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2013.12.12

年用意と年神様

ふだんは神様なんて信じてない人も、ふだんは神様に感謝したことなんてない人も、年が明けて新年を迎えると、よく分からないままに初詣に行く。みんなが行くから自分も行く。とりあえず行っとくか。そんな感じの人も多いから、今どきだから仕方ないのかもしれないけど、中には「神社」と「お寺」の違いを知らない人もいるらしい。だから、母さんと初詣にいくと、2人で顔を見合わせて溜息をついちゃうようなことも多い。

最初に驚くのが、初詣にきた人たちの半数以上が、参道の手前にある手水舎(てみずや)を素通りしていくことだ。これから神様をお参りするのだから、何はともあれ、まずは手水舎に寄って、柄杓のお水で手と口を清めることが基本なのに、俗世の汚れを身につけたまま奥へと進んでいくから呆れちゃう。神社へ行って手水を使わずに先へ進むということは、人の家を訪ねた時に、玄関で靴を脱がずに土足のまま家に上がるようなもんだ。

ちなみに、正しい手水の使い方は、まず右手で柄杓を持って水をすくって左手に水をかけ、次に左手に柄杓を持ち替えて右手に水をかけ、また右手に柄杓を持ち替えて水をすくったら、その水をお椀状にした左手で受けてから口をすすぐ。よく、柄杓から直接、水を飲んでいる人を見かけるけど、あれは絶対にNGだ。

それから、何よりも驚くのが、特に若いカップルや若い家族連れに多いんだけど、参道の真ん中を堂々と歩いていく人たちがいることだ。参道は神様がお通りになる道なのだから、常に真ん中は神様のために空けておき、人間は端を歩くことになっているのに、こんな基本中の基本も知らずに神社に来ている人がいることに驚く。手や口を清めずに、神様のお通りになる参道の真ん中を堂々と歩くなんて、どんなに心の広い神様だって、こんな無礼な人の願いなんて聞いてくださるわけがない。

こうした人たちは、当然のことながら、3回も4回も手を叩いてみたり、礼もせずに手を合わせたりと、お参りの仕方もメチャクチャだ。正しいお参りの仕方は、まず初めに軽くお辞儀をしてからお賽銭を入れ、次に鈴を鳴らし、深く礼を2回して、柏手を2回打ってから静かに手を合わせて、目をつぶって神様に日ごろの感謝をする。ここで初めてお願い事をして、1回だけ深く礼をする。そして、最後に軽くお辞儀をすれば終わりだ。

これが、神社のお参りの基本である「二礼二拍一礼」だ。ただし、全国の神様が集まる島根県の「出雲大社」などは「二礼四拍一礼」と言って、柏手を4回打つことになっている。それから、最初と最後の「軽くお辞儀をする」はマナーとしてのお辞儀であって、「礼」とは別のものだ。

もちろん、こうした基本的なルールも大切だけど、神様をお参りする上で一番大切なことは、自分のお願い事をする前に、まずは「日ごろのことを感謝する」「心の中でお礼を述べる」ということだ。いくらきちんと作法通りにお参りしても、日ごろの感謝もせずにお願い事だけ伝えるのは、あまりにも虫がいい話だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、日本には日本の「新年を迎える準備」があって、これを「年用意(としようい)」と言うんだけど、すべての「年用意」には、ちゃんと意味がある。たとえば「大掃除」、これは単に「年末だからふだんは掃除しないような場所まできれいにしましょう」とか「きれいな家で新年を迎えると気持ちがいい」とかってことだけじゃなくて、お正月に訪ねてくる「年神様(としがみさま)」を迎えるための準備だ。だから、特に玄関はきれいにしなきゃならないし、年神様が宿る「鏡餅」を置く部屋もきれいにする。玄関に門松や注連縄(しめなわ)を飾るのも年神様を迎えるためで、こうした「年用意」のできていない家には、年神様は来てくださらない。

