「日ハムが勝つと競馬で負ける」の法則
あたしの競馬は、1週間に2500円までっていう上限で楽しんでたんだけど、今年になってからなかなか勝てないので、少し縮小してた。3場所開催の時は、少なくとも3場所のメインレースだけは買ってたんだけど、これも「3連単」ならぬ「3連敗」がメジロマックイーンだったので、たとえGⅢでもGⅡでも「これは!」と思ったレースしか買わないことにした。
だから、1日に1レースしか買わなかったり、それも300円とかだから、なかなか当たらない。買うレース数が極端に少なくなったんだから、当然、的中率も低くなったワケで、これは仕方ないことなんだけど、それにしても当たらない。以前は、ハズレはハズレでもカスッてたり、5→1と買ってた馬単が1→5の逆目だったりと、ナニゲに「惜しい」って感じだったのに、ここんとこはカスリもしない。
たとえば、4月5日(日)のこと、中山メインのGⅢ「ダービー卿チャレンジトロフィー」で、あたしは、ブレイズアトレイルとアーデントという2頭の芦毛の馬連とワイドを買ったんだけど、ブレイズアトレイルは5着、アーデントは8着、カスリもしなかった。阪神のGⅡ「大阪杯」に至っては、最終追い切りで1番人気のキズナよりも時計が良かったキングズオブザサンに期待して、この馬から上位4頭への馬単を買ってたんだけど、キングズオブザサンは、ナナナナナント!14頭中ビリだった!
でも、この日、競馬と並行して行なわれてた「オリックス×日ハム」のデイゲームは、中田翔が満塁ホームランを打ち、先発の武田勝も5回2失点で今季初勝を上げ、投打のかみ合った日ハムが5連勝を決めた。だから、あたしは、競馬には負けたけど、ご贔屓の日ハムが勝ったことで、気分よく月曜日を迎えることができた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、競馬は4月から「春のGⅠラッシュ」が始まるので、この翌週の12日は阪神でGⅠ「桜花賞」が開催された。GⅠということもあり、あたしは、6番人気のキャットコインと2番人気のココロノアイから馬連で手広く買ってたんだけど、勝ったのは5番人気、7番人気、8番人気の3頭で、あたしの選んだ2頭は7位と10位、これまたカスリもしなかった。
一方、「ソフトバンク×日ハム」のデイゲームは、先発の大谷翔平が7回無失点、中島卓也のタイムリーによる1点を守り切って、開幕から3勝目をあげた。だから、またまた競馬が当たらなかったあたしだけど、日ハムが勝ったこと、それも、大好きな大谷翔平が3勝目をあげたことで、これまた気分よく月曜日を迎えることができた。
そして、次の19日、今度は中山でGⅠ「皐月賞」が開催されるんだけど、あたし的には前日の18日(土)のJ・GⅠ「中山グランドジャンプ」が楽しみだった。大好きなクロフネ産駒の芦毛、アップトゥデイトが出るからだ。アップトゥデイトは4番人気で単勝12倍なので、この馬から上位馬への馬単を買っても高配当は望めない。そこで、あたしは、思い切って1~3番人気をすべて切って、この馬から5、6、7番人気への馬連で勝負することに決めた。
障害レースは、人気馬が落馬することもあるので、ハンデ戦と同様に荒れることも多い。そしたら、結果はビンゴ!15頭中5頭が落馬するという波乱の展開になり、見事にアップトゥデイトが逃げ切って、2着に5番人気のソンブレロが入り、あたしは久しぶりに予想が的中した。馬連なのに4640円も付いた。
だけど、あたしがビックリしたのは、久しぶりに競馬が当たったことよりも、久しぶりに日ハムが負けたことだった。この日の「楽天×日ハム」は、日ハムが1回に先制点を取り、レアードのソロホームランによる追加点もあったのに、それ以上に点を取られて「4-2」で負けちゃったのだ。
‥‥そんなワケで、ここまで来ると、ナニゲに「日ハムが勝つとあたしが競馬で負ける、あたしが競馬で勝つと日ハムが負ける」というフレーバーが漂い始めてきちゃったワケだけど、まだ、確定したワケじゃない。次の日にはGⅠ「皐月賞」がある‥‥ってなワケで、今回の「皐月賞」であたしが選んだのは、大逃げに期待したスピリッツミノルと芦毛の実力馬ダノンプラチナだった。
だけど、スピリッツミノルは周囲を塞がれて前へ行けずに9着に沈み、ダノンプラチナに至っては11着と大敗した。一方、この日の「楽天×日ハム」は、先発の大谷翔平が9回無失点の4勝目をあげた。
そして、1週間後の26日(日)は、京都のGⅡ「読売マイラーズカップ」で、あたしが選んだ2番人気のフルーキーは5着に敗れたけど、「日ハム×オリックス」は、中田翔のタイムリーで1回から先制し、先発の大谷翔平は足が釣って5回で降板したけど、それでも今期5勝目をあげた。
なんですか?これは!日ハムが勝つと、あたしが競馬で負ける!‥‥つーか、あたしが競馬で負けると、日ハムが勝つ!その上、高い確率で大谷翔平が勝ち星をあげる!日ハムが勝つのは嬉しいし、大谷翔平が勝つのも嬉しいけど、そのためにあたしが競馬で負けなきゃなんないなんて!
