお詫びとお知らせ」を発表した7月29日なのに、その翌日の30日までには、この舞台に関わっていた人たちが、この舞台に関するこれまでのエントリーをいっせいに削除してたのだ。
でも、どのエントリーも、ここ数日の間に慌てて削除したようで、みんなキャッシュが残ってた。それで、あたしは、順番にキャッシュをひらいて見てみたら、「タイガーピット・アクターズ」というタレント養成所の「トラの子通信」というオフィシャルブログの4月19日付のキャッシュに、次のエントリーを見つけた。
「舞台インフォメーション!!」
インフォメーション!
㈱タイガーピット・エンターテインメントが制作として携わる音楽劇『誓い ~奇跡のシンガー』情報公開/更新です。
主演:「土屋アンナ」決定!!
原作/濱田朝美「日本一下手な歌手」(光文社刊)を舞台化!!
難病と戦いながら亡き母との約束を叶える為に路上ライブを続けた実話に基づいた涙溢れる感動音楽劇です!
【東京公演】
草月ホール:2013年8月5日~10日
【大阪公演】
あましんアルカティックホールオクト:2013年8月16日~18日
演出 : 甲斐智陽/舞台「息吹の瞬間」(主演・安田美沙子)博品館劇場他
脚本 : 折笠雄一/第23回フジテレビヤングシナリオ大賞入賞
原作 : 濱田朝美/「日本一下手な歌手」(光文社刊)
音楽 : 川越美男/映画「ブルー・バレンタイン」、本田美奈子「ら・ら・ば・い」
ヘアメイク : SHIO(スキンアートカレッジ銀座)
エグゼクティブプロデューサー : 長谷川安弘/映画「蛇にピアス」「機関車先生」「ビー・バップ・ハイスクール」など
プロデューサー : 金子忠美/舞台「息吹の瞬間」 中村ジャパンDC
泉俊明/舞台「息吹の瞬間」「君は愛されて」
キャステイングプロデューサー : 川越美男(株式会社タクト/オフィス川越)
制作 : 田中陽一郎(株式会社タイガーピット・エンターテインメント)
高橋誠(イズミクリード株式会社)
内野清(イズミクリード株式会社)
平川収己(株式会社PROGLESS)
堀とも子(スパーツ・プロデュース)
協力 : 宮本修(光文社)
企画 : 高橋茂、株式会社タクト バースエンターテイナーズ
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:9R4WA6kwZJgJ:blog.livedoor.jp/tp_ac/archives/26905099.html+%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%80%80%E5%B7%9D%E8%B6%8A%E7%BE%8E%E7%94%B7&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
このブログには、他にも『誓い~奇跡のシンガー』に関する告知のエントリーが複数あったけど、すべてここ数日のうちに削除されてた。で、このエントリーは「4月19日」だから、最初の「情報ライブ ミヤネ屋」での甲斐智陽氏の説明の「4月に許可を得た」というのが「19日以前」ならツジツマは合う。そこで、今度は、このキャッシュに書かれてる「音楽」と「キャステイングプロデューサー」を担当していた川越美男氏のブログを調べてみた。
このキャッシュの川越美男氏のところには「株式会社タクト/オフィス川越」と書かれているから、甲斐智陽氏(高橋茂氏)が代表をつとめる「株式会社タクト」に所属しつつ「オフィス川越」という個人事務所も経営している人ということになる。で、「オフィス川越」のオフィシャルブログ「演じてミオよ!歌ってミオよ!」のログを調べてみたら、これまたここ数日のうちに削除されてたんだけど、2月27日付の次のエントリーが見つかった。
「ワークショップin中目黒スクエア」
2013-02-27 06:30:00
今日はワークショップのお手伝いでした。
これで今年になって3回目。
今年夏に上演予定の舞台のためのワークショップです。
講師はその舞台の演出家、甲斐智陽監督です。
甲斐監督演出の舞台は・・・
靖国神社の境内でやった「同期の桜」
紀伊国屋サザンホールの「将門」
横浜レクチャーホールの「うりずんの風」
関内ホールの「君は愛されて」
博品館劇場の「息吹の瞬間」
・・・に続く、これで6本目。
私が関わるようになったのは4年前の舞台
キンケロ劇場で上演された初演の「息吹の瞬間」のオーディションから。
