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2013.08.01

ヘルシー節約チンジャオロースー

4月25日のブログ、「きっこの「お肉を使わない中華」のレシピ」の中で、お肉の代わりにアブラゲを使ったチンジャオロースーを紹介したけど、アレがさらに進化を遂げたので、またまた紹介しちゃう。

前回は、お肉の代わりにアブラゲの千切りを使っただけで、タケノコとピーマンはそのままだった。だけど、タケノコは「輸入モノは安いけど不安」だし「国産は高くて産地によっては不安」なので、なかなか手が出せない。そこで、タケノコの代わりにモヤシを使ってみたら、これがバツグンに美味しかったのだ。

モヤシなら全国どこでも簡単に手に入るし、値段も安いし、その上、千切りにする手間もかからない。安いスーパーなら1袋10円前後のとこもあるし、ちゃんと放射能検査をしてる「雪国もやし」みたいなブランド品でも50円以下、平均すると30円くらいなので、アベノミクスに苦しめられてるあたしたち庶民にとっては、心強い味方になる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、母さんと2人暮らしのあたしは、何を作る時も「2人前」が基本なんだけど、今回なら、モヤシ1袋が29円、ピーマン4個が100円、アブラゲ2枚が120円のが2割引きシールで100円になってたので、材料だけなら約230円、1人前100円ちょいだ。これで、ヘルシーな上にバツグンに美味しい中華が食べられるんだから、ぜひチャレンジしてみてほしい。

まず、モヤシをザルにあけて洗い、水を切っておく。男性の1人暮らしとかだと、よく、モヤシを洗わずに袋から直接フライパンへドバッと入れちゃう人がいるけど、前日に買ってきて冷蔵庫の野菜室に入れといたモヤシとかは、袋の底に微妙に水分が溜まって匂いが出たりしてる場合もあるし、買ってきたばかりのモヤシでも、流水でサッと洗うことで一段とシャキっとして美味しくなるので、このお料理に限らず、モヤシを使う時は、メンドクサイヤ人にならずに必ず洗ってほしい。この「ひと手間」で、出来上がりの味が違ってくる。

次に、ピーマン4個を千切りにする。ピーマンは多いほうが美味しいから、1袋に5個入ってたら、5個ぜんぶ使ってもいい。あたしの場合は、水で洗ってから水気をきり、縦半分に切って種を取ってからナナメに千切りにしてる。縦半分に切ってから輪切りの方向に千切りにすると、炒めた時にU字型に丸まって、他の具材の千切りと揃わなくなり、食感が楽しめなくなる。だから、小さ目のピーマンなら縦半分に切ってから縦に千切り、中くらい以上のピーマンならナナメに千切りするといい。

あとは、アブラゲ2枚を重ねたまま、5ミリくらいの幅に千切りにする。アブラゲを切ると包丁もマナ板も手も油でベトベトになっちゃうから、必ずピーマンを先に切り、アブラゲは最後に切る。油や匂いの付くものは最後に切る。こうすれば、洗剤で洗うのは一度で済む。野菜を切ってからお魚やお肉を切るのとおんなじで、食材を切る順番は「いかに洗剤を使う回数を少なくするか」という観点から考える。あたしは環境にやさしい「ヤシノミ洗剤」を愛用してるけど、それでも、できるだけ使う回数を少なくしたほうが、環境だけでなくお財布にもやさしくなる。


‥‥そんなワケで、前回は「メンドクサイヤ人はクックドゥとかの青椒肉絲の素を使ってもいいけど」って書いたけど、クックドゥとかって平均160円くらいするから、これをやっちゃうと、せっかく安上がりなモヤシを使った意味がなくなっちゃうので、今回は、ぜひ、自力での味付けにチャレンジしてもらいたい。