‥‥そんなワケで、愛する日ハムのためとは言え、お財布にやさしくないハタ迷惑なジンクスが確立されつつ、「春のGⅠラッシュ」も佳境を迎え、5月3日(日)、京都のGⅠ「春の天皇賞」がやって来た。このレースは、あたしは最愛のゴールドシップから買うことに決めてたから、特に悩むことはなかった。ただ、ゴールドシップ自体が2番人気だったから、この馬からの馬単で、1番人気のキズナや3番人気のアドマイヤデウス、4番人気のサウンズオブアースなど、単勝オッズが1ケタの馬へ買っても意味がない。それで、あたしは、上位馬はすべて切って、単勝オッズが2ケタになる5番人気から9番人気までの5頭を2着にした馬単5点で勝負することにした。
だけど、今回のゴールドシップには、ちょっと不安な材料があった。もともとが「きかん坊」の馬なのに、水曜日の美浦での追い切りのあと、横山典弘騎手を乗せたまま大暴れしたと言うのだ。もしかして「ゴキゲンナナメ」だったりすると、最後の直線で本気を出してくれない。
それで、あたしは、この日の「ロッテ×日ハム」の中継をチェキしてみた。そしたら、ちょうど4回が終わったとこだったんだけど、ロッテは初回から得点を積み重ねてて、すでに「4-0」だった。そして、続く5回の表に中島卓也のヒットと西川遥輝のタイムリースリーベースで1点、田中賢介の内野ゴロで1点と、何とか2点を返したけど、その裏にまた1点を返された。
「これって、日ハムの負けパターンじゃん」
そう感じたあたしは、ここで、これまでの不思議なジンクスを検証してみることにした。これまで続いて来たジンクス、つまり、「日ハムが勝つとあたしが競馬で負ける、あたしが競馬で負けると日ハムが勝つ」というジンクスが本物なら、もしもこのまま日ハムが負けると仮定した場合は、あたしは競馬で勝つことになる。ようするに、すでに買ってる5点の馬単のうち、どれが1点が的中するということになる。
それなら、それに乗っからなきゃもったいない。せっかくくのチャンスなんだから、大きく儲けよう。そう考えたあたしは、自分の買った5点の馬単の2着馬をチェキし直した。5番人気のラストインパクトは、言ってもディープ産駒だから、やっぱり距離の不安がある。6番人気のウインバリアシオンは、前々走まではパッとしない‥‥なんて考えてたら、あたしには前走のGⅢ「ダイヤモンドステークス」をサックリと買ってる7番人気のフェイムゲームに目が止まった。
ステイヤーとしての経験値も高いし、スタミナのある馬だからヘタしたらゴールドシップを差し切る可能性だってある。そこで、あたしは、1番のゴールドシップと14番のフェイムゲームを固定して、3連複を買ってみることにした。そして、7番人気のフェイムゲームが突っ込んで来れば、上位馬の大半は馬群に沈み、代わりにブービー馬が釣られて上がって来ると思ったので、フェイムゲームよりも下位の馬、8、9、10、11、12、13番人気の6頭を組み合わせた。
‥‥そんなワケで、ファンファーレとともに第151回の「春の天皇賞」が始まったワケだけど、ゴールドシップがなかなかゲートに入らない。後ろ向きにゲートに近づけてみたり、いろいろとやってるんだけど、どうしても大人しくゲートに入ってくれない。もしかして、また「ゴキゲンナナメ」なのかな?‥‥なんて不安が脳裏をよぎりつつも、なんとかゲートに収まり、レースが始まってみれば、まるで去年の「宝塚記念」のリプレイ映像のような落ち着いた展開。
最後尾の外側ののんびり走るゴールドシップには、前を走る馬たちなんていつでもゴボウ抜きできるという自信が満ち溢れてる。そして、中盤には軽い足取りでスイスイと順位を上げ、完全に全馬を射程距離にとらえた。4角を回って大外3番手、ゴールドシップにとってのベストポジションだ。
そして、各馬が一気に加速する中、次元の違う末脚で先頭に立ったゴールドシップ。そこに鬼の末脚で突っ込んで来たのがフェイムゲームだった。3着は必至に残ったカレンミロティック。2番人気、7番人気、10番人気という組み合わせて、あたしの馬単も3連複も見事に的中した。「1→14」の馬単は8480円、「1-2-14」の3連複は5万7160円、久しぶりの‥‥って言うか、今年初の万馬券だ。
‥‥そんなワケで、この後、「ロッテ×日ハム」は、8回裏にデスパイネがトドメのツーランを放ち、日ハムは「7-2」で負けた。あたしは競馬に勝ち、日ハムは負けたってワケだ。だから、今のとこ、この不思議なジンクスは継続してるし、今週末の「NHKマイルカップ」、翌週の「ヴィクトリアマイル」、その次の「オークス」、その次の「日本ダービー」と、5月のGⅠラッシュは続いて行く。あたし的には、現役馬の中で一番好きなホエールキャプチャが出る予定だった「ヴィクトリアマイル」が開催される5月17日だけは、日ハムに負けてもらって、ホエールキャプチャに有終の美を飾って欲しいと思ってたけど、残念ながらホエールキャプチャは、左前脚に不安が出たため、「ヴィクトリアマイル」を回避して引退することになった。だから、日ハムは、もう何にも遠慮せずに、ジャンジャン勝ち進んで欲しいと思う今日この頃なのだ♪
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