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2015.01.27

加納有沙アナの1stアルバム『Alissa 1』リリース!

文化放送の女子アナは、みんなそれぞれに特徴と持ち味があって、みんなそれぞれに素晴らしいけど、その中でも、あたしが一番好きなのが、八面六臂の大活躍を続ける加納有沙アナだ。一昨年の2013年4月、「腹黒姫」こと石田絵里奈アナの退社にともない、北陸放送(MRO)からムロリン(室照美アナ)、九州朝日放送(KBC)から有沙ちゃん(加納有沙アナ)が文化放送に入社した。

ムロリンは、基本、月~金の帯の「吉田照美 飛べ!サルバドール」のアシスタントとして、日々「聞かない力」を発揮する吉田照美長老を調教し続けてるけど、他には、日曜の早朝の「週刊ニュースルーム」や日曜午後の「みのもんたのニッポンdiscover again」のナレーションなど、わりとマジメな番組を担当してる。

一方、有沙ちゃんは、ザックリ言えば「バラエティー担当」だ。もちろん、マジメなニュースを読んだりもするけど、月~金の「吉田照美 飛べ!サルバドール」の中の「高田純次 毎日がパラダイス」のアシスタントをつとめ、月曜は「くにまるジャパン」と「グッチ裕三 今夜はうまいぞぉ!」、火曜は「近藤真彦 くるくるマッチ箱」、日曜は「林家たい平 咲いて!孫心 夢ごころ」と「キニナル」、これだけでも大変そうなのに、今年のお正月には「箱根駅伝」のコース紹介までやってた。

そして、これらの番組の中で、遠くまで取材に行ったりもしてるし、他の番組でも、誰かのピンチヒッターとして登場することがある。あたしの想像なんだけど、もしかしたら文化放送では、「困った時には加納を使え!」という暗黙のルールができちゃったんじゃないだろうか?(笑)

あたしが有沙ちゃんを好きなのは、第一に「いつでも明るく元気いっぱいで、有沙ちゃんの声を聴いてるとこっちも元気になれる」って点だ。そして、第二に「ポテンシャルの高さ」だ。どんなメインパーソナリティーのこともキチンと立てつつ、どんな無理難題や下ネタにも嫌な顔ひとつせず、バツグンの反射神経で最善の対応をする。モノマネなどのネタ振りには瞬間的に反応し、変なツッコミにはカブリ気味にツッコミ返し、下ネタは笑い飛ばしたりマタドールのようにサラッとかわす。有沙ちゃんの素晴らしいリアクションに、あたしはこれまで何度「ブラボー!」って思ったか分からないほどな今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、何でこんなに有沙ちゃんのことを持ち上げて来たのかと言えば、文化放送のアナウンサーをつとめるカタワラ、ジャズシンガーとしてライブ活動を続けて来た有沙ちゃんが、先日、1月21日の27歳のお誕生日に、「Alissa(アリッサ)」の名義で、ジャズ・ボーカルの名曲のカバーを収めたファーストアルバム『Alissa 1』をリリースしたからだ!有沙ちゃん、お誕生日&ファーストアルバムのリリース、おめでとう!


As1


『Alissa 1』

M1 Cry Me A River
M2 Blue Moon
M3 Hot Toddy
M4 What A Difference A Day Makes
M5 Something Stupid

Bonus track
M6 What A Difference A Day Made

M7 Cry Me A River (inst)
M8 Blue Moon (inst)
M9 Hot Toddy (inst)
M10 What A Difference A Day Makes (inst)


えっ?有沙ちゃんが歌ってるのは10曲のうち6曲で、残りの4曲はインストなの?‥‥って思ったのもトコノマ、このアルバムは、もちろん有沙ちゃんのボーカルがメインなんだけど、演奏してるミュージシャンも素晴らしいのだ!