味付けのポイントはオイスターソースなので、冷蔵庫にある人は問題ないし、ない人は大きなスーパーへ買いに行こう。小さなスーパーだと、値段の高いオイスターソースを1種類しか置いてないことが多いんだけど、大きなスーパーならピンキリで選ぶことができる。高いものだと500円近いものもあるけど、小さめの瓶の安いものなら200円前後のものもある。オイスターソースはそんなに頻繁には使わないから、大きなものを買うと使い切る前に賞味期限が切れちゃうことがある。だから、単価的には高くなっても小さな瓶のほうがいい。

ちなみに、あたしは、パンダのマークでお馴染みの「李錦記(りきんき)」のオイスターソースの一番安い140gのものを愛用してる。スーパーなら200円くらい、アマゾンの通販なら180円くらいだ。「李錦記」というメーカーは、今から100年以上前にオイスターソースを発明した広東省の料理人、李錦裳(りきんしょう)さんが創業したメーカーなので、カキのエキスや貝柱がたっぷりと入った1本1000円以上もする高級オイスターソースを始め、いろんなランクがあるんだけど、あたしが愛用してるのは一番安いものだ。茹でたチンゲンサイにオイスターソースをかけて食べたりする時には、高級なものじゃないと美味しくないんだけど、炒め物の味付けに使うなら安いもので十分だ。

で、能書きはこれくらいにしてお料理に戻るけど、切った食材を炒め始める前に、ロックグラスとかお椀とかに合わせ調味料を作っておく。中華料理はスピードが命だから、炒めてから複数の調味料をモタモタ入れてると、火が通りすぎてシャキシャキ感がなくなっちゃうのだ。

オイスターソースを大さじ1、お醤油を大さじ1、紹興酒か日本酒を大さじ2、お砂糖を小さじ1、カツオダシの素を小さじ1、よく混ぜて合わせ調味料を作っておく。カツオダシの素は、イリコダシの素でもアゴダシの素でもいいし、顆粒や粉末が溶けきらなくてもフライパンに入れた時に熱で溶けるから構わない。あと、あたしはお肉を食べないからお魚系のダシの素を使ってるけど、関係ない人は鶏ガラの中華ダシを使ったほうが美味しくなると思う。


まずは熱したフライパンに千切りのアブラゲを入れて中火で炒める。あたしはコーティングされたフライパンを使ってるので油は敷かないけど、鉄の中華鍋とかの場合は少しだけ油を敷いたほうがいい。で、アブラゲを1分くらい炒めたら、ザルのモヤシをドバッと加えて、全体を混ぜながら1分くらい炒めて、アブラゲとモヤシをフライパンの片側へ寄せて、空いた場所にピーマンの千切りを入れる。アブラゲとモヤシをピーマンの上に乗せて、15秒くらい「蒸し焼き」にしてから全体をザクザクと混ぜつつ、1~2分炒めていく。

ポイントはシャキシャキ感だから、モヤシがしんなりしちゃったら炒めすぎ。まだモヤシがピンとしてる状態で火を止めて、合わせ調味料を回し掛けて、手早く和えて余熱で味を煮含める。あたしは辛いのが好きだから、最後に輪切りのタカノツメをパラパラと入れて混ぜたり、コショウをかければ完成だ。


Cj1


‥‥そんなワケで、今回紹介した合わせ調味料はあくまでも一例で、お醤油を使わずにオイスターソースだけでも美味しいし、お酒の代わりにミリンでもいいし、お砂糖は入れなくてもいいので、いろいろ工夫して自分の好みの味付けを見つけてほしい。ザックリ言っちゃえば、単なるモヤシ炒めでも、キャベツをメインにした野菜炒めでも、味付けをいつもの塩コショウからオイスターソースに変えるだけで、ナニゲに中華料理っぽくなる。1人前100円ほどの食材でも、外食したら1000円以上はしそうな味になる。それも、慣れれば5分ほどでチャチャッと作れちゃうんだから、ぜひ試してみてほしいと思う今日この頃なのだ。


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