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2014.12.23

競馬で勝って柚子湯でほっこり

しばらく前まで、あたしは「競馬は1週間に2500円まで」ってことにして楽しんでたんだけど、アベノミクスによる食料品や日用品の値上げラッシュで、ジョジョに奇妙に生活が苦しくなって来たので、ここ2ヶ月くらいは、さらに小規模に競馬を楽しんでた。せっかくの年末のGⅠシーズンだから、最低でもGⅠレースだけはと思って買ってるけど、土曜日は何も買わずにラジオ中継を聴いてるだけだったり、日曜日もGⅠに300円、あと2レースに200円ずつで合計700円とか、こんな買い方をして来た。

買うレース数が少なくなれば、的中する確率も低くなるワケだけど、いつも穴狙いのあたしだから、10レースに1回でも的中すれば楽勝でプラスになる。それで、11月は何とかプラス収支で乗り切れたんだけど、12月に入ってからは、2週連続で全滅で、2000円弱のマイナスになってた。今年のGⅠは、あと2レース、21日の「朝日杯フューチュリティステークス」と28日の「有馬記念」だけだ。

そう思ったあたしは、この2レースだけに集中することにした。それで、20日の土曜日は、好きな馬が出るレースが2レースあったんだけど、買わずにラジオ中継を聴いてた。そしたら、あたしの好きな馬は、両方ともダメだった。ここで、あたしは、最初の難関を乗り越えた。だって、もしも買ってたら、買ったぶんだけマイナスになってたからだ。

で、翌日のGⅠ「朝日杯フューチュリティステークス」、名前が長いから「朝日FS」って略しちゃうけど、顔ぶれをザッと見てみると、どの馬が勝ってもおかしくない。ディープインパクト産駒のダノンプラチナが1番人気、ネオユニヴァース産駒のブライトエンブレムが2番人気、クロフネ産駒のクラリティスカイが3番人気、ステイゴールド産駒のアッシュゴールドが4番人気、ハーツクライ産駒のナヴィオンが5番人気で、ここまでの5頭が単勝オッズ1ケタの中にひしめいてる。これじゃあ、手広く買わないと馬券は獲れない。300円で勝つ気のあたしには、なかなか難しい顔ぶれだ。

だけど、これは、みんな今年デビューしたばかりの2歳馬だけのレースだ。積極的に使って来たペイシャオブローとかは春のデビューから7戦してるけど、大半の馬は4戦以下だし、秋にデビューした馬は2戦しかしてない。だから、ハンデ戦と同じで、大穴が開く可能性がある。そこで、あたしが目をつけたのが、どの専門家もほとんど名前を出さなかったアルマワイオリだった。

アルマワイオリは、18頭中14番人気で、単勝は65倍のオッズで、普通に考えたら来るワケない馬だけど、これまでの4戦を見てみると、デビュー戦を1着で飾ったのに2戦目は6着、3戦目は1着で飾ったのに4戦目は4着、つまり、1戦ごとに良かったり悪かったりしてる。このバイオリズムで行くと、今回は1着になる。そして、何よりも期待できる要素が、この馬はマツリダゴッホ産駒だということだ。

マツリダゴッホと言えば、競馬を観るのは好きでも、馬券はほとんど買ったことがなかったあたしが、7年前の2007年の年末に、「祭りだ!ゴーゴー!祭りだ!ゴーゴー!」という掛け声で、馬のお神輿を担いでくる人たちの夢を見たことから、「有馬記念」の馬券を買いに行くという友人に頼んでマツリダゴッホの単勝を1000円買って来てもらったら、9番人気だったこの馬がマサカの1着になり、あたしの1000円は5万円以上になり、無事に年を越すことができた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、この時点、つまり、土曜日の夜の時点では、マツリダゴッホ産駒のアルマワイオリからの馬単で大穴を狙うか、3番人気のクロフネ産駒のクラリティスカイから無難に買うか、迷ってた。それで、ツイッターにも、この2頭のどっちかから馬連か馬単を買うつもり‥‥ってつぶやいた。そして、翌日になり、ラジオから専門家たちの予想やパドックレポートを聴いてるうちに、こりゃあアルマワイオリが勝つのは難しいかな?‥‥って気持ちになって来た。

でも、クラリティスカイから無難に馬連を買ったところで、的中しても2~3000円がいいとこだし、好きなクロフネ産駒と言っても芦毛じゃない。逆に、1番人気のダノンプラチナは、あたしの好きな芦毛だけど、あたしの嫌いなディープインパクト産駒だ。じゃあ、アルマワイオリから行くか‥‥ってのも踏ん切りがつかない。この顔ぶれだと、どんなにがんばっても2着か3着がいいとこだろう。

そこで、あたしが選択したのが、「アルマワイオリががんばって2着に入る」っていう馬券、つまり、アルマワイオリを2着に固定した馬単だ。1着は、もちろん強い馬たち、1番人気のダノンプラチナ、2番人気のブライトエンブレム、3番人気のクラリティスカイ。ここんとこ、応援してる馬や好きな馬を1着、上位人気馬を2着にした馬単で連敗してたから、ここは欲を出さずに、「人気のある強いお馬さんたち、どうぞどうぞ、勝ってください。その代わり、人気のないうちの子をせめて2着にしてください」作戦だ!(笑)


‥‥そんなワケで、いよいよ待ちに待った「朝日FS」が始まった。あたしが期待してる6番のアルマワイオリは、後方の内につけたんだけど、前も左も馬だらけで動くことができない。専門家の人が俗に「馬ゴミ」って呼んでる状態だ。だけど、4コーナーの手前あたりで「馬ゴミ」が少しバラけた瞬間、勝浦正樹騎手が巧いこと1頭ぶんだけ外に出して、進路を作った!そして、最後の直線で外からグングン伸びてくる2番のダノンプラチナの内側で、地味に前に出て、ゴール板の直前でダノンプラチナが先頭に立ったと同時に、アルマワイオリはクラリティスカイを差し切って2着に入った!


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ビンゴ!1着が1番人気のダノンプラチナだったのに、2着が14番人気のアルマワイオリだったから、この「2→6」の馬単は20260円も配当がついた。もしも、最初の予想通りに大穴を狙ってアルマワイオリからの馬単を買ってたら、3回連続で逆目になってたワケだから、ここは控え目の馬単が成功したってワケだ。

もちろん、これは結果論だけど、少ない予算で小さく楽しんでるあたしの競馬は、こんなふうな買い方をしないと、なかなか的中しない。そして、こんなふうな買い方を続けてると、10レースに1回くらいは的中するから、トータルでマイナスになることは少ない。最悪、10レース連続でハズレたとしても3000円のマイナスだから、ドキドキワクワクしながら競馬を10レースも楽しめたという「観戦代」だと割り切ることができる。


‥‥そんなワケで、7年前、マツリダゴッホのお陰で年を越すことができたあたしは、「午年」の今年、そのマツリダゴッホの子どものお陰で何とか年を越せることになった。こういうのって、競馬を続けて来ないと味わえない感動だし、とっても感慨深い。そして、もしかすると、10年くらい先には、マツリダゴッホの孫のお陰で年を越しているかもしれないのだ‥‥って、10年後にもギャンブル頼りの年末を迎えてる自分を想像しちゃうとこがアレなんだけど(笑)、明けての22日の月曜日は「冬至」だったので、あたしは、前日に用意しといた南瓜を煮て、お砂糖を使わずに薄い塩味で炊いた小豆のあんかけにして、母さんといただき、夜は母さんと柚子湯で温まり、今年も無事に年が越せることを感謝した今日この頃なのだ♪


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