ギターは「はっぴぃえんど」や「ティン・パン・アレー」などでお馴染みの大御所、鈴木茂さん、ストリングスアレンジは元「芍薬(しゃくやく)」の美人バイオリニスト、クラッシャー木村さん、サックスはブラジルのグスターボ・アナクレードさん、そして、下北沢を中心に活躍しているジャズバンド、「ブラサキ」こと「ブラッデスト・サクソフォン」の皆さん、あまりにも豪華すぎる顔ぶれだ。だから、このインスト4曲は、「演奏だけをジックリと聴いてみたい」というマニアのためのクレジットだと言える。

この顔ぶれの演奏で、それもアナログ録音にこだわったトラック、そして、この名曲の数々なんだから、あとは有沙ちゃんのボーカルにすべてが懸かってる。リリース日の21日に、「くにまるジャパン」の中で、1曲目の「Cry Me A River」だけは流したけど、他の曲は未知の世界だ。有沙ちゃんのジャズは、これまでにも何度も聴いてるけど、これほど素晴らしいトラックで、それもCDで聴くのは初めてだから、あたしはワクワクしてCDが届くのを待ってた。

で、届きました♪‥‥ってなワケで、さっそくCDを聴きつつ、今、これを書いてるワケだけど、1曲目の「Cry Me A River」は、「くにまるジャパン」で聴いた時にも感じたように、ナニゲに「ウルトラQ」のOP曲を思わせるベースラインと有沙ちゃんのやさしい歌声が絡み合って、不思議な魅力を醸し出してた。そして、2曲目、3曲目と進むうちに、あたしの脳内シアターには、半世紀以上も前のモノクロのフランス映画のような映像が流れ始めた。

たとえば、1955年のジャン・ギャバンとフランソワーズ・アルヌールの『ヘッドライト』、原題は『Des gens sans importance (市井の人々)』、この映画の中では、「テルミン」の一種の電子楽器、真空管の発信音を利用して音を出す「オンド・マルトノ」が使われていて、映像に何とも言えない切なさと奥深さを与えている。自分が体験していない時代のことなのに、何とも言えない懐かしさ、言葉にできない郷愁を感じる。これと同じ感覚が、有沙ちゃんのアルバムからも感じられたのだ。

そして、5曲目の「Something Stupid」が始まった。この曲は、フランク・シナトラと娘のナンシー・シナトラのデュエットが有名だけど、日本では「恋のひとこと」というタイトルで、竹内まりやさんがカバーアルバム『Longtime Favorites』の中で大瀧詠一さんとデュエットしてる。だから、この曲だけは男性ボーカルが必要で、有沙ちゃんが1人で歌うことはできない。どうするんだろう?‥‥って思ってたら、これがメッチャ素晴らしいデュエット曲に仕上がってて、クレジットを見てみたら、ナナナナナント!シュガー・スペクターさんが歌ってた!

シュガー・スペクターさんは、本名が「佐藤」だから「シュガー」、リボンマイクや真空管アンプなどのヴィンテージ機材の専門家であり、音楽プロデューサーであり、ギター、ベース、キーボードなどのミュージシャンであり、「ブラサキの7人目のメンバー」とも呼ばれてる‥‥ってことは、そうか!このアルバム全体から伝わってくる不思議な懐かしさ、半世紀以上も前のフランス映画のような温かさと切なさの混じり合った郷愁は、シュガー・スペクターさんの仕掛けだったのかも知れない!

そう思ってクレジットを確認してみたら、ビンゴ!プロデュースもレコーディングもミキシングもマスタリングもすべてシュガー・スペクターさんだった!じゃあ、CDのジャケ写で有沙ちゃんが手を添えて歌ってるリボンマイクも、シュガー・スペクターさんのコレクションの1つなのかも知れない!凄いぞ、このアルバム!