おせち料理を準備するのも「年用意」の1つで、おせち料理にもそれぞれにちゃんと意味がある。「鯛」は「めでたい」という語呂合わせ、「昆布巻き」は「よろこぶ」という語呂合わせだということは良く知られてるけど、「昆布」の場合は、正確には「養老昆布」と書いて「よろこぶ」と読ませて、「長寿」と「喜ぶ」とのダブルミーニングになっている。「紅白かまぼこ」も、「紅白だからおめでたい」という意味だけじゃなくて、水平線や地平線から上る「初日の出」の形を思わせるというダブルミーニングになっている。

「栗きんとん」は黄金色なので「金運」、「田作り」は古来、豊作を願って畑に小魚を撒いたという風習から「五穀豊穣」、「数の子」や「いくら」は卵の数が多いことから「子孫繁栄」、「黒豆」は「マメに働きマメに暮らせるように」という語呂合わせ、「伊達巻」は古来の書物である巻物に形が似ていることから「知識」「勉学」「受験」などの祈願、「海老の姿焼き」や「海老の鬼柄焼き」は海老のように腰が曲がるまで元気に長生きしたいという「長寿」、それぞれに意味がある。

二段重ねのお重の場合、ここまでに紹介したのが「一の重」で、下の「二の重」に詰められているおせち料理にも、それぞれ意味がある。「お煮しめ」はいろいろな野菜などが一緒になっていることから「家族が仲良く過ごせますように」という願い、「蓮根」は穴が多いことから「将来をよく見通せるように」という願い、「たこのお刺身」や「たこの煮物」は足が八本あることから「末広がり」、「紅白のなます」はお祝いの水引きをかたどったもので「平和な暮らし」、「百合根」は鱗状に重なっていることから「和合」、「牛蒡(ごぼう)」は地中に広く根を張ることから「土台のしっかりした堅実な暮らし」、「里芋」は子芋がたくさんできるので「子宝」、「くわい」は尖った芽を出すことから「芽が出る」、「橙(だいだい)」は「代々」の語呂合わせで「子孫繁栄」、「はぜの甘露煮」はハゼが狙ったエサを大きな口でパクリと食べてしまうことから「目標達成」、他にも、全国各地には、その土地土地のおせち料理があり、それぞれにちゃんと意味がある。

だから、おせち料理の場合は、自分が「何を食べたいか」「何が好きか」じゃなくて、本来は「何を願っているか」で食べるものを決めたほうがいい。お金が欲しい人は、たとえ甘いものが苦手でも「栗きんとん」を胸焼けするほど食べるしかないし、受験生は「伊達巻」をメインに食べたほうがいいし、子供が欲しい人は「数の子」と「いくら」と「里芋」と「橙」を食べたほうがいい。もちろん、これで願いが叶うという科学的根拠は皆無だけど、少なくともプラシーボ効果は期待できる。


‥‥そんなワケで、あたしの願い事と言えば、やっぱり今年達成できなかった競馬の「WIN5で2億円」だ。まだ競馬は2週間あるから、チャンスもあと2回あるけど、正直、1回に100円か200円しか買ってないから、自分でも「当たるわけがない」と思いながら買い続けてる。だから、買う前から断言しとくけど、今週末も来週末も当たらないと思う。だけど、何と言っても来年は「午年」だ。今年は「巳年」だったから「ヘビーな1年」だったけど、来年は「午年」なんだから「ウマくいく1年」になるハズだ。

だから、来年こそは「WIN5で2億円」という夢を現実にするために、ちゃんと「年用意」をして、年神様に来ていただき、初詣に行って神様にお願いをして、おせち料理も「何を食べたいか」「何が好きか」じゃなくて「何を願っているか」で食べるものを決めたいと思う。でも、さっき挙げた中で効き目がありそうなのは、「金運」がアップする「栗きんとん」しかない。あとは、「目標達成」の「はぜの甘露煮」くらいだ。

この「栗きんとん」の「金運」というのは、もちろん宝くじが当たったりとかの臨時収入的なものも含まれるだろうけど、基本的には「商売がうまく行く」とか「昇給する」とかの真面目なパターンなんだと思う。それから、「はぜの甘露煮」の「目標達成」にしても、「何かの国家試験に合格する」とか「マイホームを建てる」とかの真面目なパターンが主流っぽい感じがする。やっぱり、背景に「神様」がいると、なかなか「競馬で大穴」みたいなお願い事は頼みずらいし、何よりも不謹慎な感じになっちゃう。