息吹は去年、女優の安田美沙子さん主演で
東京博品館劇場、名古屋中電ホール、大阪よみうりホール、
全国3箇所で再演された感動の舞台。
私が監督と呼んでしまうのは
甲斐監督がテレビ番組や映画も作っているから。
テレビ東京の音楽番組
「SOUL BAR」や「LIVE快調」「LIVE ON TV」など
それから劇場公開「ガッツ伝説~愛しのピットブル~」や
「帰ってきたヨッパライ」などの製作も行っています。
今年夏の舞台の詳細は近々発表出来ると思います。
とにかく今日はワークショップ。
今回はうちの俳優、
南原健朗と秋川百合も手伝いに来てくれました。
若い役者さんたちに見本?を見せる南原(左)と
お母さん役を手伝ってくれた秋川(右)。
目が覚めたら事故で右足を切断されていた男の
エチュードを演じている南原。
秋川はガンで危篤状態の母親を演じています。
左で手を上げているのが甲斐監督。
右でブルーのジャケットを着ているのは
映画プロデューサーの長谷川安弘さん。
長谷川さんは薬師丸ひろ子さん、
松田優作さん主演の映画「探偵物語」や
中山美穂さんの「ビー・バップ・ハイスクール」
織田裕二さんの「ベストガイ」や
小泉今日子さんの「僕の女に手を出すな」
最近だと坂口憲二さんの「機関車先生」
吉高由里子さん、高良健吾くんの「蛇にピアス」など
数多くのヒット映画を生んでいるプロデューサーさん。
長谷川さんは今回の舞台でも
エグゼクティブ・プロデューサーとして
参加してくれています。
ワークショップ終わりで記念撮影。
舞台「息吹の瞬間」に出演していた
咲麻あさ実さんも参加されていました。
南原さん、秋川さん、そして皆さん、
4時間の長丁場、お疲れ様でした。
川越美男
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:E08IbHslbvoJ:ameblo.jp/kawagoe-mio/archive1-201302.html+%E7%94%B2%E6%96%90%E6%99%BA%E9%99%BD%E3%80%80%E5%B7%9D%E8%B6%8A&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
ここでもう一度言うけど、これは今年の「2月27日」のエントリーだ。ここには「今年の夏に上演予定の舞台のために今年3回目のワークショップを行なった」と書かれてる。そして、その舞台の演出家が「甲斐智陽氏」だということ、その舞台のエグゼクティブ・プロデューサーが「長谷川安弘氏」だということも書かれてる。で、この前に紹介した「タイガーピット・アクターズ」の4月19日付のキャッシュを見てみてほしい。そこに書かれてる演出家とエグゼクティブ・プロデューサーの名前を確認してみてほしい。
演出家も、エグゼクティブ・プロデューサーも、音楽担当者も、キャスティング担当者も、『誓い~奇跡のシンガー』とまったく同じ顔ぶれで、公演の時期までもが『誓い~奇跡のシンガー』とまったく同じ「今年の夏」と書かれてる。この川越美男氏のエントリーでは、作品のタイトルなどに関しては「今年夏の舞台の詳細は近々発表出来ると思います」として伏せてるけど、これだけの状況が重複しているだけでなく、このエントリーそのものが、ここ数日のうちに削除されているということから考えれば、これは「推して知るべし」だろう‥‥というワケで、ここでもう一度、30日の「情報ライブ ミヤネ屋」での甲斐智陽氏の説明を確認してみよう。
「4月に濱田氏とその弁護士、出版元の光文社の担当者を含めた4名で話し合いの場がもたれ、甲斐氏が企画書を提出した上で舞台化の許可を得た」
‥‥そんなワケで、この甲斐智陽氏の説明を読んだあとに、この「2月27日」の川越美男氏のエントリーを読んだあたしは、時間軸が前後逆転したような不思議な感覚に陥った。なんか、新潟県の地元の人たちの合意を得る前に、東電が柏崎刈羽原発の再稼動を申請するみたいな話で、世の中には、まだまだ常識が通用しない奇妙なことがあるんだということを知った。だから、他にも『誓い~奇跡のシンガー』に関する「ここ数日のうちに削除されたエントリー」のキャッシュを拾ってくと、奇妙なことが次々と発掘されてきそうな気がした今日この頃なのだ。
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