As2


‥‥そんなワケで、CDが届く前から、あたしが楽しみにしてたのが、6曲目のボーナストラック「What A Difference A Day Made」だ。文化放送の通販サイト「ショップQR」の紹介文には、「ディスコバージョン」て書かれてる。これは、4曲目の「What A Difference A Day Makes」と同じ曲で、日本語のタイトルは「縁は異なもの」、もともとはスペイン語の歌詞で作られたもので、あとから英語の歌詞が付けられて、ジャズのスタンダードナンバーになったものだ。

で、この曲を「ディスコバージョン」にアレンジしたってことだけど、サスガに「ユーロビート」ってワケはないだろうから、あたしは勝手にソウルっぽいものを想像してた。それで、有沙ちゃんとのツイッターでのやり取りの中で、こんなことを書いた。


Tt10

有沙ちゃん、お誕生日おめでとう!そして「Alissa1」のリリースおめでとう!「縁は異なもの」が「Makes」と「Made」でアレンジを変えてあるんですね!聴くのが楽しみです♪ 有沙ちゃんにとって、ますます素晴らしい1年になりますように~\(^O^)/
10:58 - 2015年1月21日


Tt11

ありがとうございます!!そうなんです!ボーナストラックで、バージョン違いで歌っていますが、かなりびっくりな歌い方をしております。カヒミカリを見習って…(ぇ⁉)よろしかったらぜひ。
15:29 - 2015年1月21日


Tt12

有沙ちゃん、さっそく申し込みました!ボーナストラックはディスコバージョンとのことなので、アレサ・フランクリンならぬアリサ・フランクリンが炸裂するのかと期待してましたが、意外にもセクシー&キュートなカヒミカリィ系ですか?届いたらブログで宣伝しちゃいますね♪
17:12 - 2015年1月21日


Tt13

ありがとうございます!!これが私のいっぱいいっぱいですwwwブログ楽しみです♪感謝!!
22:30 - 2015年1月21日


‥‥そんなワケで、カヒミ・カリィさんのようなセクシーでキュートな歌声での「ディスコバージョン」ていうのが、あたしにはイマイチ想像できなかったので、どんなふうに仕上がっているのか、あたしは凄く楽しみにしていた。そしたら、「ディスコバージョン」というよりも、サンバっぽいアレンジの「ダンスバージョン」で、いきなり有沙ちゃんのセクシーな溜め息が炸裂!


「Ahh~~Oh~~Ahh~~Oh~~Yeah~~♪」


今、まさに、「平成の青江三奈」が降臨した!‥‥って、これはちょっと違うか(笑)‥‥なんてのも織り込みつつ、5曲目までとは別人のような有沙ちゃんのウィスパーボイスが、セクシーに、キュートに、16ビートのハイハットに絡みついて行く!ブラボー!やっぱり「有沙ちゃん」じゃなくて「Alissa」だ!CDのパッケージに、「文化放送アナウンサー 加納有沙が歌う珠玉の1枚」っていうシールが貼ってあったけど、ホントに「珠玉の1枚」だった!


As3


そして、インスト4曲もタップリと楽しめたし、初回特典の「有沙ちゃんの直筆サイン入りブロマイド」は、胸元と言い、脚と言い、口と言い、鼻の穴と言い、「マジでここまでやるのか!」ってほどのキレキレぶりで、とてもここではお見せすることができない(笑) でも、ブロマイドは複数あって、どれがプレゼントされるかは分からないそうなので、もっと凄いのがあるのかも知れない。


‥‥そんなワケで、加納有沙ちゃんの『Alissa 1』は、あたしの予想を遥かに超えた素晴らしいアルバムだったけど、このタイトルが『Alissa』じゃなくて『Alissa 1』だと言うことは、当然、『Alissa 2』、『Alissa 3』、『Alissa 4』、『Alissa 5』‥‥と続いて行くことが簡単に推測できる。もしかすると、次はカバーだけじゃなくて、吉田照美長老が作詞したオリジナル曲が収録されるかも知れない。だけど、そのためには、たぶん、「この『Alissa 1』が完売しなきゃならない」っていう、文化放送的な大人の事情があるような気もする‥‥ってなワケで、皆さん、とってもステキなアルバムなので、文化放送の「ショップQR」で、ぜひ、お買い求めくださ~い♪


■ショップQR■
http://joqr.shop-pro.jp/


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