「ギャンブルで大金をゲット」とか「女にモテモテ」とかの不謹慎なお願い事は、「神様」じゃなくて、週刊誌の広告のページとかに載ってる怪しげなブレスレットのほうが向いてるし、こんな不謹慎なことを他力本願で望んでるようなダメ人間だからこそ、あんな詐欺まがいの商品にお金を払っちゃうんだろう。

でも、あたしの場合は、お願い事こそ「WIN5で2億円」という不謹慎なものだけど、これがホントの夢じゃない。あたしの夢は、WIN5で当たった2億円を資金にして、瀬戸内海に小さな無人島を買って、保健所で殺処分される猫たちを引き取り、猫たちが幸せに暮らせる「猫アイランド」を造ることだ。いろいろと調べてみたら、瀬戸内海の無人島は2000万円くらいで買えるみたいだから、2億円あれば、建物や桟橋の建設、小型船、発電機やソーラーシステムなどを揃えることができる。

とは言っても、今、日本で殺処分されてるのは、1年間に犬が5万~10万匹、猫が15万~20万匹なので、さすがにこれをすべて引き取ることは不可能だ。それに、これはあくまでも1年間の数だから、20万匹の猫をぜんぶ引き取ったとしても、また次の年には20万匹を引き取らなきゃならないワケで、5年後には100万匹になっちゃう。100万匹の猫を従えた猫王国の猫女王様ってのもマンザラじゃないけど、ここからはあたしの十八番の「妄想」の世界になっちゃうから、話をクルリンパと現実に戻す。

で、あたしが見つけた無人島の面積とか予算とかの現実的な面から考えると、「猫アイランド」で引き受けられるのは最大で500匹程度だ。だから、引き取った猫たちを生涯めんどう見る‥‥って形じゃなくて、猫を引き取りつつ里親を探して、猫を回転させていかなきゃならない。こうしないと、多くの猫の命を救うことができないからだ。そのためには、スタッフも必要だし、何らかの組織にしないとダメかもしれないし、とても2億円じゃ無理になってくる。じゃあ、どうすればいいか?それは、「WIN5で2億円×2」だ(笑)

もともとが「宝くじで3億円当たったらどうする?」とおんなじレベルの話なんだから、最初のお金の部分に関してブレちゃいけない。「WIN5で当たった2億円を元手に投資して」とか「WIN5で当たった2億円を元手に起業して」なんて考えは愚の骨頂だ。そこらのカネの亡者たちと大差なくなっちゃう。あたしはお金儲けには興味ないし、こんなものは夢でも何でもない。あたしは、100円で買った馬券が2億円になり、その2億円で何千匹、何万匹もの猫の命を救うことができれば、こんなにハッピーなことはないと思ってるだけだ。だから、2億円で足りないなら、「2億円のWIN5に2回当たりますように」と神様にお願いするだけだ。


‥‥そんなワケで、この夢を現実にするために、あたしが考えたのが、「夢の実現おせち料理」だ。ナニゲに安倍首相の「成長戦略実現国会」に似てるけど、あたしは安倍首相のように「成長戦略実現国会」と宣言しながら成長戦略なんかホッタラカシで「特定秘密保護法案」なんかを強行採決するようなペテン師じゃない。ちゃんと命名した通りのおせち料理を作る。「栗きんとん」の「金運」や「はぜの甘露煮」の「目標達成」じゃ「特定秘密保護法案」みたいに解釈の幅が広すぎて「WIN5で2億円」をピンポイントで狙うことができない。そのために、もっとギャンブルに特化したおせち料理、競馬に特化したおせち料理を考えた。それが「あたしの大好物」だ。とにかく、何でもいいからあたしの大好きなものをお正月に食べて「うまかった!」と言う。もちろん「馬勝った」の語呂合わせだ。これを5回繰り返せば、あたしの選んだ人気のない馬が5レース連続で勝つと思う今日この頃、皆さん、これであたしの「WIN5で2億円」の夢は楽勝ヒヒ~ン♪(笑)


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